JP2003091953A - スライダ装置 - Google Patents
スライダ装置Info
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- JP2003091953A JP2003091953A JP2001399374A JP2001399374A JP2003091953A JP 2003091953 A JP2003091953 A JP 2003091953A JP 2001399374 A JP2001399374 A JP 2001399374A JP 2001399374 A JP2001399374 A JP 2001399374A JP 2003091953 A JP2003091953 A JP 2003091953A
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- head
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドの位置を細かく調節することができる
スライダ装置を提供すること。 【解決手段】 データ記憶装置のためのスライダ装置6
0であって、スライダ110と、スライダ110上に取
り付けられた圧電素子130と、圧電素子130上に取
り付けられたヘッド140とを備え、スライダ110は
移動可能で、圧電素子130はデータ記憶媒体に対する
ヘッドの位置を調節するように動作可能である。
スライダ装置を提供すること。 【解決手段】 データ記憶装置のためのスライダ装置6
0であって、スライダ110と、スライダ110上に取
り付けられた圧電素子130と、圧電素子130上に取
り付けられたヘッド140とを備え、スライダ110は
移動可能で、圧電素子130はデータ記憶媒体に対する
ヘッドの位置を調節するように動作可能である。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一局面において、
スライダ装置に関する。本発明の他の局面は、データ記
憶装置やハードディスクデータ記憶装置のための作動装
置、およびそのような記憶装置を含むコンピュータシス
テムに関する。
スライダ装置に関する。本発明の他の局面は、データ記
憶装置やハードディスクデータ記憶装置のための作動装
置、およびそのような記憶装置を含むコンピュータシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばいわゆるハードディスクドライ
ブ(HDD)などのようなデータ記憶媒体内に形成され
たトラックに対する読み出し/書き込みヘッドの位置決
めを行うための書き込み/読み出しヘッド位置決めシス
テムが、これまで提案されている。このようなこれまで
提案されているヘッド位置決めシステムには、スライダ
の下面にヘッドが備えられていた。スライダの一端に
は、アームが接続される。アームは、適切なドライブ機
構(たとえば、ボイスコイルサーボモータ(VCM))
によって回転可能であり、スライダを(そして、これに
より、ヘッドを)ディスク表面において径方向に往復す
るように移動させる。
ブ(HDD)などのようなデータ記憶媒体内に形成され
たトラックに対する読み出し/書き込みヘッドの位置決
めを行うための書き込み/読み出しヘッド位置決めシス
テムが、これまで提案されている。このようなこれまで
提案されているヘッド位置決めシステムには、スライダ
の下面にヘッドが備えられていた。スライダの一端に
は、アームが接続される。アームは、適切なドライブ機
構(たとえば、ボイスコイルサーボモータ(VCM))
によって回転可能であり、スライダを(そして、これに
より、ヘッドを)ディスク表面において径方向に往復す
るように移動させる。
【0003】このような装置が長年用いられてきたが、
HDD上に設けられたトラック数を増やしたり(トラッ
ク密度を増やす、と称する)、および/またはトラック
の所定長内に詰め込むことができるビット数を増やす
(ディスクの線密度を増やす、と称する)ことによっ
て、HDDの面密度を増加させる(すなわち、ディスク
のデータ記憶容量全体を増加させる)ことが、近年提案
されている。トラック密度が増加すると、隣接するトラ
ック間の間隔やトラック自体のサイズが減少する。その
結果、このような大容量ディスク向けのヘッド位置決め
システムは、従来の低容量ディスク向けにこれまで必要
とされてきたよりも高いレベルのヘッド位置決め精度を
有しなければならなくなる。
HDD上に設けられたトラック数を増やしたり(トラッ
ク密度を増やす、と称する)、および/またはトラック
の所定長内に詰め込むことができるビット数を増やす
(ディスクの線密度を増やす、と称する)ことによっ
て、HDDの面密度を増加させる(すなわち、ディスク
のデータ記憶容量全体を増加させる)ことが、近年提案
されている。トラック密度が増加すると、隣接するトラ
ック間の間隔やトラック自体のサイズが減少する。その
結果、このような大容量ディスク向けのヘッド位置決め
システムは、従来の低容量ディスク向けにこれまで必要
とされてきたよりも高いレベルのヘッド位置決め精度を
有しなければならなくなる。
【0004】このようなより大容量のディスクの登場に
より、これらのディスクに対するデータの読み出しや書
き込みを行うのに充分なほど高精度であるヘッド位置決
めシステムの開発が必要となる。
より、これらのディスクに対するデータの読み出しや書
き込みを行うのに充分なほど高精度であるヘッド位置決
めシステムの開発が必要となる。
【0005】一般的に、トラック外れ障害(ヘッドがト
ラックから外れてしまうことによって引き起こる障害)
の主な原因には、たとえば、スピンドルベアリングから
の非反復性の心振れ、トラックシークに引き続いて生じ
る残存振動、回転ディスクの気擦、ディスクの振動モー
ド、外的振動および衝撃、サーボライターエラーなどが
ある。
ラックから外れてしまうことによって引き起こる障害)
の主な原因には、たとえば、スピンドルベアリングから
の非反復性の心振れ、トラックシークに引き続いて生じ
る残存振動、回転ディスクの気擦、ディスクの振動モー
ド、外的振動および衝撃、サーボライターエラーなどが
ある。
【0006】たとえば、HDDにおけるヘッドの位置決
め精度は、通常、サーボ帯域幅の観点から測られる。サ
ーボ帯域幅周波数は、トラック外れ障害をヘッド位置決
めシステムがどの程度減衰するか(これは、様々な周波
数の正弦波成分の合計と考えることができる)を知る基
準となる。
め精度は、通常、サーボ帯域幅の観点から測られる。サ
ーボ帯域幅周波数は、トラック外れ障害をヘッド位置決
めシステムがどの程度減衰するか(これは、様々な周波
数の正弦波成分の合計と考えることができる)を知る基
準となる。
【0007】典型的には、ボイスコイルモータなどの従
来提案されてきたヘッド位置決めシステムは、エラーを
サーボ帯域幅周波数の範囲内に減少させることが可能で
あるが、その帯域外の障害に対しては、ほとんど効果が
ないばかりか、障害を悪化させることもある。
来提案されてきたヘッド位置決めシステムは、エラーを
