JP3107862B2 - 使い捨てパンツの製造方法 - Google Patents

使い捨てパンツの製造方法

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JP3107862B2
JP3107862B2 JP03229401A JP22940191A JP3107862B2 JP 3107862 B2 JP3107862 B2 JP 3107862B2 JP 03229401 A JP03229401 A JP 03229401A JP 22940191 A JP22940191 A JP 22940191A JP 3107862 B2 JP3107862 B2 JP 3107862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使い捨てパンツに関
し、さらに詳しくは、パンツ型オムツ、幼児用トレーニ
ングパンツの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の出願人は、特開平3−332
01号公報において、使い捨てパンツの製造方法を開示
している。その製造方法によれば、使い捨てパンツを廉
価量産することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排泄物がパン
ツの脚開口部から漏れるのを防止するため、パンツの内
面の両側部に弾性部材を有し着用者の肌側へ起き上がる
フラップを備えたものを製造する場合には、困難な問題
が生じるが、その問題があることに関して、前記技術及
びその他の公知技術は指摘していない。このことは、前
記技術が、基本的構成それ自体としては、従来周知のパ
ンツと別段の差異を有していないものを対象としている
ことに鑑みれば、むしろ当然であろう。
【0004】ここに困難な問題とは、こうである。即
ち、使い捨てパンツを廉価量産するためには、パンツの
全ての構成素材をパンツの製造ラインと同じ方向へ移送
しながら積層し、かつ、その製造の最終工程の近くにお
いては、その工程までに構成した連続積層体をその長さ
方向中心線を介して折り重ねた後、その連続積層体にお
いて個々のパンツの両側縁を画成するためにそれら側縁
に沿ってその折り重ね状態を接合して複数の連結パンツ
を構成し、最終工程においては、個々のパンツをその連
結パンツから切り離す方法を採ることなどが不可欠とな
るが、前記フラップを備えたパンツを製造する場合に
は、パンツの全ての構成部材を同方向に向けながらパン
ツの製造ラインに沿って移送したのでは、そうしたパン
ツを製造することができない。このことは、この発明の
後記説明からより明確に理解されよう。
【0005】従って、この発明においては、パンツの或
る構成素材の一部の方向をパンツの製造ライン方向に対
して直角に転換してその製造ライン方向に位置させる必
要が生じるが、どの構成素材をどの工程においてそうす
れば、前記技術によるパンツの製造方法の場合と同様な
高能率でパンツを製造することができるか、という点を
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明方法は、極く簡単にいえば、パンツの全ての
構成素材をパンツの製造ラインに沿って一定方向へ連続
的に移送させるが、パンツのバックシート及びトップシ
ート用の連続素材を除く他の連続素材(ただし、予め形
成し離間して配置する吸収パネルを含む)を積層してフ
ラップを含む連続積層体に構成した後、その連続積層体
を個々のパンツの幅寸法に切断して積層体片を形成し、
それら積層体片をその連続積層体の移動方向に対して9
0度だけ方向転換してバックシート用の連続素材に重
ね、その上面にトップシートを重ねて最終の連続積層体
を構成し、その最終の連続積層体をその長さ方向中心線
を介して折り重ね、その折り重ねた最終の連続積層体の
所定部位を接合して個々のパンツを画成して切り離す。
