JP3919019B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、吸収体、トップシート及びバックシートを備え、トップシートの上部に配置され、便を通過させ得る開口部が形成されたスキンコンタクトシートを更に備えた使い捨ておむつに関するものである。
近年、乳幼児用、或いは高齢者・障害者用のおむつとして、吸収体と、吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えた使い捨ておむつが汎用されている。この使い捨ておむつは、トップシートの表面を着用者の肌に接するように宛がって使用することにより、着用者の排泄した尿はトップシートを透過して、吸収体によって吸収・保持されるとともに、防漏性に優れたバックシートによって、排泄物のおむつ外部への漏洩が防止されるというものである。
しかしながら、前記のような構成の使い捨ておむつでは、尿についてはトップシートを透過するものの、便についてはその殆どがトップシートを透過せず、トップシート上に残存することになる。トップシート上に残存した便は、着用者の股下部や臀部に付着するため、煩瑣な払拭作業が必要となり、育児負担や介護負担を増大させる原因となる他、着用者のスキントラブルの原因ともなっていた。このような問題は、着用者の排泄した便が軟便であった場合等には、一層顕在化することになる。
そこで、トップシートの上部に更にもう1枚のシート体(本明細書では、「スキンコンタクトシート」と称することにする)が配置された使い捨ておむつが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。これらの使い捨ておむつでは、スキンコンタクトシートに便を通過させ得る開口部(便通過用開口部)が形成されており、その便通過用開口部を通過して着用者の排泄した便がトップシート上に落下するように構成されている。
実用新案登録第2559050号公報(段落0010、図2) 特開2002−11044号公報(段落0020、図1)
前記のような使い捨ておむつでは、着用者の肌には、まずスキンコンタクトシートが接触するため、スキンコンタクトシートの下部に配置されるトップシートは着用者の肌と直接接触し難くなる。即ち、着用者の肌とトップシートとが離隔されることになる。また、トップシートと着用者の肌との間にスキンコンタクトシートという遮蔽層が介在していることにもなる。従って、たとえトップシート上に便が残存していたとしても、その便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させる効果を期待することができる。
しかしながら、スキンコンタクトシートを備えた使い捨ておむつであっても、一旦、スキンコンタクトシートを通過してトップシート上に落下した便が着用者の臀部に付着してしまう場合があるという問題があった。即ち、着用者の臀部への便の付着を効果的に防止するという点においては十分に満足できるものではなく、未だ解決すべき課題を残すものであった。
このように、現在のところ、着用者の臀部への便の付着を効果的に防止することができる使い捨ておむつは開示されておらず、そのような使い捨ておむつが切望されている。本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、一旦、スキンコンタクトシートを通過してトップシート上に落下した便が着用者の臀部に付着してしまう事態を有効に防止することができる使い捨ておむつを提供するものである。
本発明者らは、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、一旦、スキンコンタクトシートを通過してトップシート上に落下した便が着用者の臀部に付着する場合には、着用者の臀溝(尻の割れ目)に沿って便が付着する傾向があるという知見を得た。そして、スキンコンタクトシートに形成される便通過用開口部の形状に工夫を加えることによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の使い捨ておむつが提供される。
[1] 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えた使い捨ておむつであって、前記トップシートの上部に配置され、便を通過させ得る開口部(便通過用開口部)が形成されたスキンコンタクトシートを更に備え、前記便通過用開口部は、その前後方向の中心線から前側の領域(前側領域)の開口面積よりも前記中心線より後側の領域(後側領域)の開口面積の方が小さい形状に形成されている使い捨ておむつ。
[2] 前記便通過用開口部は、前記前側領域に開口幅が最大となる部分(最大開口部)を有する形状に形成されている前記[1]に記載の使い捨ておむつ。
[3] 前記便通過用開口部は、前記最大開口部から後端に向かって開口幅が狭くなる形状に形成されている前記[1]又は[2]に記載の使い捨ておむつ。
[4] 前記便通過用開口部は、前記最大開口部から所定の点(変極点)に至るまでは開口幅の減少率が大きく、前記変極点から後端に至るまでは開口幅の減少率が小さい形状に形成されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
