JP5219655B2 - 重量平衡構造を有するヘッドジンバルアセンブリ、ディスクドライブユニット及びその製造方法 - Google Patents

重量平衡構造を有するヘッドジンバルアセンブリ、ディスクドライブユニット及びその製造方法 Download PDF

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本発明は一種のデータ記録ディスクドライブユニットに関わり、特に一種のヘッドジンバルアセンブリ(HGA, head gimbal assembly)、当該ヘッドジンバルアセンブリを有するディスクドライブユニット及びその製造方法に関わる。当該ヘッドジンバルアセンブリの磁気ヘッドの前半部(leading edge portion)と、後半部(trailing edge portion)との間の重量は互いに平衡している。
ディスクドライブユニットは磁気媒体を介してデータを保存する通常のデータ保存装置である、また磁気媒体の上方に位置する移動可能な記録/再生ヘッドが選択的にデータを磁気媒体から再生あるいは磁気媒体に記録を行う。
消費者はこのようなディスクドライブユニットの保存容量がますます増加することを求めていると同時に、更に速く更に精確な記録/再生速度を希望してきた。従って、磁気ディスクの製造業者はより高い保存容量を有するディスクシステムの開発に力を注いできた、例えば磁気ディスクのトラック幅あるいはトラックピッチを減少することによりトラック密度を増加し、間接的に磁気ディスクの保存容量を増加することである。しかし、高密度磁気ディスクにてより速くより精確に記録/再生を行うには、トラック密度の増加に対応して、記録/再生ヘッドに対する位置制御の精度を高める必要がある。また、トラック密度の増加に伴い、従来の技術によって記録/再生ヘッドをより速くより精確に磁気ディスクの適当なトラックに設置するのはますます困難になっている。したがって、磁気ディスク製造業者は増加しつつあるトラック密度がもたらす利点を利用するために、記録/再生ヘッドの位置制御を向上する方法を追求してきた。
磁気ディスク製造業者が高密度磁気ディスクでの記録/再生ヘッドの位置制御精度を向上するために常に利用されているある方法は第二のアクチュエータ(マイクロアクチュエータとも呼ぶ(micro−actuator))を採用することである。当該マイクロアクチュエータは一つのメインアクチュエータと連携して記録/再生ヘッドに対する快速且つ精確な位置制御を共同に実現する。マイクロアクチュエータを含む磁気ディスクシステムはダブルアクチュエータシステム(double actuators system)と呼ばれる。
記録/再生速度および記録/再生ヘッドが高密度磁気ディスクでの位置制御精度の向上に用いられるダブルアクチュエータシステムは、かつては多く開発されてきた。このようなダブルアクチュエータシステムは通常一つのメインボイスコイルモータアクチュエータと一つのサブマイクロアクチュエータ、例えば圧電マイクロアクチュエータとを含む。当該ボイスコイルモータアクチュエータはサーボコントロールシステムにより制御され、当該サーボコントロールシステムは、記録/再生ヘッドを搭載した駆動アームの回転を駆使することにより、記録/再生ヘッドをディスク上の適当なトラックに置く。また圧電マイクロアクチュエータはボイスコイルモータと連携して記録/再生速度の向上、及び記録/再生ヘッドが需要なトラックでの精確な位置制御を共同に実現する。ボイスコイルモータアクチュエータは記録/再生ヘッドの位置に対して大略の調整を行い、圧電マイクロアクチュエータは、記録/再生ヘッドが磁気ディスクに相対する位置に対して精密な調整を行う。二つのアクチュエータの連携により、データが高密度保存磁気ディスクでの効率的且つ精確な記録/再生操作を共同に実現する。
記録/再生ヘッド位置の微調整の実現に用いられている、一種の公知のマイクアクチュエータは圧電素子を含む。当該圧電マイクアクチュエータは相関の電子装置を有し、当該電子装置はマイクロアクチュエータ上の圧電素子を選択的に収縮或いは拡張させることができる。圧電マイクロアクチュエータは適当な構造を有するため、圧電素子の収縮或いは拡張がアクチュエータの運動を引き起こし、更に記録/再生ヘッドの運動を引き起こす。ボイスコイルモータしか使ってないディスクシステムと比べ、当該記録/再生ヘッド運動は記録/再生ヘッドの位置に対するより快速より精確な調整を実現する。このような範例的な圧電マイクロアクチュエータは多くの特許、例えば日本特許JP2002−133803、米国特許第6,671,131号、第6,700,749号及び米国特許出願公開文書第2003/0168935号により開示されていて、上述の各特許(出願)の内容をここで参考する。
図1−2は従来のディスクドライブユニットを示し、磁気ディスク101はスピンドルモータ102に装着されていて且つそのスピンドルモータの駆使により回転する。ボイスコイルモータアーム104にはヘッドジンバルアセンブリ100が搭載されていて、当該ヘッドジンバルアセンブリ100は、磁気ヘッド103を含むマイクロアクチュエータ105を含む。当該磁気ヘッド103には記録/再生ヘッドが装着されている(図示せず)。ボイスコイルモータは、ボイスコイルモータアーム104の運動を制御することにより、磁気ヘッド103が磁気ディスク101の表面のトラック間での移動を制御し、最終的に磁気ヘッド103の記録/再生ヘッドが磁気ディスク101でのデータの記録/再生操作を実現する。
