JP2001293032A

JP2001293032A - 使い捨て吸収性物品

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Publication number: JP2001293032A
Application number: JP2000110379A
Authority: JP
Inventors: Haruhiko Nasa; 晴彦奈佐
Original assignee: ELLEAIR PAPER TEKKU KK; Daio Paper Corp
Current assignee: ELLEAIR PAPER TEKKU KK; Daio Paper Corp
Priority date: 2000-04-12
Filing date: 2000-04-12
Publication date: 2001-10-23
Anticipated expiration: 2020-04-12
Also published as: JP3390723B2

Abstract

(57)【要約】【課題】単独で用いても、補助パッドを重ねて用いて
も、ウエスト部の漏れ防止効果が高く、しかも、装着感
に優れたものとする。【解決手段】ウエスト用バリヤーカフスＷの起立遠位縁
Ｅ１近傍に接触用弾性伸縮部材７Ａを有し、前記ウエス
ト用バリヤーカフスＷの起立領域Ｚ内の起立近位縁Ｅ２
近傍に起立用弾性伸縮部材７Ｂを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、止着テープ型の使
い捨ておむつ、あるいは、生理用ナプキン等の使い捨て
吸収性物品に関し、特に好適には、吸収パッド型使い捨
て紙おむつを重ねて併用する形式の使い捨ておむつに適
用することができる。

【０００２】

【従来の技術】従来から、使い捨て紙おむつ、生理用ナ
プキン等の使い捨て吸収性物品は、使用者の脚周りに防
漏ギャザー、立体ギャザー、二重カフス等の防漏手段を
備えたものが使用されている。ただ、この種の防漏手段
では、使用者の背部、腹部からの漏れを防止できないた
め、近年では、特開平３−１９５５５６号公報が開示す
るような、使用者のウエスト部にも防漏ギャザー、立体
ギャザー、二重カフス等の防漏手段を備えたものが使用
されている。そして、また、この種の防漏手段を備えた
使い捨て紙おむつ等においても、体液の量が多く、より
大きな吸収力を必要とする場合、特に、大人用のおむつ
として使用する場合は、吸収性、経済性の観点から、吸
収体の上にさらに補助的に、パッド型おむつを重ねて使
用する利用がなされている。なお、以下において断りの
ない限り、紙おむつの本体の使用面側に重ねる吸収パッ
ドやパッド型おむつを「補助パッド」という。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、着用時
において製品紙おむつ本体の使用面に補助パッドを重ね
る場合、重ねる補助パッドの吸収体の厚みが加わり、ま
た紙おむつ本体の吸収体に対して補助パッドの吸収体が
二重になることが原因で全体としての剛性が高まること
により、ウエスト用バリヤーカフスの自由変形が阻害さ
れ、ウエスト用バリヤーカフスの起立幅をいくら大きく
しても、肌に密着し難くその機能を十分に発揮しないこ
とが知見された。

【０００４】もっとも、ギャザーの伸縮力を強くするこ
とにより肌への密着性を担保することが想定されるが、
必要以上の収縮力は着用者に圧迫感を感じさせ、装着感
が著しく劣るものとなるとの問題がある。また、ウエス
トフラップ部にギャザーを設けると、製品が幅方向に収
縮することになるため、製品の中心がわかりづらくな
る。このことは、装着ずれを生じさせ、結果、製品の機
能を十分発揮することができない原因ともなる。

【０００５】そこで、本発明の主たる課題は、単独で用
いても、補助パッドを重ねて用いても、ウエスト部の漏
れ防止効果が高く、しかも、装着感に優れる使い捨て吸
収性物品を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。＜請求項１記載の発明＞少なくとも一方の製品長手方向
端部の使用面側において、使用状態において自由起立す
るウエスト用バリヤーカフスを有する使い捨て吸収性物
品において、前記ウエスト用バリヤーカフスの起立遠位
縁近傍に、接触用弾性伸縮部材を有し、前記ウエスト用
バリヤーカフスの起立領域内の起立近位縁近傍に、起立
用弾性伸縮部材を有する、ことを特徴とする使い捨て吸
収性物品。

