JPH09507411A - ブラウス状外カバーを有する下着に似た使い捨て吸収物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 装着者の下半身に装着される使い捨て吸収物品が提供される。使い捨て吸収物品は、シャーシと、シャーシに接合された吸収組立体（２２）と、２つの脚部開口および腰部開口を形成するようにシャーシの前部分をシャーシの後部分に接合するシームとを備えている。シャーシは、内層（１６）と、ブラウス状に垂れるように内層に接合された外層（１８）とを備えている。ブラウス状の外層には、吸収組立体が接合されている内層が見る者に視認されず、これにより吸収物品に極めて下着に似た外観を提供するように、模様（１５）が印刷されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラウス状外カバーを有する下着に似た使い捨て吸収物品 発明の分野 本発明は、乳児用おむつ、幼児用トレーニングパンツ、成人用失禁下着などの ような使い捨て吸収物品に関する。より詳細には、本発明は、装着者の脚部を脚 部開口に挿入し、装着者の下半身の回りの適所に使い捨て吸収物品を摺動させる ことによって装着者の適所に配置される、使い捨てトレーニングパンツのような 固定側部を有する使い捨て吸収物品に関する。 発明の背景 乳児、幼児および他の失禁要注意者は、尿や他の身体排出物を受け入れ収容す る使い捨て吸収物品を装着する。使い捨て吸収物品の外観をより下着に似せたも のにすることが、ますます重要になってきている。トイレの練習をする幼児に使 用される使い捨てトレーニングパンツのような、固定側部を有する吸収物品を、 トイレの練習をする幼児に用いるのが一般的になってきている。特に、使い捨て トレーニングパンツは、外観が下着に非常に似ていて、トイレの練習をする幼児 がおむつと区別し、汚さないようにし、衣服の下着に容易に適応するようになる のが望ましい。 吸収物品は一般に、液体不透過性の熱可塑性樹脂のバックシートと、液体透過 性のトップシートと、身体排出物を吸収するための吸収構造体と、フィットし収 容するように吸収物品を縮める弾性脚部バンドおよび腰部バンドとを備えている 。吸収構造体、弾性脚部バンドおよび弾性腰部バンドは一般に、トップシートと バックシートとの間に位置決めされ、通常、トップシートおよびバックシートに 接着剤で固定されている。この一般的な構造体は、実質的に液体不透過性である が、吸収コア又はその輪郭がバックシートを通して視認できるので、プラスチッ クのような感じであり吸収物品に似ている。 プラスチックのような感じや吸収コアの外観を出来るだけ除去すべく、幾つか の構造体が開発されている。このような構造体の１つは、フィルム被覆した不織 布を備えたバックシートを利用している。このバックシートは、不織布ウェブ上 に押し出された熱可塑性フィルムを備えている。プロセスの際に加えられるフィ ルムの熱および圧力は、フィルムと不織布層との間の付着を提供する。フィルム が不織布層の結合性を維持するのを助けるが、その結果、バックシートが堅くな り好ましくなくなる。 別の構造体は、不織布層に積層された熱可塑性フィルムを備えたバックシート を利用している。積層化は、フィルム又は不織布層に接着剤を塗布し、次いで吸 収物品の外層に取付けることによって、提供される。かくして、この第２の設計 と上述の第１の設計の両方において、熱可塑性フィルムと不織布層は、向かい合 う表面に沿ってことごとく接合され、吸収コア又はその輪郭は、依然として、バ ックシートを通して視認できる。 別の構造体は、断続的に或いは部分的に接合された外層と内層を備えたバック シートを利用している。このような構造体は、外観や感触が下着に似ている。し かしながら、吸収コアは一般に、内層に固定されており、全般的に依然として、 シャーシの外層１８を通して視認できる。これは特に、内層に模様が印刷されて いる場合に当てはまる。 従って、本発明の目的は、下着に似た外観および感触を提供し、吸収コア又は その輪郭を実質的に覆い隠す、外層に断続的に或いは部分的に接合された内層を 備えたバックシートを有する吸収物品を提供することである。 発明の概要 装着者の下半身に装着するための使い捨て吸収物品が提供される。使い捨て吸 収物品は、シャーシと、シャーシに接合された吸収組立体と、２つの脚部開口お よび腰部開口を形成するように、シャーシの前部分を後部分に接合するシームと を備えている。シャーシは、ブラウス状外層を備えており、ブラウス状外層には 、吸収組立体が接合されている内層が実質的に視認されず、これにより極めて下 着に似た外観を吸収物品に提供するように、模様が印刷されている。 図面の簡単な説明 本明細書は、本発明の要旨を明瞭に指摘している請求の範囲で終わっているが 、本発明は、実質的に同一の要素を示すのに同一の符号が使用されている添付図 面 を参照して、以下の説明を読むことによって、より良く理解されるであろう。 