ボイスコイルモータ及び磁気ヘッドサスペンションアセンブリに固有の誤差が存在するため(例えば、動態誤差)、磁気ヘッドの快速且つ精確な位置制御は不可能である。その反対に、1つのサーボコントロールシステムのみを使用する場合、記録/再生ヘッドが精確に磁気ディスクのデータを記録/再生する性能にも影響を与える。そのため、上述の圧電マイクロアクチュエータ105を追加することにより、磁気ヘッド及び記録/再生ヘッドの位置制御精度を向上させる。更に具体的に言うと、ボイスコイルモータに比べて、当該圧電マイクロアクチュエータ105は更に小さい幅で磁気ヘッド103の変位を調整することにより、ボイスコイルモータまた/或いは磁気ヘッドサスペンションアセンブリの共振誤差を補償する。当該圧電マイクロアクチュエータは、更に小さいトラックピッチの応用を可能にし、磁気ディスクのトラック密度(TPI値、1インチごとに含むトラックの数)を50%高めると同時に、磁気ヘッドのトラックサーチ時間(seeking time)及び位置決めの時間(settling time)を短縮することができる。したがって、前記圧電マイクロアクチュエータ105は、ディスクドライブユニットのデータ保存ディスクの表面記録密度を大幅に向上させることができる。
図3a−3cは、図1及び図2で示した従来のディスクドライブユニットの、ダブルマイクロアクチュエータを有するヘッドジンバル100を示している。磁気ヘッド103は磁気ヘッド支持部121に部分的に装着されていて、前記磁気ヘッド支持部121には磁気ヘッド背面の中心の支持に用いられる突起127が形成されている。1組の導線を有する軟性ケーブル122が、磁気ヘッド支持部121と金属基板フレキシャ123とを互いに連結している。
突起125を有するサスペンションロードビーム124は、前記磁気ヘッド支持部121及びフレキシャ123を支持している。前記サスペンションロードビーム124の突起125は、前記磁気ヘッド支持部121の突起127を支持していることにより、磁気ヘッドが磁気ディスクの上空を飛行するとき、ロードビーム124による荷重力が磁気ヘッドの中心に印加され、2つの薄膜圧電素子を含むマイクロアクチュエータ10はタング部区域128に装着され、且つ少なくとも部分的に前記磁気ヘッド103の下方に位置する。
電圧が前記薄膜圧電素子に印加された場合、一つの圧電素子は収縮し(例えば図3bに示す方向Dに沿って収縮する)、もう一つの圧電素子は膨張する(例えば図3bに示す方向Eに沿って膨張する)。これらの収縮/膨張は磁気ヘッド103が、前記ロードビーム124の突起125を中心に回転させることができ(例えば図3bに示す方向Dに沿って回転する)、磁気ヘッド103に対する精確な位置調整が実現できる。
しかしながら、このような従来のヘッドジンバルアセンブリには内在的な不足が存在する。具体的に言うと、上述した図面に示したように、磁気ヘッド103は後部134と(その上に記録/再生素子が形成される)、その後部134の位置と相対する前部132を有する。上述した図面に示したように、磁気ヘッド103の中心から後部134の間の部分(後半部と呼ぶ)は主に磁気ヘッド支持部121により支持されるが、磁気ヘッド103の中心から前部132の間の部分(前半部と呼ぶ)はほとんど支持されていない。
磁気ヘッド支持部121は通常ステンレス材料を加工して成っていて、磁気ヘッド支持部121の厚さ(例えばおよそ18−25μm)は大きいため、ヘッドジンバルアセンブリ100の後半部の重量(すなわち磁気ヘッド支持部121の重量と、磁気ヘッド103の半分の重量の総和)は、ヘッドジンバルアセンブリ100の前半部の重量(ただ磁気ヘッド103の半分の重量)より大きい。すなわち、前記ヘッドジンバルアセンブリの重量が後半部と前半部との間では不平衡な状態である。磁気ヘッド支持部121及びその上に装着されている磁気ヘッド103は突起125のみにより支持されていると同時に、後半部と前半部との間に重量の不平衡が存在しているため、磁気ヘッド103及び磁気ヘッド支持部121は、前記ヘッドジンバルアセンブリ100のロードビーム124に相対し傾斜する。しかし、このような不都合な傾斜は反動力を発生し、当該反動力は前記突起125を通じて直接ロードビーム124に作用する。このような頻繁に現れる反動力は、頻繁なロードビーム振動を引き起こし、ヘッドジンバルアセンブリ全体の共振性能を下げるほか、更にヘッドジンバルアセンブリのサーボバンド幅及びトラックピッチの向上を制限する。
そのほか、このような不都合な傾斜により磁気ヘッドと磁気ディスクの間に物理的接触及び摩擦が発生する可能性が増加し、且つ磁気ヘッドが飛行或いは磁気ディスクに降下するときに磁気エアベアリング面(air−bearing surface, ABS)が汚染される可能性が増加する。
また、このような不都合な傾斜は、より大きな飛行姿勢の感度(slider flying attitude sensitivity)を引き起こす。具体的に言えば、磁気ヘッドが磁気ディスクの上空で飛行しているとき、磁気ヘッドの飛行姿勢が変化しやすいため、ディスクドライブユニット全体の磁気ヘッド−磁気ディスク接触面の信頼性(head−disk interface reliability)に不利な影響を与える。
従って、一種の改良されたシステムを提供することに従来技術の不足を克服する必要がある。
本発明の目的は、前部と後部との間の重量が平衡である一種のヘッドジンバルアセンブリ及びディスクドライブユニットを提供することにより、ヘッドジンバルアセンブリの共振性能、サーボバンド幅及びトラックピッチを大幅に向上させることである。
本発明のもう一つの目的は、重量が平衡である一種のヘッドジンバルアセンブリ及びディスクドライブユニットを提供することにより、磁気ヘッド飛行姿勢の感度を下げて、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間に発生する物理的接触及び摩擦または汚染を減少することである。
上述の目的を実現するために、本発明が提供するヘッドジンバルアセンブリは、突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドとを含む。前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により磁気ヘッドの中心に支持されるようにしている。前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている。前記フレキシャのサスペンションタング部には重量平衡構造が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から磁気ヘッドの中心までの部分と、前部から磁気ヘッドの中心までの部分との間で重量の平衡を保持する。
