JP3843452B2 - 磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法 - Google Patents

磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープ等の記録媒体に対して情報を記録/再生する磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、磁気テープに対して情報を磁気記録/再生するための回転磁気ヘッドを備えたVCR(ビデオカセットレコーダ)がある。図22及び図23は、2ヘッドタイプの回転磁気ヘッドの一般的な構成を示す。回転磁気ヘッド70は、固定シリンダ71と、シャフト72及びベアリング73を介して回転駆動機構(不図示)により回転駆動される回転シリンダ74と、回転シリンダ74に取付けられた2つの磁気ヘッド80a、80bとを有している。2つの磁気ヘッド80a、80bは、金属製のベース91a、91bに貼付けられ、ベース91a、91bが取り付けネジ92a、92bにより回転シリンダ74にネジ止めされることで、回転シリンダ74のシャフト72を中心に180°反対側の位置に取り付けられている。
【0003】
磁気ヘッド80a,80bは、ヘッドコア81a,81bにコイル巻線82a,82bが施された構成となっており、ヘッドコア81a,81bは、その先端83a,83bに磁束発生用のギャップ84a,84bを有し、先端83a,83bが固定シリンダ71及び回転シリンダ74の外周面から略40[μm]突出している。ギャップ84aとギャップ84bとは、隣接する記録トラックからのクロストーク(干渉)を避けるために、互いに相反する方向に所定角度(アジマス角度)θだけ傾けられている。
【0004】
ギャップ84a及びギャップ84bによって磁気記録/再生を適切に行うためは、各ギャップ84a,84bの回転シリンダに対する相対的な高さの位置決めに高い精度が要求される。しかしながら、従来のヘッドコア81a,81bは、例えば、C型コアバーとI型コアバーとを接着して作成したヘッドコア作成用のコアバーを、ワイヤーソーにより切出すことにより作成されていた。このため、切出し加工の精度上、ギャップ84a,84bの切出し面からの高さ寸法は各ヘッドコア毎にばらつき、ギャップ84a,84bの相対的な高さの位置決めを正確に行うことが困難であった。
【0005】
そこで、回転磁気ヘッド70は、高さ調整ネジ97a,97bでベース91a,91bを押し付けることにより、ヘッドコア81a,81bの取付け高さの調整が可能となるように構成されている。高さ調整ネジ97a,97bは、取り付けネジ92a,92bでベース91a,91bをネジ止めする方向とは逆方向にベース91a,91bを押付けるネジであり、この高さ調整ネジ97a,97bの締結/弛緩によってベース91a,91bの回転シリンダ74に対する姿勢角が調整され、もって、各ギャップ84a,84bの回転シリンダ74に対する相対的な高さ位置が調整される。
【0006】
また、ヘッドコア81a,81bは、ヘッドコア81a,81bが貼付けられたベース91a,91b毎に先端が研磨され、ベース91a,91bを介して回転シリンダ74に取付けられている。ベース91a,91bの回転シリンダ74への取付けは、回転シリンダ74の外周面からのヘッドコア81a,81bの先端の突出量を調整しながら成されていた。
【0007】
一方、従来の別の回転磁気ヘッドとしては、ヘッドコアが搭載される複数のヘッド支持基板と、このヘッド支持基板がネジ止め固定される2つのヘッド支持基板毎に共通の共通支持基板と、共通支持基板に対するヘッド支持基板の姿勢角を調整し、磁気ヘッドの高さ位置を調整する高さ調整用ビスとを備えたものが知られている(例えば、特開昭59−144029号公報参照)。また、磁気ヘッドが搭載され、回転軸に回転自在に軸支されるフレキシブルシートと、このフレキシブルプレートの下面側に僅少な隙間を隔てて配設されたバックプレートとを備えたものが知られている(例えば、特開昭54−92212号公報参照)。また、磁気ヘッドが搭載されるヘッド円盤と、このヘッド円盤を回転軸のフランジ部に取付けるための取付用ビスとを備えた回転磁気ヘッドも知られている(例えば、特開昭55−77051号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の回転磁気ヘッドにおいては、ヘッドコア81a,81bを精度良く切出し加工することができないので、ベース91a,91b、取付けネジ92a,92b及び高さ調整用ネジ97a,97b等によるヘッドコア高さ位置調整機構が必要となり、装置の構造が複雑になるとともに、その組立て工程を簡素化することができない。また、同様に、特開昭59−144029号公報に示された回転磁気ヘッドについても、磁気ヘッドを搭載するヘッド支持基板及び、磁気ヘッドの高さ位置を調整する高さ調整用ビスが必要であるため、構成が複雑になり、その組立て工程を簡素化することができない。また、上記ヘッドコアの高さ位置調整機構を省略しヘッドコアを回転シリンダに直接取付ける構成とした場合にあっては、仮にヘッドコアを精度良く加工することができたとしても、ヘッドコア先端の研磨を微細なヘッドコア単体で行わなければならず、実施が困難である。
