JP2015027323A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2015027323A
JP2015027323A JP2013157332A JP2013157332A JP2015027323A JP 2015027323 A JP2015027323 A JP 2015027323A JP 2013157332 A JP2013157332 A JP 2013157332A JP 2013157332 A JP2013157332 A JP 2013157332A JP 2015027323 A JP2015027323 A JP 2015027323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
absorbent
absorbent article
sheet
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013157332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6155128B2 (ja
Inventor
はるみ 永谷
Harumi Nagatani
はるみ 永谷
鈴木 陽一
Yoichi Suzuki
陽一 鈴木
まゆみ 永長
Mayumi Nagaosa
まゆみ 永長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2013157332A priority Critical patent/JP6155128B2/ja
Publication of JP2015027323A publication Critical patent/JP2015027323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6155128B2 publication Critical patent/JP6155128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】例えばインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を容易に固定することができ、利便性が向上する吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の尿とりパッド1Aは、表面シート2と、裏面シート3と、これら両シート2,3間に配された吸収体4とを有する縦長の吸収性本体5を備える。尿とりパッド1Aは、吸収性本体5の非肌対向面5d側に吸収性本体5の幅方向(X方向)に延びる複数本の帯状部材6を備える。複数本の帯状部材6は、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔を空けて配され、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の少なくとも一端部6aが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、裏面シート3の非肌対向面3dと接合している。
【選択図】図3

Description

本発明は、尿とりパッド等の吸収性物品に関する。
従来より、尿等の排泄物の処理に伴う経済的、労力的な負担の軽減を目的として、吸収性パッドを使い捨ておむつに重ねて使用することが行われている。吸収性パッドを重ねて使用する使い捨ておむつとして、例えば、特許文献1には、使い捨ておむつの外装部材の表面部位に補助パッドを保持するためのベルト状部材が、使い捨ておむつの外装部材に設けられた使い捨ておむつが記載されている。
また、特許文献2には、吸収性パッドに類似して、幅方向に帯状に延びる1本のテープを非肌対向面に有する生理用ナプキンが記載されている。特許文献2に記載の生理用ナプキンによれば、処理する際、汚れた表面シートが内側となるように二つ折りした状態でテープを掛けることにより、その状態を保持することができる。
これとは別の技術として、本出願人は、先に、尿とりパッド等の吸収性物品内部の排尿の有無を検知するセンサー部を吸収性物品全体に亘って面状に分布して配し、センサー素子のインピーダンス変化を検出する排泄検知装置を提案した(特許文献3参照)。特許文献3に記載の排泄検知装置によれば、人体の動き等の影響を軽減して、排泄量を精度良く測定することができる。
特開2005−270377号公報 実特平1−157731号公報 特開2011−78791号公報
しかし、特許文献1に記載の使い捨ておむつ、及び特許文献2に記載の生理用ナプキンには、例えばインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を固定する固定手段について、何ら記載されていない。このような固定手段を具備する吸収性パッドや使い捨ておむつ等の吸収性物品があれば、便利である。
従って、本発明は、前述したニーズを満足し得る吸収性物品を提供することに関するものである。
本発明は、肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを有する縦長の吸収性本体を備えた吸収性物品であって、前記吸収性物品は、前記吸収性本体の非肌対向面側に該吸収性本体の幅方向に延びる複数本の帯状部材を備え、複数本の前記帯状部材は、前記吸収性本体の長手方向に間隔を空けて配され、各帯状部材の両端部の内の少なくとも一端部が、前記吸収性本体の長手方向に沿う側部において、前記裏面シートの非肌対向面と接合している吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、例えばインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を容易に固定することができ、利便性が向上する。
