JP3267517B2 - 磁気ヘッドおよびこの磁気ヘッドを用いた回転ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッドおよびこの磁気ヘッドを用いた回転ヘッド装置

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JP3267517B2 JP27785596A JP27785596A JP3267517B2 JP 3267517 B2 JP3267517 B2 JP 3267517B2 JP 27785596 A JP27785596 A JP 27785596A JP 27785596 A JP27785596 A JP 27785596A JP 3267517 B2 JP3267517 B2 JP 3267517B2
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  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内に磁気ギ
ャップを形成するコアが収納された磁気ヘッド、および
この磁気ヘッドが回転軸により180度回転可能とされ
たオートリバース用の回転ヘッド装置に係り、特に磁気
ヘッドが取付けられる支持体と、コアのギャップ対向面
との平行度を確保できる構造とした磁気ヘッドおよびこ
の磁気ヘッドを使用した回転ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オートリバーステープレコーダ用の磁気
ヘッド装置として、磁気媒体である磁気テープの走行方
向が切換えられたときに、磁気ヘッドが180度回転す
るものがある。この180度の回転により、ヘッド単体
の摺動面に設けられた2トラック分の磁気コアのギャッ
プと磁気テープとの接触位置が切換えられる。
【0003】図8は、従来の回転切換え方式の回転ヘッ
ド装置HAを示す斜視図である。記録・再生用の磁気ヘ
ッドHaでは、シールドケース1の摺動面1aに、磁気
コア半体が対向して形成された磁気ギャップGaが2ト
ラック分現れている。磁気ヘッドHaに並ぶ位置には消
去ヘッドHbが設けられている。消去ヘッドHbのホー
ルドケース2の摺動面2aには、ダブルギャップ方式の
消去ギャップGbが現れている。円盤状の台座3の前面
には穴3aが形成されており、前記磁気ヘッドHaと消
去ヘッドHbの背部が前記穴3a内に挿入され、接着剤
などで固定されている。また台座3の前面では、磁気ヘ
ッドHaに対する磁気テープ走行方向の下流側位置に、
テープガイド4が設けられている。台座3の背部側には
円盤状の軸基体5が設けられ、この軸基体5の中心部に
回転軸6がかしめ固定されている。
【0004】前記台座3には一対の取付穴3bが形成さ
れ、軸基体5には一対の雌ねじ穴5aが形成されてい
る。軸基体5は前記台座3の背面に設置され、取付穴3
bに挿入される取付ねじが雌ねじ穴5aに螺着されて、
台座3と軸基体5とが一対の取付穴3bの一方を基準と
して互いに固定される。軸基体5の外周には、軸基体5
の半径方向に沿って延びるストッパ突起5bが一体に形
成されている。オートリバーステープレコーダでは、ヘ
ッドベースに固定された保持体に設けられた軸受部に前
記回転軸6が回転自在に挿入される。保持体にはアジマ
ス調整用の調節ねじが設けられており、前記ストッパ突
起5bの両側面5cまたは5dが調節ねじの先端に当た
る。テープ走行方向がF方向(フォワード方向)のとき
には、ストッパ突起5bの側面5cがトーションばねな
どの付勢力を受けて調節ねじに当たる。この調節ねじの
ねじ込み量を調節することによりF方向へ走行する磁気
テープに対するギャップGaのアジマス調節が行われ
る。磁気テープの走行方向がR方向(リバース方向)へ
切換えられると、回転軸6を中心として台座3が180
度回転させられる。そしてストッパ突起5bの他方の側
面5dが、トーションばねなどの付勢力を受けて調節ね
じに当たる。このとき調節ねじのねじ込み量を調節する
ことによりR方向へ走行する磁気テープに対するギャッ
プGaのアジマス調節が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示す従
来の回転ヘッド装置HAでは、磁気ヘッドHaのコア半
体のギャップ対向面から回転軸6の軸芯Oまでの公差の
累積が大きい。また記録・再生用の磁気ヘッドHaと台
座3との取付け面が、磁気ギャップGaでのコア半体の
ギャップ対向面と垂直であり、さらに台座3と軸基体と
の取付け面も、コア半体のギャップ対向面と垂直であ
り、前記ギャップ対向面と軸芯Oとの間には、これらに
対して垂直な2つの取付け基準面が介在していることに
なる。したがって、磁気ヘッドHaでのコア半体のギャ
