JP3405998B2 - 使い捨てオムツ - Google Patents
使い捨てオムツInfo
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Description
し、さらに詳しくは、内側部材と外側部材とから構成し
た使い捨てオムツに関する。
たいわゆるツーピースタイプの使い捨てオムツが知られ
ている。一般に、こうしたタイプに属するオムツにおけ
る外側部材は、少なくとも、不透液性裏面シートと、着
用者の脚囲りをシールするための伸縮弾性部材と、前後
側腰囲りを締結するためのテープファスナーとを有して
おり、一方、内側部材は、吸液性コアを透液性シートで
包括してあって、外側部材の内側に接合してある。
自体は、吸液性能以外にオムツの幅方向両側縁及び裏面
からの漏れ防止のための有効な手段を有していないか
ら、オムツの外周縁からの排泄物の漏れ防止が不十分で
ある。また、内外側部材は、同じ製造ライン上で同時に
製造し組み合わせることが可能な構成にはなっていない
から、それぞれ別の製造ライン上で製造し、組み合わせ
る必要があり、生産効率が低く、コスト高になる。
する使い捨てオムツにおいて、内外側部材を同じ製造ラ
イン上で製造し組み合わせることが可能なようにするに
は、内外側部材をどのように構成するかを課題とする。
のこの発明に係る使い捨てオムツは、外側部材とその表
面に接合した内側部材とから構成されている。前記外側
部材は、透液性表面シートと液抵抗性裏面シートの幅方
向両側部の間に伸縮弾性部材がその長さ方向へ伸長下に
かつ内側へ湾曲して介在する一体的積層体に構成され、
それら伸縮弾性部材の外側縁で画成されるその積層体部
分に脚周り凹欠部が形成されている。一方、前記内側部
材は、幅方向両側部に脚周り凹欠部が形成された吸液性
コアが透液性表面シートと液抵抗性裏面シートとで覆わ
れて一体的積層体に構成され、該部材の幅方向寸法が前
記外側部材の前記両脚周り凹欠部間の寸法よりも小さく
形成されている。前記伸縮弾性部材は、両側部及び中央
部をそれぞれ有する第1及び第2伸縮弾性部材から構成
されて前記外側部材の前記表裏面シートの間に介在し、
前記第1及び第2伸縮弾性部材の両側部は前記外側部材
の前記脚周り凹欠部の各々に沿って接着されているとと
もに前記第1及び第2伸縮弾性部材の中央部は該両脚周
り凹欠部間を横切っている。前記内側部材の幅方向両側
部には一対の伸縮弾性フラップが配置されており、前記
一対の伸縮弾性フラップの各々はその下部が前記内側部
材の幅方向各側部に接合されその上部が前記内側部材の
前記表面シート上へ延出していて、該上部には伸縮弾性
部材がその長さ方向へ伸長下に取り付けられ、該伸縮弾
性部材の収縮によって前記フラップの各々が前記内側部
材の前記表面シートから上方へ離反することで、該表面
シートと該フラップの各々との間に排泄物を受止するポ
ケットが形成されている。
抗性」であるとは、そのシートが撥水性又は不透液性で
あることを意味する。
伸縮弾性フラップが着用者の大腿付け根近傍に弾性的に
圧接して排泄物を受止するポケット機能を果たし、オム
ツの幅方向側への排泄物の流動を防止し、外側部材の脚
囲り用伸縮弾性部材が前記フラップの外側に位置して着
用者の大腿に弾性的に圧接し、排泄物が前記フラップを
外側へ乗り越えたとき、これが更に外側縁へ流動して漏
れるのを防止する。
施例を説明すると、以下のとおりである。
す。オムツは、内側部材1と、外側部材2とから構成し
てある。
て詳述するが、透液性表面シート3と液抵抗性裏面シー
ト(図示せず)との間に吸液性コア(図示せず)をそれ
ら表裏面シートの外周部がそのコアの外周縁から延出す
るように介在させ、表面シート3の幅方向両側部に一対
の伸縮弾性フラップ4を設けて一体的積層体に構成する
とともに、その積層体の幅方向両側部に脚囲り凹欠部5
を設けて構成してある。フラップ4は、その内側縁に取
り付けた伸縮弾性部材6で伸縮弾性化してある。内側部
材1を構成する積層体は、その外周縁7を超音波若しく
は加熱による融着又は接着剤でシールしてその積層状態
を保持してある。
きい透液性表面シート21と液抵抗性裏面シート22の
幅方向両側部の間に複数本のゴム弾性を有する伸縮弾性
部材23をその長さ方向へ伸長下に内側へ湾曲させて介
在させ、かつ、それら表裏面シートの長さ方向両端部の
間に複数本のゴム弾性を有する伸縮弾性部材24を介在
させて一体的積層体に構成するとともに、両側の伸縮弾
性部材23の外側縁で画成されるその積層体部分に脚囲
り用凹欠部25を設けて構成してある。伸縮弾性部材2
3は、部材23a,23bから構成してある。これら部
材23a,23bは、裏面シート22の中央部を横切る
部分と凹欠部25に沿う両側部分とを有し、両側部分
は、所要率の伸長下に、表面シート21及び裏面シート
22の凹欠部25に沿って塗布した接着剤域26a,2
6bで接着してあって、その接着部にギャザーを与える
のに必要な収縮力を付与してある。外側部材2を構成す
る積層体は、表面シート21の内面全域に散点状に塗布