図1は、本発明の第1実施形態である尿とりパッドを展開型の使い捨ておむつの内側に取り付けた状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態である尿とりパッドにセンサーを固定した状態を示す斜視図である。 図3は、図2に示す尿とりパッドを伸長させた状態を非肌対向面側から見た平面図である。 図4は、図3のI−I線断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態の尿とりパッドを伸長させた状態を非肌対向面側から見た平面図である(図3相当図)。 図6は、図5のII−II線断面図である(図4相当図)。 図7は、本発明の第3実施形態の尿とりパッドを伸長させた状態を非肌対向面側から見た平面図である(図3相当図)。 図8は、図7のIII−III線断面図である(図4相当図)。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい第1実施形態に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。
第1実施形態の吸収性物品は、図1に示すように、使い捨ておむつ100の内側に配されて使用される尿とりパッド1A(以下、「尿とりパッド1A」ともいう。)である。尿とりパッド1Aは、肌対向面側に配された表面シート2と、非肌対向面側に配された裏面シート3と、これら両シート2,3間に配された吸収体4とを有する縦長の吸収性本体5を備えている。尿とりパッド1Aは、図2,図3に示すように、吸収性本体5の非肌対向面5d側に吸収性本体5の幅方向(X方向)に延びる複数本の帯状部材6を備えている。複数本の帯状部材6は、図3に示すように、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔を空けて配され、図4に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の少なくとも一端部6aが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、裏面シート3の非肌対向面3dと接合している。
第1実施形態の尿とりパッド1Aについて、詳述すると、尿とりパッド1Aの吸収性本体5は、図1,図3に示すように、伸長した状態において、長方形状であり、その長手方向(以下「Y方向」ともいう。Y方向:長手方向(Y方向)に延びる中心線CLに平行な方向をいう。)に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、腹側部Aと背側部Bとの間に位置し、着用者の股間部に配される股下部Cを有している。尿とりパッド1Aを内部に取り付ける使い捨ておむつ100も同様に、尿とりパッド1Aの吸収性本体5の長手方向(Y方向)に長く形成されており、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、腹側部Aと背側部Bとの間に位置し、着用者の股間部に配される股下部Cを有している。腹側部A、股下部C及び背側部Bは、おむつ100を伸長した状態において、おむつ100の長手方向(Y方向)の全長を略3等分するように区分したときの各領域である。このように、尿とりパッド1Aの吸収性本体5の長手方向(Y方向)と使い捨ておむつ100の長手方向(Y方向)とは同方向である。
尚、本明細書においては、長手方向(Y方向)に直交する方向を、吸収性本体5の幅方向、使い捨ておむつ100の幅方向(X方向)(以下「X方向」ともいう。)として説明する。また、本明細書において、「肌対向面」とは、尿とりパッド1Aを構成する表面シート2或いは使い捨ておむつ100を構成ずる後述するおむつ表面シート102などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、「非肌対向面」とは、表面シート2或いはおむつ表面シート102などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。さらにまた、図1に示す線CLは、尿とりパッド1A又は使い捨ておむつ100の長手方向(Y方向)に延びる中心線である。
第1実施形態の尿とりパッド1Aでは、表面シート2、裏面シート3及び吸収体4は、図2及び図3に示すように、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に長い長方形状を有している。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の長手方向(Y方向)に沿う左右両側縁及び長手方向(Y方向)の前後両端縁から外方に延出している。表面シート2は、図3に示すように、その長手方向(Y方向)の寸法が、裏面シート3の長手方向(Y方向)の寸法と同じであるが、図4に示すように、その幅方向(X方向)の寸法が、裏面シート3の幅方向(X方向)の寸法より小さくなっている。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の周縁から外方に延出した延出部において直接的に又は他の部材(尿とりパッド1Aにおいては後述する立体ギャザー8を形成するサイドシート81)を介在させ、接着剤又は熱融着等によって互いに接合されており、吸収体4を挟持・固定している。尚、吸収体4は、パルプ繊維等の繊維の集合体に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア41を、1枚のコアラップシート42で被覆して形成されている。