サーボ帯域幅周波数の範囲内に減少させることが可能で
あるが、その帯域外の障害に対しては、ほとんど効果が
ないばかりか、障害を悪化させることもある。
【0008】単純な比例積分微分方式によるヘッド位置
決めシステムにおいて、装置のサーボ帯域幅を増加させ
る最も直接的な方法は、比例利得を増加させることであ
ると考えられる。しかしながら、ヘッドが撓み構造(た
とえば、E−blockやサスペンション)によって制
御入力点から離れてしまう場合には、上記の方法は実現
できない。なぜなら、実際のヘッドの動きは、位相が遅
れたり、VCMとは異なる振幅となることがあるからで
ある。このような場合には、比例利得がある値を超える
と、撓み構造における共振によって、装置が不安定とな
ることがある。
決めシステムにおいて、装置のサーボ帯域幅を増加させ
る最も直接的な方法は、比例利得を増加させることであ
ると考えられる。しかしながら、ヘッドが撓み構造(た
とえば、E−blockやサスペンション)によって制
御入力点から離れてしまう場合には、上記の方法は実現
できない。なぜなら、実際のヘッドの動きは、位相が遅
れたり、VCMとは異なる振幅となることがあるからで
ある。このような場合には、比例利得がある値を超える
と、撓み構造における共振によって、装置が不安定とな
ることがある。
【0009】既知のヘッド位置決めシステムの精度を向
上させるには、ディスクに対してヘッドを移動させるた
めの作動装置を2段備えるようにすることが提案されて
いる。第1段は、ディスクに対してヘッドの位置を大ま
かに調節するために用いられ、第2段は、ディスクに対
してヘッドの位置を細かく調節するために用いられる。
上させるには、ディスクに対してヘッドを移動させるた
めの作動装置を2段備えるようにすることが提案されて
いる。第1段は、ディスクに対してヘッドの位置を大ま
かに調節するために用いられ、第2段は、ディスクに対
してヘッドの位置を細かく調節するために用いられる。
【0010】第2段(業界では、マイクロ作動装置とし
て知られる)は、様々な種類のものがこれまで提案され
ている。たとえば、電磁素子、静電素子、圧電素子、ま
たは熱素子を用いて、ディスクに対してヘッドの位置を
細かく調節することが提案されている。
て知られる)は、様々な種類のものがこれまで提案され
ている。たとえば、電磁素子、静電素子、圧電素子、ま
たは熱素子を用いて、ディスクに対してヘッドの位置を
細かく調節することが提案されている。
【0011】米国特許第5,943,189号は、この
ようなシステムの一例を詳細に説明している。このシス
テムでは、ヘッド位置決め機構のスライダには、(スラ
イダ内のスリット状の切込みによって形成された)ヒン
ジと、スライダをヒンジを中心にして折り曲げて変形さ
せることによってスライダに取り付けられた読み出し/
書き込みヘッドの位置を変化させる圧電素子とが設けら
れている。
ようなシステムの一例を詳細に説明している。このシス
テムでは、ヘッド位置決め機構のスライダには、(スラ
イダ内のスリット状の切込みによって形成された)ヒン
ジと、スライダをヒンジを中心にして折り曲げて変形さ
せることによってスライダに取り付けられた読み出し/
書き込みヘッドの位置を変化させる圧電素子とが設けら
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このシステムは、ヘッ
ドの位置決め精度をいかにして高めるかという技術的問
題を幾分軽減するものの、欠点も多くある。その第1と
して、スライダの素材は、比較的固くて脆いので、ヒン
ジを折り曲げるのは比較的困難である。この装置に関す
る他の問題点として、ディスクのトラックに沿うヘッド
の動きが、ディスクに対して径方向へトラックを横断す
るような動きと比べて、その移動量が大きくなってしま
う傾向にある(これは、あまり有用ではない)。さらに
他の問題として、このシステムは、位置決めシステム全
体のサーボ帯域幅を実際に改善するものではない。それ
ゆえ、本発明の目的は、これまで提案された装置に関連
する問題のうちの少なくともいくつかを軽減することで
ある。
ドの位置決め精度をいかにして高めるかという技術的問
題を幾分軽減するものの、欠点も多くある。その第1と
して、スライダの素材は、比較的固くて脆いので、ヒン
ジを折り曲げるのは比較的困難である。この装置に関す
る他の問題点として、ディスクのトラックに沿うヘッド
の動きが、ディスクに対して径方向へトラックを横断す
るような動きと比べて、その移動量が大きくなってしま
う傾向にある(これは、あまり有用ではない)。さらに
他の問題として、このシステムは、位置決めシステム全
体のサーボ帯域幅を実際に改善するものではない。それ
ゆえ、本発明の目的は、これまで提案された装置に関連
する問題のうちの少なくともいくつかを軽減することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この目
的のため、本発明の一局面は、データ記憶装置のための
スライダ装置を提供するものであって、スライダ装置
は、スライダ本体と、スライダ本体上に取り付けられた
圧電素子と、圧電素子上に取り付けられたヘッドとを備
え、スライダ本体は移動可能で、圧電素子はデータ記憶
媒体に対するヘッドの位置を調節するように動作可能で
ある。
的のため、本発明の一局面は、データ記憶装置のための
スライダ装置を提供するものであって、スライダ装置
は、スライダ本体と、スライダ本体上に取り付けられた
圧電素子と、圧電素子上に取り付けられたヘッドとを備
え、スライダ本体は移動可能で、圧電素子はデータ記憶
媒体に対するヘッドの位置を調節するように動作可能で
ある。
【0014】圧電素子上にヘッドを設けることによっ
て、圧電素子は、ヘッドに非常に近い位置にあるように
なり、それによって、たとえば、eブロックまたはサス
ペンションの共振等によって発生する障害を減らすこと
ができ、場合によってはこれらすべてを解消することが
できる。
て、圧電素子は、ヘッドに非常に近い位置にあるように
なり、それによって、たとえば、eブロックまたはサス
ペンションの共振等によって発生する障害を減らすこと
ができ、場合によってはこれらすべてを解消することが
できる。
【0015】本発明の他の局面は、データ記憶装置のた
めの作動装置に関し、作動装置は、上述のスライダ装置
と、スライダ装置の一端に接続されるアームと、アーム
をピボットポイントを中心として回転させて、スライダ
装置をデータ記憶媒体に対して往復移動させるように動
作可能なモータとを備え、モータは、アームを回転させ
ることによって、データ記憶媒体に対するヘッドの位置
を調節するように動作可能であり、スライダ装置の圧電
素子は、データ記憶媒体に対するヘッドの位置を調節す
るように動作可能である。
めの作動装置に関し、作動装置は、上述のスライダ装置
と、スライダ装置の一端に接続されるアームと、アーム
をピボットポイントを中心として回転させて、スライダ
装置をデータ記憶媒体に対して往復移動させるように動
作可能なモータとを備え、モータは、アームを回転させ
ることによって、データ記憶媒体に対するヘッドの位置
を調節するように動作可能であり、スライダ装置の圧電