【0007】この発明は、更に詳しくは、次の工程を含
む。
【0008】一定方向へ移動する第1連続ウエブの上面
中央域にその長さ方向に第1A及び第1B連続弾性部材
を伸長下に供給し、その第1A連続弾性部材が環状形の
ほぼ半周を形成し、かつ、その第1B連続弾性部材がそ
の環状形の残りのほぼ半周を形成するように湾曲させ接
着して環状弾性部を形成し、その環状弾性部を前記上面
中央域の長さ方向に所定間隔で配列すること。
【0009】前記第1連続ウエブの幅方向における、互
いに隣接する前記環状弾性部の各々の中心線の間隔寸法
よりも大きくない幅寸法を有し、前記一定方向へ移動す
る第2連続ウエブの上面中央域にその長さ方向に所定間
隔で吸収パネルを配置して第1連続積層体を構成するこ
と。
【0010】前記第2連続ウエブの幅寸法よりも大きく
ない幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する第3連続ウ
エブを前記第1連続積層体の上面に重ね、前記吸収パネ
ルを被覆して第2連続積層体を構成すること。
【0011】前記第2連続積層体の幅寸法のそれぞれ二
分の一以下の幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する一
対の第4連続ウエブの内側縁に沿って第2連続弾性部材
を伸長下に供給して接着すること。
【0012】前記一対の第4連続ウエブをそれらの内側
縁が互いに前記第2連続積層体の幅方向に離間してそれ
らの外側部が前記第2連続積層体の上面に位置するよう
にそれぞれ供給し、少なくとも前記第3連続ウエブと前
記両第4連続ウエブの外側部とを接合して第3連続積層
体を構成すること。
【0013】前記第3連続積層体を互いに隣接する前記
吸収パネルの各々の間で緊張状態下にその幅方向に前記
第1連続ウエブの幅寸法よりも小さい長さ寸法に切断し
て、前記一対の第4連続ウエブの切断片である一対のフ
ラップを有する積層体片を形成するとともに、その緊張
状態下の積層体片を前記第1連続ウエブ及び前記第3連
続積層体の移動方向に対して90度だけ旋回し、その緊
張状態下の旋回した積層体片の下面を、前記互いに隣接
する前記環状弾性部の各々の前記中心線から実質的に外
側へはみ出さないように前記第1連続ウエブの上面に重
ねて第4連続積層体を構成すること。
【0014】前記第1連続ウエブの幅寸法と実質的に等
しい幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する第5連続ウ
エブの長さ方向に所定間隔で、前記積層体片の各々の前
記一対のフラップの内側縁の間隔寸法よりも大きい幅寸
法を有し、前記第5連続ウエブの幅方向へ長い開口部を
形成すること。
【0015】前記第1連続ウエブ又は前記第5連続ウエ
ブの長さ方向両側縁近傍に第3連続弾性部材を供給して
接着すること。
【0016】前記開口部の長さ方向に沿う両内側縁から
前記一対のフラップの内側縁が張り出すように、前記第
5連続ウエブを前記第4連続積層体に重ね接合して第5
連続積層体を構成すること。
【0017】前記第5連続積層体をその上面が内面に位
置するようにその長さ方向中心線を介して折り重ねるこ
と。
【0018】前記折り重ねた第5連続積層体を前記第1
連続ウエブの幅方向における前記環状弾性部の中心線の
両側縁に沿って接合すること。
【0019】前記中心線の両側縁に沿って接合した第5
連続積層体を前記環状弾性部の前記中心線上において切
断すること。
【0020】前記第5連続積層体を構成した後、前記第
5連続積層体を前記環状弾性部の中心線上において切断
する工程までの間において、前記環状弾性部で囲まれる
前記第5連続積層体の一部を切除して脚開口部を形成す
ること。
【0021】前記第1連続ウエブには縦横伸縮性で通気
性の繊維不織布を、前記第2連続ウエブには縦横伸縮性
で通気性のプラスチック系又はゴム系のフィルムを、前
記吸収パネルには粉砕パルプと高吸収性ポリマー粒子と
熱可塑性合成繊維との混合からなる成形物を、前記第3
連続ウエブには透液性の繊維不織布を、前記第4連続ウ
エブには撥水性で通気性の繊維不織布を、前記第5連続
ウエブには縦横伸縮性・撥水性で通気性の繊維不織布
を、前記各連続弾性部材にはゴム弾性を示す材料を、そ
れぞれ用いる。
【0021】
【実施例】図面を参照して、この発明に係る製造方法の
実施例を説明すると、以下のとおりである。
【0023】図1、図2において、この発明方法で製造
する使い捨てパンツを示す。パンツ1は、各構成部材の
縦長積層体2に両側縁に脚開口用凹欠部3を形成し、こ
の積層体2をその上面が内面に位置するように横方向中
心線4を介して二つに折り重ねて凹欠部3を除く積層体
2の前後胴囲領域5a,5bの両側縁近傍に間欠的接合
線6を施こすことで、一対の脚開口部7と、胴開口部8
とを形成してある。
【0024】図2〜図4において、積層体2は、次のよ
うに構成してある。即ち、外側シート9と、この外側シ
ート9の幅寸法及び長さ寸法よりもそれぞれ小さい幅寸
法及び長さ寸法を有しその上面に重ねた内側シート10
とから構成し、脚開口部用の弾性部材11を取り付けた
バックシート12の上面中央域に吸収パネル13を配置
し、バックシート12の幅寸法及び長さ寸法よりもそれ
ぞれ小さい幅寸法及び長さ寸法を有する第1トップシー
ト14で吸収パネル13を被覆して第1トップシート1
4の両側部をバックシート12の両側部に接合してあ
る。バックシート12の外側部には、内側縁に弾性部材
15を取り付けた一対のフラップ16の外側部をそれぞ
れ接合してある。更に、バックシート12には、バック
シート12の幅寸法及び長さ寸法とそれぞれ実質的に同
じ幅寸法及び長さ寸法を有し、中央域に縦方向へ長くて
両フラップ16の内側縁の間隔寸法よりも大きい幅寸法
を有する開口部17を形成し、長さ方向の対向端に胴開
口部用の弾性部材18を取り付けた第2トップシート1
9の外周を接合してある。
【0025】外側シート9と内側シート10との対向
面、内側シート10と吸収パネル13との対向面、及び
吸収パネル13と第1トップシート14との対向面は、
図示してないが、必要に応じて、ドット状に接合する。
バックシート12、各フラップ16及び第2トップシー
ト19の外側縁には前記凹欠部3を形成してある。
【0026】脚開口部用の弾性部材11は、部材11
A,11Bからなっている。これら部材11A,11B
は、それぞれ複数条の糸状ゴムからなっていて、中央部
11aと、凹欠部3に沿う両側伸長部11bとを有し、
両側伸長部11bは、所要率の伸長下に、バックシート
12に接着剤(図示せず)で接着してあって、その接着
部にギャザーを与えるのに必要な収縮力を有している。
後述するように、中央部11aは、バックシート12に
接着剤で接着してなく、両側伸長部11bのような収縮
力を有していないが、僅かな収縮力を有しており、両側
に互いに分かれるように切断してそれ自体を収縮(スナ
ップバック)させることで、両側伸長部11bの間に横
たわらないようにすることができる。胴開口部用の弾性
部材18も、複数条の糸状ゴムからなり、所要率の伸長
下に、第2トップシート19に接着剤(図示せず)で接
着してある。フラップ用の弾性部材15は、一条の糸状
ゴムからなり、所要率の伸長下に、フラップ16の内側
縁近傍に接着剤(図示せず)で接着し、その内側縁で被
覆してある。
【0027】外側シート9には縦横伸縮性で通気性の繊
維不織布を、内側シート10には縦横伸縮性・通気性で
不透液性のプラスチック系又はゴム系のフィルムを、吸
収パネル13には粉砕パルプと高吸収性ポリマー粒子と
熱可塑性合成繊維との混合からなる成形物を、第1トッ
プシート14には透液性の繊維不織布を、各フラップ1
6には撥水性で通気性の繊維不織布を、第2トップシー
ト19には縦横伸縮性・撥水性で通気性の繊維不織布
を、弾性部材11,15,18にはゴム又はゴム弾性を