また、第1実施形態の尿とりパッド1Aでは、図4に示すように、吸収性本体5の肌対向面5u側において、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う両側部5s,5sそれぞれに配設固定された撥水性のサイドシート81を備え、サイドシート81の自由端部81fには、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材82が配設固定されており、着用時には、立体ギャザー形成用の弾性部材82の収縮力によって、サイドシート81の自由端部81fが起立して立体ギャザー8を形成する。言い換えれば、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う両側部5s,5sそれぞれには、吸収性本体5の肌対向面5u側、即ち、表面シート2の肌対向面2uにおいて、Y方向に伸長状態で固定された弾性部材82を有するサイドシート81が、表面シート2の両側部それぞれに、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の全長に亘って配され固定されており、これによって一対の立体ギャザー8,8が形成される。尚、尿とりパッド1Aの吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う両側部5s,5sそれぞれに、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材(不図示)を長手方向(Y方向)に伸長状態に配し、該レッグ弾性部材(不図示)の収縮によりレッグギャザーが形成されるようにしてもよい。
また、第1実施形態の尿とりパッド1Aは、図2,図3に示すように、吸収性本体5の非肌対向面5d側に吸収性本体5の幅方向(X方向)に延びる2本の帯状部材6,6を備えている。第1実施形態の尿とりパッド1Aでは、2本の帯状部材6,6は、図3に示すように、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔を空けて配され、図4に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の一端部6aが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、裏面シート3の非肌対向面3dと接合している。そして、2本の帯状部材6,6は、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の他端部6bが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、裏面シート3の非肌対向面3dと再締結可能に接合している。具体的には、2枚の帯状部材6,6は、それぞれ、幅方向(X方向)に長い長方形状を有しており、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う両側部5s,5s間に亘って配されている。2枚の帯状部材6,6は、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の腹側部A側の端部5a及び長手方向(Y方向)の背側部B側の端部5bにそれぞれ配されており、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔が空いている。尚、第1実施形態の尿とりパッド1Aでは、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の腹側部A側の端部5a及び背側部B側の端部5bにそれぞれ帯状部材6が配され、全体で2本の帯状部材6が配されているが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の腹側部A側の端部5a、背側部B側の端部5b及び股下部Cにそれぞれ帯状部材6が配され、全体で3本の帯状部材6が配されるようにしてもよい。
そして、第1実施形態の尿とりパッド1Aでは、図3,図4に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bが、それぞれ、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、裏面シート3の非肌対向面3dと接合している。詳述すると、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の一端部6aは、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、接着剤又は熱融着等によって、裏面シート3の非肌対向面3dと強固に接合されている。また、各帯状部材6の一端部6aと裏面シート3とは、図4に示すように、吸収性本体5を横断面視して、吸収体4と重なる位置で接合している。
一方、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の他端部6bは、接合手段7として面ファスナーを用いて、裏面シート3の非肌対向面3dと再締結可能に接合されている。また、各帯状部材6の他端部6bと裏面シート3とも、一端部6aと裏面シート3との接合と同様に、図4に示すように、吸収性本体5を横断面視して、吸収体4と重なる位置で接合している。
第1実施形態の尿とりパッド1Aは、図1に示すように、例えば、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に長いシート状のセンサー10を、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間に配して使用される。具体的には、尿とりパッド1Aは、シート状のセンサー10を、X方向においては、各帯状部材6の両端部6a,6bの間に配し、更に、厚み方向においては、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間に配して使用される。尚、吸収性本体5は、その外周縁が、シート状のセンサー10の外周縁よりも広く形成されている。シート状のセンサー10としては、例えば、本出願人が出願した特開2011−78791号公報に記載の排泄検知装置の有する、複数のセンサー素子が面状に分散配置され各センサー素子がインピーダンス変化を検知するセンサー部、或いは圧力変化を検出する面状のセンサー部等が挙げられる。尚、センサー10には、腹側部A側の端部から外方に延出するコード11が備えられている。