[5] 前記便通過用開口部は、前記最大開口部から後端に至るまで一定の比率で開口幅が減少する形状に形成されている前記[1]〜[4]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
[6] 前記便通過用開口部は、孔とスリットを組み合わせた形状を呈しており、前記スリットは、前記孔の後身頃側に、前記孔と連続するように形成されたものである前記[1]〜[5]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
[7] 前記便通過用開口部は、前記最大開口部が着用者の肛門に相当する位置に配置されるように形成されている前記[1]〜[6]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
本発明の使い捨ておむつは、一旦、スキンコンタクトシートを通過してトップシート上に落下した便が着用者の臀部に付着してしまう事態を有効に防止することができる。
以下、本発明の使い捨ておむつを実施するための最良の形態について、2ピースタイプのパンツ型おむつを例として具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える使い捨ておむつを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図3については、作図の都合上、図面から脚周り伸縮材を捨象した形で作図を行った。
また、本明細書において「パンツ型おむつ」というときは、図1及び図2に示す使い捨ておむつ1のように、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部同士(側縁部2a,6a、側縁部2b,6b)を接合することによって、接合部8、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12a,12bが形成され、予めパンツ型に構成されたおむつを意味するものとする。そして、「2ピースタイプ」とは、着用者の排泄物を吸収し、保持する機能(吸収・保持機能)を担う吸収性本体14と、着用者の身体を被包する機能(装着機能)を担う外装部材16とから構成され、外装部材16の内側に吸収性本体14が配置されたタイプのおむつを意味するものとする。図3に示すように、吸収性本体14は吸収体22、トップシート18及びバックシート20を構成要素として備えた部材である。
更に、本明細書において、「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものとする。
[1]本発明の使い捨ておむつの構成:
本発明の使い捨ておむつは、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1のように、吸収体22と、トップシート18と、バックシート20とを備えた使い捨ておむつであり、トップシート18の上部に配置され、便を通過させ得る開口部(便通過用開口部28a)が形成されたスキンコンタクトシート24を更に備え、便通過用開口部28aは、その前後方向の中心線LCから前側の領域(前側領域46)の開口面積よりも中心線LCより後側の領域(後側領域48)の開口面積の方が小さい形状に形成されているものである。
[1−1]スキンコンタクトシート:
スキンコンタクトシートは、着用者の肌とトップシートとを離隔するための部材であり、トップシートの上部に配置され、便を通過させ得る開口部(便通過用開口部)が形成されたシート状部材である。このスキンコンタクトシートを備えることによって、着用者の肌には、まずスキンコンタクトシートが接触するため、スキンコンタクトシートの下部に配置されるトップシートは着用者の肌と直接接触し難くなる。即ち、着用者の肌とトップシートとが離隔されることになる。また、トップシートと着用者の肌との間にスキンコンタクトシートという遮蔽層が介在していることにもなる。従って、たとえトップシート上に便が残存していたとしても、その便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させる効果を奏する。
スキンコンタクトシートを構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の樹脂からなる不織布、メッシュシート、フィルム等を用いることができる。中でも、肌触りが良好である点において、不織布を用いることが好ましい。これらの材料は、液透過性であっても、液不透過性であっても、撥水性であってもよい。但し、長時間着用した際にもさらっとした触感(ドライ性)を維持することができるという点において、撥水性の材料(撥水性の不織布等)であることが好ましい。
本発明の使い捨ておむつのスキンコンタクトシートには着用者の排泄した便を通過させ得る開口部(便通過用開口部)が形成されている必要がある。このような構造とすることによって、着用者の排泄した便がコンタクトシートを通過してトップシート上に落下することになり、便と着用者の肌とが直接接触する機会を大幅に減少させることが可能となる。