示すプラスチック材料などをそれぞれ用いてある。ただ
し、場合によっては、外側シート9には縦横伸縮性で通
気性のプラスック系又はゴム系のフィルムを、内側シー
ト10には外側シート9と同効材料又は縦横伸縮性で通
気性の繊維不織布を用いることもある。
【0028】図5〜図14には、この発明に係るパンツ
を製造するための主要な工程を示してある。以下の説明
において、パンツの全ての構成材料は、パンツの製造ラ
イン上をその製造の最終工程へ移動させているものと理
解されたい。
【0029】図5において、既述の外側シート9の材料
であって、既述の積層体2の長さに相当する幅寸法を有
する第1連続ウエブ109の長さ方向へ所定間隔でその
中央域にホットメルト型接着剤を塗布してその幅方向へ
やや長い楕円環状形の接着域120を設ける。
【0030】既述の脚開口部用の弾性部材11の素材で
あって、それぞれ3本の第1A及び第1B連続弾性部材
111A,111Bを、所要率に延伸しながら第1連続
ウエブ109の各接着域120のほぼ半周にそれぞれ沿
わせるとともに隣接する両接着域120の間で交差させ
ながらサインカーブ状に供給し、各接着域120に位置
するそれら弾性部材の各部分を接着する。こうして接着
したそれら弾性部材の部分は環状弾性部111bを形成
し、それら環状弾性部の間に第1A及び第1B連続弾性
部材111A,111Bの他の部分111aが位置する
が、それらの位置には接着剤を塗布してないから、互い
に近接してほとんど弛緩する。しかし、部分111aは
僅かの収縮力が残存しており、図示してないが、隣接す
る両環状弾性部111bの側に互いに分かれるように切
断してそれ自体を収縮(スナップバック)させること
で、両環状弾性部111bの間に横たわらないようにす
ることができる。
【0031】第1A及び第1B連続弾性部材111A,
111Bをサインカーブ状に供給するには、例えば、こ
の出願人が特開平3−33201号公報に開示している
ように、それぞれを支持するトラバース手段を使用する
ことができる。
【0032】第1連続ウエブ109に環状弾性部111
bを形成するように第1A及び第1B連続弾性部材11
1A,111Bを接着するのには、前述のように第1連
続ウエブ109に接着域120を設けることなく、それ
ら連続弾性部材で環状弾性部111bを形成する部分に
だけ、即ち、それら連続弾性部材の長さ方向に所定間隔
でホットメルト型接着剤を直接塗布することができる。
【0033】図6において、既述の内側シート10の材
料であって、第1連続ウエブ109の幅方向における、
互いに隣接する両環状弾性部111bの中心線121の
間隔S(図5参照)よりも小さい幅寸法Wを有する第2
連続ウエブ110の中央域にその長さ方向へ所定間隔で
吸収パネル13を供給配置して第1連続積層体122を
構成する。
【0034】図7において、既述の第1トップシート1
4の材料であって、前記第2連続ウエブ110の幅寸法
よりも小さい幅寸法を有する第3連続ウエブ114を第
1連続積層体122の上面に吸収パネル13を被覆する
ように重ねて少なくともその両側部を第1連続積層体1
22の両側部にホットメルト型接着剤(図示せず)で接
合して第2連続積層体123を構成する。
【0035】図8において、既述の一対のフラップ16
の材料であって、前記第2連続積層体123の幅寸法の
それぞれ二分の一以下の幅寸法を有する一対の第4連続
ウエブ116の内側縁近傍に第2連続弾性部材115を
所要率に伸長しながら供給してホットメルト型接着剤
(図示せず)で接着し、それら内側縁を折り返してそれ
ら連続弾性部材を被覆する。
【0036】図9において、一対の第4連続ウエブ11
6を第2連続積層体123の上面の長さ方向両側部にそ
れら第4連続ウエブの内側縁が互いに第2連続積層体1
23の幅方向に離間するようにそれぞれ供給し、それら
第4連続ウエブの各外側部をホットメルト型接着剤(図
示せず)で接合して第3連続積層体124を構成する。