特に、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間にシート状のセンサー10を配して尿とりパッド1Aを使用する場合、長方形状の各帯状部材6は、その幅(Y方向の長さ)が、シート状センサー10が濡れにくいことや、ズレ防止の観点から、センサー10の長手方向(Y方向)の長さの3%以上であることが好ましく、5%以上であることが更に好ましく、10%以上であることが特に好ましく、そして、90%以下であることが好ましく、80%以下であることが更に好ましく、45%以下であることが特に好ましく、具体的には、3%以上90%以下であることが好ましく、5%以上80%以下であることが更に好ましく、10%以上45%以下であることが特に好ましい。また、長方形状の帯状部材6の合計幅(第1実施形態の尿とりパッド1Aでは、2本の帯状部材6の合計幅)が、前記と同様の観点から、センサー10の長手方向(Y方向)の長さの3%以上であることが好ましく、更に好ましくは5%以上であり、また、90%以下であることが好ましく、80%以下であることが更に好ましく、45%以下であることが特に好ましく、具体的には、3%以上90%以下であることが好ましく、5%以上80%以下であることが更に好ましく、5%以上45%以下であることが特に好ましい。
次に、尿とりパッド1Aを内側に重ねて使用する使い捨ておむつ100について詳述する。
使い捨ておむつ100は、図1に示すように、尿とりパッド1Aが取り付けられるおむつ表面シート102と、最も非肌対向面側に配されたおむつ裏面シート103と、これら両シート102,103間に配されたおむつ吸収体104とを有している。また、使い捨ておむつ100は、おむつ吸収体104の幅方向(X方向)外方に、レッグギャザー形成用のおむつレッグ弾性部材(不図示)を長手方向(Y方向)に伸長状態に配し、該おむつレッグ弾性部材(不図示)の収縮によりおむつレッグギャザー105が形成されている。
おむつ吸収体104は、図1に示すように、例えば、使い捨ておむつ100の内側に重ねて使用される尿とりパッド1Aよりも広く、腹側領域Aの左右両側縁及び背側領域Bの左右両側縁それぞれが股下領域Cの左右両側縁よりも幅方向(X方向)外方に延出している。そして、股下領域Cの左右両側縁が幅方向(X方向)内方に向かって円弧状に湾曲しており、全体として長手方向(Y方向)中央部が内方に括れた形状を有している。尚、おむつ吸収体104は、尿とりパッド1Aの吸収体4と同様に、パルプ繊維等の繊維の集合体に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、1枚のコアラップシートで被覆して形成されている。
おむつ表面シート102及びおむつ裏面シート103は、それぞれ、おむつ吸収体104の長手方向(Y方向)に沿う左右両側縁及び長手方向(Y方向)の前後両端縁から外方に延出しており、おむつ吸収体104の周縁から外方に延出した延出部において直接的に接着剤又は熱融着等によって互いに接合されており、おむつ吸収体104を挟持・固定している。
以上のように形成された使い捨ておむつ100は、図1に示すように、全体として長手方向(Y方向)中央部が内方に括れた形状を有している。使い捨ておむつ100は、いわゆる展開型のおむつであり、背側領域Bの左右両側縁部に二対のファスニングテープ106,106が設けられ、腹側領域Aの外表面(非肌対向面)に、該ファスニングテープ106,106を止着させるランディングテープ(不図示)が設けられている。
第1実施形態の尿とりパッド1Aの形成材料及び尿とりパッド1Aを取り付ける使い捨ておむつ100の形成材料について説明する。
尿とりパッド1Aの表面シート2及び使い捨ておむつ100のおむつ表面シート102、並びに尿とりパッド1Aの吸収体4及び使い捨ておむつ100のおむつ吸収体104としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるもの等を、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2及びおむつ表面シート102としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。また、吸収体4を構成する吸収性コア41及びおむつ吸収体104を構成する吸収性コアとしては、パルプ繊維等の繊維の集合体に吸収ポリマーの粒子を保持させたもの等を用いることができ、吸収体4を構成する被覆材42及びおむつ吸収体104を構成する被覆材としては、親水性シート、例えば、透水性の薄紙(ティッシュペーパー)や透水性の不織布からなるコアラップシート等を用いることができる。尚、立体ギャザー8を構成する撥水性のサイドシート81としては、不織布、織物又は不織布とフィルムの積層シート等を用いることができる。
