JPH0953571A - ピストンポンプを備えた液圧式のケーシングブロック並びにピストンポンプを固定しかつシールする方法 - Google Patents
ピストンポンプを備えた液圧式のケーシングブロック並びにピストンポンプを固定しかつシールする方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 付加的な固定手段を必要とせずにかつ高圧耐
性のシールリングを省いて、一作業過程で安価な固定及
びシールを実施できるようにする。 【構成】 本発明は、ピストンポンプが挿入されるケー
シングブロックに関し、ケーシングブロック内でピスト
ンポンプのシリンダをシール及び固定するために、シリ
ンダが半径方向外向きに突出する環状肩を備えていて、
該環状肩が、ケーシングブロック１０内へのシリンダの
圧入時に、ケーシングブロック材料を押し退け、可塑的
に半径方向内向きに変形し、これにより、材料がシール
作用をもってシリンダに接触しかつシリンダをケーシン
グブロック内で固定する。
性のシールリングを省いて、一作業過程で安価な固定及
びシールを実施できるようにする。 【構成】 本発明は、ピストンポンプが挿入されるケー
シングブロックに関し、ケーシングブロック内でピスト
ンポンプのシリンダをシール及び固定するために、シリ
ンダが半径方向外向きに突出する環状肩を備えていて、
該環状肩が、ケーシングブロック１０内へのシリンダの
圧入時に、ケーシングブロック材料を押し退け、可塑的
に半径方向内向きに変形し、これにより、材料がシール
作用をもってシリンダに接触しかつシリンダをケーシン
グブロック内で固定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲の上位
概念に記載の形式の、例えば自動車用のアンチロック装
置を備えたブレーキ装置において使用される、ピストン
ポンプを備えた液圧式のケーシングブロック並びにピス
トンポンプを固定しかつシールする方法に関する。
概念に記載の形式の、例えば自動車用のアンチロック装
置を備えたブレーキ装置において使用される、ピストン
ポンプを備えた液圧式のケーシングブロック並びにピス
トンポンプを固定しかつシールする方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような液圧式のケーシングブロック
は、西ドイツ国特許第４３２９２１１号明細書から公知
である。公知のケーシングブロックの受容孔内には、ピ
ストンポンプのシリンダが挿入されていて、このシリン
ダ内には、ピストンが移動可能に支承されていてかつ例
えば回転駆動可能な偏心体を介して駆動されて往復スト
ローク運動を実施する。シリンダフランジが受容孔の環
状段部に接触するまで深く、シリンダは受容孔内に挿入
される。受容孔内でシリンダを固定するために、ケーシ
ングブロックはかしめ加工される、つまり、シリンダフ
ランジを取り囲みかつこれによってシリンダを受容孔内
で固定するように、ケーシングブロックの材料が塑性変
形される。
は、西ドイツ国特許第４３２９２１１号明細書から公知
である。公知のケーシングブロックの受容孔内には、ピ
ストンポンプのシリンダが挿入されていて、このシリン
ダ内には、ピストンが移動可能に支承されていてかつ例
えば回転駆動可能な偏心体を介して駆動されて往復スト
ローク運動を実施する。シリンダフランジが受容孔の環
状段部に接触するまで深く、シリンダは受容孔内に挿入
される。受容孔内でシリンダを固定するために、ケーシ
ングブロックはかしめ加工される、つまり、シリンダフ
ランジを取り囲みかつこれによってシリンダを受容孔内
で固定するように、ケーシングブロックの材料が塑性変
形される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ケー
シングブロック及び上記方法を改良することにある。
シングブロック及び上記方法を改良することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲に記載の特徴を有する本発明のケー
シングブロック及び方法によって解決された。
ば、特許請求の範囲に記載の特徴を有する本発明のケー
シングブロック及び方法によって解決された。
【０００５】
【発明の効果】本発明によるケーシングブロックでは、
シリンダは、シリンダの半径方向外向きに突出する環状
肩がケーシングブロックに接触するまで、ケーシングブ
ロックの受容孔内に押し込まれる。環状肩は長手方向で
シリンダのあらゆる個所に配置することができる。有利
には環状肩は、シリンダの流出側の端部、つまり、ピス
トンポンプの吐出側に設けられる。
シリンダは、シリンダの半径方向外向きに突出する環状
肩がケーシングブロックに接触するまで、ケーシングブ
ロックの受容孔内に押し込まれる。環状肩は長手方向で
シリンダのあらゆる個所に配置することができる。有利
には環状肩は、シリンダの流出側の端部、つまり、ピス
トンポンプの吐出側に設けられる。
【０００６】環状肩がケーシングブロックに接触した場
合には、シリンダはケーシングブロック内に圧入され、
この場合、環状肩はケーシングブロックの材料を押し退
ける、即ち、塑性変形する。材料は半径方向で内向きに
流れる。この場合、塑性変形されたケーシングブロック
の材料がシリンダの外周面に接触しかつシリンダをケー
シングブロックに対してシールしてケーシングブロック
内で固定するまで深く、シリンダは圧入される。
合には、シリンダはケーシングブロック内に圧入され、
この場合、環状肩はケーシングブロックの材料を押し退
ける、即ち、塑性変形する。材料は半径方向で内向きに
流れる。この場合、塑性変形されたケーシングブロック
の材料がシリンダの外周面に接触しかつシリンダをケー