ところで、スキンコンタクトシートを備えた従来の使い捨ておむつにおいては、着用者の排泄した便が、一旦、スキンコンタクトシートを通過してトップシート上に落下しているにも拘らず、着用者の臀部に付着してしまう場合があるという問題があった。そして、このような場合には、便は着用者の臀溝(尻の割れ目)に沿って付着する傾向にあることが確認された。この現象について、本発明者らが更に検討したところ、着用者が仰向けに横臥している場合等には、おむつ全体が着用者の肌に圧着された状態となり、着用者の排泄した便が空隙部分である臀溝に沿って着用者の背中方向(おむつの後身頃側)に流動することが判明した。このため、便通過用開口部の開口具合によっては、便が着用者の臀溝に沿って付着してしまうのである。
そこで、本発明の使い捨ておむつは、図4に示すように、便通過用開口部28aをその前後方向の中心線LCから前側の領域(前側領域46)の開口面積よりも中心線LCより後側の領域(後側領域48)の開口面積の方が小さい形状に形成することとした。
従来の使い捨ておむつにおいては、便通過用開口部は、円形、楕円形、菱形等のように、前後左右が対称で開口面積が均等な形状に形成されることが一般的であったが、前記のように後側領域の開口面積を小さくすることにより、着用者の排泄した便が臀溝に沿って着用者の背中方向に流動した場合でも臀溝への便の付着を最小限のものとすることができる。従って、一旦、スキンコンタクトシートを通過してトップシート上に落下した便が着用者の臀部、特に臀溝に付着してしまう事態を有効に防止することができる。一方、前側領域の開口面積は大きく保たれているため、便の通過を妨げることもない。
なお、本明細書において「前後方向の中心線」というときは、例えば、図4に示す中心線LCのように、便通過用開口部28aの前端50と後端52を結ぶ直線Lの中点Mからおむつの左右方向に延びる直線を意味するものとする。
また、本発明の使い捨ておむつは、便通過用開口部が前側領域に開口幅が最大となる部分(最大開口部)を有する形状に形成されていることが好ましい。このような形状とすると、後側領域において臀溝への便の付着を防止しつつ、前側領域において便の通過を容易なものとすることができる。
例えば、図2及び図4に示す使い捨ておむつ1は、便通過用開口部28aが概ね碇型を呈しており、前側領域46の一部に外縁が左右に張り出した部分を有する形状となっている。使い捨ておむつ1においては、この張り出した部分が開口幅Wが最大となる部分(最大開口部54)であり、前側領域46に最大開口部54を有する形状に形成されている。
更に、本発明の使い捨ておむつは、便通過用開口部が、最大開口部から後端に向かって開口幅が狭くなる形状に形成されていることが好ましい。最大開口部より後端側において開口幅が再び広がるような形状(例えば、ひょうたん型等)に形成してしまうと、たとえ開口幅が最大値に至らないとしてもその広がった部分において便の付着が発生するおそれを生ずるからである。
例えば、図2及び図4に示す使い捨ておむつ1は、便通過用開口部28aの最大開口部54より後端52側においては、開口幅Wが再び広がることなく狭まっていく形状に形成されている。即ち、便通過用開口部28aが、最大開口部54から後端52に向かって開口幅Wが狭くなる形状に形成された例である。
更にまた、本発明の使い捨ておむつは、便通過用開口部が最大開口部から所定の点(変極点)に至るまでは開口幅の減少率が大きく、変極点から後端に至るまでは開口幅の減少率が小さい形状に形成されていることが好ましい。
例えば、図2及び図4に示す使い捨ておむつ1は、便通過用開口部28aは、外縁が左右に張り出した最大開口部54から所定の点(変極点56)に至るまでは開口幅Wが著しく減少し(即ち、開口幅Wの減少率が大きく)、変極点56から後端52に至るまでは開口幅Wが緩やかに減少する(即ち、開口幅Wの減少率が小さい)形状に形成した例である。このような形状とすると、便通過用開口部28aの側縁にフラップ部58が形成され、そのフラップ部58においてトップシート18上に落下した便が遮蔽されるため、着用者への便の付着を一層効果的に防止することが可能となる。
但し、本発明の使い捨ておむつは、便通過用開口部が最大開口部から後端に至るまで一定の比率で開口幅が減少する形状に形成されていてもよい。
例えば、図5及び図6に示す使い捨ておむつ100は、便通過用開口部28aが偏心した菱形のような形状を呈しており、最大開口部54から後端52に至るまで一定の比率で開口幅Wが減少する形状に形成されている。このような形状とすると、便通過用開口部28aの側縁にフラップ部が形成されないため、開口部形状が安定しているという利点がある。また、フラップ部が形成されていた場合、開口部伸縮材の配置によっては、フラップ部が上向きに開口してしまい、おむつの着用感が悪くなる場合もあるが、前記形状とすればこのような不具合が生ずることはない。
なお、便通過用開口部は、便を通過させ得る形状である限り、その形状について特に制限はない。即ち、便を通過させ得る「開口部」には、円形開口部、楕円形開口部、菱形開口部等のいわゆる開口部(孔)の他、直線状スリット、十字状スリット、3本以上のスリットを交差させた星型スリット等のスリットも含まれる。従って、孔とスリットを組み合わせて前側領域の開口面積よりも後側領域の開口面積の方が小さい形状の開口部としてもよい。具体的には、便通過用開口部が孔とスリットを組み合わせた形状を呈しており、そのスリットが孔の後身頃側に、孔と連続するように形成されているものも好ましい形態の一つである。