【0009】
また、上記特開昭54−92212号公報及び特開昭55−77051号公報に示された回転磁気ヘッドにおいては、ヘッドコアを精度良く加工することができないので、各磁気ヘッドコアの相対的な高さを正確に調整することが困難である。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、磁気ヘッドコアの加工精度の向上を図り、各ヘッドコアの高さ位置を調整した状態で各ヘッドコアを共通の取付ベースに取付けることにより、従来必要とされていたヘッドコアの高さ調整機構を削除して、構造及び組立て工程を簡素化した磁気ヘッドの回転シリンダへの取り付け方法及び回転磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、2対の右チャンネル及び左チャンネルの映像ヘッドが取付ベース上に回転中心を挟んで180゜対向する位置に取付けられ、また、1対の右チャンネル及び左チャンネルの音声ヘッドが取付ベース上に回転中心を挟んで180゜対向する位置に取付けられ、映像ヘッド及び音声ヘッドはそれぞれC型コアとI型コアを接着して両者間にギャップを形成してなり、映像ヘッド及び音声ヘッドが取付ベースを介して回転シリンダに取付けられるVCR用磁気ヘッドの取付方法において、バー状に形成されたC型コア用バーとI型コア用バーとを接着して映像コアバー及び音声コアバーを作成するコアバー作成工程と、コアバー作成工程で作成された2本の映像コアバーを1対として該2本の映像コアバーを上下逆向きにして、各々のギャップの対応する位置を所定角度で斜め方向に合わせて2対並び固定し、これら2対の映像コアバーを所定角度で斜め方向に1つの映像ヘッドコアの厚み単位で切出して2対の映像ヘッドコアを作成する映像コア作成工程と、コアバー作成工程で作成された2本の音声コアバーを1対として該2本の音声コアバーを上下逆向きにして、各々のギャップの対応する位置を所定角度で斜め方向に合わせて並び固定し、これらの音声コアバーを所定角度で斜め方向に1つの音声ヘッドコアの厚み単位で切出して1対の音声ヘッドコアを作成する音声コア作成工程と、映像コア作成工程で作成された2対の映像磁気ヘッドコアを映像ヘッドコア固定治具に保持させ、音声コア作成工程で作成された1対の音声ヘッドコアを映像ヘッドコアの切出し面に垂直な方向に移動自在な音声ヘッドコア固定治具に保持させ、該音声ヘッドコア固定治具を摺動させることにより、映像ヘッドコアのギャップと音声ヘッドコアのギャップとの相対的な高さ位置を調整するコア高さ調整工程と、コア高さ調整工程で各ギャップの相対的な高さ位置が調整された状態の映像ヘッドコア及び音声ヘッドコアを各ヘッドコア共通の取付ベースに接着するヘッド接着工程と、ヘッド接着工程で映像ヘッドコア及び音声ヘッドコアが接着された取付ベースを回転させながら、研磨具を各ヘッドコアの先端に押付けることにより、該各ヘッドコアの先端を研磨するコア研磨工程と、コア研磨工程で研磨された各ヘッドコアにコイル巻線を施した後、取付ベースを回転シリンダに接着するベース接着工程とを有するものである。
【0012】
この製造方法においては、2対の映像コアバーが同時に切出され、1つの回転ヘッドに取付けられる2対のヘッドコアが同一の厚みにて作成される。ここで、各映像コアバーは各々のギャップの対応する位置を切出し角度で合わせて並び固定された状態で切出されるので、各映像ヘッドコアのギャップの切出し面からの高さ位置は、正確に各磁気ヘッドの取付高さに応じたものとすることができる。従って、上記切出し面の高さ位置を一致させながら、各映像ヘッドコアを取付けベースに取付けることにより、各映像ヘッドコア同士の相対的な高さ位置が適正化される。また、各対の2本の映像コアバーは上下逆向きに斜め方向に並び固定された状態で切出されるので、それぞれの映像ヘッドコアには、切出し面に対して互いに相反する斜め方向のギャップが形成され、これにより2対の右チャンネル用及び左チャンネル用の映像ヘッドコアが同時に作成される。また、1対の音声ヘッドコアも、上記映像ヘッドコアと同様に、各々のギャップの対応する位置を切出し角度で合わせて並び固定された状態で同一の厚みにて同時に切出され、作成される。
【0013】
このように作成された映像ヘッド及び音声ヘッドは、映像ヘッドコア固定治具及び音声ヘッドコア固定治具に固定され、各ヘッドコア共通の取付ベースに接着によって取付けられる。このとき、上述のごとく、切出し面の高さ位置を一致させて各映像ヘッドコアを映像コア固定治具に保持させることにより、各映像ヘッドコア同士のギャップの相対的な高さ位置は適正化される。また、同様に、上記音声コア固定治具に保持された各音声ヘッドコア同士のギャップの相対的な高さ位置も適正化される。そして、音声コア固定治具の摺動により、各映像ヘッドコアのギャップと各音声ヘッドコアのギャップとの相対的な高さ位置が調整され、すべての磁気ヘッドコアの高さ位置が適正化された状態で上記取付ベースに接着されることとなる。その後のコア研磨工程では、各ヘッドコアが取付けられた共通の取付ベースを回転させながら各ヘッドコアが研磨されるので、研磨後における該取付けベースの回転中心から各ヘッドコアの先端までの距離寸法は全て同一となり、ベース取付工程におけるヘッドコア先端の回転シリンダからの突出量の調整が容易とされる。
