JP2003529018A - ピストンポンプ - Google Patents

ピストンポンプ

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JP2003529018A
JP2003529018A JP2001570988A JP2001570988A JP2003529018A JP 2003529018 A JP2003529018 A JP 2003529018A JP 2001570988 A JP2001570988 A JP 2001570988A JP 2001570988 A JP2001570988 A JP 2001570988A JP 2003529018 A JP2003529018 A JP 2003529018A
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ハウザー マンフレート
アラーツェ ノルベルト
デュルマイアー トルステン
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マンク エリカ
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/16Casings; Cylinders; Cylinder liners or heads; Fluid connections
    • F04B53/162Adaptations of cylinders
    • F04B53/166Cylinder liners
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/40Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
    • B60T8/4031Pump units characterised by their construction or mounting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、スリップ制御された液圧式の車両ブレーキ装置のためのピストンポンプ(10)に関する。このピストンポンプ(10)は、長さ部分がブシュ(12)に挿入されたピストン(20)を有している。このピストン(20)を取り囲んでいる管状のフィルタ(76)はブシュ(12)に取り付けられており且つピストン(20)が損失しないようにブシュ(12)内で保持する損失防止部を形成している。ピストン(20)をポンプケーシング(16)内でシールしているシールリング(24)の軸方向運動性を低下させるために、本発明は、シールリング(24)の軸方向運動性を制限するフィルタ(76)を十区方向で摺動可能にブシュ(12)に取り付けるということを提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は請求項1の上位概念に記載の形式の、特にスリップ制御装置を有する
液圧式の車両ブレーキ装置のために規定されたピストンポンプに関する。
【0002】 このような形式のピストンポンプはドイツ連邦共和国特許出願公開第1973
2817号明細書に基づき公知である。この公知のピストンポンプは、長さ部分
が軸方向で摺動可能にブシュに収容されたピストンを有している。このピストン
はブシュと一緒にポンプケーシングのポンプ孔に挿入可能であり、この場合、前
記ピストンのブシュから突出している区分は軸方向で摺動可能にポンプケーシン
グのポンプ孔内をガイドされている。ブシュにはこのブシュを延長するように管
状のフィルタが被せ嵌められており、このフィルタはピストンのブシュから突出
している区分を取り囲んでいる。前記フィルタは例えばピストンの環状段部等の
アンダカットに背面係合して、これによりピストンをブシュに保持する損失防止
部を形成している。ブシュ、ピストン及び該ピストンをブシュに保持するフィル
タはプレ組込み構成群を形成しており、このプレ組込み構成群はポンプケーシン
グ外で組み立てられてから、ポンプケーシングのポンプ孔に挿入される。損失防
止部を形成するフィルタは、プレ組込み構成群がポンプケーシング内のポンプ孔
に挿入されるまでピストンをブシュ内で保持するという目的を有している。プレ
組込み構成群がポンプケーシングに挿入された状態では、ピストンはこのピスト
ンを駆動する偏心器によってブシュ内で保持されるので、フィルタによるピスト
ンの損失防止は最早不要である。
【0003】 ポンプケーシング内でピストンをシールするためにはシールリングが、またポ
ンプケーシング内でピストンを軸方向案内するためにはガイドリングがフィルタ
を延長するようにポンプ孔に挿入されている。長さ製作誤差を補償するためには
、公知のピストンポンプの場合、比較的大きな遊びを軸方向でフィルタとシール
リングとの間に設けねばならず、シールリングは大きな軸方向遊びを有している
