JP2009240552A - インナー吸収性物品 - Google Patents
インナー吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009240552A JP2009240552A JP2008091195A JP2008091195A JP2009240552A JP 2009240552 A JP2009240552 A JP 2009240552A JP 2008091195 A JP2008091195 A JP 2008091195A JP 2008091195 A JP2008091195 A JP 2008091195A JP 2009240552 A JP2009240552 A JP 2009240552A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crotch
- disposed
- inner pad
- sheet
- abdominal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 title claims description 67
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 title claims description 67
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 70
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims abstract description 70
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims abstract description 29
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 claims description 57
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 claims description 35
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 38
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 38
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 6
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 6
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 4
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 3
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 description 3
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 description 3
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 3
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 3
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 2
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 229920001131 Pulp (paper) Polymers 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 1
- 239000011256 inorganic filler Substances 0.000 description 1
- 229910003475 inorganic filler Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 210000002784 stomach Anatomy 0.000 description 1
- 229920000247 superabsorbent polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Images
Abstract
【解決手段】透液性のトップシート101と、不透液性のバックシート102と、トップシートとバックシートの間に配設された吸収体103と、吸収体の幅方向Y両側部に設けられた一対の立体ギャザー104、104とを備え、おむつ本体2に取り付けられて使用されるインナーパッド1であって、バックシート側に、長手方向Xの引張力が立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい裏面側糸ゴム106が配設され、裏面側糸ゴムは、股下部13側の長手方向の引張力が腹側部11及び背側部12側の長手方向の引張力よりも小さくされている。
【選択図】図2
Description
インナーパッドは、一般的に、三つ折り形状に折り畳まれて包装袋に封入されており、使用に際して、折り畳みを開いておむつ本体に取り付ける必要があるが、三つ折り形状に折り畳まれていると、片手で開くことが困難であった。特に、使用者自身がインナーパッドを取り付ける場合には、その作業がより困難となっていた。
しかしながら、インナーパッドは、包装袋に圧縮された状態で入れられており、さらに、トップシート側の立体ギャザーの引張力により、インナーパッドを包装袋から取り出しても自然には開かないといった問題があった。
透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に配設された吸収体と、前記トップシート側に、前記吸収体の幅方向両側部に設けられた一対の立体ギャザーとを備え、おむつ本体に取り付けられて使用されるインナー吸収性物品であって、
前記バックシート側に、長手方向の引張力が前記立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい弾性部が配設され、
前記弾性部は、股下部側の長手方向の引張力が腹側部及び背側部側の長手方向の引張力よりも小さくされてなることを特徴としている。
前記弾性部は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、且つ、前記股下部に配設された部分が切断されてなる糸ゴムを備えることを特徴としている。
前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
前記糸ゴムは、前記吸収体の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴としている。
前記弾性部は、前記腹側部及び前記背側部に配設された複数の糸ゴムを備えることを特徴としている。
