JPH0576567A - 吸収性物品及びその製造法 - Google Patents
吸収性物品及びその製造法Info
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- JPH0576567A JPH0576567A JP3241957A JP24195791A JPH0576567A JP H0576567 A JPH0576567 A JP H0576567A JP 3241957 A JP3241957 A JP 3241957A JP 24195791 A JP24195791 A JP 24195791A JP H0576567 A JPH0576567 A JP H0576567A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 漏れ防止効果が高く、着用感に優れた吸収性
物品及び該吸収性物品の連続製造方法を提供する。 【構成】 液透過性のトップシート１と、液不透過性の
バックシート２と、これら両シート間に配置される吸収
体３とを有する吸収性本体を備え、吸収性本体は、腹側
部、股下部及び背側部からなっており、腹側部及び背側
部各々の縁部を接合固定して、ウエスト開口部２１及び
一対のレッグ開口部２２とを形成する。股下部の両側縁
部の内側、腹側部及び背側部各々の両側縁部の一部の内
側に少なくとも３本の弾性部材１５ａ〜１５ｃをバック
シート側を横切って張設固定し、腹側部及び背側部各々
の両側縁部の接合固定により、弾性材で各々弾性環状部
２４を形成し、該弾性環状部によりギャザー２３を形成
する。
物品及び該吸収性物品の連続製造方法を提供する。 【構成】 液透過性のトップシート１と、液不透過性の
バックシート２と、これら両シート間に配置される吸収
体３とを有する吸収性本体を備え、吸収性本体は、腹側
部、股下部及び背側部からなっており、腹側部及び背側
部各々の縁部を接合固定して、ウエスト開口部２１及び
一対のレッグ開口部２２とを形成する。股下部の両側縁
部の内側、腹側部及び背側部各々の両側縁部の一部の内
側に少なくとも３本の弾性部材１５ａ〜１５ｃをバック
シート側を横切って張設固定し、腹側部及び背側部各々
の両側縁部の接合固定により、弾性材で各々弾性環状部
２４を形成し、該弾性環状部によりギャザー２３を形成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収性物品、特に、幼
児用、大人用あるいは失禁者用のパンツ型使い捨ておむ
つとして用いられる吸収性物品及びその製造法に関す
る。
児用、大人用あるいは失禁者用のパンツ型使い捨ておむ
つとして用いられる吸収性物品及びその製造法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】パンツ型使い捨ておむつとして、液透過
性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、こ
れら両シート間に配置される吸収体とを有する吸収性本
体を備え、該吸収性本体は、腹側部、股下部及び背側部
からなっており、上記腹側部及び上記背側部それぞれの
両側縁部を接合固定して、ウエスト開口部及び一対のレ
ッグ開口部を形成したものは知られている（特開昭６１
−２０７６０５号公報参照）。
性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、こ
れら両シート間に配置される吸収体とを有する吸収性本
体を備え、該吸収性本体は、腹側部、股下部及び背側部
からなっており、上記腹側部及び上記背側部それぞれの
両側縁部を接合固定して、ウエスト開口部及び一対のレ
ッグ開口部を形成したものは知られている（特開昭６１
−２０７６０５号公報参照）。
【０００３】上記のパンツ型の使い捨ておむつは、一対
のレッグ開口部及び一つのウエスト開口部をそれぞれ伸
縮自在に形成して体型にフィットするように構成されて
おり、通常、着用者自らが立位の状態で着用することが
できるので、幼児の「おむつ離れ」を促進するためのト
イレットトレーニング用として、または失禁者用もしく
は歩行可能な成人用として用いられている。そして、こ
の種のパンツ型の使い捨ておむつは、いわゆるフラット
型のおむつに比較して、通常の下着と同様に着用者が自
分で上げ下げできるという点に特徴を有する。
のレッグ開口部及び一つのウエスト開口部をそれぞれ伸
縮自在に形成して体型にフィットするように構成されて
おり、通常、着用者自らが立位の状態で着用することが
できるので、幼児の「おむつ離れ」を促進するためのト
イレットトレーニング用として、または失禁者用もしく
は歩行可能な成人用として用いられている。そして、こ
の種のパンツ型の使い捨ておむつは、いわゆるフラット
型のおむつに比較して、通常の下着と同様に着用者が自
分で上げ下げできるという点に特徴を有する。
【０００４】また、上記のようなパンツ型使い捨ておむ
つにおいて、レッグ開口部からの漏れ防止効果等を向上
させるために、レッグ開口部それぞれの開口周縁部にそ
れぞれ弾性部材を配してギャザーを形成したものも知ら
れている（特開平３−３３２０１号公報、特開平３−１
３９３４９号公報及び実開平３−１６９２０号公報参
照）。
つにおいて、レッグ開口部からの漏れ防止効果等を向上
させるために、レッグ開口部それぞれの開口周縁部にそ
れぞれ弾性部材を配してギャザーを形成したものも知ら
れている（特開平３−３３２０１号公報、特開平３−１
３９３４９号公報及び実開平３−１６９２０号公報参
照）。
【０００５】そして、上記特開平３−３３２０１号公
報、特開平３−１３９３４９号公報及び実開平３−１６
９２０号公報には、パンツ型使い捨ておむつの連続製造
方法が示唆されており、また、特開昭５７−７７３０４
号公報には、上記のようなパンツ型使い捨ておむつの連
続製造方法が開示されている（同公報第５図参照）。
報、特開平３−１３９３４９号公報及び実開平３−１６
９２０号公報には、パンツ型使い捨ておむつの連続製造
方法が示唆されており、また、特開昭５７−７７３０４
号公報には、上記のようなパンツ型使い捨ておむつの連
続製造方法が開示されている（同公報第５図参照）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平３−１３９３４９号公報に記載のパンツ型使い捨て
