JP2619854B2 - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
- Publication number
- JP2619854B2 JP2619854B2 JP60004481A JP448185A JP2619854B2 JP 2619854 B2 JP2619854 B2 JP 2619854B2 JP 60004481 A JP60004481 A JP 60004481A JP 448185 A JP448185 A JP 448185A JP 2619854 B2 JP2619854 B2 JP 2619854B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil
- support
- gimbal
- back core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フロッピーディスクドライブ装置に用いら
れる磁気ヘッドに関するものである。
れる磁気ヘッドに関するものである。
従来の技術 従来のフロッピーディスクドライブ装置用の磁気ヘッ
ドは、第5図、第6図に示す様に、メディア摺動部11側
とは反対側のジンバル12面すなわちジンバル12の裏側面
上に、バックコア13、コイル14を取付けた構造となって
いた。
ドは、第5図、第6図に示す様に、メディア摺動部11側
とは反対側のジンバル12面すなわちジンバル12の裏側面
上に、バックコア13、コイル14を取付けた構造となって
いた。
発明が解決しようとする問題点 ところで、一般にフロッピーディスクは、第5図、第
6図に示すジャケット15と呼ばれるケース内に、情報を
記録するメディア16が封入されており、少なくともジン
バル12面からメディア摺動部11先端までの寸法は、ジャ
ケット15の外縁部からメディア16までの寸法より大きく
する必要がある。近年新たにメディアをハードジャケッ
トに封入したディスクが出現したが、これは従来のディ
スクに比べジャケット厚が大幅に増大しており、この為
従来構造のままであれば、必然的に磁路長が大きくな
り、磁気効率上ますます不利となる。またフロッピーデ
ィスクドライブ装置の小型薄型化に対しても、従来構造
ではヘッド全高の小型化が困難でその対応に問題があっ
た。
6図に示すジャケット15と呼ばれるケース内に、情報を
記録するメディア16が封入されており、少なくともジン
バル12面からメディア摺動部11先端までの寸法は、ジャ
ケット15の外縁部からメディア16までの寸法より大きく
する必要がある。近年新たにメディアをハードジャケッ
トに封入したディスクが出現したが、これは従来のディ
スクに比べジャケット厚が大幅に増大しており、この為
従来構造のままであれば、必然的に磁路長が大きくな
り、磁気効率上ますます不利となる。またフロッピーデ
ィスクドライブ装置の小型薄型化に対しても、従来構造
ではヘッド全高の小型化が困難でその対応に問題があっ
た。
そこで本発明は、上記の問題点を考慮して、ヘッド全
高を小さくし、磁路長の短縮を図り、磁気効率の向上を
目的としたものである。
高を小さくし、磁路長の短縮を図り、磁気効率の向上を
目的としたものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、メディア摺動面を
有し、凹部が形成されているサポートと、前記サポート
と接合されたコアと、前記コアと接合されたバックコア
と、前記バックコアに設けられているとともに、前記凹
部に収納されたコイルと、前記サポートを支持するジン
バルとを備え、前記メディア摺動面と前記ジンバルとの
間に前記バックコアを設けるとともに、前記サポートと
前記コイルとが完全に非接触に設けられているものであ
る。
有し、凹部が形成されているサポートと、前記サポート
と接合されたコアと、前記コアと接合されたバックコア
と、前記バックコアに設けられているとともに、前記凹
部に収納されたコイルと、前記サポートを支持するジン
バルとを備え、前記メディア摺動面と前記ジンバルとの
間に前記バックコアを設けるとともに、前記サポートと
前記コイルとが完全に非接触に設けられているものであ
る。
作用 このようなものであると、ジンバルの裏側部にバック
コアやコイルを設ける必要がないためヘッド全高を低く
することができ、また磁路長の大幅な短縮が可能とな
り、このため磁気効率の向上が図られることになる。
コアやコイルを設ける必要がないためヘッド全高を低く
することができ、また磁路長の大幅な短縮が可能とな
り、このため磁気効率の向上が図られることになる。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第4図にもとづいて
説明する。なお、第1図はジンバルを取り除いたヘッド
の斜視図、第2図はこれを分解して示す図である。
説明する。なお、第1図はジンバルを取り除いたヘッド
の斜視図、第2図はこれを分解して示す図である。
非磁性体でできているサポート1はコイル巻線部が当
たらないように凹部2が形成されている。同じく非磁性
体でできているサポート3は、サポート1と比べその高