また、尿とりパッド1Aの裏面シート3及び使い捨ておむつ100のおむつ裏面シート103としては、液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルム、或いは該樹脂フィルムに、各種製法による不織布(例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等)を積層したシート等を用いることができる。ここで、液難透過性とは、液不透過性を含む。従来のセンサー素子が直接尿と接することにより排尿を検知するセンサーは、その性質上、尿とりパッドの吸収体内に配置せざるを得ず、該パッドごと使い捨てるため高額という問題があった。一方、本出願人が出願した特開2011−78791号公報に記載のセンサーは、センサー素子が直接尿に接しなくても排尿を検知することができる。そのため、尿とりパッド1Aの裏面シート3が、液難透過性のシートで形成されていれば、例えば、シート状のセンサー10を、裏面シート3と複数本の帯状部材6,6との間に配して尿とりパッド1Aを使用する場合に、センサー10を体液で濡らし難く、衛生的に繰り返し使用が可能となる。
また、尿とりパッド1Aの帯状部材6としては、裏面シート3と同様に、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルム、或いは該樹脂フィルムに、各種製法による不織布(例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等)を積層したシート等を用いることができる。このように、尿とりパッド1Aの帯状部材6が、裏面シート3と同様に、液難透過性のシートで形成されていれば、例えば、シート状のセンサー10を、裏面シート3と複数本の帯状部材6,6との間に配して尿とりパッド1Aを使用する場合に、シート状センサー10を体液で濡らしにくく、使い捨ておむつ100のおむつ表面シート102上に配置したときにズレにくくなる。
また、尿とりパッド1A及び使い捨ておむつ100それぞれの各部材の固定(各帯状部材6の両端部6a,6bの内の一端部6aと裏面シート3の非肌対向面3dとの接合を含む)には、接着剤或いは熱融着等が利用される。接着剤としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ホットメルト接着剤を用いることができる。ホットメルト接着剤としては、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等のブロックコポリマー系のホットメルト接着剤が挙げられる。熱融着としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、高周波シール、超音波シールを用いることができる。
各帯状部材6の両端部6a,6bの内の他端部6bと裏面シート3の非肌対向面3dとを再締結可能に接合する接合手段7のオス部材としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、オス部材としては、「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材等を用いることができる。接合手段7のオス部材が係合するターゲットとしては、例えば、裏面シート3を、液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルムに不織布を積層したシートで構成しておき、該不織布を、オス部材の係合突起と直接係合可能な係合性に富む不織布とすればよい。
尿とりパッド1Aの立体ギャザー形成用の弾性部材82及び使い捨ておむつ100のレッグギャザー105形成用のおむつレッグ弾性部材(不図示)としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料を用いることができる。
上述した本発明の第1実施形態の尿とりパッド1Aを使用した際の作用効果について説明する。
尿とりパッド1Aは、図2,図3に示すように、吸収性本体5の非肌対向面5d側に幅方向(X方向)に延びる複数本の帯状部材6を備え、複数本の帯状部材6は、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔を空けて配されており、図4に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bが、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、裏面シート3の非肌対向面3dと接合している。そのため、裏面シート3と複数本の帯状部材6との間に、例えばインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を容易に固定することができるので、利便性が向上する。具体的には、尿とりパッド1Aがシート状のセンサー10を裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間に配して使用される場合、センサー10を固定し易いので、尿とりパッド1Aの利便性が向上する。また、このようにセンサー10が配された尿とりパッド1Aを、図1に示すように、使い捨ておむつ100の内側に重ねて使用すれば、センサー10が固定され易く、センサー素子のインピーダンス変化を正確に検出し易く、おむつ100の内部の尿量や尿の分布を精度よく検知することができる。
また、尿とりパッド1Aは、図2に示すように、吸収性本体5の肌対向面側に立体ギャザー8を有しているので、体液が横漏れし難く、おむつ内に排泄された尿量をより精度よく検知することができ、また、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間に配して固定する例えばインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部が体液で汚れ難くなる。
