JP2002045399A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
パンツ型使い捨ておむつInfo
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Abstract
かつ外面側シートに浮き現象が生じないようにする。 【解決手段】 胴周り用弾性部材6を胴周り部P,Qの
左右側縁1a.1b同士が接合される部位およびこの近
傍位置においてのみ外面側シート2と肌面側シート3と
の間に接着するとともに、外面側シート2と肌面側シー
ト3は、少なくとも吸収体4が位置する部分では、胴周
り用弾性部材6を接着しないで、互いに接着する。
Description
おむつに関する。
は、表面シートと内面シートとの間に吸収体を介在さ
せ、表面シートと内面シートとの間に、胴周り開口部、
胴周り部および左右一対の脚周り開口部を伸縮可能とす
る弾性部材が組み込まれて、胴周り部の左右側縁同士が
接合されてなるものが提案されている(特開2000−
107225号公報参照)。
ィルム又はこのフィルムに不織布をラミネートしてなる
不透液性表面シートと熱可塑性合成繊維不織布でなる内
面シートとの間に配置した胴周り用弾性部材の真上に位
置して吸収体が配置されるとともに、この胴周り用弾性
部材は、胴周り部の左右側縁同士が接合される部位の近
傍においてのみ表面シートに接着されている。
断する胴周り用弾性部材は、横断する部分において表面
シートと吸収体とに対して分離しているから、胴周り用
弾性部材が収縮しても、表面シートや吸収体に変形が生
じにくくなって、吸収体が身体によく密着するという作
用効果を奏することができるというものである。
用弾性部材は、表面シートのみに接着するものであるか
ら、おむつの高速連続製造工程において、かかる接着自
体が非常に難しいので実用的ではない。
成樹脂フィルム又はこのフィルムに不織布をラミネート
してなるものであるから、通気性が悪くて不快感を生じ
易い。
左右側縁同士が接合される部位の近傍においてのみ表面
シートに接着されており、吸収体の部位では表面シート
に接着していないために、表面シートに浮き現象が生じ
ておむつの見栄えが悪い。
になされたもので、高速連続製造工程に適し、通気性が
良好で、かつ外面側シート(表面シート)に浮き現象が
生じないように工夫したパンツ型使い捨ておむつを提供
することを目的とするものである。
に、本発明は、外面側シートと肌面側シートとでおむつ
本体が構成されるとともに、吸収性コアの上面と下面が
透液性トップシートと不透液性バックシートでそれぞれ
で覆われてなる吸収体のバックシートが上記肌面側シー
トに接着され、上記外面側シートと肌面側シートとに、
少なくとも胴周り開口部、胴周り部および左右一対の脚
周り開口部を伸縮可能とする弾性部材が組み込まれて、
胴周り部の左右側縁同士が接合されてなるパンツ型使い
捨ておむつであって、上記外面側シートと肌面側シート
とはいずれも少なくとも通気性を有する熱可塑性合成繊
維不織布で形成され、この外面側シートと肌面側シート
との間に上記胴周り用弾性部材が配置され、この胴周り
用弾性部材の真上に位置して上記吸収体のバックシート
が肌面側シートに接着されるとともに、上記胴周り用弾
性部材は、上記胴周り部の左右側縁同士が接合される部
位およびこの近傍位置においてのみ上記外面側シートと
肌面側シートとの間に接着されていることを特徴とする
パンツ型使い捨ておむつを提供するものである。
り部の左右側縁同士が接合される部位およびこの近傍位
置においてのみ外面側シートと肌面側シートとの間に接
着するようにしたから、胴周り用弾性部材が収縮して
も、外面側シートや吸収体に変形が生じにくくなる。
肌面側シートとに接着するようにしたから、おむつの高
速連続製造工程において、外面側シートのみに接着する
従来技術と比べて、両シートに接着する本技術の方が接
着が容易になる。
いずれも少なくとも通気性を有する熱可塑性合成繊維不
織布で形成しており、従来技術のように、外面側シート
が熱可塑性合成樹脂フィルム又はこのフィルムに不織布
をラミネートして形成しているものではないから、通気
性が良好になる。