【0014】
また、請求項2の発明は、右チャンネル及び左チャンネルの映像ヘッドが取付ベース上に回転中心を挟んで180゜対向する位置に取付けられ、映像ヘッドが取付ベースを介して回転シリンダに取付けられているVCR用磁気ヘッドの取付方法において、磁束を発生させるためのギャップが形成されたバー状の映像コアバーを作成するコアバー作成工程と、コアバー作成工程で作成された2本の映像コアバーを1対として該2本の映像コアバーを各々のギャップの対応する位置を所定角度で斜め方向に合わせて並び固定し、これらの映像コアバーを所定角度で斜め方向に1つの映像ヘッドコアの厚み単位で切出して映像ヘッドコアを作成する映像コア作成工程と、映像コア作成工程で作成された映像用磁気ヘッドコアを映像ヘッドコア固定治具に保持させることにより、各ギャップの相対的な高さ位置を合わせるヘッドコア保持工程と、ヘッドコア保持工程で保持された映像ヘッドコアを各ヘッドコア共通の取付ベースに取付けるヘッド取付工程と、ヘッド取付工程で映像ヘッドコアが取付けられた取付ベースを回転シリンダに取付けるベース取付工程を有するものである。
【0015】
この製造方法においては、映像コアバーが同時に切出され、1つの回転ヘッドに取付けられる映像ヘッドコアが同一の厚みにて作成される。ここで、各映像コアバーは各々のギャップの対応する位置を切出し角度で合わせて並び固定された状態で切出されるので、各映像ヘッドコアのギャップの切出し面からの高さ位置は、正確に各磁気ヘッドの取付高さに応じたものとすることができる。従って、上記切出し面の高さ位置を一致させながら、各映像ヘッドコアを取付けベースに取付けることにより、各映像ヘッドコア同士の相対的な高さ位置が適正化される。また、2本の映像コアバーは上下逆向きに斜め方向に並び固定された状態で切出されるので、それぞれの映像ヘッドコアには、切出し面に対して互いに相反する斜め方向のギャップが形成され、これにより右チャンネル用及び左チャンネル用の映像ヘッドコアが同時に作成される。
【0016】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の磁気ヘッドの取付方法において、ヘッド取付工程で映像ヘッドコアが取付けられた取付ベースを回転させながら、研磨具を各ヘッドコアの先端に押付けることにより、該各ヘッドコアの先端を研磨するコア研磨工程をさらに有するものである。この製造方法においては、各ヘッドコアが取付けられた共通の取付ベースを回転させながら各ヘッドコアが研磨されるので、研磨後における該取付けベースの回転中心から各ヘッドコアの先端までの距離寸法は全て同一となり、ベース取付工程におけるヘッドコア先端の回転シリンダからの突出量の調整が容易とされる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による回転磁気ヘッドについて図面を参照して説明する。図1は、VCR(ビデオカセットレコーダ)等の磁気記録/再生装置に内蔵され、2対の映像ヘッド及び1対の音声ヘッドを備えた4ヘッドHi-Fiタイプの回転磁気ヘッド1を、図2は回転磁気ヘッド1に2対の映像ヘッドR1,L2,R2,L1及び一対の音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchを取付けるための共通ベースを示している。回転磁気ヘッド1は、外周面が磁気テープの走行面とされる固定シリンダ2及び回転シリンダ3と、磁気テープに対して映像信号を記録/再生する映像ヘッドR1,L2,R2,L1及び音声信号を記録/再生する音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi Lch、これら各磁気ヘッドを回転シリンダに取付けるための共通のベース部材となる共通ベース4とを備えている。
【0019】
固定シリンダ2は、磁気記録/再生装置本体に固設されている。回転シリンダ3は、固定シリンダ2の上方に若干の隙間を空けて、シャフト4及びベアリング5を介して回転自在に支持され、回転駆動機構(不図示)によって回転駆動される。
【0020】
右チャンネルの映像ヘッドR1と左チャンネルの映像ヘッドL1は、共通ベース4の回転中心4aを挟んで180゜対向する位置に取付けられる。また、右チャンネルの映像ヘッドR2は、映像ヘッドL1に隣接して取付けられ、左チャンネルの映像ヘッドL2は、映像ヘッドR2から回転中心4aを挟んで180゜対向する位置に取付けられる。これにより、映像ヘッドR1と映像ヘッドL2とは、隣合せで取付けられる。また、右チャンネルの音声ヘッドHi-Fi Rchは、映像ヘッドR1より所定の回転角度ずらして取付けられ、左チャンネルの音声ヘッドHi-Fi Lchは、音声ヘッドHi-Fi Rchから回転中心4aを挟んで180゜対向する位置に取付けられる。これらの音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchは、共通ベース4の凸部4bに取付けられ、映像ヘッドとの相対的な高さ位置が適正化される。
