JP2009240552A - インナー吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】おむつ本体に簡便に取付けて、人体に対するフィット性を向上させる。
【解決手段】透液性のトップシート101と、不透液性のバックシート102と、トップシートとバックシートの間に配設された吸収体103と、吸収体の幅方向Y両側部に設けられた一対の立体ギャザー104、104とを備え、おむつ本体2に取り付けられて使用されるインナーパッド1であって、バックシート側に、長手方向Xの引張力が立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい裏面側糸ゴム106が配設され、裏面側糸ゴムは、股下部13側の長手方向の引張力が腹側部11及び背側部12側の長手方向の引張力よりも小さくされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、おむつやおむつの外装体等に取り付けられるインナー吸収性物品に関する。
従来、おむつやおむつの外装体等のおむつ本体に取付けられて使用されるインナーパッドが知られている。
インナーパッドは、一般的に、三つ折り形状に折り畳まれて包装袋に封入されており、使用に際して、折り畳みを開いておむつ本体に取り付ける必要があるが、三つ折り形状に折り畳まれていると、片手で開くことが困難であった。特に、使用者自身がインナーパッドを取り付ける場合には、その作業がより困難となっていた。
そこで、近年では、片手でも取付け易いように、トップシート側が内側となるように二つ折り形状に折り畳まれたものが開発されている。
しかしながら、インナーパッドは、包装袋に圧縮された状態で入れられており、さらに、トップシート側の立体ギャザーの引張力により、インナーパッドを包装袋から取り出しても自然には開かないといった問題があった。
そこで、インナーパッドのバックシート側に立体ギャザーの引張力よりも大きい引張力を有する糸ゴムを配設して、当該インナーパッドをおむつ本体に取り付ける際に自然に開くように構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−305465号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、糸ゴムが長手方向に沿って配設されているため、トップシートとバックシートの間に配設された吸収体の長手方向中央部分、即ち、おむつが人体に装着された状態で股下に対応する部分が収縮して、フィット性が悪化してしまうといった問題がある。
そこで、本発明の課題は、おむつ本体に簡便に取付けることができ、人体に対するフィット性を向上させることができるインナー吸収性物品を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に配設された吸収体と、前記トップシート側に、前記吸収体の幅方向両側部に設けられた一対の立体ギャザーとを備え、おむつ本体に取り付けられて使用されるインナー吸収性物品であって、
前記バックシート側に、長手方向の引張力が前記立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい弾性部が配設され、
前記弾性部は、股下部側の長手方向の引張力が腹側部及び背側部側の長手方向の引張力よりも小さくされてなることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインナー吸収性物品において、
前記弾性部は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、且つ、前記股下部に配設された部分が切断されてなる糸ゴムを備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインナー吸収性物品において、
前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
前記糸ゴムは、前記吸収体の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインナー吸収性物品において、
前記弾性部は、前記腹側部及び前記背側部に配設された複数の糸ゴムを備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のインナー吸収性物品において、
前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
前記糸ゴムは、前記吸収体の前記腹側部及び前記背側部に配設された部分の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載のインナー吸収性物品において、
前記吸収体は、前記股下部に配設された部分が前記腹側部及び前記背側部に配設された部分に比べて厚くされてなることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のインナー吸収性物品において、
前記バックシートの裏面の長手方向両端部及び長手方向中央部のうち、少なくとも何れか一方には、前記おむつ本体に着脱自在に止着される止着部材が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、バックシート側に、長手方向の引張力がトップシート側に設けられている立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい弾性部が配設されているので、弾性部によってトップシートにおける腹側部と背側部が離れる方向への付勢力が常時生じており、トップシートの腹側部と背側部が対向するように二つ折り形状に折り畳まれた状態であっても、当該付勢力により腹側部と背側部が股下部を中心として開くように回動し易くなっており、インナー吸収性物品のおむつ本体に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、弾性部は、股下部側の長手方向の引張力が腹側部及び背側部側の長手方向の引張力よりも小さくされているので、腹側部と背側部が股下部を中心として開いた状態となっても、股下部を腹側部及び背側部よりも長手方向に収縮させ難くすることができ、股下部の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、腹側部から股下部を通って背側部にかけて延在され、且つ、股下部に配設された部分が切断されてなる糸ゴムによって、腹側部と背側部を股下部を中心として開くように回動させ易くすることができるとともに、腹側部と背側部が股下部を中心として開いた状態にて股下部を腹側部及び背側部よりも長手方向に収縮させ難くすることができ、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、糸ゴムが、腹側部から股下部を通って背側部にかけて延在する吸収体の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されているので、インナー吸収性物品の糸ゴムが配設されている部分の剛性を高めて、インナー吸収性物品を長手方向に収縮させ難くすることができ、人体に対するフィット性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、腹側部及び背側部に配設された複数の糸ゴムによって、腹側部と背側部を股下部を中心として開くように回動させ易くすることができるとともに、腹側部と背側部が股下部を中心として開いた状態にて股下部を腹側部及び背側部よりも長手方向に収縮させ難くすることができ、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、糸ゴムが、腹側部から股下部を通って背側部にかけて延在する吸収体の腹側部及び背側部に配設された部分の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されているので、インナー吸収性物品の糸ゴムが配設されている部分の剛性を高めて、インナー吸収性物品を長手方向に収縮させ難くすることができ、人体に対するフィット性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、吸収体は、股下部に配設された部分が腹側部及び背側部に配設された部分に比べて厚くされているので、インナー吸収性物品の股下部を女性の股間部にフィットさせ易くすることができるとともに、股下部の剛性を向上させて、股下部を中心として腹側部及び背側部を開くようにより容易に回動させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、バックシートの裏面の長手方向両端部及び長手方向中央部のうち、少なくとも何れか一方には、おむつ本体に着脱自在に止着される止着部材が設けられているので、止着部材をおむつ本体の所定位置に止着させることにより、インナー吸収性物品のおむつ本体に対する取付作業をより容易なものとすることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の紙おむつ100の展開図であり、図2は、紙おむつ100を組み立てた斜視図である。また、図3は、図1のIII−III線における紙おむつ100の要部断面図である。
本実施形態の紙おむつ100は、例えば、人体の股下側を腹側から背側にかけて覆うものであり、具体的には、図1〜図3に示すように、インナーパッド(インナー吸収性物品)1と、インナーパッド1が取り付けられるおむつ本体2とを備えている。
なお、以下の説明にあっては、インナーパッド1がおむつ本体2に取り付けられた状態で人体の背側から股下を通って腹側に亘る方向を長手方向Xとし、長手方向Xに略直交する方向を幅方向Yとする。
おむつ本体2は、当該紙おむつ100の着用者の身体と接する接触面に配される本体側トップシート21と、使用装着時に外部側に設けられる外装体22と、本体側トップシート21と外装体22との間に介装される本体側吸収体23と、本体側吸収体23の幅方向Y両側縁部に設けられた本体側ギャザーシート24、24とを備えて構成されている。
本体側トップシート21は、透液性を有する不織布からなり、本体側吸収体23の表面側(身体側)を覆う形状に形成されている。
外装体22は、不透液性を有する不織布からなる外面シート22aと、外面シート22aに貼設される内面シート22bとにより構成され、本体側吸収体23の裏面側(装着時における外部側)を覆う形状に形成されている。
本体側トップシート21及び外面シート22aは、例えば、透液性の不織布等により形成されている。
また、本体側トップシート21及び外面シート22aを形成する不織布の素材としては、天然繊維、合成繊維のいずれを用いても良い。天然繊維としては、例えば、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹等が挙げられる。また、合成繊維としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエステル(PET)、アクリル等が挙げられる。また、PE/PP混合不織布、PE/PET混合不織布、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)も本体側トップシート21及び外面シート22aとして用いることができる。
外装体22の一方の端部には、当該紙おむつ100の着用者の腹周りを被覆する腹周り構成部25が形成され、他方の端部には、着用者の背周りを被覆する背周り構成部26が形成されているとともに、腹周り構成部25と背周り構成部26との間に、着用者の股間部を被覆する本体側股下部27が形成されている。
即ち、図2に示すように、腹周り構成部25の幅方向Y側の各端部と背周り構成部26の幅方向Y側の各端部がそれぞれ固着されて脇部を形成することで、紙おむつ100がパンツ型の形状に成形されるようになっている。
腹周り構成部25及び背周り構成部26は、略等しい幅を有する略矩形状に形成されている。
また、腹周り構成部25及び背周り構成部26における外面シート22aと内面シート22bとの間には、弾性部材としての複数本の糸ゴム25a、26aが挟み込まれて固着されている。これにより、紙おむつ100の使用の際に、着用者の胴周りおよび腰周りで、紙おむつ100が伸縮自在となるように構成されている。
また、外装体22の幅方向Y側の両縁部の各々には、腹周り構成部25の幅方向Y側の各端部から本体側股下部27を通り背周り構成部26の幅方向Y側の各端部に亘って、紙おむつ100の着用者の脚の周りを囲む一対の脚周り部28、28が形成されている。
脚周り部28は、着用者の脚周りに対応させて形成された脚周り用開口部の縁部に沿って、着用者の脚の周りに接触する一対の脚周りギャザー28a、28aが設けられている。
脚周りギャザー28aには、外面シート22aと内面シート22bとの間に、紙おむつ100の使用の際に着用者の股間部やそけい部等に対する外装体22の密着性を向上させるための複数本の糸ゴム28b、…が配設されている。
本体側吸収体23は、紙おむつ100の使用時に体液としての尿等の水様成分を吸収するものである。具体的には、本体側吸収体23は、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア23aと、吸収体コア23aを覆う透液性のクレープ紙23bとを備えている。
吸収体コア23aは、例えば、その長手方向Xがおむつ本体2の長手方向Xと略等しくなるように腹周り構成部25から本体側股下部27を通って背周り構成部26に亘って配設されている。
さらに、吸収体コア23aは、例えば、おむつ本体2の形状に対応させて、腹周り構成部25側及び背周り構成部26側に対して本体側股下部27側が幅狭となるように内側に凹んで形成されている。
クレープ紙23bは、吸収体コア23aを全体的に包装しており、透液性を有して体液を吸収する働きをなす。
本体側吸収体23の外装体22側には、防水フィルム29が配設されている。
防水フィルム29は、遮水性を有し、クレープ紙23bを通過した水様分が外装体22側に漏れることを防止する働きをなす。
本体側ギャザーシート24は、紙おむつ100における本体側トップシート21側において、本体側吸収体23の幅方向Y両側縁部に、吸収体コア23aの腹側端部から背側端部にわたり、股下両端部に相当する位置に備えられている。
また、本体側ギャザーシート24は、不透液性の不織布のシートを二つ折りにし、折り合わされた面を、例えば、ホットメルトや、ヒートシール、超音波シール等により固着させることにより形成されている。また、本体側ギャザーシート24は、不織布のシートを二つ折りにした状態で、その基端部が本体側トップシート21と外面シート22aとの間に挟まれるように固着されることにより固定されている。そして、不織布のシートが折り合わされた面間に、複数本の糸ゴム24a、…が挟み込まれている。
このような構造の本体側ギャザーシート24が紙おむつ100に固着されて備えられた状態において、当該本体側ギャザーシート24の自由端部が起立することにより本体側立体ギャザー24bが形成される。そして、本体側ギャザーシート24は、糸ゴム24aによって着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形することで、着用者の身体に密着するようになっている。
なお、本体側ギャザーシート24を形成する不織布は、上記した本体側トップシート21及び外面シート22aを形成する不織布と略等しい素材から構成され、また、これら不織布の製造方法もほぼ等しくなっている。
次に、インナーパッド1について図4及び図5を参照して詳細に説明する。
図4は、インナーパッド1を模式的に示す斜視図である。また、図5は、インナーパッド1を示す裏面図である。
図4及び図5に示すように、インナーパッド1は、人体の腹側に配される腹側部11と、背側に配される背側部12と、腹側部11と背側部12との間にて股下を覆う股下部13とを備えている。
股下部13の幅方向Y側の両縁部は、例えば、おむつ本体2の形状に対応させて内側に凹むように形成されている。
また、インナーパッド1は、人体と接する接触面に配される透液性のトップシート101と、トップシート101の裏面側に配されるセカンドシート108と、トップシート101と反対側の面に位置して使用装着時に外部側に設けられる不透液性のバックシート102と、トップシート101とバックシート102との間に介装される吸収体103と、トップシート101側に、吸収体103の幅方向Y両側部に設けられた一対の立体ギャザー104、104とを備えて構成されている。
吸収体103は、使用時に体液としての尿等の水様成分を吸収する働きをなすものであり、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア(図示略)が、透液性のクレープ紙(図示略)により覆われて構成されている。
なお、吸収体103は、上記のように複数層に分かれた構造であっても良いし、単層構造であっても良い。
また、吸収体103は、例えば、その長手方向Xがインナーパッド1の長手方向Xと略等しくなるように腹側部11から股下部13を通って背側部12に亘って配設されている。
さらに、吸収体103は、例えば、おむつ本体2の形状に対応させて、腹側部11及び背側部12に対して股下部13側が幅狭となるように内側に凹んで形成されている。
トップシート101の素材は、おむつ本体2に備わる本体側トップシート21と略同様であり、その説明を省略する。
バックシート102は、例えば、ポリエチレン等の不透液性(防水性)を有するとともに、ムレ防止の観点から通気性を有するシート材である。
不透液性と通気性とを具備するシート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
トップシート101及びバックシート102は、図4等に示すように、吸収体103よりも幅広に形成され、吸収体103よりも幅方向Y外側の部分が所定の接着剤により接着されている。そして、トップシート101及びバックシート102の吸収体103よりも幅方向Y外側の部分は、所定位置を起点として人体側に折り返されている。
また、トップシート101及びバックシート102の折り返された部分(折り返し部)102aに立体ギャザー104を構成するギャザーシート105が貼り付けられている。
立体ギャザー104は、折り返し部102aのトップシート101と反対の面に、不織布であるギャザーシート105を貼り付けることによって形成されている。ギャザーシート105は、折り返し部102aの自由端部よりも延出されてなり、立体ギャザー104の自由端部側はギャザーシート105一層のみからなり、外向きに折り返されている。
また、立体ギャザー104の吸収体103の長手方向Xに沿って配設された部分は、自由端部を固定することなく配されているが、インナーパッド1の長手方向X両端部に対応する部分は、立体ギャザー104の自由端部ごとトップシート101側に折り畳まれてトップシート101に固定されている。
なお、ギャザーシート105の自由端部側には、例えば、複数本の糸ゴム105a、…が長手方向Xに亘って配設されており、これによって、立体ギャザー104が着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形することとなって、着用者にフィットしやすい構造となっている。
また、バックシート102と吸収体103の間には、吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って裏面側糸ゴム106がそれぞれ2本ずつ配設されている。具体的には、裏面側糸ゴム106は、腹側部11にて長手方向Xに沿って略直線状に配設され、股下部13にて吸収体103の内側に凹んだ形状に沿うように湾曲して形成され、背側部12にて長手方向Xに沿って略直線状に配設されている。即ち、裏面側糸ゴム106は、インナーパッド1の腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて延在するように配設されている。
また、裏面側糸ゴム106の股下部13に配設された部分は、複数箇所で切断されており、これにより、裏面側糸ゴム106の股下部13側の長手方向Xの引張力が腹側部11及び背側部12側の長手方向Xの引張力よりも小さくされている。
なお、裏面側糸ゴム106の切断されている箇所は、模式的に一点鎖線で表している(図4及び図5参照)。
さらに、これら複数の裏面側糸ゴム106、…による長手方向Xの引張力は、立体ギャザー104に配設された糸ゴム105aによる長手方向Xの引張力よりも大きくなっている。
これにより、インナーパッド1は、バックシート102側に配設された裏面側糸ゴム106による長手方向Xの引張力によって、トップシート101における腹側部11と背側部12が離れる方向への付勢力が常時生じている。従って、トップシート101の腹側部11と背側部12が対向するように二つ折り形状に折り畳まれた状態であっても、当該付勢力により腹側部11と背側部12が股下部13を中心として開くように回動し易くなっており、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
なお、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業については後述する。
また、図5に示すように、バックシート102の裏面(おむつ本体側の面)の長手方向X両端部、即ち、腹側部11及び背側部12に、面ファスナ(止着部材)107が設けられている。
面ファスナ107は、おむつ本体2の腹周り構成部25及び背周り構成部26の本体側トップシート21の所定位置に着脱自在に止着されるものである。具体的には、面ファスナ107は、裏側から視て略矩形状に形成され、バックシート102の裏面の所定位置に所定の接着剤を介して固着されている。そして、面ファスナ107の表面に形成された複数のフック部(図示略)が本体側トップシート21の表面に係止されることで止着される。
なお、面ファスナ107と本体側トップシート21の止着を解除する場合には、面ファスナ107が設けられているインナーパッド1をおむつ本体2から引き剥がすようにインナーパッド1とおむつ本体2を相対的に移動させることにより、容易に止着解除を行うことができる。
次に、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業について説明する。
ここで、インナーパッド1は、おむつ本体2に対する取付前にて、トップシート101側が内側となるように、即ち、腹側部11と背側部12が対向するように二つ折り形状に折り畳まれたものを用いるものとする。
先ず、インナーパッド1のおむつ本体2に対する向きを調整する。具体的には、インナーパッド1を開いた際に、その長手方向Xとおむつ本体2の長手方向Xが揃うとともに、インナーパッド1の腹側部11がおむつ本体2の腹周り構成部25側に、且つ、インナーパッド1の背側部12がおむつ本体2の背周り構成部26側になるようにインナーパッド1及びおむつ本体2の向きを調整する。
そして、おむつ本体2の一対の本体側立体ギャザー24b、24bの内側であって、本体側股下部27にインナーパッド1の股下部13を対向させるように配設した後、インナーパッド1の対向する腹側部11と背側部12の間に指を挿入して、腹側部11と背側部12の間を押し広げる。このとき、裏面側糸ゴム106による長手方向Xの引張力によって生じる腹側部11と背側部12が離れる方向への付勢力により、腹側部11と背側部12の間を押し広げるわずかな力で腹側部11及び背側部12が股下部13を中心として開くように容易に回動して、インナーパッド1の腹側部11がおむつ本体2の腹周り構成部25に、且つ、インナーパッド1の背側部12がおむつ本体2の背周り構成部26に対向するように配設される。
そして、腹側部11の裏面側に設けられた面ファスナ107が腹周り構成部25における本体側トップシート21の表面に接触することにより当該表面に止着されるとともに、背側部12の裏面側に設けられた面ファスナ107が背周り構成部26における本体側トップシート21の表面に接触することにより当該表面に止着された状態となる。
これにより、おむつ本体2に対するインナーパッド1の取付作業が完了する。
以上のように、本実施形態の紙おむつ100によれば、バックシート102側に、腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて延在され、且つ、股下部13に配設された部分が切断された裏面側糸ゴム106が配設されており、これにより、バックシート102側の長手方向Xの引張力がトップシート101側に設けられている立体ギャザー104の糸ゴム105aによる長手方向Xの引張力よりも大きくされている。
従って、裏面側糸ゴム106によりトップシート101における腹側部11と背側部12が離れる方向への付勢力が常時生じており、トップシート101の腹側部11と背側部12が対向するように二つ折り形状に折り畳まれた状態であっても、当該付勢力により腹側部11及び背側部12が股下部13を中心として開くように回動し易くなっており、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、裏面側糸ゴム106は、股下部13に配設された部分が切断されていることにより、股下部13側の長手方向Xの引張力が腹側部11及び背側部12側の長手方向Xの引張力よりも小さくされているので、腹側部11と背側部12が股下部13を中心として開いた状態となっても、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くすることができ、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
特に、裏面側糸ゴム106が、腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて延在する吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って配設されているので、インナーパッド1の裏面側糸ゴム106が配設されている部分の剛性を高めて、インナーパッド1を長手方向Xに収縮させ難くすることができ、人体に対するフィット性をより向上させることができる。
また、バックシート102の裏面の長手方向X両端部、即ち、腹側部11及び背側部12に、おむつ本体2に着脱自在に止着される面ファスナ107が設けられているので、面ファスナ107をおむつ本体2の本体側トップシート21の腹周り構成部25及び背周り構成部26の所定位置に止着させることができ、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業をより容易なものとすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、インナーパッドの変形例について図6〜図13を参照して説明する。
<変形例1>
図6は、変形例1のインナーパッド301を示す裏面図である。
なお、変形例1のインナーパッド301は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図6に示すように、変形例1のインナーパッド301は、バックシート102の裏面の長手方向X両端部に加えて、長手方向X中央部、即ち、股下部13に、面ファスナ107が設けられている。
これにより、インナーパッド301のおむつ本体2に対する取付作業において、おむつ本体2の本体側股下部27にインナーパッド301の股下部13を対向させるように配設した際に、股下部13の裏面側の面ファスナ107が本体側股下部27における本体側トップシート21の表面に接触することにより当該表面に止着された状態となって、おむつ本体2に対してインナーパッド301が長手方向X及び幅方向Yに位置決めされる。
従って、インナーパッド301のおむつ本体2に対する取付作業をより簡便なものとすることができる。
なお、上記変形例1にあっては、インナーパッド301の腹側部11及び背側部12の裏面側にも、面ファスナ107を設けるようにしたが、おむつ本体2に対するインナーパッド301の位置決め作業の容易化の観点からは、必ずしも腹側部11及び背側部12の裏面側に面ファスナ107を設ける必要はない。
<変形例2>
図7は、変形例2のインナーパッド401を示す正面図である。また、図8は、図7のVIII−VIII線におけるインナーパッド401の要部断面図である。
なお、変形例2のインナーパッド401は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図7及び図8に示すように、変形例2のインナーパッド401は、股下部13に配設された部分が腹側部11及び背側部12に配設された部分に比べて厚くされた吸収体403を備えている。即ち、吸収体403は、股下部13の略中央部にて、正面視にて略長円形状をなし、側面視にて人体側に盛り上がるように肉厚な形状に形成されている。
これにより、インナーパッド401を女性の股間部にフィットさせ易くすることができるとともに、インナーパッド401の股下部13の剛性を向上させることができるので、股下部13を中心として腹側部11及び背側部12を開くようにより容易に回動させることができる。
<変形例3>
図9は、変形例3のインナーパッド501を示す裏面図である。
なお、変形例3のインナーパッド501は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図9に示すように、変形例3のインナーパッド501は、腹側部11から股下部13を通って背側部12に亘って幅方向Yの長さが略等しい吸収体503を備え、当該吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って裏面側糸ゴム506が配設されている。
裏面側糸ゴム506は、腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて延在され、且つ、股下部13に配設された部分が複数箇所で切断されている。
このような構造であっても、上記実施形態と同様に、裏面側糸ゴム506による引張力によって腹側部11及び背側部12を股下部13を中心として開くように回動させ易くして、インナーパッド501のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、裏面側糸ゴム506は、股下部13に配設された部分が切断されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
<変形例4>
図10は、変形例4のインナーパッド601を示す裏面図である。
なお、変形例4のインナーパッド601は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図10に示すように、変形例4のインナーパッド601は、2本の裏面側糸ゴム606、606が股下部13にて交差するように配設されている。具体的には、2本の裏面側糸ゴム606、606のうち、一方の糸ゴム606は、吸収体503の腹側部11における右隅部から背側部12における左隅部にかけて延在するように直線状に配設され、他方の糸ゴム606は、吸収体103の腹側部11における左隅部から背側部12における右隅部にかけて延在するように直線状に配設され、これら2本の糸ゴム606、606が股下部13の所定位置にて交差している。
また、裏面側糸ゴム606は、股下部13に配設された部分が複数箇所で切断されている。
なお、吸収体503は、変形例3のインナーパッド501(図9参照)に備わるものと同様であり、腹側部11から股下部13を通って背側部12に亘って幅方向Yの長さが略等しくされているが、吸収体503の形状はこれに限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
このような構造であっても、上記実施形態と同様に、裏面側糸ゴム606による引張力によって腹側部11及び背側部12を股下部13を中心として開くように回動させ易くして、インナーパッド601のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、裏面側糸ゴム606は、股下部13に配設された部分が切断されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
<変形例5>
図11は、変形例5のインナーパッド701を示す裏面図である。
なお、変形例5のインナーパッド701は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図11に示すように、変形例5のインナーパッド701は、腹側部11及び背側部12に配設された複数の裏面側糸ゴム706、…を備えている。即ち、腹側部11の幅方向両端部の各々に吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って2本ずつ裏面側糸ゴム706が配設されるとともに、背側部12の幅方向両端部の各々に吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って2本ずつ裏面側糸ゴム706が配設されている。
このような構造であっても、上記実施形態と同様に、裏面側糸ゴム706による引張力によって腹側部11及び背側部12を股下部13を中心として開くように回動させ易くして、インナーパッド701のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、裏面側糸ゴム706は、腹側部11及び背側部12にのみ配設されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
特に、裏面側糸ゴム706が、吸収体103の腹側部11及び背側部12に配設された部分の幅方向Y両側縁部の各々に沿って配設されているので、インナーパッド701の裏面側糸ゴム706が配設されている腹側部11及び背側部12の剛性を高めて、インナーパッド701を長手方向Xに収縮させ難くすることができ、人体に対するフィット性を向上させることができる。
<変形例6>
図12は、変形例6のインナーパッド801を示す裏面図である。
なお、変形例6のインナーパッド801は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図12に示すように、変形例6のインナーパッド801は、変形例3のインナーパッド501(図9参照)と同様に、腹側部11から股下部13を通って背側部12に亘って幅方向Yの長さが略等しい吸収体503を備え、当該吸収体103の腹側部11及び背側部12に配設された部分の幅方向Y両側縁部の各々に沿って複数の裏面側糸ゴム706、…が配設されている。
このような構造であっても、上記変形例5と同様に、裏面側糸ゴム706による引張力によって腹側部11及び背側部12を股下部13を中心として開くように回動させ易くして、インナーパッド801のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、裏面側糸ゴム706は、腹側部11及び背側部12にのみ配設されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
なお、上記変形例5及び6にあっては、腹側部11及び背側部12に配設された裏面側糸ゴム706として、長手方向Xに沿って延在するものを例示したが、これに限られるものではなく、変形例4の裏面側糸ゴム606と同様に、所定位置にて交差するような向きで配設されたものであっても良い。
<変形例7>
図13は、変形例7のインナーパッド901を示す裏面図である。
なお、変形例7のインナーパッド901は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図13に示すように、変形例7のインナーパッド901は、吸収体103の幅方向Y略中央部に配設された裏面側糸ゴム906を備えている。即ち、裏面側糸ゴム906は、吸収体103の幅方向Y略中央部に長手方向に沿って1本配設されている。
なお、上記実施形態にあっては、おむつ本体2として、いわゆるパンツ型の紙おむつ100を例示して説明したが、これに限られるものではなく、テープ式のものであっても良いし、トランクス型のものであっても良い。
また、おむつ本体2として、本体側吸収体23を備えるものを例示したが、これに限られるものではなく、本体側吸収体23を備えるか否かは適宜任意に変更することができ、本体側吸収体23を備えない外装体の表面にインナーパッド1、301、401、501、601、701、801、901を取り付けるようにしても良い。
また、上記実施形態では、止着部材として、本体側トップシート21の表面に係止されるフック部が形成された面ファスナ107を例示したが、これに限られるものではなく、おむつ本体2に着脱自在に止着されるものであれば如何なる構成のものであっても良い。
なお、面ファスナ107の形状は、略矩形状に限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
さらに、上記実施形態にあっては、バックシート102の裏面側の長手方向X両端部側を重くして、股下部13を中心として腹側部11及び背側部12が開くように回動し易いような構造としても良い。
また、股下部13側の長手方向Xの引張力及び腹側部11及び背側部12側の長手方向Xの引張力を調整するために、裏面側糸ゴム106、506、606、906の股下部13に配設された部分を複数箇所で切断したり、インナーパッド701、801の腹側部11及び背側部12にのみ裏面側糸ゴム706を配設するようにしたが、引張力の調整手段はこれに限られるものではない。例えば、これらの裏面側糸ゴム106、506、606、706、906を適宜組み合わせても良いし、これらに加えて腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて連続して延在する裏面側糸ゴムを組み合わせるようにしても良い。
さらに、裏面側糸ゴム106、506、606、706、906の配設パターンは、上記実施形態及び変形例に例示したものに限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
本発明を適用した一実施形態の紙おむつの展開図である。 図1の紙おむつを組み立てた斜視図である。 図1のIII−III線における紙おむつの要部断面図である。 図1の紙おむつを構成するインナーパッドを模式的に示す斜視図である。 図4のインナーパッドを示す裏面図である。 変形例1のインナーパッドを示す裏面図である。 変形例2のインナーパッドを示す正面図である。 図7のVIII−VIII線におけるインナーパッドの要部断面図である。 変形例3のインナーパッドを示す裏面図である。 変形例4のインナーパッドを示す裏面図である。 変形例5のインナーパッドを示す裏面図である。 変形例6のインナーパッドを示す裏面図である。 変形例7のインナーパッドを示す裏面図である。
符号の説明
100 紙おむつ
2 紙おむつ本体
1、301、401、501、601、701、801、901 インナーパッド(インナー吸収性物品)
11 腹側部
12 背側部
13 股下部
101 トップシート
102 バックシート
103、403、503 吸収体
104 立体ギャザー
106、506、606、706、906 裏面側糸ゴム(弾性部)
107 面ファスナ(止着部材)

Claims (7)

  1. 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に配設された吸収体と、前記トップシート側に、前記吸収体の幅方向両側部に設けられた一対の立体ギャザーとを備え、おむつ本体に取り付けられて使用されるインナー吸収性物品であって、
    前記バックシート側に、長手方向の引張力が前記立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい弾性部が配設され、
    前記弾性部は、股下部側の長手方向の引張力が腹側部及び背側部側の長手方向の引張力よりも小さくされてなることを特徴とするインナー吸収性物品。
  2. 前記弾性部は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、且つ、前記股下部に配設された部分が切断されてなる糸ゴムを備えることを特徴とする請求項1に記載のインナー吸収性物品。
  3. 前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
    前記糸ゴムは、前記吸収体の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴とする請求項2に記載のインナー吸収性物品。
  4. 前記弾性部は、前記腹側部及び前記背側部に配設された複数の糸ゴムを備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインナー吸収性物品。
  5. 前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
    前記糸ゴムは、前記吸収体の前記腹側部及び前記背側部に配設された部分の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴とする請求項4に記載のインナー吸収性物品。
  6. 前記吸収体は、前記股下部に配設された部分が前記腹側部及び前記背側部に配設された部分に比べて厚くされてなることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のインナー吸収性物品。
  7. 前記バックシートの裏面の長手方向両端部及び長手方向中央部のうち、少なくとも何れか一方には、前記おむつ本体に着脱自在に止着される止着部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のインナー吸収性物品。
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