また、尿とりパッド1Aは、図4に示すように、吸収性本体5を横断面視して、各帯状部材6の一端部6aと裏面シート3とが、吸収体4と重なる位置で接合している。その為、着用時に、幅方向(X方向)端部が内側に折れて接合手段7が着用者の肌に当たることにより、違和感や痛み、かぶれ等をおこし難い。また、吸収体4と重なる位置で接合しているため、各帯状部材6の一端部6aと裏面シート3との接合部分に、段差ができ難く、違和感を生じ難い。特に尿とりパッド1Aでは、図4に示すように、各帯状部材6の一端部6aのみならず、各帯状部材6の他端部6bも、吸収体4と重なる位置で裏面シート3に接合しているので、上記効果を特に奏する。
また、尿とりパッド1Aは、図4に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の他端部6bが、裏面シート3の非肌対向面3dと接合手段7を介して再締結可能に接合している。そのため、例えば、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間にインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を固定する際に、固定状態の調整を容易に行うことができ、尿とりパッド1Aの利便性が更に向上する。
次に、本発明の第2〜第3実施形態の尿とりパッド1B〜1Cについて説明する。第2〜第3実施形態の尿とりパッド1B〜1Cは、帯状部材6の形態の形態が、第1実施形態の尿とりパッド1Aと異なる。第2〜第3実施形態の尿とりパッド1B〜1Cについては、第1実施形態の尿とりパッド1Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、第1実施形態の尿とりパッド1Aに関する説明が適宜適用される。また、第2〜第3実施形態の尿とりパッド1B〜1Cの効果については、第1実施形態の尿とりパッド1Aの効果と異なる点について説明し、特に説明しない点は、尿とりパッド1Aの効果と同様であり、尿とりパッド1Aの効果の説明が適宜適用される。
第2実施形態の尿とりパッド1Bにおいては、尿とりパッド1Aと同様に、図5に示すように、吸収性本体5の非肌対向面5d側に吸収性本体5の幅方向(X方向)に延びる2本の帯状部材6,6を備え、2本の帯状部材6,6が、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔を空けて配されている。また、第2実施形態の尿とりパッド1Bにおいては、尿とりパッド1Aと同様に、図6に示すように、吸収性本体5の肌対向面5u側において、着用時に立体ギャザー8が形成される。しかし、第2実施形態の尿とりパッド1Bにおいては、尿とりパッド1Aと異なり、図6に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bが、それぞれ、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、接着剤又は熱融着等によって、裏面シート3の非肌対向面3dと強固に接合されている。
第2実施形態の尿とりパッド1Bにおいては、各帯状部材6が伸縮性を有している。伸縮性を有する帯状部材6としては、伸縮性の帯状フィルム、伸縮性の帯状不織布、伸縮性の帯状織物又はそれらの積層シート等が挙げられる。具体的には、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、ポリエチレン−アクリル酸エチル等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる材自体が伸縮性を有する帯状の材料や、これら伸縮性の材料を糸状にした弾性部材を肌当接面側の帯状シートと非肌当接面側の帯状シートとの間に配設固定した帯状複合シート等が挙げられる。前記帯状シートとしては、尿とりパッド1Aの帯状部材6と同様の材料が挙げられる。前記帯状複合シートは、例えば、あらかじめ糸状の弾性部材を所定の伸張率まで伸張し、それを両帯状シート間に、ホットメルトやヒートシール等によって接着することによって、作製できる。このように、第2実施形態の尿とりパッド1Bにおいては、各帯状部材6が伸縮性を有しているので、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間にインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を固定する際に、フィット性が向上する。
また、第2実施形態の尿とりパッド1Bにおいては、着用時に形成される立体ギャザー8は、その収縮率が、伸縮性を有する各帯状部材6の収縮率よりも大きく形成されている。立体ギャザー8の収縮率は、使用時の立体ギャザー8の収縮を阻害し難い観点から、伸縮性を有する各帯状部材6の収縮率の1.0倍より大きいことが好ましく、1.5倍以上であることが更に好ましい。立体ギャザー8の収縮率及び各帯状部材6の収縮率は、伸長状態で伸長状態の寸法(a)を測定した後、切り取り、切り取った片の収縮状態での寸法(b)を測定し、比率(a/b)から収縮率を算出する。切り取りが困難な場合は、伸長状態の所定寸法と収縮状態での寸法を測定し算出することも可能である。なお、立体ギャザー8が一対以上配される場合や、各立体ギャザー8が複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材82を有する場合、帯状部材6が複数本配される場合が考えられる。その場合、複数の弾性部材82を有していても、複数本の弾性体82とサイドシート81の複合体としての立体ギャザー8一本分の収縮率を測定し、全ての立体ギャザー8の収縮率を平均する。帯状部材6も一本分として収縮率を測定し、全ての帯状部材6の収縮率を平均する。そして、全ての立体ギャザー8の収縮率の平均が、全ての帯状部材の収縮率の平均よりも、大きければよい。