【0037】第3連続ウエブ114は、その両側部に一
対の第4連続ウエブ116を接合した後、第2連続積層
体123の上面に接合してもよい。
【0038】再び、図9において、第3連続積層体12
4の移動域に配置したサクション装置(図示せず)によ
る緊張状態下に、第3連続積層体124を互いに近接す
る吸収パネル13の各々の間の中心線125に沿って、
即ち、前記第1連続ウエブ109の幅寸法よりも小さい
長さ寸法に幅方向に切断して積層体片126を形成す
る。
【0039】図10において、前記第3連続積層体12
4の移動域に配置した旋回装置で緊張状態下の積層体片
126を前記第1連続ウエブ109及び前記第3連続積
層体124の移動方向に対して90度だけ旋回する。こ
の旋回装置も、図示してないが、例えば、カム機構によ
って旋回するサクション保持部を有する装置を使用する
ことができる。このサクション保持部により、積層体片
126がその弾性部材15の収縮力で収縮しないように
緊張状態に保持することができる。
【0040】図11において、前述のように90度だけ
旋回し緊張状態下の積層体片126の下面を、互いに隣
接する環状弾性部111bの各々の中心線121から実
質的に外側へはみ出さないように前記第1連続ウエブ1
09の上面に順次重ねて第4連続積層体127を構成す
る。
【0041】図12において、既述の第2トップシート
19の材料であって、前記第1連続ウエブ109の幅寸
法と実質的に等しい第5連続ウエブ119の上面の長さ
方向両側縁近傍に、既述の胴囲用の弾性部材18の材料
であって、それぞれ3本の第3連続弾性部材118を所
要率に伸長しながら供給して接着する。ただし、第3連
続弾性部材118は、前記第1A及び第1B連続弾性部
材111A,111Bの前記第1連続ウエブ109に対
する接着と同時又はその後に、前記第1連続ウエブ10
9の長さ方向両側縁近傍に接着してもよい。
【0042】再び図12において、第5連続ウエブ11
9の長さ方向に所定間隔で、前記積層体片126の各々
の一対のフラップ16の内側縁の間隔寸法よりも大きい
幅寸法を有し、第5連続ウエブ119の幅方向へ長い開
口部17を形成する。
【0043】図13において、開口部17の両内側縁か
ら一対のフラップ16の内側縁が張り出すように、第5
連続ウエブ119の上面を第4連続積層体127の上面
に重ね接合して第5連続積層体128を構成する。
【0044】再び図13において、環状弾性部111b
で囲まれる第5連続積層体128の一部129を切除し
て既述の脚開口用凹欠部3を形成する。
【0045】図14において、第5連続積層体128を
その上面が内面に位置するようにその長さ方向中心線1
05(図13参照)を介して折り重ねる。
【0046】再び図14において、前記折り重ねた第5
連続積層体128を互いに隣接する前記積層体片126
の間の境界線121の両側縁に沿って間欠的に超音波溶
着で接合線6を施こし接合して連続パンツ101を構成
する。
【0047】更にまた、図14において、連続パンツ1
01を境界線121上において切断し、図1に示す個々
のパンツ1を得る。
【0048】既述の脚開口用切欠部3又は既述の脚開口
部7は、第5連続積層体128を構成した後、中心線1
21上において切断する工程までの間において、環状弾
性部111bで囲まれる第5連続積層体128の一部1
29を切除して形成することができ、実施例の工程での
その形成に限定されない。
【0049】以上のパンツの構成素材は、図1〜図4に
おいてパンツに関して既述した素材を用い、各素材の必
要な接合に関しても同様である。
【0050】
【発明の効果】この発明方法は、以上の説明から理解す
ることができるように、要するに、パンツのバックシー
ト用の連続ウエブに脚開口部用及び胴開口部用の各連続
弾性部材をパンツのいわゆる横取りができるように取り
付ける一方、パンツのフラップの連続材料を含むその他
のパンツの連続材料(ただし、予め形成し離間して配置