第１図は、装着者に装着されるような典型的な使用形体における、本発明の使 い捨てトレーニングパンツの実施例の斜視図である。 第２図は、下に位置する構造を示すため部分的に切り取られている、本発明の トレーニングパンツの実施例のシャーシの平面図であって、使い捨て吸収物品の 外面を形成する表面は、図面の向う側に面している。 第３図は、第２図の線３−３に沿った、第２図に示したシャーシの横断面図で ある。 第４図は、吸収組立体がシャーシの内層に接合されたインサートである、本発 明の別の実施例の横断面図である。 第５図は、吸収物品の耳フラップが弾性化されている、本発明の更に別の実施 例の横断面図である。 発明の詳細な説明 図面を参照すると、第１図は、典型的な使用形体における使い捨て吸収物品の 斜視図である。使い捨て吸収物品は、使用された後に廃棄されることを意図した （即ち、洗濯し、修復し、或いは再使用することを意図していない）ものである 。使い捨て吸収物品は、種々の身体排出物を吸収し収容するため、装着者の身体 に密接して配置された吸収組立体を備えている。 第１図には、本発明の使い捨て吸収物品の好適な実施例である使い捨てトレー ニングパンツ２０が示されている。第１図のトレーニングパンツ２０は基本的に 、内層１６および外層１８を有するシャーシ１４と、シャーシ１４の内層１６に 接合された吸収コア２８を少なくとも有する吸収組立体２２と、一対の側部シー ム１０とを備えている。第２図を参照すると、シャーシ１４は、内層１４と、ブ ラウス状になるように内層１６に接合された外層１８とを備えている。外層１８ には、模様または図柄１５が印刷されている。外カバー１８の印刷された模様ま たは図柄１５は、下に位置する内カバー１６から見る者の注意をそらせ、これに より内層１６に直接的又は間接的に結合されている吸収コア（又は、吸収コアの 輪郭）を隠そうとする。 ここで使用される語“ブラウス状”とは、第１の層の一部が第２の層に張り付 けられておらず緩く取付けられている、即ち、第１の層の一部が、第１の層が接 合される第２の層から垂らされ、即ち緩く十分に垂らされていることを意味して いる。ここで使用される語“接合”とは、要素を他の要素に直接取付けることに よって要素を直接固定する形体と、他の要素に取付けられている中間部材に要素 を取付けることによって要素を間接的に固定する形体とを包含している。 特に好適な実施例では、シャーシ１４は又、弾性腰部バンド部材７６と、少な くとも内層１６に固定された弾性ストランド１０５とを備えている。第２図は、 シャーシ１４の前部分５６と後部分５８とを側部シーム１０によって接合する前 における、第１図の使い捨て吸収物品２０の部分切り取り斜視図である。第２図 は、広げた非収縮状態（即ち、弾性腰部バンド部材７６および弾性脚部バンド３ ４の弾性ストランド１０５から全ての弾性収縮部を引っ張りだした状態）におけ るシャーシ１４を示している。本発明のシャーシ１４は好適には、変形した砂時 計形状を有し、長さ方向中心線１に対して対称である。シャーシ１４は、前部分 ５６、後部分５８および股部分５７を少なくとも有している。シャーシ シャーシ１４の内層１６は、柔軟で軟らかい感触であり、装着者の皮膚を刺激 しない。適当な内層１６は、プラスチックフィルム、天然繊維の織布又は不織布 （例えば、木又は綿繊維）、合成繊維（例えば、ポリエステル又はポリプロピレ ン繊維）、又は天然繊維と合成繊維の組合せ、或いはフィルム被覆した不織布材 料のような複合材料のような種々の材料で製造することができる。第２図および 第３図に示した実施例では、好適には、シャーシの内層は、厚さが約０．０１２ ｍｍ（０．０１ミル）〜約０．０５１ｍｍ（２．０ミル）のポリマーフィルムで ある。 別の実施例では、内層１６は、外層、内層、および外層と内層との間で接合さ れた弾性層を有する弾性ラミネートを備えている。内層と外層は、弾性層に接合 されており、弾性層は、シャーシの収縮力がシャーシの長さ方向中心線１に対し て横断機械方向（即ち、直交方向）に配向されるように、側方延伸状態にある。 このような積層化されたシャーシおよびその形成方法は、パトリック・Ａ・アレ ン等によって出願された米国特許出願第０８／１７６０５６号（弾性使い捨て吸 収物品およびその製造方法、Ｐ＆Ｇケース５１２６）に開示されており、この出 願を参考文献としてここに含める。 外層１８は、シャーシ１４の外側（即ち、装着者から離れた部分）を形成する 部分である。外層１８は、柔軟で軟らかな感触であり、装着者の皮膚を刺激しな い。適当な外層１８は、プラスチックフィルム、天然繊維の織布又は不織布（例 えば、木又は綿繊維）、合成繊維（例えば、ポリエステル又はポリプロピレン繊 維）、又は天然繊維と合成繊維の組合せ、或いはフィルム被覆した不織布材料の ような複合材料のような種々の材料で製造することができる。シャーシ１４の外 層１８は又、１層又は全ての層が内層１６からブラウス状になっている２以上の 層を有する複合材料を備えている。