おむつは、レッグ開口部の開口周縁部に配される弾性部
材が連続していないため、漏れ防止効果が必ずしも充分
ではなく、着用感にも問題があった。また、特開平３−
３３２０１号公報および実開平３−１６９２０号公報に
記載のパンツ型使い捨ておむつは、レッグ開口部の開口
周縁部に弾性部材が連続して配されているが、該弾性部
材が股下部にも配されているため、おむつの股下部の外
にもギャザーが生じ、着用感に問題がある他に外観上も
好ましいものとは言い難かった。
開平３−１３９３４９号公報に記載のパンツ型使い捨て
おむつは、レッグ開口部の開口周縁部に配される弾性部
材が連続していないため、漏れ防止効果が必ずしも充分
ではなく、着用感にも問題があった。また、特開平３−
３３２０１号公報および実開平３−１６９２０号公報に
記載のパンツ型使い捨ておむつは、レッグ開口部の開口
周縁部に弾性部材が連続して配されているが、該弾性部
材が股下部にも配されているため、おむつの股下部の外
にもギャザーが生じ、着用感に問題がある他に外観上も
好ましいものとは言い難かった。
【０００７】また、上記特開平３−１３９３４９号公報
及び上記実開平３−１６９２０号公報に示唆されている
連続製造方法では、上述の問題等を有するおむつしか製
造することができず、また、上記特開昭５７−７７３０
４号公報に記載の連続製造方法による場合にも、弾性部
材がおむつの股下部に配されたおむつしか製造すること
はできず、しかも得られるおむつは、レッグ開口部の開
口周縁部の全周に弾性部材の配されていないものであ
る。
及び上記実開平３−１６９２０号公報に示唆されている
連続製造方法では、上述の問題等を有するおむつしか製
造することができず、また、上記特開昭５７−７７３０
４号公報に記載の連続製造方法による場合にも、弾性部
材がおむつの股下部に配されたおむつしか製造すること
はできず、しかも得られるおむつは、レッグ開口部の開
口周縁部の全周に弾性部材の配されていないものであ
る。
【０００８】従って、本発明の目的は、漏れ防止効果が
高く、着用感に優れた吸収性物品及び該吸収性物品の連
続製造方法を提供することにある。
高く、着用感に優れた吸収性物品及び該吸収性物品の連
続製造方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を、
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート
と、これら両シート間に配置される吸収体とを有する吸
収性本体を備え、該吸収性本体は、腹側部、股下部及び
背側部からなっており、上記腹側部及び上記背側部それ
ぞれの両側縁部を接合固定して、ウエスト開口部及び一
対のレッグ開口部を形成し且つ少なくとも一対の該レッ
グ開口部それぞれの開口周縁部にそれぞれギャザーを形
成した吸収性物品において、上記吸収性本体における、
上記股下部の両側縁部の内側、上記腹側部及び上記背側
部それぞれの両側縁部の一部の内側に亘って弾性部材が
配されるように、少なくとも第一、第二及び第三の弾性
部材を、上記吸収体の上記腹側部又は上記背側部におけ
る上記バックシート側を横切って張設固定し、また必要
に応じ上記弾性部材のうちの１本を限度として、上記吸
収体の上記股下部における上記バックシート側を横切っ
て張設固定してあり、上記腹側部及び上記背側部それぞ
れの両側縁部の接合固定により、上記弾性部材でそれぞ
れ弾性環状部を形成し、該弾性環状部により上記ギャザ
ーを形成してあることを特徴とする吸収性物品を提供す
ることにより達成したものである。
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート
と、これら両シート間に配置される吸収体とを有する吸
収性本体を備え、該吸収性本体は、腹側部、股下部及び
背側部からなっており、上記腹側部及び上記背側部それ
ぞれの両側縁部を接合固定して、ウエスト開口部及び一
対のレッグ開口部を形成し且つ少なくとも一対の該レッ
グ開口部それぞれの開口周縁部にそれぞれギャザーを形
成した吸収性物品において、上記吸収性本体における、
上記股下部の両側縁部の内側、上記腹側部及び上記背側
部それぞれの両側縁部の一部の内側に亘って弾性部材が
配されるように、少なくとも第一、第二及び第三の弾性
部材を、上記吸収体の上記腹側部又は上記背側部におけ
る上記バックシート側を横切って張設固定し、また必要
に応じ上記弾性部材のうちの１本を限度として、上記吸
収体の上記股下部における上記バックシート側を横切っ
て張設固定してあり、上記腹側部及び上記背側部それぞ
れの両側縁部の接合固定により、上記弾性部材でそれぞ
れ弾性環状部を形成し、該弾性環状部により上記ギャザ
ーを形成してあることを特徴とする吸収性物品を提供す
ることにより達成したものである。
【００１０】また、本発明は、上記の本発明の吸収性物
品の好ましい製造法として、所定巾の連続する液不透過
性のバックシート上に、少なくとも第一、第二及び第三
の弾性部材を、それぞれ所定の間隔で上記バックシート
の巾方向に振らして張設固定した後、複数個の吸収体を
一定間隔で上記弾性部材上に配し、その後、該吸収体上
に所定巾の連続する液透過性のトップシートを配して、
少なくとも上記各吸収体の股下部における両側縁部の外
側近傍にそれぞれ上記弾性部材が張設固定され且つ上記
各吸収体の股下部には１本を限度とする弾性部材が張設
固定された吸収性本体連続体を製造する製造工程と、上
記製造工程で得られる吸収性本体連続体を、隣接する上
記吸収体間の中央部でそれぞれ切断して複数の吸収性本
体を得る切断工程と、各吸収性本体の腹側部及び背側部
それぞれの両側縁部を接合固定する接合工程とを具備す
ることを特徴とする吸収性物品の製造法を提供するもの
である。
品の好ましい製造法として、所定巾の連続する液不透過
性のバックシート上に、少なくとも第一、第二及び第三
の弾性部材を、それぞれ所定の間隔で上記バックシート
の巾方向に振らして張設固定した後、複数個の吸収体を
一定間隔で上記弾性部材上に配し、その後、該吸収体上
に所定巾の連続する液透過性のトップシートを配して、
少なくとも上記各吸収体の股下部における両側縁部の外
側近傍にそれぞれ上記弾性部材が張設固定され且つ上記
各吸収体の股下部には１本を限度とする弾性部材が張設