【0021】
互いに対向配置される右チャンネルの磁気ヘッドR1,R2,Hi-Fi Rchと、左チャンネルの磁気ヘッドL1,L2,Hi-Fi Lchとは、図3に示されるように、それぞれ互いに相反する方向のギャップ7,9,11と、ギャップ8,10,12とを有しており、これにより、記録/再生時の磁気テープの隣接する記録トラック間におけるクロストークが回避される。
【0022】
図4は、各磁気ヘッドの相対的な高さ位置関係及び有効トラック幅について、上下を逆に示している。この高さ位置関係は、各磁気ヘッドによって記録及び特殊再生を適正に行うために必要とされている。映像ヘッドR2,L2のギャップは、映像ヘッドR1,L1のギャップと比較して、10.5[μm]だけ下方に取付けなければならない。また、音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchのギャップは、映像ヘッドR1,L1のギャップと比較して、62.5[μm]だけ下方に取付けなければならない。なお、図4における矩形の中の数値は、各ヘッドコアの有効トラック幅(単位は[μm])を示している。
【0023】
図5は、各磁気ヘッドの共通ベース4への取付状態を示している。互いに相反する方向に傾斜するギャップ7,8が形成された映像ヘッドR1と映像ヘッドL2とが隣合せで、また、互いに相反する方向に傾斜するギャップ9,10が形成された映像ヘッドR2と映像ヘッドL1とが隣合せでそれぞれ共通ベース4に取付けられる。また、音声ヘッドコアHi-Fi Rch及び音声ヘッドコアHi-Fi Lchは、凸部4bに取付けられ、高さ位置が適正化される。
【0024】
次に、映像ヘッドの構成について図6を参照して説明する。映像ヘッドR1,L2のヘッドコア13,14は、C型コア15,18とI型コア17,16とをガラス19を用いたガラスボンディングで接着することにより形成されている。C型コア15,18とI型コア17,16の接着面近傍には、ギャップ7,8を所定幅寸法に形成するための溝20が加工されている。ギャップ7,8はスパッタリングによって形成されており、その傾斜角度(アジマス角)は−6゜±10’,+6゜±10’である。ここで、映像ヘッドコア13のコア幅Cw=0.135[mm]、有効トラック幅Tw=0.049[mm]、切出し面(底面)からのギャップ基準位置H1の高さh1=0.0495[mm]である。また、映像ヘッドコア14のコア幅Cw=0.135[mm]、有効トラック幅Tw=0.021[mm]、切出し面からのギャップ基準位置H1の高さh1=0.060[mm]である。これらのヘッドコア13,14にコイル巻線が施されると、映像ヘッドR1,L2が完成する。映像ヘッドL1,R2も、上記と略同等の構成を有している。
【0025】
映像ヘッドコア13は、図7に示されるバー状に繋がった映像コアバー21をワイヤーソーにより所定のコア幅Cwにて、ギャップ7のアジマス角(6゜±10’)で斜め方向に切出されることにより作成される。映像ヘッドコア14,15,16についても同様である。なお、音声ヘッドコアは、音声コアバーを所定のコア幅Cwにて、ギャップのアジマス角(例えば、30゜)で斜め方向に切出されることにより作成される。
【0026】
以下、映像コアバー21の作成工程について、図8乃至図10を参照して説明する。映像コアバー21のC型コアバー22とI型コアバー23とはその幅寸法が異なるため、溝20の加工の際に上記幅寸法を補正するための治具24が使用される。ここではI型コアバー23の底部にスペーサ25を介在させることにより、C型コアバー22の溝深さと、I型コアバー23の溝深さとを同等としている。溝20は、溝加工機によって、例えば図9に示されるような砥石26を矢印方向に押付けて加工される。溝の加工は一本ずつM1,M2,M3…の順に正確に送りピッチPを決めて加工される。ここで、溝加工機の自動送りのピッチ設定を適正に行うことにより、溝20が正確なピッチで加工される。従って、C型コアバー22とI型コアバー23とを接着したとき、図10に示されるようなC型コアバー22とI型コアバー23との貼合わせ面のズレZによる有効トラック幅の変動はほとんど発生しない。
【0027】
以上、映像コアバー21の作成工程について説明したが、音声コアバーの作成工程についても、C型コアとI型コアの形状が相違するのみで概略上記と同等であるため、その説明は省略する。
【0028】
次に、映像ヘッドコアの作成工程について図11乃至図13を参照して説明する。映像ヘッドR1用のコアバー21、映像ヘッドL2用のコアバー27は上下逆向き(R1が表向き、L2が裏向き)にして固定され、これに並べて、映像ヘッドL1用のコアバー28及び映像ヘッドR2用のコアバー29が上記と同様に、上下逆向き(R2が表向きL1が裏向き)にして固定される。ここで、各コアバーは、切出し基準線となるスライスラインに対して6゜傾けて配置され、ワイヤーソーによって135[μm]の厚みでスライスされる。このとき、図12に示されるように、コアバー21とコアバー27とは、ギャップ7のH1とギャップ8のH1との差d1=d2=10.5[μm]となるように合わせて、コアバー28とコアバー29とは、ギャップ9のH1とギャップ10のH1との差d1=d2=10.5[μm]に合わせてバー切断用治具に固定される。なお、コアバーR1とコアバーL1とは、同じ高さ位置に固定される。各コアバーは、上記のように固定された後、コアバーR1とコアバーL1のH1より49.5[μm](コアバーL2とコアバーR2のH1より60.0[μm])下方のスライスラインに沿って、各コアバーのいずれかの端部側から順次切出される。
