JP2006174966A - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】排泄された大便が着用者の股間部や臀部に付着することはなく、大便による着用者の肌の汚れを防ぐことができる使い捨て着用物品を提供する。
【解決手段】着用物品20は、股下域22の第2前半分49に位置して防漏シート33の可動部39に収縮可能に取り付けられた伸縮性第1バンド44と、股下域22の第2後半分55に位置して可動部39に収縮可能に取り付けられた伸縮性第2バンド45とを有する。物品20では、第1バンド44から縦方向前方へ延びる可動部39の頂点42aどうしの離間寸法がバンド44から前胴周り域21に向かうにつれて次第に大きくなり、頂点42aどうしの最大離間寸法がコア30の最小横寸法の27〜120%の範囲にあり、第1バンド44から縦方向後方へ延びる可動部39の頂点42bどうしの最大離間寸法がコア30の最小横寸法の1〜25%の範囲にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、尿や大便を吸収保持する使い捨て着用物品に関する。
透液性表面シートおよび不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから形成され、縦方向に前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを有し、横方向へ所定寸法離間して縦方向へ延びる一対の液抵抗性防漏シートと縦方向へ所定寸法離間して横方向へ延びる一対の液抵抗性仕切シートとが取り付けられた使い捨ておむつがある(特許文献1参照)。
防漏シートは、おむつの両側部に接合されて縦方向へ延びる固定側部と、固定側部に並行して縦方向へ延びていて表面シートの上方へ起立性向を有する可動部と、横方向内方へ倒伏して前後胴周り域に接合された固定前後端部とから形成されている。可動部の頂点には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が伸縮可能に取り付けられている。防漏シートの可動部は、尿や大便の横方向への流動を阻止する障壁を形成し、尿や大便が両側部からおむつの外側に漏れてしまうことを防止する。仕切シートは、股下域の縦方向中央に配置され、表面シートに固定された固定端部と、固定端部の上方に位置して両側が防漏シートの可動部に固定された自由部とを有する。自由部の頂点には、横方向へ延びる伸縮性弾性部材が伸縮可能に取り付けられている。仕切シートの自由部は、防漏シートの可動部の起立にともなって表面シートの上方へ起立し、前胴周り域から後胴周り域への尿の流動や後胴周り域から前胴周り域への大便の流動を阻止する障壁を形成する。
特開平8−322878号公報
特許文献1に開示のおむつでは、防漏シートの可動部が大便の両側部への流動を阻止する障壁として機能したとしても、可動部が排泄された大便をその上方から包被することはないから、おむつに排泄された大便がそれら防漏シートの間から露出し、大便が着用者の股間部や臀部に容易に接触してしまう。排泄された大便が着用者の股間部や臀部に接触すると、大便が股間部や臀部に付着し、おむつに保持されるべき大便によって着用者の肌が広範囲に汚れてしまう場合がある。
本発明の目的は、排泄された大便が着用者の股間部や臀部に付着することはなく、大便による着用者の肌の汚れを防ぐことができる使い捨て着用物品を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域と、横方向へ延びる両端部および縦方向へ延びる両側部とを有し、横方向へ所定寸法離間して縦方向へ延びる一対の液抵抗性防漏シートが前後胴周り域と股下域とのうちの少なくとも該股下域の肌当接面に配置され、防漏シートが、両側部に位置して縦方向へ延びる固定側部と、固定側部に並行して縦方向へ延びていて肌当接面の上方へ起立性向を有する伸縮性可動部と、可動部の縦方向両側に位置して横方向へ倒伏した固定前後端部とから形成された使い捨て着用物品である。
前記前提における本発明の特徴は、防漏シートの可動部に取り付けられて該可動部どうしを横方向へ引き寄せる第1バンドが、股下域の縦寸法を二分して該股下域を前胴周り域の側に位置する前半分と後胴周り域の側に位置する後半分とに区画したときの該前半分に配置され、第1バンドから縦方向前方へ延びる可動部の第1頂点どうしの離間寸法が、該第1バンドから前胴周り域に向かうにつれて次第に大きくなり、第1頂点どうしの最大離間寸法が、第1バンドから縦方向後方へ延びる可動部の第2頂点どうしの最大離間寸法よりも大きいことにある。物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部の第2頂点が着用者の股間部の付け根に近接または当接するとともに、着用者の臀部の割れ目に入って肛門の両側に近接または当接する。物品では、その着用中に排泄された大便が防漏シートの可動部の第2頂点間を通って可動部と肌当接面との間に形成された大便収容空間に納まり、可動部が大便をその上方から包被する。防漏シートの可動部の間に排泄された尿は、肌当接面を透過してコアに吸収保持される。
本発明の実施態様の一例は、第1バンドが股下域の前半分の縦寸法を二分して該前半分を前胴周り域の側に位置する第1前半分と後半分の側に位置する第2前半分とに区画したときの該第2前半分に配置されている。
本発明の実施態様の他の一例は、体液を吸収保持する吸液性コアが前後胴周り域と股下域とのうちの少なくとも該股下域の肌当接面と肌非当接面との間に配置され、第1頂点どうしの最大離間寸法が股下域に延びるコアの最小横寸法の26〜120%の範囲にあり、第2頂点どうしの最大離間寸法が股下域に延びる前記コアの最小横寸法の1〜25%の範囲にある。
本発明の実施態様の他の一例は、第1バンドが横方向へ弾性的な伸縮性を有して防漏シートの可動部に伸縮可能に取り付けられている。
本発明の実施態様の他の一例は、防漏シートの可動部に取り付けられて該可動部どうしを横方向へ引き寄せる第2バンドが股下域の後半分の縦寸法を二分して該後半分を前半分の側に位置する第1後半分と後胴周り域の側に位置する第2後半分とに区画したときの該第2後半分に配置されている。
本発明の実施態様の他の一例は、第2バンドが横方向へ弾性的な伸縮性を有して防漏シートの可動部に伸縮可能に取り付けられている。
本発明の実施態様の他の一例は、防漏シートの固定前端部が横方向外方へ倒伏した状態で肌当接面に接合され、防漏シートの固定後端部が横方向内方へ倒伏した状態で肌当接面に接合されている。
本発明の実施態様の他の一例は、可動部の第2頂点どうしの離間寸法が第1バンドから後胴周り域に向かうにつれて次第に小さくなっている。