ップ対向面と、回転軸6の軸芯Oとの間の平行度を高精
度に設定するのが困難である。回転ヘッド装置HAで
は、回転軸6がテーププレーヤの保持体に回転自在に支
持されるが、この取付け基準となる回転軸6に対してコ
ア半体のギャップ対向面の平行度が維持されず、よって
走行する磁気テープに対してギャップ対向面が垂直に対
向しなくなり、磁気ヘッドHaによる磁気テープに対す
る磁気記録効率および再生効率が低下することになる。
【0006】また、磁気ギャップGaと、回転軸6の軸
芯Oとの、磁気テープ走行方向と直交する方向への相対
位置の公差が大きいため、テープ走行方向がF方向(フ
ォワード方向)のときと、R方向(リバース方向)のと
きとで、回転ヘッド装置HAを180度回転させたとき
に、磁気テープの記録トラックと、各磁気ギャップGa
との間でトラックずれが生じやすくなる。さらに、磁気
テープの走行方向がF方向のときとR方向のときでの回
転ヘッド装置HAの回転方向の位置決めは、軸基体5に
設けられたストッパ突起5bの両側面5cと5dとを基
準として行われるが、磁気ヘッドHaの磁気ギャップG
aと前記ストッパ突起5bとの間で寸法公差の累積があ
るため、ストッパ突起5bの両側面5cと5dのそれぞ
れと、磁気ギャップGaとの直角度を高精度に確保でき
るように組み立てるのが困難である。したがって、前記
側面5cと5dを基準として回転ヘッド装置HAの18
0度の回転位置を設定した場合に、磁気テープのトラッ
クに対する各磁気ギャップGaのアジマス角度を直角に
設定するのが困難である。そこで、ストッパ突起5bの
両側面5cと5dをアジマス調整用ねじに突き当て、こ
のアジマス調整用ねじの進退量を調節してアジマス角度
の設定を行う作業を避けることができなかった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、磁気ヘッドの取付け基準とコアのギャップ対向面
との平行度を確保できるようにして走行する磁気テープ
に対してギャップ対向面を垂直に対向させやすいように
した磁気ヘッドおよびこれを使用した回転ヘッド装置を
提供することを目的としている。
【0008】また、本発明は、磁気ヘッドのコアのギャ
ップ対向面を、回転ヘッド装置の回転軸の軸中心に対し
て平行に設定しやすいようにした磁気ヘッドおよびこれ
を使用した回転ヘッド装置を提供することを目的として
いる。
【0009】さらに、本発明は、磁気ヘッドを180度
回転させたときに、磁気ギャップを、磁気テープの走行
方向に対して高精度に直角に設定しやすいようにして、
アジマス角度の調節作業を簡単にでき、さらにこのアジ
マス調整作業を不要することも可能とした磁気ヘッドお
よびこれを使用した回転ヘッド装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドは、
対を成すコア半体の一方を保持する第1のホルダと他方
を保持する第2のホルダとが設けられ、前記第1のホル
ダと前記第2のホルダとが組み合わされて両ホルダに保
持されたコア半体のギャップ対向面どうしが磁気ギャッ
プを介して接合された状態で、前記第1のホルダと第2
のホルダおよび前記コア半体がシールドケース内に収納
されている磁気ヘッドにおいて、前記第1のホルダは非
磁性の板金材料で形成されて、前記第1のホルダは、平
面状のコア保持部と、前記コア保持部の先部で折り曲げ
られた折曲部と、前記折曲部間に形成された切欠きと、
前記コア保持部よりも前記磁気ギャップから離れた側に
位置して前記コア保持部と平行に形成された平面状の取
付面とを有しており、一方の前記コア半体が、前記コア
保持部および前記切欠き内に位置決めされて固定された
状態で、前記第1のホルダが前記コア半体のギャップ対
向面から突出しておらず、前記取付面は、前記シールド
ケースの外部にて前記コア半体のギャップ対向面と平行
に位置しており、この取付面が支持体に突き当てられて
固定されることを特徴とするものである。
【0011】上記において、前記コア保持部には、磁気
ギャップの方向へ突出する位置決め突起が加圧成形され
て、前記コア半体が前記位置決め突起と前記切欠きの内
縁部との間で位置決めされているものとすることが可能
であり、さらに、前記第2のホルダは非磁性の板金材料
で形成されて、前記第2のホルダは、平面状のコア保持
部と、前記コア保持部の先部で折り曲げられた折曲部
と、前記折曲部間に形成された切欠きと、前記コア保持
部から磁気ギャップの方向へ加圧成形されて突出する位
置決め突起とが設けられており、他方の前記コア半体
が、前記第2のホルダにおいて前記位置決め突起と前記
切欠きの内縁部との間で位置決めされているものとする
こともできる。
【0012】また、前記第1のホルダと前記第2のホル
