JPH10314220A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

パンツ型使い捨ておむつ

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Publication number
JPH10314220A
JPH10314220A JP9126676A JP12667697A JPH10314220A JP H10314220 A JPH10314220 A JP H10314220A JP 9126676 A JP9126676 A JP 9126676A JP 12667697 A JP12667697 A JP 12667697A JP H10314220 A JPH10314220 A JP H10314220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waist
absorber
disposable diaper
pants
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP9126676A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Nemoto
研 根本
Yoshifumi Niki
佳文 仁木
Satoshi Miyahara
敏 宮原
Hirofumi Nakanishi
浩文 中西
Harumi Nakano
はるみ 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP9126676A priority Critical patent/JPH10314220A/ja
Publication of JPH10314220A publication Critical patent/JPH10314220A/ja
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な装着性及び装着感を備え且つずれ落ち
のないパンツ型使い捨ておむつを提供すること。 【解決手段】 ウエスト開口部W及びレッグ開口部Lが
形成されており、ウエスト開口部Wの周縁部にウエスト
用の弾性部材13が配置されてウエストギャザー部14
が形成されており、ウエストギャザー部14は、応力が
600〜1000gfであり且つ吸収体24との距離L
1 が3〜8cmであり、胴まわり用の弾性部材18が、
ウエストギャザー部14と吸収体24との間の全域及び
吸収体24の一部領域に亘って横断して配設されて胴ま
わりギャザー部19が形成されており、胴まわりギャザ
ー部19の応力は500〜800gfであり、胴まわり
ギャザー部19の形成された吸収体24の一部領域の幅
Wは1〜5cmであり、吸収体24はおむつの縦方向に
おける全長が45〜60cmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンツ型使い捨て
おむつに関し、更に詳しくは、良好な装着性及び装着感
を備え且つずれ落ちのないパンツ型使い捨ておむつに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
使い捨ておむつとしては、テープファスナー等の締結手
段を用いた展開型の使い捨ておむつが主流であったが、
近年、パンツ型使い捨ておむつが上市されている。この
パンツ型使い捨ておむつは、立位の状態においても装着
及び離脱が容易であり、失禁者等の大人用のおむつ等と
して有用とされている。
【0003】このパンツ型使い捨ておむつは、肌当接面
を形成する液透過性シートと、該液透過性シートの非肌
当接面側に配置される吸収体と、該吸収体の非肌当接面
側に配置される液不透過性シートとを備え、ウエスト開
口部及び一対のレッグ開口部が形成されており、尿等を
液透過性シートを介して吸収体に吸収・保持させるよう
になっている。またこのパンツ型使い捨ておむつは、上
記ウエスト開口部の周縁部に、ウエスト用の弾性部材が
該ウエスト開口部の該周縁部の略全周にわたって配置さ
れてウエストギャザー部が形成され、一対の上記レッグ
開口部の周縁部に、レッグ用の弾性部材が該レッグ開口
部の該周縁部の略全周にわたって配置されてレッグギャ
ザー部が形成されており、通常の下着同様の操作で装着
及び離脱でき、装着時にはウエスト開口部とレッグ開口