次に、第3実施形態の尿とりパッド1Cにおいては、尿とりパッド1Aと同様に、図7に示すように、吸収性本体5の非肌対向面5d側に吸収性本体5の幅方向(X方向)に延びる2本の帯状部材6,6を備え、2本の帯状部材6,6が、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に間隔を空けて配されている。また、第3実施形態の尿とりパッド1Cにおいては、尿とりパッド1Aと同様に、図8に示すように、吸収性本体5の肌対向面5u側において、着用時に立体ギャザー8が形成される。しかし、第3実施形態の尿とりパッド1Cにおいては、尿とりパッド1Aと異なり、図7,図8に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bが、それぞれ、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う側部5sにおいて、接着剤又は熱融着等によって、裏面シート3の非肌対向面3dと強固に接合されている。
また、第3実施形態の尿とりパッド1Cにおいては、尿とりパッド1Aと異なり、図7,図8に示すように、各帯状部材6の両端部6a,6bは、2片の短部材61,62から形成されており、該2片の短部材61,62同士は接合手段71を介して再締結可能に接合している。即ち、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に沿う両側部5s,5sにおいては、各帯状部材6を構成する2片の短部材61,62の内の一方の短部材62の一端62aが、裏面シート3に強固に接合されており、各帯状部材6を構成する2片の短部材61,62の内の他方の短部材61の他端61bが、裏面シート3に強固に接合されている。そして、吸収性本体5の長手方向(Y方向)に延びる中心線CL近傍においては、各帯状部材6を構成する2片の短部材61,62の内の一方の短部材62の他端62bの肌対向面側と他方の短部材61の一端61aの非肌対向面側とが、接合手段71を介して再締結可能に接合している。このように、第3実施形態の尿とりパッド1Cにおいては、中心線CL近傍にて、各帯状部材6を構成する2片の短部材61,62同士が接合手段71を介して再締結可能に接合しているので、裏面シート3と2本の帯状部材6,6との間にインピーダンス変化を検出する面状のセンサー部や圧力変化を検出する面状のセンサー部を固定する際に、固定具合を調整し易く、利便性が向上する。
再締結可能に接合させる接合手段71のオス部材としては、尿とりパッド1Aにおける接合手段7のオス部材と同様のものを用いることができる。
本発明の吸収性物品は、上述の第1〜第3実施形態の尿とりパッド1A〜1Cに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第3実施形態の尿とりパッド1A〜1Cにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。吸収性本体5は、長方形状に限られず、例えば、羽子板形状やひょうたん形状にすることもできる。
例えば、第1〜第3実施形態の尿とりパッド1A〜1Cにおいては、使用時(着用時)のズレ防止の観点から、各帯状部材6の非肌対向面に、尿とりパッド1A〜1Cを使い捨ておむつ100の内側に固定する接着剤が塗工されていてもよい。
また、第1実施形態の尿とりパッド1Aにおいては、各帯状部材6の両端部6a,6bの内の他端部6bが、接合手段7として面ファスナーを用いて、裏面シート3の非肌対向面3dと再締結可能に接合されているが、面ファスナーに換えて、接合手段7が、該他端部6bに塗布された粘着剤と、裏面シート3における該他端部6bの該粘着剤に対応する位置に剥離処理の施された剥離処理部とから形成されていてもよい。第3実施形態の尿とりパッド1Cにおける、2片の短部材61,62同士を再締結可能に接合される接合手段71についても同様に変更してもよい。
また、第1〜第3実施形態の尿とりパッド1A〜1Cにおいては、各帯状部材6が幅方向(X方向)に長い長方形状を有しているが、長方形状に限らず、幅方向(X方向)に長い形状であればよい。
また、本発明の吸収性物品は、吸収性パッドの他、幼児又は成人用の展開型又はパンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキンやパンティライナ等であってもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下の尿とりパッドを開示する。
<1>
肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを有する縦長の吸収性本体を備えた吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、前記吸収性本体の非肌対向面側に該吸収性本体の幅方向に延びる複数本の帯状部材をえ、
複数本の前記帯状部材は、前記吸収性本体の長手方向に間隔を空けて配され、各帯状部材の両端部の内の少なくとも一端部が、前記吸収性本体の長手方向に沿う側部において、前記裏面シートの非肌対向面と接合している吸収性物品。
<2>
前記吸収性物品は、前記吸収性本体の長手方向に長いシート状のセンサーを、前記裏面シートと前記複数本の帯状部材との間に配して使用される前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記吸収性物品は、前記吸収性本体の肌対向面側において、該吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに配設固定された撥水性のサイドシートを備え、該サイドシートの自由端部には、該吸収性本体の長手方向に伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材が配設固定されており、
着用時には、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの自由端部が起立して立体ギャザーを形成する前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