固定された吸収性本体連続体を製造する製造工程と、上
記製造工程で得られる吸収性本体連続体を、隣接する上
記吸収体間の中央部でそれぞれ切断して複数の吸収性本
体を得る切断工程と、各吸収性本体の腹側部及び背側部
それぞれの両側縁部を接合固定する接合工程とを具備す
ることを特徴とする吸収性物品の製造法を提供するもの
である。
【００１１】更に、本発明は、上記の本発明の吸収性物
品の別の好ましい製造法として、所定巾の連続する少な
くとも２層の積層体よりなるバックシートの層間に、少
なくとも第一、第二及び第三の弾性部材を、それぞれ所
定の間隔で上記バックシートの巾方向に振らして張設固
定した後、複数個の吸収体を一定間隔で上記バックシー
ト上に配し、その後、該吸収体上に所定巾の連続する液
透過性のトップシートを配して、少なくとも上記各吸収
体の股下部における両側縁部の外側近傍にそれぞれ上記
弾性部材が張設固定され且つ上記各吸収体の股下部には
１本を限度とする弾性部材が張設固定された吸収性本体
連続体を製造する製造工程と、上記製造工程で得られる
吸収性本体連続体を、隣接する上記吸収体間の中央部で
それぞれ切断して複数の吸収性本体を得る切断工程と、
各吸収性本体の腹側部及び背側部それぞれの両側縁部を
接合固定する接合工程とを具備することを特徴とする吸
収性物品の製造法を提供するものである。
品の別の好ましい製造法として、所定巾の連続する少な
くとも２層の積層体よりなるバックシートの層間に、少
なくとも第一、第二及び第三の弾性部材を、それぞれ所
定の間隔で上記バックシートの巾方向に振らして張設固
定した後、複数個の吸収体を一定間隔で上記バックシー
ト上に配し、その後、該吸収体上に所定巾の連続する液
透過性のトップシートを配して、少なくとも上記各吸収
体の股下部における両側縁部の外側近傍にそれぞれ上記
弾性部材が張設固定され且つ上記各吸収体の股下部には
１本を限度とする弾性部材が張設固定された吸収性本体
連続体を製造する製造工程と、上記製造工程で得られる
吸収性本体連続体を、隣接する上記吸収体間の中央部で
それぞれ切断して複数の吸収性本体を得る切断工程と、
各吸収性本体の腹側部及び背側部それぞれの両側縁部を
接合固定する接合工程とを具備することを特徴とする吸
収性物品の製造法を提供するものである。
【００１２】
【作用】本発明の吸収性物品によれば、レッグ開口部の
開口周縁部のみならず胴まわり部にも連続的に弾性部材
が張設固定されているため、着用時において漏れ防止効
果が充分に発揮され、また、股下部には弾性部材が１本
を限度として配設されているから、着用感に優れてい
る。
開口周縁部のみならず胴まわり部にも連続的に弾性部材
が張設固定されているため、着用時において漏れ防止効
果が充分に発揮され、また、股下部には弾性部材が１本
を限度として配設されているから、着用感に優れてい
る。
【００１３】また、本発明の製造方法によれば、少なく
とも第一、第二及び第三の弾性部材を、それぞれ所定の
間隔で、連続するバックシートの巾方向に振らして所定
の位置に張設固定しているから、容易に且つ連続的に本
発明の吸収性物品を製造することができる。
とも第一、第二及び第三の弾性部材を、それぞれ所定の
間隔で、連続するバックシートの巾方向に振らして所定
の位置に張設固定しているから、容易に且つ連続的に本
発明の吸収性物品を製造することができる。
【００１４】
【実施例】以下に、図面を参照し乍ら、先ず、本発明の
吸収性物品の一実施例であるパンツ型使い捨ておむつに
ついて説明する。図１は本発明の吸収性物品の一実施例
であるパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図、図２はそ
の吸収性本体を一部省略して示す平面図で、図２に示す
吸収性本体１０Ａは、トップシート及びウエスト開口部
の開口周縁部にギャザーを形成するための弾性部材を省
略して示してある。
吸収性物品の一実施例であるパンツ型使い捨ておむつに
ついて説明する。図１は本発明の吸収性物品の一実施例
であるパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図、図２はそ
の吸収性本体を一部省略して示す平面図で、図２に示す
吸収性本体１０Ａは、トップシート及びウエスト開口部
の開口周縁部にギャザーを形成するための弾性部材を省
略して示してある。
【００１５】本実施例のパンツ型使い捨ておむつ２０
は、液透過性のトップシート１と、液不透過性のバック
シート２と、これら両シート間に配置される吸収体３と
を有する吸収性本体１０Ａを備え、該吸収性本体１０Ａ
は、腹側部１１、股下部１２及び背側部１３からなって
おり、上記腹側部１１及び上記背側部１３それぞれの両
側縁部１１ａ、１１ａ及び１３ａ、１３ａを接合固定し
て、ウエスト開口部２１及び一対のレッグ開口部２２、
２２を形成して構成されており、これらの構成は従来品
と同様である。
は、液透過性のトップシート１と、液不透過性のバック
シート２と、これら両シート間に配置される吸収体３と
を有する吸収性本体１０Ａを備え、該吸収性本体１０Ａ
は、腹側部１１、股下部１２及び背側部１３からなって
おり、上記腹側部１１及び上記背側部１３それぞれの両
側縁部１１ａ、１１ａ及び１３ａ、１３ａを接合固定し
て、ウエスト開口部２１及び一対のレッグ開口部２２、
２２を形成して構成されており、これらの構成は従来品
と同様である。
【００１６】而して、本実施例における上記吸収性本体
１０Ａは、その展開状態（接合前の状態）においては、
図２に示す如く、中央部（股下部１２）の両側が湾曲状
にくびれた形状をしており、上記股下部１２の両側縁部
１２ａ、１２ａの内側、上記腹側部１１及び上記背側部
１３それぞれの両側縁部１１ａ、１１ａ及び１３ａ、１
３ａの一部の内側に亘って、第一、第二及び第三の弾性
部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃを張設固定してある。
１０Ａは、その展開状態（接合前の状態）においては、
図２に示す如く、中央部（股下部１２）の両側が湾曲状
にくびれた形状をしており、上記股下部１２の両側縁部
１２ａ、１２ａの内側、上記腹側部１１及び上記背側部
１３それぞれの両側縁部１１ａ、１１ａ及び１３ａ、１
３ａの一部の内側に亘って、第一、第二及び第三の弾性