部とが装着者にフィットして体液の漏れが回避されるよ
うになっている。
【0004】さて、上述のような従来のパンツ型使い捨
ておむつにおいては、ウエストギャザー部の応力は、ず
れ落ちを防止するのに十分な大きさであることが必要で
ある。一方、このウエストギャザー部の応力が大き過ぎ
ると力の弱い老人等が独力で装脱着できず、また皮膚に
痕が付いたり装着感が悪くなってしまう。この様に、従
来のパンツ型使い捨ておむつにおいては、大人用として
用いた場合に、ずれ落ちの回避と、良好な装着性及び装
着感とが両立し難いという問題点がある。
【0005】従って、本発明の目的は、良好な装着性及
び装着感を備え且つずれ落ちのないパンツ型使い捨てお
むつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、肌当接面を形
成する液透過性シートと、該液透過性シートの非肌当接
面側に配置される吸収体と、該吸収体の非肌当接面側に
配置される液不透過性シートとを備え、ウエスト開口部
及び一対のレッグ開口部が形成されており、該ウエスト
開口部の周縁部に、ウエスト用の弾性部材が該ウエスト
開口部の該周縁部の略全周にわたって配置されてウエス
トギャザー部が形成され、一対の上記レッグ開口部の周
縁部に、レッグ用の弾性部材が該レッグ開口部の該周縁
部の略全周にわたって配置されてレッグギャザー部が形
成されているパンツ型使い捨ておむつにおいて、上記ウ
エストギャザー部は、その応力が600〜1000gf
であり、上記ウエストギャザー部は、上記吸収体との距
離が3〜8cmであり、胴まわり用の弾性部材が、上記
ウエストギャザー部と上記吸収体との間の全域及び上記
吸収体の一部領域に亘って横断して配設されて、胴まわ
りギャザー部が形成されており、上記胴まわりギャザー
部の応力は500〜800gfであり、上記胴まわりギ
ャザー部の形成された上記吸収体の上記一部領域の幅は
1〜5cmであり、上記吸収体は、パンツ型使い捨てお
むつの縦方向における全長が45〜60cmであること
を特徴とするパンツ型使い捨ておむつを提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0007】尚、本明細書において「ウエストギャザー
部の応力」は、ウエストギャザー部(おむつの上端から
3cm幅)をウエストまわり方向に引張り、該ウエスト
まわりの長さを100cmとした状態における該ウエス
トまわり方向の応力であり、「胴まわりギャザー部の応
力」は、胴まわりギャザー部(吸収体の上端からおむつ
の上端に向けて4cm幅)を胴まわり方向に引張し該胴
まわりの長さを100cmとした状態における該胴まわ
り方向の応力である(TENSILON引っ張り試験機
により通常の方法で測定)。尚、上記の幅は、それぞれ
測定される部分の幅であり、ウエストギャザー部や胴回
りギャザー部自体の幅や位置を示すものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパンツ型使い捨て
おむつの一実施形態を図面を参照しながら具体的に説明
する。図1は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実
施形態を示す平面図であり、図2は図1のパンツ型使い
捨ておむつの展開平面図であり、図3は図2のI−I断
面図である。
【0009】本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1
は、大人用のパンツ型使い捨ておむつであって、図1又
は図2に示すように、肌当接面を形成する液透過性シー
ト21と、該液透過性シート21の非肌当接面側に配置
される吸収体22と、該吸収体22の非肌当接面側に配
置される液不透過性シート23とを備えており、ウエス
ト開口部W及び一対のレッグ開口部Lが形成されてい
る。そして、ウエスト開口部Wの周縁部には、ウエスト
用の弾性部材13が該ウエスト開口部Wの周縁部の略全
周にわたって配置されてウエストギャザー部14が形成
されており、一対のレッグ開口部Lの周縁部には、レッ
グ用の弾性部材15a,15bが該レッグ開口部Lの周
縁部の略全周にわたって配置されてレッグギャザー部1
6が形成されている。
【0010】更に詳述すると、本実施形態のパンツ型使
い捨ておむつ1は、図1及び図2に示すように、パンツ
本体10と吸収部20とを備えている。上記パンツ本体