【０００７】＜請求項２記載の発明＞少なくとも一方の
製品長手方向端部の使用面側において、使用状態におい
て自由起立するウエスト用バリヤーカフスを有する使い
捨て吸収性物品において、前記ウエスト用バリヤーカフ
スの起立遠位縁近傍に、接触用弾性伸縮部材を有し、前
記ウエスト用バリヤーカフスの起立領域内の起立近位縁
近傍に、起立用弾性伸縮部材を有する、ウエストフラッ
プ上に実質的にギャザーが入らないことを特徴とする使
い捨て吸収性物品。

【０００８】＜請求項３記載の発明＞ウエスト用バリヤ
ーカフスの起立領域の製品長手方向長さが、１０ｍｍ以
上とされる、請求項１または２記載の使い捨て吸収性物
品。

【０００９】＜請求項４記載の発明＞接触用弾性伸縮部
材の伸縮応力より、起立用弾性伸縮部材の伸縮応力の方
が大きい、請求項１〜３のいずれか１項に記載の使い捨
て吸収性物品。

【００１０】＜請求項５記載の発明＞接触用弾性伸縮部
材を配置した部分の２０〜９０％伸長率時の応力（幅１
５ｍｍ、長さ１００ｍｍあたり）が０．０５〜１．００
Ｎであり、起立用弾性伸縮部材を配置した部分の２０〜
９０％伸長率時の応力（幅１５ｍｍ、長さ１００ｍｍあ
たり）が０．１０〜１．５０Ｎであり、前記応力は前者
より後者の方が大きい、請求項１〜４のいずれか１項に
記載の使い捨て吸収性物品。

【００１１】（請求項１〜５の作用効果）請求項１〜５
の作用効果については、実施の形態とともに説明した方
が明瞭になると思われるので、後述する。

【００１２】＜請求項６記載の発明＞ウエスト用バリヤ
ーカフスの固定部の製品長手方向外方端縁が、製品の長
手方向端縁より１〜４０ｍｍ内側とされる、請求項１〜
５のいずれか１項に記載の使い捨て吸収性物品。

【００１３】（作用効果）ウエスト用バリヤーカフスの
固定部の製品長手方向外方端縁を製品の長手方向端縁に
沿うようにすると、この端縁は、シートの重なりが多く
なり、しかも、接着剤を有することで硬くなるので、使
用者の肌を傷つける虞がある。しかし、本発明では、図
４及び図５で示すように、製品の長手方向端縁Ｅ７より
１〜４０ｍｍ内側のＥ３に沿うようにしたので、以上の
ような虞がない。

【００１４】＜請求項７記載の発明＞起立遠位縁におい
て折り返して二重としたバリヤーシートの基部が、製品
の使用面に対して固定され、この固定部と固定されてい
ない起立領域との境界がウエスト用バリヤーカフスの近
位縁とされ、前記バリヤーシート間に接触用弾性伸縮部
材及び起立用弾性伸縮部材が伸長下で固定されている、
請求項１〜６のいずれか１項に記載の使い捨て吸収性物
品。

【００１５】＜請求項８記載の発明＞同種または異種の
２枚のシートを重ねた二重のバリヤーシートの基部が、
製品の使用面に対して固定され、この固定部と固定され
ていない起立領域との境界がウエスト用バリヤーカフス
の近位縁とされ、前記バリヤーシート間に接触用弾性伸
縮部材及び起立用弾性伸縮部材が伸長下で固定されてい
る、請求項１〜６のいずれか１項に記載の使い捨て吸収
性物品。

【００１６】（請求項７及び８の作用効果）バリヤーシ
ートを二重とすることにより、防漏性が高まるばかりで
なく、特にウエスト用バリヤーカフスとしての形状保持
性が良好となり、着用中においてめくれなどによる漏れ
防止効果が高いものとなる。

