JP4002816B2 - トランクス型使い捨ておむつおよび該使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents

トランクス型使い捨ておむつおよび該使い捨ておむつの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は使い捨て吸収性物品に関する。より詳細には、本発明は、内股から股部にかけて接合部のないトランクス型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児用紙おむつ、幼児用トイレットトレーニング用パンツ、成人用紙おむつまたは失禁用パッドといった様々な使い捨て吸収性物品が広く使用されるようになるに従い、用途に応じて様々な改善が施されてきている。なかでも、高齢化社会に伴い、成人用紙おむつの需要が高まってきている。このような社会状況を反映して、最近では、いわゆる紙おむつの形態をとらないような、例えばパンツ型の使い捨ておむつが考案されてきている。このようなパンツ型の紙おむつは、紙おむつが必要ではあるが、日常生活動作(ADL)の高い人達のために採用されている。
【0003】
さらに、このパンツ型の紙おむつにおいて、着用時の脚部からの漏れを減少させたり、防止するために図1に図示するような被覆部分の多いトランクス型の使い捨ておむつが考案されてきている。しかし、図1に図示する従来の使い捨ておむつでは、おむつの前後部分を接合するために内股部分から股領域にわたり、及び/または側部領域において、太線で示すような接合部分が形成されている。しかし、このような接合部分は一般的にかなり固く、着用時には着用者の皮膚にあたるので着用感が悪化したり、または皮膚に刺激を与えることも多い。
【0004】
また最近では、内部は紙おむつであるが、この紙おむつをトランクス型のカバーで被覆するようになったトランクス型紙おむつ(特許文献1参照)が考案されている。特許文献1に開示された使い捨ておむつは、おむつ本体と該おむつ本体を被覆するようになったトランクス型のカバーとから構成されている。しかし、特許文献1のおむつは、該おむつの両側縁部および股領域において接着材または熱溶着により接合部分が形成されている。従って、この特許文献1に記載された発明のトランクス型紙おむつも、着用時にはこのような固い接合部分が着用者に不快感を与えたり、皮膚に刺激を与えることが懸念される。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−206808号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した先行技術の欠点を改善するためになされたものであり、従来の使い捨ておむつのように接合部分が、特に着用者の内股から股にかけた皮膚にあたり、着用者に不快感を与えたり、皮膚に刺激を与えるといった欠点を軽減できるようなトランクス型使い捨ておむつを提供するものである。
【0007】
さらに、本発明の目的は、排泄物の漏れを防ぐように複数の立体ギャザーが形成されるようになったトランクス型の使い捨ておむつを提供するものである。
【0008】
また、本発明の目的は、トランクス型使い捨ておむつの股及び脚部領域のうち、脚部領域には所定の位置に弾性体が設けられており、排泄物の横漏れを防ぐようになったトランクス型紙おむつを提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、トランクス型の使い捨ておむつを容易な手段によって、低コストで製造できるようなトランクス型使い捨ておむつの製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のトランクス型使い捨ておむつは、第1のパネルと該第1パネルの上側に位置する第2のパネルとから形成される。第1のパネルは、着用者の股及び脚部の一部に対応する領域を形成するように立体的に組み立てられるほぼ矩形形状の1枚のパネル部材からなり、第2のパネルは、着用者の腰部に対応する領域を形成するように少なくとも1枚のパネル部材からなる。第1パネルにおいて、股部と脚部との分離領域を第1パネルの上側に左右対称に形成できるように、第1パネルの上側長手方向に延びる両端部の所定の位置から第1パネル上の所定の終了点までそれぞれ左右対称に2つずつ切込みが形成されており、股部と脚部の付け根領域を第1パネルの下側に形成できるように、第1パネルの幅方向に対向する前記切込みの2つの終了点同士を結ぶ線に沿って第1パネルの内部側に、終了点同士を結ぶ線を底辺とする三角形状に折り込まれた領域が左右対称に2つ形成されるようになっている。第2のパネルは、第1パネルの上側に配置されるように組合されたときに第1パネルの形状に一致するような形状であることが好ましい。第2のパネルは1枚であってもよいし、2枚から構成されていてもよい。このように組み立てられる本発明の使い捨ておむつにおいて、第1パネルの上側の長手方向に延びる両端部と、第2パネルの第1パネルと結合される側の下側端部とが接合されるようになっている。
【0011】
本発明の別の実施例において、本発明の使い捨ておむつは、第1のパネルと、該第1パネルの上側に位置する第2のパネルと、少なくとも第1のパネルの側部を結合するようになった第3のパネルとからなる。第3のパネルは、着用者の両側部に対応する領域を形成するような2枚のパネルであり、おむつの両側部を構成するように、少なくとも第1パネルを、または第1パネルと第2のパネルとを接続するような形状となっている。この実施例における使い捨ておむつを組み立てると、接合部分は、第1パネルの上側の長手方向に延びる両端部と、第2パネルの前記第1パネルと結合される側の下側端部に形成される。また、第1パネルの幅方向に延びる両端部と、第2パネルの着用者の側部側両端部と前記第3パネルの着用者の側部側両端部とがそれぞれ接合される。従って、接合部は、内股から股領域には形成されず、着用者に影響を及ぼさない領域にのみ形成されることになる。
【0012】
本発明の使い捨ておむつにおいて、吸収パッドが第1パネルから第2パネルの一部にかけて内装されるようになっていることが好ましい。
【0013】
本発明の使い捨ておむつにおいて、第1パネルの着用者の脚部に対応する領域の少なくとも一部に脚部用弾性体が少なくとも1本設けられ、第2のパネルの幅方向にわたり少なくとも1本のウエスト用弾性体が設けられるようになっていることが好ましい。
【0014】
本発明の使い捨ておむつにおいて、三角形状に折り込まれることにより形成された領域が、第1パネルの股領域において、立体ギャザーとして機能するフラップとなる。このような場合、フラップの頂部に脚部弾性体の一部が存在するようになり、脚部弾性体が立体ギャザーの起立性を保持するようになっている。