さが小さくなっており、バックコア4を乗せることによ
りサポート1と同じ高さとなる様になっている。5はサ
ポート1,3間に挟まれたコア、6はメディア摺動面、7
はジンバルである。バックコア4は記録、再生用と消去
用と2つに分離独立するか、または非磁性体を介して一
体化されており、コア5との接合面は研磨されている。
また、バックコア4のコア5との接合部において、メデ
ィア摺動面6に対して垂直な方向の幅Wを各接合箇所で
略同じ幅に形成している。尚、コイル巻線部は、細くし
てあり、コイル8の巻線径の肥大化を防いでいる。
たらないように凹部2が形成されている。同じく非磁性
体でできているサポート3は、サポート1と比べその高
さが小さくなっており、バックコア4を乗せることによ
りサポート1と同じ高さとなる様になっている。5はサ
ポート1,3間に挟まれたコア、6はメディア摺動面、7
はジンバルである。バックコア4は記録、再生用と消去
用と2つに分離独立するか、または非磁性体を介して一
体化されており、コア5との接合面は研磨されている。
また、バックコア4のコア5との接合部において、メデ
ィア摺動面6に対して垂直な方向の幅Wを各接合箇所で
略同じ幅に形成している。尚、コイル巻線部は、細くし
てあり、コイル8の巻線径の肥大化を防いでいる。
このような磁気ヘッドの組立に際しては、まずサポー
ト1とサポート3によりコア5を接合し、メディア摺動
面6を研削、研磨し、規定の寸法に仕上げる。次にコイ
ル8の巻線が施されたバックコア4をコア5へ密着接合
し、閉磁路を成す。この時、バックコア4をサポート3
へも接合させることにより、接合強度の補強を図る。し
かる後にジンバル7の規定位置へ取付ける。なお、第4
図において、9は磁路を示している。
ト1とサポート3によりコア5を接合し、メディア摺動
面6を研削、研磨し、規定の寸法に仕上げる。次にコイ
ル8の巻線が施されたバックコア4をコア5へ密着接合
し、閉磁路を成す。この時、バックコア4をサポート3
へも接合させることにより、接合強度の補強を図る。し
かる後にジンバル7の規定位置へ取付ける。なお、第4
図において、9は磁路を示している。
このような構成によれば、前述の従来例のようにジン
バル7の裏側部にバックコアやコイルを設ける必要がな
いため、ヘッド全高を低くすることができる。またバッ
クコア4をジンバル7よりもメディア摺動面6側に設け
たため、磁路長の大幅な短縮が可能となり、磁気効率の
向上を図ることが可能となる。
バル7の裏側部にバックコアやコイルを設ける必要がな
いため、ヘッド全高を低くすることができる。またバッ
クコア4をジンバル7よりもメディア摺動面6側に設け
たため、磁路長の大幅な短縮が可能となり、磁気効率の
向上を図ることが可能となる。
また、バックコア4のコア5との接合部において、メ
ディア摺動面6に対して垂直な方向の幅Wを各接合箇所
で略同じ幅にしたため、バックコア4を加工する際に、
同一幅の棒状体や板状体に切削加工などを施すだけで容
易に加工できる。さらに、コア5とバックコア4の取付
方向を一方向に限定する必要がないため、バックコア4
を接合し易く、作業性がよい。
ディア摺動面6に対して垂直な方向の幅Wを各接合箇所
で略同じ幅にしたため、バックコア4を加工する際に、
同一幅の棒状体や板状体に切削加工などを施すだけで容
易に加工できる。さらに、コア5とバックコア4の取付
方向を一方向に限定する必要がないため、バックコア4
を接合し易く、作業性がよい。
また、バックコア4に設けられているコイル8と両サ
ポート1,3とが全く接触しないので、バックコア4をコ
ア5に接合する際に、コイル8が両サポート1,3に当た
ってバックコア4とコア5との間に隙間が生じてしまい
うまく接合できないといった問題を防止することができ
る また、取付け時に両サポート1,3とコイル8とが擦れ
合ったりしないので、擦れのためコイル8の絶縁被膜が
破れてコイル8が短絡してしまうといった問題も防止す
ることができる。
ポート1,3とが全く接触しないので、バックコア4をコ
ア5に接合する際に、コイル8が両サポート1,3に当た
ってバックコア4とコア5との間に隙間が生じてしまい
うまく接合できないといった問題を防止することができ
る また、取付け時に両サポート1,3とコイル8とが擦れ
合ったりしないので、擦れのためコイル8の絶縁被膜が
破れてコイル8が短絡してしまうといった問題も防止す
ることができる。
さらに、磁気ヘッドの小型化にともなってサポート1,
3の厚さを薄くした場合、サポート1,3の絶縁性が弱くな
るが、サポート1,3とコイル8を非接触としたので、コ
イル8に流れる電流が外部にリークすることはない。
3の厚さを薄くした場合、サポート1,3の絶縁性が弱くな
るが、サポート1,3とコイル8を非接触としたので、コ
イル8に流れる電流が外部にリークすることはない。
発明の効果 以上の様に本発明の磁気ヘッドは、ジンバル面片側上
で閉時路を成すことから、磁路長の大幅な短縮が可能と
なり、磁気効率の向上を図ることができる。またヘッド
全高を低くすることができ、ドライブ装置の小型、薄型
化への対応が容易となる。
で閉時路を成すことから、磁路長の大幅な短縮が可能と
なり、磁気効率の向上を図ることができる。またヘッド