素子は、データ記憶媒体に対するヘッドの位置を調節す
るように動作可能である。
【0016】圧電素子上にヘッドを設けることによっ
て、圧電素子は、ヘッドに非常に近い位置にあるように
なり、それによって、eブロックまたはサスペンション
の共振等によって発生する障害を減らすことができ、場
合によってはこれらすべてを解消することができる。さ
らに、ヘッドに対して直接働きかける圧電素子を設ける
ことによって、圧電素子によって動かされる物質の量を
著しく減少させることができ、これにより、圧電素子に
対する応力を著しく減少させることができる。
て、圧電素子は、ヘッドに非常に近い位置にあるように
なり、それによって、eブロックまたはサスペンション
の共振等によって発生する障害を減らすことができ、場
合によってはこれらすべてを解消することができる。さ
らに、ヘッドに対して直接働きかける圧電素子を設ける
ことによって、圧電素子によって動かされる物質の量を
著しく減少させることができ、これにより、圧電素子に
対する応力を著しく減少させることができる。
【0017】本発明の他の局面は、ハードディスクデー
タ記憶装置に関し、磁気データ記憶媒体を保持するプラ
ッタと、上述の作動装置と、モータを制御してデータ記
憶媒体に対するヘッドの位置を調節するように動作可能
な第1の制御回路と、圧電素子を制御してデータ記憶媒
体に対するヘッドの位置を調節するように動作可能な第
2の制御回路と、ハードディスクデータ記憶装置からの
信号入力および信号出力のための入出力インターフェー
スとを備える。
タ記憶装置に関し、磁気データ記憶媒体を保持するプラ
ッタと、上述の作動装置と、モータを制御してデータ記
憶媒体に対するヘッドの位置を調節するように動作可能
な第1の制御回路と、圧電素子を制御してデータ記憶媒
体に対するヘッドの位置を調節するように動作可能な第
2の制御回路と、ハードディスクデータ記憶装置からの
信号入力および信号出力のための入出力インターフェー
スとを備える。
【0018】本発明のさらに他の局面は、コンピュータ
システムに関し、コンピュータシステムは、上述のハー
ドディスクデータ記憶装置を少なくとも1つ備える。
システムに関し、コンピュータシステムは、上述のハー
ドディスクデータ記憶装置を少なくとも1つ備える。
【0019】本発明の他の局面は、スライダ装置を製造
する方法であって、スライダ本体と、圧電素子とを形成
するステップと、圧電素子をスライダ本体に取り付ける
ステップと、ヘッドを圧電素子上に形成するステップと
を含む。
する方法であって、スライダ本体と、圧電素子とを形成
するステップと、圧電素子をスライダ本体に取り付ける
ステップと、ヘッドを圧電素子上に形成するステップと
を含む。
【0020】本発明のさらに他の局面は、スライダ装置
を製造する方法であって、スライダ本体と、圧電素子
と、ヘッドとを形成するステップと、圧電素子をスライ
ダ本体に取り付けるステップと、ヘッドを素子に取り付
けるステップとを含む、方法。
を製造する方法であって、スライダ本体と、圧電素子
と、ヘッドとを形成するステップと、圧電素子をスライ
ダ本体に取り付けるステップと、ヘッドを素子に取り付
けるステップとを含む、方法。
【0021】これらの局面の他の特徴は、従属請求項に
説明されている。
説明されている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、コンピュータシステムため
のハードディスクドライブ(HDD)を(一例として)
特に参照して、本発明の様々な実施例を説明する。しか
しながら、本願の教示は、様々な異なるデータ読み出し
および/または書き込み装置に適用することが可能であ
り、データ記憶媒体の表面に対する読み出しおよび/ま
たは書き込みヘッドの正確な位置決めが求められるよう
ないかなる場合にも適用することが可能なことは、当業
者にとって自明であろう。その結果、以下の説明は、本
発明の範囲を特定の用途に限定するように読まれるべき
ではなく、本発明の教示は、ハードディスクドライブ
(HDD)以外の装置において実施されてもよいことに
留意すべきである。
のハードディスクドライブ(HDD)を(一例として)
特に参照して、本発明の様々な実施例を説明する。しか
しながら、本願の教示は、様々な異なるデータ読み出し
および/または書き込み装置に適用することが可能であ
り、データ記憶媒体の表面に対する読み出しおよび/ま
たは書き込みヘッドの正確な位置決めが求められるよう
ないかなる場合にも適用することが可能なことは、当業
者にとって自明であろう。その結果、以下の説明は、本
発明の範囲を特定の用途に限定するように読まれるべき
ではなく、本発明の教示は、ハードディスクドライブ
(HDD)以外の装置において実施されてもよいことに
留意すべきである。
【0023】図1は、本願の教示を具体化するハードデ
ィスクドライブ10の概略図である。ハードディスクド
ライブ10は、他の既知のハードディスクと同様に、プ
ラッタ20(典型的には、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金製)を備え、たとえば、その上に形成された薄
膜磁気データ記録面を有する。磁気面を塗布した後、プ
ラッタ20は、炭素からなる薄い保護層で通常被膜さ
れ、その後、超薄潤滑層で被膜される。これらの物質
は、ヘッドの不慮の接触から生じる損害やドライブに異
物が入るのを防止するために用いられる。プラッタ20
は、スピンドル30上に取り付けられて、スピンドルモ
ータ(図示せず)によって回転可能となる。
ィスクドライブ10の概略図である。ハードディスクド
ライブ10は、他の既知のハードディスクと同様に、プ
ラッタ20(典型的には、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金製)を備え、たとえば、その上に形成された薄
膜磁気データ記録面を有する。磁気面を塗布した後、プ
ラッタ20は、炭素からなる薄い保護層で通常被膜さ
れ、その後、超薄潤滑層で被膜される。これらの物質
は、ヘッドの不慮の接触から生じる損害やドライブに異
物が入るのを防止するために用いられる。プラッタ20
は、スピンドル30上に取り付けられて、スピンドルモ
ータ(図示せず)によって回転可能となる。
【0024】プラッタ20には、作動装置50が関連付
けられている。作動装置50は、スライダ装置60を備
えており、プラッタ20の表面に対するスライダ装置6
0の位置を調節する。ここでは、一つのプラッタ20
と、それに関連する作動装置50のみを図示している
が、HDDは、典型的には(業界では通常)、多数のプ
ラッタと、それに関連する作動装置とを備えることは、
当業者にとって自明であろう。
けられている。作動装置50は、スライダ装置60を備
えており、プラッタ20の表面に対するスライダ装置6
0の位置を調節する。ここでは、一つのプラッタ20
と、それに関連する作動装置50のみを図示している
が、HDDは、典型的には(業界では通常)、多数のプ
ラッタと、それに関連する作動装置とを備えることは、
当業者にとって自明であろう。