ダのそれぞれには、前記コア半体が二個ずつ保持されて
おり、両ホルダのそれぞれに非磁性の金属板で形成され
たシールド板半体が設けられており、各シールド板半体
は、二個のコア半体の間に挟まれて保持されているもの
とすることが可能である。
【0013】また本発明の回転ヘッド装置は、回転軸が
設けられた支持体に、磁気ヘッドのコア半体のギャップ
対向面と平行な取付け基準面が形成され、前記磁気ヘッ
ドの前記取付面が前記取付け基準面に突き当てられて
前記磁気ヘッドと前記支持体とが固定されており、前記
回転軸が保持体に回転自在に支持され、磁気ヘッドが保
持体に対して180度回転可能とされているものであ
る。
【0014】また、前記磁気ヘッド内の前記第1のホル
ダに、前記コア半体のギャップ対向面と平行なストッパ
面が設けられており、前記保持体と前記磁気ヘッドとが
前記回転軸を中心として180度回転するときに、前記
ストッパ面により回転方向の位置決めが行われるように
することが可能である。
【0015】本発明では、磁気ヘッドから突設された取
付部に、コアのギャップ対向面と平行な取付面が形成さ
れており、この取付面がヘッドベースなどの支持体、ま
たは回転ヘッド装置での回転軸を有する支持体に取付け
られる。磁気ヘッドは、ギャップ対向面と平行な取付面
を基準として取付けられるので、テープレコーダ側の支
持体に対して磁気ヘッドのギャップ対向面を垂直に設定
しやすくなり、よって走行する磁気テープに対してもギ
ャップ対向面を垂直に対向させやすくなる。
【0016】特にコアを保持するホルダに取付部を一体
に形成し、この取付部に、ギャップ対向面と平行な取付
面を形成すると、例えばホルダを基準としてコアのギャ
ップ対向面の研磨を行うことも可能となり、取付面とコ
アのギャップ対向面との平行度を高精度に設定できる。
よってこの取付面を基準として磁気ヘッドを支持体に取
付けると、支持体に対するギャップ対向面の垂直度を高
く設定できる。特に、ホルダの取付面とホルダに保持さ
れたコアのギャップ対向面とを同一面に研磨すると、取
付面を取付け基準としたときに、ギャップ対向面の向き
をさらに高精度に設定できることになる。
【0017】またホルダにストッパ面を設け、このスト
ッパ面をコアのギャップ対向面と同一面としておくと、
回転ヘッド装置に磁気ヘッドを取付けたときに、このス
トッパ面を支持体の位置決め部に当てるだけで、磁気ヘ
ッドのギャップの向きを磁気テープの走行方向に対して
高精度に直角に設定でき、アジマス角度の設定が高精度
になり、また従来の調整ねじによるアジマ調整作業も不
要にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の回転ヘッド装置を
示す分解斜視図、図2は回転ヘッド装置に設けられた磁
気ヘッドの縦断面図、図3は図2の磁気ヘッドのIII
−III線の断面図、図4は図1に示す回転ヘッド装置
上の磁気ヘッドの第1のホルダを示す斜視図である。図
1に示す回転ヘッド装置HBは、回転軸21が固定され
た軸基体(支持体)20に、記録・再生用の磁気ヘッド
Haが直接に取り付けられている。磁気ヘッドHaのシ
ールドケース11の側面にはテープガイド4が直接に固
定され、このテープガイド4と逆側のシールドケース1
1の側面に消去ヘッドHbが固定されている。ただし図
1以下では消去ヘッドの図示を省略している。
【0019】磁気ヘッドHaのシールドケース11は、
Fe−Ni−Mo合金などの磁性材料により形成されて
いる。シールドケース11は、Z方向の先端に位置する
摺動面11aにコアが露出する露出窓11bが開口して
いる。シールドケース11の内部に、第1のホルダ12
と第2のホルダ13が収納されている。この例では、ホ
ルダ12と13がステンレス鋼などの非磁性金属板(板
金)により折曲形成されている。第1のホルダ12は、
コア保持部12aのZ方向先端側に折曲部12bが形成
され、この折曲部12bに、コアを露出させる切欠き1
2cが形成されている。
【0020】前記コア保持部12aでは一対の位置決め
突起12gと12hが形成されている。この位置決め突
起12gと12hは、コア保持部12aを外面側から加
圧成形(圧痕成形)することにより、内面側へ突出させ
たものである。位置決め突起12g,12hは、切欠き
12cとの関係で位置が決められている。
【0021】図2,図3および図4に示すように、第1
のホルダ12の下方にはクランク形状に折り形成された
取付部12dが一体に形成され、この取付部12dの内
面に平面形状の取付面12eが形成され、この取付面1
2eは、前記コア保持部12aと高精度な平行面とされ
ている。また取付部12dには取付穴12iおよび、こ
の取付穴12iよりも小径の一対の位置決め穴12j,
12jが形成されている。前記取付部12dの下方に