例えば、図7に示す使い捨ておむつ110は、便通過用開口部28aが孔60とスリット62を組み合わせた形状を呈しており、そのスリット62が孔60の後身頃側に、孔60と連続するように形成されている。この便通過用開口部28aは、前側領域46に最大開口部54を有し、最大開口部54から変極点56に至るまでは開口幅Wが著しく減少し、変極点56から後端52に至るまでは開口幅Wが0となっている。即ち、この便通過用開口部28aは、後側領域48の開口面積が0であるから、前側領域46の開口面積よりも後側領域48の開口面積の方が小さい形状の開口部の特殊な例であるといえる。
図7に示す使い捨ておむつ110も、図4に示す使い捨ておむつ1と同様に、便通過用開口部28aの側縁にフラップ部58が形成されるため、着用者への便の付着を効果的に防止することができる。そして、図4に示す使い捨ておむつ1とは異なり、便通過用開口部28aの後側領域48の開口面積が0であるため、一旦、便が便通過用開口部28aを通過してトップシート18上に落下した後は、その便がフラップ部58によって完全に近い形で遮蔽されることになり、着用者の臀部に便が付着してしまう事態を一層効果的に防止することが可能となる。
また、図8に示す使い捨ておむつ120も、便通過用開口部28aが孔60とスリット62を組み合わせた形状を呈しており、そのスリット62が孔60の後身頃側に、孔60と連続するように形成された例である。但し、この例では、スリット62が開口部の後端52側の分岐点64から二股に分岐するような形状のスリットとなっている。
前記のような形状のスリットとすると、図7に示す使い捨ておむつ110と比較して、フラップ部58の面積を大きくとることができ、便の通過時における後側領域48の開口面積を比較的大きくすることが可能となる。このような形状の便通過用開口部は、図7に示す使い捨ておむつ110と同様に、一旦、便が便通過用開口部28aを通過した後は、その便がフラップ部58によって完全に近い形で遮蔽されることに加え、便の通過がより容易となる点において好ましい。
なお、本発明の使い捨ておむつは、便通過用開口部の最大開口部が着用者の肛門に相当する位置に配置されるように形成されていることが好ましい。既に説明したように、便通過用開口部は股下部に形成されるが、最大開口部を着用者の肛門に相当する位置に形成することにより、着用者の排泄した便の通過がより一層容易なものになるという利点があり好ましい。
なお、スキンコンタクトシートには、前記便通過用開口部より前身頃側に、尿通過用の開口部が形成されていてもよい。即ち、スキンコンタクトシートには、開口部として便通過用開口部及び尿通過用開口部が形成されていることが好ましい。
前記のように尿通過用開口部を形成することによって、その開口部を通過させて着用者の排泄した尿をスキンコンタクトシートの内部に確実に流入させることが可能となり、スキンコンタクトシートを伝って尿が拡散し、おむつの脚周り開口部等からの横漏れを生ずる事態を有効に防止することができる。例えば、図2に示す使い捨ておむつ1は、スキンコンタクトシート24に開口部28として、概ね碇型を呈する便通過用開口部28aに加えて、楕円形状の尿通過用開口部28bを更に形成した例である。この例では、便通過用開口部28aはおむつの股下部4に相当する部分に形成され、尿通過用開口部28bは便通過用開口部28aよりも前身頃2側の部分に形成されている。
前記のように2つの開口部(便通過用開口部と尿通過用開口部)が形成されている場合には、スキンコンタクトシートとトップシートとの間の空間を、便通過用開口部に連通する空間と尿通過用開口部に連通する空間とに区画する分離壁を設けることが好ましい。
尿と便とが混ざるとアンモニアが発生し、このアンモニアが環境をアルカリ性にし、便中の酵素がアルカリ性雰囲気で強く活性化され、この酵素及びアンモニアによって皮膚の弱った部分が炎症を起こし、おむつかぶれが発生することが報告されている(山本一哉、皮膚臨床30、949〜956頁(1998年))。前記のような分離壁を設けることによって、着用者の排泄した尿を便と分離した状態で吸収・保持させることが可能となるため、尿と便が混ざり難くなり、おむつかぶれを効果的に防止することができる。
前記開口部にはその外縁に伸縮材(開口部伸縮材)を配置することが好ましい。開口部伸縮材を配置すると、スキンコンタクトシートに張力がかかるので、スキンコンタクトシートにコシを持たせることができる。従って、スキンコンタクトシートがへたってトップシート側に落ち込む事態を防止することができ、スキンコンタクトシートを着用者の肌に接触し易くさせるという利点がある。また、開口部伸縮材を配置すると、スキンコンタクトシートを収縮させ、トップシート、吸収体、バックシートは下側(外装部材側)に向かって撓ませる力を作用させることができる。従って、スキンコンタクトシートをトップシートから浮かせた状態を維持することができ、スキンコンタクトシートとトップシートとを確実に離隔させることが可能となる。更に、便通過用開口部が収縮する際に、後側領域の開口面積が非収縮時よりも小さくなり、場合によっては閉塞されるため、臀溝への便の付着をより効果的に抑制することが可能となる。