した接着剤域26cで接合してその積層状態を保持して
ある。両側の伸縮弾性部材23を接着する接着剤域26
a,26bはその散点塗布密度を接着剤域26cのそれ
よりも高くして伸縮弾性部材23を接着してある。外側
部材2の上面の所定位置に内側部材1の下面を重ね合わ
せた状態において、外側部材2の両脚囲り凹欠部25の
間隔を内側部材1の両脚囲り凹欠部5の間隔よりも大き
くし、かつ、外側部材2の長さ方向両端部間における間
隔をも内側部材1の長さよりも大きくしてある。外側部
材2の後側腰囲り両側部にその前側腰囲り両側部の外面
に固定するための感圧性テープファスナー28を連結し
てある。
端近傍にはその幅方向へ間隔をおいて接着剤又は融着に
よる接合手段27を点状に設け、表面シート21に鎖線
で示すように内側部材1の下面を重ね合わせて接合して
ある。こうした接合であるから、内外側部材1,2の重
なり合う面のシートを破損することなく比較的容易に内
外側部材1,2を相対的に剥離することができる。この
ように剥離することができる限り、その他の部位にも接
合手段27を設けてあってもよい。また、図示してない
が、接合手段27が位置する部位に着脱可能な両面感圧
性接着テープ片を接合してもよい。こうした接合手段
は、内側部材1の下面に設けてあってもよい。
製造するための主要な工程を示してある。以下の説明に
おいて、オムツの全ての構成材料は、オムツの製造ライ
ン上をその製造の最終工程へ移動させているものと理解
されたい。
材料である連続シート104をその長さ方向に沿って一
対の連続シート104aに二等分し、各連続シート10
4aの内側縁近傍に既述の伸縮弾性部材6の材料である
連続伸縮弾性部材106を伸長下に接着剤(図示せず)
で接着してそれら内側縁を折り返してそれら連続伸縮弾
性部材を被覆する。
ート3の材料である連続シート103の上面の長さ方向
両側部にそれら連続シート104aの内側縁が互いに連
続シート103の幅方向に離間するよう重ね合わせる。
る連続シート107の上面の長さ方向に所定間隔をおい
て予め砂時計型に形成した吸液性コア108を配置し、
吸液性コア108を被覆するように連続シート107の
上面に連続シート103の下面を重ね合わせて既述の内
側部材1の連続積層体109を構成する。
体109の部分110を超音波若しくは加熱による融着
又は接着剤でシールしてその積層状態を保持するととも
に、各コア108の両側凹欠部の外側縁に沿って連続積
層体109の部分111を切除して脚囲り用凹欠部5を
形成することで、既述の内側部材1を構成する。
ート21の材料であって、内側部材1の長さ方向寸法よ
りも幅寸法が大きい連続シート121の裏面全域に接着
剤26cを散点状に塗布するとともに、その中央部位に
その長さ方向へ所定間隔をおいて環状かつ散点状に接着
剤域26aを接着剤域26cの散点状塗布密度よりも高
くなるように塗布し、連続シート121の幅方向両側部
の内面に既述の伸縮弾性部材24の材料である複数本の
連続伸縮弾性材料124を伸長下に接着剤(図示せず)
で接着する。
であって、連続シート121と同幅の連続シート122
の内面に前記環状接着剤域26aの各々と同間隔で接着
剤域26bを環状かつ散点状に塗布し、既述の伸縮弾性
部材23の材料である複数本の連続伸縮弾性部材123
を接着剤域26bで接着する。即ち、連続伸縮弾性部材
123a,123bを、伸長下に各接着剤域26bのほ
ぼ半周にそれぞれ沿わせるとともに隣接する両接着剤域
26bの間で交差させながらサインカーブ状に供給し、
各接着剤域26bに位置するそれら伸縮弾性部材の各部
分を接着する。こうして接着したそれら伸縮弾性部材の
各部分は環状弾性部123cを形成し、それら環状弾性
部の間に連続弾性部材123a,123bの他の部分1
23dが位置する。
6bと合致するように連続シート121の下面を連続シ
ート122の上面に重ね合わせ、各接着剤域26a,2
6bで挟着して連続弾性部材123の当該部分を固定す
るとともに、連続シート121,122を各接着域26
a,26b,26cで互いに接合することで、連続積層
体シート112を構成する。
インカーブ状に供給するには、例えば、この出願人が特
開平1ー167224号公報に開示しているように、そ
れぞれを支持するトラバース手段を使用することができ
る。
クション及びカム機構を有する旋回装置(図示せず)に
よる緊張状態保持下に、その移送方向に対して直角に順
次に方向転換し、隣接する両内側部材1の凹欠部5が連
続積層体112の環状弾性部123cの外周を囲繞する
ように連続積層体112の上面に重ね合わせて連続積層
体113を構成する。その際、内側部材1と連続積層体
112とを、図1に関して述べた接着剤又は融着による
接合手段27で接合する。
123cを二等分するように連続積層体113を幅方向
に切断するとともに、各環状弾性部123cで囲繞され
る連続積層体113の部分114を切除して既述の外側
部材2の脚囲り用凹欠部25を形成することで、内側部
材1を上面に重ね合わせた外側部材2を構成する。