シングブロックに対してシールしてケーシングブロック
内で固定するまで深く、シリンダは圧入される。
【０００７】ピストンポンプの吐出側に環状肩を配置す
ることによって、高圧シールエレメントが節約される。
ケーシングブロック又は材料塑性変形される部分は、材
料を押し退ける部分よりも軟質の材料から形成される。
ることによって、高圧シールエレメントが節約される。
ケーシングブロック又は材料塑性変形される部分は、材
料を押し退ける部分よりも軟質の材料から形成される。
【０００８】本発明によって、付加的な固定エレメント
を必要とすることなしにかつ高圧耐性のシールを節約し
て、一作業過程でケーシングブロック内でシリンダを簡
単に固定しかつシールできるという、利点が得られる。
更に本発明によって付加的に、ブレーキ装置の全損を生
ぜしめるピストンポンプの解体を申し分なく防護できる
という、利点が得られる。
を必要とすることなしにかつ高圧耐性のシールを節約し
て、一作業過程でケーシングブロック内でシリンダを簡
単に固定しかつシールできるという、利点が得られる。
更に本発明によって付加的に、ブレーキ装置の全損を生
ぜしめるピストンポンプの解体を申し分なく防護できる
という、利点が得られる。
【０００９】本発明の有利な構成はその他の請求項に記
載されている。
載されている。
【００１０】ケーシングブロック内でのシリンダの本発
明による固定は、少なくともケーシングブロック内への
シリンダの挿入方向で、形状結合により行われる。反対
方向でも形状結合が行われるようにするために、請求項
２項によれば、シリンダ内に溝が設けられていて、この
溝内には、シリンダの圧入中にケーシングブロックの材
料が可塑的に押し込まれる。
明による固定は、少なくともケーシングブロック内への
シリンダの挿入方向で、形状結合により行われる。反対
方向でも形状結合が行われるようにするために、請求項
２項によれば、シリンダ内に溝が設けられていて、この
溝内には、シリンダの圧入中にケーシングブロックの材
料が可塑的に押し込まれる。
【００１１】請求項第３項によれば、ケーシングブロッ
クに環状肩が設けられていて、これにより、シリンダの
材料は、ケーシングブロック内でシリンダを固定及びシ
ールするために、可塑的に押し退けられ、この場合、半
径方向で外向きに変形される。両方向で機能する形状結
合による結合を得るためにシリンダの材料が可塑的に押
し込まれる溝は、本発明の上記構成ではケーシングブロ
ックの受容孔内に設けられる（請求項第４項）。
クに環状肩が設けられていて、これにより、シリンダの
材料は、ケーシングブロック内でシリンダを固定及びシ
ールするために、可塑的に押し退けられ、この場合、半
径方向で外向きに変形される。両方向で機能する形状結
合による結合を得るためにシリンダの材料が可塑的に押
し込まれる溝は、本発明の上記構成ではケーシングブロ
ックの受容孔内に設けられる（請求項第４項）。
【００１２】請求項第６項による環状のシール溝によっ
て、シール個所の数の増大によりシリンダとケーシング
ブロックとの間のシール作用が改善される。
て、シール個所の数の増大によりシリンダとケーシング
ブロックとの間のシール作用が改善される。
【００１３】請求項第７項によるように、少なくともピ
ストンポンプの作業ストローク中に圧力をかけられた流
体がシリンダ挿入方向で力を作用させる、シリンダの外
周面の面積が、圧力をかけられた流体が反対方向の力を
作用させる面積よりも大きく設計されていることによ
り、ピストンポンプの作業ストローク中にシリンダに合
成力が作用し、この合成力は次のような力に抗して作用
する、つまり、ピストン運動によって生ぜしめられかつ
この際搬送される流体によりシリンダに伝達される力に
抗して作用する。つまり、作業ストローク中にピストン
からシリンダに伝達される力は、上記シリンダ面積の大
きさに応じて、部分的に、完全に又は過補償されるの
で、ケーシングブロック内でのシリンダの所要の固定力
は小さく維持される。
ストンポンプの作業ストローク中に圧力をかけられた流
体がシリンダ挿入方向で力を作用させる、シリンダの外
周面の面積が、圧力をかけられた流体が反対方向の力を
作用させる面積よりも大きく設計されていることによ
り、ピストンポンプの作業ストローク中にシリンダに合
成力が作用し、この合成力は次のような力に抗して作用
する、つまり、ピストン運動によって生ぜしめられかつ
この際搬送される流体によりシリンダに伝達される力に
抗して作用する。つまり、作業ストローク中にピストン
からシリンダに伝達される力は、上記シリンダ面積の大
きさに応じて、部分的に、完全に又は過補償されるの
で、ケーシングブロック内でのシリンダの所要の固定力
は小さく維持される。
【００１４】
【発明の実施の形態】次ぎに図示の実施例につき本発明
を説明する。
を説明する。
【００１５】第１図では断面図で、ピストンポンプを収
容するケーシングブロック１０の範囲を図示している。
ケーシングブロック１０は、場合によってトラクション
コントロール機構と組み合わせて、アンチロック装置を
備えた車両ブレーキ装置を制御するために設けられてい
る。ピストンポンプはブレーキ液体を搬送するのに用い
られる。
容するケーシングブロック１０の範囲を図示している。
ケーシングブロック１０は、場合によってトラクション
コントロール機構と組み合わせて、アンチロック装置を
備えた車両ブレーキ装置を制御するために設けられてい
る。ピストンポンプはブレーキ液体を搬送するのに用い
られる。
【００１６】ケーシングブロック１０は、ピストンポン
プのシリンダ１６を受容する取付け開口１４を備えた受
容孔１２を有している。シリンダ１６内にはピストン１
８が移動可能に支承されている。ピストン１８のストロ
ーク駆動は偏心体２０によって行われ、この偏心体はケ