。このことは、シールリングがピストンポンプの吸込み行程中にフィルタに向か
って運動し、これによりピストンポンプの吸込み容積延いては効率が減少すると
いう欠点を有している。更に、シールリングがピストンのストローク運動に際す
る軸方向運動により漏れ流をピストンポンプから偏心器室へ圧送し、逆方向で空
気をピストンポンプ内へ吸い込む恐れがあり、このこともやはりポンプ出力を損
なう。
【0004】 発明の利点 請求項1の特徴部に記載の構成を有する本発明によるピストンポンプでは、フ
ィルタが軸方向で摺動可能にブシュに取り付けられている。これにより、ブシュ
をピストンとフィルタと一緒にポンプケーシング内のポンプ孔に挿入するときに
初めて、フィルタがブシュに関して最終的な軸方向位置を占めるということが達
成される。本発明では製作誤差補償が軸方向で、ブシュと該ブシュに取り付けら
れたフィルタとの間で得られ、これにより、ピストンをポンプケーシング内でシ
ールするシールリングのための軸方向遊びが小さな製作誤差を以て構成され得る
。このことは、シールリングの不都合な軸方向運動性が低下し且つこのシールリ
ングが許容する限りは0にされ得るという利点を有している。ピストンポンプの
ピストンのストローク運動に基づくシールリングの軸方向運動による漏れ流体の
圧送が防止される。更に、シールリングの摩耗が減少され、シールリングが軸方
向運動によって本発明によるピストンポンプのピストンの吸込み行程中に吸込み
容積を減少させることが防止される。
【0005】 請求項1に記載の本発明の有利な構成及び改良は請求項2以下に記載されてい
る。
【0006】 本発明によるピストンポンプは特に車両のブレーキ装置内のポンプとして規定
されており、ホイールブレーキシリンダ内の圧力制御に際して使用される。この
ようなブレーキ装置には、ブレーキ装置の形式に応じて略称ABS;ASR;F
DR;EHBが使用される。このブレーキ装置では、ポンプは例えばブレーキ液
を1ホイールブレーキシリンダ又は複数のホイールブレーキシリンダからマスタ
ブレーキシリンダへ戻すために働き(ABS)且つ/又はブレーキ液をリザーバ
容器から1ホイールブレーキシリンダ又は複数のホイールブレーキシリンダへ圧
送するために働く(ASR;FDR;EHB)。ポンプは例えば車輪スリップ制
御装置(ABS;ASR)を備えたブレーキ装置及び/又はステアリング補助と
して役立つブレーキ装置(FDR)及び/又は電気液圧式のブレーキ装置(EH
B)において必要とされる。車輪スリップ制御装置(ABS;ASR)により、
例えばブレーキペダルが強く押された場合にブレーキ過程中の車両の車輪のロッ
クが防止され(ABS)且つ/又はアクセルペダルが強く押された場合に車両の
被駆動輪のスピンが防止される(ASR)。ステアリング補助(FDR)として
役立つブレーキ装置では、ブレーキペダル若しくはアクセルペダルの操作とは無
関係にブレーキ圧が1つ又は複数のホイールブレーキシリンダ内で形成され、こ
れにより、例えば運転者が所望する車線からの車両の離脱が防止される。前記ポ
ンプは電気液圧式のブレーキ装置(EHB)にも使用されてよく、このブレーキ
装置では電気的なブレーキペダルセンサがブレーキペダルの操作を検出した場合
にポンプがブレーキ液を1つ若しくは複数のホイールブレーキシリンダへ圧送す
るか、又はポンプはブレーキ装置のアキュムレータを満たすために使用される。
【0007】 実施例の説明 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0008】 図1に示した、全体的に符号10を付した本発明によるピストンポンプはブシ
ュ12を有しており、このブシュ12はポンプケーシング16を形成する液圧ブ
ロックの段付けされたポンプ孔14に挿入されている。図面ではピストンポンプ
10を取り囲んでいる断片しか示されていない前記液圧ブロックは、それ以外が
図示されていないスリップ制御された液圧式の車両ブレーキ装置の構成部材であ
る。液圧ブロックにはピストンポンプ10の他に電磁弁やハイドロアキュムレー
タ等の別の液圧式の構成部材が挿入されており且つマスタブレーキシリンダ及び
ホイールブレーキシリンダが接続されている。前記液圧ブロックを介して、液圧
式の構成部材はそれぞれ液圧によって互いに接続されている。
【0009】 ブシュ12は一体のブシュ底部18を備えた中空円筒の形を有している。ブシ
ュ12には円筒形のピストン20がほぼ半分の長さにわたって収容されている。
ブシュ12内に位置する前記ピストン20の一方の端部は、ガイドリング26に
よってブシュ12の内面に沿って軸方向で摺動可能にガイドされており且つシー
ルリング28によってシールされている。ブシュ12から突出しているピストン
20の他方の端部は、ガイドリング22によって軸方向で摺動可能に直接にポン
プケーシング16のポンプ孔14内をガイドされており且つシールリング24に
よってポンプケーシング16に対してシールされている。