する吸収パネルを含む)を積層し、その連続積層体を個
々のパンツ分である積層体片に切断し、それら積層体片
を前記バックシート用の連続ウエブに重ね、その上面に
最上面のトップシート用連続ウエブを重ねて最終の連続
積層体を構成した後、その最終の連続積層体をその長さ
方向中心線を介して折り重ね、その折り重ねた最終の連
続積層体の所定部位を個々のパンツの側縁接合線となる
ように接合した後、個々のパンツに切り離す。
【0051】従って、この発明方法によれば、パンツの
製造ラインに対してパンツの構成材料からパンツのいわ
ゆる横取りができるように、脚開口部用及び胴開口部用
の各連続弾性部材をバックシート及びトップシート用の
連続ウエブに取り付けると共に、その連続ウエブの移動
方向と90度だけ方向が異なるようにフラップを配置し
たパンツを製造するにもかかわらず、パンツを製造装置
で連続的に廉価量産することができる。
【0052】ちなみに、パンツの最終の連続積層体を個
々のパンツ分に切断した後、それを二つに折り重ねて個
々のパンツの両側縁を接合する製造方法を採ると、それ
には収縮方向性が異なる脚開口部、胴開口部用及びフラ
ップ用の各弾性部材を含んでいるから、それがそれら弾
性部材の収縮力で不定形に変形するため、パンツの両側
縁を整然と揃えて接合することが著しく困難になるばか
りでなく、連続的に廉価量産することも困難になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法で製造すべき使い捨てパンツの斜
視図。
【図2】前記パンツの両側縁を引き裂いて展開したその
内面の斜視図。
【図3】図2に示す前記パンツの幅方向中央部に沿う断
面図。
【図4】前記パンツの分解斜視図。
【図5】第1連続ウエブに第1連続弾性部材を取り付け
たそのウエブの部分平面図。
【図6】第1連続積層体の部分平面図。
【図7】第2連続積層体の部分平面図。
【図8】第4連続ウエブの部分平面図。
【図9】第3連続積層体の部分平面図。
【図10】積層体片の平面図。
【図11】第4連続積層体の部分平面図。
【図12】第5連続ウエブに第3連続弾性部材を取り付
け、開口部を形成したそのウエブの部分平面図。
【図13】第5連続積層体の部分平面図。
【図14】第5連続積層体をその長さ方向中心線を介し
て折り重ね、その幅方向に接合線を施こすことで、連結
パンツを構成した部分平面図。
【符号の説明】
1 パンツ 3 脚開口用凹欠部 6 接合線 7 脚開口部 8 胴開口部 13 吸収パネル 109 第1連続ウエブ 110 第2連続ウエブ 111A,111B 第1連続弾性部材 114 第3連続ウエブ 115 第2連続弾性部材 116 第4連続ウエブ 118 第3連続弾性部材 122 第1連続積層体 123 第2連続積層体 124 第3連続積層体 126 積層体片 127 第4連続積層体 128 第5連続積層体 129 切除する一部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/49 - 13/539

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の工程を含む使い捨てパンツの製造方
    法。 a.一定方向へ移動する第1連続ウエブの上面中央域に
    その長さ方向に第1A及び第1B連続弾性部材を伸長下
    に供給し、その第1A連続弾性部材が環状形のほぼ半周
    を形成し、かつ、その第1B連続弾性部材がその環状形
    の残りのほぼ半周を形成するように湾曲させ接着して環
    状弾性部を形成し、その環状弾性部を前記上面中央域の
    長さ方向に所定間隔で配列すること。 b.前記第1連続ウエブの幅方向における、互いに隣接
    する前記環状弾性部の各々の中心線の間隔寸法よりも大
    きくない幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する第2連