【0015】
本発明の使い捨ておむつを形成する方法は、吸収性パッドを組み立て、第1のパネルの長手方向に延びる両端部の所定の位置から、長手方向中心線方向に、第1パネルの幅方向に延びる端部に向かって切込みを左右対称に2つ形成する段階と、第1パネルにおいて、切込みにより形成された4つの切込み線のうち第1の切込み線の中心線側の第1の終了点と、第1パネルの幅方向に対向する第2の切込み線の中心側の第2の終了点とを結ぶ線を底辺とする第1の三角形を形成するために中心線上に該三角形の頂点を求め、第1の三角形の3つの辺からなる折り込み線を形成する段階と、第1パネルにおいて、切込みにより形成された4つの切込み線のうち第3の切込み線の中心線側の第3の終了点と、第1パネルの幅方向に対向する第4の切込み線の中心側の第4の終了点とを結ぶ線を底辺とする第2の三角形を形成するために前記中心線上に該三角形の頂点を求め、前記第2の三角形の3つの辺からなる折り込み線を形成する段階と、第1パネルを前後2つ折りし、切込み線に沿ってパネルを分離しながら、第1及び第2の三角形の辺からなる折り込み線に沿って折り込んで、第1パネルを股及び脚部パネルとして形成する段階と、股及び脚部パネルの2つ折りされた端部とは反対側の上側端部に腹部パネルとして機能するように第2パネルを配置し、これらを接合する段階からなる。
【0016】
本発明の別の実施例において、上記の段階からなる本発明の使い捨ておむつを形成する方法において、第2パネルを第1パネル上に配置した後、第3のパネルを第1パネルと第2パネルの一方と、第1パネルと第2パネルの他方との間に、使い捨ておむつの側部に位置するように、おむつの高さ方向にわたり配置し、これらを接合する、段階を含んでいればよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。以下の説明において、図面を通し同一の構成部には同一の符号を使用する。
【0018】
図2は、本発明の第1実施例のトランクス型使い捨ておむつ1を概略的に表した図である。トランクス型使い捨ておむつ1は、股及び脚部パネル3と腹部パネル5と吸収パッド7とから構成されている。
【0019】
図3は、股及び脚部パネル3の展開図である。股及び脚部パネル3はほぼ矩形形状の一枚のパネル部材からなる。後に組み立てられるとパネル3の上側は本発明のウエスト側となり、下側がおむつの股下側となる。図3に図示するように、パネル部材3の長手方向に延びる対向しあう2つの端部、すなわち長辺13、15の所定の位置P、Q、P´、Q´から実線で示す切込み線9が対称的に2本ずつ形成される。従って、パネル部材3には全部で4本の切込み線9が形成されることになる。切込み線9は、長辺13、長辺15において、各長辺13、15の所定の左右対称となる位置P、Q、P´、Q´からそれぞれ始まり、パネル部材3の長手方向中心線11方向に、パネル部材3の幅方向に延びる2つの端部17、19に向かって斜線状にパネル部材3の中心線11に及ばない所定の位置で終了している。切込み線9はパネル3の幅方向においても、つまり上下方向においても対称に形成されている。この切込み線9の4つの終了位置をそれぞれ最終点a、a´、b、b´とする。線ab、a´b´をそれぞれ底辺とする三角形を形成するように、最終点a、a´、b、b´から所定の角度をもって中心線11と交わる点を三角形の頂点としてc、c´を定め、対称的な2つの合同の三角形abc、a´b´c´を形成する。後に組み立てられると線c−c´部分が股領域となるために頂点c、c´は所定の距離をあけて設定しなければならない。図3において、三角形abc、a´b´c´は破線で示されている。このようにして形成された2つの三角形のそれぞれの辺ab、ac、bc、a´b´、a´c´、b´c´がパネル部材3を股及び脚部パネルとして構成するときの折り込み線となる。図3において、ab、ac、bc、a´b´、a´c´、b´c´を以下の説明においてわかりやすくするためにそれぞれ21、25、27、21´、25´、27´とする。このようにして、切込み線9と折り込み線が形成されたパネル3において、後にパネル3が組み立てられたとき、4つの切込み線9と辺21、21´及び線PQ、P´Q´とによりパネル3の中央に形成された8角形が股部に相当する領域となるが、三角形abc、a´b´c´はパネル3の内側に折り込まれるため股部におけるフラップとなる。従って、パネル3の中央に形成された8角形領域以外の領域が脚部に相当する領域となる。この脚部領域は、パネル3において股部領域により分離され左右対称の形状を有する。
【0020】
パネル3の寸法は、成人用として使用できるように、股領域と脚部領域とを構成できるような大きさであればよい。場合によっては、パネル3の寸法はいくつかの着用者のサイズに対応できるように複数の寸法を有するものであってもよい。また、本発明のトランクス型紙おむつは成人用としてのみではなく、幼児用としても使用可能であるので、パネル3の寸法はそれぞれの用途に応じて設計変更可能である。またパネル3は、本分野において公知であるような材料の不織布、フィルムまたはこれらの組合せから構成されていればよい。また、パネル3は、単層構造または複層構造であってもよい。パネル3の材料及び構造は公知であるので本明細書ではこれ以上説明しない。
【0021】
図4(a)は、図3と同様にパネル部材3の展開図である。図4(a)に図示したパネル3は、組み立てられたときに着用者の内股及び/または脚部に対応する領域となる位置に複数の脚部弾性体33、35を設けたことを除けば、図3に図示したパネル3の構造、材料ともに同一である。脚部弾性体33が、折り込み線21、21´に極めて隣接した位置に、パネル3の幅方向にわたり1本設けられている。この弾性体33は、後にパネル部材3が組み立てられて股及び脚部パネルとして機能するときに、着用者のほぼ脚部の付け根あたりに対応する位置に配置されるようになる。また、後述するが、三角形abc、a´b´c´が内部に折り込まれるときに、線21、21´が立ち上がるとともに弾性体33も立ち上がるので、2つの三角形により形成されるフラップの頂部に弾性体33が位置することになり、フラップの起立性を維持することになる。弾性体33は、1本に限られることなく、複数本設けられるようになっていてもよいが、弾性体の数を多くしすぎると着用者の着用部を圧迫することも考えられるので弾性体の強度などを考慮して設けることが好ましい。また、別の脚部弾性体35が、パネル3の幅方向に延びる両端部17、19の近傍位置に、パネル3の幅方向にわたり設けられている。本実施例において弾性体35は2本設けられているが、2本に限定されるものではなく、1本でもよいし、2本以上であってもよい。弾性体35は、パネル部材3が後に組み立てられて股及び脚部パネルとなったときに、着用者の太ももに対応する位置に配置されるようになる。また、弾性体33、35は本実施例において、直線状に形成されているがもちろん曲線状に形成されていてもよいし、複数の弾性体が平行に、または平行ではない配列により取りつけられていてもよい。このように弾性体が設けられたパネル3が組み立てられたとき着用者の脚部付け根部分および太もも部分あたりにギャザーが形成され、人体排出物の横漏れを防止できるようになっている。本実施例においては弾性体33と35がそれぞれの付け根あたりと、脚部領域の下側あたりに位置するように取り付けられているが、脚部弾性体を取り付ける位置は脚部領域のいずれの位置であってもよいし、いずれか一方の位置にのみ取り付けるようになっていてもよい。