前記重量平衡構造は、金属材料、例えば銅或いは他の材料、または重合体により構成されることによって前記サスペンションタングブの重量を増加させる。また、前記重量平衡構造は、溶接によってサスペンションタング部上に形成させることもできる。選択的に、前記重量平衡構造はサスペンションタング部の一部の材料をエッチングすることによってサスペンションタング部と一体成形させることができる。前記サスペンションタング部と支持板は頚部ビームによって互いに連結されている。1対の外側アームは、縦向きで前記フレキシャに形成されていて、前記サスペンションタング部と支持板は前記頚部ビームを通じて前記外側アームの間に掛けられている。
本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリは、突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドとを含む。前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起に支持されるようにしている。前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている。突起から後部までの距離は、当該突起から前部までの距離より短い。
本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリは、突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドとを含む。前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により磁気ヘッドの中心に支持されるようにしている。前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている。前記支持部には重量平衡構造が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から磁気ヘッドの中心までの部分と、前部から磁気ヘッドの中心までの部分との間で重量の平衡を保持する。具体的に言えば、前記支持部は、エッチングによって形成された少なくとも1つの凹所/穴を有することにより、支持部の重量を減少し、更に前記の2つの部分の間で重量の平衡を保持することができる。
もう1つのヘッドジンバルアセンブリは、突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部と、当該前部と相対した後部とを有する磁気ヘッドとを含む。前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起に支持されるようにしている。前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている。前記突起が磁気ヘッドの中心から後部に向かって一定の距離を移すことにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から磁気ヘッドの中心までの部分と、前部から磁気ヘッドの中心までの部分との間で重量の平衡を保持する。
一種のディスクドライブユニットは、ヘッドジンバルアセンブリと、当該ヘッドジンバルアセンブリと連結している駆動アームと、磁気ディスクと、及び当該磁気ディスクの回転を駆動するスピンドルモータとを含む。前記ヘッドジンバルアセンブリは、上述したヘッドジンバルアセンブリの任意の一種でよい。
従来のヘッドジンバルアセンブリと比べると、本発明におけるヘッドジンバルアセンブリはその前半部と後半部との間で重量の平衡を保持し、このような平衡は、サスペンションタング部の重量を増加させるか、突起の位置を磁気ヘッドの中心から後部近くの新しい位置に転移させるか、或いは支持部の重量を減少するかによって実現させていて、サスペンションタング部、支持部及び磁気ヘッドは、突起を中心にロードビームと平行する平面内で回転するため、ロードビームに相対する傾斜が発生しない。相応的に、ロードビームに作用する反動力が発生しないため、前記サスペンションに振動が発生しない。すなわち、サスペンションが共振する可能性が下がり、共振性能、サーボバンド幅及びトラックピッチを向上させる。その上、磁気ヘッド飛行姿勢の感度、磁気ヘッドとディスクの間の物理的接触摩擦及び汚染も同時に減少する。
以下の詳細な記述及び図面によって、本発明が更に明確になり、これらの図面は本発明の実施例に対する説明に用いられる。
これから本発明の各実施例に対して説明する。以下に述べるように、本発明は1種のヘッドジンバルアセンブリを提供し、当該磁気ヘッドの前半部と後半部との間で重量の平衡を保持する。サスペンションタング部(或いは支持部)の重量の調整及び/或いは突起の位置の変換を通じて、前記前半部と後半部との間で重量の十分な平衡が得られる。従って、ヘッドジンバルアセンブリの共振性能、サーボバンド幅及びトラックピッチの向上が得られる。また、前記ヘッドジンバルアセンブリの磁気ヘッド飛行感度、磁気ヘッドとディスクの間の物理的接触摩擦及び汚染が減少する。
図4a−図5bは本発明の1つの実施例における重量平衡式磁気ヘッドを有するヘッドジンバルアセンブリを示している。図示のように、当該ヘッドジンバルアセンブリ200は、磁気ヘッド203と、磁気ヘッド203の変位に対して精確調整を行う薄膜圧電マイクロアクチュエータ217(図4d、図4eに示す)と、前記磁気ヘッド203と薄膜圧電マイクロアクチュエータ217を支持するサスペンション290とを含む。
前記サスペンション290は基板202と、ロードビーム205と、基板202とロードビーム205を連結するヒンジ201及び当該ヒンジ201とロードビーム205に取り付けられているフレキシャ204とを含む。前記基板202は適当な固い材料、例えばステンレスにより作られていて、前記サスペンション290全体の硬度を高める。前記基板202には装着孔(図示せず)が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリ200を1つのディスクドライブユニットの駆動アームに連結している。また、その同時に前記基板202には1つの構造孔(図示せず)が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリ200全体の重量を軽減することができる。前記ロードビーム205はステンレス材料を加工して得ることができ、且つヒンジ201を通じて間接的に基板202と連結している。前記ロードビーム205は部分的にフレキシャ204をその上に支持している。
前記フレキシャ204は軟性材料より形成されていて、ヒンジ201とロードビーム205に沿って延伸する。前記フレキシャ204の遠方の端部にはサスペンションタング部213と支持部214が形成されている。当該サスペンションタング部213及び支持部214はみな磁気ヘッド203をその上に支持することに用いられている。頚部ビーム(neck beam)222はサスペンションタング部213と支持部214を連結している。また当該頚部ビーム222の2つの側面と1対の外側アーム(outer trigger)211とは連結していることにより、前記サスペンションタング部213及び支持部214が当該外側アーム211の間に掛けるようにする。当該外側アーム211は縦向きで前記フレキシャ204に形成されている。前記フレキシャ204の外側アーム211の間及びサスペンションタング部213に近い位置で1対の圧電素子装着区域216が形成されている。
図4dを参考すれば、前記薄膜圧電マイクロアクチュエータ217は1対の圧電素子217a及び217bを含む。各圧電素子には底面端219及び自由端218を有する。前記2つの圧電素子の底面端219は互いに連結している。前記底面端219には複数の例えば3つの電気連接パッド299が設置されている。前記フレキシャ204の圧電素子装着区域216には同じ数の電気連接パッド221が形成されている。前記圧電素子217a/217bが圧電素子装着区域216に取り付けられる場合、これらの電気連接パッド299,221は互いに電気的に連接される。前記電気連接パッド221は1組のサスペンション内トレース210を借りて、フレキシャ204の近接の端部に形成された1組の電気連接パッド206と電気的に連接する。前記サスペンション内トレース210はフレキシャ204の長さの方向を沿って延伸する。これらの電気的連接を通じて、前記圧電素子217a/217bは、電気連接パッド206と連接した外部制御システムにより制御されることができ、圧電素子217a/217bを収縮及び/或いは膨張させる。
前記磁気ヘッド203には、後部(trailing edge)234と、当該後部234と相対する前部(leading edge)232とを有する。前記後部234には記録/再生ヘッドが設置されている。当該磁気ヘッド203は、部分的に前記フレキシャ204のサスペンションタング部213と支持部214に装着されている。当該支持部214には1組の電気連接パッド220が形成されていて、磁気ヘッド203の記録/再生ヘッドは1組のソルダーボール225を借りてこれらの電気連接パッド220と電気的に連接する。前記フレキシャ204の長さの方向に沿って延伸する1組のサスペンション外トレース209はこれらのパッド220と、フレキシャ204の近接の端部に形成されたパッド206とを電気的に連接する。これらの電気的連接によって、前記磁気ヘッド203は同じく前記外部制御システムにより制御される。
前記ロードビーム205には突起224が形成されている(図4fを参考)。当該突起224は、磁気ヘッド203の背面で当該磁気ヘッド203の中心を支持することにより、ロードビーム205から来る荷重力が磁気ヘッド203の中心に精確に加えられることを確保でき、磁気ヘッド203の良好な飛行安定性を維持する。前記磁気ヘッド203の後半部(磁気ヘッドの中心から後部234までの部分)は主に前記フレキシャ204の支持部214に位置していて、当該磁気ヘッド203の前半部(磁気ヘッドの中心から前部232までの部分)は主にフレキシャ204のサスペンションタング部213に位置している。
もし本発明のヘッドジンバルアセンブリ200の重量が平衡に達していない場合、当該ヘッドジンバルアセンブリが後半部での重量は、支持部214の重量・磁気ヘッド203の半分の重量及びソルダーボール225の重量の和であって、前半部の重量は、サスペンションタング部の重量及び磁気ヘッド203の半分の重量の和である。後半部の重量が明らかに前半部の重量より大きく、前記ヘッドジンバルアセンブリ200の重量が平衡できなくなり、従来のヘッドジンバルアセンブリに存在する問題を引き起こす。このような重量平衡不能を解決するために、前記サスペンションタング部213の重量を増加する必要がある。例えば単独に重量増加用の材料を従来のサスペンションタング部材料へ導入することにより実現することである。
図4gで示すように、前記サスペンションタング部213は、ベース層226と、当該ベース層226にラミネートされている第一重量増加層227と、当該第一重量増加層227にラミネートされている第二重量増加層228とを含む。前記ベース層226は固い材料(例えばステンレス材料)を加工して得る事ができ、磁気ヘッド203を安定に支持することができる。前記第一及び第二重量増加層227・228は前記サスペンションタング部213の重量増加に用いられる。