開口部伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性材からなる糸ゴム、平ゴムの他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
開口部伸縮材の配置パターンは、前記効果を発揮し得るパターンである限り特に制限はないが、開口部に確実に伸縮力を作用させるため、開口部伸縮材が開口部の周縁を取り囲むようなパターンに配置されていることが好ましい。例えば、開口部の周縁を取り囲むように、円形、楕円形、菱形等のパターンで開口部伸縮材を配置すればよい。
また、開口部伸縮材として2本の開口部伸縮材を用い、その2本の開口部伸縮材が開口部の前後の少なくとも1点で交差し、開口部の周縁の一部を取り囲むようなパターンに配置されていることも好ましい形態の一つである。このようなパターンで開口部伸縮材を配置すると、開口部伸縮材をおむつの前後方向に向かって連続的に配置することが可能となるため、使い捨ておむつの連続的な製造が容易になるという利点があり好ましい。
例えば、図2に示す使い捨ておむつ1は、開口部伸縮材30として2本の開口部伸縮材30a,30bを用い、その2本の開口部伸縮材30a,30bが便通過用開口部28aと尿通過用開口部28bの間の点Pで交差し、便通過用開口部28aと尿通過用開口部28bの周縁の一部を取り囲むようなパターンに配置した例である。このようなパターンで開口部伸縮材30a,30bを配置すると、吸収性本体14が長手方向に向かって連続して配置されたような吸収性本体連続体を容易に製造することが可能となる。
また、図2に示す使い捨ておむつ1は、股下部4の中央で開口部伸縮材30a,30bが交差する配置となっている。このような配置とすることにより、おむつの前身頃2側や後身頃6側よりも股下部4(即ち、点P近傍)において幅方向(おむつ左右方向)への伸縮力を大きく作用させることができる。従って、スキンコンタクトシート24の中でも比較的弛み易い、便通過用開口部28aと尿通過用開口部28bとの間の部分を着用者の肌に対してより密着させる効果がある。更に、図2に示す使い捨ておむつ1は、開口部伸縮材30a,30bが股下部4の中央の点P以外では交差しておらず、便通過用開口部28aの後身頃6側の周縁及び尿通過用開口部28bの前身頃2側の周縁が開放されたパターンに配置されている。このような配置とすることにより、スキンコンタクトシート24の前身頃2側や後身頃6側が着用者の肌に対して過度に密着しないため、通気性を確保するこことができる。従って、スキンコンタクトシートの当接による発汗が抑制され、汗に起因するムレやスキントラブルを効果的に防止することができる。
前記のような開口部伸縮材は、スキンコンタクトシートに対して、接着剤その他の手段により固定される。固定方法としては、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着であってもよい。
開口部伸縮材は、開口部に十分な伸縮力を作用させるため、伸長状態で固定することが好ましい。例えば、開口部伸縮材が天然ゴムや合成ゴムである場合には、100〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、開口部に十分な伸縮力を作用させ、かつ、開口部が必要以上に縮小されるのを防止することができる。
開口部伸縮材の配置方法は特に限定されないが、例えば、図3に示す使い捨ておむつ1のように、スキンコンタクトシート24を2枚のシート材(アッパーシート24a、ライナーシート24b)を貼り合わせることにより構成し、アッパーシート24aとライナーシート24bの間に開口部伸縮材30a,30bを挟みこむように配置することが好ましい。このような配置方法を採用すると、必要最小限の伸縮材によりスキンコンタクトシートに伸縮力を付与することができるため好ましい。
スキンコンタクトシートの固定方法としては、(1)図3に示す使い捨ておむつ1のように、立体ギャザー26a,26bを構成するシート材32a,32bとトップシート18(ないしはバックシート20)との貼り合わせ部分に挟み込むようにスキンコンタクトシート24を固定する方法、(2)立体ギャザーの内側の面であって、立体ギャザーの上端縁と下端縁(起立線)との間の部分にスキンコンタクトシートを固定する方法等を挙げることができる。また、立体ギャザーと接触させることなく、対となる立体ギャザーによって包囲された内側の領域にスキンコンタクトシートを固定してもよい。例えば、(3)立体ギャザーによって包囲された領域のうち、吸収性本体のトップシートとバックシートの貼り合わせ部分(いわゆるフラップ部)にスキンコンタクトシートを固定する方法等を挙げることができる。これらの方法の中では、着用者の肌に対してスキンコンタクトシートを密着させる効果が高いという点で、(1)の方法が好ましい。
[1−2]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
吸収体は、トップシートとバックシートの間の少なくとも一部に介装されることが好ましい。通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。従って、吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって包み込まれていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