【0010】 流体流入のために、ピストン20にはブシュ12内に位置する端部から軸方向
の止まり孔30が設けられており、この止まり孔30は底部付近で横方向孔32
と交差している。この横方向孔32を介して前記止まり孔30は流入孔34と連
通しており、この流入孔34はピストンポンプ10に対して半径方向で、ブシュ
底部18に向かい合うブシュ12の開いた端部の高さでポンプ孔14に開口して
いる。
【0011】 流入弁36として本発明によるピストンポンプ10はばね負荷される逆止弁を
有しており、この逆止弁はブシュ12内に位置するピストン20の端部に取り付
けられている。止まり孔30の開口は円錐形の弁座38として形成されており、
この弁座38に向かって弁閉鎖体としての弁球40が、弁閉鎖ばね42としての
圧縮コイルばねによって押圧される。弁閉鎖ばね42は、深絞り部材として薄板
から製作されており且つ軸方向及び/又は半径方向の通流部46を有するポット
形の弁保持器44の底部に支持されている。弁保持器44の開いた側には周方向
の環状段部48が設けられており、この環状段部48を以て弁保持器44はブシ
ュ12内に位置するピストン20の端部に接触する。更に、弁保持器44は半径
方向フランジ50を有しており、この半径方向フランジ50において弁保持器4
4はピストン戻しばね52によってピストン20の前記端部の方へ押圧される。
弁球40及び弁閉鎖ばね42は弁保持器44に収容されている。ピストン戻しば
ね52は弁閉鎖ばね42よりも強く形成されている。ピストン戻しばね52はブ
シュ底部18に支持されている。
【0012】 軸方向で往復するストローク運動のためにピストン20を駆動するためには、
本発明によるピストンポンプ10は電動モータによって回転駆動可能な偏心器5
4を有しており、この偏心器54の周面に対してピストン20がピストン戻しば
ね52によって押圧される。
【0013】 ブシュ12内に位置するガイドリング26及びシールリング28は、軸方向で
見て弁保持器44の半径方向フランジ50とピストン20に設けられたピストン
カラー56との間で位置固定されている。
【0014】 ブシュ底部18の領域ではブシュ12に円筒形の閉鎖部材58が圧着されてお
り、この閉鎖部材58はポンプ孔14の圧力密な閉鎖及びポンプケーシング16
内でのブシュ12の位置固定に役立つ。閉鎖部材58は縁曲げ結合を介してブシ
ュ12と結合されていてもよく、この場合はブシュ12と閉鎖部材58との間に
半径方向遊びが設けられていてよい。閉鎖部材58にはばね負荷される逆止弁の
形の流出弁60が収納されている。閉鎖部材58は同軸的な止まり孔62を有し
ており、この止まり孔62には弁閉鎖ばね64としての圧縮コイルばねと、弁閉
鎖体としての弁球66とが挿入されている。この弁球66は円錐形の弁座68と
協働し、この弁座68はブシュ底部18を軸方向で貫通している中心孔70の開
口に設けられている。流体は、ブシュ底部18と閉鎖部材58との間の半径方向
通路72を通ってポンプケーシング16内の半径方向の流出孔74へ流出する。
【0015】 ブシュ12の延長部の開いた端部には、このブシュ12の直径をほぼ有する中
空円筒形のフィルタ76が取り付けられている。このフィルタ76はホース状の
フィルタ織布78を有しており、このフィルタ織布78はプラスチック製のフィ
ルタフレーム80,82,84によって外装射出成形されている。フィルタ織布
78は金属又はプラスチックから成っている。フィルタ76はブシュ12に面し
た端面側の端部にリング80を有しており且つ偏心器54に面した側の端部にリ
ング82を有している。両リング80,82はウェブ84によって互いに一体に
結合されている。これらのウェブ84とリング80,82とがフィルタフレーム
80,82,84を形成している。ピストンポンプ10への流入は、フィルタフ
レーム80,82,84のリング80,82とウェブ84との間の流入孔34か
らフィルタ織布78を通ってブシュ12の開いた端部へと行われる。流体が流入
孔34からフィルタ76のフィルタ織布78を通ってピストン20の横方向孔3
2へ流入できるようにするためには、フィルタ76のリング80とピストン20
との間に周方向でギャップが設けられるか、又はリング80に若干の軸方向の開
口が設けられている。
【0016】 ブシュ12にフィルタ76を取り付けるためにフィルタ76は管状のカラー8
6を有しており、このカラー86は一体でフィルタ76のブシュ12に面したリ
ング80から軸方向で突出しており且つブシュ12のフィルタ76に面した端部
を取り囲んでいる。フィルタ76のカラー86は半径方向内側に突出している環
状の隆起部88を有しており、この隆起部88はブシュ12の外周面に設けられ
た、軸方向で見て広幅の溝90に係合している。ほぼ環状の隆起部88は全周に
わたって一箇所又は複数箇所で中断されていてもよい。この場合、溝90の溝側
面92(図2)は、フィルタ76のカラー86に設けられた隆起部88によって