部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃを張設固定してある。
【００１７】即ち、本実施例の吸収性本体１０Ａにおい
ては、第一及び第二の弾性部材１５ａ、１５ｂを、上記
吸収体３の上記背側部１３における上記バックシート２
側を横切り且つそこで交叉させて張設固定してあり、第
三の弾性部材１５ｃを、上記第一及び第二の弾性部材１
５ａ、１５ｂの交叉部１４に接近させて上記吸収体３の
上記股下部１２における上記バックシート２側を横切っ
て張設固定してある。
ては、第一及び第二の弾性部材１５ａ、１５ｂを、上記
吸収体３の上記背側部１３における上記バックシート２
側を横切り且つそこで交叉させて張設固定してあり、第
三の弾性部材１５ｃを、上記第一及び第二の弾性部材１
５ａ、１５ｂの交叉部１４に接近させて上記吸収体３の
上記股下部１２における上記バックシート２側を横切っ
て張設固定してある。
【００１８】本実施例のパンツ型使い捨ておむつ２０
は、上述の吸収性本体１０Ａを、図１に示す如く、その
腹側部１１の両側縁部１１ａ、１１ａとその背側部１３
の両側縁部１３ａ、１３ａとを接合固定することによ
り、上記弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃでそれぞれ
弾性環状部２４、２４を形成し、該弾性環状部２４、２
４により、一対のレッグ開口部２２、２２それぞれの開
口周縁部２２ａ、２２ａにそれぞれギャザー２３、２３
を形成して構成されている。尚、図１では、便宜上、上
記弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃは想像線で示すべ
きところを実線で示してある。
は、上述の吸収性本体１０Ａを、図１に示す如く、その
腹側部１１の両側縁部１１ａ、１１ａとその背側部１３
の両側縁部１３ａ、１３ａとを接合固定することによ
り、上記弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃでそれぞれ
弾性環状部２４、２４を形成し、該弾性環状部２４、２
４により、一対のレッグ開口部２２、２２それぞれの開
口周縁部２２ａ、２２ａにそれぞれギャザー２３、２３
を形成して構成されている。尚、図１では、便宜上、上
記弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃは想像線で示すべ
きところを実線で示してある。
【００１９】本実施例のパンツ型使い捨ておむつ２０
は、上述の如く構成されているため、漏れ防止効果が高
く、着用感に優れている。また、本発明のパンツ型使い
捨ておむつを形成する吸収性本体として、図２に示す吸
収性本体１０Ａの他に、図４に示す吸収性本体連続体１
０を、図２に示す吸収性本体１０Ａを得る場合と同様に
切断して得られる吸収性本体１０Ａ’、即ち、第一、第
二及び第三の弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃが吸収
体３の部分を横切る位置が、図２に示す吸収性本体１０
Ａよりも全体的に背側部１３に寄っている吸収性本体１
０Ａ’を用いた場合にも、図１に示すパンツ型使い捨て
おむつ２０と実質上同様な構成からなり、同様な効果を
奏し、且つ腰部の良好な着用状態が得られるパンツ型使
い捨ておむつが得られる。
は、上述の如く構成されているため、漏れ防止効果が高
く、着用感に優れている。また、本発明のパンツ型使い
捨ておむつを形成する吸収性本体として、図２に示す吸
収性本体１０Ａの他に、図４に示す吸収性本体連続体１
０を、図２に示す吸収性本体１０Ａを得る場合と同様に
切断して得られる吸収性本体１０Ａ’、即ち、第一、第
二及び第三の弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃが吸収
体３の部分を横切る位置が、図２に示す吸収性本体１０
Ａよりも全体的に背側部１３に寄っている吸収性本体１
０Ａ’を用いた場合にも、図１に示すパンツ型使い捨て
おむつ２０と実質上同様な構成からなり、同様な効果を
奏し、且つ腰部の良好な着用状態が得られるパンツ型使
い捨ておむつが得られる。
【００２０】更に、本発明のパンツ型使い捨ておむつを
形成する吸収性本体として、図５及び図６に示す吸収性
本体連続体１０を、それぞれ同様に切断して得られる吸
収性本体１０Ｂ及び１０Ｂ’を用いることもできる。上
記吸収性本体１０Ｂは、図５に示す如く、第一及び第二
の弾性部材１５ａ、１５ｂを、上記吸収体３の上記背側
部１３における上記バックシート２側を横切り且つそこ
で交叉させて張設固定してあり、第三及び第四の弾性部
材１５ｃ、１５ｄを、上記第一及び第二の弾性部材１５
ａ、１５ｂと同様に、上記腹側部１１に対称的に張設固
定してある。また、上記吸収性本体１０Ｂ’も、図６に
示す如く、第一、第二の弾性部材１５ａ、１５ｂを対称
的に張設固定してあり、第三、第四の部材１５ｃ、１５
ｄを、第一、第二の弾性部材１５ａ、１５ｂに対して対
称的に張設固定してある。
形成する吸収性本体として、図５及び図６に示す吸収性
本体連続体１０を、それぞれ同様に切断して得られる吸
収性本体１０Ｂ及び１０Ｂ’を用いることもできる。上
記吸収性本体１０Ｂは、図５に示す如く、第一及び第二
の弾性部材１５ａ、１５ｂを、上記吸収体３の上記背側
部１３における上記バックシート２側を横切り且つそこ
で交叉させて張設固定してあり、第三及び第四の弾性部
材１５ｃ、１５ｄを、上記第一及び第二の弾性部材１５
ａ、１５ｂと同様に、上記腹側部１１に対称的に張設固
定してある。また、上記吸収性本体１０Ｂ’も、図６に
示す如く、第一、第二の弾性部材１５ａ、１５ｂを対称
的に張設固定してあり、第三、第四の部材１５ｃ、１５
ｄを、第一、第二の弾性部材１５ａ、１５ｂに対して対
称的に張設固定してある。
【００２１】次に、本発明の吸収性物品の製造方法を、
上記実施例のパンツ型使い捨ておむつ２０の製造方法の
一実施態様について図１〜図３を参照し乍ら説明する。
図２及び図３は、それぞれ本発明の一実施態様の要部を
示すもので、図２は図１に示す実施例を形成する吸収性
本体を一部省略して示す平面図、図３は図１に示す本発
明品の製造に用いられる弾性環状体シートの連続体を示
す平面図である。
上記実施例のパンツ型使い捨ておむつ２０の製造方法の
一実施態様について図１〜図３を参照し乍ら説明する。
図２及び図３は、それぞれ本発明の一実施態様の要部を
示すもので、図２は図１に示す実施例を形成する吸収性
本体を一部省略して示す平面図、図３は図１に示す本発
明品の製造に用いられる弾性環状体シートの連続体を示
す平面図である。
【００２２】而して、本発明の製造方法を実施するに
は、先ず、図３に示す如く、所定巾（この巾は、パンツ
型使い捨ておむつの展開状態における長手方向の長さ）
の連続する液不透過性のバックシート２上に、第一及び
第二の弾性部材１５ａ及び１５ｂを、図２に示す吸収性
本体１０Ａの巾Ｌと同じ間隔で、上記バックシート２の
巾方向で且つ反対方向にそれぞれ振らし且つ後から配さ
れる上記吸収体３の上記背側部３における上記バックシ
ート２側で交叉させて張設固定し、第三の弾性部材１５
ｃを、上記第一及び第二の弾性部材１５ａ及び１５ｂの
交叉部１４に接近させて上記吸収体３の上記股下部１２
における上記バックシート２側を横切らせて張設固定す
る。次いで、吸収体３を上記交叉部が該吸収体３の巾方
向の中心で且つ背側部１３の背面に位置するように配
し、その後、該吸収体３上に所定巾の連続する液透過性
のトップシート（図示せず）を配して、図３に示す形態
の吸収性本体連続体１０を製造する。
は、先ず、図３に示す如く、所定巾（この巾は、パンツ
型使い捨ておむつの展開状態における長手方向の長さ）
の連続する液不透過性のバックシート２上に、第一及び
第二の弾性部材１５ａ及び１５ｂを、図２に示す吸収性
本体１０Ａの巾Ｌと同じ間隔で、上記バックシート２の
巾方向で且つ反対方向にそれぞれ振らし且つ後から配さ
れる上記吸収体３の上記背側部３における上記バックシ
ート２側で交叉させて張設固定し、第三の弾性部材１５
ｃを、上記第一及び第二の弾性部材１５ａ及び１５ｂの
交叉部１４に接近させて上記吸収体３の上記股下部１２
における上記バックシート２側を横切らせて張設固定す
る。次いで、吸収体３を上記交叉部が該吸収体３の巾方
向の中心で且つ背側部１３の背面に位置するように配
し、その後、該吸収体３上に所定巾の連続する液透過性
のトップシート（図示せず）を配して、図３に示す形態
の吸収性本体連続体１０を製造する。
【００２３】次いで、上記製造工程で得られた吸収性本
体連続体１０を、隣接する上記吸収体３、３間の中央部
でそれぞれ切断して、図２に示す如き形状の複数の吸収
性本体１０Ａを得る。また、この切断工程においては、
上記の切断時若しくはその前後、または両側縁部の接合
後に、図２に示す如く股下部１２の両側縁部１２ａ、１
２ａが湾曲状にくびれた形状になるように固定シート１
４、１４及びバックシート２を、図３に示す円形部Ｐに
おいて切除する。
体連続体１０を、隣接する上記吸収体３、３間の中央部
でそれぞれ切断して、図２に示す如き形状の複数の吸収
性本体１０Ａを得る。また、この切断工程においては、
上記の切断時若しくはその前後、または両側縁部の接合
後に、図２に示す如く股下部１２の両側縁部１２ａ、１
２ａが湾曲状にくびれた形状になるように固定シート１
４、１４及びバックシート２を、図３に示す円形部Ｐに
おいて切除する。
【００２４】然る後、上記切断工程で得られた各吸収性
本体１０Ａの腹側部１１の両側縁部１１ａ、１１ａと、
背側部１３の両側縁部１３ａ、１３ａとを接合すること
により、図１に示す如き形態の本発明のパンツ型使い捨
ておむつ２０が得られる。尚、上記製造工程で得られた
吸収性本体連続体１０を、その各吸収性本体１０Ａの腹
側部１１の両側縁部１１ａ、１１ａと、背側部１３の両
側縁部１３ａ、１３ａとを接合した後、隣接する上記吸
収体３、３間の中央部でそれぞれ切断して図２に示す吸
収性本体１０Ａを得ることも可能である。
本体１０Ａの腹側部１１の両側縁部１１ａ、１１ａと、
背側部１３の両側縁部１３ａ、１３ａとを接合すること
により、図１に示す如き形態の本発明のパンツ型使い捨
ておむつ２０が得られる。尚、上記製造工程で得られた
吸収性本体連続体１０を、その各吸収性本体１０Ａの腹
側部１１の両側縁部１１ａ、１１ａと、背側部１３の両
側縁部１３ａ、１３ａとを接合した後、隣接する上記吸
収体３、３間の中央部でそれぞれ切断して図２に示す吸
収性本体１０Ａを得ることも可能である。
【００２５】また、上記実施態様における３本の弾性部
材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃの振り方を一部変えること
により、図４に示す吸収性本体連続体１０を得ることが
できる。更に、４本の弾性部材を用い、且つ上記実施態
様における３本の弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃの
振り方を別の振り方に変えることにより、図５、図６及
び図７に示す吸収性本体連続体１０を得ることもでき
る。
材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃの振り方を一部変えること
により、図４に示す吸収性本体連続体１０を得ることが
できる。更に、４本の弾性部材を用い、且つ上記実施態
様における３本の弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５ｃの
振り方を別の振り方に変えることにより、図５、図６及
び図７に示す吸収性本体連続体１０を得ることもでき
る。
【００２６】図５に示す吸収性本体連続体１０は、第一
及び第二の弾性部材１５ａ及び１５ｂを、上記バックシ
ート２の巾方向で且つ反対方向にそれぞれ振らし且つ上
記吸収体３の上記背側部１３における上記バックシート
２側で交叉させて張設固定し、第三及び第四の弾性部材
１５ｃ及び１５ｄを、上記第一及び第二の弾性部材１５
ａ及び１５ｂと対称的に張設固定することによって製造
される。
及び第二の弾性部材１５ａ及び１５ｂを、上記バックシ
ート２の巾方向で且つ反対方向にそれぞれ振らし且つ上
記吸収体３の上記背側部１３における上記バックシート
２側で交叉させて張設固定し、第三及び第四の弾性部材
１５ｃ及び１５ｄを、上記第一及び第二の弾性部材１５
ａ及び１５ｂと対称的に張設固定することによって製造
される。
【００２７】また、図６に示す吸収性本体連続体１０