前記第一及び第二重量増加層227・228は、より高い質量密度を有し且つ加工が容易である任意な材料により構成されることができる。例えば、前記第一重量増加層227は重合体材料により形成されることができ、当該重合体材料は、第二種の材料(例えば第二重量増加層228)をその上にラミネートするときに役立つ。前記第二重量増加層228は金属材料(例えば銅、ニッケル或いは金)により形成されることができる。この場合、前記金属材料、例えば銅は同時に前記サスペンションタング部213の導電層になることができる。本発明のもう1つの実施例では、前記第一重量増加層227は金属材料(例えば銅、ニッケル或いは金)により形成されることができ、前記第二重量増加層228は重合体材料により形成されることができる。当該重合体材料(第二重量増加層228)は、前記サスペンションタング部213の重合体カバー層になることができる。また、ここでは2層の重量増加層が原始のサスペンションタング部(すなわちベース層226)にラミネートされているが、1層或いは2層以上の重量増加材料層をラミネートすることもでき、これによって前記ヘッドジンバルアセンブリ200のサスペンションタング部213(すなわち前半部)の重量を調節することができる。
これらの重量増加層227・228は前記サスペンションタング部213の全体の重量を増加させ、前記ヘッドジンバルアセンブリ200が後半部での重量と前半部での重量を同様にさせる。このような重量の平衡は多数のメリットをもたらす。例えば、図4e及び図4fで示すように、マイクロアクチュエータ217の圧電素子217a及び217bが激発された場合、サスペンションタング部213、支持部214及び磁気ヘッド203は、ロードビーム205の平行面で突起224を中心に共同に回転するため、ロードビーム205に相対する傾斜が発生しない。従って、前記ロードビーム205に作用する反動力が発生しないため、前記サスペンションでの振動が発生しない。言い換えれば、サスペンション共振が発生する可能性が低くなるため、共振性能、サーボバンド幅及びトラックピッチを向上させる。また、前記ヘッドジンバルアセンブリの磁気ヘッド飛行感度、物理的接触摩擦及び汚染も減少することができる。これらの有益な効果は図5a−図5bに示す曲線により説明されている。
図5aを参考すれば、曲線501は基板激発による振動−ゲイン性能を示し、曲線502はヘッドジンバルアセンブリの重量が平衡になる以前の圧電素子激発による振動−ゲイン性能を示し、曲線503はヘッドジンバルアセンブリの重量が平衡になった後の圧電素子激発による振動−ゲイン性能を示している。図面によると、周波数が14KHzの位置では、曲線501・502ともピーク値ゲインが発生し、この位置では基板激発と圧電素子激発との間で共振が発生したことを説明している。それに比べ、曲線503が周波数14KHzの位置ではピーク値ゲインが発生せず、ヘッドジンバルアセンブリの重量が平衡されたあと、周波数14KHzの位置で前記基板激発と圧電素子激発との間に共振が発生しないことを説明している。
類似的に、図5bを参考すれば、曲線504は基板激発による振動−位相性能を示し、曲線505はヘッドジンバルアセンブリの重量が平衡になる以前の圧電素子激発による振動−位相性能を示し、曲線506はヘッドジンバルアセンブリの重量が平衡になった後の圧電素子激発による振動−位相性能を示している。周波数が14KHzの位置では、曲線504・505とも同方向の最大位相値が形成され、当該周波数では前記基盤激発と圧電素子激発との間で共振が発生したことを説明している。それに比べ、曲線506が同じ周波数の位置ではほぼゼロに近い位相値が形成され、ヘッドジンバルアセンブリの重量が平衡されたあと、前記基板激発と圧電素子激発との間に共振が発生しないことを説明している。
まとめて言えば、ヘッドジンバルアセンブリの前半部と後半部との間で重量が平衡されたため、ヘッドジンバルアセンブリが低周波(例えば14KHz)では共振が発生しない。すなわち、たとえ共振が発生するとしても、当該共振はより高い周波数で発生する。これで、重量が不平衡である従来のヘッドジンバルアセンブリと比べ、本発明におけるヘッドジンバルアセンブリの共振性能及びサーボバンド幅が大幅に改善されたことが明らかになる。
図6a−図6bは本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリを示している。当該ヘッドジンバルアセンブリ300は前記ヘッドジンバルアセンブリ200と類似であり、前記サスペンションタング部313では重量平衡用の329によって、ヘッドジンバルアセンブリ300の重量が前半部(磁気ヘッドの中心から前部までの間の部分)と後半部(磁気ヘッドの中心から後部までの間の部分)との間で平衡を保持させることが区別である。当該重量平衡329はより高い重量密度を有する任意の材料、例えば金属材料(例えばステンレス材料或いは銅)により形成されることができる。また、当該重量平衡329は適当な方式によってサスペンションタング部313に装着されることができる。例えば、当該重量平衡329は溶接点330の位置で溶接によって装着されることができる。選択的に、当該重量平衡329はサスペンションタング部313と一体成形することができ、例えばサスペンションタング部の一部の材料をエッチングすることにより実現できる。
前記磁気ヘッド203はサスペンションタング部313及び支持部314に同時に装着されている。このような重量平衡329を提供することを通じて、前記ヘッドジンバルアセンブリ300の重量が前半部(磁気ヘッドの中心から前部までの間の部分)と後半部(磁気ヘッドの中心から後部までの間の部分)との間で良好な平衡状態が得られるため、前記ヘッドジンバルアセンブリ200と類似した有益な効果が得られる。
図7は本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリを示している。当該ヘッドジンバルアセンブリ400は前記ヘッドジンバルアセンブリ200と類似であるが、当該実施例では、ヘッドジンバルアセンブリ400の長さ(すなわちサスペンションタング部413の長さ)が延長されることにより、サスペンションタング部413の重量が増加されている。類似的に、磁気ヘッド403はサスペンションタング部413及び支持部414の間に装着されている。重量を増加させることにより、前記ヘッドジンバルアセンブリ400の重量が前半部(磁気ヘッドの中心から前部までの間の部分)と後半部(磁気ヘッドの中心から後部までの間の部分)との間で同じく良好な平衡状態が得られるため、前記ヘッドジンバルアセンブリ200と類似した有益な効果が得られる。上述の実施例ではただサスペンションタング部413の長さを延長しているが、その幅及び/或いは厚さを増加させることによって類似な効果を得ることができることに注意するべきである。
図8a−8bは本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリ500を示している。類似的に、磁気ヘッド503はサスペンションタング部513及び支持部514の間に装着されている。当該実施例では、ロードビーム505の突起524の位置を変えることにより、ヘッドジンバルアセンブリ500の重量が前半部(磁気ヘッドの中心から前部までの間の部分)と後半部(磁気ヘッドの中心から後部までの間の部分)との間の平衡を実現する。具体的に言えば、当該突起の位置を磁気ヘッド503の中心から後部534に向かって適当な距離を移動したことである。例えば、当該突起の位置を原始位置530(すなわち磁気ヘッドの中心)から、後部534で磁気ヘッド503に近い新しい位置へと移動する。てこ作用によると、当該ヘッドジンバルアセンブリ500が後半部での重量は前半部の重量よりも大きいが、両者の間ではやはり良好な平衡状態が得られる。後半部のフォースアーム(arm of force)が前半部のより短いため、両者を1つの水平面(ロードビーム505に平行する)内に維持することができ、前記ヘッドジンバルアセンブリ200と類似した有益な効果が得られる。
本発明はヘッドジンバルアセンブリの製造方法を同時に提供している。当該ヘッドジンバルアセンブリの重量はその前半部と後半部との間で平衡を保持する。
図9で示す実施例では、当該方法は以下のステップを含む、その上に突起を有するロードビームを提供する(ステップ601)。サスペンションタング部と、当該サスペンションタング部と連結している支持部を有するフレキシャを提供する(ステップ602)。前記フレキシャのサスペンションタング部で重量平衡ブロックを形成する(ステップ603)。前部と、当該前部と相対した後部とを有する磁気ヘッドを提供する(ステップ604)。磁気ヘッドをフレキシャに装着し、突起が磁気ヘッドの中心で磁気ヘッドを支持するようにして、且つ前部をサスペンションタング部に装着し、後部を支持部に装着する(ステップ605)。
上述した実施例では、サスペンションタング部で重量平衡ブロックを形成することは金属製の重量平衡ブロックを形成することができる。例えば銅材料の重量平衡ブロックを形成することである。そのほか、前記重量平衡ブロックはあらゆる適当な方式、例えばサスペンションタング部の一部の材料をエッチングすることを通じてサスペンションタング部に形成されることができる。
上述したヘッドジンバルアセンブリの製造方法によると、サスペンションタング部に重量平衡ブロックが適当に形成されているため、ヘッドジンバルアセンブリの前半部と後半部との間で十分な重量の平衡が得られる。
もう1つの実施例では、図10に示すように、ヘッドジンバルアセンブリの製造方法以下のステップを含む、その上に突起を有するロードビームを提供する(ステップ701)。サスペンションタング部と、当該サスペンションタング部と連結している支持部を有するフレキシャを提供し、当該サスペンションタング部は少なくとも1つのベース層及び当該ベース層にラミネートされた重量増加層を含む(ステップ702)。当該フレキシャをロードビームに装着する(ステップ703)。前部と、当該前部と相対した後部とを有する磁気ヘッドを提供する(ステップ704)。磁気ヘッドをフレキシャに装着し、突起が磁気ヘッドの中心で磁気ヘッドを支持するようにして、且つ前部をサスペンションタング部に装着し、後部を支持部に装着する(ステップ705)。前記重量増加層は、重合体材料或いは金属材料(例えば銅)により形成されることができる。
図11はヘッドジンバルアセンブリのもう1つの製造方法を示している。当該ヘッドジンバルアセンブリの重量はその前半部と後半部との間で平衡を保持する。当該方法は以下のステップを含む、その上に突起を有するロードビームを提供する(ステップ801)。サスペンションタング部と、当該サスペンションタング部と連結している支持部を有するフレキシャを提供し、当該フレキシャをロードビームに装着する(ステップ802)。前部と、当該前部と相対した後部とを有する磁気ヘッドを提供する(ステップ803)。磁気ヘッドをフレキシャに装着することにより磁気ヘッドが突起によって支持されるようにして、且つ前部をサスペンションタング部に装着し、後部を支持部に装着する。また突起から後部までの距離は突起から前部までの距離より短い(ステップ804)。
本発明の他の実施例によると、重量が平衡状態であるヘッドジンバルアセンブリを製造する過程では、フレキシャのサスペンションタング部を延長すること、幅を広めること或いは厚さを加えることを通じて、前半部と後半部との間で重量の平衡を保持させることができる。
また、上述した複数の方法は本発明のほんの一部の実施例であって、本発明は上述した実施例に限らず、他の方法で上述した発明目的も得られることに注意すべきである。例えば、後部の重量を減少することにより磁気ヘッドの前半部と後半部との間の重量を平衡させることである。このように重量を減少するには、磁気ヘッドに近い支持部の一部の材料を切り離す或いはエッチングする(すなわち支持部で穴或いは凹所を形成する)ことによって実現でき、上述した方法と同じ効果が得られる。