【００１７】＜請求項９記載の発明＞二重のバリヤーシ
ートの間に、防水性シートを挟んだ、請求項７または８
記載の使い捨て吸収性物品。

【００１８】（作用効果）この作用効果は、後述する。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す実施の
形態によってさらに詳説する。なお、本発明の使い捨て
吸収性物品としては、紙おむつのほか、ナプキンなどに
も適用が可能であるが、以下においてはテープ式の特に
大人用の補助パッド併用型使い捨て紙おむつのみについ
て説明し、ナプキンなどへの適用例は省略する。

【００２０】図１及び図２に示す紙おむつでは、不織布
や多孔フィルムなどからなる長方形などの形状の透液性
表面シート１とポリエチレンやポリラミ不織布、ミクロ
ボイドを形成して蒸気は透過するが液は透過させない形
態等からなる砂時計形状の不透液性裏面シート２との間
に、綿状パルプ等からなる、たとえば長方形や砂時計形
状など適宜形状のある程度剛性を有する吸収体３が介在
されている。この吸収体３には高分子吸収性ポリマーを
添加できる。吸収体３は吸収用の上下ティッシュペーパ
ー３Ａ，３Ｂで被覆することができ、吸収要素を構成し
ている。

【００２１】透液性表面シート１は、吸収要素３より幅
広の長方形をなし、吸収要素３の側縁より若干外方に延
在し、不透液性裏面シート２とホットメルト接着剤など
により固着されている。また、透液性表面シート１は、
吸収要素３の長手方向端縁より外方に延在し、不透液性
裏面シート２とホットメルト接着剤などにより固着さ
れ、ウエストフラップＦを形成している。なお、断面図
における＊は、ホットメルト接着剤等による固着を示
す。

【００２２】紙おむつの両側部には、図３でも示すよう
な、使用面側に突出して自由起立する脚周り用バリヤー
カフスＢが形成され、このバリヤーカフスＢは、実質的
に幅方向に連続したバリヤーシート４と、適宜数の実施
の形態では２本の接触用弾性伸縮部材５Ａ，５Ａ、及び
適宜数の実施の形態では３本の起立用弾性伸縮部材５
Ｂ，５Ｂ，５Ｂとにより構成されている。これらの弾性
伸縮部材は、例えば、糸ゴムや帯状ゴムなどにより構成
できる。

【００２３】また、紙おむつの背側部には、図２及び図
４でも示すような、使用面側に突出して自由起立するウ
エスト用バリヤーカフスＷが形成され、このバリヤーカ
フスＷは、バリヤーシート６と、適宜数の実施の形態で
は２本の接触用弾性伸縮部材７Ａ，７Ａ、及び適宜数の
実施の形態では３本の起立用弾性伸縮部材７Ｂ，７Ｂ，
７Ｂとにより構成されている。これらの弾性伸縮部材
も、例えば、糸ゴムや帯状ゴムなどにより構成できる。
本実施の形態では、背側のみにバリヤーカフスＷを形成
しているが、腹側にも形成することができる。なお、バ
リヤーカフスＷの両側方にある長方形の部材８は止着テ
ープである。

【００２４】バリヤーカフスＷは、バリヤーシート６を
内折りして二重に形成され、接触用弾性伸縮部材７Ａ，
７Ａ、及び起立用弾性伸縮部材７Ｂ，７Ｂ，７Ｂをホッ
トメルト接着剤などにより固着した状態で包んでいる。
実施の形態では、折り目が遠位縁Ｅ１及び製品長手方向
外方端縁Ｅ３を構成している。そして、バリヤーシート
６の長手方向両端部は、起立用弾性伸縮部材７Ｂ，７
Ｂ，７Ｂの近傍で重ね合わせ、バリヤーシート６を２重
に形成している（この重ね合わせについては、図示して
いない。）。

【００２５】二重のバリヤーシート６の、内層の長手方
向外方部分は、透液性表面シート１の製品長手方向端部
に、ホットメルト接着剤などにより固着されている。実
施の形態では、透液性表面シート１を吸収体３の長手方
向端縁より外方に延在させウエストフラップＦとし、こ
のウエストフラップＦに固着させている。その結果、図
５でも示すように、ウエスト用バリヤーカフスＷの近位
縁Ｅ２は、ウエストフラップＦ上に位置することにな
り、この近位縁Ｅ２より内側は、製品本体に固着されて
いない自由に起立する起立領域Ｚとなる。この起立領域
Ｚの製品長手方向の長さＬは１０ｍｍ、特に紙おむつの
場合には３０〜８０ｍｍとするのが望ましい。