スナップ結合又は係止結合の形式で背面係合されるブシュ12のアンダカットを
形成する。ブシュ12の溝90は軸方向で見てフィルタ76の隆起部88よりも
広幅なので、フィルタ76は軸方向で溝90の幅によって制限された距離だけ摺
動可能にブシュ12と結合されている。溝90は溝側面92に向かい合う別の溝
側面95を以て終わる。フィルタ76はブシュ12に対して相対的に、フィルタ
76の隆起部88がブシュ12の溝90の溝側面92又は反対側の溝側面95に
当接するまで軸方向で摺動可能である。
【0017】 フィルタ76はピストン20のための損失防止部を形成している。フィルタ7
6のブシュ12に面したリング80は半径方向内側に向かってブシュ12の内径
を超えて突出している。これにより、損失防止部を形成するリング80はピスト
ン20のピストンカラー56に背面係合する。リング80はピストン20を損失
しないようにブシュ12内で保持するストッパを形成する。
【0018】 ピストン20のための損失防止部を形成するフィルタ76は、ブシュ12がピ
ストン20と一緒にポンプケーシング16のポンプ孔14に挿入されるまで、ピ
ストン20をピストン戻しばね52の力に抗して損失しないようにブシュ12内
で保持するという課題を有している。本発明によるピストンポンプ10の組立て
は次のように行われる。即ち、まず最初にピストン戻しばね52がブシュ12に
挿入されてから、ピストン20が被せ嵌められた流入弁36とシールリング28
とガイドリング26と一緒にブシュ12に挿入される。次いで、フィルタ76が
ピストン20にわたってずらされてカラー86を以てブシュ12に被せ嵌められ
る。この場合、カラー86の隆起部88がブシュ12の溝90にスナップ係合す
る。このスナップ結合部は、ピストン20をピストン戻しばね52の力に抗して
ブシュ12内に保持するように強力に形成されている。ピストンカラー56が損
失防止部を形成するフィルタ76のリング80に当接した場合、ピストン戻しば
ね52はほぼ弛緩されているので、前記スナップ結合部88,90はブシュ12
にフィルタ76を取り付けるためには十分である。
【0019】 次いで閉鎖部材58が流出弁60と一緒にブシュ底部18に被せ嵌められる。
挿入されたピストン20、流入弁36及びピストン20のための損失防止部を形
成する取り付けられたフィルタ76を備えたブシュ12と、挿入された流出弁6
0を備えた閉鎖部材58とは、完全にプレ組込みされてポンプケーシング16の
ポンプ孔14に挿入可能なプレ組込み構成群を形成している。このプレ組込み構
成群をポンプ孔14に挿入する前に、シールリング24と支持リング22とがピ
ストン20のブシュ12から突出している区分に被せ嵌められる。フィルタ76
は偏心器54に面した環状の端面93を有している。プレ組込み構成群をポンプ
孔14に挿入する際に、前記の支持リング22とシールリング24とはフィルタ
76の端面93からポンプ孔14の環状段部94まで押しずらされる。ガイドリ
ング22が環状ショルダ94において規定された位置へ押しずらされるというこ
とを保証するためには、フィルタ76がカラー86を以て締め付けるようにブシ
ュ12に被せ嵌められて、カラー86の隆起部88がアンダカットを形成するブ
シュ12の溝90の溝側面92に当接するようにブシュ12から引き戻される。
ピストン戻しばね52はピストンカラー56を介してフィルタ76を押圧する。
プレ組込み構成群がポンプケーシング16のポンプ孔14に組み込まれる前に、
ピストン戻しばね52がフィルタ76の隆起部88をブシュ12の溝側面92に
当接させるために働く。つまりピストン戻しばね52は、プレ組込み構成群が伸
ばされた状態で組み込まれるために役立つ。プレ組込み構成群のポンプケーシン
グ16への組込み中に、フィルタ76がブシュ12に対して相対的にずらされて
初めてプレ組込み構成群が圧縮され、これにより、個々の構成部材における長さ
製作誤差が極めて簡単に補償され得る。
【0020】 ピストンポンプ10のプレ組込み構成群をポンプ孔14に挿入する際に、フィ
ルタ76の円錐形の当接面96がこのフィルタ76を軸方向で支持するポンプ孔
14の対応面97にぶつかる。前記当接面96及び対応面97は、図示して説明
した実施例では60°の円錐角度を有している。ポンプ孔14の対応面97のテ
ーパは、ピストン20に被せ嵌められたガイドリング22及びシールリング24
をポンプ孔14の偏心器54に面した端部に挿入するための導入斜面として役立
つ。更に、ポンプ孔14の対応面97はそのテーパに基づきフィルタ76をポン
プ孔14内でセンタリングし且つプレ組込み構成群のポンプ孔14への挿入を容
易にする。当接面96はポンプ孔14におけるフィルタ76の最終的な軸方向位
置を規定する。フィルタ76の当接面96がポンプ孔14の対応面97に当接す
ると直ちにブシュ12がより深くポンプ孔14に押し込まれ、フィルタ76は最
早それ以上は動かない。この場合、フィルタ76の隆起部88は軸方向でブシュ