10は、図3に示すように、本体表面シート11及び該
本体表面シート11の非肌当接面側に積層された本体裏
面シート12を備えている。本体表面シート11及び本
体裏面シート12は、図2に示すように、いずれも、展
開した状態において長手方向略中央部の括れた砂時計断
面状の形状をしている。そしてこのパンツ本体10は、
着用時に着用者の腹側に位置する腹側部Aと、背側に位
置する背側部Bと、該腹側部A及び該背側部B間に位置
する股下部Cとに区分され、上記腹側部Aの側縁部A’
と背側部Bの側縁部B’とが左右それぞれにおいて接合
されて、上記ウエスト開口部W及び一対の上記レッグ開
口部Lの形成されたパンツ型に形成されている。
【0011】上記本体表面シート11としては、不織
布、織布、フィルムを用いることができ、コスト、風合
いの点で不織布が好ましく用いられる。上記本体裏面シ
ート12としては、不織布、織布、フィルムを用いるこ
とができ、コスト、風合いの点で不織布が好ましく用い
られる。
【0012】上記ウエスト用の弾性部材13は、パンツ
本体10の腹側部A及び背側部Bにおいて、本体表面シ
ート11と本体裏面シート12の間に、腹側部A及び背
側部Bそれぞれにおけるウエスト開口部Wの開口部縁に
平行に配設されている。このウエスト用の弾性部材13
は、腹側部Aの側縁部A’と背側部Bの側縁部B’とが
接合された接合部17において同一のウエスト用の弾性
部材13の端部どうしが重複してウエスト開口部Wの周
縁部の略全周にわたって配置されて、ウエストギャザー
部14が形成されている。上記レッグ用の弾性部材15
a,15bは、そのうちの一方(レッグ用の弾性部材1
5a)は、パンツ本体10の腹側部Aの一方の側縁部
A’に沿い且つ股下部Cを横断し、他方の側縁部A’に
沿うように本体表面シートと本体裏面シートの間に配設
されており、他方(レッグ用の弾性部材15b)は、パ
ンツ本体10の背側部Bの一方の側縁部B’に沿い且つ
股下部Cを横断し、他方の側縁部B’に沿うように、本
体表面シート11と本体裏面シート12の間に配設され
ている。これらのレッグ用の弾性部材15a,15bは
股下部Cにおいて交差せずに配設されている。そして腹
側部Aの側縁部A’と背側部Bの側縁部B’とが接合さ
れた状態において、これらの2つのレッグ用の弾性部材
15a,15bによってレッグ開口部Lの周縁部の略全
周にわたってレッグギャザー部16が形成されている。
【0013】上記吸収部20は、縦長であって、図3に
示すように、吸収体22の肌当接面側の面全面に液透過
性シート21が積層され、吸収体22の非肌当接面側の
面全面に液不透過性シート23が積層されてなってい
る。この吸収部20は、その長手方向がパンツ本体10
の長手方向と揃うように、パンツ本体10の本体表面シ
ート11に肌当接面側から配設されており、吸収部20
の両端部は腹側部A及び背側部Bに一方ずつ積なって配
置されている。上記吸収体22は、吸収性材料22bを
被覆シート22aで被覆してなっている。
【0014】上記液透過性シート21としては、従来よ
りパンツ型使い捨ておむつの表面シートとして用いられ
ている液透過性シートを特に制限なく用いることがで
き、上記液不透過性シート23としては、従来よりパン
ツ型使い捨ておむつの裏面シートとして用いられている
液不透過性シートを特に制限なく用いることができる。
上記吸収体22の吸収性材料22b及び被覆シート22
aとしては、従来のパンツ型使い捨ておむつに用いられ
ている公知の材料を特に制限なく用いることができる。
【0015】そして、上記吸収部20の長軸方向に沿う
2つの側面はそれぞれレッグ立体ギャザー形成部材30
に被覆されている。このレッグ立体ギャザー形成部材3
0は、一方の側縁30aが吸収部20の液不透過性シー
ト23と本体表面シート11との間に固定されており、
他方の側縁30bは吸収部20の液透過性シート21側
に露出されている。この他方の側縁30bには、レッグ
立体ギャザー形成用の弾性部材32が該他方の側縁30
bに沿って伸長された状態で配設固定されており、レッ
グ立体ギャザー形成用の弾性部材32の収縮によって、
吸収部20の液透過性シート21側に露出した部分が装
着者側に起立して上記レッグ立体ギャザー31が形成さ
れている。上記レッグ立体ギャザー形成部材30及びレ
ッグ立体ギャザー形成用の弾性部材32としては、従来
より使い捨ておむつのレッグ立体ギャザーを形成する部