【００２６】また、バリヤーカフスＷの固着は、バリヤ
ーシート６の製品長手方向端縁Ｅ３が、ウエストフラッ
プＦの製品長手方向端縁Ｅ７より適宜、実施の形態で
は、１〜４０ｍｍ製品長手方向内方に位置するように行
われている。

【００２７】他方、二重のバリヤーシート６の、内層の
幅方向端部は、製品の使用面側に対して、実施の形態で
は、図５にも示すように、バリヤーカフスＢの近位縁Ｅ
４より幅方向外方で、透液性表面シート１にホットメル
ト接着剤により固定されている。なお、図５では、網点
で、バリヤーシート６と透液性表面シート１とのホット
メルト接着剤による固着部分をＨＴとして示してある。
また、二重のバリヤーシート６の、外層の幅方向端部
は、バリヤーカフスＢに備わる接触用弾性伸縮部材５
Ａ，５Ａのうち幅方向外方のものが位置する固着ライン
Ｅ５より幅方向外方で、かつ，バリヤーカフスＷに備わ
る接触用弾性伸縮部材７Ａ，７Ａのうち製品長手向外方
のものが位置する固着ラインＥ６より製品長手方向外方
で、バリヤーシート４にホットメルト接着剤により固定
されている。なお、図５では、バリヤーカフスＷの起立
領域Ｚのうち、バリヤーシート４とホットメルト接着剤
で固着する部分をＨＢとして示してある。

【００２８】以上の関係の下で、バリヤーカフスＷの起
立遠位縁Ｅ１近傍に接触用弾性伸縮部材７Ａ，７Ａが配
置され、バリヤーカフスＷの起立領域Ｚ内の起立近位縁
Ｅ２近傍に起立用弾性伸縮部材７Ｂ，７Ｂ，７Ｂが配置
されている。したがって、各弾性伸縮部材７Ａ，…及び
７Ｂ…の収縮力によりバリヤーカフスＷが起立すること
になる。また、起立用弾性伸縮部材７Ｂ，７Ｂ，７Ｂに
よって、バリヤーカフスＷにギャザーが形成されるの
で、ウエストフラップＦにギャザーを形成しないことが
できる。ウエストフラップＦにギャザーを形成しなけれ
ば、製品の幅方向への伸縮がなくなり、製品の中心がわ
かりやすくなる。つまり、装着ずれを防ぐことができ、
結果、製品の機能を十分発揮することができる。

【００２９】ところで、図４の上段に示すように、ウエ
スト用バリヤーカフスＷは、幅方向側縁側の４Ｂ部（図
１参照。）において、バリヤーカフスＢにより製品に向
かって押し付けられることになり、遠位縁Ｅ１の起立高
が小さい。これに対して、幅方向中央側の４Ａ部（図１
参照。）では、バリヤーカフスＢによる押し付けがない
ため、起立用弾性伸縮部材７Ｂ，７Ｂ，７Ｂによりバリ
ヤーカフスＷが高く起立しようとする。しかるに、４Ｂ
部においてバリヤーカフスＷの遠位縁Ｅ１の起立高が小
さいので、４Ａ部におけるバリヤーカフスＷの遠位縁Ｅ
１に対して、押さえ付けるように作用し、その結果、図
４の下段に示すように、バリヤーカフスＷは、その高さ
方向中間部を外方に膨らませながら起立するようにな
る。これにより、バリヤーカフスＷのポケットが形成さ
れ、補助パッド１０の包み込みも確実なものとなる。と
ともに、ウエストフラップＦを変形させ持ち上げ、また
若干吸収体３も変形させつつ持ち上げるので、ポケット
空間はより深いものとなる。