[1−3]トップシート:
トップシートは、吸収体の上面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その下面側に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。例えば、後述するテープ型おむつにおいては、おむつの中央部には液透過性材料からなるトップシート(センターシート)を配置し、おむつのサイドフラップ部分には撥水性材料からなるトップシート(サイドシート)を配置する形態がよく利用される。
[1−4]バックシート:
バックシートは、吸収体の下面(おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
なお、バックシートには、その外表面側にシート材(カバーシート)を貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
[1−5]吸収性本体:
2ピースタイプのパンツ型おむつにおいては、トップシート、バックシート及び吸収体を、吸収・保持機能を担う「吸収性本体」という一つの部材として構成し、これとは別個に製造された外装部材と接合することにより使い捨ておむつを構成する。この吸収性本体は、生理用ナプキン等と同様に、吸収体の上面側にトップシート、下面側にバックシートが配置されたものであり、トップシートとバックシートとの間に吸収体が介装された構造となっている。例えば、図3に示す使い捨ておむつ1は、トップシート18とバックシート20の間に吸収体22を挟みこみ、吸収体22の周縁部を封着することによって、トップシート18とバックシート20との間に吸収体22が介装された構造の吸収性本体14を構成した例である。
吸収性本体は、少なくともおむつの股下部をカバーするサイズに構成される。但し、漏れ防止の効果を確実なものとするため、股下部のみならず前身頃や後身頃の一部をもカバーする大きさに構成することが好ましい。吸収性本体は、例えばホットメルト接着剤等を用いて、外装部材に対して固定することができる。
[1−6]外装部材:
外装部材は、着用者の身体を被包するための装着機能を担う部材であり、具体的には、前身頃、股下部及び後身頃の各部を形成するシート状の部材である。
2ピースタイプのパンツ型おむつでは、着用者の排泄物を吸収し、保持する吸収・保持機能については、専ら吸収性本体が果たすことになるので、外装部材を構成する材料として液不透過性材料を用いる必要はない。外装部材を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維によって構成された不織布等を挙げることができる。
そして、外装部材は、脚周り伸縮材等を挟み込んだ状態で固定するために、2枚以上の不織布を貼り合わせて構成されることが多い。例えば、図1〜図3に示す使い捨ておむつ1は、外装部材16を2枚の不織布から構成し、その2枚の不織布の間に脚周り伸縮材40、ウエスト周り伸縮材42及び腹周り伸縮材44を挟み込み固定した例である。
[1−7]各種伸縮材:
パンツ型の使い捨ておむつにおいては、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが一般的であり、更に腹周り伸縮材を配置することが好ましい。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
腹周り伸縮材は、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むタミーギャザーを形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
なお、図1及び図2に示す使い捨ておむつ1は、脚周り開口部12a,12bの周縁には複数本の脚周り伸縮材40を配置し、ウエスト周り開口部10の周縁にはウエスト周り開口部10を取り囲むように複数本のウエスト周り伸縮材42を配置し、更に、ウエスト周り開口部10と脚周り開口部12a,12bとの間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)には、着用者の腹周りを取り囲むように複数本の腹周り伸縮材44を配置した例である。
これらの伸縮材については、既に述べた開口部伸縮材と同様の構成を採用することができる。そして、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
[1−8]立体ギャザー:
着用者の排泄した尿の横漏れを防止するため、立体ギャザーを有してもよい。立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、スキンコンタクトシートの上に尿が排泄され、スキンコンタクトシートを伝って尿が拡散してしまった場合でも、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、撥水性のシート材の一部に伸縮材(立体ギャザー伸縮材)を配置し、その立体ギャザー伸縮材によってシート材にギャザー(襞)を形成したもの等を好適に用いることができる。
図2及び図3に示す使い捨ておむつ1は、トップシート18やバックシート20とは全く別個のシート材32a,32bを、吸収性本体14の両側縁部に貼り合わせ、起立線38から立体的に起立可能な構造とすることにより、1対の立体ギャザー26a,26bを形成した例である。この例では、シート材32a,32bの端部(立体ギャザー26a,26bの上端縁34に相当する側の端部)を折り返し、その折り返し部分に2本の立体ギャザー伸縮材36a,36bないしは立体ギャザー伸縮材36c,36dを挟み込むように配置している。
[2]製造方法:
以下、本発明の使い捨ておむつを製造する方法の一例を、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1(2ピースタイプのパンツ型おむつ)を製造する場合の例により説明する。
[2−1]吸収性本体の製造:
バックシート20の上面に、親水性シートに包まれた吸収体22を配置し、更にその上面にトップシート18を配置する。次いで、吸収体22の周縁部をトップシート18とバックシート20とで挟み込むように封着することによって吸収性本体14を得る。
[2−2]スキンコンタクトシートの製造:
ライナーシート24bの上面に、2本の開口部伸縮材30a,30bを所定のパターンに配置しつつ、アッパーシート24aを貼り合わせる。この際、2本の開口部伸縮材30a,30bは、後に形成される便通過用開口部28a及び尿通過用開口部28bの間の点Pで交差し、便通過用開口部28aと尿通過用開口部28bの周縁の一部を取り囲むようなパターンに配置する。
次いで、貼り合わされたライナーシート24bとアッパーシート24aに、所定形状の便通過用開口部28a及び尿通過用開口部28bを形成する。こうすることによって、2本の開口部伸縮材30a,30bが便通過用開口部28aと尿通過用開口部28bの間の点Pで交差し、便通過用開口部28aと尿通過用開口部28bの周縁の一部を取り囲むようなパターンに配置された2層構造のスキンコンタクトシート24を得る。
[2−3]立体ギャザーの製造:
シート材32a(32b)の一方の端部を折り返し、その折り返し部分に、2本の立体ギャザー伸縮材36a、36b(36c,36d)を挟み込んだ状態で貼り合わせることによって、立体ギャザー26a(26b)を得る。
[2−4]吸収性本体へのスキンコンタクトシート等の付設:
吸収性本体14を構成するトップシート18の表面に、スキンコンタクトシート24を貼り合わせた後、吸収性本体14とスキンコンタクトシート24の側縁を挟み込むように、立体ギャザー26a,26bを貼り合わせる。
[2−5]外装部材の製造:
まず、外装部材16となる不織布を2枚用意し、このうちの1枚の不織布の上面に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40を配置し接着固定する。そして、この上面に、更にもう1枚の不織布を積層し固定することにより、2枚の不織布の間に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40が介装された外装部材16を得る。
[2−6]使い捨ておむつの製造:
外装部材16の股下部近傍に、吸収性本体14を配置し固定する。次いで、吸収性本体14を内側にして、前身頃2と後身頃6とを合わせるように二つ折りにし、前身頃2と後身頃6とをヒートシール等の手段により接合し、接合部8を形成することによって、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1を製造することができる。
前記のような一連の工程は、機械的な手段によって連続的に行うことが可能である。例えば、長尺のシート材や伸縮材をローラーから連続的に送出する等の方法・装置を採用することにより、使い捨ておむつの連続製造が可能となり、生産性の向上に資する。
[3]本発明の適用対象:
本発明の使い捨ておむつの適用対象は、前記2ピースタイプのパンツ型おむつに限られるものではなく、例えば、1ピースタイプのパンツ型おむつやテープ型おむつにも適用することができる。即ち、これらの使い捨ておむつにおいても、トップシートの表面よりも上部にスキンコンタクトシートを配置し、そのスキンコンタクトシートに所定形状の便通過用開口部を形成することにより、本発明の使い捨ておむつの効果を享受することができる。
なお、「1ピースタイプ」とは、2ピースタイプと同様に、トップシート、バックシート、吸収体を備えているが、吸収・保持機能を担う吸収体がトップシートとバックシートの間に介装(内蔵)され、装着機能を担うトップシート及び/又はバックシートと一体的に構成されたタイプのおむつを意味するものとする。
また、「テープ型おむつ」とは、トップシートと、バックシートと、両シートの間の少なくとも一部に介装された吸収体と、装着用のテープファスナーとを備え、テープファスナーによっておむつの前身頃と後身頃とを相互に固定し得る使い捨ておむつを意味するものとする。「テープ型おむつ」にも、パンツ型おむつと同様に「1ピースタイプ」と「2ピースタイプ」が存在するが、本発明の使い捨ておむつはいずれのタイプのテープ型おむつにも適用可能である。