材として用いられているものを特に制限なく用いること
ができる。
【0016】これらの構成は従来技術と同じである。
【0017】而して、本実施形態のパンツ型使い捨てお
むつ1では、図1に示すように、上記ウエストギャザー
部14は、その応力が600〜1000gfであり、上
記ウエストギャザー部14は、上記吸収体22との距離
(本実施形態においては即ち積層体24との距離)L1
が3〜8cmである。また、本実施形態のパンツ型使い
捨ておむつ10では、胴まわり用の弾性部材18が、ウ
エストギャザー部14と吸収体22との間の全域及び吸
収体22の一部領域に亘って横断して配設されて、胴ま
わりギャザー部19が形成されている。この胴まわりギ
ャザー部19の応力は500〜800gfであり、胴ま
わりギャザー部19の形成された上記吸収体22の上記
一部領域の幅Wは1〜5cmであり、上記吸収体22
は、パンツ型使い捨ておむつ1の縦方向における全長L
2 が45〜60cmである。
【0018】本実施形態について詳述すると、上記ウエ
スト用の弾性部材13は、伸長率100%に伸張した時
の応力が52gfの弾性部材であって、複数本の該弾性
部材13は、0.5cm間隔で伸張率260%(240
〜300%の範囲とするのが好ましい)の状態で本体表
面シート11及び本体裏面シート12の間に接着剤によ
り接合・固定されている。これにより、ウエストギャザ
ー部14の応力が600〜1000gfとなっている。
上記ウエスト用の弾性部材13としては、天然ゴム、ポ
リウレタン系樹脂又は発泡ポリウレタン系樹脂等を帯状
に形成したものが好ましく用いられる。尚、本明細書に
おいて「伸張率」は、自然長に対する、伸張され増加し
た分の長さの割合であり、例えば、長さ10cmのもの
を20cmに伸張すると、その伸張率は100%とされ
る。
【0019】上記レッグ用の弾性部材15は、伸長率1
00%に伸張した時の応力が53gfの弾性部材であっ
て、複数本の該弾性部材15が、1cm間隔(0.1〜
1cmの範囲が好ましい)で伸張率100%の状態で本
体表面シート11及び本体裏面シート12の間に接着剤
により接合・固定されている。これにより、レッグギャ
ザー部16の応力が600gfとなっている。上記レッ
グ用の弾性部材15としては、天然ゴム、ポリウレタン
系樹脂又は発泡ポリウレタン系樹脂等を帯状に形成した
ものが好ましく用いられる。尚、上記レッグギャザー部
16の応力は、レッグギャザー部16をレッグまわり方
向に引張し該レッグまわりの長さを60cmとした状態
における該レッグ周まわり方向の応力である。
【0020】上記胴まわり用の弾性部材18は、上記ウ
エスト用の弾性部材13と平行に配設されており、腹側
部Aの側縁部A’と背側部Bの側縁部B’とが接合され
て該接合部17において同一の胴まわり用の弾性部材1
8の端部どうしが重複して胴部(下腹部及びその背中
側)の略全周にわたって配置され、胴まわりギャザー部
19が形成されている。
【0021】上記胴まわり用の弾性部材18は、天然ゴ
ム、ポリウレタン系樹脂又は発泡ポリウレタン系樹脂等
を糸状に形成したものが好ましく用いられ、100%伸
張時の応力が30〜60gf(本形態においては41g
f)のものが好ましく用いられる。そして、複数本の上
記弾性部材18が0.7〜2cm(本形態においては
1.5cm)間隔で伸張率100%の状態でカバーシー
ト11及び外層シート12の間に接着剤により接合・固
定されている。これにより、胴まわりギャザー部19の
応力が500〜800gfとなっている。また10本の
胴まわり用の弾性部材18は腹側部A及び背側部Bにお
いて吸収体22の上端部を横断しており、胴まわりギャ
ザー部19は、吸収体22の上端部と幅1〜5cmにわ
たって重複して形成されている。
【0022】本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1に
よると、ウエストギャザー部14は、その応力が600
〜1000gfであり、且つ吸収体22と3〜8cmの
距離をおいた位置までのみに形成されているので、力の
弱い老人等も自力で容易に装脱着が可能であり、また、
皮膚に痕が付いたりすることがなく良好な装着感を得る
ことができる。上記応力や距離が上記の範囲外である
と、上記の所望の効果が得られない。本実施形態のパン
ツ型使い捨ておむつ1によると、ウエストギャザー部1
4と胴まわりギャザー部19とによってパンツ型使い捨
ておむつ1が十分な力によって支持され、装着時におけ
るずれ落ちが回避される。本実施形態のパンツ型使い捨
ておむつ1によると、パンツ型使い捨ておむつ1の縦方
向における全長L2 が45〜60cmであり、吸収体2
2における腹側部A及び背側部Bにおける上端それぞれ
に形成された胴回りギャザー部19の幅、即ち、上記吸
収体22における上記一部領域の幅Wが1〜5cmで形
成されており、更には上記胴回りギャザーの応力が50
0〜800gfであるので、体液を吸収して膨潤した状
態の吸収体22が良好に支持され、おむつのずれ落ちが
効果的に防止される。上記の吸収体の全長、上記一部領
域の幅及び上記応力が、それぞれ上記範囲外であると、
上記の所望の効果が得られない。
【0023】本発明は上述した実施形態に限定されるも
のではなく、肌当接面を形成する液透過性シートと、該
液透過性シートの非肌当接面側に配置される吸収体と、
該吸収体の非肌当接面側に配置される液不透過性シート
とを備え、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形
成されており、該ウエスト開口部の周縁部に、ウエスト
用の弾性部材が該ウエスト開口部の該周縁部の略全周に
わたって配置されてウエストギャザー部が形成され、一
対の上記レッグ開口部の周縁部に、レッグ用の弾性部材
が該レッグ開口部の該周縁部の略全周にわたって配置さ
れてレッグギャザー部が形成されているパンツ型使い捨
ておむつにおいて、上記ウエストギャザー部は、その応
力が600〜1000gfであり、上記ウエストギャザ
ー部は、上記吸収体との距離が3〜8cmであり、胴ま
わり用の弾性部材が、上記ウエストギャザー部と上記吸
収体との間の全域及び上記吸収体の一部領域に亘って横
断して配設されて、胴まわりギャザー部が形成されてお
り、上記胴まわりギャザー部の応力は500〜800g
fであり、上記胴まわりギャザー部の形成された上記吸
収体の上記一部領域の幅は1〜5cmであり、上記吸収
体は、パンツ型使い捨ておむつの縦方向における全長が
45〜60cmであればよく、各部材の具体的な形状、
寸法、材料等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変
更可能である。
【0024】例えば、ウエスト用の弾性部材は、ウエス
トギャザー部の応力が略均一に600〜1000gfと
なるように配設されていればよく、伸長時の応力や本
数、間隔は特に限定されるものではないが、むれ等がお
こりにくく且つ略均一な応力を得られる点で、4〜6本
を、0.4〜1cm間隔で配設するのが好ましく、この
ような本数及び間隔によって上記応力を良好な装着感を
失うことなく得るためには、伸長率100%に伸張した
時の応力が40〜60gfの弾性部材を伸張率100〜
200%の状態で配設するのが好ましい。また、胴まわ
り用の弾性部材は、胴まわりギャザー部の応力が略均一
に500〜800gfとなるように配設されていればよ
く、伸長時の応力や本数、間隔は特に限定されるもので
はないが、むれ等がおこりにくく且つ略均一な応力を得
られる点で、8〜12本を、0.5〜2cm間隔で配設
するのが好ましく、このような本数及び間隔によって上
記応力を良好な装着感を失うことなく得るためには、伸
長率100%に伸張した時の応力が40〜60gfの弾
性部材を伸張率80〜120%の状態で配設するのが好
ましい。
【0025】吸収部は、吸収体と液透過性シートと、又
は吸収体と液不透過性シートとを一体に形成したものと
することもできる。また、液透過性シート、液不透過性
シート及び吸収体が、それぞれの長手方向中央部の括れ
た砂時計断面状に形成されており、吸収体が液透過性シ
ートと液不透過性シートとの間に介在配置されており、
液透過性シートが上記実施形態における本体表面シート
を兼ね、液不透過性シートが上記実施形態における本体
裏面シートを兼ねているパンツ型使い捨ておむつとする
こともできる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】〔実施例〕図1に示した本発明のパンツ型
使い捨ておむつ(以下、「本発明品」という)と、従来
より市販されているパンツ型の使い捨ておむつ(以下、
「従来品」という)とを、それぞれ、50〜70歳の男
女計10名に装着してもらい、はきやすさ、装着感及び
全体的な印象について評価してもらった。尚、評価は各
評価項目についてどちらを良好に感じるかを評価しても
らうことにより行った。評価の結果は以下に示すよう
に、本発明品が市販品に比して顕著に優れていた。 <はきやすさ> 本発明品:従来品=10人:0人 <装着感> 本発明品:従来品= 9人:1人 <全体評価(全体的な印象)> 本発明品:従来品=10人:0人
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパンツ型
使い捨ておむつによれば、良好な装着性及び装着感が得
られ且つずれ落ちを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態
を示す平面図である。
【図2】図1のパンツ型使い捨ておむつの展開平面図で
ある。
【図3】図2のI−I断面図である。
【符号の説明】
1 パンツ型使い捨ておむつ 10 パンツ本体 11 本体表面シート 12 本体裏面シート 13 (ウエスト用の)弾性部材 14 ウエストギャザー部 15a (レッグ用の)弾性部材 15b (レッグ用の)弾性部材 16 レッグギャザー部 17 接合部 18 (胴まわり用の)弾性部材 19 胴まわりギャザー部 20 吸収部 21 液透過性シート 22 吸収体 22b 吸収性材料 22a 被覆シート 23 液不透過性シート 30 レッグ立体ギャザー形成部材 31 レッグ立体ギャザー 32 (レッグ立体ギャザー形成用の)弾性部材 A 腹側部 A’ (腹側部)の側縁部 B 背側部 B’ (背側部)の側縁部 C 股下部 L レッグ開口部 W ウエスト開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 浩文 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 仲野 はるみ 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肌当接面を形成する液透過性シートと、
    該液透過性シートの非肌当接面側に配置される吸収体
    と、該吸収体の非肌当接面側に配置される液不透過性シ
    ートとを備え、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部
    が形成されており、該ウエスト開口部の周縁部に、ウエ
    スト用の弾性部材が該ウエスト開口部の該周縁部の略全
    周にわたって配置されてウエストギャザー部が形成さ
    れ、一対の上記レッグ開口部の周縁部に、レッグ用の弾
    性部材が該レッグ開口部の該周縁部の略全周にわたって
    配置されてレッグギャザー部が形成されているパンツ型
    使い捨ておむつにおいて、 上記ウエストギャザー部は、その応力が600〜100
    0gfであり、 上記ウエストギャザー部は、上記吸収体との距離が3〜
    8cmであり、 胴まわり用の弾性部材が、上記ウエストギャザー部と上
    記吸収体との間の全域及び上記吸収体の一部領域に亘っ
    て横断して配設されて、胴まわりギャザー部が形成され
    ており、 上記胴まわりギャザー部の応力は500〜800gfで
    あり、 上記胴まわりギャザー部の形成された上記吸収体の上記
    一部領域の幅は1〜5cmであり、 上記吸収体は、パンツ型使い捨ておむつの縦方向におけ
    る全長が45〜60cmであることを特徴とするパンツ
    型使い捨ておむつ。
JP9126676A 1997-05-16 1997-05-16 パンツ型使い捨ておむつ Pending JPH10314220A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9126676A JPH10314220A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 パンツ型使い捨ておむつ

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JP9126676A JPH10314220A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 パンツ型使い捨ておむつ

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