【0025】作動装置50は、アーム70を備え、その
一端でスライダ装置60を保持している。アーム70
は、ピボットピン80上に回転可能に取り付けられ、プ
ラッタ20から最も遠いアーム端には、ピボットピン8
0を中心にアーム70を回転させるように動作可能な駆
動装置(参照符号90によって大略的に示す)が関連付
けられている。
一端でスライダ装置60を保持している。アーム70
は、ピボットピン80上に回転可能に取り付けられ、プ
ラッタ20から最も遠いアーム端には、ピボットピン8
0を中心にアーム70を回転させるように動作可能な駆
動装置(参照符号90によって大略的に示す)が関連付
けられている。
【0026】好ましい構成において、駆動装置90は、
ボイスコイルサーボモータ(図示せず)を備える。ボイ
スコイルサーボモータは、アーム70を(そして、これ
により、ヘッドを)プラッタ20の面上をほぼ径方向に
往復移動させるように動作させる。閉ループフィードバ
ックシステム(図示せず)は、プラッタ20に対してス
ライダ装置60が動的に位置決めされるように動作可能
である。プラッタ20から最も遠いアーム端には、コイ
ル(図示せず)が設けられ、このコイルは、永久磁石を
含むハウジング内に位置する。電流がコイルに与えられ
ると、電磁界が生じて、それによって、永久磁石に対す
る引力または斥力に基づき、アーム70がピボットピン
80を中心にしていずれかの方向に回転する。作動装置
50は、ボイスコイルモータの代わりに、ステッパーモ
ータまたは他の適切なモータを備えてもよい。駆動装置
90は、プラッタ20に対するスライダ装置60の位置
を比較的大まかに調節するものである。後述の追加の手
段が、プラッタ20の表面に対する(スライダ装置60
に取り付けられた)ヘッドの位置を比較的細かく調節す
る。
ボイスコイルサーボモータ(図示せず)を備える。ボイ
スコイルサーボモータは、アーム70を(そして、これ
により、ヘッドを)プラッタ20の面上をほぼ径方向に
往復移動させるように動作させる。閉ループフィードバ
ックシステム(図示せず)は、プラッタ20に対してス
ライダ装置60が動的に位置決めされるように動作可能
である。プラッタ20から最も遠いアーム端には、コイ
ル(図示せず)が設けられ、このコイルは、永久磁石を
含むハウジング内に位置する。電流がコイルに与えられ
ると、電磁界が生じて、それによって、永久磁石に対す
る引力または斥力に基づき、アーム70がピボットピン
80を中心にしていずれかの方向に回転する。作動装置
50は、ボイスコイルモータの代わりに、ステッパーモ
ータまたは他の適切なモータを備えてもよい。駆動装置
90は、プラッタ20に対するスライダ装置60の位置
を比較的大まかに調節するものである。後述の追加の手
段が、プラッタ20の表面に対する(スライダ装置60
に取り付けられた)ヘッドの位置を比較的細かく調節す
る。
【0027】図2は、図1のドライブの一部の側面図で
あり、プラッタ20と、スライダ装置60と、アーム7
0と、ピボットピン80とを示す。スライダ装置60
は、撓み部100と、スライダ110とを備える。スラ
イダ110は、プラッタ20がスピンドルモータ(図示
せず)によって回転されると、プラッタ20の表面上空
を移動する。スライダ110が直接アーム端に取り付け
られるので、撓み部100は必ずしも設ける必要ではな
い。しかしながら、ヘッドに対しておよびヘッドからア
ーム70を介して伝わる衝撃や振動を軽減する機能を果
たすので、撓み部100は、備えたほうが好ましい。
あり、プラッタ20と、スライダ装置60と、アーム7
0と、ピボットピン80とを示す。スライダ装置60
は、撓み部100と、スライダ110とを備える。スラ
イダ110は、プラッタ20がスピンドルモータ(図示
せず)によって回転されると、プラッタ20の表面上空
を移動する。スライダ110が直接アーム端に取り付け
られるので、撓み部100は必ずしも設ける必要ではな
い。しかしながら、ヘッドに対しておよびヘッドからア
ーム70を介して伝わる衝撃や振動を軽減する機能を果
たすので、撓み部100は、備えたほうが好ましい。
【0028】図3は、図1および図2に示すスライダ装
置60の下面(すなわち、プラッタ20に面する側)の
概略図である。図示するように、スライダ110は、撓
み部100に接続され、撓み部100は、アーム70に
接続されている。
置60の下面(すなわち、プラッタ20に面する側)の
概略図である。図示するように、スライダ110は、撓
み部100に接続され、撓み部100は、アーム70に
接続されている。
【0029】図3に示すように、アーム70を回転させ
る駆動機構90から最も遠いスライダ110の端(この
端は、以下、後端と称する)には、スライダ110を切
り欠いて、スライダ110と一体的に形成された切り欠
き部120が設けられる。スライダ110の切り欠き部
120内には、圧電素子130が取り付けられており、
圧電素子130上には、ヘッド140が設けられる。利
点として、切り欠き部120の端部150は、幅および
奥行き共に圧電素子130より突出しており、圧電素子
130がスライダ110内に入り込んだようになってい
る。これは、HDDの動作中に、プラッタ20の表面に
対してスライダ110が万一衝突した場合に、素子やヘ
ッド140が破損しないようにするためである。
る駆動機構90から最も遠いスライダ110の端(この
端は、以下、後端と称する)には、スライダ110を切
り欠いて、スライダ110と一体的に形成された切り欠
き部120が設けられる。スライダ110の切り欠き部
120内には、圧電素子130が取り付けられており、
圧電素子130上には、ヘッド140が設けられる。利
点として、切り欠き部120の端部150は、幅および
奥行き共に圧電素子130より突出しており、圧電素子
130がスライダ110内に入り込んだようになってい
る。これは、HDDの動作中に、プラッタ20の表面に
対してスライダ110が万一衝突した場合に、素子やヘ
ッド140が破損しないようにするためである。
【0030】圧電素子130は、スライダ110を切り
欠いた切り欠き部120内に取り付けられるのが好まし
い。しかしながら、切り欠き部120を設けることは必
須ではなく、代わりに、圧電素子130は、単にスライ
ダの後端に取り付けられていてもよい。
欠いた切り欠き部120内に取り付けられるのが好まし
い。しかしながら、切り欠き部120を設けることは必
須ではなく、代わりに、圧電素子130は、単にスライ
ダの後端に取り付けられていてもよい。
【0031】好ましい実施例において、ヘッド140
は、プラッタ20上の磁気データ記録面に対してデータ
を書き込み、かつそこからデータを読み出したりするよ
うに動作可能である。しかしながら、本願の教示がHD
D以外の装置において実施される場合には、ヘッドは、
必要に応じて、プラッタからデータを読み出し、または
プラッタにデータを書き込みをすることができるだけで
もよい。いずれにせよ、圧電素子130の部分のうち、
データ記憶媒体、すなわち、この場合においてはプラッ
タ20に最も近い部分に、ヘッド140は設けられる。
は、プラッタ20上の磁気データ記録面に対してデータ