【0029】
映像ヘッドR1と映像ヘッドL2とは、有効トラック幅TWが異なる。C型コアバー22及びI型コアバー23に形成される溝20の幅は同一で、それぞれの溝のピッチPはほとんどズレがない。従って、図12に示される寸法位置関係からスライスピッチを決めて順次スライスすることにより、映像ヘッドR1のギャップの基準高さ位置H1と映像ヘッドL2のギャップの基準高さ位置H1との差d1=d2=10.5[μm]となるようにに合わせることができる。映像ヘッドR2,L1についても同様である。
【0030】
以上、映像ヘッドコアの作成工程について説明したが、音声ヘッドコアの作成工程についても、2本の音声コアバーを並び固定し一対の音声ヘッドコアを切出すことが相違するのみで、概略上記と同等である。なお、音声コアバーは、スライスラインが音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi LchのH1より39.0[μm]下方に位置するように並べられる。このようにして切出された映像ヘッドR1,L2,L1,R2のヘッドコア及び、音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchのヘッドコアの高さh1とTwは、図13に示される寸法となる。
【0031】
次に、各磁気ヘッドの相対的な高さ位置関係について説明する。映像ヘッドR1,L2,L1,R2及び音声ヘッドHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchは、共通ベース4からの各ギャップの高さ位置が図14に示される位置関係となるように調整され、共通ベースに接着される。図14によれば、映像ヘッドR1,L1のギャップの共通ベース4からの高さは、49.5[μm]であり、映像ヘッドR2,L2のギャップの共通ベース4からの高さは、60.0[μm]である。これらのギャップの高さは、上述した方法で作成された各映像ヘッドコアの高さh1と一致する。従って、各映像ヘッドコアR1,L2,L1,R2を共通ベースの接着基準面に浮かないように接着することにより、各映像ヘッドコアR1,L2,L1,R2は、高さ位置を調整することなく、正確な高さ位置で共通ベースに取付けられる。
【0032】
一方、音声ヘッドコアHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchのギャップの共通ベース4からの高さは、49.5+62.5=112.0[μm]である。音声ヘッドコアHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchの高さh1=39.0[μm]であるので、音声ヘッドコアHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchの切出し面は、共通ベースの接着基準面に対して112.0−39.0=73.0[μm]だけ下方に突出させて取付ける必要がある。以上より、映像ヘッドコアR1,L2,L1,R2を共通ベースの接着基準面に接着し、音声ヘッドコアHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchを接着基準面より73.0[μm]だけ下方に突出させて接着すれば、図13に示される、各ヘッドコアの高さ位置の関係が得られることとなる。
【0033】
次に、上記各磁気ヘッドの高さ位置の調整工程について、図15乃至図18を参照して説明する。各磁気ヘッドの高さ位置の調整は、ヘッドコア固定治具40を用いて成される。ヘッドコア固定治具40は、映像ヘッドコア固定治具41と、音声ヘッドコア固定治具42と、支持軸43とを備えている。映像ヘッドコア固定治具41は、図16に示されるように、支持軸43に固定され、映像ヘッドコア13,14,45,46を仮固定する。映像ヘッドコア13,14,45,46は、各コアの取付位置に対応する位置に設けられた吸引孔47によって、一方の切出し面48aがエア吸引され、他方の切出し面48bを上方に向けた状態で保持される。このとき、各コアには、巻線が施されていないので、各コアは切出し面48a(底面)の略全面で映像ヘッドコア固定治具41にしっかりと保持される。各映像ヘッドコア13,14,45,46を載せる部分には、図17に示されるように、映像ヘッドコア13,14,45,46を位置決めするためのガイドとなる柱部49と、映像ヘッドコア13,14,45,46を柱部49に(矢印方向に)押付けるための押付機構50が設けられている。柱部49と押付け機構50によって、隣接する映像ヘッドコア13,45(14,46)は、各ギャップ7,8(10,9)の間隔が740±5[μm]となるように位置決めされる。また、映像ヘッドコアの搭載面51は、ヘッドコア接着時における共通ベース4の映像ヘッドコア貼付面4cと平行に形成されている。