前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
前記糸ゴムは、前記吸収体の前記腹側部及び前記背側部に配設された部分の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴としている。
前記吸収体は、前記股下部に配設された部分が前記腹側部及び前記背側部に配設された部分に比べて厚くされてなることを特徴としている。
前記バックシートの裏面の長手方向両端部及び長手方向中央部のうち、少なくとも何れか一方には、前記おむつ本体に着脱自在に止着される止着部材が設けられていることを特徴としている。
また、弾性部は、股下部側の長手方向の引張力が腹側部及び背側部側の長手方向の引張力よりも小さくされているので、腹側部と背側部が股下部を中心として開いた状態となっても、股下部を腹側部及び背側部よりも長手方向に収縮させ難くすることができ、股下部の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
図1は、本発明を適用した一実施形態の紙おむつ100の展開図であり、図2は、紙おむつ100を組み立てた斜視図である。また、図3は、図1のIII−III線における紙おむつ100の要部断面図である。
なお、以下の説明にあっては、インナーパッド1がおむつ本体2に取り付けられた状態で人体の背側から股下を通って腹側に亘る方向を長手方向Xとし、長手方向Xに略直交する方向を幅方向Yとする。
外装体22は、不透液性を有する不織布からなる外面シート22aと、外面シート22aに貼設される内面シート22bとにより構成され、本体側吸収体23の裏面側(装着時における外部側)を覆う形状に形成されている。
また、本体側トップシート21及び外面シート22aを形成する不織布の素材としては、天然繊維、合成繊維のいずれを用いても良い。天然繊維としては、例えば、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹等が挙げられる。また、合成繊維としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエステル(PET)、アクリル等が挙げられる。また、PE/PP混合不織布、PE/PET混合不織布、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)も本体側トップシート21及び外面シート22aとして用いることができる。
即ち、図2に示すように、腹周り構成部25の幅方向Y側の各端部と背周り構成部26の幅方向Y側の各端部がそれぞれ固着されて脇部を形成することで、紙おむつ100がパンツ型の形状に成形されるようになっている。
また、腹周り構成部25及び背周り構成部26における外面シート22aと内面シート22bとの間には、弾性部材としての複数本の糸ゴム25a、26aが挟み込まれて固着されている。これにより、紙おむつ100の使用の際に、着用者の胴周りおよび腰周りで、紙おむつ100が伸縮自在となるように構成されている。
脚周り部28は、着用者の脚周りに対応させて形成された脚周り用開口部の縁部に沿って、着用者の脚の周りに接触する一対の脚周りギャザー28a、28aが設けられている。
さらに、吸収体コア23aは、例えば、おむつ本体2の形状に対応させて、腹周り構成部25側及び背周り構成部26側に対して本体側股下部27側が幅狭となるように内側に凹んで形成されている。
防水フィルム29は、遮水性を有し、クレープ紙23bを通過した水様分が外装体22側に漏れることを防止する働きをなす。
また、本体側ギャザーシート24は、不透液性の不織布のシートを二つ折りにし、折り合わされた面を、例えば、ホットメルトや、ヒートシール、超音波シール等により固着させることにより形成されている。また、本体側ギャザーシート24は、不織布のシートを二つ折りにした状態で、その基端部が本体側トップシート21と外面シート22aとの間に挟まれるように固着されることにより固定されている。そして、不織布のシートが折り合わされた面間に、複数本の糸ゴム24a、…が挟み込まれている。
このような構造の本体側ギャザーシート24が紙おむつ100に固着されて備えられた状態において、当該本体側ギャザーシート24の自由端部が起立することにより本体側立体ギャザー24bが形成される。そして、本体側ギャザーシート24は、糸ゴム24aによって着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形することで、着用者の身体に密着するようになっている。
図4は、インナーパッド1を模式的に示す斜視図である。また、図5は、インナーパッド1を示す裏面図である。
股下部13の幅方向Y側の両縁部は、例えば、おむつ本体2の形状に対応させて内側に凹むように形成されている。
なお、吸収体103は、上記のように複数層に分かれた構造であっても良いし、単層構造であっても良い。
さらに、吸収体103は、例えば、おむつ本体2の形状に対応させて、腹側部11及び背側部12に対して股下部13側が幅狭となるように内側に凹んで形成されている。
不透液性と通気性とを具備するシート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
また、トップシート101及びバックシート102の折り返された部分(折り返し部)102aに立体ギャザー104を構成するギャザーシート105が貼り付けられている。
また、立体ギャザー104の吸収体103の長手方向Xに沿って配設された部分は、自由端部を固定することなく配されているが、インナーパッド1の長手方向X両端部に対応する部分は、立体ギャザー104の自由端部ごとトップシート101側に折り畳まれてトップシート101に固定されている。
また、裏面側糸ゴム106の股下部13に配設された部分は、複数箇所で切断されており、これにより、裏面側糸ゴム106の股下部13側の長手方向Xの引張力が腹側部11及び背側部12側の長手方向Xの引張力よりも小さくされている。
なお、裏面側糸ゴム106の切断されている箇所は、模式的に一点鎖線で表している(図4及び図5参照)。
これにより、インナーパッド1は、バックシート102側に配設された裏面側糸ゴム106による長手方向Xの引張力によって、トップシート101における腹側部11と背側部12が離れる方向への付勢力が常時生じている。従って、トップシート101の腹側部11と背側部12が対向するように二つ折り形状に折り畳まれた状態であっても、当該付勢力により腹側部11と背側部12が股下部13を中心として開くように回動し易くなっており、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
なお、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業については後述する。
面ファスナ107は、おむつ本体2の腹周り構成部25及び背周り構成部26の本体側トップシート21の所定位置に着脱自在に止着されるものである。具体的には、面ファスナ107は、裏側から視て略矩形状に形成され、バックシート102の裏面の所定位置に所定の接着剤を介して固着されている。そして、面ファスナ107の表面に形成された複数のフック部(図示略)が本体側トップシート21の表面に係止されることで止着される。