を書き込み、かつそこからデータを読み出したりするよ
うに動作可能である。しかしながら、本願の教示がHD
D以外の装置において実施される場合には、ヘッドは、
必要に応じて、プラッタからデータを読み出し、または
プラッタにデータを書き込みをすることができるだけで
もよい。いずれにせよ、圧電素子130の部分のうち、
データ記憶媒体、すなわち、この場合においてはプラッ
タ20に最も近い部分に、ヘッド140は設けられる。
【0032】好ましい実施例におけるヘッド140は、
プラッタ20に対する読み出しおよび書き込みを行うこ
とができる従来の単一のトランスデューサ(変換器)
(たとえば、フェライト、MIG(metal−in−
gap)、または薄膜トランスデューサ)を備えてる。
または、ヘッドは、プラッタからのデータ読み出し専用
のトランスデューサ(たとえば、電磁気抵抗型トランス
デューサ)と、プラッタへのデータ書き込み専用のトラ
ンスデューサ(たとえば、上述の従来のトランスデュー
サ)からなる1対のトランスデューサを備えていてもよ
い。他の構成も当業者にとって自明であり、ヘッドと言
った場合、これら全ての構成を言うものとする。
プラッタ20に対する読み出しおよび書き込みを行うこ
とができる従来の単一のトランスデューサ(変換器)
(たとえば、フェライト、MIG(metal−in−
gap)、または薄膜トランスデューサ)を備えてる。
または、ヘッドは、プラッタからのデータ読み出し専用
のトランスデューサ(たとえば、電磁気抵抗型トランス
デューサ)と、プラッタへのデータ書き込み専用のトラ
ンスデューサ(たとえば、上述の従来のトランスデュー
サ)からなる1対のトランスデューサを備えていてもよ
い。他の構成も当業者にとって自明であり、ヘッドと言
った場合、これら全ての構成を言うものとする。
【0033】圧電素子130は、(図3には示されては
いないが)電源に接続される。好ましい実施例におい
て、圧電素子130は多層構造を有し、多層構造は、た
とえばフィルムプリントまたはジェットプリント技術を
用いて製造される。圧電素子130の形成や電気的接続
の実施は、電位差を圧電素子130に対して印加するこ
とによって、圧電素子130の長さが変化するように、
また、トランスデューサがプラッタ20の面に対して
(図1の矢印Aによって示す)径方向に移動するように
して行われる。印加する電位差を変化させることによっ
て、プラッタ20に対するトランスデューサの径位置を
調節することができ、圧電素子130に印可する電圧を
徐々に変化できるので、トランスデューサの径位置も徐
々に変化できる。(図に示すような)本実施例におい
て、圧電素子130は、通常、「S]字形状、すなわ
ち、方形波の1周期やジグザグのような形状を有する。
いないが)電源に接続される。好ましい実施例におい
て、圧電素子130は多層構造を有し、多層構造は、た
とえばフィルムプリントまたはジェットプリント技術を
用いて製造される。圧電素子130の形成や電気的接続
の実施は、電位差を圧電素子130に対して印加するこ
とによって、圧電素子130の長さが変化するように、
また、トランスデューサがプラッタ20の面に対して
(図1の矢印Aによって示す)径方向に移動するように
して行われる。印加する電位差を変化させることによっ
て、プラッタ20に対するトランスデューサの径位置を
調節することができ、圧電素子130に印可する電圧を
徐々に変化できるので、トランスデューサの径位置も徐
々に変化できる。(図に示すような)本実施例におい
て、圧電素子130は、通常、「S]字形状、すなわ
ち、方形波の1周期やジグザグのような形状を有する。
【0034】上述から明らかなように、圧電素子130
は、プラッタ20に対するトランスデューサ(ヘッド1
40)の位置を比較的細かく調節する手段を提供する。
従来の駆動装置90をヘッド位置の大まかな調節のため
に用い、また、圧電素子130をヘッド位置の細かな調
節のための機構として用いることによって、プラッタ2
0に対するヘッド位置を、従来のシステムで可能である
よりもより正確に調節することができる。さらに、圧電
素子130上にヘッド140を設けることによって、ヘ
ッド位置決め装置のサーボ帯域幅全体を改善することが
できる。
は、プラッタ20に対するトランスデューサ(ヘッド1
40)の位置を比較的細かく調節する手段を提供する。
従来の駆動装置90をヘッド位置の大まかな調節のため
に用い、また、圧電素子130をヘッド位置の細かな調
節のための機構として用いることによって、プラッタ2
0に対するヘッド位置を、従来のシステムで可能である
よりもより正確に調節することができる。さらに、圧電
素子130上にヘッド140を設けることによって、ヘ
ッド位置決め装置のサーボ帯域幅全体を改善することが
できる。
【0035】典型的には、これまで提案されてきた単一
段の作動システムでは、700Hzから1.5kHzの
範囲という低いサーボ帯域幅しか達成することができな
かった。本願の教示を実施することによって、これまで
可能であったよりも高いサーボ帯域幅、典型的には5k
Hz以上を提供することができる。
段の作動システムでは、700Hzから1.5kHzの
範囲という低いサーボ帯域幅しか達成することができな
かった。本願の教示を実施することによって、これまで
可能であったよりも高いサーボ帯域幅、典型的には5k
Hz以上を提供することができる。
【0036】スライダ110によって妨害されずに、圧
電素子130が(印加電圧の変化に伴って)伸張および
接触できるようにするためには、圧電素子130は、好
ましい実施例において、スライダ110の少なくとも1
つの地点に取り付けられる。
電素子130が(印加電圧の変化に伴って)伸張および
接触できるようにするためには、圧電素子130は、好
ましい実施例において、スライダ110の少なくとも1
つの地点に取り付けられる。
【0037】図4(a)および(b)は、それぞれ、ス
ライダ110の上面斜視図、および切り欠き部120側
を正面としたときの正面図である。ただし、圧電素子1
30は図示せず、取り付けパッド160をスライダ11
0の後端に取り付けた様子を示している。図示のよう
に、本実施例の取り付けパッド160は、切り欠き部1
20の右上隅に形成される。取り付けパッド160は、
スライダ110と共に形成されてもよく、または、別々
に形成された後にスライダ110に貼り付けられてもよ
い。
ライダ110の上面斜視図、および切り欠き部120側
を正面としたときの正面図である。ただし、圧電素子1
30は図示せず、取り付けパッド160をスライダ11
0の後端に取り付けた様子を示している。図示のよう
に、本実施例の取り付けパッド160は、切り欠き部1
20の右上隅に形成される。取り付けパッド160は、
スライダ110と共に形成されてもよく、または、別々
に形成された後にスライダ110に貼り付けられてもよ
い。
【0038】図5(a)、5(b)、5(c)に示すよ
うに、圧電素子130の一端には、突出部170が形成
される。突出部170は、スライダ110上の取り付け
パッド160(図4(a)および4(b)参照)に貼り
付くことが可能なように設けられる。このような構成の