【0022】
弾性体33、35に適する材料は、一般的なエラストマー性ポリマー材料からなるストランド、又はリボン、あるいはポリウレタン、合成ゴム、天然ゴムなどがあるが、これらは当業者に公知であるので本明細書においては詳細に記載しない。弾性体33、35をパネル3に取りつける方法としては、本分野において公知のように超音波結合されてもよいし、様々な結合パターンを使用したホットメルト接着剤などにより結合してもよいが、ホットメルト接着剤により接合することが好ましい。
【0023】
図5(a)、(b)に腹部パネル5の1実施例を表す。腹部パネル5は着用者の腹部に対応するパネルである。本実施例において腹部パネル5はほぼ矩形形状の1枚のパネルから構成されており、組立て時には着用者の腹部を含む前後腰部に対応する位置となり、着用者の腹部を覆うように、股及び脚部パネル3のおむつのウエスト側となる上側に配置される。この場合、腹部パネル5は、パネル3の股領域を覆い被さるようになっている。腹部パネル5の形状は、図5(a)のように矩形形状であってもよいが、図5(b)のように股及び脚部パネル3の上側においてパネル3と組合せることができるような形状であることが好ましい。
【0024】
図5(c)は、腹部パネルの別の実施例を表す図である。図5(c)に図示した腹部パネルは2枚のパネル部材47、49から構成されている。図5(c)の2枚の腹部パネル47、49は、股及び脚部パネル3の、おむつのウエスト側となる上側前後に位置し、着用時には着用者の腹部と背部とを覆うことができるようになっている。腹部パネル47、49の形状は、パネル3の股領域を覆うように矩形形状であってもよいが、図5(c)のように股及び脚部パネル3と組み合わせることができるような形状であればより好ましい。
【0025】
腹部パネル5、47、49の材料は、股及び脚部パネル3と同じように一般的な不織布であればよく、単層構造または複層構造であってもよい。このような材料は本分野において公知であるので、本明細書においては詳細に説明しない。
【0026】
図5(d)に図示するように腹部パネル5、47、49のそれぞれには腹部弾性体51が設けられていることが好ましい。図5(a)、(b)に図示した1枚の腹部パネル5の場合には、着用者の腹部および胴周囲まわりにわたり1本か、それ以上の弾性体が設けられていればよい。図5(c)に図示したパネル47、49の場合にも同様にパネル横方向にわたり、1本か、それ以上の弾性体が設けられていればよい。このような腹部パネルの弾性体はおむつのウエスト及びフィットギャザーを形成するためのものである。従って、腹部パネルに弾性体51を設けることにより、着用者に対しおむつのフィット性を向上させるとともに、ウエスト部分にもギャザーが形成されるので着用者のウエスト部分からの漏れなどを防ぐことができるようになる。腹部弾性体は、本実施例においては腹部パネルの胴周囲まわりにおよんで形成されているが、腹部パネルの一部にのみ形成されてもよいし、あるいは断続的に形成されていてもよい。
【0027】
弾性体51に適する材料は、脚部弾性体33、35と同様に、一般的なエラストマー性ポリマー材料からなるストランド、又はリボン、あるいはポリウレタン、合成ゴム、天然ゴムなどから選択すればよい。弾性体51を腹部パネル5、47、49に取りつける方法としては、本分野において公知のように超音波結合により結合してもよいし、様々な結合パターンを使用したホットメルト接着剤などにより結合してもよいが、ホットメルト接着剤により接合することが好ましい。
【0028】
弾性体51は、図5(d)においては、ほぼ均一な間隔をおいて平行な複数の直線状のストランドから構成されているが、よりギャザーを形成したい領域にはストランドの幅を狭くし弾性体を多く設けたり、ギャザー領域が不用な領域には配置しないといった不規則な間隔により構成してもよいし、あるいは、曲線状、波形状といった様々なパターンで配列することも可能である。
【0029】
本発明のトランクス型使い捨ておむつにおいて、第3のパネルとしてサイドパネルを採用することも可能である。図6(c)を参照すると、1実施例としてサイドパネル53が図示されている。図6(c)は、図5(c)に図示した2枚の腹部パネル47、49を使用した場合を示すものであり、サイドパネル53は、最終的に着用者の脇側に対応する位置に配置されるよう股及び脚部パネル3と腹部パネル47、49とを使い捨ておむつの側部側において結合することができるような形状であればよい。
【0030】
図6(a)は、図5(a)に図示した腹部パネル5を使用した場合を示すものであり、サイドパネル53は、使い捨ておむつの側部となる股及び脚部パネル3の脚部側に配置され、パネル3を結合するようになっている。
【0031】
図6(b)は、図5(b)に図示したパネル5を使用した場合を示すものであり、図5(a)の場合と同様に、サイドパネル53は、使い捨ておむつの側部となる股及び脚部パネル3の脚部側に配置され、パネル3を結合するようになっている。これらの実施例においては、サイドパネル53の材料は、その他のパネルと同一の材料でもよいが、通気性を有し、長さ方向及び幅方向に伸縮性を有するような材料であればより好ましい。サイドパネル53の幅方向の寸法は、股及び脚部パネル3と腹部パネル47、49とをそれぞれ接続するのに最適な寸法を選択することができる。
【0032】
サイドパネル53を本発明の使い捨ておむつに採用することの利点は、サイドパネル53の選択される材料の特性により、着用者に対し通気性を与えること、所定の範囲で着用者の脚部周りや腹部周りを調整可能とすることにある。従って、腹部パネルと股及び脚部パネルとを組合せただけの場合よりは、サイドパネルを腹部パネルと股及び脚部パネルとを接合する手段として用いた場合の方が、腹部や脚周りにおいておむつの調整が容易となるとともに、おむつの装着感が向上し、排泄物または汗などによる蒸れを防止することができる。
【0033】