本発明に係る使い捨て着用物品によれば、第1バンドの後方において可動部と肌当接面との間に大便が納まる大便収容空間が形成され、物品の着用中に排泄された大便が第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部の第2頂点間を通って大便収容空間に納まる。物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部が排泄された大便をその上方から包被し、大便が大便収容空間に閉じ込められるから、大便が防漏シートの間から露出することはなく、着用者の股間部や臀部に対する大便の付着を防ぐことができ、大便による着用者の肌の汚れを防ぐことができる。この物品は、第1バンドから縦方向前方へ延びる防漏シートの可動部の第1頂点どうしの離間寸法が第1バンドから前胴周り域に向かうにつれて次第に大きくなり、排泄された尿の横方向への流動が第1バンドから縦方向前方へ延びる防漏シートの可動部によって阻止されるから、両側部からの尿の漏れを防ぐことができる。
第1バンドが股下域の前半分のうちの第2前半分に配置された着用物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部が排泄された大便をその上方から確実に包被し、大便が大便収容空間に閉じ込められるから、大便が防漏シートの間から露出することはなく、着用者の股間部や臀部に対する大便の付着を防ぐことができ、大便による着用者の肌の汚れを確実に防ぐことができる。また、股下域の前半分のうちの第1前半分では排泄された尿の横方向への流動が防漏シートの可動部によって阻止されるから、物品の両側部からの尿の漏れを防ぐことができる。
第1頂点どうしの最大離間寸法が股下域に延びるコアの最小横寸法の26〜120%の範囲にあり、第2頂点どうしの最大離間寸法が股下域に延びる前記コアの最小横寸法の1〜25%の範囲にある着用物品は、第1バンドから縦方向後方延びる防漏シートの可動部が排泄された大便をその上方から確実に包被するから、大便が防漏シートの間から露出することはなく、大便による着用者の肌の汚れを確実に防ぐことができる。この物品は、排泄された尿の横方向への流動が第1バンドから縦方向前方へ延びる防漏シートの可動部によって阻止されるから、両側部からの尿の漏れを確実に防ぐことができる。
第1バンドが横方向へ弾性的な伸縮性を有して防漏シートの可動部に伸縮可能に取り付けられた着用物品は、その着用中に着用者の動作によって防漏シートの可動部が横方向へ動こうとしても、第1バンドの収縮力が可動部の第2頂点どうしを股下域の横方向中央に常に位置させるように作用し、可動部の動きが第1バンドの収縮力によって抑制されるから、可動部がずれ動くことはなく、股間部の付け根や肛門の両側に対する可動部の第2頂点の近接または当接状態を維持することができる。この物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部が物品の着用中にずれ動くことがないので、大便が可動部の第2頂点間を通って大便収容空間に確実に収容される。
防漏シートの可動部どうしを横方向へ引き寄せる第2バンドが股下域の第2後半分に配置された着用物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部の動きが第2バンドによって抑制され、物品の着用中に着用者の動作が可動部に伝わったとしても、可動部がずれ動くことはなく、股間部の付け根や肛門の両側に対する可動部の第2頂点の近接または当接状態を確実に維持することができる。この物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部が物品の着用中にずれ動くことがないので、大便が可動部の第2頂点間を通って大便収容空間に確実に収容される。
第2バンドが横方向へ弾性的な伸縮性を有して防漏シートの可動部に伸縮可能に取り付けられた着用物品は、その着用中に着用者の動作によって防漏シートの可動部が横方向へ動こうとしても、第2バンドの収縮力が可動部の第2頂点どうしを股下域の横方向中央に常に位置させるように作用し、可動部の動きが第2バンドの収縮力によって抑制されるから、可動部がずれ動くことはなく、股間部の付け根や肛門の両側に対する可動部の第2頂点の近接または当接状態を維持することができる。この物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部が物品の着用中にずれ動くことがないので、大便が可動部の第2頂点間を通って大便収容空間に確実に収容される。
防漏シートの固定前端部が横方向外方へ倒伏した状態で肌当接面に固定され、防漏シートの固定後端部が横方向内方へ倒伏した状態で肌当接面に固定された着用物品は、第1バンドから縦方向前方へ延びる防漏シートの可動部の第1頂点どうしの離間寸法を第1バンドから前胴周り域に向かうにつれて次第に大きくすることができ、尿が防漏シートの可動部の外側に排泄されることはなく、排泄された尿の横方向への流動が可動部によって阻止され、両側部からの尿の漏れを防ぐことができる。
可動部の第2頂点どうしの離間寸法が第1バンドから後胴周り域に向かうにつれて次第に小さくなる着用物品は、第1バンドから縦方向後方へ延びる防漏シートの可動部が排泄された大便をその上方から確実に包被し、大便が大便収容空間に閉じ込められるから、排泄された大便が防漏シートの間から露出することはなく、大便と着用者の股間部や臀部との接触を防ぐことができ、大便による着用者の肌の汚れを確実に防ぐことができる。
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨て着用物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、一例として示す着用物品20の斜視図と、股下域22の一部を省略して示す図1の2−2線矢視断面図とであり、図3,4は、図1の3−3線端面図と、図1の4−4線端面図とである。図5は、図1の5−5線端面図である。図1では、横方向を矢印Lで示し、縦方向を矢印Mで示す。なお、表面シート28や裏面シート29、防漏シート33の内面とは、コア30に対向する面をいい、それらシート28,29,33の外面とは、コア30に非対向の面をいう。
物品20は、縦方向に前胴周り域21および後胴周り域23と、それら胴周り域21,23の間に位置する股下域22とを有し、前後胴周り域21,23に横方向へ延びる両端部24と、前後胴周り域21,23間に縦方向へ延びる両側部25とを有する。物品20は、着用者の肌に対向する肌当接面26と、着用者の肌に非対向の肌非当接面27とを有する。物品20は、肌当接側に位置する透液性表面シート28と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート29と、それらシート28,29の間(肌当接面26と肌非当接面27との間)に介在して前後胴周り域21,23および股下域22に配置された吸液性コア30とから形成されている。股下域22の両側部25は、横方向内方へ向かって弧を画いている。物品20は、図1に示すように、その平面形状が砂時計型である。この物品20は、着用時に前後胴周り域21,23を連結するオープン型である。
両端部24には、横方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材31が伸縮可能に取り付けられている。両側部25には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材32が伸縮可能に取り付けられている。両側部25には、横方向へ離間対向して前後胴周り域21,23間に延びる一対の液抵抗性防漏シート33が取り付けられている。表面シート28には、親水性繊維不織布34が使用されている。裏面シート29には、互いに重なり合う2枚の疎水性繊維不織布35,36をラミネートした複合不織布が使用されている。コア30は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。ゆえに、コア30は、その剛性が表裏面シート28,29のそれよりも高い。コア30は、その型崩れやポリマーの脱落を防止するため、全体がティッシュペーパー(図示せず)に包被されている。コア30は、ティッシュペーパーを介して表裏面シート28,29の内面に接合されている。ポリマーには、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のそれが使用されている。物品20では、表面シート28の外面と防漏シート33の外面とが肌当接面26を形成し、裏面シート29の外面が肌非当接面27を形成している。
防漏シート33には、疎水性繊維不織布37が使用されている。防漏シート33は、両側部25に位置して縦方向へ延びる固定側部38と、固定側部38に並行して縦方向へ延びていて表面シート28の上方へ起立性向を有する伸縮性可動部39と、可動部39の縦方向両側に位置する固定前後端部40,41とから形成されている。可動部39の頂点42には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材43が伸縮可能に取り付けられている。弾性部材43は、縦方向へ所定の倍率に伸長させた状態で可動部39に接合されている。固定前端部40は物品20の横方向外方へ倒伏し、固定後端部41は物品20の横方向内方へ倒伏している。防漏シート33には、可動部39どうしを横方向へ引き寄せる帯状の第1バンド44と矩形の第2バンド45とが伸縮可能に取り付けられている。防漏シート33では、物品20が肌当接面26を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材43が収縮して可動部39が表面シート28の外面(物品20の肌当接面26)から上方へ起立し、可動部39が尿や大便の横方向への流動を阻止する障壁を形成する。
第1バンド44は、互いに離間対向する防漏シート33の可動部39の間に位置して横方向へ延びている。第1バンド44は、股下域22の縦寸法を二等分して股下域22を前胴周り域21の側に位置する前半分46と後胴周り域23の側に位置する後半分47とに区画したときの該前半分46であって、さらに、前半分46の縦寸法を二等分して該前半分46を前胴周り域21の側に位置する第1前半分48と後半分47の側に位置する第2前半分49とに区画したときの該第2前半分49に配置されている。すなわち、第1バンド44は、股下域22の縦寸法を四等分して股下域22を前胴周り域21の側から後胴周り域23の側に向かって並ぶ第1部位(第1前半分48に相当)〜第4部位(後記する第2後半分55に相当)に区画したときの該第2部位(第2前半分49に相当)に配置されている。
第1バンド44は、疎水性または親水性の繊維不織布50と、不織布50に伸縮可能に取り付けられた複数条の伸縮性弾性部材51とから形成されている。弾性部材51は、可動部39の間に位置して横方向へ延びている。弾性部材51は、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態で不織布50に接合されている。ゆえに、第1バンド44は、横方向へ弾性的な伸縮性を有する。バンド44は、可動部39の頂点42近傍に接合された固定両端部52と、固定両端部52の間に延びていて表面シート28や防漏シート33に非接合の自由中間部53とを有する。可動部39に対する固定両端部52の接合時では、第1バンド44を横方向へ所定の倍率に伸長させた状態にある。
第2バンド45は、互いに離間対向する防漏シート33の可動部39の間と固定後端部41の間とに位置して横方向へ延びている。第2バンド45は、股下域22の後半分47の縦寸法を二等分して該後半分47を前半分46の側に位置する第1後半分54と後胴周り域23の側に位置する第2後半分55とに区画したときの該第2後半分55に配置されている。すなわち、第2バンド45は、股下域22の縦寸法を四等分して股下域22を前胴周り域21の側から後胴周り域23の側に向かって並ぶ第1部位(第1前半分48)〜第4部位(第2後半分55)に区画したときの該第4部位(第2後半分55)に配置されている。
第2バンド45は、疎水性または親水性の繊維不織布56と、不織布56に伸縮可能に取り付けられた複数条の伸縮性弾性部材57とから形成されている。弾性部材57は、可動部39の間に位置して横方向へ延びている。弾性部材57は、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態で不織布56に接合されている。ゆえに、第2バンド45は、可動部39の間に位置する部分が横方向へ弾性的な伸縮性を有する。バンド45は、固定側部38および可動部39に接合された固定両端部58と、固定両端部58の間に延びていて表面シート28や防漏シート33に非接合の自由中間部59とを有する。可動部39に対する固定両端部58の接合時では、第2バンド45を横方向へ所定の倍率に伸長させた状態にある。固定後端部41の間に延びる第2バンド45の部分は、表面シート28の外面と防漏シート33の内面とに接合されている。
第1バンド44から縦方向前方へ延びる可動部39の頂点42a(第1頂点)どうしは、横方向へ所定寸法離間するとともに、それらの離間寸法が第1バンド44から前胴周り域21に向かうにつれて次第に大きくなっている。第1バンド44から縦方向後方へ延びる可動部39の頂点42b(第2頂点)どうしは、横方向へ所定寸法離間するとともに、第1バンド44から後胴周り域23に向かうにつれて互いの離間寸法が次第に小さくなっている。第1バンド44から縦方向後方へ延びる防漏シート33の可動部と表面シート28との間には、排泄された大便が納まる大便収容空間60が形成されている。表面シート28と第2バンド45との間には、後胴周り域23から股下域22の縦方向中央に向かって口を開けるポケット61が形成されている。
両端部24は、コア30の端縁62から縦方向外方へ延びる表裏面シート28,29の端部63,64と防漏シート33の端部40,41とから形成されている。両端部24では、表裏面シート28,29の端部63,64が互いに重なり合った状態で、それらシート28,29の内面どうしが接合されている。防漏シート33の固定前端部40は、前胴周り域21に位置し、横方向外側へ倒伏した状態で固定側部38に接合されている。防漏シート33の固定後端部41は、後胴周り域23に位置し、横方向内側へ倒伏した状態で第2バンド45の外面に接合されている。胴周り用弾性部材31は、裏面シート29を形成する不織布35,36の間に介在し、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態で不織布35,36に接合されている。
両側部25は、コア30の側縁65から横方向外方へ延びる表裏面シート28,29の側部66,67と防漏シート33の固定側部38とから形成されている。両側部25では、表面シート28の側部66がコア30の側縁65から横方向外方へわずかに延び、側部66からさらに横方向外方へ裏面シート29の側部67と防漏シート33の固定側部38とが延びている。両側部25では、表裏面シート28,29の側部66,67と防漏シート33の側部38とが重なり合い、表裏面シート28,29の内面どうしが接合され、表裏面シート28,29の内外面と防漏シート33の内面とが接合されている。脚周り用弾性部材32は、裏面シート29を形成する不織布35,36の間に介在し、縦方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれら不織布35,36に接合されている。
後胴周り域23の両側部25には、プラスチックフィルムから形成された可撓性のテープファスナ68が取り付けられている。テープファスナ68は、横方向へ延びる固定端部69と自由端部70とを有する。固定端部70は、裏面シート29の側部67と防漏シート33の固定側部38との間に介在し、それらシート29,33の内面に接合されている。自由端部70の内面には、複数のフックを有する雄型メカニカルファスナ71が取り付けられている。なお、自由端部70には、メカニカルファスナ71ではなく、粘着剤が塗布されていてもよい。
前胴周り域21には、テープファスナ68の自由端部70を着脱可能に止着する可撓性のターゲットテープ72が取り付けられている。ターゲットテープ72には、プラスチックフィルムとフィルムから突出する複数のループとから形成された雌型メカニカルファスナ73が使用されている。ターゲットテープ72は、裏面シート29の外面に固定されている。テープファスナ68の自由端部70に粘着剤を塗布する場合は、ターゲットテープ72にプラスチックフィルムが使用される。
図6,7は、前胴周り域21の側から示す着用途中の物品20の部分破断斜視図と、後胴周り域23の側から示す着用途中の物品20の部分破断斜視図とである。図8,9は、着用状態にあるときの可動部39の頂点42a,42bの位置を示す模式図である。図8は着用者の股間部を下方から見た図であり、図9は着用者を臀部の側から見た図である。この物品20を着用する手順の一例は、以下のとおりである。股下域22の肌当接面26に着用者の臀部を乗せ、股下域22を折り曲げて前胴周り域21を着用者の腹部の上に乗せる。次に、後胴周り域23の両側部25が着用者の腹部の上に位置するように、後胴周り域23の両側部25を前胴周り域21の両側部25の外側に重ね合わせ、テープファスナ68の自由端部70をターゲットテープ72に止着し、前胴周り域21と後胴周り域23とを連結する。前後胴周り域21,23が連結された物品20には、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成される(図示せず)。
物品20では、第1バンド44から縦方向後方へ延びる防漏シート33の可動部39の頂点42b(第2頂点)が着用者の股間部の付け根に近接または当接するとともに、着用者の臀部の割れ目に入って肛門の両側に近接または当接する。物品20では、その着用中に排泄された大便が可動部39の頂点42b間を通って大便収容空間60とポケット61とに納まり、可動部39と第2バンド45の自由中間部59とが大便をその上方から包被する。可動部39の頂点42a(第1頂点)間に排泄された尿は、表面シート28を透過してコア30に吸収保持される。
物品20は、可動部39の頂点42bどうしの離間寸法が第1バンド44から後胴周り域23に向かうにつれて次第に小さくなっているから、第1バンド44から縦方向後方へ延びる防漏シート33の可動部39と第2バンド45の自由中間部59とが排泄された大便をその上方から確実に包被する。物品20は、大便が大便収容空間60とポケット61とに閉じ込められ、大便が可動部39の間から露出することはないから、排泄された大便が着用者の股間部や臀部に接触することはなく、股間部や臀部に対する大便の付着を防ぐことができ、大便による着用者の肌の汚れを防ぐことができる。物品20は、尿や大便の横方向への流動が防漏シート33の可動部39によって阻止され、両側部25からの尿や大便の漏れを防ぐことができ、大便の縦方向への流動が第2バンド45の自由中間部59によって阻止され、後胴周り域23からの大便の漏れを防ぐことができる。
物品20は、横方向へ弾性的な伸縮性を有する第1および第2バンド44,45が防漏シート33の可動部39に収縮可能に取り付けられているから、物品20の着用中に着用者の動作によって可動部39が横方向へ動こうとしても、第1および第2バンド44,45の収縮力が可動部39の頂点42bどうしを股下域22の横方向中央に常に位置させるように作用し、可動部39の動きがそれらバンド44,45の収縮力によって抑制される。物品20は、その着用中に第1バンド44から縦方向後方へ延びる防漏シート33の可動部39がずれ動くことはなく、股間部の付け根や肛門の両側に対する可動部39の頂点42bの近接または当接状態を維持することができるので、排泄された大便が可動部39の頂点42b間を通って大便収容空間60とポケット61とに確実に収容される。
物品20では、可動部39の頂点42a(第1頂点)どうしの最大離間寸法L1が可動部39の頂点42b(第2頂点)どうしの最大離間寸法L2よりも大きく、頂点42aの間から露出する表面シート28の外面(肌当接面26)の露出面積が頂点42bの間から露出する表面シート28の外面(肌当接面26)の露出面積よりも大きい。物品20では、頂点42aどうしの最大離間寸法L1が股下域22に延びるコア30の両側縁65間の最小横寸法L3の26〜120%の範囲、好ましくは50〜120%の範囲、より好ましくは75〜110%の範囲にある。頂点42aどうしの最大離間寸法L1がコア30の最小横寸法L3の26%未満では、頂点42aどうしの離間寸法が不十分となり、尿が可動部39の外側に排泄されてしまう場合がある。
物品20では、可動部39の頂点42bどうしの最大離間寸法L2が股下域22に延びるコア30の両側縁65間の最小横寸法L3の1〜25%の範囲、好ましくは4〜20%の範囲にある。頂点42bどうしの最大離間寸法L2がコア30の最小横寸法L3の25%を超過すると、可動部39が排泄された大便をその上方から十分に包被することができず、大便が可動部39の間から露出し、大便が着用者の股間部や臀部に付着して着用者の肌が広範囲に汚れてしまう場合がある。頂点42bどうしの最大離間寸法L2がコア30の最小横寸法L3の1%未満では、排泄された大便が頂点42bどうしの間を通り難く、大便が可動部39の外側に排泄されてしまう場合がある。
なお、物品20が子供用の場合では、股下域22に延びるコア30の最小横寸法L3が概ね5〜9cmの範囲にあり、頂点42aどうしの最大離間寸法L1が1.30〜10.80cm、好ましくは2.50〜10.80cm、より好ましくは3.75〜9.90cmとなり、頂点42bどうしの最大離間寸法L2が0.05〜2.25cm、好ましくは0.20〜1.80cmとなる。また、物品20が大人用の場合では、股下域22に延びるコア30の最小横寸法L3が概ね12〜25cmの範囲にあり、頂点42aどうしの最大離間寸法L1が3.12〜30.00cm、好ましくは6.00〜30.00cm、より好ましくは9.00〜27.50cmとなり、頂点42bどうしの最大離間寸法L2が0.12〜6.25cm、好ましくは0.48〜5.00cmとなる。
図10,11は、他の一例として示す着用物品80の部分破断斜視図である。図10は物品80を前胴周り域81の側から示し、図11は、物品80を後胴周り域83の側から示す。図12は、前後胴周り域81,83の連結を解除した状態で示す図10の物品80の展開斜視図である。それら図では、横方向を矢印Lで示し、縦方向を矢印Mで示す。なお、表面シート97や第1および第2裏面シート88,98、防漏シート102の内面とは、コア99に対向する面をいい、それらシート88,97,98,102の外面とは、コア99に非対向の面をいう。
物品80は、前胴周り域81および後胴周り域83と、それら胴周り域81,83の間に位置する股下域82とを有し、前後胴周り域81,83に横方向へ延びる両端部84と、前後胴周り域81,83間に縦方向へ延びる両側部85とを有する。物品80は、着用者の肌に対向する肌当接面86と、着用者の肌に非対向の肌非当接面87とを有する。物品80は、前後胴周り域81,83および股下域82を画成してその全体形状を形作る不透液性第1裏面シート88と、裏面シート88の内面に取り付けられた積層パネル89とから形成されている。股下域82の両側部85は、横方向内方へ向かって弧を画いている。物品80は、図12に示すように、その平面形状が砂時計型である。物品80では、前後胴周り域81,83の両側部85が合掌状に重なり合い、両側部85が縦方向へ並ぶ複数の熱融着線90を介して固定されている。物品80は、図10,11に示すように、前後胴周り域81,83が連結されたパンツ型であり、胴周り開口91と一対の脚周り開口92とを有する。
裏面シート88には、互いに重なり合う2枚の疎水性繊維不織布93,94をラミネートした複合不織布が使用されている。両端部84には、横方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材95が伸縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材85は、不織布93,94の間に介在し、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれら不織布93,94に接合されている。両側部85には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材96が伸縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材96は、不織布93,94の間に介在し、縦方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれら不織布93,94に接合されている。
パネル89は、肌当接側に位置する透液性表面シート97と、肌非当接側に位置する不透液性第2裏面シート98と、表裏面シート97,98の間(肌当接面86と肌非当接面87との間)に介在して前後胴周り域81,83および股下域82に配置された吸液性コア99とから形成されている(図13参照)。パネル89は、その平面形状が略矩形であり、前後胴周り域81,83間に延びている。パネル89は、前後胴周り域81,83に位置して横方向へ延びる両端部100と、両側部85に位置して縦方向へ延びる両側部101とを有する。パネル89では、それを形成する第2裏面シート98の外面が第1裏面シート88の内面に固定されている。パネル89の両側部101(物品80の両側部85)には、横方向へ離間対向して前後胴周り域81,83間に延びる一対の液抵抗性防漏シート102が取り付けられている。
表面シート97には、親水性繊維不織布103が使用されている。裏面シート98には、シリカやアルミナ等の無機物微細粒子を含有する通気不透液性の延伸プラスチックフィルム104が使用されている。コア99は、図1の物品80のコア30と同一の混合物であり、全体がティッシュペーパー(図示せず)に包被されている。コア99は、ティッシュペーパーを介して表裏面シート97,98の内面に接合されている。物品80では、パネル89の周縁から延出する裏面シート88の内面と表面シート97の外面と防漏シート102の外面とが肌当接面86を形成し、裏面シート88の外面が肌非当接面87を形成している。
防漏シート102には、疎水性繊維不織布105が使用されている。防漏シート102は、両側部101に位置して縦方向へ延びる固定側部106と、固定側部106に並行して縦方向へ延びていて表面シート97の上方へ起立性向を有する伸縮性可動部107と、可動部107の縦方向両側に位置する固定前後端部108,109とから形成されている。可動部107の頂点110には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材111が伸縮可能に取り付けられている。弾性部材111は、縦方向へ所定の倍率に伸長させた状態で可動部107の頂点110に接合されている。固定前端部108は物品80の横方向外方へ倒伏し、固定後端部109は物品80の横方向内方へ倒伏している。防漏シート102には、可動部107どうしを横方向へ引き寄せる帯状の第1バンド112と矩形の第2バンド113とが伸縮可能に取り付けられている。防漏シート102では、物品80が肌当接面86を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材111が収縮して可動部107が表面シート97の外面(物品80の肌当接面86)から上方へ起立し、可動部107が尿や大便の横方向への流動を阻止する障壁を形成する。可動部107の起立始点は、コア99の後記する側縁133の内側近傍であってコア99上にある。
第1バンド112は、互いに離間対向する防漏シート102の可動部107の間に位置して横方向へ延びている。第1バンド112は、股下域82の縦寸法を二等分して股下域82を前胴周り域81の側に位置する前半分114と後胴周り域83の側に位置する後半分115とに区画したときの該前半分114であって、さらに、前半分114の縦寸法を二等分して該前半分114を前胴周り域81の側に位置する第1前半分116と後半分115の側に位置する第2前半分117とに区画したときの該第2前半分117に配置されている。すなわち、第1バンド112は、股下域82の縦寸法を四等分して股下域82を前胴周り域81の側から後胴周り域83の側に向かって並ぶ第1部位(第1前半分116に相当)〜第4部位(後記する第2後半分123に相当)に区画したときの該第2部位(第2前半分117に相当)に配置されている。
第1バンド112は、疎水性または親水性の繊維不織布118と、不織布118に伸縮可能に取り付けられた複数条の伸縮性弾性部材119とから形成されている。弾性部材119は、可動部107の間に位置して横方向へ延びている。弾性部材119は、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態で不織布118に接合されている。ゆえに、第1バンド112は、横方向へ弾性的な伸縮性を有する。バンド112は、可動部107の頂点110近傍に接合された固定両端部120と、固定両端部120の間に延びていて表面シート97や防漏シート102に非接合の自由中間部121とを有する(図14参照)。可動部107に対する固定両端部120の接合時では、第1バンド112を横方向へ所定の倍率に伸長させた状態にある。
第2バンド113は、互いに離間対向する防漏シート102の可動部107の間と固定後端部109の間とに位置して横方向へ延びている。第2バンド113は、股下域82の後半分115の縦寸法を二等分して該後半分115を前半分114の側に位置する第1後半分122と後胴周り域83の側に位置する第2後半分123とに区画したときの該第2後半分123に配置されている。すなわち、第2バンド113は、股下域82の縦寸法を四等分して股下域82を前胴周り域81の側から後胴周り域83の側に向かって並ぶ第1部位(第1前半分116)〜第4部位(第2後半分123)に区画したときの該第4部位に配置されている。
第2バンド113は、疎水性または親水性の繊維不織布124と、不織布124に伸縮可能に取り付けられた複数条の伸縮性弾性部材125とから形成されている。弾性部材125は、可動部107の間に位置して横方向へ延びている。弾性部材125は、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態で不織布124に接合されている。ゆえに、第2バンド113は、可動部107の間に位置する部分が横方向へ弾性的な伸縮性を有する。バンド113は、固定側部106および可動部107に接合された固定両端部126と、固定両端部125の間に延びていて表面シート97や防漏シート102に非接合の自由中間部127とを有する。可動部107に対する固定両端部126の接合時では、第2バンド113を横方向へ所定の倍率に伸長させた状態にある。固定後端部109の間に延びる第2バンド113の部分は、表面シート97の外面と防漏シート102の内面とに接合されている。
第1バンド112から縦方向前方へ延びる可動部107の頂点110a(第1頂点)どうしは、横方向へ所定寸法離間するとともに、それらの離間寸法が第1バンド112から前胴周り域81に向かうにつれて次第に大きくなっている。第1バンド112から縦方向後方へ延びる可動部107の頂点110b(第2頂点)どうしは、横方向へ所定寸法離間するとともに、第1バンド112から後胴周り域83に向かって略平行して延びている。
図13,14は、股下域82の一部を省略して示す図12の13−13線矢視断面図と、図12の14−14線端面図とであり、図15,16は、図12の15−15線端面図と、図12の16−16線端面図とである。第1バンド112から縦方向後方へ延びる防漏シート102の可動部107と表面シート97との間には、物品80の着用中に排泄された大便が納まる大便収容空間128が形成されている。表面シート97と第2バンド113との間には、後胴周り域83から股下域82の縦方向中央に向かって口を開けるポケット129が形成されている。
パネル89の両端部100は、コア99の端縁130から縦方向外方へ延びる表裏面シート97,98の端部131,132と防漏シート102の端部108,109とから形成されている。両端部100では、表裏面シート97,98の端部131,132が互いに重なり合った状態で、それらシート97,98の内面どうしが接合されている。両端部100には、両端部84で折り曲げられた不織布94が接合されている。防漏シート102の固定前端部108は、パネル89の端部100(物品80の前胴周り域81)に位置し、物品80の横方向外側へ倒伏した状態で固定側部106に接合されている。防漏シート102の固定後端部109は、パネル89の端部100(物品80の後胴周り域83)に位置し、物品80の横方向内側へ倒伏した状態で第2バンド113に接合されている。
パネル89の両側部101は、コア99の側縁133から横方向外方へ延びる表裏面シート97,98の側部134,135と防漏シート102の固定側部106とから形成されている。両側部101では、表裏面シート97,98の側部134,135と防漏シート102の固定側部106とが互いに重なり合った状態で、表裏面シート97,98の内面どうしが接合され、表面シート97の外面と防漏シート102の内面とが接合されている。防漏シート102の固定側部106のうちのパネル89の側部101から横方向外方へ延長された部分は、側部101において横方向内方へ折り曲げられ、第1裏面シート88と第2裏面シート98との間に介在してそれらシート88,98の内外面に接合されている。
物品80を着用するには、胴周り開口91から脚周り開口92へ両脚を通した後、物品80を着用者の胴部に引き上げる。物品80では、頂点42a,42bの位置を示す図8,9と同様に、第1バンド112から縦方向後方へ延びる防漏シート102の可動部107の頂点110bが着用者の股間部の付け根に近接または当接するとともに、着用者の臀部の割れ目に入って肛門の両側に近接または当接する。物品80では、その着用中に排泄された大便が可動部107の頂点110b間を通って大便収容空間128とポケット129とに納まり、可動部107と第2バンド113の自由中間部127とが大便をその上方から包被する。可動部107の頂点110a間に排泄された尿は、表面シート97を透過してコア99に吸収保持される。
物品80は、第1バンド112から縦方向後方へ延びる防漏シート102の可動部107と第2バンド113の自由中間部127とが排泄された大便をその上方から包被し、大便が大便収容空間128とポケット129とに閉じ込められるから、大便が可動部107の間から露出することはない。物品80は、排泄された大便が着用者の股間部や臀部に接触することはなく、股間部や臀部に対する大便の付着を防ぐことができ、大便による着用者の肌の汚れを防ぐことができる。物品80は、尿や大便の横方向への流動が防漏シート102の可動部107によって阻止され、両側部101からの尿や大便の漏れを防ぐことができ、大便の縦方向への流動が第2バンド113の自由中間部127によって阻止され、後胴周り域83からの大便の漏れを防ぐことができる。
物品80は、横方向へ弾性的な伸縮性を有する第1および第2バンド112,113が防漏シート102の可動部107に収縮可能に取り付けられているから、物品80の着用中に着用者の動作によって防漏シート102の可動部107が横方向へ動こうとしても、第1および第2バンド112,113の収縮力が可動部107の頂点110bどうしを股下域82の横方向中央に常に位置させるように作用し、可動部107の動きがそれらバンド112,113の収縮力によって抑制される。物品80は、その着用中に第1バンド112から縦方向後方へ延びる防漏シート102の可動部107がずれ動くことはなく、股間部の付け根や肛門の両側に対する可動部107の頂点110bの近接または当接状態を維持することができるので、排泄された大便が可動部107の頂点110b間を通って大便収容空間128とポケット129とに確実に収容される。
物品80は、その着用中に着用者の動作が第1裏面シート88に伝わり、シート88が捩れたとしても、シート88よりも高い剛性のコア99が捩れることはなく、起立始点がコア99の側縁133の内側にある可動部107が動くことはない。物品80は、その着用中に第1バンド112から縦方向後方へ延びる可動部107が動くことはなく、可動部107の頂点110bどうしの離間寸法が変化することはないから、排泄された大便が可動部107の頂点110b間を通って大便収容空間128とポケット129とに確実に収容される。
物品80では、可動部107の頂点110a(第1頂点)どうしの最大離間寸法L1が可動部107の頂点110b(第2頂点)どうしの最大離間寸法L2よりも大きく、頂点110aの間から露出する表面シート98の外面(肌当接面86)の露出面積が頂点110bの間から露出する表面シート98の外面(肌当接面86)の露出面積よりも大きい。物品80では、可動部107の頂点110aどうしの最大離間寸法L1が股下域82に延びるコア99の両側縁133間の最小横寸法L3の26〜120%の範囲、好ましくは50〜120%の範囲、より好ましくは75〜110%の範囲にある。頂点110aどうしの最大離間寸法L1がコア99の最小横寸法L3の26%未満では、頂点110aどうしの離間寸法が不十分となり、尿が可動部107の外側に排泄されてしまう場合がある。
物品80では、可動部107の頂点110bどうしの最大離間寸法L2が股下域82に延びるコア99の両側縁133間の最小横寸法L3の1〜25%の範囲、好ましくは4〜20%の範囲にある。頂点110bどうしの最大離間寸法L2がコア99の最小横寸法L3の25%を超過すると、可動部107が排泄された大便をその上方から十分に包被することができず、大便が可動部107の間から露出し、大便が着用者の股間部や臀部に付着して着用者の肌が広範囲に汚れてしまう場合がある。頂点110bどうしの最大離間寸法L2がコア99の最小横寸法L3の1%未満では、排泄された大便が頂点110bどうしの間を通り難く、大便が可動部107の外側に排泄されてしまう場合がある。
なお、物品80が子供用の場合では、股下域82に延びるコア99の最小横寸法L3が概ね5〜9cmの範囲にあり、頂点110aどうしの最大離間寸法L1が1.30〜10.80cm、好ましくは2.50〜10.80cm、より好ましくは3.75〜9.90cmとなり、頂点110bどうしの最大離間寸法L2が0.05〜2.25cm、好ましくは0.20〜1.80cmとなる。また、物品80が大人用の場合では、股下域82に延びるコア99の最小横寸法L3が概ね12〜25cmの範囲にあり、頂点110aどうしの最大離間寸法L1が3.12〜30.00cm、好ましくは6.00〜30.00cm、より好ましくは9.00〜27.50cmとなり、頂点110bどうしの最大離間寸法L2が0.12〜6.25cm、好ましくは0.48〜5.00cmとなる。
図17は、第1バンド112の他の実施態様を示す図12と同様の端面図である。図17では、第1バンド112がその固定両端部120から横方向外方へ延びる一対の脚部136を有し、脚部136が大便収容空間128を通って可動部107から表面シート97の外面に達している。脚部136は、その大部分が表面シート97や防漏シート102に非接合であり、その先端部分が表面シート97の外面に接合されている。図17の態様の物品80では、排泄された大便が第1バンド112から縦方向前方へ流動しようとしても、大便が第1バンド112の脚部136に引っ掛かるので、脚部によって大便の縦方向への流動が抑制される。
表面シート28,97には、親水性繊維不織布の他に、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布を使用することができる。裏面シート29,88,98や防漏シート33,102には、通気不透液性プラスチックフィルムを使用することもでき、通気不透液性プラスチックフィルムと疎水性繊維不織布とをラミネートした複合シートを使用することもできる。裏面シート29,88,98や防漏シート33,102には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布の少なくとも片面に、高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド法による繊維不織布をラミネートした複合不織布(SM不織布、SMS不織布)を使用することもできる。第1および第2バンド44,45,112,113には、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸して作られる伸縮性繊維から形成された伸縮性繊維不織布を使用することもできる。バンド44,45,112,113には、伸縮性繊維不織布の少なくとも片面に捲縮繊維から形成された親水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布を使用することもできる。
繊維不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。親水性繊維不織布は、親水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布は、合成繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布には、撥水処理が施された半合成繊維や再生繊維が含まれていてもよい。合成繊維には、特に限定はないが、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。合成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