なお、面ファスナ107と本体側トップシート21の止着を解除する場合には、面ファスナ107が設けられているインナーパッド1をおむつ本体2から引き剥がすようにインナーパッド1とおむつ本体2を相対的に移動させることにより、容易に止着解除を行うことができる。
ここで、インナーパッド1は、おむつ本体2に対する取付前にて、トップシート101側が内側となるように、即ち、腹側部11と背側部12が対向するように二つ折り形状に折り畳まれたものを用いるものとする。
これにより、おむつ本体2に対するインナーパッド1の取付作業が完了する。
従って、裏面側糸ゴム106によりトップシート101における腹側部11と背側部12が離れる方向への付勢力が常時生じており、トップシート101の腹側部11と背側部12が対向するように二つ折り形状に折り畳まれた状態であっても、当該付勢力により腹側部11及び背側部12が股下部13を中心として開くように回動し易くなっており、インナーパッド1のおむつ本体2に対する取付作業を簡便なものとすることができる。
また、裏面側糸ゴム106は、股下部13に配設された部分が切断されていることにより、股下部13側の長手方向Xの引張力が腹側部11及び背側部12側の長手方向Xの引張力よりも小さくされているので、腹側部11と背側部12が股下部13を中心として開いた状態となっても、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くすることができ、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
特に、裏面側糸ゴム106が、腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて延在する吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って配設されているので、インナーパッド1の裏面側糸ゴム106が配設されている部分の剛性を高めて、インナーパッド1を長手方向Xに収縮させ難くすることができ、人体に対するフィット性をより向上させることができる。
以下に、インナーパッドの変形例について図6〜図13を参照して説明する。
図6は、変形例1のインナーパッド301を示す裏面図である。
なお、変形例1のインナーパッド301は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図6に示すように、変形例1のインナーパッド301は、バックシート102の裏面の長手方向X両端部に加えて、長手方向X中央部、即ち、股下部13に、面ファスナ107が設けられている。
従って、インナーパッド301のおむつ本体2に対する取付作業をより簡便なものとすることができる。
図7は、変形例2のインナーパッド401を示す正面図である。また、図8は、図7のVIII−VIII線におけるインナーパッド401の要部断面図である。
なお、変形例2のインナーパッド401は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図7及び図8に示すように、変形例2のインナーパッド401は、股下部13に配設された部分が腹側部11及び背側部12に配設された部分に比べて厚くされた吸収体403を備えている。即ち、吸収体403は、股下部13の略中央部にて、正面視にて略長円形状をなし、側面視にて人体側に盛り上がるように肉厚な形状に形成されている。
図9は、変形例3のインナーパッド501を示す裏面図である。
なお、変形例3のインナーパッド501は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図9に示すように、変形例3のインナーパッド501は、腹側部11から股下部13を通って背側部12に亘って幅方向Yの長さが略等しい吸収体503を備え、当該吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って裏面側糸ゴム506が配設されている。
裏面側糸ゴム506は、腹側部11から股下部13を通って背側部12にかけて延在され、且つ、股下部13に配設された部分が複数箇所で切断されている。
また、裏面側糸ゴム506は、股下部13に配設された部分が切断されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
図10は、変形例4のインナーパッド601を示す裏面図である。
なお、変形例4のインナーパッド601は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図10に示すように、変形例4のインナーパッド601は、2本の裏面側糸ゴム606、606が股下部13にて交差するように配設されている。具体的には、2本の裏面側糸ゴム606、606のうち、一方の糸ゴム606は、吸収体503の腹側部11における右隅部から背側部12における左隅部にかけて延在するように直線状に配設され、他方の糸ゴム606は、吸収体103の腹側部11における左隅部から背側部12における右隅部にかけて延在するように直線状に配設され、これら2本の糸ゴム606、606が股下部13の所定位置にて交差している。
また、裏面側糸ゴム606は、股下部13に配設された部分が複数箇所で切断されている。
また、裏面側糸ゴム606は、股下部13に配設された部分が切断されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
図11は、変形例5のインナーパッド701を示す裏面図である。
なお、変形例5のインナーパッド701は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図11に示すように、変形例5のインナーパッド701は、腹側部11及び背側部12に配設された複数の裏面側糸ゴム706、…を備えている。即ち、腹側部11の幅方向両端部の各々に吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って2本ずつ裏面側糸ゴム706が配設されるとともに、背側部12の幅方向両端部の各々に吸収体103の幅方向Y両側縁部の各々に沿って2本ずつ裏面側糸ゴム706が配設されている。
また、裏面側糸ゴム706は、腹側部11及び背側部12にのみ配設されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
特に、裏面側糸ゴム706が、吸収体103の腹側部11及び背側部12に配設された部分の幅方向Y両側縁部の各々に沿って配設されているので、インナーパッド701の裏面側糸ゴム706が配設されている腹側部11及び背側部12の剛性を高めて、インナーパッド701を長手方向Xに収縮させ難くすることができ、人体に対するフィット性を向上させることができる。
図12は、変形例6のインナーパッド801を示す裏面図である。
なお、変形例6のインナーパッド801は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図12に示すように、変形例6のインナーパッド801は、変形例3のインナーパッド501(図9参照)と同様に、腹側部11から股下部13を通って背側部12に亘って幅方向Yの長さが略等しい吸収体503を備え、当該吸収体103の腹側部11及び背側部12に配設された部分の幅方向Y両側縁部の各々に沿って複数の裏面側糸ゴム706、…が配設されている。