本発明のトランクス型使い捨ておむつは吸収パッド7を内装している。図7(a)は本発明の使い捨ておむつの吸収パッド7の平面図であり、図7(b)は、図7(a)のX‐X線に沿った断面図である。吸収パッド7は通常のトランクス型使い捨ておむつに内装されているような一般的な吸収性を有するパッドであればよい。すなわち、吸収パッド7は、不織材またはフィルムからなる液体透過性トップシート39と液体不透過性バックシート41及びこれらの間に配置される吸収体43とからなることを基本構成とする。本実施例における吸収パッド7の形状はほぼ矩形形状であるが、これに限定されるものではなく、T字形状、I字形状など様々な形状から選択することができる。
【0034】
液体透過性トップシート39は、着用者の皮膚に面する側となるので柔らかな感触で、着用者の皮膚に刺激を与えないような材料から形成されていることが好ましい。また、着用者の排出物を吸収体43へ移すことが容易であるように、そして着用者に対し乾燥した表面を呈するように、吸収体43よりも親水性が小さく、多孔性の液体透過性であることが好ましい。表面シート39が疎水性材料から形成される場合には、界面活性剤で処理するなどの方法により親水性をあたえるようにしてもよい。また、トップシート39は、吸収体43に吸収され保持されている液体から皮膚を隔離するようになっていればよい。なお、トップシート39に使用される材料は、本分野において公知であるように、多孔性発泡体、網状発泡体、穿孔プラスチックフィルム、木材又は綿繊維のような天然繊維などのウェブ材料から形成されていればよい。
【0035】
パッド7の吸収体43は、一般的に超吸収性材料として既知である高吸収性材料の粒子と混合された、木材パルプフラフのようなセルロースフラフのウェブの親水性繊維マトリックス、超吸収性粒子およびキャリヤシートから構成されていればよい。超吸収性粒子は、親水性繊維と均一に混合されていてもよいし、不均一に混合されていてもよい。このような吸収体は本分野において公知であるので本明細書において、これ以上詳細には記載しない。吸収体43の形状は身体にフィットしやすいように砂時計形状が好ましいが、これに限定されるものではなく、I字形状、犬の骨型など様々な形状を採用することも可能である。
【0036】
パッド7のバックシート41は、吸収体43内において保持している液体などが股及び脚部パネルを通って下着に洩れないように防水機能を有するように、液体に対し不透過性である材料から形成されていることが好ましい。通常、このような液体不透過性のバックシート41は、ポリエチレンフィルムなどの薄いプラスチックフィルムや、これとは別の可撓性液体不透過性材料から製造することができる。このようなバックシートの材料は、本分野において公知であるのでこれ以上詳細に記載しない。
【0037】
本発明の吸収パッド7において、トップシート39と吸収体43との間にトランスファシートが設けられていてもよい。トランスファシートは、トップシートから吸収体へ液体を搬送、すなわち移動しやすくするとともに、吸収体に一旦吸収された液体が表面シートに逆戻りしないように機能するものである。
【0038】
また、吸収パッド7の長手方向に延びる端部と吸収体43との間にはそれぞれ弾性体が設けられており、股領域においてギャザーを形成し、排泄物の漏れを防ぐようになっている。本実施例において、弾性体の数は1本であるように図示されているが、複数本配置されてもよい。さらに、本実施例において、吸収性パッド7に立体ギャザーが形成されるように構成されていてもよい。すなわち、バックシートに不織布からなるバリヤシートを熱的に結合し、バリヤシートの内側端部に弾性体を設ることにより、使用時にはバリヤーシートが立体的なギャザー37を形成するものとなる。このような立体ギャザー37は本分野において公知であるので、本明細書において詳細に記載しない。立体ギャザー37を設けることにより、人体排出物の漏れなどを防ぐことをより確実にできるようになる。
【0039】
次に、股及び脚部パネル3と腹部パネル5と吸収パッド7とを使って本発明のトランクス型使い捨ておむつを製造する手順を説明する。
【0040】
先ず、上述したような構成による内装用吸収パッド7を組み立てる。次に、パネル部材3を準備し、図8A(a)に図示するように、パネル部材3を長手方向中心線11に沿って、着用者の皮膚に面する側の表面が内側になるように前後2つ折りする。2つ折りの状態で、重なり合っている、パネル3の長手方向に延びる端部13、15の第1の所定の位置P、P´から2つ折りされたときに形成される折畳み線、すなわち中心線11に向って、パネル部材3の外方すなわち幅方向に延びる端部方向に、中心線11にまで到達しない所定の位置まで斜線状に切りこむ。これによりまず2本の切込み線9がパネル部材3に形成されることになる。この手順と同じようにして、形成された切込み線9とまさに左右対称となるように、パネル部材3の重なり合った端部13、15の、第1の位置と対称となる第2の所定の位置Q、Q´から切込みを入れ、先に形成された切込み線と左右対称な切込み線9をさらに2本形成する。このようにして切込み線9が4本形成された2つ折りされている状態のパネル部材3を広げた状態を図8A(b)に示す。
【0041】
図3のパネル3の展開図において説明したように、4本の切込み線9のパネル側の4つの終了点をそれぞれa、b、a´b´とし、線ab、a´b´をそれぞれ底辺とする三角形を形成するように、最終点a、a´、b、b´から所定の角度をもって中心線11線と交わる点を三角形の頂点としてc、c´を求め、対称的な2つのほぼ同一の三角形abc、a´b´c´を形成する。図8A(b)において2つの三角形abc、a´b´c´は破線で示されている。このようにして形成された2つの三角形のそれぞれの辺21、25、27、21´、25´、27´がパネル部材3の折り込み線となる。後述するパネル3の組立て時において、これら三角形の折込みに伴い、三角形abc、a´b´c´の底辺ab、a´b´を共通とし、三角形abc、a´b´c´を180度回転させて形成される三角形abe、a´b´e´もパネル3内部に折り込まれる。e、e´は、三角形abe、a´b´e´の中心線11上における頂点である。
【0042】
図4(a)に図示するように、脚部弾性体33、35を配設する場合には、切込み線9を形成した後にホットメルト接着剤などにより接合し配置することが好ましい。しかし、弾性体33、35を配設する段階は、パネルを組み立てる段階であればいかなる段階においても配置することができる。
【0043】
次いで、図8A(c)に図示するように、このようにして折り込み線が形成されたパネル3を、再び2つ折りし、切込み線9に沿って、パネル3を左右対称に分離しながら、折り込み線21、25、27に沿ってパネル3の内側に折り込み、さらに、折り込み線21´、25´、27´に沿ってパネル部材3の内側に折り込む。このとき、三角形abc、a´b´c´がパネル3の内部に折り込まれると同時に、点cとe、点c´とe´、とがそれぞれ重なり合うようにして三角形abe、a´b´e´も折畳まれることになる。このようにして2つの三角形が折り込まれ、折畳まれることにより、この三角形領域が股領域におけるフラップとなる。また、線21、21´が中心線と交わる点をそれぞれd、d´とすると、三角形の高さとなるdc、d´c´、de、d´e´が、パネル3の組み立て時のフラップの高さとなる。このようにして形成されるフラップは股領域における第2の立体ギャザーとしての機能を有する。弾性体33が21、21´に隣接して配設されている場合、弾性体33は、折り込み線21、21´とともに立ち上がり、フラップの頂部つまり線bd、ad、b´d´、a´d´に沿って位置することになる。従って、フラップが紙おむつの股領域における第2の立体ギャザーとなり、弾性体33がこの立体ギャザーの頂部に配置されるために立体ギャザーの起立性を保持することになる。つまり、弾性体33は、脚部からの排泄物の横もれを防ぐとともに、股領域の立体ギャザーの起立性を保持するという2つの機能を有することになる。
【0044】
パネル部材3が、切込み線9により分離されることによりパネル部材3の幅方向のそれぞれの端部側において脚部領域29が左右対称に2つ形成され、パネル部材3のほぼ中央には股領域31が形成されるといった立体的構造のパネルとなる。立体構造となったパネル部材3において、2つ折りされた線すなわち中心線11を中心として、着用者の前側と後側に対応する前後2つの対称的なパネルが形成される。図8A(c)からわかるように、股領域31は、展開図8A(b)に図示した4つの切込み線9と線21、21´及び線PQ,P´Q´とによる8角形から形成されるが、この8角形のうち三角形abc、a´b´c´領域がパネル3の内部に折り込まれるために立体的に組み立てると、股領域31の前側は線PQ,2つの切込み線9と、線bc、b´c´、及び線c‐c´とからなる6角形となる。同様に、股領域31の後側は、線P´Q´、2つの切込み線9、線ac、a´c´及び線c−c´とからなる6角形となる。股領域31において、中心線11のうちc‐c´の領域が着用者の股部分に対応する部分となる。脚部29において、着用者の内股側に対応する2つの部分は、それぞれ中心線11の、組み立てられて重なり合う点c、eと、点c´、e´からそれぞれ中心線11の幅方向に延びる端部17、19における終了点までの距離である。そして、長辺13、15上の点P、Q、P´、Q´からそれぞれの股領域とは反対側に延びる長辺13、15の端部終了点までの距離、すなわち図8A(b)に図示するようにL1、L2、L3、L4が脚部領域29の着用者の脚部外側に対応する部分の長さとなり、これらの長さは全て等しい。
【0045】
図4(b)に図示するパネル3は、脚部弾性体33、35が配置されたパネル3を組み立て、立体的構造となったパネル3を表している。図4(b)の場合、図4(a)に図示した弾性体の配置状態のときに、パネル3が組み立てられたときの弾性体の位置関係を表している。図4(b)において、弾性体33は着用者の脚の付け根あたりとフラップの頂部とに位置し、弾性体35は着用者の太ももあたりに位置するようになる。
【0046】
パネル3を立体的な股及び脚部パネルに形成するのにパネル3を前後2つ折りし切りこむという最初の段階の代替方法としては、パネル3を2つ折りすることなくパネル3を展開したままの状態で所定の位置に切込み線を形成し、次いで折畳み線を形成することも可能である。つまり、図8A(b)に図示するパネル3において、切込み線9を所定の位置に左右上下対称に4本形成し、4本の切込み線9のパネル側の4つの終了点をそれぞれa、b、a´b´とし、線ab、a´b´をそれぞれ底辺とする三角形を形成するように、最終点a、a´、b、b´から所定の角度をもって中心線11線と交わる点を三角形の頂点としてc、c´を求め、対称的な2つのほぼ同一の三角形abc、a´b´c´を形成するといった手順を行うことができるのであれば、いかなる手順を採用してもよい。
【0047】
図8A(c)、4(b)をもう一度参照すると、切込み線9により股部上側における股部と脚部との間の分離領域に谷形の境界線が形成されることになる。この谷形の境界線は後に腹部パネルと結合される部分となる。切り込まれてから、パネル3を三角形状に内側に折り込むことにより、股領域31と脚部領域29との下側の境界線、つまり脚部と股との付け根領域が形成されることになる。図8B(d)はこのようにして組み立てられて股及び脚部パネル3として機能するようになったパネル3の股領域31のほぼ中央に吸収パッド7を配置した状態を表す。
【0048】
次に、このように組み立てられたパネル3の上側に腹部パネル5を組合せ結合する状態を図8B(e)、(f)に示しており、図8B(e)は、図5(b)の腹部パネル5を使用した場合であり、図8B(f)は図5(a)のパネル5を使用した場合を表している。図8B(e)、(f)において、パネル3の上側端部と腹部パネル5の下側端部との結合部分および、吸収パッド7と腹部パネル5の結合部分とを、ホットメルト接着剤を使用して接合するか、またはヒート接合により接合する。接合手段は、これらに限ることなく本分野において公知の方法を用いることももちろん可能である。また、図5(d)に図示したように弾性体51が結合されている腹部パネル5をパネル3と組合せ、接合する場合も同様の方法で行われる。このようにして最終的に組み立てられた本実施例の使い捨ておむつの概略図が図2(c)、(d)に図示されており、股及び脚部パネル3と腹部パネル5との接合された領域が太線で図示されている。
【0049】
図5(b)に図示したように2枚の腹部パネル47、49を用いる状態を図8B(g)に図示する。吸収パッド7が配置されたパネル3の上側に組合されるようになっている、着用者の前後に対応する2枚の腹部パネル47、49の下側の端部とパネル3の上側端部と、吸収パッド7と腹部パネル47、49とを、ホットメルト接着剤を用いて接合するか、ヒート接合により接合する。この場合、腹部パネル47、49の着用者の脇側に対応する側部も接合される。接合方法はこれらに限定されるものではなく、公知の様々な手段を用いることが可能である。図5(d)に図示したように弾性体51が配置された腹部パネル47、49をパネル3に組合せる場合も同様にして、腹部パネル47、49がそれぞれパネル3と吸収パッド7とに接合される。このようにして最終的に形成された本実施例の使い捨ておむつの概略図が図2(b)に図示されている。図2(b)において股及び脚部パネル3と腹部パネル47、49、腹部パネル47、49が接合されている領域を太線で示している。