12の溝側面92から持ち上がる。フィルタ76の軸方向位置は当接面96によ
ってポンプ孔14内で正確に規定されているので、フィルタ76の端面93とポ
ンプ孔14の環状ショルダ94との間の軸方向間隔は極めて正確に調節され得る
。これにより、シールリング24を小さな軸方向遊びを以てポンプ孔14内で位
置固定することが可能である。シールリング24の大きな軸方向運動性は、ピス
トン20、ブシュ12、被せ嵌められたフィルタ76及び閉鎖部材58を有する
プレ組込み構成群の製作・組込み許容差に基づくシールリング24の軸方向圧縮
と同様に防止される。
【0021】 フィルタ76をブシュ12に締め付け且つ締付け力の克服により軸方向で摺動
可能に取り付けることは、ブシュ12の外側の円錐形の対応面に摩擦接続的に接
触しているフィルタ76のカラー86の内側の円錐形の締付け面98を介して達
成される。前記の円錐形の対応面はブシュ12の外側を、このブシュ12の偏心
器54に面した開いた端部に向かって先細にしている。締付け面98は、隆起部
88のブシュ12に面した側に設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるピストンポンプの軸方向断面図である。
【図2】 図1に矢印IIで示した部分の拡大詳細図である。
【符号の説明】
10 ピストンポンプ、 12 ブシュ、 14 ポンプ孔、 16 ポンプ
ケーシング、 18 ブシュ底部、 20 ピストン、 22 ガイドリング、
24 シールリング、 30,62 止まり孔、 32 横方向孔、 34
流入孔、 36 流入弁、 38,68 弁座、 40,66 弁球、 44
弁保持器、 46 通流部、 48 環状段部、 50 半径方向フランジ、
52 ピストン戻しばね、 54 偏心器、 58 閉鎖部材、 60 流出弁
、 70 中心孔、 72 半径方向通路、 74 流出孔、 76 フィルタ
、 78 フィルタ織布、 80,82 リング、 84 ウェブ、 86 カ
ラー、 88 隆起部、 90 溝、 92,95 溝側面、 93 端面、
96 当接面、 97 対応面、 98 締付け面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トルステン デュルマイアー ドイツ連邦共和国 ファイヒンゲン/エン ツ ズデーテンシュトラーセ 13 (72)発明者 ウルズラ エックシュタイン ドイツ連邦共和国 シュヴィーバーディン ゲン ドレスドナー シュトラーセ 2 (72)発明者 エリカ マンク ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスブル ク カタリーネンシュトラーセ 67/1 Fターム(参考) 3H071 AA03 BB01 CC13 CC28 CC32 DD32 DD65 3H075 AA02 BB03 CC16 CC25 CC33 DA21 DB03 DB23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復ストローク運動のために駆動可能なピストンを備えたピ
    ストンポンプであって、前記ピストンの長さ部分が軸方向で摺動可能にブシュに
    収容されており、該ブシュがポンプケーシングに挿入可能であり、更に、管状の
    フィルタが設けられており、該フィルタが前記ブシュの延長部において当該ブシ
    ュに取り付けられており且つピストンの前記ブシュから突出している区分を取り
    囲んでおり、前記フィルタが、ピストンのアンダカットに背面係合して該ピスト
    ンをブシュ内で保持するピストンのための損失防止部を有している形式のものに
    おいて、フィルタ(76)が軸方向で摺動可能にブシュ(12)に取り付けられ
    ていることを特徴とするピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 ブシュ(12)にフィルタ(76)を取り付けるために、該
    フィルタ(76)が前記ブシュ(12)のアンダカット(92)にスナップ結合
    又は係止結合の形式で背面係合する、請求項1記載のピストンポンプ。
  3. 【請求項3】 フィルタ(76)が締め付けるようにブシュ(12)に取り
    付けられている、請求項1記載のピストンポンプ。
  4. 【請求項4】 締付けがブシュ(12)の円錐形の面(98)を介して得ら
    れる、請求項3記載のピストンポンプ。
  5. 【請求項5】 締付けがフィルタ(76)の円錐形の面(98)を介して得
    られる、請求項3記載のピストンポンプ。
  6. 【請求項6】 フィルタ(76)が、ポンプケーシング(16)における軸
    方向支持のための当接面(96)を有している、請求項1記載のピストンポンプ
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