側縁同士が接合される部位と、吸収体の幅方向の両端部
との間である。
面側シートは、少なくとも上記吸収体が位置する部分で
は、胴周り用弾性部材を接着させないで、互いに接着さ
れている構成であれば、吸収体部分での外側シートの
「浮き」現象が生じなくなる。
布による全面接着でも、ドット状或いはスパイラル状と
いった間隙のあいた部分的な接着でも良い。
を参照して詳細に説明する。
示す斜視図、図2は展開状態の正面図、図3(a)は図
2のA−A線断面図、(b)は図2のB−B線断面図、
(c)は図2のC−C線断面図、図4は分解斜視図であ
る。
つ1は、外面側シート2と肌面側シート3と吸収体4と
で基本構成されている。
おむつ本体が構成され、両シート2,3はいずれも少な
くとも通気性を有する熱可塑性合成繊維不織布でパンツ
外形状に形成されている。
部)Pと胴周り部(後背部)Qとの間の股部Rの両側に
は脚穴部Sがそれぞれ形成されている。
上面には、幅方向に伸長状態で複数本の胴周り開口用弾
性部材5と胴周り用弾性部材6とがそれぞれ添設されて
いると共に、各脚穴部Sの周縁に沿って長さ方向に伸長
状態で複数本の脚周り用弾性部材7がそれぞれ添設され
ている。上記脚周り用弾性部材7は、幅方向に伸長状態
で股部Rを横切るように添設されて、この添設の後に股
部Rの脚周り用弾性部材7のみがカッターで切断され
て、股部Rに収縮力が作用効果しないようになる。
然ゴムまたは合成ゴムで形成されている。
と同じ外形状であるが、長さは外面側シート2よりも短
い外形状に形成されて、胴周り用弾性部材6と脚周り用
弾性部材7とを挟み込んだ状態で外面側シート2に接着
されている。なお、胴周り用弾性部材6は、肌面側シー
ト3と外面側シート2との間に全面接着されておらず、
その詳細は後に説明する。
(a)に示すように、外面側シート2の前後端部の折り
返し部2aの間に挟み込んだ状態で接着剤aで接着され
ている。
ルプ繊維、合成樹脂繊維や高吸収性樹脂材料などを混合
または積層したものが扁平な砂時計形状に成形され、外
周が薄葉紙で包まれ、さらにその上面が透液性トップシ
ート4bで覆われるとともに下面が不透液性バックシー
ト4cで覆われて、その周縁部がシールされた構造にな
っている。この吸収体4は、図3(b)に示すように、
バックシート4cが肌面側シート3の上面に接着剤bで
接着されている。
部2aは、図3(b)のように、吸収体4の部分では吸
収体4のトップシート4bの上面に接着剤aで接着され
るとともに、図3(a)のように、肌面側シート3の部
分では肌面側シート3の上面に接着剤aで接着されるよ
うになる。
股部Rを境にして内向きに2つ折りにして、各胴周り部
P,Qの左右側縁1a,1bをそれぞれ接着することに
より、図1の使用状態に組み立てられるようになる。
置して上記吸収体4のバックシート4cが肌面側シート
3の上面に接着剤bで接着されている。
く図4および図2での各胴周り部P,Qの左右側縁1
a,1b同士が接着される部位およびこの近傍位置(図
2の幅W1の範囲(クロスハッチング参照))において
のみ外面側シート2と肌面側シート3との間に接着剤c
で接着されて、吸収体4の部位およびこの近傍位置(図
2の幅W2の範囲)では接着されていない。
記外面側シート2と肌面側シート3は、上記吸収体4が
位置する部分では、胴周り用弾性部材6を接着させない
で、つまり、各胴周り用弾性部材6の間のみの外面側シ
ート2と肌面側シート3とが互いに接着剤c´で幅方向
に線状に接着されている。
むつ1においては、胴周り用弾性部材6は、各胴周り部
P,Qの左右側縁1a,1b同士が接着される部位およ
びこの近傍位置においてのみ外面側シート2と肌面側シ
ート3との間に幅W1の範囲で接着剤cで接着して、吸
収体4の部位およびこの近傍位置の幅W2の範囲では接
着していないから、胴周り用弾性部材6が収縮しても、
吸収体4部分に位置する外面側シート2や吸収体4に変
形が生じにくくなるので、吸収体4が身体によく密着す
るようになって尿漏れが減少するようになる。
2と肌面側シート3とに接着するようにしたから、パン
ツ型使い捨ておむつ1の高速連続製造工程において、外
面側シート2のみに接着する従来技術と比べて、本実施