ーシングブロック１０内に偏心率ｅをもって回転軸線２
２を中心として回転可能に支承されていてかつピストン
１８のヘッド端部２６の端面２４を押圧する。
プのシリンダ１６を受容する取付け開口１４を備えた受
容孔１２を有している。シリンダ１６内にはピストン１
８が移動可能に支承されている。ピストン１８のストロ
ーク駆動は偏心体２０によって行われ、この偏心体はケ
ーシングブロック１０内に偏心率ｅをもって回転軸線２
２を中心として回転可能に支承されていてかつピストン
１８のヘッド端部２６の端面２４を押圧する。
【００１７】ヘッド端部２６は、受容孔１２の取付け開
口１４とは反対側でシリンダ１６から突出している。ス
リットを付けられた端部３０でピストン１８のヘッド端
部２６の溝３２内に係合するＵ字形ばね２８は、ヘッド
端部２６の端面２４を偏心体２０の周面に接触させる。
口１４とは反対側でシリンダ１６から突出している。ス
リットを付けられた端部３０でピストン１８のヘッド端
部２６の溝３２内に係合するＵ字形ばね２８は、ヘッド
端部２６の端面２４を偏心体２０の周面に接触させる。
【００１８】受容孔１２内にシリンダ１６を固定するた
めに、シリンダ１６は半径方向外向きに突出する環状肩
３４を有していて、この環状肩はシリンダフランジ３６
に形成されている。シリンダフランジ３６は、受容孔１
２の取付け開口１４内に位置する閉じられたシリンダ端
部３８に設けられている。
めに、シリンダ１６は半径方向外向きに突出する環状肩
３４を有していて、この環状肩はシリンダフランジ３６
に形成されている。シリンダフランジ３６は、受容孔１
２の取付け開口１４内に位置する閉じられたシリンダ端
部３８に設けられている。
【００１９】ケーシングブロック１０の受容孔１２内で
のシリンダ１６の固定形式は、詳細に第１図のシリンダ
フランジ３６の範囲を図示した第２ａ図、第２ｂ図及び
第２ｃ図で図示されている。シリンダ１６はまず、環状
肩３４がケーシングブロック１０の外面４０に接触する
まで、受容孔１２内に挿入される。次いで、シリンダ１
６は受容孔１２内に圧入され、この場合、環状肩３４は
ケーシングブロック１０の材料を押し退けかつ半径方向
内向きに塑性変形する（第２ａ図参照）。この場合、変
形された材料はシリンダ１６の環状溝４２内に達し、こ
の環状溝はシリンダフランジ３６の環状肩３４に設けら
れている。ケーシングブロック１０の材料がシリンダの
環状溝４２を完全に充填（第２ｂ図参照）するまで及び
更にシリンダ１６がケーシングブロック１０の外面４０
と一平面内に平に位置（第２ｃ図及び第１図参照）する
まで、シリンダ１６は圧入される。ケーシングブロック
１０の変形すべき材料は、環状肩３４範囲の変形するシ
リンダ１６よりも、ほぼ２０単位減少したロックウエル
・かたさＨＲＢ又はＨＲＣを有している。
のシリンダ１６の固定形式は、詳細に第１図のシリンダ
フランジ３６の範囲を図示した第２ａ図、第２ｂ図及び
第２ｃ図で図示されている。シリンダ１６はまず、環状
肩３４がケーシングブロック１０の外面４０に接触する
まで、受容孔１２内に挿入される。次いで、シリンダ１
６は受容孔１２内に圧入され、この場合、環状肩３４は
ケーシングブロック１０の材料を押し退けかつ半径方向
内向きに塑性変形する（第２ａ図参照）。この場合、変
形された材料はシリンダ１６の環状溝４２内に達し、こ
の環状溝はシリンダフランジ３６の環状肩３４に設けら
れている。ケーシングブロック１０の材料がシリンダの
環状溝４２を完全に充填（第２ｂ図参照）するまで及び
更にシリンダ１６がケーシングブロック１０の外面４０
と一平面内に平に位置（第２ｃ図及び第１図参照）する
まで、シリンダ１６は圧入される。ケーシングブロック
１０の変形すべき材料は、環状肩３４範囲の変形するシ
リンダ１６よりも、ほぼ２０単位減少したロックウエル
・かたさＨＲＢ又はＨＲＣを有している。
【００２０】ケーシングブロック１０の塑性変形された
材料は、シリンダ１６の環状溝４２内に係合しかつこの
ようにしてシリンダ１６をケーシングブロック１０内で
形状結合により保持する。ケーシングブロック１０の材
料がシリンダ１６の環状溝４２を完全に充填する位置を
越えてシリンダ１６を圧入することによって、ケーシン
グブロック１０の塑性変形された材料は圧力下でシリン
ダ１６の環状溝４２の底部及び側面に接触し、これによ
り、圧入が終了しかつ、ケーシングブロック１０及びシ
リンダ１６の材料が弾性を有するとしても、圧入力はも
はやシリンダ１６には作用しない。
材料は、シリンダ１６の環状溝４２内に係合しかつこの
ようにしてシリンダ１６をケーシングブロック１０内で
形状結合により保持する。ケーシングブロック１０の材
料がシリンダ１６の環状溝４２を完全に充填する位置を
越えてシリンダ１６を圧入することによって、ケーシン
グブロック１０の塑性変形された材料は圧力下でシリン
ダ１６の環状溝４２の底部及び側面に接触し、これによ
り、圧入が終了しかつ、ケーシングブロック１０及びシ
リンダ１６の材料が弾性を有するとしても、圧入力はも
はやシリンダ１６には作用しない。
【００２１】シリンダ１６は、環状溝４２内に係合する
ケーシングブロック材料によって、ケーシングブロック
１０内に固定される。更に、圧力下でシリンダ１６の環
状溝４２の底部に接触するケーシングブロック１０の塑
性変形された材料は、シリンダ１６をケーシングブロッ
ク１０に対してシールする。
ケーシングブロック材料によって、ケーシングブロック
１０内に固定される。更に、圧力下でシリンダ１６の環
状溝４２の底部に接触するケーシングブロック１０の塑
性変形された材料は、シリンダ１６をケーシングブロッ
ク１０に対してシールする。
【００２２】ピストン１８内には流入弁が組み込まれて
いる。ピストン１８は段状の縦孔４４を有していて、こ