【0034】
また、音声ヘッドコア固定治具42は、図18に示されるように、ベアリング52を介して支持軸43に軸支され、映像ヘッドコアの切出し面48a,48bに垂直な方向A(支持軸の軸方向)に移動自在とされ、音声ヘッドコア53,54を仮固定する。音声ヘッドコア53,54は、上記と同様に、吸引孔57によって、一方の切出し面56aがエア吸引され、他方の切出し面56bを上方に向けた状態で保持される。このとき、各コアには、巻線が施されていないので、各コアは切出し面48a(底面)の略全面で音声ヘッドコア固定治具42にしっかりと保持される。また、音声ヘッドコアの搭載面57は、磁気ヘッドコア接着時における共通ベースの音声ヘッドコア貼付面4dと平行に形成されている。音声ヘッドコア53,54の高さ位置の調整は、顕微鏡付テレビカメラ59によって撮像された画像を見ながら、音声ヘッドコア固定治具42を上下に移動させることにより成される。この音声ヘッドコア固定治具42の移動によって、音声ヘッドコアHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchの切出し面56は、共通ベース4の接着基準面4eに対して73[μm]だけ下方に位置決めされる。このとき、音声ヘッドコアHi-Fi Rch,Hi-Fi Lchは、上述した方法で位置合わせをした後同時に切出されているので、その切出し面56bからのギャップの高さ位置は略同一とされる。従って、一対の音声ヘッドコア53,54は、同時に高さ位置の調整が成されることとなる。以上の工程によって、各映像ヘッドコア13,14,45,46及び音声ヘッドコア53,54の相対的な高さ位置の調整が完了する。
【0035】
以下、ヘッド接着工程について説明する。共通ベース4がヘッドコア固定治具40の上方より載せられ、各映像ヘッドコア13,14,45,46及び音声ヘッドコア53,54が樹脂(接着剤)によって共通ベース4に接着されることにより、各磁気ヘッドは、各ギャップ7,8,9,10,11,12の相対的な高さ位置が調整された状態で共通ベース4に取付けられる。なお、このとき、共通ベース4が支持軸43によって位置決めされ、共通ベース4の回転中心4aから各磁気ヘッドまでの距離は略同一となる。
【0036】
以下、コア研磨工程について説明する。共通ベース4に接着された各ヘッドコア13,14,45,46,53,54の先端は、図19及び図20に示させるように、所定の寸法となるように研磨テープT(研磨具)によって研磨される。このヘッドコア先端の研磨は、共通ベース4を矢印方向に回転させながら、研磨テープTを各ヘッドコア13,14,45,46の先端に押付けることにより成される。このコア研磨工程により、各ヘッドコア13,14,45,46の先端は、所定の曲率半径rとなるように研磨される。また、共通ベース4の回転中心4aから各ヘッドコアの先端55までの距離寸法が全て正確に同一とされる。なお、図20は映像ヘッドコアについて示しているが、音声ヘッドコア53,54についても同様である。
【0037】
以下、ベース接着工程について図21を参照して説明する。コア研磨工程において先端55が研磨された各ヘッドコア13,14,45,46には、所定の巻数のコイル巻線56が巻かれる。その後、共通ベース4には、プリント基板57が接着され、コイル巻線56のリード部分58が半田付けされる。このようにして配線が施された共通ベース4は、回転シリンダ3に接着固定される。このとき回転シリンダ3と共通ベース4とのシリンダ回転方向の位置合わせは、回転シリンダ3に設けられている磁気ヘッド突出し用の切欠きに磁気ヘッドの位置を合わせることにより行う。また、突起等の位置合わせ手段を別途回転シリンダ3に設けるようにしてもよい。なお、図21は映像ヘッドコア13,14,45,46について示しているが、音声ヘッドコア53,54についても同様である。
【0038】
上記磁気ヘッドの取付方法によれば、2対の映像ヘッドコア13,14,45,46及び1対の音声ヘッドコア53,54の高さ位置を適正化して共通ベース4に接着し、この共通ベース4を回転シリンダ3に接着することにより、各ヘッドコアを回転シリンダ3に取付ける。これにより、従来は複数必要とされていた取付ベース、該取付ベースの取付用ネジ及び高さ調整用ネジを省略すると共に、回転シリンダの組立工程を簡素化することができ、回転シリンダの製造コストの削減を図ることができる。また、取付用ネジ及び高さ調整用ネジを固定するためのシリンダへの穴あけ加工及びタップ加工も不要となり、回転シリンダの組立工程の簡素化することができ、回転シリンダの製造コストのさらなる削減を図ることができる。
【0039】
さらに、各ヘッドコアの先端は同時に研磨されると共に、研磨後における取付けベースの回転中心から各ヘッドコアの先端までの距離寸法は全て同一とされることから、従来の磁気ヘッドの取付け方法で必要とされていたシリンダ表面からの各ヘッドコアの突出寸法の調整は不要となるので、回転シリンダの組立工程をさらに簡素化することができ、回転シリンダの製造コストのさらなる削減を図ることができる。
【0040】