図12はディスクドライブユニット800を示し、当該ディスクドライブユニット800はヘッドジンバルアセンブリ200と、当該ヘッドジンバルアセンブリ200と連結している駆動アーム273と、磁気ディスク271と、及び当該磁気ディスク271の回転を駆動するスピンドルモータ270とを含む。上述したヘッドジンバルアセンブリ300・400或いは500を選択的に装着してディスクドライブユニットを形成することができることに注意すべきである。本発明におけるディスクドライブユニットの構造/組み立ての過程は本分野の一般技術者によって詳しく知られているものであるため、ここでは構造/組み立ての過程に対する詳細な説明を省略する。
以上は最適実施例を結合して本発明に対して説明したが、本発明は以上で掲げた実施例には限らず、本発明の本質に基づいて行った各種の改善、或いは同等な組み合わせを含むべきである。
従来のディスクドライブユニットの斜視図である。 図1に示している従来のディスクドライブユニットの部分斜視図である。 図1−2に示しているヘッドジンバルアセンブリの分解斜視図である。 図3aに示しているヘッドジンバルアセンブリが組み合わされた状態での部分上面図である。 図3aに示しているヘッドジンバルアセンブリの部分斜視図である。 本発明における1つの実施例で述べたヘッドジンバルアセンブリの斜視図である。 図4aで示したヘッドジンバルアセンブリの部分斜視図である。 図4aで示したヘッドジンバルアセンブリの部分上面図である。 図4aで示したヘッドジンバルアセンブリの薄膜圧電マイクロアクチュエータを示している。 図4dで示したマイクロアクチュエータの作動状態を示している。 図4aで示したヘッドジンバルアセンブリの部分側面図である。 図4fで示したヘッドジンバルアセンブリのサスペンションタング部の部分断面図である。 1シリーズの共振−ゲイン曲線を示し、本発明の共振特性を説明する。 1シリーズの共振−位相曲線を示し、本発明の共振特性を説明する。 本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリの部分斜視図である。 図6aで示したサスペンションタング部の部分断面図である。 本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリの部分斜視図である。 本発明のもう1つの実施例におけるヘッドジンバルアセンブリの部分斜視図である。 図8aで示したヘッドジンバルアセンブリの部分断面図である。 ヘッドジンバルアセンブリの前半部と後半部との間で重量の平衡を保持する1種の方法のフローチャートである。 ヘッドジンバルアセンブリの前半部と後半部との間で重量の平衡を保持する1種の方法のフローチャートである。 ヘッドジンバルアセンブリの前半部と後半部との間で重量の平衡を保持する1種の方法のフローチャートである。 本発明の1つの実施例におけるディスクドライブユニットの斜視図である。
符号の説明
10 マイクロアクチュエータ
100,200,300,400,500 ヘッドジンバルアセンブリ
101,271 磁気ディスク
102,270 スピンドルモータ
103,203,403,503 磁気ヘッド
104 ボイスコイルモータアーム
105 マイクロアクチュエータ
121 磁気ヘッド
122 軟性ケーブル
123,204 フレキシャ
124,205,505 ロードビーム
125 サスペンションロードビーム124の突起
127 磁気ヘッド支持部121の突起
128 タング部区域
132,232 前部
134,234,534 後部
201 ヒンジ
202 基板
209 サスペンション外トレース
210 サスペンション内トレース
211 外側アーム
213,313,413,513 サスペンションタング部
214,514 支持部
216 圧電素子装着区域
217 薄膜圧電マイクロアクチュエータ
217a,217b 圧電素子
218 自由端
219 底面端
221 電気連接パッド
222 頚部ビーム
225 ソルダーボール
226 ベース層
227 第一重量増加層
228 第二重量増加層
290 サスペンション
299 電気連接パッド
329 重量平衡用
330 溶接点
524 ロードビーム505の突起
530 原始位置
800 ディスクドライブユニット

Claims (16)

  1. 突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドと、を含み、
    前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により磁気ヘッドの中心に支持されるようにして、前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている、その中、
    前記サスペンションタング部には重量平衡構造が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から磁気ヘッドの中心までの部分と、前部から磁気ヘッドの中心までの部分との間で重量の平衡を保持
    前記重量平衡構造は、前記磁気ヘッド前部近くの前記サスペンションタング部に形成されている、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  2. 前記重量平衡構造は、少なくとも1層の金属層を含む多層材料により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  3. 前記重量平衡構造は、少なくとも1層の重合体ベース層と、金属層及び重合体カバー層を含む多層材料により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のヘッドジンバルアセンブリ
  4. 前記重量平衡構造は、多層材料により構成されていて、これらの多層材料は、磁気ヘッド前部近くのサスペンションタング部にラミネートされている、