の縦孔４４のシリンダ１６内に位置する端部は開口して
いる。縦孔４４は袋孔として形成されかつほぼピストン
１８の中央にまで達している。ピストン１８及びシリン
ダ１６内の横孔４６，４８を介して縦孔４４は、ケーシ
ングブロック１０の流入通路５０に連通している。縦孔
４４の環状段部には円錐形の弁座面５２が形成されてい
て、この弁座面には、閉鎖体としての球体５４がコイル
圧縮ばね５６によって圧着される。コイル圧縮ばね５６
は、ピストン１８の縦孔４４の開口部内の溝内に差し込
まれる固定リング５８に支持されている。
いる。ピストン１８は段状の縦孔４４を有していて、こ
の縦孔４４のシリンダ１６内に位置する端部は開口して
いる。縦孔４４は袋孔として形成されかつほぼピストン
１８の中央にまで達している。ピストン１８及びシリン
ダ１６内の横孔４６，４８を介して縦孔４４は、ケーシ
ングブロック１０の流入通路５０に連通している。縦孔
４４の環状段部には円錐形の弁座面５２が形成されてい
て、この弁座面には、閉鎖体としての球体５４がコイル
圧縮ばね５６によって圧着される。コイル圧縮ばね５６
は、ピストン１８の縦孔４４の開口部内の溝内に差し込
まれる固定リング５８に支持されている。
【００２３】ピストン１８を移動可能に支承するシリン
ダ孔６０の延長部内には、シリンダ孔６０に開口する袋
孔６２内で、逆止弁として構成された流出弁が設けられ
ている。流出弁は同様に弁閉鎖体として球体６４を有し
ている。弁閉鎖体はコイル圧縮ばね６６によって円錐形
の弁座６８に圧着される。コイル圧縮ばね６６は袋孔６
２の閉じられた端部に支持される。弁座面６８は作孔さ
れた弁座体７０に形成されていて、この弁座体は、袋孔
６２からシリンダ孔６０内への移行部の段部内に差し込
まれている。弁座体７０はかしめ加工によってシリンダ
１６内に固定されている。かしめ加工は、自体公知の形
式でかしめ工具によって又は圧入によってシリンダ１６
のために記述した形式で行われる（実施例で図示のよう
に）。
ダ孔６０の延長部内には、シリンダ孔６０に開口する袋
孔６２内で、逆止弁として構成された流出弁が設けられ
ている。流出弁は同様に弁閉鎖体として球体６４を有し
ている。弁閉鎖体はコイル圧縮ばね６６によって円錐形
の弁座６８に圧着される。コイル圧縮ばね６６は袋孔６
２の閉じられた端部に支持される。弁座面６８は作孔さ
れた弁座体７０に形成されていて、この弁座体は、袋孔
６２からシリンダ孔６０内への移行部の段部内に差し込
まれている。弁座体７０はかしめ加工によってシリンダ
１６内に固定されている。かしめ加工は、自体公知の形
式でかしめ工具によって又は圧入によってシリンダ１６
のために記述した形式で行われる（実施例で図示のよう
に）。
【００２４】袋孔６２内には、ケーシングブロック１０
の流出通路７４に連通するシリンダ１６の横孔７２が開
口している。
の流出通路７４に連通するシリンダ１６の横孔７２が開
口している。
【００２５】外部に対する流出側ひいては高圧側でのシ
リンダ１６のシールは、上述のように、シリンダ１６の
環状溝４２内へのケーシングブロック１０の材料の塑性
変形によって行われ、環状溝４２の底部には材料がシー
ル作用をもって接触する。シールリングは不要である。
ピストンポンプの吐出側と吸込み側との間のシールは、
シリンダ溝内に差し込まれるシールリング７６によって
行われる。低圧側では同様にシリンダ溝内にシールリン
グ７８が差し込まれる。ピストン１８はシリンダ１６に
対して、ピストン溝内に差し込まれたシールリング８０
によってシールされる。
リンダ１６のシールは、上述のように、シリンダ１６の
環状溝４２内へのケーシングブロック１０の材料の塑性
変形によって行われ、環状溝４２の底部には材料がシー
ル作用をもって接触する。シールリングは不要である。
ピストンポンプの吐出側と吸込み側との間のシールは、
シリンダ溝内に差し込まれるシールリング７６によって
行われる。低圧側では同様にシリンダ溝内にシールリン
グ７８が差し込まれる。ピストン１８はシリンダ１６に
対して、ピストン溝内に差し込まれたシールリング８０
によってシールされる。
【００２６】第３図で図示の本発明の第２実施例では、
ケーシングブロック１０とシリンダ１６とのかしめ加工
範囲は、第１実施例とは異なって構成されている。その
他の点では両実施例は合致している。繰り返しを避ける
ために第１実施例の記述を参照されたい。合致する構成
部材には同じ符号が付されている。
ケーシングブロック１０とシリンダ１６とのかしめ加工
範囲は、第１実施例とは異なって構成されている。その
他の点では両実施例は合致している。繰り返しを避ける
ために第１実施例の記述を参照されたい。合致する構成
部材には同じ符号が付されている。
【００２７】シリンダ１６はその閉鎖端部に同様に環状
肩３４を有していて、この環状肩３４はシリンダフラン
ジ３６に形成されている。環状肩３４は半径方向外向き
にケーシングブロック１０内のシリンダ１６用の受容孔
１２もしくはシリンダ１６の公称直径から突出してい
る。
肩３４を有していて、この環状肩３４はシリンダフラン
ジ３６に形成されている。環状肩３４は半径方向外向き
にケーシングブロック１０内のシリンダ１６用の受容孔
１２もしくはシリンダ１６の公称直径から突出してい
る。
【００２８】環状肩３４に続いて溝が設けられるのでは
なく、シリンダ１６が環状肩３４において公称直径より
も小さな直径に狭められている。ケーシングブロック１
０内へのシリンダ１６の圧入は第１実施例の場合のよう
に行われる。つまり、ケーシングブロック１０の材料
が、シリンダフランジ３６の環状肩３４によって塑性変
形されて押し退けられかつ半径方向内向きに流れ、これ
により、材料は圧入過程終了後シール作用をもってシリ
ンダ１６に接触する。ケーシングブロック１０の材料の