ため、圧電素子130は、その一端だけがスライダ11
0に固定され、圧電素子130の他の部分は、スライダ
本体からの妨害を受けずに自由に伸張または接触できる
ように、空間に浮いたようになっている。このような構
成の代わりに、介在パッドなしで直接スライダに圧電素
子を取り付けることもできる。
うに、圧電素子130の一端には、突出部170が形成
される。突出部170は、スライダ110上の取り付け
パッド160(図4(a)および4(b)参照)に貼り
付くことが可能なように設けられる。このような構成の
ため、圧電素子130は、その一端だけがスライダ11
0に固定され、圧電素子130の他の部分は、スライダ
本体からの妨害を受けずに自由に伸張または接触できる
ように、空間に浮いたようになっている。このような構
成の代わりに、介在パッドなしで直接スライダに圧電素
子を取り付けることもできる。
【0039】図6(a)、6(b)、6(c)は、図4
(a)および4(b)に示すスライダに取り付けるため
の圧電素子130の他の設計例を示す。図に示すよう
に、本実施例の素子130は、概ね「C」字状に形成さ
れる。
(a)および4(b)に示すスライダに取り付けるため
の圧電素子130の他の設計例を示す。図に示すよう
に、本実施例の素子130は、概ね「C」字状に形成さ
れる。
【0040】図7(a)、7(b)、7(c)は、圧電
素子130のさらに他の設計例を示し、図8(a)、8
(b)は、図7(a)、7(b)、7(c)の圧電素子
130を取り付け可能なスライダ110の上面斜視図お
よび切り欠き部120側を正面としたときの正面図であ
る。
素子130のさらに他の設計例を示し、図8(a)、8
(b)は、図7(a)、7(b)、7(c)の圧電素子
130を取り付け可能なスライダ110の上面斜視図お
よび切り欠き部120側を正面としたときの正面図であ
る。
【0041】図8(a)、8(b)に示すように、本実
施例において、取り付けパッド160は、スライダ11
0の後端に形成された切り欠き部120の概ね中央部に
設けられている。図7(a)、7(b)、7(c)に示
す圧電素子130は、螺旋の一部のように形成され、螺
旋の中心部にある素子端に、突出部170が設けられ
る。突出部170は、パッド160に貼り付けられて、
スライダ110上に圧電素子130が取り付けられる。
施例において、取り付けパッド160は、スライダ11
0の後端に形成された切り欠き部120の概ね中央部に
設けられている。図7(a)、7(b)、7(c)に示
す圧電素子130は、螺旋の一部のように形成され、螺
旋の中心部にある素子端に、突出部170が設けられ
る。突出部170は、パッド160に貼り付けられて、
スライダ110上に圧電素子130が取り付けられる。
【0042】以上、3つの異なる形状の圧電素子を説明
してきたが、所望により、圧電素子の適切な取り付けの
ためにスライダ上の取り付けパッド位置を必要に応じて
変化させ、他の様々な設計例を適用してもよいことは、
当業者であれば理解できるであろう。
してきたが、所望により、圧電素子の適切な取り付けの
ためにスライダ上の取り付けパッド位置を必要に応じて
変化させ、他の様々な設計例を適用してもよいことは、
当業者であれば理解できるであろう。
【0043】図5(a)、5(b)、5(c)と比較し
て、図6(a)、6(b)、6(c)に示す素子は、図
5の圧電素子130よりもヘッド140の移動可能距離
は短いが、精度は高い。図5の圧電素子130は、図6
の圧電素子130よりもヘッド140の移動可能距離は
長いが、精度は低い。言い換えれば、図6の圧電素子1
30は、ストロークが小さく、かつ共振周波数が高い。
したがって、位置決め動作は、高い帯域幅を有すること
となる。同様に、図5の圧電素子は、ストロークが大き
く、かつ共振周波数が低いので、低い帯域幅となる。い
ずれにせよ、本願の教示によって達成可能な帯域幅は、
これまで提案されたシステムによって達成可能な帯域幅
よりも、きわめて大きい。
て、図6(a)、6(b)、6(c)に示す素子は、図
5の圧電素子130よりもヘッド140の移動可能距離
は短いが、精度は高い。図5の圧電素子130は、図6
の圧電素子130よりもヘッド140の移動可能距離は
長いが、精度は低い。言い換えれば、図6の圧電素子1
30は、ストロークが小さく、かつ共振周波数が高い。
したがって、位置決め動作は、高い帯域幅を有すること
となる。同様に、図5の圧電素子は、ストロークが大き
く、かつ共振周波数が低いので、低い帯域幅となる。い
ずれにせよ、本願の教示によって達成可能な帯域幅は、
これまで提案されたシステムによって達成可能な帯域幅
よりも、きわめて大きい。
【0044】上述のヘッドは、圧電素子とは別々に製造
した後に取り付けることが可能である。代わりに、好ま
しい実施例では、圧電素子上にヘッドを直接形成しても
よい。図9は、多数の電気接続配線180を概略的に示
す。この電気接続配線180は、HDDの他の構成要素
に対してヘッド140が接続することができるようにす
るために設けられている。利点として、電気接続配線1
80は、圧電素子130に直接形成することができ(可
能であればヘッドと同時に)、その結果、外部の相互接
続端子をヘッド140に接合するという従来の方法を不
要にすることも可能である。
した後に取り付けることが可能である。代わりに、好ま
しい実施例では、圧電素子上にヘッドを直接形成しても
よい。図9は、多数の電気接続配線180を概略的に示
す。この電気接続配線180は、HDDの他の構成要素
に対してヘッド140が接続することができるようにす
るために設けられている。利点として、電気接続配線1
80は、圧電素子130に直接形成することができ(可
能であればヘッドと同時に)、その結果、外部の相互接
続端子をヘッド140に接合するという従来の方法を不
要にすることも可能である。
【0045】上述のように、ここで述べたスライダ装置
は、コンピュータシステム内のHDDにおいて用いるこ
とができる。図10は、そのようなシステムの様々な構
成要素を概略的に示す。
は、コンピュータシステム内のHDDにおいて用いるこ
とができる。図10は、そのようなシステムの様々な構
成要素を概略的に示す。
【0046】図示のように、コンピュータシステム20
0は、キーボード210と、モニタ220と、マウス2
30と、システムの他の構成要素を包含するメインハウ
ジング240とを備える。
0は、キーボード210と、モニタ220と、マウス2
30と、システムの他の構成要素を包含するメインハウ
ジング240とを備える。
【0047】メインハウジング240は、中央処理装置
250(典型的には、マザーボード上に実装されたプロ
セッサと、キャッシュメモリのような他の電子的構成要
素とを備える)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)
260と、入出力インターフェース270と、モニタ2
20に画像を与えるビデオコントローラ280と、ハー
ドディスクデータ記憶装置290とを含む。なお、上記
以外の構成要素が備えられていてもよい。メインハウジ
ング240内の構成要素はすべて、データバス300に