は、外側へほぼ直角に折り曲げられたストッパ突起12
kが一体に形成されており、このストッパ突起12kの
一方の側面がフォワード走行用のストッパ面12mで、
逆側の側面がリバース走行用のストッパ面12nとなっ
ている。
【0022】図2に示すように、第1のホルダ12のコ
ア保持部12aには、一対のコア半体14,14とシー
ルド板半体16が保持されている。コア半体14,14
は、Fe−Ni−Nb合金などの磁性材料の積層体によ
り形成される。両コア半体14と14の間に設けられる
シールド板半体16は、シールドケースと同じFe−N
i−Mo合金などの磁性材料板の両面にCu−Ni合金
などの非磁性板が積層されたものである。
【0023】図2に示すように、一方のコア半体14
は、位置決め突起12gの外面と、切欠き12cの内縁
部(イ)との間で位置決めされ、他方のコア半体14
は、位置決め突起12hの外面と、切欠き12cの内縁
部(ロ)との間で位置決めされる。またシールド板半体
16は、両位置決め突起12gと12hとの間に位置決
めされ、シールド板半体16の先端部は、両側のコア半
体14と14とで弾性的に挟まれたものとなる。コア半
体14,14とシールド板半体16は、第1のホルダ1
2のコア保持部12aに前記のように位置決めされて保
持され、接着剤などにより固定される。コア半体14,
14とシールド板半体16とが固定された状態で、各コ
ア半体14,14のギャップ対向面14a,14aと、
基端のバックギャップ面14b,14bが研磨され、同
時にシールド板半体16の接合面16aも研磨される。
【0024】第1のホルダ12にコア半体14およびシ
ールド板半体16とが保持された状態での研磨作業で
は、研磨面(図3に示す軸芯Oを含む面)から第1のホ
ルダ12が突出していないため、第1のホルダ12を研
磨作業機に保持したときにホルダ12が邪魔することな
く前記研磨面を研磨することが可能である。よって研磨
作業が容易である。特に、ホルダ12に形成された取付
面12eを基準として、各コア半体14のギャップ対向
面14aを研磨すると、ギャップ対向面14aと取付け
面12eとの平行度を高く維持することができる。第2
のホルダ13には、コア保持部13aのZ方向先端に折
曲部13bが設けられ、この折曲部13bに切欠き13
cが形成されている。またコア保持部13aの両側部に
は、小側板13d,13dが折曲げ形成されている。コ
ア保持部13aには、位置決め突起13gと13hが内
面側へ加圧成形(圧痕成形)されている。切欠き13c
および各位置決め突起13g,13hは、ホルダ12の
切欠き12cおよび各位置決め突起12g,12hと面
対称位置に形成されている。
【0025】第2のホルダ13には、コア半体15,1
5および両コア半体15と15の間に位置するシールド
板半体16が位置決めされて固定されている。なお、図
1では、ホルダ13側に位置決め固定されるコア半体1
5,15とシールド板半体16の図示を省略している。
コア半体15,15とシールド板半体16は、ホルダ1
3の切欠き13cと位置決め突起13g,13hによっ
て位置決めされるが、この位置決めの方法は、図2に示
す、ホルダ12に対するコア半体14,14およびシー
ルド板半体16の位置決めと同じである。コア半体1
5,15とシールド板半体16は、ホルダ13に位置決
めされて接着剤などで固定される。そして、コア半体1
5,15のギャップ対向面15aと基端のバックギャッ
プ面15bおよびシールド板半体16の接合面16aが
研磨される。
【0026】両ホルダ12と13が位置決めされて接合
されると、コア半体14と15のギャップ対向面14a
と15aが接合され、基端のバックギャップ面14bと
15bどうしも接合される。また両ホルダ12と13に
固定されているシールド板半体16も互いに接合され
る。このとき、ギャップ対向面14aと15aにより形
成される磁気ギャップG1,G2は、第1のホルダ12
の取付面12eと平行に形成されることになる。また、
コア半体14,14とコア半体15,15が接合される
ときに、両コア半体の基部に、ボビン17が外挿され
る。ボビン17にはコイル18が巻かれており、またボ
ビン17にはシールドケース11の基端外方に延びる端
子19が設けられている。
【0027】コア半体14,14のギャップ対向面14
a,14aと、コア半体15,15のギャップ対向面1
5a,15aは、非磁性材を介して接合され、磁気ギャ
ップG1,G2が形成される。またコア半体14,14
の基端のバックギャップ面14b,14bと、コア半体
15,15の基端のバックギャップ面15b,15bは
直接に接合され、コア半体14,14と、コア半体1
5,15の接合により、閉磁気回路を形成する磁気コア
が構成される。第1のホルダ12と第2のホルダ13