変形によって生ぜしめられるシリンダ１６とケーシング
ブロック１０との間の結合は、シリンダ１６の圧入方向
で形状結合によりかつ反対方向で摩擦結合により行われ
る。
なく、シリンダ１６が環状肩３４において公称直径より
も小さな直径に狭められている。ケーシングブロック１
０内へのシリンダ１６の圧入は第１実施例の場合のよう
に行われる。つまり、ケーシングブロック１０の材料
が、シリンダフランジ３６の環状肩３４によって塑性変
形されて押し退けられかつ半径方向内向きに流れ、これ
により、材料は圧入過程終了後シール作用をもってシリ
ンダ１６に接触する。ケーシングブロック１０の材料の
変形によって生ぜしめられるシリンダ１６とケーシング
ブロック１０との間の結合は、シリンダ１６の圧入方向
で形状結合によりかつ反対方向で摩擦結合により行われ
る。
【００２９】かしめ加工個所でのシリンダ１６とケーシ
ングブロック１０との間のシール、つまり、周囲に対す
るピストンポンプの吐出側のシールは、シールリング７
６を介した吸込み側と吐出側との間のシールよりも小さ
な直径上で行われる。従って、流体が吐出側で、つまり
流出部で圧力下にある場合に、合成力が圧入方向でシリ
ンダ１６に作用する。このことは、少なくともピストン
ポンプのピストン１８の作業ストローク中に該当する、
即ち、ピストン１８が偏心体２０によってシリンダ孔６
０内に押し込まれた場合に該当する。前記合成力は、作
業ストローク中にピストン１８が流出部に搬送される流
体を介してシリンダ１６に及ぼされる力に抗して作用す
る。これによって、ケーシングブロック１０内でシリン
ダ１６を固定するための所要の保持力は小さい。保持力
は、ピストンポンプの設計、特にシリンダ１６の公称直
径、かしめ加工個所での直径及びピストン直径並びに流
体圧力に関連している。
ングブロック１０との間のシール、つまり、周囲に対す
るピストンポンプの吐出側のシールは、シールリング７
６を介した吸込み側と吐出側との間のシールよりも小さ
な直径上で行われる。従って、流体が吐出側で、つまり
流出部で圧力下にある場合に、合成力が圧入方向でシリ
ンダ１６に作用する。このことは、少なくともピストン
ポンプのピストン１８の作業ストローク中に該当する、
即ち、ピストン１８が偏心体２０によってシリンダ孔６
０内に押し込まれた場合に該当する。前記合成力は、作
業ストローク中にピストン１８が流出部に搬送される流
体を介してシリンダ１６に及ぼされる力に抗して作用す
る。これによって、ケーシングブロック１０内でシリン
ダ１６を固定するための所要の保持力は小さい。保持力
は、ピストンポンプの設計、特にシリンダ１６の公称直
径、かしめ加工個所での直径及びピストン直径並びに流
体圧力に関連している。
【００３０】かしめ加工個所でのシール作用を改善する
ために、本発明の第２実施例のシリンダ１６は、かしめ
加工個所で２つの環状のシール溝８２を有している。こ
のシール溝内には、ケーシングブロック１０内にシリン
ダ１６を圧入した場合にケーシングブロック１０の材料
が変形されて流入する。
ために、本発明の第２実施例のシリンダ１６は、かしめ
加工個所で２つの環状のシール溝８２を有している。こ
のシール溝内には、ケーシングブロック１０内にシリン
ダ１６を圧入した場合にケーシングブロック１０の材料
が変形されて流入する。
【００３１】シール溝はシール作用を改善する２つの付
加的なシール個所を形成する。このようなシール溝８２
は、第１図で図示の本発明の第１実施例の場合にも設け
られる。
加的なシール個所を形成する。このようなシール溝８２
は、第１図で図示の本発明の第１実施例の場合にも設け
られる。
【００３２】第４図では、第１図で図示の本発明の第１
実施例の変化実施例を図示している。この場合、流出弁
はシリンダ１６内にではなく、ケーシングブロック１０
内に設けられている。繰り返しを避けるために、以下に
おいては第１実施例とは異なる部分のみを記述する。そ
の他の点は第１実施例の記述を参照されたい。合致する
構成部材には同じ符号が付されている。
実施例の変化実施例を図示している。この場合、流出弁
はシリンダ１６内にではなく、ケーシングブロック１０
内に設けられている。繰り返しを避けるために、以下に
おいては第１実施例とは異なる部分のみを記述する。そ
の他の点は第１実施例の記述を参照されたい。合致する
構成部材には同じ符号が付されている。
【００３３】流出弁、即ち、自体公知の逆止弁８４は、
ケーシングブロック１０の流出通路７４内でシリンダ１
６に対して半径方向に配置されている。この場合、固定
はケーシングブロック１０の材料のかしめ加工によって
行われる。
ケーシングブロック１０の流出通路７４内でシリンダ１
６に対して半径方向に配置されている。この場合、固定
はケーシングブロック１０の材料のかしめ加工によって
行われる。
【００３４】ピストンポンプのピストン８８は、シリン
ダ孔６０内に差し込まれたコイル圧縮ばね９０によって
偏心体２０に接触状態で保持される。つまり、第１実施
例のＵ字形ばね２８が省かれる。
ダ孔６０内に差し込まれたコイル圧縮ばね９０によって
偏心体２０に接触状態で保持される。つまり、第１実施
例のＵ字形ばね２８が省かれる。
【００３５】ピストン８８内に組み込まれた流入弁のコ
イル圧縮ばね５６を支持するための固定リングの代わり
に、第４図で図示の実施例の場合、切欠きを有する支持
キャップ９２がピストン８８の端面に設けられ、この支
持キャップには流入弁の閉鎖体５４のコイル圧縮ばね５
６が支持される。支持キャップ９２はピストン８８の端
面を取り囲みかつ溝９４内に係合する。ピストン８８の
端部は縮小されて形成されていて、支持キャップ９２の
外径はシリンダ孔６０の直径よりも小さく形成されてい
る。支持キャップ９２はシリンダ孔６０に対して半径方