来の使い捨てオムツのそれを使用することができる。例
えば、連続シート103,121には透液性不織布、連
続シート104には撥水性不織布、連続シート107,
122にはプラスチックフィルムや撥水性又は防水性不
織布、コア108にはフラッフパルプに高吸収性ポリマ
ー粒子を混合したもの、連続伸縮弾性部材106,12
3,124にはゴム弾性を示す天然又は合成材料を、そ
れぞれ使用することができる。
材それ自体も、着用者の大腿付け根近傍に弾性的に圧接
する伸縮弾性フラップを、かつ、外側部材の上面に接す
る液抵抗性裏面シートを有しているから、外側部材とと
もにオムツの外周縁からの排泄物の漏れ防止を十分には
かることができる。
に重ね合わせて各内側部材の間を切断することでこの発
明に係るオムツを構成することができるから、それぞれ
を別の製造ライン上で製造して組み合わせる必要がな
く、高効率で、低コストに生産することができる。
解かつ展開斜視図。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】外側部材とその表面に接合した内側部材と
から構成され、前記外側部材は、透液性表面シートと液
抵抗性裏面シートの幅方向両側部の間に伸縮弾性部材が
その長さ方向へ伸長下にかつ内側へ湾曲して介在する一
体的積層体に構成され、それら伸縮弾性部材の外側縁で
画成されるその積層体部分に脚周り凹欠部が形成され、
一方、前記内側部材は、幅方向両側部に脚周り凹欠部が
形成された吸液性コアが透液性表面シートと液抵抗性裏
面シートとで覆われて一体的積層体に構成され、該部材
の幅方向寸法が前記外側部材の前記両脚周り凹欠部間の
寸法よりも小さく形成されている使い捨てオムツにおい
て、 前記伸縮弾性部材は、両側部及び中央部をそれぞれ有す
る第1及び第2伸縮弾性部材から構成されて前記外側部
材の前記表裏面シートの間に介在し、前記第1及び第2
伸縮弾性部材の両側部は前記外側部材の前記脚周り凹欠
部の各々に沿って接着されているとともに前記第1及び
第2伸縮弾性部材の中央部は該両脚周り凹部間を横切っ
ており、 前記内側部材の幅方向両側部には一対の伸縮弾性フラッ
プが配置されており、前記一対の伸縮弾性フラップの各
々はその下部が前記内側部材の幅方向各側部に接合され
その上部が前記内側部材の前記表面シート上へ延出して
いて、該上部には伸縮弾性部材がその長さ方向へ伸長下
に取り付けられ、該伸縮弾性部材の収縮によって前記フ
ラップの各々が前記内側部材の前記表面シートから上方
へ離反することで、該表面シートと該フラップの各々と
の間に排泄物を受止するポケットが形成されている こと
を特徴とする前記オムツ。 - 【請求項2】前記内側部材の外周縁がシールされている
請求項1に記載のオムツ。 - 【請求項3】前記外側部材の前記表裏面シートは互いに
部分的に接合されている請求項1または2に記載のオム
ツ。 - 【請求項4】前記内外側部材は互いに部分的に接合され
ている請求項1ないし3のいずれかに記載のオムツ。 - 【請求項5】前記内側部材はこれに前記伸縮弾性フラッ
プが接合されたのちに、前記外側部材に接合される請求
項1ないし4のいずれかに記載のオムツの製造方法。
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05123361A JPH05123361A (ja) | 1993-05-21 |
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Family
ID=18039390
Family Applications (1)
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JP31328691A Expired - Lifetime JP3405998B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 使い捨てオムツ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3405998B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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DE112015000844T5 (de) | 2014-02-18 | 2016-11-24 | Gdm S.P.A. | Verfahren und Maschine zum Formen eines saugfähigen Hygieneartikels |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP31328691A patent/JP3405998B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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