は、互いに接合された状態で樹脂接着剤で固定される。
このホルダ12と13が接合されて固定されたものが、
シールドケース11の内部へ底部側からZ方向へ挿入さ
れる。このとき、第2のホルダ13が、シールドケース
11の図3での図示左側の内面の位置決め部11cに当
接した状態で、両ホルダが板ばね25により前記当接方
向へ加圧される。これにより、両ホルダ12と13が、
シールドケース11の内部に位置決めされる。この状態
で、シールドケース11の内部にエポキシ系などのモー
ルド樹脂が充填され、シールドケース11内で、ホルダ
12,13やコア半体14,15などが固定される。
【0028】図2および図3に示すように、各コア半体
14と15の先部およびシールド板半体16,16の先
部は、シールドケース11の先端面11aの露出窓11
b内に突出し、露出窓11bの内部も前記モールド樹脂
で塞がれる。そして、シールドケース11の先端面、図
3で破線Sで示す面となるように研磨され、研磨後の面
Sが磁気媒体である磁気テープとの摺動面11aとな
る。この実施の形態として示した磁気ヘッドHaでは、
シールドケース11の底部側から取付部12dが突出し
たものとなっている。この取付部12dは、第1のホル
ダ12と一体に形成されたものであり、コア半体14,
14は、ホルダ12に位置決めされて固定されている。
しかも、コア半体14,14のギャップ対向面14a,
14aは、取付部12dの内面の取付面12eを基準と
してこれと平行に研磨されている。よって、磁気ギャッ
プG1,G2と、取付面12eとの間には、図8に示す
従来例のような公差の累積がなく、しかも磁気ギャップ
G1,G2と取付面12eとの平行度はかなり高く維持
されることになる。
【0029】図1に示す回転ヘッド装置HBでは、図2
と図3に示す磁気ヘッドHaが、取付部12dを介して
支持体となる軸基体20に取り付けられる。軸基体20
はステンレススチールなどの板金材料で形成されたもの
であり、その中心部には回転軸21が垂直に固定されて
いる。軸基体20の側部には直角に折り曲げられた固定
片22が一体に形成されており、この固定片22の外面
が取付け基準面22aとなっている。また固定片22に
は、雌ねじ穴22bが形成され、また前記取付け基準面
22aから外方へ一対の位置決め突起22c、22cが
隆起形成されている。この軸基体20と回転軸21との
組立て体では、回転軸21の軸芯Oに対して取付け基準
面22aの平行度が高く維持できるように加工されてい
る。
【0030】磁気ヘッドHaの前記取付面12eは、軸
基体20の取付け基準面22aに突き当てられ、取付け
基準面22aから隆起する一対の位置決め突起22c,
22cが、磁気ヘッドHa側の取付部12dの位置決め
穴12j,12jに嵌合して、軸基体20に対して磁気
ヘッドHaが位置決めされる。そして図3に示すように
取付穴12iに挿入された取付けねじ23が雌ねじ穴2
2bに螺着されて、軸基体20と磁気ヘッドHaとが互
いに固定される。磁気ヘッドHaのコア半体14から回
転軸21までの間には、ホルダ12と軸基体20が介在
しているだけであるため、コア半体12と回転軸21と
の間の公差の累積はわずかである。しかも、コア半体1
4のギャップ対向面14aに対して平行な取付面12e
と、回転軸21に対して平行な取付け基準面22aとが
突き合わされるため、コア半体14のギャップ対向面1
4aと回転軸21の軸芯Oとの平行度を高く維持でき
る。
【0031】図1に示す保持体31は、底面31aが、
オートリバーステープレコーダの機構ユニットに設けら
れたヘッドベースに固定されている。前記回転軸21は
保持体31の軸受部32に回転自在に支持される。保持
体31の背面では前記回転軸21に歯車が取り付けら
れ、この歯車への回転力により、回転軸21と軸基体2
0とが回転させられる。この歯車により回転軸21はα
方向とβ方向へ所定の角度で回転させられるが、その後
は、トーションばねにより、回転軸21にα方向または
β方向への付勢力が与えられるようになっている。
【0032】保持体31には一対のアジマス調整用の調
節ねじ33,34が螺装されている。磁気テープの走行
方向がF方向(フォワード方向)のとき、軸基体20が
α方向へ回転させられ、ストッパ突起12kのストッパ
面12mが前記トーションばねの付勢力により、調節ね
じ33に加圧される。このとき調節ねじ33を回転させ
てねじの先端を進退させることにより、F方向へ走行し
ている磁気テープに対する磁気ヘッドHaのギャップG
1とG2のアジマス角度の調整が行われる。磁気テープ
の走行方向がR方向(リバース方向)へ切換えられる
と、回転軸21はβ方向へ回転させられ、ストッパ突起
12kのストッパ面12nが調節ねじ34に圧接させら