また、裏面側糸ゴム706は、腹側部11及び背側部12にのみ配設されていることにより、股下部13を腹側部11及び背側部12よりも長手方向Xに収縮させ難くして、股下部13の人体の股間部に対するフィット性を向上させることができる。
図13は、変形例7のインナーパッド901を示す裏面図である。
なお、変形例7のインナーパッド901は、以下に説明する以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
図13に示すように、変形例7のインナーパッド901は、吸収体103の幅方向Y略中央部に配設された裏面側糸ゴム906を備えている。即ち、裏面側糸ゴム906は、吸収体103の幅方向Y略中央部に長手方向に沿って1本配設されている。
また、おむつ本体2として、本体側吸収体23を備えるものを例示したが、これに限られるものではなく、本体側吸収体23を備えるか否かは適宜任意に変更することができ、本体側吸収体23を備えない外装体の表面にインナーパッド1、301、401、501、601、701、801、901を取り付けるようにしても良い。
なお、面ファスナ107の形状は、略矩形状に限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
2 紙おむつ本体
1、301、401、501、601、701、801、901 インナーパッド(インナー吸収性物品)
11 腹側部
12 背側部
13 股下部
101 トップシート
102 バックシート
103、403、503 吸収体
104 立体ギャザー
106、506、606、706、906 裏面側糸ゴム(弾性部)
107 面ファスナ(止着部材)
Claims (7)
- 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に配設された吸収体と、前記トップシート側に、前記吸収体の幅方向両側部に設けられた一対の立体ギャザーとを備え、おむつ本体に取り付けられて使用されるインナー吸収性物品であって、
前記バックシート側に、長手方向の引張力が前記立体ギャザーの長手方向の引張力よりも大きい弾性部が配設され、
前記弾性部は、股下部側の長手方向の引張力が腹側部及び背側部側の長手方向の引張力よりも小さくされてなることを特徴とするインナー吸収性物品。 - 前記弾性部は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、且つ、前記股下部に配設された部分が切断されてなる糸ゴムを備えることを特徴とする請求項1に記載のインナー吸収性物品。
- 前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
前記糸ゴムは、前記吸収体の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴とする請求項2に記載のインナー吸収性物品。 - 前記弾性部は、前記腹側部及び前記背側部に配設された複数の糸ゴムを備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインナー吸収性物品。
- 前記吸収体は、前記腹側部から前記股下部を通って前記背側部にかけて延在され、
前記糸ゴムは、前記吸収体の前記腹側部及び前記背側部に配設された部分の幅方向両側縁部の各々に沿って配設されていることを特徴とする請求項4に記載のインナー吸収性物品。 - 前記吸収体は、前記股下部に配設された部分が前記腹側部及び前記背側部に配設された部分に比べて厚くされてなることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のインナー吸収性物品。
- 前記バックシートの裏面の長手方向両端部及び長手方向中央部のうち、少なくとも何れか一方には、前記おむつ本体に着脱自在に止着される止着部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のインナー吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008091195A JP5243079B2 (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | インナー吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008091195A JP5243079B2 (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | インナー吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009240552A true JP2009240552A (ja) | 2009-10-22 |
JP5243079B2 JP5243079B2 (ja) | 2013-07-24 |
Family
ID=41303190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008091195A Expired - Fee Related JP5243079B2 (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | インナー吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5243079B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027323A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP2015188715A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP2015188714A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 花王株式会社 | 男性用失禁パッド |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105078661A (zh) * | 2015-09-15 | 2015-11-25 | 福建蓝蜻蜓护理用品股份公司 | 一种防侧漏弹力t形纸尿裤 |
JP7000779B2 (ja) | 2017-09-28 | 2022-01-19 | Tdk株式会社 | 積層セラミック電子部品 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11216159A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Uni Charm Corp | 折り重ねた使い捨ておむつ |