    ことを特徴とする請求項1記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  5. 前記重量平衡構造は、サスペンションタング部の一部の材料をエッチングして形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  6. 前記重量平衡構造は、溶接或いはラミネートを通じてサスペンションタング部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  7. 突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドと、を含み、
    前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により支持されるようにして、前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されていて、その中、
    前記突起から後部までの距離は、当該突起から前部までの距離より短く、ヘッドジンバルアセンブリの後部から前記突起までの部分と、前部から前記突起までの部分との間で重量の平衡を保持する、ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  8. 突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドと、を含み、
    前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により磁気ヘッドの中心に支持されるようにして、前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている、その中、
    前記支持部には重量平衡構造が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から磁気ヘッドの中心までの部分と、前部から磁気ヘッドの中心までの部分との間で重量の平衡を保持
    前記重量平衡構造は、前記磁気ヘッド後部近くの前記支持部に形成されている、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  9. 前記重量平衡構造は、エッチングによって支持部に形成された少なくとも1つの凹所或いは穴である、
    ことを特徴とする請求項8記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  10. 突起を有するロードビームと、サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドと、を含み、
    前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により支持されるようにして、前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている、その中、
    前記突起は磁気ヘッドの中心から後部に向かい一定の距離の偏移をしていることにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から前記突起までの部分と、前部から前記突起までの部分との間で重量の平衡を保持する、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  11. ヘッドジンバルアセンブリと、
    当該ヘッドジンバルアセンブリと連結している駆動アームと、
    磁気ディスクと、及び
    当該磁気ディスクの回転を駆動するスピンドルモータと、を含み、その中、
    当該ヘッドジンバルアセンブリは、
    突起を有するロードビームと、
    サスペンションタング部及び当該サスペンションタング部と連結している支持部を含むフレキシャと、
    前部及び当該前部と相対した後部を有する磁気ヘッドと、を含み、
    前記磁気ヘッドはフレキシャに装着されることにより、当該磁気ヘッドが突起により磁気ヘッドの中心に支持されるようにして、前記前部はサスペンションタング部に装着されており、前記後部は支持部に装着されている、その中、
    前記サスペンションタング部には重量平衡構造が形成されていることにより、ヘッドジンバルアセンブリの後部から磁気ヘッドの中心までの部分と、前部から磁気ヘッドの中心までの部分との間で重量の平衡を保持
    前記重量平衡構造は、前記磁気ヘッド前部近くの前記サスペンションタング部に形成されていることを特徴とするディスクドライブユニット。
  12. 前記重量平衡構造は、少なくとも1層の金属層を含む多層材料により構成されている、
    ことを特徴とする請求項11記載のディスクドライブユニット。
  13. 前記重量平行構造は、少なくとも1層の重合体ベース層と、金属層及び重合体カバー層を含む多層材料により構成されている、
    ことを特徴とする請求項11記載のディスクドライブユニット。
  14. 前記重量平衡構造は、多層材料により構成されていて、これらの多層材料は、磁気ヘッド前部近くのサスペンションタング部にラミネートされている、
    ことを特徴とする請求項11記載のディスクドライブユニット。
  15. 前記重量平衡構造は、サスペンションタング部の一部の材料をエッチングすることにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項11記載のディスクドライブユニット。
  16. 前記重量平衡構造は、溶接或いはラミネートを通じてサスペンションタング部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項12記載のディスクドライブユニット。
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