よって接続されており、これにより、構成要素間、なら
びにメインハウジング240内部および外部の構成要素
間のデータ転送が行なわれる。
250(典型的には、マザーボード上に実装されたプロ
セッサと、キャッシュメモリのような他の電子的構成要
素とを備える)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)
260と、入出力インターフェース270と、モニタ2
20に画像を与えるビデオコントローラ280と、ハー
ドディスクデータ記憶装置290とを含む。なお、上記
以外の構成要素が備えられていてもよい。メインハウジ
ング240内の構成要素はすべて、データバス300に
よって接続されており、これにより、構成要素間、なら
びにメインハウジング240内部および外部の構成要素
間のデータ転送が行なわれる。
【0048】ハードディスクデータ記憶装置290は、
既に詳述したような、少なくとも1つのプラッタ20
と、それに関連する作動装置と、スライダ装置とを備え
る。また、HDDは、スライダ装置に対する大まかな位
置調節を制御する第1の制御回路310と、スライダ装
置の一部を形成するトランスデューサに対する細かな位
置調節を制御する第2の制御回路320とを含む。HD
Dのプラッタ20と、コンピュータシステムの他の構成
要素との間でデータ転送を行なうことができるように、
インターフェース330が設けられる。
既に詳述したような、少なくとも1つのプラッタ20
と、それに関連する作動装置と、スライダ装置とを備え
る。また、HDDは、スライダ装置に対する大まかな位
置調節を制御する第1の制御回路310と、スライダ装
置の一部を形成するトランスデューサに対する細かな位
置調節を制御する第2の制御回路320とを含む。HD
Dのプラッタ20と、コンピュータシステムの他の構成
要素との間でデータ転送を行なうことができるように、
インターフェース330が設けられる。
【0049】本願の原理を採用することによって、コン
ピュータシステム200に設けられるHDDは、従来の
ドライブよりも高い面密度を有することができる。これ
により、HDDは、従来のドライブよりも小型化、また
は、同じ設置面積でも従来のドライブよりも多くの情報
を記憶することができるものとなる。
ピュータシステム200に設けられるHDDは、従来の
ドライブよりも高い面密度を有することができる。これ
により、HDDは、従来のドライブよりも小型化、また
は、同じ設置面積でも従来のドライブよりも多くの情報
を記憶することができるものとなる。
【0050】以上、本発明の様々な好ましい実施例を説
明したが、これらの実施例は一例として述べたに過ぎな
い。したがって、添付の請求項に規定したような発明の
範囲から逸脱することなく、特定の実施例に対して変形
を行なってもよいことに留意すべきである。
明したが、これらの実施例は一例として述べたに過ぎな
い。したがって、添付の請求項に規定したような発明の
範囲から逸脱することなく、特定の実施例に対して変形
を行なってもよいことに留意すべきである。
【0051】たとえば、上述の説明は、特にHDDに関
して行なわれたが、本願の教示は、データ記憶媒体の表
面に対するヘッド位置の制御が望まれるいかなる場合に
も用いてもよいことは、当業者にとって理解されるであ
ろう。
して行なわれたが、本願の教示は、データ記憶媒体の表
面に対するヘッド位置の制御が望まれるいかなる場合に
も用いてもよいことは、当業者にとって理解されるであ
ろう。
【0052】また、本願の教示は、ヘッドおよびデータ
記憶媒体間の間隔の調節、ならびに/もしくはデータ記
憶媒体の表面に対するヘッドの水平位置の調節が望まれ
る場合に、用いてもよいことは明らかであろう。
記憶媒体間の間隔の調節、ならびに/もしくはデータ記
憶媒体の表面に対するヘッドの水平位置の調節が望まれ
る場合に、用いてもよいことは明らかであろう。
【0053】また、本願の好ましい実施例は、圧電素子
を用いたが、他の素子(例えば、電磁素子または熱素
子)を用いて同様の効果を達成してもよいことは明らか
であろう。したがって、本願の範囲は、圧電素子に限定
されるものではない。
を用いたが、他の素子(例えば、電磁素子または熱素
子)を用いて同様の効果を達成してもよいことは明らか
であろう。したがって、本願の範囲は、圧電素子に限定
されるものではない。
【図1】本発明を実施するハードディスクドライブの斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のハードディスクドライブ10の一部の側
面図である。
面図である。
【図3】図1および図2に示すようなスライダ装置60
の下面の概略図である。
の下面の概略図である。
【図4】(a)はスライダ110の上面斜視図、(b)
は切り欠き部120側を正面としたときの正面図であ
る。
は切り欠き部120側を正面としたときの正面図であ
る。
【図5】(a)は圧電素子130の背面図、(b)は背
面斜視図、(c)は側面図である。
面斜視図、(c)は側面図である。
【図6】(a)は他の設計例の圧電素子130の背面
図、(b)は背面斜視図、(c)は側面図である。
図、(b)は背面斜視図、(c)は側面図である。
【図7】(a)は他の設計例の圧電素子130の背面
図、(b)は背面斜視図、(c)は側面図である。
図、(b)は背面斜視図、(c)は側面図である。
【図8】(a)は図7の圧電素子130を取り付け可能
なスライダ110の上面斜視図、(b)は切り欠き部1
20側を正面としたときの正面図である。
なスライダ110の上面斜視図、(b)は切り欠き部1
20側を正面としたときの正面図である。
【図9】圧電素子130上における多数の電気的相互接
続端子180を示す図である。
続端子180を示す図である。
【図10】コンピュータシステム200の概略図であ
る。
る。
10 ハードディスクドライブ
20 プラッタ
30 スピンドル
50 作動装置
60 スライダ装置
70 アーム
80 ピボットピン
90 駆動装置
100 撓み部
110 スライダ
120 切り欠き部
130 圧電素子
140 ヘッド
150 端部
160 取り付けパッド
170 突出部
180 電気接続配線
200 コンピュータシステム
210 キーボード
220 モニタ
230 マウス
240 メインハウジング
250 中央処理装置
260 ランダムアクセスメモリ(RAM)
270 入出力インターフェイス
280 ビデオコントローラ
290 ハードディスクデータ記憶装置
300 データバス
310 第1の制御回路
320 第2の制御回路
330 インターフェイス
フロントページの続き
(72)発明者 ルー イー
シンガポール 750410 センバワンドライ
ブ #05−778 ブロック410
Fターム(参考) 5D042 LA01 MA15
5D096 AA02 NN03 NN07
Claims (30)
- 【請求項1】 データ記憶装置のためのスライダ装置で
あって、 スライダ本体と、 前記スライダ本体上に取り付けられた圧電素子と、 前記圧電素子上に取り付けられたヘッドとを備え、 前記スライダ本体は移動可能で、前記圧電素子はデータ