かくして、外層１８は、不織布材料の２以上 の層を備えており、或いは２以上のフィルム層を備えており、或いは不織布の層 とフィルム層とを備えている。好適には、外層１８は、ポリプロピレン繊維のけ ば立てられた不織布ウェブである。適当な外層は、米国サウスカロライナ州シン プソンビルのファイバーウェブ・ノースアメリカ社から入手できる。 好適には、外層１８の坪量は、平方ｍ当たり約２０〜４０ｇである。より詳細 には、外層１８の坪量は、平方ｍ当たり約２５〜３５ｇである。好適な実施例で は、外層１８の坪量は、平方ｍ当たり約３０ｇである。 外層１８のブラウス状化は、大きめの外層１８を準備し、外層１８の周囲の少 なくとも一部を内層１６の周囲の少なくとも一部に沿って接合することによって 達成される。ここで使用される語“大きめの外層”とは、内層１６よりも長さ及 び／又は幅が大きい外層を意味している。ウェブ材料を個々のおむつに変換する 自動おむつコンバータで本発明の吸収物品を製造しようとする場合には、ブラウ ス状外層１８は、内層のウェブ材料がコンバータに供給される速度よりも大きな 速度で外層のウェブ材料をコンバータに供給する（即ち、外層のウェブ材料を過 剰供給する）ことによって形成することができる。 また、外層１８の表面には、装飾模様または図柄１５が印刷される。好適には 、模様または図柄１５は、外面に印刷される。装飾模様１５は、見る者の注意を 下に位置する内層からそらし、これにより内層１６に接合されている吸収コア２ ８を覆い隠そうとする。装飾模様は好適には、繰り返し模様である。適当な装飾 模様の例には、船、錨、自動車、弓、縫いぐるみのクマ、恐竜、動物、花などが 含 まれる。 シャーシ１４の外層１８は、内層１６に隣接して位置決めされ、周知の取付け 手段４０によって内層１６に断続的に或いは部分的に接合されている。例えば、 外層１８は、接着剤の均一な連続層、接着剤のパターン層、或いは接着剤の別個 の線、スパイラル又はスポットの列によって、内層１６に固定されている。良好 であると思われる接着剤は、米国ウィスコンシン州エルム・グローブのフィンド レー・アドヒーシィブ社によってフィンドレー２０３１として提供されている。 或いは、取付け手段は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的機械接着、又は他 の適当な取付け手段、又は周知のこれらの取付け手段の組合せから成るものでも よい。本発明の好適な実施例では、内層と外層は、周囲領域３９の向かい合う面 に沿って直接接合されている。ここで使用される語“周囲”又は“周囲領域”と は、当該要素の境界縁部に隣接した領域又は帯域を意味している。 外層１８は、内層１６と外層１８の共通の中央領域１７の少なくとも一部が互 いに非付着状態であり互いに対して自由に移動できるように、内層１６に断続的 に或いは部分的に接合されている。ここで使用される語“中央領域”とは、当該 材料の周囲又は周囲領域の内側の材料領域を意味している。所定の結合領域３９ の位置は、吸収物品の特定の寸法および形状で決まる。第３図は、内層１６と外 層１８の周囲領域の周囲領域を断続的に接合する、取付け手段すなわち結合線４ ０を示している。かくして、結合線４０の側方内側に位置する内層１６と外層１ ８の向かい合う面（即ち、中央領域１７）は、実質的に互いに自由に移動する。 外層の周囲領域を内層の周囲領域全体に結合することは必要ではない。外層が 吸収物品にしっかりと保持されるように外層を内層に十分に結合することが必要 とされるにすぎない。また、外層の中央領域１７全体を内層から取り外すことも 必要ではなく、即ち中央領域の一部が取り外されブラウス状にされている場合に 中央領域１７の内層１６に断続的に接合されたブラウス状外層１８を有していれ ばよい。断続的な接合は、超音波、熱接着等によるスポット結合、或いは接着剤 のドットパターン等による断続結合によって達成される。 内層１６と外層１８との接合される表面積は好適には、内層１６と外層１８と の向かい合う表面積の約１０％〜約５０％である。より好適には、内層１６と外 層１８との接合される表面積は好適には、内層１６と外層１８との向かい合う表 面積の約２０％〜約３０％である。特に好適な実施例では、内層１６と外層１８ との接合される表面積は好適には、内層１６と外層１８との向かい合う表面積の 約２５％である。 内層から緩く垂れるような外層のブラウス状化と、見る者の注意を内層からそ らせるような外層への印刷により、吸収コア（又は吸収コアの輪郭）が見る者か ら実質的に覆い隠され、より下着に似た使い捨て吸収物品が提供される。 使い捨てトレーニングパンツ２０のシャーシ１４は好適には、液体および他の 身体排出物を良好に収容するための弾性化脚部カフス３２を更に備えている。弾 性化脚部カフス３２は各々、脚部領域での身体排出物の漏れを減少させるため、 幾つかの異なる実施例から成る。