全高を低くすることができ、ドライブ装置の小型、薄型
化への対応が容易となる。
また、バックコアに設けられているコイルとサポート
とが全く接触しないので、バックコアをコアに接合する
際に、コイルがサポートに当たってバックコアとコアと
の間に隙間が生じてしまいうまく接合できないといった
問題を防止することができる。これにより、常に良好な
接合性を得ることができる。
とが全く接触しないので、バックコアをコアに接合する
際に、コイルがサポートに当たってバックコアとコアと
の間に隙間が生じてしまいうまく接合できないといった
問題を防止することができる。これにより、常に良好な
接合性を得ることができる。
また、取付け時にサポートとコイルが擦れ合ったりし
ないので、擦れのためコイルの絶縁被膜が破れてコイル
が短絡してしまうといった問題も防止することができ
る。これにより、常に所定の強さの磁場を発生させるこ
とができ、良好な記録・再生性能を得ることができる。
ないので、擦れのためコイルの絶縁被膜が破れてコイル
が短絡してしまうといった問題も防止することができ
る。これにより、常に所定の強さの磁場を発生させるこ
とができ、良好な記録・再生性能を得ることができる。
さらに、磁気ヘッドの小型化にともなってサポートの
厚さを薄くした場合、サポートの絶縁性が弱くなるが、
サポートとコイルを非接触としたので、コイルに流れる
電流が外部にリークすることはない。したがって、常に
所定の強さの磁場を発生させることができ、良好な記録
・再生性能を得ることができる。
厚さを薄くした場合、サポートの絶縁性が弱くなるが、
サポートとコイルを非接触としたので、コイルに流れる
電流が外部にリークすることはない。したがって、常に
所定の強さの磁場を発生させることができ、良好な記録
・再生性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明にもとづく磁気ヘッドの一実施例におけ
るジンバルを取除いた状態の斜視図、第2図はその分解
斜視図、第3図はジンバルに取付けた状態の側面図、第
4図はその正面図、第5図は従来例の使用状態の側面
図、第6図は従来例の正面図である。 1……サポート、3……サポート、4……バックコア、
5……コア、6……メディア摺動面、7……ジンバル。
るジンバルを取除いた状態の斜視図、第2図はその分解
斜視図、第3図はジンバルに取付けた状態の側面図、第
4図はその正面図、第5図は従来例の使用状態の側面
図、第6図は従来例の正面図である。 1……サポート、3……サポート、4……バックコア、
5……コア、6……メディア摺動面、7……ジンバル。
Claims (1)
- 【請求項1】メディア摺動面を有し、凹部が形成されて
いるサポートと、 前記サポートと接合されたコアと、 前記コアと接合されたバックコアと、 前記バックコアに設けられているとともに、前記凹部に
収納されたコイルと、 前記サポートを支持するジンバルとを備え、 前記メディア摺動面と前記ジンバルとの間に前記バック
コアを設けるとともに、 前記サポートと前記コイルとが完全に非接触に設けられ
ていることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60004481A JP2619854B2 (ja) | 1985-01-14 | 1985-01-14 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60004481A JP2619854B2 (ja) | 1985-01-14 | 1985-01-14 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61162814A JPS61162814A (ja) | 1986-07-23 |
JP2619854B2 true JP2619854B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=11585292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60004481A Expired - Lifetime JP2619854B2 (ja) | 1985-01-14 | 1985-01-14 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2619854B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60150615U (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-07 | シチズン時計株式会社 | 磁気記録ヘツド |
-
1985
- 1985-01-14 JP JP60004481A patent/JP2619854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61162814A (ja) | 1986-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |