JP3107858B2 - 使い捨てパンツの製造方法 - Google Patents

使い捨てパンツの製造方法

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JP3107858B2 JP03214438A JP21443891A JP3107858B2 JP 3107858 B2 JP3107858 B2 JP 3107858B2 JP 03214438 A JP03214438 A JP 03214438A JP 21443891 A JP21443891 A JP 21443891A JP 3107858 B2 JP3107858 B2 JP 3107858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使い捨てパンツに関
し、さらに詳しくは、パンツ型オムツ、幼児用トレーニ
ングパンツの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の出願人は、特開平3−332
01号公報において、使い捨てパンツの製造方法を開示
している。その製造方法によれば、使い捨てパンツを廉
価量産することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排泄物がパン
ツの脚開口部から漏れるのを防止するため、パンツの内
面の両側部に弾性部材を有し着用者の肌側へ起き上がる
フラップを備えたものを製造する場合には、困難な問題
が生じるが、その問題があることに関して、前記技術及
びその他の公知技術は指摘していない。このことは、前
記技術が、基本的構成それ自体としては、従来周知のパ
ンツと別段の差異を有していないものを対象としている
ことに鑑みれば、むしろ当然であろう。
【0004】ここに困難な問題とは、こうである。即
ち、使い捨てパンツを廉価量産するためには、パンツの
全ての構成素材をパンツの製造ラインと同じ方向へ移送
しながら積層し、かつ、その製造の最終工程の近くにお
いては、その工程までに構成した連続積層体をその長さ
方向中心線を介して折り重ねた後、その連続積層体にお
いて個々のパンツの両側縁を画成するためにそれら側縁
に沿ってその折り重ね状態を接合して複数の連結パンツ
を構成し、最終工程においては、個々のパンツをその連
結パンツから切り離す方法を採ることなどが不可欠とな
るが、前記フラップを備えたパンツを製造する場合に
は、パンツの全ての構成部材をパンツの製造ラインと同
じ方向へ移送したのでは、そうしたパンツを製造するこ
とができない。このことは、この発明の後記説明からよ
り明確に理解されよう。
【0005】従って、この発明においては、パンツの構
成素材の一部の方向をパンツの製造ライン方向に対して
直角に転換してその製造ライン方向に位置させる必要が
生じるが、どの構成素材をどの工程においてどうすれ
ば、前記技術によるパンツの製造方法の場合と同様な高
能率でパンツを製造することができるか、という点を課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明方法は、極く簡単にいえば、パンツの全ての
構成素材をパンツの製造ラインに沿って一定方向へ連続
的に移送させるが、フラップ用の連続素材を除くパンツ
の主要部用の連続素材を積層して連続積層体を構成し、
フラップ用の連続素材を個々のパンツの長さ寸法に切断
してフラップを形成し、そのフラップをその連続素材の
移動方向に対して90度だけ方向転換した後、そのフラ
ップをその幅方向中心線が前記主要部用の連続積層体の
所要部に位置するように重ねて最終の連続積層体を構成
し、その最終の連続積層体をその長さ方向中心線を介し
て折り重ね、その折り重ねた最終の連続積層体の所定部
位を接合して個々のパンツを画成して切り離す。
【0007】この発明は、更に詳しくは、次の工程を含
む。
【0008】一定方向へ移動する第1連続ウエブの上面
中央域にその長さ方向に第1A及び第1B連続弾性部材
を伸長下に供給し、その第1A連続弾性部材が環状形の
ほぼ半周を形成し、かつその第1B連続弾性部材がその
環状形の残りのほぼ半周を形成するように湾曲させ接着
して環状弾性部を形成し、その環状弾性部を前記上面中
央域の長さ方向に所定間隔で配列すること。
【0009】前記第1連続ウエブの上面の長さ方向両側
縁近傍に第2連続弾性部材を伸長下にそれぞれ供給して
接着すること。
【0010】前記第1連続ウエブの上面中央域にその長
さ方向に所定間隔で、かつ、その幅方向に横たわるよう
に吸収パネルを配置して第1連続積層体を構成するこ
と。
【0011】第2連続ウエブを前記一定方向へ移動する
前記第1連続積層体の上面に重ねて接合し、前記吸収パ
ネルを被覆して第2連続積層体を構成すること。
【0012】得ようとする個々のパンツの幅寸法の五分
の4以下の幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する第3
連続ウエブの両側縁に沿って第3連続弾性部材を伸長下
にそれぞれ供給して接着すること。
【0013】前記第3連続ウエブを緊張状態下に前記第
2連続積層体の幅寸法と等しい長さ寸法に切断してフラ
ップを形成した後、その緊張状態下のフラップを前記第
2連続ウエブの移動方向に対して90度だけ旋回し、そ
の緊張状態下の旋回したフラップをその中心線が前記第
1連続ウエブの幅方向における前記環状弾性部の中心線
上に位置するように重ねて第3連続積層体を構成する。
【0014】前記第3連続積層体をその上面が内面に位
置するようにその長さ方向中心線を介して折り重ねるこ
と。
【0015】前記折り重ねた第3連続積層体を前記フラ
ップの幅方向中心線の両側縁に沿って接合すること。
【0016】前記中心線の両側縁に沿って接合した第3
連続積層体を前記中心線上において切断すること。
【0017】前記f工程で前記第3連続積層体を構成し
た後、前記i工程までの間において、前記環状弾性部で
囲まれる前記第3連続積層体の一部を切除して脚開口部
を形成すること。
【0018】実施例においては、前記第1連続ウエブに
は縦横伸縮性・通気性で透液性の繊維不織布と縦横伸縮
性・通気性で不透液性のプラスチック若しくはゴム系の
フィルム、又は、その不織布に撥水処理したもの若しく
はそのフィルムの単独を、前記吸収パネルには粉砕パル
プと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成繊維との混合
からなる成形物を、前記第2連続ウエブには透液性の繊
維不織布を、前記第3連続ウエブには撥水性で通気性の
繊維不織布を、前記各連続弾性部材にはゴム弾性を示す
材料を、それぞれ用いる。
【0019】
【実施例】図面を参照して、この発明に係る製造方法の
実施例を説明すると、以下のとおりである。
【0020】図1、図2において、この発明方法で製造
する使い捨てパンツを示す。パンツ1は、各構成部材の
縦長積層体2に一対のサイドフラップ3を取り付け、こ
の積層体2の両側縁に脚開口用凹欠部4を形成し、この
積層体2をサイドフラップ3が内面に位置するように横
方向中心線5を介して折り重ねて凹欠部4を除く積層体
2の前後胴囲領域7a,7bの両側縁近傍に間欠的接合
線8を施こすことで、一対の脚開口部9と、胴開口部1
0とを形成してある。
【0021】図3、図4において、パンツ1は、脚開口
部用の弾性部材11及び胴開口部用の弾性部材12をそ
れぞれ取り付けた外側シート13と、この外側シート1
3の上面に重ねた内側シート14とから構成したバック
シート15の上面中央域に吸収パネル16を配置し、ト
ップシート17で吸収パネル16を被覆し、内側縁に伸
縮する弾性部材18を取り付けた前記一対のフラップ3
の外側部をバックシート15の外側部にそれぞれ接合す
ることで、構成してある。外側シート13と内側シート
14との対向面、内側シート14とトップシート17と
の対向面、内側シート14と吸収パネル16との対向
面、及び吸収パネル16とトップシート17との対向面
は、図示してないが、必要に応じて、ドット状に接合す
る。各サイドフラップ3、トップシート17及びバック
シート15の外側縁には前記凹欠部4を形成してある。
なお、パンツ1の用途によっては、バックシート15は
外側シ−ト13だけから構成することもある。
【0022】脚開口部の弾性部材11は、部材11A,
11Bからなっている。これら部材11A,11Bは、
それぞれ複数条の糸状ゴムからなっていて、中央部11
aと、凹欠部4に沿う両伸長部11bとを有し、両伸長
部11bは、所要率の伸長下に、バックシート15に接
着剤(図示せず)で接着してあって、その接着部にギャ
ザーを与えるのに必要な収縮力を有している。後述する
ように、中央部11aは、バックシート15に接着剤で
接着してなく、両伸長部11bのような収縮力を有して
いないが、僅かな収縮力を有しており、両側に互いに分
かれるように切断してそれ自体を収縮(スナップバッ
ク)させることで、両伸長部11bの間に横たわらない
ようにすることができる。胴開口部用の弾性部材12
も、複数条の糸状ゴムからなり、所要率の伸長下に、バ
ックシート15に接着剤(図示せず)で接着してある。
フラップ用の弾性部材18は、一条の糸状ゴムからな
り、所要率の伸長下に、フラップ3の内側縁近傍に接着
剤(図示せず)で接着し、その内側縁で被覆してある。
【0023】外側シート13には縦横伸縮性・通気性で
透液性の繊維不織布を、内側シート14には縦横伸縮性
・通気性で不透液性のプラスチック系又はゴム系のフィ
ルムを、吸収パネル16には粉砕パルプと高吸収性ポリ
マー粒子と熱可塑性合成繊維との混合からなる成形物
を、トップシート17には透液性の繊維不織布を、各フ
ラップ3には撥水性で通気性の繊維不織布を、弾性部材
11,12,18にはゴムの他にゴム弾性を示すプラス
チック材料などをそれぞれ用いてある。ただし、場合に
よっては、外側シート13には縦横伸縮性で通気性のプ
ラスチック系またはゴム系のフィルムを、内側シート1
4には縦横伸縮性で通気性の繊維不織布を用いることも
ある。また、バックシート15を外側シート13だけか
ら構成する場合には、それには縦横伸縮性で不透液性シ
ート、例えば、繊維不織布に撥水処理したものや、プラ
スチック系又はゴム系のフィルムを用いる。
【0024】図5〜図11には、この発明に係るパンツ
1を製造するための主要な工程を示してある。以下の説
明において、パンツ1の全ての構成材料は、パンツ1の
製造ライン上をその製造の最終工程へ移動させているも
のと理解されたい。
【0025】図5において、既述の外側シート13の材
料であって、既述の積層体2の長さに相当する幅寸法を
有する第1A連続ウエブ113の長さ方向へ所定間隔で
その中央域にホットメルト型接着剤を塗布してその幅方
向へやや長い楕円環状形の接着域119を設ける。ま
た、第1A連続ウエブ113の長さ方向両側部に沿って
ホットメルト型接着剤を塗布して直状の接着域120を
設ける。
【0026】一方、既述の脚開口部用の弾性部材11の
素材であって、それぞれ3本の第1A及び第1B連続弾
性部材111A,111Bを、所要率に延伸しながら第
1A連続ウエブ113の各接着域119のほぼ半周にそ
れぞれ沿わせるとともに隣接する両接着域119の間で
交差させながらサインカーブ状に供給し、各接着域11
9に位置するそれら弾性部材の各部分を接着する。こう
して接着したそれら弾性部材の部分は環状弾性部111
bを形成し、それら環状弾性部の間に第1A及び第1B
連続弾性部材111A,111Bの他の部分111aが
位置するが、それらの位置には接着剤を塗布してないか
ら、図4に示す前記中央部11aのように互いに近接し
てほとんど弛緩する。しかし、部分111aは僅かの収
縮力が残存しており、図示してないが、隣接する両環状
弾性部111bの側に互いに分かれるように切断してそ
れ自体を収縮(スナップバック)させることで、両環状
弾性部111bの間に横たわらないようにすることがで
きる。また、既述の胴開口部用の弾性部材12の素材で
あって、それぞれ3本の第2連続弾性部材112を、所
要率に延伸しながら第1A連続ウエブ113の各接着域
120にそれぞれ沿わせて接着する。
【0027】第1A及び第1B連続弾性部材111A,
111Bをサインカーブ状に供給するには、例えば、こ
の出願人が特開平3−33201号公報に開示している
ように、それぞれを支持するトラバース手段を使用する
ことができる。
【0028】第1A連続ウエブ113に環状弾性部11
bを形成するように第1A及び第1B連続弾性部材11
1A,111Bを接着するのには、前述のように第1A
連続ウエブ113に接着域119を設けることなく、そ
れら連続弾性部材で環状弾性部11bを形成する部分に
だけ、即ち、それら連続弾性部材の長さ方向に所定間隔
でホットメルト型接着剤を直接塗布することができる。
第2連続弾性部材112の各々もまた、それらにホット
メルト型接着剤を直接塗布して第1A連続ウエブ113
に接着することができる。
【0029】図6において、既述の内側シート14の材
料である第1B連続ウエブ114を第1A連続ウエブ1
13の上面に重ね、第1B連続ウエブ114の上面の中
央域にその長さ方向へ所定間隔で吸収パネル16を供給
配置して第1連続積層体122を構成する。ただし、第
1B連続ウエブ114に吸収パネル16を配置した後、
これを第1A連続ウエブ113に重ねてもよい。
【0030】図7において、既述のトップシート17の
材料である第2連続ウエブ117を第1連続積層体12
2の上面に吸収パネル16を被覆するように重ねて第2
連続積層体123を構成する。
【0031】図8において、既述の一対のサイドフラッ
プ3の材料であって、得ようとする個々のパンツの幅寸
法の五分の四以下の幅寸法を有する第3連続ウエブ12
4の外側縁近傍に第3連続弾性部材118を伸長下にホ
ットメルト型接着剤(図示せず)で接着してそれら外側
縁を折り返してそれら連続弾性部材を被覆する。
【0032】図9において、第3連続ウエブ124をそ
の移動域に配置したサクション装置(図示せず)による
緊張状態下に第2連続積層体123の幅寸法と等しい長
さ寸法に切断してフラップ103を形成し、そのフラッ
プ103をその移動域に配置した旋回装置(図示せず)
によって第3連続ウエブ124又は第2連続積層体12
3の移動方向に対して90度だけ旋回する。その旋回装
置としては、例えば、カム機構によって旋回するサクシ
ョン保持部を有する装置を使用することができる。そし
て、そのサクション保持部により、フラップ103がそ
の弾性部材118の収縮力で収縮しないように緊張状態
に保持することができる。
【0033】図10において、前述のように90度だけ
旋回した緊張状態下のフラップ103の下面を、その幅
方向中心線121が前記環状弾性部111bの第1A連
続ウエブ113の幅方向における中心線121上に位置
するように重ねて第3連続積層体125を構成する。
【0034】更に、図10において、環状弾性部111
bで囲まれる第3連続積層体125の一部126を切除
して既述の脚開口用切欠部4を形成する。
【0035】図11において、第3連続積層体125を
その上面が内面に位置するようにその長さ方向中心線1
05(図10参照)を介して折り重ねる。
【0036】更に、図11において、前記折り重ねた第
3連続積層体125をフラップ103の幅方向中心線1
21の両側縁に沿って間欠的に超音波溶着で接合線8を
施こし接合して連続パンツ101を構成する。
【0037】更にまた、図11において、連続パンツ1
01を前記中心線121上において切断し、図1に示す
個々のパンツ1を得る。
【0038】前記脚開口用切欠部4又は前記脚開口部9
は、第3連続積層体125を構成した後、中心線121
上において切断する工程までの間において、環状弾性部
111bで囲まれる第3連続積層体125の一部126
を切除して形成することができ、実施例の工程でのその
形成に限定されない。
【0039】
【発明の効果】この発明方法は、以上の説明から理解す
ることができるように、要するに、パンツのバックシー
ト用の連続ウエブに脚開口部用及び胴開口部用の各連続
弾性部材をパンツのいわゆる横取りができるように取り
付けた後、パンツの主要部用の連続材料(ただし、予め
形成し離間して配置する吸収パネルを含む)を積層する
一方、互いに隣接する個々のパンツの一方のフラップの
幅寸法の二倍の幅寸法に形成した連続ウエブの両側に連
続弾性部材を取り付けこれを個々のパンツ分の長さに切
断し、この切断したフラップを前記主要部用の連続積層
体における互いに隣接する個々のパンツの境界線を中心
として重ねて最終の連続積層体を構成した後、この最終
の連続積層体をその長さ方向中心線を介して折り重ね、
この折り重ねた最終の連続積層体の所要部位を個々のパ
ンツの側縁接合線となるように接合した後、個々のパン
ツに切り離す。
【0040】従って、この発明方法によれば、パンツの
製造ラインに対してパンツの構成材料からパンツのいわ
ゆる横取りができるように、脚開口部用及び胴開口部用
の各連続弾性部材をバックシート用の連続ウエブに取り
付けると共に、その連続ウエブの移動方向と90度だけ
方向が異なるようにフラップを配置したパンツを製造す
るにもかかわらず、パンツを製造装置で連続的に廉価量
産することができる。
【0041】しかも、互いに隣接する個々のパンツの一
方のフラップの幅寸法の二倍の幅寸法に形成したフラッ
プを前記主要部用の連続積層体における互いに隣接する
個々のパンツの境界線を中心として重ね、個々のパンツ
に切り離すとき、その二倍の幅寸法のフラップを互いに
隣接する個々のパンツの一方ずつのフラップに同時に形
成するから、パンツの製造工程及びその装置を簡略化す
ることができる。
【0042】ちなみに、パンツの最終の連続積層体を個
々のパンツ分に切断した後、それを二つに折り重ねて個
々のパンツの両側縁を接合する製造方法を採ると、それ
には収縮方向性が異なる脚開口部、胴開口部用及びフラ
ップ用の各弾性部材を含んでいるから、それがそれら弾
性部材の収縮力で不定形に変形するため、パンツの両側
縁を整然と揃えて接合することが著しく困難になるばか
りでなく、連続的に廉価量産することも困難になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法で製造すべき使い捨てパンツの斜
視図。
【図2】前記パンツの両側縁を引き裂いて展開したその
内面の斜視図。
【図3】図2に示す前記パンツの幅方向中央部に沿う断
面図。
【図4】前記パンツの分解斜視図。
【図5】第1連続ウエブに脚囲用及び胴囲用の弾性部材
を取り付けたそのウエブの部分平面図。
【図6】第1連続積層体の部分平面図。
【図7】第2連続積層体の部分平面図。
【図8】第3連続ウエブの部分平面図。
【図9】フラップの平面図。
【図10】第3連続積層体の部分平面図。
【図11】前記第3連続積層体をその長さ方向中心線を
介して折り重ね、その幅方向に接合線を施こすことで、
連結パンツを構成した部分平面図。
【符号の説明】
1 パンツ 4 脚開口用切欠部 8 接合線 9 脚開口部 10 胴開口部 16 吸収パネル 103 フラップ 113 第1A連続ウエブ 114 第1B連続ウエブ 117 第2連続ウエブ 122 第1連続積層体 123 第2連続積層体 124 第3連続ウエブ 125 第3連続積層体 126 切除する一部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の工程を含む使い捨てパンツの製造方
    法。 a.一定方向へ移動する第1連続ウエブの上面中央域に
    その長さ方向に第1A及び第1B連続弾性部材を伸長下
    に供給し、その第1A連続弾性部材が環状形のほぼ半周
    を形成し、かつその第1B連続弾性部材がその環状形の
    残りのほぼ半周を形成するように湾曲させ接着して環状
    弾性部を形成し、その環状弾性部を前記上面中央域の長
    さ方向に所定間隔で配列すること。 b.前記第1連続ウエブの上面の長さ方向両側縁近傍に
    第2連続弾性部材を伸長下にそれぞれ供給して接着する
    こと。 c.前記第1連続ウエブの上面中央域にその長さ方向に
    所定間隔で、かつ、その幅方向に横たわるように吸収パ
    ネルを配置して第1連続積層体を構成すること。 d.第2連続ウエブを前記一定方向へ移動する前記第1
    連続積層体の上面に重ねて接合し、前記吸収パネルを被
    覆して第2連続積層体を構成すること。 e.得ようとする個々のパンツの幅寸法の五分の4以下
    の幅寸法を有し、前記一定方向へ移動する第3連続ウエ
    ブの両側縁に沿って第3連続弾性部材を伸長下にそれぞ
    れ供給して接着すること。 f.前記第3連続ウエブを緊張状態下に前記第2連続積
    層体の幅寸法と等しい長さ寸法に切断してフラップを形
    成した後、その緊張状態下のフラップを前記第2連続ウ
    エブの移動方向に対して90度だけ旋回し、その緊張状
    態下の旋回したフラップをその中心線が前記第1連続ウ
    エブの幅方向における前記環状弾性部の中心線上に位置
    するように重ねて第3連続積層体を構成する。 g.前記第3連続積層体をその上面が内面に位置するよ
    うにその長さ方向中心線を介して折り重ねること。 h.前記折り重ねた第3連続積層体を前記フラップの幅
    方向中心線の両側縁に沿って接合すること。 i.前記中心線の両側縁に沿って接合した第3連続積層
    体を前記中心線上において切断すること。 j.前記f工程で前記第3連続積層体を構成した後、前
    記i工程までの間において、前記環状弾性部で囲まれる
    前記第3連続積層体の一部を切除して脚開口部を形成す
    ること。
  2. 【請求項2】前記第1連続ウエブには縦横伸縮性・通気
    性で透液性の繊維不織布と縦横伸縮性・通気性で不透液
    性のプラスチック若しくはゴム系のフィルム、又は、そ
    の不織布に撥水処理したもの若しくはそのフィルムの単
    独を、前記吸収パネルには粉砕パルプと高吸収性ポリマ
    ー粒子と熱可塑性合成繊維との混合からなる成形物を、
    前記第2連続ウエブには透液性の繊維不織布を、前記第
    3連続ウエブには撥水性で通気性の繊維不織布を、前記
    各連続弾性部材にはゴム弾性を示す材料を、それぞれ用
    いる請求項1に記載の製造方法。
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