（脚部カフスは、脚部バンド、側部フラップ、 障壁カフス、或いは弾性カフスと呼ばれることがある。）１９７５年１月１４日 にブールに付与された米国特許第３，８６０，００３号（使い捨ておむつ用の収 縮可能な側部分）は、側部フラップ、および弾性化脚部カフス（ガスケットカフ ス）となる１以上の弾性部材を有する収縮可能な脚部開口を提供する使い捨てお むつを開示している。１９９０年３月２０日にアジズとブレイニーに付与された 同第４，９０９，８０３号（弾性化フラップを有する使い捨て吸収物品）は、脚 部領域の収容を向上させるため、“スタンドアップ”弾性化フラップ（障壁カフ ス）を有する使い捨ておむつを開示している。１９８７年９月２２日にローソン に付与された同第４，６９５，２７８号（二重カフスを有する吸収物品）は、ガ スケットカフスと障壁カフスをもつ二重カフスを有する使い捨ておむつを開示し ている。１９８７年１１月３日にブールに付与された同第４，７０４，１１５号 （使い捨て腰部収容下着）は、吸収物品内に自由液体を収容するように構成され た側縁部漏洩防止ガターを有する使い捨ておむつ又は失禁下着を開示している。 これらの特許を参考文献としてここに含める。弾性化脚部カフス３２は各々、上 述の脚部バンド、側部フラップ、障壁カフス、又は弾性カフスと同様になるよう に構成してもよいが、弾性化脚部カフス３２は各々、１以上の弾性ストランド１ ０５を有する側部フラップ１０４を少なくとも備えるのが好ましい。第２図を参 照すると、脚部弾性体１０５は好適には、シャーシ１４のトップシート２４とバ ックシート１６との間に位置決めされている。或いは、脚部弾性体１０５は、シ ャーシ１４の内層１６と外層１８との間に位置決めしてもよい。 使い捨てトレーニングパンツ２０のシャーシ１４は更に好適には、少なくとも 後部分５８において使い捨てトレーニングパンツ２０の端縁部６４に隣接して配 置された弾性化腰部バンド３４を備えており、より好適には、前部分５６と後部 分５８の両方に配置された弾性化腰部バンド３４を有している。使い捨てトレー ニングパンツ２０の腰部バンドは、装着者の腰部に隣接して配置されるようにな った部分である。弾性化腰部バンド３４は、定められた領域の被覆を維持し、装 着者の腰部に接触し、装着者の腰部に動的にフィットし且つ装着者の腰部に動的 に適合して良好なフィット感を与えるように少なくとも側方方向に延伸可能な部 材である。かくして、腰部バンドは一般に、使い捨てトレーニングパンツ２０の 端縁部６４から吸収コア２８の少なくとも腰部縁部８３まで延びた、使い捨てト レーニングパンツ２０の部分である。弾性化腰部バンド３４は、使い捨てトレー ニングパンツ２０のシャーシ１４に取付けられた別個の要素から成るものでもよ いが、弾性化腰部バンド３４は好適には、トップシート２４、内層１６又は外層 １８、或いはこれらの要素の組合せ及びこれらに接合された弾性材料のような使 い捨てトレーニングパンツ２０の他の要素の延長部である。或いは、吸収組立体 ２２のトップシート２４とバックシート２６は、吸収コア２８の縁部を超えて延 びていてもよく、弾性化腰部バンドを形成するように吸収コア２８に接合された 弾性材料を有している。使い捨てトレーニングパンツは、前部分５６と後部分５ ８にそれぞれ位置決めされた２つの弾性化腰部バンドを有するように構成される こともある。使い捨てトレーニングパンツ２０は、後部分５８の少なくとも中央 領域６８に配置された弾性化腰部バンド３４を少なくとも有している。好適には 、第２図に示されるように、前部分５６に別の弾性化腰部バンドが配置されてい る。 弾性化腰部バンド３４は、多数の異なる形体に構成することができる。第２図 に示した本発明の好適な実施例では、弾性化腰部バンド３４は、トップシート２ ４とシャーシ１４の内層１６との間に介在され、使い捨てトレーニングパンツ２ ０の前部分５６および後部分５８を縮めるように作動的に関連した弾性腰部バン ド部材７６を備えている。ここで使用されるこのような弾性化腰部バンドの例は 、 １９８５年５月７日にキーウィットとオスターヘイジに付与された米国特許第４ ，５１５，５９５号（弾性収縮可能な腰部バンドを備えた使い捨ておむつ）に開 示されている弾性化腰部バンドであり、この特許を参考文献としてここに含める 。 公知の適当な弾性材料が、本発明の弾性腰部バンド部材７６として使用される 。適当な弾性材料の例には、エラストマーフィルム、ポリウレタンフォーム又は 架橋天然ゴムフォームのようなエラストマーフォーム、成形された弾性スクリム 、熱収縮弾性材料のようなエラストマーフィルム、熱収縮エラストマーフィルム と弾性部材のラミネートのような弾性フィルムラミネート、（１９９３年９月２ １日にハッセ、ミラー、ブリッジに付与された米国特許第５，２４６，４３３号 （この特許を参考文献としてここに含める）に記載されているような）“ゼロ歪 ”延伸ラミネートのようなエラストマー延伸ラミネート、或いは機械的に延伸さ れ予め引っ張られた延伸ラミネート、およびゴム、ＬＹＣＲＡ又は他の材料で形 成された弾性ストランドが含まれる。好適な実施例では、弾性腰部バンド部材７ ６は、熱収縮エラストマーフィルムから成る。 吸収組立体 トレーニングパンツ２０は又、内層１６に接合された吸収コア２８を少なくと も有する吸収組立体２２を備えている。第３図に示されるような使い捨てトレー ニングパンツ２０の吸収組立体２２は、内層１６に接合された液体透過性のトッ プシート２４と、トップシート２４と内層１６との間に位置決めされた吸収コア ２８とを備えている。第４図に示されるような本発明の別の実施例では、吸収組 立体２２は、液体透過性のトップシート、トップシートに接合された液体不透過 性のバックシート、およびトップシートとバックシートとの間に位置決めされた 吸収コアから成るインサートである。 吸収組立体２２の吸収コア２８は、一般に圧縮性かつ適合性があり、装着者の 皮膚を刺激せず、尿や他の身体排出物のような液体を吸収し保持できる吸収手段 である。吸収コア２８は、エアフェルトに一般に呼ばれる微粉砕された木材パル プのような使い捨ておむつ及び他の吸収物品に通常使用される種々の液体吸収材 料によって、種々の寸法および形状（例えば、矩形、砂時計形状、Ｔ形、非対称 形など）に製造される。他の適当な吸収材料の例には、クレープされたセルロー ス詰綿、コフォームを含む溶融吹き込みされたポリマー、架橋セルロース繊維、 ティッシュラップを含むティッシュ、吸収フォーム、吸収スポンジ、吸収ポリマ ー、吸収ゲル化材料、或いは等価な材料、或いはこれらの材料の組合せが含まれ る。吸収コアの形体および構造も又、変えることができる。（例えば、吸収コア は、変動する厚さ帯域、親水性勾配、超吸収勾配、或いは下部平均密度および下 部平均坪量の捕捉帯域を有してもよく、或いは、１以上の層又は構造体を備えて いてもよい。）しかしながら、吸収コア２８の全体吸収容量は、使い捨て吸収物 品の設計負荷および意図した使用に適合すべきである。更に、吸収コア２８の寸 法および吸収容量は、幼児から成人に至る装着者に適合するように変えることが できる。 吸収組立体２２の好適な実施例は、長さ方向中心線１に対して対称な変形砂時 計形状の吸収コア２８を有している。吸収組立体２２の好適な実施例が変形砂時 計形状を有しているが、吸収コア２８の寸法、形状、形体および全体は、幼児か ら成人に至る装着者に適合するように変えることができる。従って、吸収コアの 寸法、形状および形体を変えることができる。（例えば、吸収コアは、変動する 厚さ又は親水性勾配を有するのがよく、或いは、吸収ゲル化材料を収容してもよ く或いは収容しなくともよい。）広範な支持を得て商業的成功を収めた本発明の 吸収コア２８として使用される典型的な吸収構造体は、１９８６年９月９日にワ イズマンとゴールドマンに付与された米国特許第４，６１０，６７８号（高密度 吸収構造体）に記載されている。１９８７年６月１６日にワイズマン、ヒュート ン、ゲラーに付与された米国特許第４，６７３，４０２号（二重層コアを有する 吸収物品）および１９８９年１２月１９日にアングシュタットに付与された同第 ４，８８８，２３１号（ダスティング層を有する吸収コア）も又、本発明に有用 な吸収構造体を開示している。これらの特許を参考文献としてここに含める。 吸収コア２８は好適には、エアフェルトのバットと吸収ゲル化材料の粒子（約 １３ｃｍ幅（側方寸法）、約３７ｃm長さ（長さ方向寸法）、股部部分５７の最 狭部を約８ｃｍ横切る）である。好適には、全体として前部分５６と股部部分５ ７に配置される吸収コア部分は、全体として後部分５８に配置される吸収コアの 部分よりも大きな坪量を有している。より好適には、全体として前部分５６と股 部部分５７に配置される吸収コア部分は、全体として後部分５８に配置される吸 収コアの部分の３倍の坪量を有している。吸収コア２８の好適な実施例では、吸 収コアの長さのうち約２５ｃｍが、全体として前部分５６と股部部分５７に配置 され、平方インチ当たり約０．９６ｇの坪量を有しており、吸収コアの長さのう ち１１ｃｍが、全体として後部分５８に配置され、平方インチ当たり約０．２８ ｇの坪量を有している。 第３図を参照すると、吸収組立体２２は好適には、液体透過性のトップシート ２４を備えており、トップシート２４は、吸収コア２８がトップシート２４と内 層１６との間に位置決めされるようにシャーシの内層１６に接合されている。吸 収コア２８は、下着面１００と、身体面１０１と、側縁部８２と、端縁部８３と を有している。シャーシ１４の内層１６は、吸収コア２８の下着面１００に隣接 して位置決めされており、周知の取付け手段（図示せず）によって吸収コア２８ に接合されている。例えば、シャーシ１４の内層１６は、接着剤の均一な連続層 、接着剤のパターン層、或いは接着剤の別個の線、スパイラル又はスポットの列 によって、吸収コア２８に固定されている。