JP2002045399A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-02-12 | Toyo Eizai Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP2003102779A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Kao Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP2004167043A (ja) * | 2002-11-21 | 2004-06-17 | Oji Paper Co Ltd | パンツ型使いすておむつ |
JP2004305465A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Hakujuji Co Ltd | 使い捨て吸収性物品 |
JP2007130490A (ja) * | 2000-05-15 | 2007-05-31 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2008061761A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Kao Corp | 吸収性物品 |
-
2008
- 2008-03-31 JP JP2008091195A patent/JP5243079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11216159A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Uni Charm Corp | 折り重ねた使い捨ておむつ |
JP2007130490A (ja) * | 2000-05-15 | 2007-05-31 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2002045399A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-02-12 | Toyo Eizai Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP2003102779A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Kao Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP2004167043A (ja) * | 2002-11-21 | 2004-06-17 | Oji Paper Co Ltd | パンツ型使いすておむつ |
JP2004305465A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Hakujuji Co Ltd | 使い捨て吸収性物品 |
JP2008061761A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Kao Corp | 吸収性物品 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027323A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP2015188715A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP2015188714A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 花王株式会社 | 男性用失禁パッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5243079B2 (ja) | 2013-07-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5117249B2 (ja) | インナー吸収性物品 | |
JP5075703B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4996507B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4427446B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4909819B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4969894B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
JP5243079B2 (ja) | インナー吸収性物品 | |
JP4938986B2 (ja) | トランクス型おむつ | |
JP5721987B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2011139843A (ja) | テープ型使い捨ておむつ | |
JP6095385B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2010012002A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2009056001A (ja) | テープ型使い捨ておむつ | |
JP2005218674A (ja) | 使い捨ておむつ | |
TWI536973B (zh) | 吸收性物品及使用後丟棄之尿片 | |
JPH08215245A (ja) | 使いすておむつ | |
JP5715865B2 (ja) | 紙おむつ | |
JP5716418B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5175702B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2000051273A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4315848B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4982195B2 (ja) | テープ型おむつ | |
JP2010268991A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4331960B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2009195303A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120814 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130404 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5243079 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |