JPH10314222A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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Publication number
JPH10314222A
JPH10314222A JP9127555A JP12755597A JPH10314222A JP H10314222 A JPH10314222 A JP H10314222A JP 9127555 A JP9127555 A JP 9127555A JP 12755597 A JP12755597 A JP 12755597A JP H10314222 A JPH10314222 A JP H10314222A
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JP
Japan
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pocket
absorber
pair
sheet
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP9127555A
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English (en)
Inventor
Sachiko Nakazawa
幸子 中澤
Hiroyuki Kido
博幸 城戸
Shigemi Iijima
茂美 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の吸収性物品は、立体ギャザーが吸収体
から確実に立ち上がらず、あらゆる位置からの漏れを防
止し得ない。 【解決手段】 トップシート13とバックシート12と
の間に配置される吸収体14の長手方向に沿って幅方向
外側の側縁部がトップシート13に接合される一対のポ
ケットシート15R を具え、ポケットシート15R の長
手方向両端部を、これらの幅方向内側の側縁部を相互に
重ね合わせた状態で吸収体14の長手方向両端部に接合
し、吸収体14およびポケットシート15R の長手方向
一端側の接合部分から他端側の接合部分に至る直線距離
を、吸収体14の長さよりも短く設定し、ポケットシー
ト15R の幅方向内側の側縁部を相互に離間して開口部
24を形成し、この開口部24に沿ってポケットシート
15R の幅方向内側の側縁部に弾性部材31を配置し、
さらに開口部24の内側に立体ギャザー30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらゆる位置から
の尿や排泄物の漏れを防止し得る吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、尿、経血や便等の排泄物を処理す
るための吸収性物品において、吸収体の吸収速度以上に
排泄物が排出された場合や、便など粘性が高く吸収され
にくいものが排泄された場合、吸収体がこれを吸収でき
ず、吸収性物品の中央部または背腹部から漏れてしまう
ことがあった。
【0003】これらの漏れを解消するため、吸収性物品
の長手方向両端部に伸縮性のあるバリアーカフスを配置
したものが特公平6−93901号公報で提案されてい
る。この吸収性物品は、吸収体の側部から立ち上がる、
いわゆる立体ギャザーを有し、この立体ギャザーによっ
て排泄物の漏れを防止している。
【0004】また、特開昭64−26701号公報に
は、吸収性物品の背腹部からの漏れを解消するため、背
腹部にフラップを設けた構造が開示されている。
【0005】さらに、特開平5−305109号公報,
特開平5−277149号公報, 特開平6−21623
号公報, 実開平6−11723号公報, 特開平5−28
5168号公報には、吸収性物品の中央部および背腹部
両方からの漏れを防止するため、吸収性物品の上部に開
口部を有する第二トップシートを配置したものが開示さ
れている。この吸収性物品は、いわゆるポケット構造を
有し、第一トップシートに排泄された排泄物が外に漏れ
出さないように、吸収体から立ち上がる一体型の第二ト
ップシートがあらゆる方向に対するバリヤーの役目を果
たしている。
【0006】一方、特開平3−59号公報には、立体ギ
ャザーの一部を吸収体の側部に接着することにより、立
体ギャザーを確実に立ち上がらせるようにした構造が開
示されている。この吸収性物品の立体ギャザーは、その
自由縁に配置された弾性体の伸縮によってのみならず、
立体ギャザーと吸収体との長手方向の寸法の差によって
も吸収体から立ち上がり、吸収性物品の長手方向中央部
からの漏れを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平6−93901
号公報に開示されたものは、吸収性物品の背腹部からの
漏れを防止することができない。また、着用者の姿勢に
よっては吸収性物品の立体ギャザーがつぶれて吸収体か
ら立ち上がらず、漏れを防止できなくなる不具合もあ
る。
【0008】また、特開昭64−26701号公報に開
示されたものは、フラップが吸収性物品の背腹部からの
漏れ防止にしか効果がなく、その中央部からの漏れを防
止することができない。しかも、着用者の姿勢によって
はフラップがつぶれてしまい、排泄物がフラップを越え
て漏れる虞があった。
【0009】さらに、特開平5−305109号公報、
特開平5−277149号公報、特開平6−21623
号公報、実開平6−11723号公報、特開平5−28
5168号公報に開示されたものでは、第二トップシー
トの立ち上がりを良くするため、ポケット全周に亙って
弾性体を配置することが望ましいが、この弾性体を曲線
状に配置した場合には、吸収性物品の製造速度が低下し
てしまい、その生産コストが高くなってしまう。一方、
吸収性物品の長手方向にのみ弾性体を配置した場合に
は、その製造が容易となる反面、背腹部の第二トップシ
ートの立ち上がりを充分な高さにすることが困難とな
る。また、何れの場合も、第二トップシートのポケット
部分のシートの切断および除去に伴う製造速度の低下を
招来する。さらに、弾性体もしくはシートの収縮性によ
ってのみ第二トップシートを立ち上がらせるようにした
構造の場合、ポケットを形成する第二トップシートが着
用者の姿勢によってつぶされて立ち上がらず、排泄物の
バリヤーの役目を果たすことができなくなるという不具
合もある。
【0010】一方、特開平3−59号公報に開示された
ものは、吸収性物品の背腹部からの排泄物の漏れを防止
することができない。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、あらゆる位置からの漏
れを防止し、特に股間部からの漏れ防止効果が高い吸収
性物品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による吸収性物品
は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシ
ートと、これらトップシートとバックシートとの間に配
置される吸収体と、この吸収体の長手方向に沿って配置
され、かつその幅方向外側の側縁部が前記トップシート
に接合される一対のポケットシートとを具えた吸収性物
品であって、前記一対のポケットシートの長手方向両端
部は、その幅方向内側の側縁部を相互に重ね合わせた状
態で前記吸収体の長手方向両端部に接合され、前記吸収
体と前記一対のポケットシートの長手方向一端側との接
合部分から他端側の接合部分に至る直線距離が、前記吸
収体と前記一対のポケットシートの長手方向一端側との
接合部分から他端側の接合部分に至る前記吸収体の長さ
よりも短く設定され、前記一対のポケットシートの長手
方向一端側の接合部分から他端側の接合部分に至る前記
一対のポケットシートの幅方向内側の側縁部を相互に離
間した開口部が形成され、この開口部に沿って前記一対
のポケットシートの幅方向内側の側縁部に弾性部材が配
置され、前記ポケットシートの長手方向に沿って前記開
口部の内側に一対の立体ギャザーが配置されていること
を特徴とするものである。
【0013】本発明によると、一対のポケットシートの
幅方向外側の側縁が長手方向に沿ってトップシートに接
合され、さらに幅方向内側の側縁部が吸収体の長手方向
両端部で重ね合わされた状態でトップシートに接合さ
れ、しかもその長手方向寸法が吸収体の長手方向寸法よ
りも短く設定されているため、吸収体はポケットシート
で囲まれた状態となり、これらポケットシートの幅方向
内側の側縁部が相互に離間して開口部を形成し、さらに
この開口部に沿って一対のポケットシートの幅方向内側
の側縁部に弾性部材が配置されており、これが吸収体の
周縁部から立ち上がって堰を形成し、全体としてポケッ
ト構造を形成する。また、開口部の内側、つまり堰の内
側に一対の立体ギャザーが配置されており、この堰の存
在によって立体ギャザーの外側への倒れが抑制され、ト
ップシートから立ち上がった状態となる。
【0014】従って、着用者の姿勢に拘らず、着用者の
排泄物が開口部から吸収体に受け止められ、上述した立
体ギャザーおよび堰によって股間部のみならず、背腹部
からの排泄物の漏れも確実に阻止される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による吸収性物品におい
て、一対のポケットシートの幅方向内側をその外側にそ
れぞれ折り返して相互に接合した接合部をそれぞれ設
け、これら接合部によって開口部を形成するようにして
もよい。このように、接合部を設けることによって、吸
収体の周縁部からのポケットシートの幅方向内側の側縁
部の立ち上がり傾向がより強められる。
【0016】また、接合部の折り返し部分にそれぞれ弾
性体を設けて一対の立体ギャザーを形成するようにして
もよい。
【0017】一方、一対のポケットシートをそれぞれ伸
縮性部材にて形成してもよく、この場合も、伸縮性部材
の縮む力を利用して吸収体の周縁部からのポケットシー
トの幅方向内側の側縁部の立ち上がり傾向がより強めら
れる。また、一対のポケットシートの長手方向両端部に
重ね合わされる補助シートをさらに設けるようにしても
よい。
【0018】
【実施例】本発明による吸収性物品を展開型おむつに応
用した実施例について、図1〜図12を参照しながら詳
細に説明するが、本発明はかかる展開型おむつに限定さ
れるものではない。
【0019】本実施例の外観を表す図1およびその平面
形状を表す図2およびその III−III 矢視断面構造を表
す図3に示すように、本実施例の展開型おむつ11は、
液不透過性のバックシート12と、このバックシート1
2の上に重ね合わされる液透過性のトップシート13
と、これらトップシート13とバックシート12との間
に配置される吸収体14と、この吸収体14の幅方向両
側に配置され、その幅方向外側の側縁部と長手方向両端
部がトップシート13に接合される一対のポケットシー
ト15R , 15L と、前記吸収体14の幅方向両側縁か
ら外側へ延出するトップシート13とバックシート12
とで形成される一対のサイドフラップ部16, 17と、
吸収体14の長手方向一端側から延出するトップシート
13とバックシート12との間に挟持され、着用時にウ
エスト周りのフィット性を良好にするウエストギャザー
18を形成するためのウエスト周り弾性部材19と、吸
収体14の幅方向両側縁の外側のサイドフラップ部1
6, 17を形成するトップシート13とバックシート1
2との間に挟持され、着用時の脚周りのフィット性を良
好にするレッグギャザー20を形成するための脚周り弾
性部材21と、一端側のサイドフラップ部16の幅方向
両側縁に取り付けられ、他端側のサイドフラップ部17
に重ね合わせてこれらをつなぐための左右一対のファス
ニングテープ22とを有する。
【0020】この場合、一対のポケットシート15R ,
15L の幅方向外側の側縁部近傍の幅方向に沿う中央部
に形成された接合部23R , 23L によって、一対のポ
ケットシート15R , 15L の幅方向内側の側縁部が相
互に離間して開口部24が形成されている。
【0021】本実施例におけるウエスト周り弾性部材1
9は、吸収体14の長手方向一端側にのみ配置されてい
るが、長手方向他端側にも配置するようにしてもよい。
また、脚周り弾性部材21は吸収体14の両側縁の外側
の長手方向に沿っておむつの幅方向に沿う中央部にのみ
設けられており、さらに、サイドフラップ部16, 17
の幅方向両側縁には、着用時に脚周り開口部を形成する
ための一対の繰り抜き部25が形成されている。
【0022】さらに、ファスニングテープ22は、トッ
プシート13上に接合されたベーステープ26に対して
繰り返し剥離できるようになっている。
【0023】上述したトップシート13は、親水性ある
いは疎水性の不織布, 織布, 多孔性プラスチックフィル
ムなどで形成され、ポリプロピレン, ポリエチレン, ポ
リエステル, ナイロンなどの繊維や、あるいはポリエス
テル, ポリプロピレン, ポリエチレン, ナイロンなどを
2種類以上組み合わせた複合繊維などで構成することが
できる。特に、ポリエステル/ポリエステル, ポリエス
テル/ポリエチレン,ポリプロピレン/ポリエチレンの
複合繊維が強度の面から好ましいけれども、これらに限
定されるものではない。このトップシート13を単一の
シートで構成する必要はなく、吸収体14に重ね合わさ
れるセンタートップシートと、サイドフラップ部16,
17を形成する一対のサイドトップシートとでトップシ
ート13を構成するようにしてもよい。この場合、セン
タートップシートとサイドトップシートとを別の素材を
使ってもよいが、同一の素材で構成することも可能であ
る。
【0024】前記バックシート12は、ポリエチレンな
どの液不透過性フィルムで形成したり、液不透過性フィ
ルムと不織布あるいは織布とを貼り合わせたもので形成
することができ、通気性もしくは透湿性を持った材料を
採用することが好ましい。
【0025】吸収体14は、すでに周知の吸収性物品に
使用される公知の吸収性材料で形成される。すなわち、
綿状パルプやレーヨンなどの吸収性繊維をマット状にし
てSAPを均一に分散あるいは層状に配設し、これを親
水性シートでくるんだものや、SAPを親水性シートで
くるんだものを採用することができる。綿状パルプを有
する吸収体14の場合には、綿状パルプに対して3〜6
0重量%の熱融着性物質を混合し、これらを熱圧着する
ようにしてもよい。
【0026】上述した綿状パルプは、化学パルプシート
や機械パルプシートを粉砕機で解繊することにより得ら
れる5mm以下の繊維長のものが好ましい。また、パルプ
原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹, わら, 竹, ケ
ナフの他、古紙パルプなども使用することができる。こ
の綿状パルプの使用量は、吸収体14の構造、例えば、
綿状パルプを単独で用いるか、これを複数積層して用い
るか、あるいはSAPなどの他の材料を併用するかなど
によって異なるが、一般的には50〜400g/m2が適当
である。
【0027】また、SAPとしては、デンプン系, セル
ロース系, 合成ポリマー系のものを採用することができ
る。具体的には、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト
共重合体, デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合
体のケン化物, デンプン−メタクリル酸メチルグラフト
共重合体のケン化物, デンプン−アクリロニトリルグラ
フト共重合体のケン化物, デンプン−アクリルアミドグ
ラフト共重合体のケン化物, デンプン−アクリロニトリ
ル−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸グラフト共重合体のケン化物, アクリル酸(塩)重合
体, アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド, ナ
トリウムカルボキシメチルセルローズの架橋物, ポリビ
ニールアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物など
である。特に、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが、
その自重の20倍以上の尿や体液および水を吸収するこ
とから、最も適当である。SAPの使用量は、乾燥状態
の綿状パルプに対して全重量の10〜500重量%、好
ましくは15〜300重量%であり、綿状パルプ中に実
質的に均一に分布していることが有効である。この吸収
体14を圧縮成形する場合、密度が均一となるように表
面を平滑に成形したり、あるいは尿や体液を縦方向およ
び斜め方向に導くエンボス加工をその表面に施し、密度
が部分的に異なるようにしてもよい。
【0028】さらに、上述した親水性シートとしては、
ティシュ, 吸収紙, 親水性不織布などを採用することが
できる。
【0029】なお、トップシート13と吸収体14との
間に親水性で液透過性の不織布, 織布, 多孔性プラスチ
ック, 綿状パルプなどで形成した拡散層を設けてもよ
い。この拡散層を設けることによって、尿や体液などの
吸収速度を低下させることなく、これらの漏れを防止す
ることができる。この拡散層は、ポリプロピレン, ポリ
エチレン, ポリエステル, レーヨン, パルプなどの繊維
で構成したり、あるいはこれらの複合繊維で構成するこ
とが可能であり、接着剤などを用いて吸収体14に接着
固定される。
【0030】本実施例において、前記一対のポケットシ
ート15R , 15L は、その長手方向両端部が吸収体1
4の長手方向に沿う中央部で相互に重ね合わされた状態
でトップシート13に接合され、さらに各ポケットシー
ト15R , 15L の幅方向外側の側縁部分もトップシー
ト13に接合されている。一対のポケットシート1
R , 15L の重ね合わせの幅寸法は2mm以上に設定す
ることが好ましく、この重ね合わせた部分を相互に接合
するようにしてもよい。
【0031】また、ポケットシート15R , 15L の幅
方向に沿う中央部、つまり着用者の股間部に対応する部
分には、長手方向に沿って延びる接合部23R , 23L
がそれぞれ形成されている。これら接合部23R , 23
L は、ポケットシート15R, 15L の幅方向内側の側
縁部側、すなわち自由端部27側を折り返し部28にて
その幅方向外側にそれぞれ折り返し、相互に重なり合う
表面の一部を長手方向に沿って線状に接合することによ
って形成される。折り返し部28には、弾性部材29が
伸長状態で接合され、接合部分全体で立体ギャザー30
を形成している。
【0032】なお、この立体ギャザー30の長手方向両
端部をトップシート13に接合するようにしてもよい。
【0033】弾性部材29は、吸収体14の長手方向に
沿った長さの1/5〜4/5の範囲に亙って配置するこ
とが好ましく、本実施例ではそれぞれ1本の弾性部材2
9をポケットシート15R , 15L の幅方向中央部に接
合しているが、これをポケットシート15R , 15L
中央部から幅方向にずらして配置してもよく、複数本の
弾性部材29を接合することも可能である。
【0034】また、ポケットシート15R , 15L の自
由端部27には、弾性部材31が伸長状態で接合されて
いる。吸収体14の長手方向一端部と他端部との距離が
短くなるように、吸収体14が円弧状に付勢される結
果、ポケットシート15R , 15L の自由端部27が吸
収体14から立ち上がる場合、この弾性部材31によっ
てさらに急峻に立ち上げることができ、ここの部分で堰
32を構成する。
【0035】弾性部材31は、開口部24の全周に亙っ
て配置することが好ましく、本実施例ではそれぞれ1本
の弾性部材31をポケットシート15R , 15L の自由
端部27に接合しているが、複数本の弾性部材31を接
合することも可能である。
【0036】このようにして、一対のポケットシート1
R , 15L の幅方向に沿う中央部の自由端部27が相
互に引き離され、さらにトップシート13の表面からも
離間して開口部24およびこの開口部24の内側から立
ち上がる立体ギャザー30ならびに開口部24を縁取る
堰32が形成される。この開口部24は、排泄物が開口
部24を通して吸収体14の上面に排泄されるだけの大
きさであれば良く、その形も特に限定されない。本実施
例では、吸収体14の中央部に開口部24および堰32
が形成されるようにしたが、その長手方向の何れか一方
に偏って形成するようにしてもよい。
【0037】このような本実施例の構造を容易に実現す
る方法として、接合部23R , 23L を形成する前の外
観を表す図4およびそのV−V矢視断面構造を表す図5
に示すように、各ポケットシート15R , 15L の幅方
向に沿う中央部に弾性部材29を伸長状態でそれぞれ接
合し、この弾性部材29と平行に一対の接着部23RO,
23RI, 23LO, 23LIを当該弾性部材29からそれぞ
れ等間隔の距離に設け、これら接着部23RO, 23RI,
23LO, 23LIを相互に重ね合わせて接合し、上述した
接合部23R , 23L を形成することにより、開口部2
4と折り返し部28と立体ギャザー30とを形成するこ
とができる。
【0038】この場合、開口部24に沿ってこれを湾曲
状態で囲む弾性部材29は、この展開型おむつ11の製
造時に後述するポケットシートの連続体の搬送方向に沿
って一直線状に接合することができ、開口部24に沿っ
て湾曲させるための特別な配慮を行う必要がない。
【0039】すなわち、ポケットシート15R , 15L
に接合部23R , 23L を形成することにより、ポケッ
トシート15R , 15L の長手方向一端側のトップシー
ト13との接合部分からその長手方向他端側のトップシ
ート13との接合部分に至る直線距離は、ポケットシー
ト15R , 15L の長手方向一端側のトップシート13
との接合部分からその長手方向他端側のトップシート1
3との接合部分に至る吸収体14の長さよりも短く設定
されるため、吸収体14は、その長手方向一端部と他端
部との距離が短くなるような円弧状に湾曲する結果、ポ
ケットシート15R , 15L の自由端部27が吸収体1
4から立ち上がった状態となる。さらに、これらポケッ
トシート15R , 15L の折り返し部28に弾性部材2
9を設けると共にこれらポケットシート15R , 15L
の自由端部27に弾性部材31を設けてそれぞれ立体ギ
ャザー30および堰32として機能させることにより、
吸収体14の長手方向一端部と他端部との距離が短くな
るように、吸収体14が円弧状に付勢される結果、ポケ
ットシート15R , 15L の自由端部27を吸収体14
から急峻に立ち上げることができる。
【0040】接合部23R , 23L から立ち上がるポケ
ットシート15R , 15L の自由端部27の堰32の高
さは、股間部で5mm〜100mmの範囲内、好ましくは2
0mm〜60mmの範囲で設定することが好ましい。堰32
の高さは、着用者の体型や吸収性物品の種類によっても
異なるが、立体ギャザー30を外側に倒れにくくするた
めに適度な高さが必要である。堰32の高さが5mm未満
の場合には、立体ギャザー30の外側への倒れを抑制す
る効果を得ることが困難となり、逆に100mmより高く
なると着用者の装着方法や姿勢によっては、堰32の部
分が吸収体14と着用者との間に介在してしまい、吸収
体14の機能を発揮させることができなくなる虞があ
る。
【0041】同様に、股間部における立体ギャザー30
の高さは、5mm〜100mmの範囲内、好ましくは20mm
〜60mmの範囲で設定することが好ましい。この立体ギ
ャザー30の高さは、着用者の体型や吸収性物品の種類
によっても異なるが、着用者の股間部での漏れを防止す
るための高さが必要である。立体ギャザー30の高さが
5mm未満の場合には、股間部での漏れを防止することが
困難となり、逆に100mmより高くなると着用者の装着
方法や姿勢によっては、立体ギャザー30が吸収体14
と着用者との間に介在してしまい、吸収体14の機能を
発揮させることができなくなる虞がある。
【0042】上述した実施例では、ポケットシート15
R , 15L の自由端部27に弾性部材31を設けたが、
あらかじめポケットシート15R , 15L の幅方向内側
部分を折り返し、この折り返し部分で弾性部材29, 3
1を挟持する構造にしたものをさらに折り返すようにし
てもよい。
【0043】このような本発明による吸収性物品の他の
実施例における図5同様の断面構造を図6に示すが、先
の実施例と同一機能の要素には、これと同一符号を記す
に止め、重複する説明は省略するものとする。すなわ
ち、ポケットシート15R , 15L の幅方向内側部分は
2つ折りに重ね合わされ、ここに弾性部材29, 31が
それぞれ配設されている。従って、立体ギャザーはポケ
ットシート15R , 15L を3枚重ねた状態となり、ま
た堰はポケットシート15R , 15L を2枚重ねた状態
となる。
【0044】この場合、接合部23R , 23L の接合が
何らかの原因で不充分であったとしても、弾性部材29
はあからじめポケットシート15R , 15L で挟持され
た状態となっているため、弾性部材29とポケットシー
ト15R , 15L との接合力が不充分となって、弾性部
材29がポケットシートから剥離してしまうような不具
合を未然に防止することができる。
【0045】本発明に使用されるポケットシート1
R , 15L は、親水性あるいは疎水性の不織布, 織
布, 多孔性プラスチックフィルムなどの他、液不透過性
のフィルムやこれらを貼り合わせたもので形成すること
ができる。また、親水性の不織布や織布などは、このま
までも使用することができるが、撥水処理を施すことが
より好ましく、これによって防漏効果を高めることがで
きる。不織布, 織布を構成する繊維としては、ポリプロ
ピレン, ポリエチレン, ポリエステル, ナイロンなどの
繊維や、あるいはポリエステル, ポリプロピレン, ポリ
エチレン, ナイロンなどを2種類以上組み合わせた複合
繊維などで構成することができる。特に、ポリエステル
/ポリエステル, ポリエステル/ポリエチレン, ポリプ
ロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ま
しいけれども、これらに限定されるものではない。ま
た、伸縮性の材料を使用することも可能である。
【0046】さらに、前述のトップシート13(センタ
ートップシートおよび/またはサイドトップシートを含
む)として広幅のものを用いてもよく、センタートップ
シートを用いる場合、吸収体14の両側縁から延出する
部分を吸収体14上に折り返し、この折り返し部分でポ
ケットシート15R , 15L を形成してもよい。この場
合も、折り返し部分に撥水処理を施すことにより、防漏
効果をより高めることができる。
【0047】上述したウエスト周り弾性部材19, 脚周
り弾性部材21, 弾性部材29, 31としては、天然ゴ
ム, 合成ゴム, ウレタンなどを糸状, ひも状, テープ状
に成形したのものを用い、澱粉系, CMC(カルボキシ
メチルセルロース)などの水溶性の接着剤で固定する
が、熱融着や超音波溶着などで固定するようにしてもよ
い。
【0048】本実施例では、ポケットシート15R , 1
L に一対の立体ギャザー30を形成したが、これを複
数対形成することも可能である。この場合、立体ギャザ
ーをポケットシート15R , 15L の自由端部27の外
側、つまり堰32の幅方向外側に形成するようにしても
よい。
【0049】上述した接合部23R , 23L および立体
ギャザー30は、この展開型おむつ11の製造中に効率
よく製造することも可能であり、このような展開型おむ
つ11の製造手順の一例を図7〜図9に示す。すなわ
ち、二点鎖線で示す切断線Dに沿って切断される図4に
示した状態の展開型おむつの連続体11Cに対し、ポケ
ットシートの連続体15Cの中央部に弾性部材29を伸
長状態で接合し、これら弾性部材29の両側に当該弾性
部材29から等距離の位置にポケットシートの連続体1
5Cに設定される接着部23RO, 23LO, 23RI, 23
LIの何れか一方(図示例では幅方向外側の接着部2
RO, 23LO)にのみ接着剤を塗布し(図7参照)、図
7中、一点鎖線で示す一方のポケットシートの連続体1
5CR の折り返し線LR 、つまり一方のポケットシート
の連続体15CR 上の弾性部材29に沿って展開型おむ
つの連続体11Cの片側(図中、右側)を谷折りで折り
重ねる。これによって、一方のポケットシートの連続体
15CR の接合部23R および立体ギャザー30が自動
的に形成される(図8参照)。
【0050】同様にして、展開型おむつの連続体11C
の他の片側(図中、左側)を他方のポケットシートの連
続体15CL の接着部23LO, 23LIから等距離に設定
した図7中、一点鎖線で示す折り返し線LL 、つまり他
方のポケットシートの連続体15CL 上の弾性部材29
に沿って谷折りで折り重ね、他方のポケットシートの連
続体15CL の接合部23L および立体ギャザー30を
自動的に形成し、図9に示す如き3つ折り状態の展開型
おむつの連続体11Cとし、これを切断線Dに沿って切
断して展開型おむつ11を得た後、さらにこれをその長
手方向に2つ折り、もしくは3つ折りにして梱包し、出
荷する。
【0051】上述した実施例では、ポケットシート15
R , 15L の接合部23R , 23Lをトップシート13
上に形成したが、これら接合部23R , 23L をトップ
シート13から離して形成することも可能である。
【0052】さらに、図面では接合部23R , 23L
中央部のみに連続した直線状に配置されているが、曲線
や間欠的に破線状に配置されていてもよく、吸収性物品
の全長に亙って設けるようにしてもよい。また、ポケッ
トシート15R , 15L の相互に重なり合う部分も全面
に亙って接合されていてもよいが、接合されていなくて
もよく、特に限定されない。
【0053】次に、本発明のさらに別な実施例の断面構
造を図10に示すが、先の実施例と同一機能の要素に
は、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略
するものとする。すなわち、図10は、先の実施例にお
ける図3と対応した断面図であり、本実施例では接合部
23R , 23L をトップシート13に重ねてポケットシ
ート15R , 15L の幅方向に沿って広く形成してお
り、立体ギャザー30と堰32との間に先の実施例より
も広い空隙を形成することにより、ここを溜め部として
利用することができる。
【0054】また、図10に示した実施例では、ポケッ
トシート15R , 15L の接合部23R , 23L をトッ
プシート13上に形成したが、これら接合部23R , 2
Lをトップシート13から完全に離して形成すること
も可能である。
【0055】このような本発明の別な実施例の断面構造
を図11に示すが、先の実施例と同一機能の要素には、
これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略する
ものとする。すなわち、図11は、先の実施例における
図3, 図10と対応した断面図であり、立体ギャザー3
0の基端部、すなわちポケットシート15R , 15L
接合部23R , 23L は、トップシート13とポケット
シート15R , 15Lとの接合領域よりも幅方向内側に
ずらして形成され、これによって立体ギャザー30が堰
32の一部を構成し、この立体ギャザー30とトップシ
ート13との間のポケットシート15R , 15L によっ
て、ここを溜め部として利用することができる。
【0056】上述した図3, 図10, 図11に示す3つ
の実施例の構造は、接合部23R ,23L の形成位置を
ポケットシート15R , 15L の幅方向に沿って単にず
らすだけで任意に選択可能であり、製造設備の改造をほ
とんど行うことなく、かかる構成のおむつを製造するこ
とができる。
【0057】なお、一対のポケットシート15R , 15
L の長手方向両端部の重ね合わせ代を充分に取ることが
できない場合、補助シートをポケットシートR , 15L
の長手方向両端部に重ね合わせることも有効である。こ
のような本発明のさらに別な実施例の外観を図12に示
すが、先の実施例と同一機能の要素には、これと同一符
号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。
【0058】すなわち、ポケットシート15R , 15L
の長手方向両端部には、補助シート33が重ね合わさ
れ、これらと一体的に接合されている。このように、補
助シート33を設けたことにより、展開型おむつ11の
背腹部からの漏れをより確実に防止することができる。
また、ポケットシート15R , 15L の長手方向両端部
での幅方向内側の側縁部の重ね合わせ代を少なくするこ
とができるため、開口部25を大きく形成することがで
きる。
【0059】補助シート33は、ポケットシート1
R , 15L と同一材質のものを使用することが可能で
あるが、別な材料を使用してもよい。この場合、伸縮性
材料あるいは非伸縮性材料であってもよい。伸縮性材料
を使用した場合には、これを伸長状態で配設することに
より、ウエスト周り弾性部材19を省略することも可能
である。
【0060】また、吸収体14の長手方向に沿った補助
シート33の長さは、吸収性物品の種類や大きさによっ
ても異なるが、一般的には10mm〜200mmの範囲内に
設定され、好ましくは30mm〜150mmの範囲である。
補助シート33の長さが10mm未満になると、背腹部か
らの漏れの防止効果が発揮されなくなり、逆に200mm
よりも大きくなると、開口部24が塞がれて吸収体14
を覆ってしまい、吸収体14の吸収性能を阻害してしま
う。
【0061】なお、この補助シート33をサイドフラッ
プ部16, 17の全域に亙って配設するようにしてよ
い。本実施例では、補助シート33をポケットシート1
R ,15L の上に重ねるようにしたが、トップシート
13とポケットシート15R ,15L との間に介装する
ようにしてもよく、これを吸収体14の長手方向何れか
一方の端部にのみ設けることも可能である。トップシー
ト13とポケットシート15R , 15L との間に補助シ
ート33を介装した場合でも、補助シート33をポケッ
トシート15R , 15L に接合し、トップシート13、
つまり吸収体14と補助シート33との間に隙間が形成
できるようにすることが望ましい。図面では配置する補
助シート33は吸収体の幅方向に対して一部のみに配置
されているが、全長に亙って配置されていてもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の吸収性物品によると、一対のポ
ケットシートの幅方向外側の側縁部を長手方向に沿って
トップシートに接合し、さらに幅方向内側の側縁部を吸
収体の長手方向両端部で重ね合わせて接合し、その長手
方向寸法を吸収体の長手方向寸法よりも短く設定したの
で、吸収体がポケットシートで囲まれた状態となり、こ
れらポケットシートの幅方向内側の側縁部が相互に離間
して開口部が形成される。また、開口部に沿って一対の
ポケットシートの幅方向内側の側縁部に弾性部材を配置
したので、これが吸収体の周縁部から立ち上がって堰を
形成し、全体としてポケット構造が形成される上、開口
部の内側に立体ギャザーを形成しているので、着用者の
姿勢に拘らず、着用者の排泄物が開口部から吸収体に受
け止められ、上述した堰および立体ギャザーによって股
間部のみならず、背腹部からの排泄物の漏れも確実に阻
止される。
【0063】また、ポケットシートの幅方向に沿う中央
部に、ポケットシートをその幅方向外側に折り返して接
合した接合部を設けた場合には、吸収体の周縁部からの
ポケットシートの幅方向内側の側縁部の立ち上がり傾向
がより強められ、堰を確実に形成することができる。
【0064】同様に、一対のポケットシートを伸縮性部
材にて形成した場合にも、弾性部材や伸縮性部材の縮む
力を利用して吸収体の周縁部からのポケットシートの幅
方向内側の側縁部の立ち上がり傾向がより強められる結
果、堰を確実に形成することができる。
【0065】さらに、一対のポケットシートの長手方向
両端部に重ね合わされる補助シートを設けた場合には、
吸収体の長手方向両端部からの漏れをより確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸収性物品を展開型おむつに応用
した一実施例の外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示した実施例の平面図である。
【図3】図2中の III−III 矢視断面図である。
【図4】図1に示した実施例におけるポケットシートの
接合前の状態を表す平面図である。
【図5】図4中のV−V矢視断面図である。
【図6】本発明による吸収性物品の他の実施例における
ポケットシートの接合前の状態を表す図5同様の断面図
である。
【図7】図8および図9と共に図1に示した実施例の製
造手順を表す概念図である。
【図8】図7および図9と共に図1に示した実施例の製
造手順を表す概念図である。
【図9】図7および図8と共に図1に示した実施例の製
造手順を表す概念図である。
【図10】本発明による吸収性物品の別な実施例の主要
部の構造を表す図3同様の断面図である。
【図11】本発明による吸収性物品の別な実施例の主要
部の構造を表す図3同様の断面図である。
【図12】本発明による吸収性物品を展開型おむつに応
用したさらに他の実施例の外観を表す斜視図である。
【符号の説明】
11 展開型おむつ 11C 展開型おむつの連続体 12 バックシート 13 トップシート 14 吸収体 15R , 15L ポケットシート 15CR , 15CL ポケットシートの連続体 16, 17 サイドフラップ部 18 ウエストギャザー 19 ウエスト周り弾性部材 20 レッグギャザー 21 脚周り弾性部材 22 ファスニングテープ 23R , 23L 接合部 23RO, 23RI, 23LO, 23LI 接着部 24 開口部 25 繰り抜き部 26 ベーステープ 27 自由端部 28 折り返し部 29 弾性部材 30 立体ギャザー 31 弾性部材 32 堰 33 補助シート D 切断線 LR , LL 折り返し線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
    のバックシートと、これらトップシートとバックシート
    との間に配置される吸収体と、この吸収体の長手方向に
    沿って配置され、かつその幅方向外側の側縁部が前記ト
    ップシートに接合される一対のポケットシートとを具え
    た吸収性物品であって、 前記一対のポケットシートの長手方向両端部は、その幅
    方向内側の側縁部を相互に重ね合わせた状態で前記吸収
    体の長手方向両端部に接合され、 前記吸収体と前記一対のポケットシートの長手方向一端
    側との接合部分から他端側の接合部分に至る直線距離
    が、前記吸収体と前記一対のポケットシートの長手方向
    一端側との接合部分から他端側の接合部分に至る前記吸
    収体の長さよりも短く設定され、 前記一対のポケットシートの長手方向一端側の接合部分
    から他端側の接合部分に至る前記一対のポケットシート
    の幅方向内側の側縁部を相互に離間した開口部が形成さ
    れ、 この開口部に沿って前記一対のポケットシートの幅方向
    内側の側縁部に弾性部材が配置され、 前記ポケットシートの長手方向に沿って前記開口部の内
    側に一対の立体ギャザーが配置されていることを特徴と
    する吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記一対のポケットシートの幅方向内側
    をその外側にそれぞれ折り返して相互に接合した接合部
    がそれぞれ設けられ、前記開口部は、これら接合部によ
    って形成されるものであることを特徴とする請求項1に
    記載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記接合部の折り返し部分にそれぞれ弾
    性体を設けて前記一対の立体ギャザーを形成しているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 前記一対のポケットシートは、それぞれ
    伸縮性部材にて形成されていることを特徴とする請求項
    1から請求項3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】 前記一対のポケットシートの長手方向両
    端部に重ね合わされる補助シートをさらに具えたことを
    特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の吸収
    性物品。
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