良好であると思われる接着剤は、米 国オハイオ州コロンバスのセンチュリー・アドヒーシィブ社からセンチュリー５ ２ ２７として販売されているもの、同国ミネソタ州セントポールのＨ．Ｂ．フ ラー社からＨＬ−１２５８として販売されているものである。取付け手段は好適 には、１９８６年３月４日にミネトーラとタッカーに付与された米国特許第４， ５７３，９８６号（使い捨て汚物収容下着）に開示されているような、開放パタ ーン網の接着剤フィラメントから成る。開放パターン網の接着剤フィラメントの 典型的な取付け手段は、１９７５年１０月７日にスプラーク・ジュニアに付与さ れた米国特許第３，９１１，１７３号、１９７８年１１月２２日にジッカー等に 付与された同第４，７８５，９９６号、および１９８９年６月２７日にワレンニ ッツに付与された同第４，８４２，６６６号に示されている装置および方法によ って例示されるような、螺旋パターンに巻かれた接着剤フィラメントの幾つかの 線から成る。これらの特許を参考文献としてここに含める。或いは、取付け手段 は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的機械接着、又は他の適当な取付け手段 、又は周知のこれらの取付け手段の組合せから成るものでもよい。 他の可撓性の液体不透過性材料を使用してもよいが、好適には、内層１６は、 液体不透過性で薄いプラスチックフィルムで製造される。ここで使用される語“ 可撓性”とは、柔軟で体型に容易に順応する材料を意味している。液体不透過性 の層１６は、吸収コア２８に吸収され収容された排出物が、使い捨てトレーニン グパンツ２０に接触している寝具や下着のような物品を濡らさないようにする。 吸収物品２０のトップシート２４は、吸収コア２８の身体面１０１に隣接して 位置決めされており、好適には、周知の取付け手段（図示せず）によって吸収コ ア２８および内層１６に接合されている。適当な取付け手段は、内層１６の吸収 コア２８への接合に関連して記載されている。本発明の好適な実施例では、トッ プシート２４と内層１６は、吸収コア２８を超えて延びている領域において互い に直接接合され、取付け手段（図示せず）により吸収コア２８に直接接合するこ とによって間接的に接合されている。 トップシート２４は、使い捨てトレーニングパンツ２０の内部を形成し、装着 者の少なくとも腰部と脚部に接触する、シャーシ１４の部分である。吸収物品２ ０のトップシート２４は、柔軟で軟らかい感触であり、装着者の皮膚を刺激しな い。更に、トップシート２４は、液体（例えば、尿）を厚さ方向に容易に浸透さ せる液体透過性である。適当なトップシートは、多孔質フォーム、網状フォーム 、孔開きプラスチックフィルム、天然繊維（例えば、木又は綿繊維）、合成繊維 （例えば、ポリエステル又はポリプロピレン繊維）又は天然繊維と合成繊維の組 合せの織布又は不織布のような、種々の材料から製造される。好適には、トップ シート２４は、トイレの練習をする幼児に湿気を感じさせ排尿の合図をするよう に、約２０％〜約３０％のレーヨンを含む親水性材料で作られている。 トップシート２４を製造するのに使用される多くの製造技術がある。例えば、 トップシート２４は、繊維の不織布ウェブでもよい。トップシートが不織布ウェ ブを含むとき、ウェブは、スパンボンデッドされ、けば立てられ、ウェットレイ ドされ、溶融吹き込みされ、ハイドロエンタングルされる。好適なトップシート は、けば立てられ、繊維技術における当業者にとって周知の手段によって熱結合 される。適当なトップシートは、米国サウスカロライナ州シンプソンビルのファ イバーウェブ・ノースアメリカ社からＦＰＮ２８６として入手できる。 第４図に示した別の実施例では、吸収組立体２２は、インサート、即ち、シャ ーシと別個に形成されシャーシに挿入された要素である。吸収インサートは、ト ップシート２４と、内層１６に接合された液体不透過性のバックシート２６と、 トップシート２４とバックシート２６との間に位置決めされた吸収コア２８とを 備えている。 第４図を参照すると、吸収コア２８と液体透過性のトップシート２４は、上述 のものと実質的に同じである。バックシートは、液体不透過性であり、他の液体 不透過性材料を使用してもよいが、好適には薄いプラスチックフィルムで製造さ れる。液体不透過性のバックシート２６は、吸収コア２８に吸収され収容された 排出物が、使い捨てトレーニングパンツ２０に接触している寝具や下着のような 物品を濡らさないようにする。かくして、液体不透過性のバックシート２６は、 織布又は不織布材料、ポリエチレン又はポリプロピレンの熱可塑性フィルムのよ うなポリマーフィルム、或いはフィルム被覆された不織布材料のような複合材料 から成る。好適には、バックシートは、厚さが約０．０１２ｍｍ（０．０１ミル ）〜約０．０５１ｍｍ（２．０ミル）のフィルムである。 バックシート２６の寸法は、吸収コア２８の寸法および選定した使い捨て下着 の設計によって決められる。