【0050】
上述までの手順は、股及び脚部パネル3と腹部パネル5、または腹部パネル47、49により構成された本発明のトランクス型使い捨ておむつを形成する段階を説明したものであるが、次に別の実施例としてサイドパネル53を利用した場合の手順を説明する。
【0051】
サイドパネル53を利用する場合には、パネル部材3を切込みと折り込みにより股及び脚部パネルに立体的に組み立て、これに吸収パッド7を配置し、腹部パネル5または2枚の腹部パネル47、49を配置する手順は上述した手順と同一であるので、説明が重複しないようここではこれらの手順の説明を省略する。従って、図8B(g)のようにパネル3に腹部パネル47、49が配置された後に、図6(c)に図示するように、2枚のサイドパネル53が、使い捨ておむつの両側部、すなわち着用者の脇側に対応する領域に配置されるように、パネル3と腹部パネル47、49とに組合されて結合されるようになっている。具体的に説明すると、パネル3の上側端部と各前後腹部パネル47、49の下側端部とがそれぞれ結合されると、パネル3と腹部パネル47、49とが中心線11を中心として一体となって、おむつの前後に相当するパネルが形成される。しかし、このように組み立てられたパネルは、該パネルの両側端部は接続されていない。従って、この一体となったパネルのおむつの側部に対応する端部と、各サイドパネル53の両端部とがおむつの長手方向にわたり結合される。つまり、サイドパネル53は、一体となった前後を有するパネルをおむつの側部においておむつの長手方向にわたり結合する機能を果すことになる。腹部パネル47、49には弾性体51が配置されていることが好ましい。このようにしてパネル3、各腹部パネル47、49及び各サイドパネル53とが組み立てられた状態を図9(a)に図示する。パネル3の上側端部と腹部パネル47、49それぞれの下側端部が結合され、サイドパネル53がそれぞれパネル3、腹部パネル47、49とに組合わされて結合されるときには、ホットメルト接着剤により接合するか、ヒート接合により接合すればよいが、もちろん公知の別の手段で結合してもよい。このようにして最終的に接合されて完成した本実施例のトランクス型使い捨ておむつを表す図が図9(b)である。図9(b)において、太線で図示されている部分が接合された部分であり、この接合部分は、おむつの高さ方向にわたり前側、後側の一部と、股領域以外のおむつの前後腹部領域の一部に形成されている。
【0052】
また、図6(b)、(c)のように、1枚の腹部パネル5を使用する場合には、結合手段は、2枚の腹部パネルを使用する場合と同じなので、これ以上説明しないが、腹部パネル5が股及び脚部パネル3と組合されて接合された状態を図9(c)、(d)にそれぞれ表す。図9(c)、(d)において、太線で図示されている部分が接合された部分である。この接合部分は、おむつの高さ方向の前側、後側の下方に及ぶ一部と、おむつの股領域以外の腹部幅方向の一部に形成されている。
【0053】
図9(b)、(c)、(d)のいずれの場合においても、パネルの接合部分が使い捨ておむつの股領域や、側部領域においては形成されていない。
【0054】
サイドパネル53は、伸縮性を有する材料から形成されるために、本実施例において使い捨ておむつの両側部に、おむつの長手方向の少なくとも一部にわたりサイドパネル53をそれぞれ配置することにより、着用者の腰、脚周りの寸法がある程度の範囲内で調整可能となり、腹部パネルに弾性体を配置しない場合であっても、また腹部パネルに弾性体を配置する場合であっても、さらに着用者への密着性及びフィット性が向上する。また、サイドパネル53は通気性を有する材料を採用する場合には使い捨ておむつ内部に排出物を保持した場合などのむれを防ぐことができる。また、サイドパネル53を採用することにより重ね合わせによる接合が可能となるためさらに使い捨ておむつの装着感が向上することになる。
【0055】
本発明のトランクス型使い捨ておむつにおいて、例えば、図2、図4(b)、図8A(c)、8B(d)などを参照すればわかるように、パネル部材3を切込みと折り込みにより形成することにより、破線で図示されている2つの三角形の折り込み部分がパネル部材3におけるフラップとなり、吸収パッド7の第1の立体ギャザー37とは別に、股領域において立体ギャザー37の外側に第2の立体ギャザーが形成されることになる。このため、第1および第2の立体ギャザーにより、立体ギャザー37のみの場合よりも排泄物の漏れを防ぐことができるようになる。さらに、本発明のトランクス型使い捨ておむつにおいて、第2の立体ギャザーの頂部には脚部弾性体の一部が存在するために、第2の立体ギャザーの起立性を保持することになるのでさらに漏れを防ぐ機能が高まるといった大きな利点を有するものである。
【0056】
【発明の効果】
このように組み立てられた図2または図9に図示した本発明のトランクス型使い捨て紙おむつの接合状態と図1に表す従来技術の紙おむつの接合状態とを比較すると、本発明と従来技術の各パネルの接合領域、すなわち接合領域が全く相違することが明白である。すなわち、従来技術の紙おむつでは、各パネルの接合領域が股から内股領域及びおむつ側部にわたり形成されているが、本発明の紙おむつでは、股及び脚部パネルとして1枚のパネル部材を、切込み、折り込むといった方法から形成されているために接合領域が内股から股部分にかけて形成されず、着用者の皮膚に影響を及ぼさないような領域に形成されているのみである。従って、本発明の紙おむつの着用により接合部分が当接することによる着用時の不快感や皮膚への刺激を低減させることが可能となり、着用感がかなり向上することになる。
【0057】
また、股領域において内装されている吸収パッド7の立体ギャザーのほかにパネル部材3を折り込むことにより、第2のフラップが形成され、これが第2の立体ギャザーとなり、さらにギャザーの頂部近くには脚部弾性体の一部が存在するためにギャザーの起立性が保持され、吸収パッド7に吸収され保持される人体排出物が漏れにくい構造となる。
【0058】
さらに、本発明の紙おむつは、股及び脚部パネルにより脚部を有するトランクス型となり、さらにこの脚部には弾性体が設けられているために、従来のパンツ型紙おむつに較べると、排出物の横もれが低減する。
【0059】
これに加え、本発明の使い捨ておむつにおいて、通気性があり、伸縮性のあるサイドパネルを取りつけることにより、着用者の胴周り、脚周りにおいてサイズの調整可能が容易となり、1つの寸法のおむつであっても所定の範囲内の様々な大きさの着用者にも対応できると同時に、蒸れを防ぐことができるものである。
【0060】
また、本発明の使い捨ておむつは、股及び脚部パネルを切込み、折込むといった容易な手段により構成されているために製造コストを削減できるといった大きな利点を有する。
【0061】
さらに、サイドパネルを利用する場合には、股及び脚部パネルと腹部パネルとの大きさを変更することなく、サイドパネルの寸法を変更することによりおむつのサイズ変更を容易に行うことができる。従って、おむつの製造工程において、おむつのサイズ替えの手間が少なくなり、製造コストあるいは製造時間といった多くの利点を得るがことができる。
【0062】
このように、本発明のトランクス型紙おむつは、従来の紙おむつと比較して着用時の着け心地の良さが向上するとともに、排泄物の漏れをさらに防ぐことができるようになったものである。
【0063】
本発明のトランクス型使い捨ておむつは成人用として実施例において記載してきたが、幼児のトイレットトレーニングパンツなどにも利用することも可能である。なお、本実施例において、開示した寸法、材料、形状などを含む全てのことは、これらに限定されるものではなく、当業者であれば適宜変更可能であるような例を全て含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は従来技術のトランクス型使い捨ておむつの概略図である。
【図2】 図2(a)は、本発明の第1の実施例におけるおむつの概略図であり、図2(b)、(c)、(d)は、別の実施例におけるおむつの接合状態を表す概略図である。
【図3】 図3は、本発明の使い捨ておむつの股及び脚部パネルの展開図である。
【図4】 図4は、本発明の使い捨ておむつの股及び脚部パネルの別の実施例における展開図であり、(b)は、このパネルを組み立て立体的になったパネルの斜視図である。
【図5】 図5(a)、(b)、(c)は、本発明使い捨ておむつの腹部パネルを表す図であり、図5(d)はそれぞれの腹部パネルに弾性体を設けた状態を表す図である。
【図6】 図6(a)、(b)、(c)は、本発明の使い捨ておむつのサイドパネル、股及び脚部パネル及び腹部パネルが組み立てられる前の状態を表す図である。
【図7】 図7(a)は、本発明の使い捨ておむつに内装される吸収パッドの平面図であり、図7(b)は、(a)のX‐X線に沿った吸収パッドの断面図である。
【図8】 図8A(a)から8B(g)は、本発明の使い捨ておむつが組み立てられる手順を段階的に表す概略図である。
【図9】 図9(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の別の実施例の使い捨ておむつが最終的に組み立てられたときの接合状態を表す概略図である。
【符号の説明】
1 トランクス型使い捨ておむつ
3 股及び脚部パネル
5、47、49 腹部パネル
7 吸収パッド
9 切込み線
11 中心線
13、15 長手方向端部
21、25、27、21´、25´、27´ 折り込み線
29 脚部領域
31 股部領域
33、35 脚部弾性体
37 立体ギャザー
51 腹部弾性体
53 サイドパネル

Claims (14)

  1. 第1のパネルと該第1パネルの上側に位置する第2のパネルとから形成されるトランクス型使い捨ておむつであって、
    前記第1のパネルは、着用者の前後股及び脚部の一部に対応する領域を形成するようにほぼ矩形形状の1枚のパネル部材から立体的に組み立てられており、前記第2のパネルは、着用者の前後腰部に対応する領域を形成するように少なくとも1枚のパネル部材からなり、
    前記第1パネルにおいて、前記股部と脚部との上側分離領域として、前記第1パネルの上側長手方向に延びる両端部の所定の位置から前記第1パネル上の所定の終了点までそれぞれ左右対称に2つずつ切込みが形成されており、前記第1パネルの下側の股部と脚部の付け根領域として、前記第1パネルの幅方向に対向する前記切込みの2つの終了点を結ぶ線を底辺として、前記第1パネルの内方に形成される三角形の各辺に沿って前記第1パネルの内側に折り込み領域が左右対称に2つ形成されており、
    前記第2のパネルは、前記第1パネルの上側に配置され組合されるような形状を有するものであることを特徴とするトランクス型使い捨ておむつ。
  2. 前記第1及び第2パネルが結合されるときに、前記第1パネルの上側の長手方向に延びる両端部の前記第2パネルが結合される部分と、前記第2パネルの前記第1パネルと結合される下側端部とが接合されることを特徴とする請求項1に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  3. 第1のパネルと、該第1パネルの上側に位置する第2のパネルと、少なくとも前記第1パネルの両側部を結合する第3のパネルとからなるトランクス型使い捨ておむつであって、
    前記第1のパネルは、着用者の前後股及び脚部の一部に対応する領域を形成するようにほぼ矩形形状の1枚のパネル部材から立体的に組み立てられており、前記第2のパネルは、着用者の腰部に対応する領域を形成するように少なくとも1枚のパネル部材からなり、前記第3のパネルは着用者の両脇側部に対応する領域を形成するように2枚のパネル部材からなり、
    前記第1パネルにおいて、前記股部と脚部との上側分離領域として、前記第1パネルの上側長手方向に延びる両端部の所定の位置から前記第1パネル上の所定の終了点までそれぞれ左右対称に2つずつ切込みが形成されており、前記第1パネルの下側の股部と脚部の付け根領域として、前記第1パネルの幅方向に対向する前記切込みの2つの終了点を結ぶ線を底辺として、前記第1パネルの内方に形成される三角形の各辺に沿って前記第1パネルの内側に折り込み領域が左右対称に2つ形成されており、
    前記第2のパネルは、前記第1パネルの上側に配置され組合されることができるような形状になっており、
    前記第3のパネルは、着用者の両脇側部に対応する、前記おむつの両側部の少なくとも一部を構成するような形状を有するものであることを特徴とするトランクス型使い捨ておむつ。
  4. 前記第1パネルの上側の長手方向に延びる両端部と、前記第2パネルの前記第1パネルと結合される側の下側端部とが接合され、前記第1パネルの幅方向に延びる両端部と前記第3パネルの着用者の側部側両端部とがそれぞれ接合されているものであることを特徴とする請求項3に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  5. 前記第1パネルの上側の長手方向に延びる両端部と、前記第2パネルの前記第1パネルと結合される側の下側端部とが接合され、前記第1パネルの幅方向に延びる両端部と、前記各第2パネルの着用者の側部側両端部と前記第3パネルの着用者の側部側両端部とがそれぞれ接合されているものであることを特徴とする請求項3に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  6. 吸収パッドが前記第1パネルから前記第2パネルの一部にかけて配置され、前記吸収パッドが前記使い捨ておむつに内装されるようになっていることを特徴とする請求項1または3に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  7. 前記第1パネルの着用者の脚部に対応する領域の少なくとも一部に脚部用弾性体が少なくとも1本設けられるようになっていることを特徴とする請求項1または3に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  8. 折り込まれることにより形成された前記三角形状の領域が、前記第1パネルの前記股領域において、立体ギャザーとして機能するフラップとなるものであることを特徴とする請求項1または3に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  9. 前記フラップの頂部には前記脚部弾性体の一部が位置することにより、使用時において前記フラップの起立性が保持されるものであることを特徴とする請求項8に記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  10. 前記第2のパネルの幅方向にわたり、少なくとも1本の弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載のトランクス型使い捨ておむつ。
  11. ほぼ矩形形状の1枚のパネル部材からなる第1パネルと、該第1パネルの上側に位置する少なくとも1枚のパネル部材からなる第2のパネルと、前記第1パネルから第2パネルにわたりこれらの内側に内装される吸収パッドとからなるトランクス型使い捨ておむつを形成する方法であって、
    前記吸収パッドを組み立て、
    前記第1のパネルを該パネルの長手方向に延びる両端部の所定の位置から、前記第1パネルの長手方向中心線に沿って切込みを前記第1パネルの左右対称に4つ形成する段階と、
    前記第1パネルにおいて、前記切込みにより形成された4つの切込み線のうち、第1の切込み線の前記中心線側の第1の終了点と、前記第1パネルの幅方向に対向する第2の切込み線の前記中心線側の第2の終了点とを結ぶ線を底辺とする第1の三角形を形成するように前記中心線上に該三角形の頂点を求め、前記第1の三角形の3つの辺からなる折り込み線を形成し、
    前記第1パネルにおいて、前記切込みにより形成された4つの切込み線のうち第3の切込み線の前記中心線側の第3の終了点と、前記第1パネルの幅方向に対向する第4の切込み線の前記中心線側の第4の終了点とを結ぶ線を底辺とする第2の三角形を形成するように前記中心線上に該三角形の頂点を求め、前記第2の三角形の3つの辺からなる折り込み線を形成する段階と、
    前記第1パネルを2つ折りし、前記切込みに沿って前記長手方向に延びる端部を分離しながら、前記第1及び第2の三角形状の折り込み線に沿って前記第1パネル内側に折り込んで、前記第1パネルを着用者の前後股及び脚部に対応する立体的な股及び脚部パネルとして形成する段階と、
    該股及び脚部パネルの2つ折りされて形成された端部とは反対側の端部の上側に腹部パネルとして機能する前記第2パネルを配置し、これらを接合する段階と、
    からなる方法。
  12. ほぼ矩形形状の1枚のパネル部材からなる第1パネルと、該第1パネルの上側に配置される少なくとも1枚のパネル部材からなる第2のパネルと、少なくとも前記第1パネルを結合するように配置される2枚のパネル部材からなる第3のパネルと、前記第1パネルから前記第2パネルにかけて配置されるようになった吸収パッドとからなるトランクス型使い捨ておむつを形成する方法であって、
    前記吸収パッドを組み立て、
    前記第1のパネルを該パネルの長手方向に延びる両端部の所定の位置から、前記第1パネルの長手方向中心線に沿って切込みを前記第1パネルの左右対称に4つ形成する段階と、
    前記第1パネルにおいて、前記切込みにより形成された4つの切込み線のうち、第1の切込み線の前記中心線側の第1の終了点と、前記第1パネルの幅方向に対向する第2の切込み線の前記中心線側の第2の終了点とを結ぶ線を底辺とする第1の三角形を形成するように前記中心線上に該三角形の頂点を求め、前記第1の三角形の3つの辺からなる折り込み線を形成し、
    前記第1パネルにおいて、前記切込みにより形成された4つの切込み線のうち第3の切込み線の前記中心線側の第3の終了点と、前記第1パネルの幅方向に対向する第4の切込み線の前記中心線側の第4の終了点とを結ぶ線を底辺とする第2の三角形を形成するように前記中心線上に該三角形の頂点を求め、前記第2の三角形の3つの辺からなる折り込み線を形成する段階と、
    前記第1パネルを前後2つ折りし、前記切込みに沿って前記長手方向に延びる端部を分離しながら、前記第1及び第2の三角形状の折り込み線に沿って前記第1パネル内側に折り込んで、前記第1パネルを着用者の前後股及び脚部に対応する立体的な股及び脚部パネルとして形成する段階と、
    該股及び脚部パネルの2つ折りされて形成された端部とは反対側の端部の上側に、腹部パネルとして機能する前記第2パネルを前記股及び脚部パネルの前後に位置するように配置し、
    着用者の脇側部に対応する前記おむつの両側部の少なくとも一部となるように、前記第2のパネルが1枚である場合には、前記第2パネルが前記第1パネルの上側に配置された状態で、前記第3のパネルの各々を前記第1パネルの脚部領域側の分離している両側端部に位置するように配置し、前記第2パネルが複数である場合には、前記第2パネルが前記第1パネルの上側に配置された状態で、前記第3のパネルのそれぞれを、前記第1パネルの脚部領域側の分離している両側端部と、該両側端部に連続する前記第2パネルの両側部に位置するようにそれぞれ配置し、第1、第2及び第3のパネルを接合する、
    段階からなる方法。
  13. 前記紙おむつの脚部の一部にギャザーを形成するように前記第1パネルの所定の位置に脚部弾性体を少なくとも1本設ける段階を含んでおり、前記脚部弾性体の一部が前記三角形の折り込み線により折り込まれた領域の頂部に位置するようになることを特徴とする請求項11または12のいずれかに記載の方法。
  14. 着用者の胴部における前記紙おむつのフィット性を向上させるように、前記第2パネルの幅方向に弾性体を少なくとも1本設ける段階を含むことを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
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