形態のように、両シート2,3に接着する方が接着が容
易になるので、実用性に優れるようになる。
とはいずれも熱可塑性合成繊維不織布で形成して、従来
技術にように、外面側シート2が熱可塑性合成樹脂フィ
ルム又はこのフィルムに不織布をラミネートして形成し
ているものではないから、通気性が良好になるので快適
性が向上するようになる。
ト3は、吸収体4の部位およびこの近傍位置の幅W2の
範囲では、胴周り用弾性部材6を接着させないで、互い
に接着しているから、吸収体4の部分での外側シート2
の「浮き」現象が生じなくなるので見栄えが向上するよ
うになる。
ほぼ全体の真上に吸収体4が存在するようにしたが(図
3(b)参照)、図3(d)に示すように、吸収体4の
長さが比較的短くて、胴周り用弾性部材6の一部の真上
に吸収体4が存在するようにしても良い。この場合に
は、吸収体4の短い分だけおむつ本体(2,3)の通気
性が良好になる。なお、10は、外面側シート2の前後
端部の折り返し部2aと吸収体4のトップシート4bと
の間に跨って接着される追加不織布である。
明は、胴周り用弾性部材を胴周り部の左右側縁同士が接
合される部位およびこの近傍位置においてのみ外面側シ
ートと肌面側シートとの間に接着するようにしたから、
胴周り用弾性部材が収縮しても、外面側シートや吸収体
に変形が生じにくくなるので、吸収体が身体によく密着
するようになって尿漏れが減少するようになる。
肌面側シートとに接着するようにしたから、おむつの高
速連続製造工程において、外面側シートのみに接着する
従来技術と比べて、両シートに接着する本技術の方が接
着が容易になるので、実用性に優れるようになる。
いずれも少なくとも通気性を有する熱可塑性合成繊維不
織布で形成しており、従来技術のように、外面側シート
が熱可塑性合成樹脂フィルム又はこのフィルムに不織布
をラミネートして形成しているものではないから、通気
性が良好になるので快適性が向上するようになる。
は、少なくとも吸収体の位置する部分では、胴周り用弾
性部材を接着させないで、互いに接着している構成であ
れば(請求項2)、吸収体部分での外側シートの「浮
き」現象が生じなくなるので見栄えが向上するようにな
る。
である。
2のB−B線断面図、(c)は図2のC−C線断面図、
(d)は図2のB−B線に相当する変形例の断面図であ
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 外面側シートと肌面側シートとでおむつ
本体が構成されるとともに、吸収性コアの上面と下面が
透液性トップシートと不透液性バックシートでそれぞれ
で覆われてなる吸収体のバックシートが上記肌面側シー
トに接着され、上記外面側シートと肌面側シートとに、
少なくとも胴周り開口部、胴周り部および左右一対の脚
周り開口部を伸縮可能とする弾性部材が組み込まれて、
胴周り部の左右側縁同士が接合されてなるパンツ型使い
捨ておむつであって、 上記外面側シートと肌面側シートとはいずれも少なくと
も通気性を有する熱可塑性合成繊維不織布で形成され、
この外面側シートと肌面側シートとの間に上記胴周り用
弾性部材が配置され、この胴周り用弾性部材の真上に位
置して上記吸収体のバックシートが肌面側シートに接着
されるとともに、上記胴周り用弾性部材は、上記胴周り
部の左右側縁同士が接合される部位およびこの近傍位置
においてのみ上記外面側シートと肌面側シートとの間に
接着されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむ
つ。 - 【請求項2】 上記外面側シートと肌面側シートは、少
なくとも上記吸収体が位置する部分では、胴周り用弾性
部材を接着させないで、互いに接着されている請求項1
記載のパンツ型使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000233044A JP4233002B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | パンツ型使い捨ておむつ |
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