好適な実施例では、バックシート２６は、弾性化脚 部カフス３２がバックシート材料から自由であり、かくしてバックシート材料に よって妨げられないように、少なくとも吸収コア、出来れば少なくとも股部部分 ５７におけるトップシート２４の端部分を覆う。或いは、トップシート２４は、 吸収コアの回り及び少なくとも股部部分５７におけるバックシート２６の縁部分 の下方を覆い、或いはトップシート２４とバックシート２６には、弾性化脚部カ フス３２がバックシート材料によって妨げられないように、股部部分５７に“サ イド・ノッチ”が形成されている。 バックシート２６は、周知の手段によって、シャーシ１４の内層１６に接合さ れている。吸収インサートのバックシートを内層１６に接合する適当な手段は、 吸収コア２８の内層１６への接合に関連して説明されている。側部シーム シャーシ１４の側部シーム１０は、周知の手段によって形成される。例えば、 シームは、縫い付け、接着結合、超音波結合、ヒートシール等によって形成され る。トレーニングパンツのような使い捨て吸収物品に側部シームを形成する適当 な方法が、レプケ等に付与された米国特許第４，２０５，６７９号、ジョーンズ 等に付与された同第４，３３５，４２５号、ラフルール等に付与された同第４， ６１０，６８０号、ロバーツに付与された同第４，６１９，６４９号、ボーラン ド等に付与された同第４，７４７，８４６号、ヘラン等に付与された同第４，６ ４１，３８１号、シュトロービーン等に付与された同第４，６１０，６８１号、 ダグラス・シニアに付与された同第４，９０９，８０４号、およびラッセル・ブ リッジに付与された同第５，２３６，４３０号に記載されており、これらの特許 を参考文献としてここに含める。 本発明の好適な実施例では、側部シームは、前部分５６の長さ方向側部領域８ ８が２つのシーム領域をなす後部分５８の長さ方向側部領域８８の実質的に上に 置かれるように、股部部分５７においてシャーシを折り畳むことによって、形成 される。ここで使用される語“上に置かれる”とは、同じ部分が全て実質的に一 致するように上に配置されることを意味している。シーム１０は、周知の手段に よって形成される。好適には、シームは、前部分５６の長さ方向側部領域と後部 分５８の長さ方向側部領域８８とを結合するようにシーム領域に圧力及び／又は 熱を加えることによって、形成される。２以上の要素を結合するのに圧力及び／ 又は熱を使用する方法は、１９８９年８月８日にボール等に付与された米国特許 第４，８５４，９８４号に詳細に説明されており、この特許を参考文献としてこ こに含める。 本発明の使い捨て吸収物品のシームは、固定シーム（即ち、再使用できないシ ーム）として説明してきたが、本発明の使い捨て吸収物品は、吸収物品を開放さ せ再閉鎖させるシームを備えてもよい。吸収物品を開放させ再閉鎖させるシーム は、使い捨ておむつの分野では周知である。これらの型式のシームは一般に、物 品の前部分又は後部分に接合されたテープタブを備えている。これらのテープタ ブには、装着者の下半身のまわりで重複形体をなして後部分と前部分を固定でき 、物品を開放させ再閉鎖させる接着剤又は機械的ファスナ手段が設けられている 。このようなファスナシステムは、１９７４年１１月１９日にブールに付与され た米国特許第３，８４８，５９４号、１９８７年１０月１３日にトゥーサン等に 付 与された同第４，６９９，６２２号、１９８９年７月１１日にスクリプスに付与 された同第４，８４６，８１５号に記載されており、これらの特許を参考文献と してここに含める。別の実施例 第５図には、本発明の別の実施例の横断面が示されている。この実施例は、シ ャーシ１４と一体の弾性化耳フラップ３０を備えている。弾性化耳フラップ３０ は、弾性耳フラップ部材９０をシャーシ１４の耳フラップ７２の各々に固定して 弾性ラミネートを形成することによって、形成される。弾性耳フラップ部材９０ は、シャーシ１４の少なくとも内層１６に接合されている。好適には、第５図に 示されるように、弾性ラミネートは、内層とトップシート２４の一部との間で弾 性耳フラップ部材９０を固定することによって、形成される。次いで、耳フラッ プが機械的に延伸されるので、初期延伸力がラミネートから除去されると、耳フ ラップは恒久的に伸長され、ラミネートは初期延伸方向に弾性的に延伸される。 一体の弾性化耳フラップを形成する方法は、１９９３年９月２１日にハッセ、ブ リッジ、ミラーに付与された米国特許第５，２４６，４３３号（弾性化された使 い捨てトレーニングパンツ及びその製造方法）および１９９３年８月１７日にブ リッジに付与された同第５，２３６，４３０号（融解スリット側部シームを有す る使い捨てトレーニングパンツ）に詳細に記載されており、これらの特許を参考 文献としてここに含める。第５図の使い捨て吸収物品の吸収組立体２２が、トッ プシート２４とバックシート２６との間に位置決めされた吸収コア２８を備えて いるが、吸収組立体２２は、第４図に示されるような“吸収インサート”を備え ていてもよい。 （本発明のブラウス状化され印刷された外層を有しない）他の適当なトレーニ ングパンツは、リプケ等に付与された米国特許第４，２０５，６７９号、ラフル ールに付与された同第４，６１０，６８０号、シュトロービーン等に付与された 同第４，６１０，６８１号、ヘレン等に付与された同第４，６４１，３８１号、 ダグラス・シニアに付与された同第４，９０９，８０４号、およびメイヤーに付 与された同第４，９６０，４１４号に記載されており、これらの特許を参考文献 としてここに含める。 本発明の特定の実施例について説明してきたが、本発明の精神および範囲から 逸脱することなしに、種々の他の変形と修正をなし得ることは当業者には明白で あろう。従って、本発明の範囲内にある、このような変形と修正は全て、添付の 請求の範囲に包含されることを意図している。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，Ｅ Ｅ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，Ｕ Ｚ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 装着者の下半身に装着するための下着に似た使い捨て吸収物品であって 、 前部分、後部分、股部部分、端縁部、長さ方向側縁部、端縁部と長さ方向側縁 部に隣接した周囲、および周囲の内側の中央領域を有するシャーシを備え、該シ ャーシが内層を含んでおり、 前記シャーシの内層に接合された吸収コアを少なくとも有する吸収組立体と、 前記端縁部によって実質的に囲まれた２つの脚部開口および腰部開口を形成す るように、前部分の長さ方向側縁部を後部分の長さ方向側縁部に接合するシーム と、 前記前部分、後部分、股部部分、端縁部、長さ方向側縁部、端縁部と長さ方向 側縁部に隣接した周囲、および周囲の内側の中央領域を有する外層とを備えた使 い捨て吸収物品において、 前記外層の前記周囲の少なくとも一部は、外層の中央領域が所定箇所で内層の 中央領域から離れて垂れるように、前記内層の前記周囲の少なくとも一部に接合 されており、前記外層には更に、模様が印刷されており、吸収組立体が接合され る内層が、前記模様と外層の垂れた中央領域のため、見る者にとって実質的に視 認されないことを特徴とする、使い捨て吸収物品。 ２． 前記外層の１０〜５０％、好適には２０〜３０％、より好適には２５％ が、前記内層に接合されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の使い 捨て吸収物品。 ３． 前記外層の中央領域は、好適には超音波スポット結合又は接着結合のい ずれかによって、所定箇所で前記内層の中央領域に断続的に結合されていること を特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の使い捨て吸収物品。 ４． 前記内層は、（ｉ）液体不透過性の材料、又は（ｉｉ）液体不透過性の 材料のいずれかを含み、前記液体透過性の材料は、好適にはポリマーフィルム又 はエラストマーラミネートであり、より好適には前記吸収組立体が更に、吸収コ アがトップシートと内層との間に位置決めされるように、前記シャーシの内層に 接合された液体透過性のトップシートを含み、前記液体不透過性の材料は、好適 には不織布材料であり、前記吸収組立体が、前記内層に接合された液体不透過性 のバックシートと、バックシートに接合された液体透過性のトップシートと、ト ップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収コアとを備えていること を特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のいずれか１項に記載の使い捨て吸収物 品。 ５． 前記トップシートは、２０〜３０％のレーヨン繊維を含むことを特徴と する請求の範囲第４項に記載の使い捨て吸収物品。 ６． 前記シャーシの前部分は更に、中央領域から長さ方向側縁部まで側方か つ外方に延び且つ端縁部から脚部縁部まで中央領域に沿って長さ方向に各々延び た耳フラップを有し、前記シャーシの後部分は、中央領域から長さ方向側縁部ま で側方かつ外方に延び且つ端縁部から脚部縁部まで中央領域に沿って長さ方向に 各々延びた耳フラップを有し、好適には、前記シャーシは更に、各耳フラップに 接合され、エラストマーラミネートを形成するように耳フラップの端縁部から耳 フラップの脚部縁部の方へ長さ方向に延びた弾性耳フラップ部材を含み、より好 適には、前記エラストマーラミネートは各々、シャーシの各耳フラップにおいて 弾性化耳フラップを形成するように機械的に延伸されており、最も好適には、前 記弾性化耳フラップは各々、弾性化耳フラップが少なくとも内層の一部を含むよ うにシャーシと一体であることを特徴とする請求の範囲第１項〜第５項のいずれ か１項に記載の使い捨て吸収物品。