向間隔（空隙）を有している。
イル圧縮ばね５６を支持するための固定リングの代わり
に、第４図で図示の実施例の場合、切欠きを有する支持
キャップ９２がピストン８８の端面に設けられ、この支
持キャップには流入弁の閉鎖体５４のコイル圧縮ばね５
６が支持される。支持キャップ９２はピストン８８の端
面を取り囲みかつ溝９４内に係合する。ピストン８８の
端部は縮小されて形成されていて、支持キャップ９２の
外径はシリンダ孔６０の直径よりも小さく形成されてい
る。支持キャップ９２はシリンダ孔６０に対して半径方
向間隔（空隙）を有している。
【図１】ピストンポンプを有する本発明によるケーシン
グブロックの縦断面図。
グブロックの縦断面図。
【図２】ａ，ｂ，ｃは、それぞれシリンダ圧入時のケー
シングブロックの材料変形を示す図。
シングブロックの材料変形を示す図。
【図３】本発明の第２実施例の縦断面図。
【図４】第１図実施例の変化実施例図。
１０ ケーシングブロック １２ 受容孔 １４ 取付け開口 １６ シリンダ １８，８８ ピストン ３４ 環状肩 ４２ 環状溝 ７２ 横孔 ７４ 流出通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス レコフスキー ドイツ連邦共和国 ケムプテン アデナウ アーリング 93
Claims (11)
- 【請求項１】 ピストンポンプを備えたケーシングブロ
ックであって、ピストンポンプが、駆動されて往復スト
ローク運動するピストンを受容するシリンダを有してい
て、この場合、シリンダがケーシングブロックの受容孔
内に挿入されている形式のものにおいて、シリンダ（１
６）が、半径方向外向きに突出する環状肩（３４）を有
しており、シリンダ（１６）が前記環状肩において、ケ
ーシングブロック（１０）内へのシリンダ（１６）の挿
入方向で、受容孔（１２）の直径に縮小されており、受
容孔（１２）内へのシリンダ（１６）の圧入によりケー
シングブロック（１０）の材料が、環状肩（３４）によ
って半径方向内向きに、シリンダ（１６）の周面にシー
ル作用をもって接触して、可塑的に押し退けられている
ことを特徴とする、ピストンブロックを有するケーシン
グブロック。 - 【請求項２】 シリンダ（１６）が環状肩（３４）の小
径側に溝（４２）を有していて、この溝内にケーシング
ブロック（１０）の材料が押し込まれている、請求項１
記載のケーシングブロック。 - 【請求項３】 ピストンポンプを備えたケーシングブロ
ックであって、ピストンポンプが、駆動されて往復スト
ローク運動するピストンを受容するシリンダを有してい
て、この場合、シリンダがケーシングブロックの受容孔
内に挿入されている形式のものにおいて、ケーシングブ
ロック（１０）が、半径方向内向きに受容孔（１２）内
に突入する環状肩を有していて、該環状肩が受容孔（１
２）の取付け開口（１４）に面しており、受容孔（１
２）内への圧入によってシリンダ（１６）の材料が、環
状肩（３４）によって半径方向外向きに、ケーシングブ
ロック（１０）の受容孔（１２）の壁面にシール作用を
もって接触して、可塑的に押し退けられていることを特
徴とする、ピストンブロックを有するケーシングブロッ
ク。 - 【請求項４】 ケーシングブロック（１０）の受容孔
（１２）内で、取付け開口（１４）に面した環状肩側
に、溝が設けられていて、該溝内に、シリンダ（１６）
の材料が押し込まれている、請求項３記載のケーシング
ブロック。 - 【請求項５】 環状肩（３４）が、ポンプ流出部（７
２，７４）とシリンダ（１６）の流出側の端部との間に
設けられている、請求項１から４までのいずれか１項記
載のケーシングブロック。 - 【請求項６】 シリンダ（１６）及び／又は受容孔（１
２）が環状のシール溝（８２）を有していて、該シール
溝内に材料が押し込まれている、請求項１から５までの
いずれか１項記載のケーシングブロック。 - 【請求項７】 シリンダ（１６）の外周面の、取付け開
口（１４）に面しかつ少なくとも一時的に圧力下の流体
によって負荷される面積が、シリンダ（１６）の外周面
の、逆向きに方向付けられていてかつ同じ圧力下の流体
で負荷される面積よりも大きく形成されている、請求項
１から６までのいずれか１項記載のケーシングブロッ
ク。 - 【請求項８】 ケーシングブロック（１０）の受容孔
（１２）内で、ピストン（１８，８８）を移動可能に支
承するシリンダを有するピストンポンプを固定しかつシ
ールするための方法において、挿入方向に方向付けられ
た半径方向外向きに突出する、シリンダ（１６）の環状
肩（３４）がケーシングブロック（１０）に接触するま
で、シリンダ（１６）を受容孔（１２）内に挿入し、次
いで、シリンダ（１６）を受容孔（１２）内に深く圧入
し、これにより、押し退けられた材料がシール作用をも
ってシリンダ（１６）に接触しかつシリンダ（１６）を
受容孔（１２）内で固定するまで、環状肩（３４）がケ
ーシングブロック（１０）の材料を可塑的に半径方向内
向きに押し退けることを特徴とする、ピストンポンプを
固定しかつシールするための方法。 - 【請求項９】 シリンダ（１６）の周面に溝（４２）を
設けて、この溝内に、シリンダ（１６）の圧入時にケー
シングブロック（１０）の材料を可塑的に押し入れる、
請求項８記載の方法。 - 【請求項１０】 ケーシングブロック（１０）の受容孔
（１２）内で、ピストン（１８，８８）を移動可能に支
承するシリンダ（１６）を有するピストンポンプを固定
しかつシールするための方法において、シリンダ（１
６）の挿入方向とは逆向きに方向付けられた半径方向内
向きに突出する、ケーシングブロック（１０）の受容孔
（１２）内の環状肩が、シリンダ（１６）に接触するま
で、シリンダ（１６）を受容孔（１２）内に挿入し、次
いで、シリンダ（１６）を受容孔（１２）内に深く圧入
し、これにより、押し退けられた材料がシール作用をも
って受容孔（１２）の壁に接触しかつシリンダ（１６）
を受容孔（１２）内で固定するまで、環状肩（３４）が
シリンダ（１６）の材料を可塑的に半径方向外向きに押
し退けることを特徴とする、ピストンポンプを固定しか
つシールするための方法。 - 【請求項１１】 シリンダ（１６）の受容孔（１２）内
に溝を設けて、この溝内に、圧入時にシリンダ（１６）
の材料を可塑的に押し入れる、請求項１０記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19530012A DE19530012A1 (de) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | Hydraulikgehäuseblock mit einer Kolbenpumpe |
| DE19530012.2 | 1995-08-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953571A true JPH0953571A (ja) | 1997-02-25 |
| JP4012270B2 JP4012270B2 (ja) | 2007-11-21 |
Family
ID=7769542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18767296A Expired - Fee Related JP4012270B2 (ja) | 1995-08-16 | 1996-07-17 | ピストンポンプを備えた液圧式のケーシングブロック並びにピストンポンプを固定しかつシールする方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5993179A (ja) |
| EP (1) | EP0761967B1 (ja) |
| JP (1) | JP4012270B2 (ja) |
| KR (1) | KR970011390A (ja) |
| DE (2) | DE19530012A1 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100570912B1 (ko) * | 1997-07-30 | 2006-04-14 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 피스톤 펌프 |
| JP2009233736A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Advics Co Ltd | 部品組立体 |
| JP4920174B2 (ja) * | 2001-12-20 | 2012-04-18 | ティーアールダブリュー・リミテッド | 液圧システム用タンデム型マスターシリンダの改良 |
| JP2018530471A (ja) * | 2015-10-13 | 2018-10-18 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 液圧ユニット |
| KR20180136493A (ko) * | 2016-04-21 | 2018-12-24 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 유압 블록 및 하나 이상의 체크 밸브를 갖춘 유압 블록을 위한 제조 방법 |
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| DE19721227A1 (de) * | 1997-05-21 | 1998-11-26 | Bosch Gmbh Robert | Kolbenpumpe |
| EP0892174B1 (de) * | 1997-07-17 | 2001-10-31 | Jürgen Weigel | Pumpenkopf für eine Hubkolbenpumpe |
| DE19732817B4 (de) * | 1997-07-30 | 2005-06-30 | Robert Bosch Gmbh | Kolbenpumpe |
| DE19751421A1 (de) * | 1997-11-20 | 1999-05-27 | Bosch Gmbh Robert | Kolbenpumpe |
| DE19801353A1 (de) * | 1998-01-16 | 1999-07-22 | Bosch Gmbh Robert | Radialkolbenpumpe zur Kraftstoffhochdruckversorgung |
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| DE19929158B4 (de) * | 1999-03-26 | 2008-08-21 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Elektromagnetventil |
| DE19925250A1 (de) * | 1999-06-01 | 2000-12-07 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Kolbenpumpe |
| NZ500681A (en) | 1999-10-21 | 2002-06-28 | Fisher & Paykel Appliances Ltd | A linear compressor with gas bearing passages between cylinder and cylinder lining |