シート28,29,33,88,97,98,102どうしの接合やシート28,29,97,98に対するコア30,99の接合、シート33,102や不織布34,35,50,56,93,94,118,124に対する弾性部材31,32,51,58,95,96,119,125の接合、シート28,33,97,102に対するバンド44,45,112,113の接合には、接着剤を使用することができる。接着剤は、シート28,29,33,88,97,98,102や不織布34,35,50,56,93,94,118,124にスパイラル状や波状、ジグザグ状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていることが好ましい。接着剤をそれらの態様でシート28,29,33,88,97,98,102や不織布34,35,50,56,93,94,118,124に塗布すると、それらシート28,29,33,88,97,98,102どうしが断続的に接合され、コア30,99がシート28,29,97,98に断続的に接合されるとともに、弾性部材31,32,51,58,95,96,119,125がシート33,102や不織布34,35,50,56,93,94,118,124に断続的に固着される。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤のいずれかを使用することができる。
一例として示す着用物品の斜視図。 後胴周り域の側から示す物品の部分破断斜視図。 図1の3−3線端面図。 図1の4−4線端面図。 図1の5−5線端面図。 前胴周り域の側から示す着用途中の物品の部分破断斜視図。 後胴周り域の側から示す着用途中の物品の部分破断斜視図。 着用状態にあるときの可動部の頂点の位置を示す模式図。 着用状態にあるときの可動部の頂点の位置を示す模式図。 他の一例として示す着用物品の部分破断斜視図。 他の一例として示す着用物品の部分破断斜視図。 図10の物品の展開斜視図。 股下域の一部を省略して示す図12の13−13線矢視断面図。 図12の14−14線端面図。 図12の15−15線端面図。 図12の16−16線端面図。 第1バンドの他の実施態様を示す図12と同様の端面図。
符号の説明
20 使い捨て着用物品
21 前胴周り域
22 股下域
23 後胴周り域
24 両端部
25 両側部
26 肌当接面
27 肌非当接面
28 不透液性裏面シート
29 透液性表面シート
30 吸液性コア
33 液抵抗性防漏シート
38 固定側部
39 伸縮性可動部
40 固定前端部
41 固定後端部
42 頂点
42a 頂点(第1頂点)
42b 頂点(第2頂点)
43 伸縮性弾性部材
44 第1バンド
45 第2バンド
46 前半分
47 後半分
48 第1前半分
49 第2前半分
51 伸縮性弾性部材
52 固定両端部
53 自由中間部
54 第1後半分
55 第2後半分
57 伸縮性弾性部材
58 固定両端部
59 自由中間部
60 大便収容空間
61 ポケット
80 使い捨て着用物品
81 前胴周り域
82 股下域
83 後胴周り域
84 両端部
85 両側部
86 肌当接面
87 肌非当接面
88 不透液性第2裏面シート
89 積層パネル
97 透液性表面シート
98 不透液性裏面シート
99 吸液性コア
102 液抵抗性防漏シート
106 固定側部
107 伸縮性可動部
108 固定前端部
109 固定後端部
110 頂点
110a 頂点(第1頂点)
110b 頂点(第2頂点)
111 伸縮性弾性部材
112 第1バンド
113 第2バンド
114 前半分
115 後半分
116 第1前半分
117 第2前半分
119 伸縮性弾性部材
120 固定両端部
121 自由中間部
122 第1後半分
123 第2後半分
125 伸縮性弾性部材
126 固定両端部
127 自由中間部
128 大便収容空間
129 ポケット
L1 最大離間寸法
L2 最大離間寸法
L3 最小横寸法

Claims (8)

  1. 前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域と、横方向へ延びる両端部および縦方向へ延びる両側部とを有し、横方向へ所定寸法離間して縦方向へ延びる一対の液抵抗性防漏シートが前記前後胴周り域と前記股下域とのうちの少なくとも該股下域の肌当接面に配置され、前記防漏シートが、前記両側部に位置して縦方向へ延びる固定側部と、前記固定側部に並行して縦方向へ延びていて前記肌当接面の上方へ起立性向を有する伸縮性可動部と、前記可動部の縦方向両側に位置して横方向へ倒伏した固定前後端部とから形成された使い捨て着用物品において、
    前記防漏シートの可動部に取り付けられて該可動部どうしを横方向へ引き寄せる第1バンドが、前記股下域の縦寸法を二分して該股下域を前記前胴周り域の側に位置する前半分と前記後胴周り域の側に位置する後半分とに区画したときの該前半分に配置され、
    前記第1バンドから縦方向前方へ延びる前記可動部の第1頂点どうしの離間寸法が、該第1バンドから前記前胴周り域に向かうにつれて次第に大きくなり、前記第1頂点どうしの最大離間寸法が、前記第1バンドから縦方向後方へ延びる前記可動部の第2頂点どうしの最大離間寸法よりも大きいことを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記第1バンドが、前記股下域の前半分の縦寸法を二分して該前半分を前記前胴周り域の側に位置する第1前半分と前記後半分の側に位置する第2前半分とに区画したときの該第2前半分に配置されている請求項1記載の着用物品。
  3. 体液を吸収保持する吸液性コアが、前記前後胴周り域と前記股下域とのうちの少なくとも該股下域の肌当接面と肌非当接面との間に配置され、前記第1頂点どうしの最大離間寸法が、前記股下域に延びる前記コアの最小横寸法の26〜120%の範囲にあり、前記第2頂点どうしの最大離間寸法が、前記股下域に延びる前記コアの最小横寸法の1〜25%の範囲にある請求項1または請求項2に記載の着用物品。
  4. 前記第1バンドが、横方向へ弾性的な伸縮性を有して前記防漏シートの可動部に伸縮可能に取り付けられている請求項1ないし請求項3いずれかに記載の着用物品。
  5. 前記防漏シートの可動部に取り付けられて該可動部どうしを横方向へ引き寄せる第2バンドが、前記股下域の後半分の縦寸法を二分して該後半分を前記前半分の側に位置する第1後半分と前記後胴周り域の側に位置する第2後半分とに区画したときの該第2後半分に配置されている請求項1ないし請求項4いずれかに記載の着用物品。
  6. 前記第2バンドが、横方向へ弾性的な伸縮性を有して前記防漏シートの可動部に伸縮可能に取り付けられている請求項5記載の着用物品。
  7. 前記防漏シートの固定前端部が、横方向外方へ倒伏した状態で肌当接面に接合され、前記防漏シートの固定後端部が、横方向内方へ倒伏した状態で肌当接面に接合されている請求項1ないし請求項6いずれかに記載の着用物品。
  8. 前記可動部の第2頂点どうしの離間寸法が、前記第1バンドから前記後胴周り域に向かうにつれて次第に小さくなっている請求項1ないし請求項7いずれかに記載の着用物品。
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