は、図５に示す４本の弾性部材１５ａ、１５ｂ、１５ｃ
及び１５ｄの振り方を一部変えることによって製造され
る。また、図７に示す吸収性本体連続体１０は、図４に
示す吸収性本体連続体１０を得る際の第三の弾性部材１
５ｃの振り方を一部変えることによって製造される。
は、図５に示す４本の弾性部材１５ａ、１５ｂ、１５ｃ
及び１５ｄの振り方を一部変えることによって製造され
る。また、図７に示す吸収性本体連続体１０は、図４に
示す吸収性本体連続体１０を得る際の第三の弾性部材１
５ｃの振り方を一部変えることによって製造される。
【００２８】そして、上述の図４、図５、図６及び図７
に示す吸収性本体連続体１０によりそれぞれ得られる吸
収性本体１０Ａ’、１０Ｂ、１０Ｂ’及び１０Ａ”を用
いた場合にも、吸収性本体１０Ａを用いた場合と同様に
して図１に示す如きパンツ型使い捨ておむつを得ること
ができる。上述の本発明の製造法によれば、少なくとも
３本の弾性部材を、それぞれ所定の間隔で、連続するバ
ックシートの巾方向に振らして所定の位置に張設固定し
ているから、吸収性本体連続体を容易に且つ連続的に製
造できると共に、この吸収性本体連続体から容易に且つ
連続的に本発明の吸収性物品を製造することができる。
に示す吸収性本体連続体１０によりそれぞれ得られる吸
収性本体１０Ａ’、１０Ｂ、１０Ｂ’及び１０Ａ”を用
いた場合にも、吸収性本体１０Ａを用いた場合と同様に
して図１に示す如きパンツ型使い捨ておむつを得ること
ができる。上述の本発明の製造法によれば、少なくとも
３本の弾性部材を、それぞれ所定の間隔で、連続するバ
ックシートの巾方向に振らして所定の位置に張設固定し
ているから、吸収性本体連続体を容易に且つ連続的に製
造できると共に、この吸収性本体連続体から容易に且つ
連続的に本発明の吸収性物品を製造することができる。
【００２９】上述の本発明の吸収性物品の実施例及びそ
の製造方法の実施態様は、図２のＸーＸ線における断面
形状が、略図８に示す如き形状（形態）のものに基づく
ものであるが、本発明の吸収性物品及びその製造法は、
次に説明するような形態のもの及び製造法であっても良
い。即ち、本発明の吸収性物品であるパンツ型使い捨て
おむつは、図９に示す如く、上記バックシート２が、少
なくとも２層の積層体よりなり、上記弾性部材１５（第
一、第二及び第三の弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５
ｃ）が該積層体間の所定の位置に張設固定され、上記吸
収体３が該積層体上に配置されている形態でも良い。
尚、上記積層体を構成するシートとしては、フィルムや
不織布等が用いられるが、少なくとも最外側に通常のバ
ックシートとして用いられるシートが配置されていれば
良い。
の製造方法の実施態様は、図２のＸーＸ線における断面
形状が、略図８に示す如き形状（形態）のものに基づく
ものであるが、本発明の吸収性物品及びその製造法は、
次に説明するような形態のもの及び製造法であっても良
い。即ち、本発明の吸収性物品であるパンツ型使い捨て
おむつは、図９に示す如く、上記バックシート２が、少
なくとも２層の積層体よりなり、上記弾性部材１５（第
一、第二及び第三の弾性部材１５ａ、１５ｂ及び１５
ｃ）が該積層体間の所定の位置に張設固定され、上記吸
収体３が該積層体上に配置されている形態でも良い。
尚、上記積層体を構成するシートとしては、フィルムや
不織布等が用いられるが、少なくとも最外側に通常のバ
ックシートとして用いられるシートが配置されていれば
良い。
【００３０】そして、図９に示す如き形態の使い捨てお
むつを製造する場合には、前述した実施態様における吸
収性本体連続体の製造工程を、例えば次のように変えれ
ば良い。即ち、所定巾の連続する少なくとも２層の積層
体よりなるバックシート２の層間に、少なくとも第一、
第二及び第三の弾性部材１５を、それぞれ所定の間隔で
上記バックシート２の巾方向に振らして張設固定した
後、複数個の吸収体３を一定間隔で上記バックシート２
上に配し、その後、該吸収体上に所定巾の連続する液透
過性のトップシート１を配するという態様に変えれば良
い。
むつを製造する場合には、前述した実施態様における吸
収性本体連続体の製造工程を、例えば次のように変えれ
ば良い。即ち、所定巾の連続する少なくとも２層の積層
体よりなるバックシート２の層間に、少なくとも第一、
第二及び第三の弾性部材１５を、それぞれ所定の間隔で
上記バックシート２の巾方向に振らして張設固定した
後、複数個の吸収体３を一定間隔で上記バックシート２
上に配し、その後、該吸収体上に所定巾の連続する液透
過性のトップシート１を配するという態様に変えれば良
い。
【００３１】また、本発明の吸収性物品であるパンツ型
使い捨ておむつは、図１０に示す如く、予め、液透過性
のトップシート１と液不透過性（又は液透過性）のシー
ト１’との間に配した吸収体３を、上記の積層体からな
るバックシート２の内面に接合固定してもよい。尚、図
中、１５’は吸収体３の両側縁外方に配した弾性部材で
ある。
使い捨ておむつは、図１０に示す如く、予め、液透過性
のトップシート１と液不透過性（又は液透過性）のシー
ト１’との間に配した吸収体３を、上記の積層体からな
るバックシート２の内面に接合固定してもよい。尚、図
中、１５’は吸収体３の両側縁外方に配した弾性部材で
ある。
【００３２】そして、図１０に示す如き形態の使い捨て
おむつを製造する場合には、前述した実施態様における
吸収性本体連続体の製造工程を、例えば次のように変え
れば良い。即ち、所定巾の連続する少なくとも２層の積
層体よりなるバックシート２の層間に、少なくとも第
一、第二及び第三の弾性部材１５を、それぞれ所定の間
隔で上記バックシート２の巾方向に振らして張設固定し
た後、予め液透過性のトップシート１と液不透過性（又
は液透過性）のシート１’との間に配した吸収体３を上
記の積層体からなるバックシート２の内面に接合固定す
るという態様に変えれば良い。
おむつを製造する場合には、前述した実施態様における
吸収性本体連続体の製造工程を、例えば次のように変え
れば良い。即ち、所定巾の連続する少なくとも２層の積
層体よりなるバックシート２の層間に、少なくとも第
一、第二及び第三の弾性部材１５を、それぞれ所定の間
隔で上記バックシート２の巾方向に振らして張設固定し
た後、予め液透過性のトップシート１と液不透過性（又
は液透過性）のシート１’との間に配した吸収体３を上
記の積層体からなるバックシート２の内面に接合固定す
るという態様に変えれば良い。
【００３３】図９及び図１０に示すような、バックシー
ト２が積層体からなる使い捨ておむつにおいては、該図
９及び図１０に示す如く、該積層体間に弾性部材１５を
配置すれば該弾性部材１５の収縮力が直接上記吸収体３
に及ばないので、吸収体３がくずれたり、逆に弾性部材
１５の収縮力が阻害されることもない。また、本発明に
おける上記第一乃至第四の弾性部材は、それぞれ１本又
は複数本の部材により形成されていても良く、図８〜図
１０における弾性部材１５が、２本の部材により形成さ
れている例を示している。この他、本発明の吸収性物品
における各構成部材は、従来品と同様に、適宜接着剤等
により接合固定されている。
ト２が積層体からなる使い捨ておむつにおいては、該図
９及び図１０に示す如く、該積層体間に弾性部材１５を
配置すれば該弾性部材１５の収縮力が直接上記吸収体３
に及ばないので、吸収体３がくずれたり、逆に弾性部材
１５の収縮力が阻害されることもない。また、本発明に
おける上記第一乃至第四の弾性部材は、それぞれ１本又
は複数本の部材により形成されていても良く、図８〜図
１０における弾性部材１５が、２本の部材により形成さ
れている例を示している。この他、本発明の吸収性物品
における各構成部材は、従来品と同様に、適宜接着剤等
により接合固定されている。
【００３４】尚、本発明の吸収性物品及びその製造方法
が、上記の実施例及び実施態様に制限されないことは言
う迄もない。例えば、上記実施例における各部材の大き
さ等は、図示のものに準じて又は従来のパンツ型使い捨
ておむつを構成材に順次で設定すれば良く、また、説明
を省略した部分もあるが、各部材同士は、適宜、それら
の一部又は全部を接着剤等により接合固定される。
が、上記の実施例及び実施態様に制限されないことは言
う迄もない。例えば、上記実施例における各部材の大き
さ等は、図示のものに準じて又は従来のパンツ型使い捨
ておむつを構成材に順次で設定すれば良く、また、説明
を省略した部分もあるが、各部材同士は、適宜、それら
の一部又は全部を接着剤等により接合固定される。
【００３５】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、漏れ防止効果が
高く、着用感に優れており、本発明の製造方法によれ
ば、上記効果を奏する本発明の吸収性物品を容易に且つ
連続的に製造することができる。
高く、着用感に優れており、本発明の製造方法によれ
ば、上記効果を奏する本発明の吸収性物品を容易に且つ
連続的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の吸収性物品の一実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１に示す実施例を形成する吸収性本体を一部
省略して示す平面図である。
省略して示す平面図である。
【図３】図１に示す本発明品の製造に用いられる弾性環
状体シートの連続体を示す平面図である。
状体シートの連続体を示す平面図である。
【図４】本発明品の製造に用いられる吸収性本体連続体
の別の例を示す平面図である。
の別の例を示す平面図である。
【図５】本発明品の製造に用いられる吸収性本体連続体
の更に別の例を示す平面図である。
の更に別の例を示す平面図である。
【図６】本発明品の製造に用いられる吸収性本体連続体
の他の例を示す平面図である。
の他の例を示す平面図である。
【図７】本発明品の製造に用いられる吸収性本体連続体
の更に他の例を示す平面図である。
の更に他の例を示す平面図である。
【図８】図２のＸーＸ線における断面形状に相当する、
本発明の吸収性物品の他の実施例の断面形状の概略を示
す断面図である。
本発明の吸収性物品の他の実施例の断面形状の概略を示
す断面図である。
【図９】本発明の吸収性物品の別の実施例の断面形状の
概略を示す、図８相当図である。
概略を示す、図８相当図である。
【図１０】本発明の吸収性物品の更に別の実施例の断面
形状の概略を示す、図８相当図である。
形状の概略を示す、図８相当図である。
１ トップシート ２ バックシート ３ 吸収体 １０ 吸収性本体連続体 １０Ａ 吸収性本体 １１ 腹側部 １１ａ 側縁部 １２ 股下部 １２ａ 側縁部 １３ 背側部 １３ａ 側縁部 １４ 交叉部 １５ 弾性部材 ２０ パンツ型の使い捨ておむつ ２１ ウエスト開口部 ２２ レッグ開口部 ２２ａ 開口周縁部 ２３ ギャザー ２４ 弾性環状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 7729−4Ｃ Ａ６１Ｆ 13/16 ３００ Ｚ
Claims (9)
- 【請求項１】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シート間に配置される吸収
体とを有する吸収性本体を備え、該吸収性本体は、腹側
部、股下部及び背側部からなっており、上記腹側部及び
上記背側部それぞれの両側縁部を接合固定して、ウエス
ト開口部及び一対のレッグ開口部を形成し且つ少なくと
も一対の該レッグ開口部それぞれの開口周縁部にそれぞ
れギャザーを形成した吸収性物品において、 上記吸収性本体における、上記股下部の両側縁部の内
側、上記腹側部及び上記背側部それぞれの両側縁部の一
部の内側に亘って弾性部材が配されるように、少なくと
も第一、第二及び第三の弾性部材を、上記吸収体の上記
腹側部又は上記背側部における上記バックシート側を横
切って張設固定し、また必要に応じ上記弾性部材のうち
の１本を限度として、上記吸収体の上記股下部における
上記バックシート側を横切って張設固定してあり、上記
腹側部及び上記背側部それぞれの両側縁部の接合固定に
より、上記弾性部材でそれぞれ弾性環状部を形成し、該
弾性環状部により上記ギャザーを形成してあることを特
徴とする吸収性物品。 - 【請求項２】 第一及び第二の弾性部材を、上記吸収体
の上記腹側部又は上記背側部における上記バックシート
側を横切り且つそこで交叉させて張設固定してあり、第
三の弾性部材を、上記第一及び第二の弾性部材の交叉部
に接近させて上記吸収体の上記股下部における上記バッ
クシート側を横切って張設固定してある、請求項１記載
の吸収性物品。 - 【請求項３】 第一及び第二の弾性部材を、上記吸収体
の上記腹側部又は上記背側部における上記バックシート
側を横切り且つそこで交叉させて張設固定してあり、第
三及び第四の弾性部材を、上記第一及び第二の弾性部材
と対称的に張設固定してある、請求項１記載の吸収性物
品。 - 【請求項４】 上記バックシートは少なくとも２層の積
層体よりなり、上記弾性部材は該積層体の層間に張設固
定され、上記吸収体は該積層体上に配置されている、請
求項１〜３の何れかに記載の吸収性物品。 - 【請求項５】 上記第一乃至第四の弾性部材は、それぞ
れ１本又は複数本の部材により形成されている、請求項
１〜４の何れかに記載の吸収性物品。 - 【請求項６】 請求項１〜３の何れかに記載の吸収性物
品の製造法であって、 所定巾の連続する液不透過性のバックシート上に、少な
くとも第一、第二及び第三の弾性部材を、それぞれ所定
の間隔で上記バックシートの巾方向に振らして張設固定
した後、複数個の吸収体を一定間隔で上記弾性部材上に
配し、その後、該吸収体上に所定巾の連続する液透過性
のトップシートを配して、少なくとも上記各吸収体の股
下部における両側縁部の外側近傍にそれぞれ上記弾性部
材が張設固定され且つ上記各吸収体の股下部には１本を
限度とする弾性部材が張設固定された吸収性本体連続体
を製造する製造工程と、 上記製造工程で得られる吸収性本体連続体を、隣接する
上記吸収体間の中央部でそれぞれ切断して複数の吸収性
本体を得る切断工程と、 各吸収性本体の腹側部及び背側部それぞれの両側縁部を
接合固定する接合工程とを具備することを特徴とする吸
収性物品の製造法。 - 【請求項７】 請求項１〜４の何れかに記載の吸収性物
品の製造方法であって、 所定巾の連続する少なくとも２層の積層体よりなるバッ
クシートの層間に、少なくとも第一、第二及び第三の弾
性部材を、それぞれ所定の間隔で上記バックシートの巾
方向に振らして張設固定した後、複数個の吸収体を一定
間隔で上記バックシート上に配し、その後、該吸収体上
に所定巾の連続する液透過性のトップシートを配して、
少なくとも上記各吸収体の股下部における両側縁部の外
側近傍にそれぞれ上記弾性部材が張設固定され且つ上記
各吸収体の股下部には１本を限度とする弾性部材が張設
固定された吸収性本体連続体を製造する製造工程と、 上記製造工程で得られる吸収性本体連続体を、隣接する
上記吸収体間の中央部でそれぞれ切断して複数の吸収性
本体を得る切断工程と、 各吸収性本体の腹側部及び背側部それぞれの両側縁部を
接合固定する接合工程とを具備することを特徴とする吸
収性物品の製造法。 - 【請求項８】 第一及び第二の弾性部材を、上記バック
シートの巾方向で且つ反対方向にそれぞれ振らし且つ上
記バックシートの上記腹側部又は上記背側部において交
叉させて張設固定し、第三の弾性部材を、上記第一及び
第二の弾性部材の交叉部に接近させて上記バックシート
の上記股下部を横切らせて張設固定する、請求項６また
は７に記載の吸収性物品の製造法。 - 【請求項９】 第一及び第二の弾性部材を、上記バック
シートの巾方向で且つ反対方向にそれぞれ振らし且つ上
記バックシートの上記腹側部又は上記背側部において交
叉させて張設固定し、第三及び第四の弾性部材を、上記
第一及び第二の弾性部材と対称的に張設固定する、請求
項６または７に記載の吸収性物品の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3241957A JPH0576567A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 吸収性物品及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3241957A JPH0576567A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 吸収性物品及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576567A true JPH0576567A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17082094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3241957A Pending JPH0576567A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 吸収性物品及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0576567A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5447508A (en) * | 1993-03-30 | 1995-09-05 | Uni-Charm Corporation | Disposable diapers |
| JPH09507411A (ja) * | 1994-01-03 | 1997-07-29 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | ブラウス状外カバーを有する下着に似た使い捨て吸収物品 |
| US5830203A (en) * | 1994-05-24 | 1998-11-03 | Paragon Trade Brands, Inc. | Absorbent article and method of manufacturing the same |
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| JP2018202023A (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 使い捨ておむつ |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3241957A patent/JPH0576567A/ja active Pending
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