本発明の使い捨ておむつは、乳幼児用、或いは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用のおむつとして好適に利用することができる。そして、本発明の使い捨ておむつは、尿と便とが混ざり合うことを有効に防止することができ、尿と便が混ざり合ってしまうことに起因するおむつかぶれの発生が効果的に抑制されるので、肌が弱くスキントラブルが多い、乳幼児用の使い捨ておむつとして特に好適に用いることができる。
本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す概略斜視図であり、おむつの前方から見た状態を示す概略斜視図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す平面図であり、図1に示す使い捨ておむつを展開し、おむつの吸収性本体側から見た状態を示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す概略断面図であり、図2に示す使い捨ておむつをX−X’線に沿って切断した断面を示す概略断面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す部分拡大図であり、図2に示す使い捨ておむつの便通過用開口部の部分を拡大した部分拡大図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す平面図であり、使い捨ておむつを展開し、おむつの吸収性本体側から見た状態を示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す部分拡大図であり、図5に示す使い捨ておむつの便通過用開口部の部分を拡大した部分拡大図である。 本発明の使い捨ておむつの更に別の実施形態を示す部分拡大図であり、使い捨ておむつの便通過用開口部の部分を拡大した部分拡大図である。 本発明の使い捨ておむつの更にまた別の実施形態を示す部分拡大図であり、使い捨ておむつの便通過用開口部の部分を拡大した部分拡大図である。
符号の説明
1,100:使い捨ておむつ、2:前身頃、2a,2b:側縁部、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁部、8:接合部、10:ウエスト周り開口部、12,12a,12b:脚周り開口部、14:吸収性本体、16:外装部材、18:トップシート、20:バックシート、22:吸収体、24:スキンコンタクトシート、24a:アッパーシート、24b:ライナーシート、26,26a,26b:立体ギャザー、28:開口部、30:開口部伸縮材、32,32a,32b:シート材、34:上端縁、36,36a,36b,36c,36d:立体ギャザー伸縮材、38:起立線、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:腹周り伸縮材、46:前側領域、48:後側領域、50:前端部、52:後端部、54:最大開口部、56:変極点、58:フラップ部、60:孔、62:スリット、64:分岐点、P:点、M:中点、L:直線、LC:中心線、W:開口幅。

Claims (7)

  1. 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えた使い捨ておむつであって、
    前記トップシートの上部に配置され、便を通過させ得る開口部(便通過用開口部)が形成されたスキンコンタクトシートを更に備え、
    前記便通過用開口部は、その前後方向の中心線から前側の領域(前側領域)の開口面積よりも前記中心線より後側の領域(後側領域)の開口面積の方が小さい形状に形成されている使い捨ておむつ。
  2. 前記便通過用開口部は、前記前側領域に開口幅が最大となる部分(最大開口部)を有する形状に形成されている請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記便通過用開口部は、前記最大開口部から後端に向かって開口幅が狭くなる形状に形成されている請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記便通過用開口部は、前記最大開口部から所定の点(変極点)に至るまでは開口幅の減少率が大きく、前記変極点から後端に至るまでは開口幅の減少率が小さい形状に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記便通過用開口部は、前記最大開口部から後端に至るまで一定の比率で開口幅が減少する形状に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記便通過用開口部は、孔とスリットを組み合わせた形状を呈しており、
    前記スリットは、前記孔の後身頃側に、前記孔と連続するように形成されたものである請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記便通過用開口部は、前記最大開口部が着用者の肛門に相当する位置に配置されるように形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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