また、ヘッドコア固定治具の磁気ヘッドコア搭載面は、ヘッドコア接着時における共通ベースの映像ヘッドコア貼付面4c、音声ヘッドコア貼付面4dに対して平行に形成されているので、各ヘッドコアの保持が正確に成され、ヘッドコアの接着精度の向上が図れる。
【0041】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であり、例えば、1対の映像ヘッドを備えた2ヘッドタイプ、又は2対の映像ヘッドを備えた4ヘッドタイプのVCRに適用してもよい。この場合にあっても、取付ベース、該取付ベースの取付用ネジ及び高さ調整用ネジを省略して、回転シリンダの製造コストの削減を図ることができる。また、上記映像コアバーに替えて接合部の向きがコアバーの伸びる方向に対して相互に逆向きに形成された映像コアバーを作成し、これらの映像上下同じ向きにして、双方のギャップの対応する位置を合わせて同時に切出してもよい。このような方法によってもギャップの向きが逆向きでギャップの基準位置H1の高さh1が適正なヘッドコアを作成することができる。また、音声コアバーについても同様である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、2対の映像ヘッド及び1対の音声ヘッドの高さ位置を適正化して共通の取付ベースに接着し、該取付ベースを回転シリンダに接着することにより、各磁気ヘッドが回転シリンダに取付けられる。従って、従来は複数必要とされていた取付ベース、該取付ベースの取付用ネジ及び磁気ヘッドの高さ調整用ネジを省略することができると共に、回転シリンダの組立工程を簡素化することができ、回転シリンダの製造コストの削減を図ることができる。さらに、各ヘッドコアの先端が同時に研磨されると共に、研磨後における取付けベースの回転中心から各ヘッドコアの先端までの距離寸法は全て同一とされることから、従来の磁気ヘッドの取付け方法で必要とされていたシリンダ表面からの各ヘッドコア先端の突出量の調整は不要となるので、回転シリンダの組立工程をさらに簡素化することができ、回転シリンダの製造コストの削減を図ることができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、映像ヘッドの高さ位置を適正化して共通の取付ベースに接着し、該取付ベースを回転シリンダに接着することにより、各磁気ヘッドが回転シリンダに取付けられる。従って、従来は複数必要とされていた取付ベース、該取付ベースの取付用ネジ及び磁気ヘッドの高さ調整用ネジを省略することができると共に、回転シリンダの組立工程を簡素化することができ、回転シリンダの製造コストの削減を図ることができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、各ヘッドコアの先端が同時に研磨されると共に、研磨後における取付けベースの回転中心から各ヘッドコアの先端までの距離寸法は全て同一とされるので、従来の磁気ヘッドの取付け方法で必要とされていたシリンダ表面からの各ヘッドコア先端の突出量の調整は不要となるので、回転シリンダの組立工程をさらに簡素化することができ、回転シリンダの製造コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による回転磁気ヘッドの構造を示す断面図。
【図2】 (a)は同回転磁気ヘッドにおける磁気ヘッドコアの取付位置を示した底面図、(b)は上下を逆に表した同側面図。
【図3】 同ヘッドコアを拡大して示した側面図。
【図4】 同ヘッドコアの相対的な位置関係及び有効トラック幅を表した図。
【図5】 同ヘッドコアの共通ベースへの取付部を拡大して示した側面図。
【図6】 (a)は映像磁気ヘッドコアの側面図、(b)は同ヘッドコアの平面図、(c)は(a)の拡大図。
【図7】 映像コアバーの斜視図。
【図8】 C型コア用バー及びI型コア用バーを示した斜視図。
【図9】 C型コア用バー及びI型コア用バーに溝加工を施す様子を示した側面図。
【図10】 溝加工位置がズレた場合のC型コア及びI型コアを示した図。
【図11】 映像ヘッドコア切出し時における映像コアバーの並びを示した側面図。
【図12】 映像ヘッドコア切出し時における映像コアバーの配置とスライス位置を示した平面図。
【図13】 ヘッドコア作成工程で作成されたヘッドコアのギャップの基準高さ位置と有効トラック幅を示した図。
【図14】 共通ベースに対する各磁気ヘッドコアのギャップの基準高さ位置を示した図。
【図15】 同ヘッドコアを保持したヘッドコア固定治具を示した底面図。
【図16】 図15におけるB−B断面図。
【図17】 音声ヘッドコアを保持した状態の音声ヘッドコア固定治具を示した断面図。
【図18】 図15におけるC−C断面図。
【図19】 研磨テープによって磁気ヘッドコアの先端が研磨される様子を示した底面図。
【図20】 同ヘッドコアの先端を拡大して示した側面図。
【図21】 プリント基板が取付けられ、配線が施された共通ベースの側面図。
【図22】 従来の回転磁気ヘッドの構造を示す断面図。
【図23】 (a)は従来の磁気ヘッドの回転シリンダへの取付け状態を示す底面図、(b)はその磁気ヘッドの拡大図。
【符号の説明】