記憶媒体に対する前記ヘッドの位置を調節するように動
作可能である、スライダ装置。 - 【請求項2】 前記圧電素子は、データ記憶媒体のデー
タ記録面に対して概ね平行な方向に前記ヘッドを移動さ
せるように動作可能である、請求項1に記載のスライダ
装置。 - 【請求項3】 前記圧電素子は、前記スライダ本体の後
端に取り付けられる、請求項1または2に記載のスライ
ダ装置。 - 【請求項4】 前記圧電素子は、前記スライダ本体の一
端に接続され、前記圧電素子の他の部分は前記スライダ
本体から浮いた状態になっている、請求項1〜3のいず
れかに記載のスライダ装置。 - 【請求項5】 前記ヘッドは、前記スライダ本体に接続
された前記一端から最も遠い位置にある前記圧電素子の
端に対して取り付けられる、請求項4に記載のスライダ
装置。 - 【請求項6】 前記スライダ本体には、取り付けパッド
が設けられ、前記圧電素子の前記一端には、前記取り付
けパッドに貼り付け可能な突出部が設けられる、請求項
4に記載のスライダ装置。 - 【請求項7】 前記取り付けパッドは、前記スライダ本
体と一体的に形成される、請求項6に記載のスライダ装
置。 - 【請求項8】 前記取り付けパッドは、前記スライダ本
体とは別々に形成された後に前記スライダ本体に取り付
けられる、請求項6に記載のスライダ装置。 - 【請求項9】 前記圧電素子は、概ね「S」字形状を有
する、請求項1〜8のいずれかに記載のスライダ装置。 - 【請求項10】 前記圧電素子は、概ね「C」字形状を
有する、請求項1〜8のいずれかに記載のスライダ装
置。 - 【請求項11】 前記圧電素子は、概ね螺旋形状を有す
る、請求項1〜8のいずれかに記載のスライダ装置。 - 【請求項12】 前記スライダ本体には、切り欠き部が
設けられ、前記圧電素子は、前記切り欠き部内に位置す
る、請求項1〜11のいずれかに記載のスライダ装置。 - 【請求項13】 前記圧電素子は、少なくとも一部は前
記切り欠き部内に入り込んでいる、請求項12に記載の
スライダ装置。 - 【請求項14】 前記切り欠き部を囲む前記スライダ本
体は、データ記憶媒体のデータ記録面に概ね平行な方向
へ前記圧電素子を超えて伸びており、かつデータ記憶媒
体のデータ記録面に概ね垂直な方向へ伸びている、請求
項12または13に記載のスライダ装置。 - 【請求項15】 前記ヘッドは、読み出し/書き込みヘ
ッドであって、データ記憶媒体からデータを読み出し、
かつデータ記憶媒体からデータを書き込むように動作可
能であり、前記ヘッドは、読み出し/書き込みトランス
デューサを含む、請求項1〜14のいずれかに記載のス
ライダ装置。 - 【請求項16】 前記ヘッドは、読み出し/書き込みヘ
ッドであって、データ記憶媒体からデータを読み出し、
かつデータ記憶媒体からデータを書き込むように動作可
能であり、前記ヘッドは、読み出しトランスデューサ
と、書き込みトランスデューサとを含む、請求項1〜1
4のいずれかに記載のスライダ装置。 - 【請求項17】 前記圧電素子は、前記ヘッドに対して
および/または前記ヘッドから信号を必要に応じて搬送
するための集積相互接続配線を含む、請求項1〜16の
いずれかに記載のスライダ装置。 - 【請求項18】 前記ヘッドは、データ記憶媒体からデ
ータを読み出すように動作可能な読み出しヘッド、また
はデータ記憶媒体からデータを書き込むように動作可能
な書き込みヘッドのいずれかを含む、請求項1〜14の
いずれかに記載のスライダ装置。 - 【請求項19】 データ記憶装置のための作動装置であ
って、 請求項1〜18のいずれかに記載のスライダ装置と、 前記スライダ装置の一端に接続されるアームと、 アームをピボットポイントを中心として回転させて、前
記スライダ装置をデータ記憶媒体に対して往復移動させ
るように動作可能なモータとを備え、 前記モータは、アームを回転させることによって、デー
タ記憶媒体に対する前記ヘッドの位置を調節するように
動作可能であり、前記スライダ装置の前記圧電素子は、
データ記憶媒体に対する前記ヘッドの位置を調節するよ
うに動作可能である、作動装置。 - 【請求項20】 前記モータおよび前記圧電素子は、互
いに独立して動作可能で、データ記憶媒体に対する前記
ヘッドの位置を変化させる、請求項19に記載の作動装
置。 - 【請求項21】 前記モータは、ボイスコイルモータで
ある、請求項19または20に記載の作動装置。 - 【請求項22】 前記作動装置のサーボ帯域幅は、1.
5kHzより大きい、請求項19〜21のいずれかに記
載の作動装置。 - 【請求項23】 前記作動装置のサーボ帯域幅は、5k
Hz以上である、請求項19〜22のいずれかに記載の
作動装置。 - 【請求項24】 前記アームは、前記ヘッドに対してお
よび前記ヘッドから前記アームを介して伝わる衝撃およ
び/または振動を軽減する機能を果たす撓み部によっ
て、スライダ装置に接続される、請求項19〜23のい
ずれかに記載の作動装置。 - 【請求項25】 ハードディスクデータ記憶装置であっ
て、 磁気データ記憶媒体を保持するプラッタと、 請求項1〜17のいずれかに従属したときの請求項19
〜23のいずれかに記載の作動装置と、 前記モータを制御するように動作可能な第1の制御回路
と、 前記圧電素子を制御するように動作可能な第2の制御回
路と、 前記ハードディスクデータ記憶装置からの信号入力およ
び信号出力のための入出力インターフェースとを備え
る、ハードディスクデータ記憶装置。 - 【請求項26】 請求項25に記載のハードディスクデ
ータ記憶装置を少なくとも1つ備える、コンピュータシ
ステム。 - 【請求項27】 スライダ装置を製造する方法であっ
て、 スライダ本体と、圧電素子とを形成するステップと、 前記圧電素子を前記スライダ本体に取り付けるステップ
と、 ヘッドを前記圧電素子上に形成するステップとを含む、
方法。 - 【請求項28】 スライダ装置を製造する方法であっ
て、 スライダ本体と、圧電素子と、ヘッドとを形成するステ
ップと、 前記圧電素子を前記スライダ本体に取り付けるステップ
と、 前記ヘッドを前記圧電素子に取り付けるステップとを含
む、方法。 - 【請求項29】 前記圧電素子上に、前記ヘッドへの信
号および/または前記ヘッドからの信号の搬送を行なう
ための相互接続端子を形成するステップをさらに含む、
請求項27または28に記載の方法。 - 【請求項30】 スライダ装置であって、 後端と前端とを有し、前記後端には切り欠き部が形成さ
れているスライダ本体と、 第1の端部と第2の端部とを有し、概ね「S」字形状、
概ね「C」字形状、または概ね螺旋形状となるように形
成されている圧電素子であって、前記第1の端部は、前
記スライダ本体に設けられた取り付けパッドの近傍に接
続して、前記圧電素子の他の部分が前記スライダ本体か
ら自由に浮いたようになっている、圧電素子と、 前記圧電素子の前記第2の端部の近傍に取り付けられる
ヘッドとを備え、 前記圧電素子は、全体が切り欠き部内に入り込むように
前記スライダ本体に取り付けられる、スライダ装置。
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