    続ウエブの上面中央域にその長さ方向に所定間隔で吸収
    パネルを配置して第1連続積層体を構成すること。 c.前記第2連続ウエブの幅寸法よりも大きくない幅寸
    法を有し、前記一定方向へ移動する第3連続ウエブを前
    記第1連続積層体の上面に重ね、前記吸収パネルを被覆
    して第2連続積層体を構成すること。 d.前記第2連続積層体の幅寸法のそれぞれ二分の一以
    下の幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する一対の第4
    連続ウエブの内側縁に沿って第2連続弾性部材を伸長下
    に供給して接着すること。 e.前記一対の第4連続ウエブをそれらの内側縁が互い
    に前記第2連続積層体の幅方向に離間してそれらの外側
    部が前記第2連続積層体の上面に位置するようにそれぞ
    れ供給し、少なくとも前記第3連続ウエブと前記両第4
    連続ウエブの外側部とを接合して第3連続積層体を構成
    すること。 f.前記第3連続積層体を互いに隣接する前記吸収パネ
    ルの各々の間で緊張状態下にその幅方向に前記第1連続
    ウエブの幅寸法よりも小さい長さ寸法に切断して、前記
    一対の第4連続ウエブの切断片である一対のフラップを
    有する積層体片を形成するとともに、その緊張状態下の
    積層体片を前記第1連続ウエブ及び前記第3連続積層体
    の移動方向に対して90度だけ旋回し、その緊張状態下
    の旋回した積層体片の下面を、前記互いに隣接する前記
    環状弾性部の各々の前記中心線から実質的に外側へはみ
    出さないように前記第1連続ウエブの上面に重ねて第4
    連続積層体を構成すること。 g.前記第1連続ウエブの幅寸法と実質的に等しい幅寸
    法を有し、前記一定方向へ移動する第5連続ウエブの長
    さ方向に所定間隔で、前記積層体片の各々の前記一対の
    フラップの内側縁の間隔寸法よりも大きい幅寸法を有
    し、前記第5連続ウエブの幅方向へ長い開口部を形成す
    ること。 h.前記第1連続ウエブ又は前記第5連続ウエブの長さ
    方向両側縁近傍に第3連続弾性部材を伸長下に供給して
    接着すること。 i.前記開口部の長さ方向に沿う両内側縁から前記一対
    のフラップの内側縁が張り出すように、前記第5連続ウ
    エブを前記第4連続積層体に重ね接合して第5連続積層
    体を構成すること。 j.前記第5連続積層体をその上面が内面に位置するよ
    うにその長さ方向中心線を介して折り重ねること。 k.前記折り重ねた第5連続積層体を前記第1連続ウエ
    ブの幅方向における前記環状弾性部の中心線の両側縁に
    沿って接合すること。 l.前記中心線の両側縁に沿って接合した第5連続積層
    体を前記環状弾性部の前記中心線上において切断するこ
    と。 m.前記i工程で前記第5連続積層体を構成した後、前
    記l工程までの間において、前記環状弾性部で囲まれる
    前記第5連続積層体の一部を切除して脚開口部を形成す
    ること。
  2. 【請求項2】前記第1連続ウエブには縦横伸縮性で通気
    性の繊維不織布を、前記第2連続ウエブには縦横伸縮性
    で通気性のプラスチック系又はゴム系のフィルムを、前
    記吸収パネルには粉砕パルプと高吸収性ポリマー粒子と
    熱可塑性合成繊維との混合からなる成形物を、前記第3
    連続ウエブには透液性の繊維不織布を、前記第4連続ウ
    エブには撥水性で通気性の繊維不織布を、前記第5連続
    ウエブには縦横伸縮性・撥水性で通気性の繊維不織布
    を、前記各連続弾性部材にはゴム弾性を示す材料を、そ
    れぞれ用いる請求項1に記載の製造方法。
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