1 回転磁気ヘッド
3 回転シリンダ
4 共通ベース(取付ベース)
7,8,9,10 ギャップ
13,14,45,46 映像ヘッドコア
15,17 C型コア
16,18 I型コア
21,27,28,29 映像コアバー
22 C型コア用バー
23 I型コア用バー
41 映像ヘッドコア固定治具
42 音声ヘッドコア固定治具
53,54 音声ヘッドコア
56 コイル巻線
R1,R2,L1,L2 映像ヘッド
Hi-Fi Rch,Hi-Fi Lch 音声ヘッド
T 研磨具

Claims (3)

  1. 2対の右チャンネル及び左チャンネルの映像ヘッドが取付ベース上に回転中心を挟んで180゜対向する位置に取付けられ、また、1対の右チャンネル及び左チャンネルの音声ヘッドが前記取付ベース上に回転中心を挟んで180゜対向する位置に取付けられ、前記映像ヘッド及び音声ヘッドはそれぞれC型コアとI型コアを接着して両者間にギャップを形成してなり、前記映像ヘッド及び音声ヘッドが前記取付ベースを介して回転シリンダに取付けられる磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法において、
    バー状に形成されたC型コア用バーとI型コア用バーとを接着して映像コアバー及び音声コアバーを作成するコアバー作成工程と、
    前記コアバー作成工程で作成された2本の映像コアバーを1対として該2本の映像コアバーを上下逆向きにして、各々のギャップの対応する位置を所定角度で斜め方向に合わせて2対並び固定し、これら2対の映像コアバーを前記所定角度で斜め方向に1つの映像ヘッドコアの厚み単位で切出して2対の映像ヘッドコアを作成する映像コア作成工程と、
    前記コアバー作成工程で作成された2本の音声コアバーを1対として該2本の音声コアバーを上下逆向きにして、各々のギャップの対応する位置を所定角度で斜め方向に合わせて並び固定し、これらの音声コアバーを前記所定角度で斜め方向に1つの音声ヘッドコアの厚み単位で切出して1対の音声ヘッドコアを作成する音声コア作成工程と、
    前記映像コア作成工程で作成された2対の映像磁気ヘッドコアを映像ヘッドコア固定治具に保持させ、前記音声コア作成工程で作成された1対の音声ヘッドコアを前記映像ヘッドコアの切出し面に垂直な方向に移動自在な音声ヘッドコア固定治具に保持させ、該音声ヘッドコア固定治具を摺動させることにより、前記映像ヘッドコアのギャップと前記音声ヘッドコアのギャップとの相対的な高さ位置を調整するコア高さ調整工程と、
    前記コア高さ調整工程で各ギャップの相対的な高さ位置が調整された状態の前記映像ヘッドコア及び前記音声ヘッドコアを各ヘッドコア共通の取付ベースに接着するヘッド接着工程と、
    前記ヘッド接着工程で前記映像ヘッドコア及び前記音声ヘッドコアが接着された取付ベースを回転させながら、研磨具を各ヘッドコアの先端に押付けることにより、該各ヘッドコアの先端を研磨するコア研磨工程と、
    前記コア研磨工程で研磨された前記各ヘッドコアにコイル巻線を施した後、前記取付ベースを前記回転シリンダに接着するベース接着工程とを有することを特徴とする磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法。
  2. 右チャンネル及び左チャンネルの映像ヘッドが取付ベース上に回転中心を挟んで180゜対向する位置に取付けられ、 前記映像ヘッドが前記取付ベースを介して回転シリンダに取付けられている磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法において、
    磁束を発生させるためのギャップが形成されたバー状の映像コアバーを作成するコアバー作成工程と、
    前記コアバー作成工程で作成された2本の映像コアバーを1対として該2本の映像コアバーを各々のギャップの対応する位置を前記所定角度で斜め方向に合わせて並び固定し、これらの映像コアバーを前記所定角度で斜め方向に1つの映像ヘッドコアの厚み単位で切出して映像ヘッドコアを作成する映像コア作成工程と、
    前記映像コア作成工程で作成された映像用磁気ヘッドコアを映像ヘッドコア固定治具に保持させることにより、各ギャップの相対的な高さ位置を合わせるヘッドコア保持工程と、
    前記ヘッドコア保持工程で保持された前記映像ヘッドコアを各ヘッドコア共通の取付ベースに取付けるヘッド取付工程と、
    前記ヘッド取付工程で前記映像ヘッドコアが取付けられた前記取付ベースを前記回転シリンダに取付けるベース取付工程を有することを特徴とする磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法。
  3. 前記ヘッド取付工程で前記映像ヘッドコアが取付けられた前記取付ベースを回転させながら、研磨具を各ヘッドコアの先端に押付けることにより、該各ヘッドコアの先端を研磨するコア研磨工程をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の磁気ヘッドの回転シリンダへの取付方法。
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