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| US8127788B2 (en) * | 2008-03-28 | 2012-03-06 | Advics Co., Ltd. | Parts assembly having sacrificial deformation portion |
| US20140202325A1 (en) * | 2010-05-25 | 2014-07-24 | Husco International, Inc. | Compact Radial Piston Hydraulic Machine Having a Cylinder Block with Deforming Regions |
| DE102010062270A1 (de) * | 2010-12-01 | 2012-06-06 | Robert Bosch Gmbh | Blockförmiges Pumpengehäuse einer Fahrzeugbremsanlage und Verfahren zu dessen Herstellung |
| DE102013210889A1 (de) | 2013-06-11 | 2014-12-11 | Robert Bosch Gmbh | Verbindungseinrichtung |
| JP6368517B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-08-01 | Ｋｙｂ株式会社 | 液圧回転機 |
| JP7035955B2 (ja) | 2018-10-19 | 2022-03-15 | トヨタ自動車株式会社 | サーモスタット及び冷却水の通路構造 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2838626B2 (ja) * | 1992-09-09 | 1998-12-16 | 日清紡績株式会社 | 電磁弁装置 |
| DE4306220A1 (de) * | 1993-02-27 | 1994-09-01 | Teves Gmbh Alfred | Verfahren zum Verschließen von Druckmittel führenden Kanälen in einem Gehäuse |
| DE4306902A1 (de) * | 1993-03-05 | 1994-09-08 | Bosch Gmbh Robert | Anordnung zum Befestigen eines Bauteils in einer Bohrung mittels Spreizverbindung |
| DE4329211B4 (de) * | 1993-08-31 | 2005-12-22 | Robert Bosch Gmbh | Hubkolbenpumpe mit einem Gehäuseblock und wenigstens einem Hubkolbenpumpenelement |
| DE4407978C2 (de) * | 1994-03-10 | 2002-11-07 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Kolbenpumpe |
| ATE252204T1 (de) * | 1995-03-11 | 2003-11-15 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Kolbenpumpe |
-
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- 1995-08-16 DE DE19530012A patent/DE19530012A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-05-07 DE DE59602994T patent/DE59602994D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-07 EP EP96107145A patent/EP0761967B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-07-17 JP JP18767296A patent/JP4012270B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-16 US US08/698,993 patent/US5993179A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-16 KR KR1019960034562A patent/KR970011390A/ko active IP Right Grant
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|---|---|
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| JP4012270B2 (ja) | 2007-11-21 |
| US5993179A (en) | 1999-11-30 |
| EP0761967B1 (de) | 1999-09-08 |
| DE19530012A1 (de) | 1997-02-20 |
| KR970011390A (ko) | 1997-03-27 |
| DE59602994D1 (de) | 1999-10-14 |
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