れる。この調節ねじ34を回転させることにより、R方
向へ走行する磁気テープに対するギャップG1,G2の
アジマス角度の調整が行われる。
【0033】図1に示す回転ヘッド装置HBでは、前記
のように、コア半体14から回転軸21までの公差の累
積がほとんどなく、またコア半体14から回転軸21ま
での間に、ギャップ対向面14aと垂直な位置合わせ面
が存在しておらず、ギャップ対向面14aと平行な取付
面12eおよび取付け基準面22aを基準とした組立て
となっている。そのため、回転軸21の軸芯Oに対する
ギャップ対向面14aの平行度を高く維持でき、よっ
て、オートリバーステープレコーダにおいて、磁気ギャ
ップG1,G2が、磁気テープに対して高精度に直角に
対向できるものとなる。また、回転ヘッド装置HBを組
立てる際の、各部材の位置合わせのための調整作業も不
要になる。
【0034】図5は、図1から図4に示した回転ヘッド
装置HBの変形例を示すものであり、第1のホルダ12
Aのみを斜視図にて示している。図5に示す第1のホル
ダ12Aは、図1から図4に示す第1のホルダ12の代
わりに用いられる。図5に示す第1のホルダ12Aは、
前記と同様に、コア保持部12aおよびその下に連続す
る取付部12dが一体に形成されている。さらに、取付
部12dの左右両側部には、直角に折り曲げられたスト
ッパ突起12rと12sが設けられており、各ストッパ
突起12rと12sの先端にストッパ面12pと12q
が形成されている。12pがフォワード走行用のストッ
パ面であり、12qがリバース走行用のストッパ面であ
る。
【0035】この第1のホルダ12Aにコア半体14,
14およびシールド板半体16が保持された状態で、コ
ア半体14,14のギャップ対向面14a,14aおよ
びバックギャップ面14b,14bの研磨作業が行われ
るが、このとき、研磨面は取付面12eを基準とし、こ
の取付面12eに対して平行となるように加工される。
また、ストッパ面12pと12qは、前記ギャップ対向
面14a,14aと同一面となるように研磨される。こ
の研磨作業では、第1のホルダ12Aに、研磨面から突
出する部分がないため、コア半体14,14およびシー
ルド板半体16が固定された状態での第1のホルダ12
Aを研磨作業機に保持し、前記ギャップ対向面14a,
14a、バックギャップ面14b,14bおよび、スト
ッパ面12p,12qを全て同一面として研磨できるた
め、研磨作業が容易である。また、研磨作業後は、ギャ
ップ対向面14a,14aと、ストッパ面12p,12
qとが同一面となり、しかも、これらの面は取付面12
eを基準としてこれと平行となる。
【0036】図1に示したのと同様に、第1のホルダ1
2Aに第2のホルダ13が接合され、シールドケース1
1内に挿入されて固定されて磁気ヘッドHaが構成され
る。そして、第1のホルダ12Aの取付面12eが、軸
基体20の取付け基準面22aに突き合わされ、位置決
め突起22c,22cにより位置決めされるとともに、
図3に示したように取付けねじ23により固定される。
図1に示したのと同様に、軸基体20に設けられた取付
け基準面22aと、ホルダ12Aの取付面12eを基準
として組立てられるため、ギャップ対向面14a,14
aと、ストッパ面12p,12qを、回転軸21の軸芯
Oに対して平行に設定でき、且つ走行する磁気テープに
対して垂直に対向させることができる。
【0037】また、ストッパ面12pと12qが、ギャ
ップ対向面14a,14aと同一面であるため、図1に
示した従来のアジマス調節ねじ33,34は不要であ
る。例えば図1に示す保持体31上に図5に示すような
位置決め突起35を一体に形成し、この位置決め突起3
5に、位置決め面35aと35bとが互いに同一面で且
つ回転軸21の軸芯Oと平行となるように形成される。
トーションばねの付勢力により、図5に示すように、ス
トッパ面12pが位置決め面35aに当てられた状態
で、磁気ヘッドHaの磁気ギャップG1,G2は、フォ
ワード方向(F方向)へ走行する磁気テープのトラック
に位置合わせされ、図5の状態から180度回転させら
れ、他方のストッパ面12qが位置決め面35bに突き
当てられた状態で、磁気ギャップG1,G2が、リバー
ス方向(R方向)へ走行する磁気テープに対して位置合
わせされる。ストッパ面12pが位置決め面35aに突
き当てられた状態、またはストッパ面12qが位置決め
面35bに突き当てられた状態で、磁気ギャップG1,
G2が、フォワード方向およびリバース方向に走行する
磁気テープの走行方向に対して正確に直角に対向するこ
とになるため、図1に示す従来例のようなアジマス調節
ねじが不要であり、アジマス調整を省くことができる。
【0038】図6と図7は、本発明の第2の実施の形態
を示すものであり、図6は図2に相当する断面図、図7
は図3に相当する断面図である。図6と図7に示すもの
は、図5に示した実施の形態と同等のものであり、図6
と図7では、第1のホルダ12Bが非磁性材料の金属ブ
ロックから切削加工されまたはダイキャスト成型された
ものである。あるいは第1のホルダ12Bが硬質樹脂に
より射出成形されたものであってもよい。
【0039】この第2の実施の形態では、ブロック状の
第1のホルダ12Bのコア保持部12tに、図1から図
3に示したのと同じコア半体14、14およびシールド
板半体16が保持されて固定される。他方の第2のホル
ダ13は図1などに示すものと同じであり、コア半体1
5,15とシールド板半体16を保持している。第1の
ホルダ12Bと第2のホルダ13とが接合された状態
で、シールドケース11内に挿入され、樹脂により固定
される。第1のホルダ12Bには取付部12uが一体に
形成され、この取付部12uは、シールドケース11の
外方へ突出している。この取付部12uには取付面12
vが形成されている。図6に示すように、取付部12u
の左右両側には一対の突起が一体に形成され、この一対
の突起にストッパ面12wと12xが形成されている。
このストッパ面12wと12xは前記取付面12vと同
一面である。
【0040】前記第1のホルダ12Bに、コア半体1
4,14およびシールド板半体16が保持され、接着固
定された状態で、研磨作業が行われ、この研磨作業で
は、コア半体14,14のギャップ対向面14a,14
aおよびバックギャップ面14b,14bと、ホルダ1
2Bの取付面12vと、さらにストッパ面12wおよび
12xとが全て同一面となるように加工される。この実
施の形態では、同一の研磨工程で、前記各面が全て同一
面となるため研磨作業が容易である。またホルダ12B
では、前記研磨面から突出する部分がないため、その点
でも研磨作業が容易である。また図6に示すように、ホ
ルダ12Bの取付部12uには、雌ねじ穴12yと、そ
の両側の一対の位置決め穴12z,12zが形成されて
いる。
【0041】図7には、磁気ヘッドHaを支持する支持
体41を鎖線で示している。この支持体41は金属ブロ
ックなどで形成されたものであり、回転軸21が一体に
形成され、または圧入などの手段で固定されている。支
持体41には、回転軸21の軸芯Oを含む面と同一面と
なるように取付け基準面41aが形成されている。磁気
ヘッドHaの取付面12vは、支持体41の取付け基準
面41aに突き当てられ、取付け基準面41aから突出
する位置決め突起が、図6に示す位置決め穴12z,1
2zに嵌合して、ホルダ12Bと一体の取付部12uと
支持体41とが互いに位置決めされる。その状態で、支
持体41に取付けねじ42が挿入されて雌ねじ穴12y
に螺着され、支持体41と取付部12uとが互いに固定
される。
【0042】組立てられたものでは、コア半体14のギ
ャップ対向面14aと、回転軸21の軸芯Oとが高精度
に一致することになる。またストッパ面12wと12x
がギャップ対向面14aと同一面であるため、保持体3
1に図5に示す位置決め部35を設け、位置決め面35
aと35bを同一面となるように形成し、ストッパ面1
2wおよび12xを位置決め面35aまたは35bに突
き当てて回転時の位置決めを行うことにより、図1に示
したアジマス調節ねじ33,34が不要になる。なお前
記実施の形態では、本発明の磁気ヘッドとして回転ヘッ
ド装置に取付けられるものを示したが、この磁気ヘッド
が回転式でない支持体例えばヘッドベースに固定される
ものであってもよい。この場合もギャップ対向面と平行
または同一面の取付面を介してヘッドベースに固定する
ことにより、磁気テープに対してギャップ対向面を高精
度に垂直に対向させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明では、磁気ヘッドの
取付面をギャップ対向面と平行にすることにより、支持
体に取付けられたときに、コアのギャップ対向面を磁気
テープに対して高精度に直角に対向させることができ
る。特に取付面とギャップ対向面とを同一面とすること
により、磁気ギャップの位置精度をさらに高くできる。
【0044】またストッパ面をギャップ対向面と同一面
とすることにより、アジマス調整作業を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ヘッド装置の第1の実施形態を示
す分解斜視図、
【図2】図1に示す回転ヘッド装置に使用される磁気ヘ
ッドの断面図、
【図3】図2の磁気ヘッドのIII−III線の断面
図、
【図4】図1に示す磁気ヘッドの第1のホルダを示す斜
視図、
【図5】ストッパ面が一体に形成されている第1のホル
ダを示す斜視図、
【図6】第2の実施の形態での磁気ヘッドを示す図2に
相当する断面図、
【図7】第2の実施の形態での磁気ヘッドを示す図3に
相当する断面図、
【図8】従来の回転ヘッド装置に用いられる磁気ヘッド
の斜視図、
【符号の説明】
HB 回転ヘッド装置 Ha 磁気ヘッド Hb 消去ヘッド G1,G2 ギャップ 11 シールドケース 11a 摺動面 12,12A,12B 第1のホルダ 13 第2のホルダ 12a,12t,13a コア保持部 12d,12u 取付部 12e,12v 取付面 12m,12n,12w,12x ストッパ面 14,15 コア半体 14a,15a ギャップ対向面 16 シールド板半体 17 ボビン 18 コイル 20 軸基体(支持体) 21 回転軸 23,42 取付けねじ 31 保持体 33,34 アジマス調節ねじ 41 支持体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対を成すコア半体の一方を保持する第1
    のホルダと他方を保持する第2のホルダとが設けられ、
    前記第1のホルダと前記第2のホルダとが組み合わされ
    て両ホルダに保持されたコア半体のギャップ対向面どう
    しが磁気ギャップを介して接合された状態で、前記第1
    のホルダと第2のホルダおよび前記コア半体がシールド
    ケース内に収納されている磁気ヘッドにおいて、 前記第1のホルダは非磁性の板金材料で形成されて、前
    記第1のホルダは、平面状のコア保持部と、前記コア保
    持部の先部で折り曲げられた折曲部と、前記折曲部間に
    形成された切欠きと、前記コア保持部よりも前記磁気ギ
    ャップから離れた側に位置して前記コア保持部と平行に
    形成された平面状の取付面とを有しており、 一方の前記コア半体が、前記コア保持部および前記切欠
    き内に位置決めされて固定された状態で、前記第1のホ
    ルダが前記コア半体のギャップ対向面から突出しておら
    ず、 前記取付面は、前記シールドケースの外部にて前記コア
    半体のギャップ対向面と平行に位置しており、この取付
    面が支持体に突き当てられて固定される ことを特徴とす
    る磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コア保持部には、磁気ギャップの方
    向へ突出する位置決め突起が加圧成形されて、前記コア
    半体が前記位置決め突起と前記切欠きの内縁部との間で
    位置決めされている請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第2のホルダは非磁性の板金材料で
    形成されて、前記第2のホルダは、平面状のコア保持部
    と、前記コア保持部の先部で折り曲げられた折曲部と、
    前記折曲部間に形成された切欠きと、前記コア保持部か
    ら磁気ギャップの方向へ加圧成形されて突出する位置決
    め突起とが設けられており、他方の前記コア半体が、前
    記第2のホルダにおいて前記位置決め突起と前記切欠き
    の内縁部との間で位置決めされている請求項1または2
    記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第1のホルダと前記第2のホルダの
    それぞれには、前記コア半体が二個ずつ保持されてお
    り、両ホルダのそれぞれに非磁性の金属板で形成された
    シールド板半体が設けられており、各シールド板半体
    は、二個のコ ア半体の間に挟まれて保持されている請求
    項1ないし3のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 回転軸が設けられた支持体に、磁気ヘッ
    ドのコア半体のギャップ対向面と平行な取付け基準面が
    形成され、請求項1ないし4のいずれかに記載の磁気ヘ
    ッドの前記取付面が前記取付け基準面に突き当てられ
    前記磁気ヘッドと前記支持体とが固定されており、
    前記回転軸が保持体に回転自在に支持され、磁気ヘッド
    が保持体に対して180度回転可能とされている回転ヘ
    ッド装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気ヘッド内の前記第1のホルダ
    に、前記コア半体のギャップ対向面と平行なストッパ面
    が設けられており、前記保持体と前記磁気ヘッドとが前
    記回転軸を中心として180度回転するときに、前記ス
    トッパ面により回転方向の位置決めが行われる請求項5
    記載の回転ヘッド装置。
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