【００３０】しかも、この持ち上げ状態で、起立用弾性
伸縮部材７Ｂ，７Ｂ，７Ｂの強い収縮力がバリヤーカフ
スＷ自体に作用するから、バリヤーカフスＷがほぼ垂直
に起立するように作用する。同時に、接触用弾性伸縮部
材７Ａ，７Ａは弱いながらその収縮力によりバリヤーカ
フスＷを起立させる。しかるに、接触用弾性伸縮部材７
Ａ，７Ａの収縮力は弱いとしても、起立用弾性伸縮部材
７Ｂ，７Ｂ，７ＢによるバリヤーカフスＷの起立力が大
きいので、全体としてバリヤーカフスＷの起立が確実に
確保される。そして、接触用弾性伸縮部材７Ａ，７Ａの
収縮力は強くないので、着用者の肌への過度の圧接がな
い。

【００３１】このように、バリヤーカフスＷの起立が確
実に確保されるので、図６で示すように、補助パッド１
０を使用面側に重ねて配設したとしても、バリヤーカフ
スＷの起立が確保され、これが寝たり反り返ったりする
ことがなく、補助パッド１０を確実に包み込むことがで
きる。

【００３２】ところで、脚周り用バリヤーシート４及び
ウエスト用バリヤーシート６の材料としては、通気性及
び液不透過性のプラスチックフィルムやシリコン処理な
どによる撥水性の不織布を利用できる。また、図７にバ
リヤーカフスＷの場合を例として示すように、液の透過
を確実に防止するために、撥水性の不織布または撥水性
を有しない不織布にプラスチックフィルム等からなる防
水性シート７Ｃを介在させるとよい。好ましい不織布と
してはメルトブローン方式で製造したポリプロピレン不
織布がより好適である。坪量として５〜３０ｇ／ｍ²の
厚さのシートを袋とじしたような形態に接着し、袋状の
端縁を自由端とする。弾性伸縮部材としては、天然ゴ
ム、合成ゴム、ポリウレタン等からなる糸状体複数本と
して、または帯状体とすることができる。実施の形態で
は，７Ｂ，７Ｂ，７Ｂの強い収縮力がバリヤーカフスＷ
自体に作用するから、バリヤーカフスＷがほぼ垂直に起
立するように作用する。接触用弾性伸縮部材７Ａとして
５６０デニールウレタン糸２本を２００％伸長状態で、
製品幅方向に２５０ｍｍに渡って設置し、起立用弾性伸
縮部材７Ｂとして５６０デニールウレタン糸3本を約５
ｍｍ間隔で２００％伸長状態で、製品幅方向に２５０ｍ
ｍに渡って設置した。

【００３３】テープ式おむつで装着時、バリヤーカフス
Ｗにおける接触用弾性伸縮部材７Ａを配置した部分及び
起立用弾性伸縮部材７Ｂを配置した部分の伸長率は、そ
れぞれ最大６０％、好ましくは、４０〜５０％とされ
る。実施の形態では、５０％とした。また、伸縮率を２
０〜９０％とした時の伸長応力は、接触用弾性伸縮部材
７ＡがO．０５〜１Ｎであり、起立用弾性伸縮部材７Ｂ
がO．１０〜１．５０Ｎであれば、着用者は圧迫感を感
じることなくまたウエスト周囲部に隙間を生じることが
なく、優れた漏れ防止性能を発揮することができる。

【００３４】

【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、単独で用
いても、補助パッドを重ねて用いても、ウエスト部の漏
れ防止効果が高く、しかも、装着感に優れたものとな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】使い捨て紙おむつの一部破断平面図である。

【図２】４Ａ−４Ａ線矢視図である。

【図３】２−２線矢視図である。

【図４】４Ａ−４Ａ及び４Ｂ−４Ｂ線矢視図である。

【図５】ウエスト用バリヤーカフスの固着状態を示した
拡大図である。

【図６】補助パッドの配設形態の横断面図である。

【図７】他の実施の形態の横断面図である。

【符号の説明】

１…透液性表面シート、２…不透液性裏面シート、３…
吸収体、４…脚周り用バリヤーシート、５Ａ…接触用弾
性伸縮部材、５Ｂ…起立用弾性伸縮部材、６…ウエスト
用バリヤーシート、７Ａ……接触用弾性伸縮部材、７Ｂ
…起立用弾性伸縮部材、８…止着テープ、Ｂ…脚周り用
バリヤーカフス、Ｅ１…遠位縁、Ｅ２…近位縁、Ｅ３，
Ｅ７…長手方向外方端縁、Ｅ４…近位縁、Ｅ５，Ｅ６…
固着ライン、Ｆ…ウエストフラップ、ＨＴ，ＨＢ…固着
部位、Ｗ…ウエスト用バリヤーカフス、Ｚ…起立領域。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 3B029 BD12 BD13 4C003 CA01 4C098 AA09 CC02 CC08 CC12 CC15 CE08 DD01 DD02 DD03 DD10 DD13 DD22 DD25

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも一方の製品長手方向端部の使用
面側において、使用状態において自由起立するウエスト
用バリヤーカフスを有する使い捨て吸収性物品におい
て、前記ウエスト用バリヤーカフスの起立遠位縁近傍に、接
触用弾性伸縮部材を有し、前記ウエスト用バリヤーカフ
スの起立領域内の起立近位縁近傍に、起立用弾性伸縮部
材を有する、ことを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項２】少なくとも一方の製品長手方向端部の使用
面側において、使用状態において自由起立するウエスト
用バリヤーカフスを有する使い捨て吸収性物品におい
て、前記ウエスト用バリヤーカフスの起立遠位縁近傍に、接
触用弾性伸縮部材を有し、前記ウエスト用バリヤーカフ
スの起立領域内の起立近位縁近傍に、起立用弾性伸縮部
材を有する、ウエストフラップ上に実質的にギャザーが
入らない、ことを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項３】ウエスト用バリヤーカフスの起立領域の製
品長手方向長さが、１０ｍｍ以上とされる、請求項１ま
たは２記載の使い捨て吸収性物品。
【請求項４】接触用弾性伸縮部材の伸縮応力より、起立
用弾性伸縮部材の伸縮応力の方が大きい、請求項１〜３
のいずれか１項に記載の使い捨て吸収性物品。
【請求項５】接触用弾性伸縮部材を配置した部分の２０
〜９０％伸長率時の応力（幅１５ｍｍ、長さ１００ｍｍ
あたり）が０．０５〜１．００Ｎであり、起立用弾性伸
縮部材を配置した部分の２０〜９０％伸長率時の応力
（幅１５ｍｍ、長さ１００ｍｍあたり）が０．１０〜
１．５０Ｎであり、前記応力は前者より後者の方が大き
い、請求項１〜４のいずれか１項に記載の使い捨て吸収
性物品。
【請求項６】ウエスト用バリヤーカフスの固定部の製品
長手方向外方端縁が、製品の長手方向端縁より１〜４０
ｍｍ内側とされる、請求項１〜５のいずれか１項に記載
の使い捨て吸収性物品。
【請求項７】起立遠位縁において折り返して二重とした
バリヤーシートの基部が、製品の使用面に対して固定さ
れ、この固定部と固定されていない起立領域との境界が
ウエスト用バリヤーカフスの近位縁とされ、前記バリヤ
ーシート間に接触用弾性伸縮部材及び起立用弾性伸縮部
材が伸長下で固定されている、請求項１〜６のいずれか
１項に記載の使い捨て吸収性物品。
【請求項８】同種または異種の２枚のシートを重ねた二
重のバリヤーシートの基部が、製品の使用面に対して固
定され、この固定部と固定されていない起立領域との境
界がウエスト用バリヤーカフスの近位縁とされ、前記バ
リヤーシート間に接触用弾性伸縮部材及び起立用弾性伸
縮部材が伸長下で固定されている、請求項１〜６のいず
れか１項に記載の使い捨て吸収性物品。
【請求項９】二重のバリヤーシートの間に、防水性シー
トを挟んだ、請求項７または８記載の使い捨て吸収性物
品。