各前記帯状部材の両端部の内の他端部が、前記吸収性本体の長手方向に沿う側部において、前記裏面シートの非肌対向面と再締結可能に接合している前記<1>〜<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>
各前記帯状部材の前記他端部と前記裏面シートとを再締結可能に接合する接合手段が、面ファスナーである前記<4>に記載の吸収性物品。
<6>
前記裏面シートは、液難透過性である前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
各前記帯状部材は、伸縮性を有している前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記吸収性物品は、前記吸収性本体の肌対向面側において、該吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに配設固定された撥水性のサイドシートを備え、該サイドシートの自由端部には、該吸収性本体の長手方向に伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材が配設固定されており、
着用時には、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの自由端部が起立して立体ギャザーを形成しており、
前記立体ギャザーは、その収縮率が、各前記帯状部材の収縮率よりも大きい前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記立体ギャザーの収縮率は、伸縮性を有する前記帯状部材の収縮率の1.0倍より大きいことが好ましく、1.5倍以上であることが更に好ましい、前記<8>に記載の吸収性物品。
<10>
各前記帯状部材は、2片の短部材から形成されており、該2片の短部材同士は再締結可能に接合している前記<1>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
各前記帯状部材の前記一端部と前記裏面シートとは、前記吸収性本体を横断面視して、前記吸収体と重なる位置で接合している前記<1>〜<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記吸収性物品は、使い捨ておむつの内側に配されて使用される尿とりパッドであり、各前記帯状部材の非肌対向面に、該吸収性物品を前記使い捨ておむつの内側に固定する接着剤が塗工されている前記<1>〜<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記帯状部材は、幅方向(X方向)に長い長方形状を有しており、前記吸収性本体の長手方向(Y方向)に沿う両側部間に亘って配されている前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
前記吸収性本体の長手方向(Y方向)の腹側部側の端部、背側部側の端部及び股下部にそれぞれ前記帯状部材が配され、全体で3本の該帯状部材が配される前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
長方形状の前記各帯状部材は、その幅(Y方向の長さ)が、前記センサーの長手方向(Y方向)の長さの3%以上であることが好ましく、更に好ましくは5%以上である前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
長方形状の前記各帯状部材は、その幅(Y方向の長さ)が、前記センサーの長手方向(Y方向)の長さの90%以下であることが好ましく、更に好ましくは45%以下である前記<1>〜<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
長方形状の前記帯状部材の合計幅が、前記センサーの長手方向(Y方向)の長さの3%以上であることが好ましく、更に好ましくは5%以上であり、特に好ましくは10%以上である前記<1>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
長方形状の前記帯状部材の合計幅が、前記センサーの長手方向(Y方向)の長さの90%以下であることが好ましく、更に好ましくは80%以下であり、特に好ましくは45%以下である前記<1>〜<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
1A〜1C 尿とりパッド
2 表面シート
2u 肌対向面
3 裏面シート
3d 裏面シートの非肌対向面
4 吸収体
41 吸収性コア
42 コアラップシート
5 吸収性本体
5u 肌対向面
5d 非肌対向面
5a 長手方向の腹側部側の端部
5b 長手方向の背側部側の端部
5s 長手方向に沿う側部
6 帯状部材
6a,6b 帯状部材の端部
61,62 短部材
61a,61b 短部材61の端部
62a,62b 短部材62の端部
7 接合手段
71 接合手段
8 立体ギャザー
81 サイドシート
82 弾性部材
81f 自由端部
10 シート状のセンサー
11 コード
100 使い捨ておむつ
102 おむつ表面シート
103 おむつ裏面シート
104 おむつ吸収体
105 おむつレッグギャザー
106 ファスニングテープ
A 腹側部,B 背側部,C 股下部
CL 長手方向に延びる中心線

Claims (11)

  1. 肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを有する縦長の吸収性本体を備えた吸収性物品であって、
    前記吸収性物品は、前記吸収性本体の非肌対向面側に該吸収性本体の幅方向に延びる複数本の帯状部材を備え、
    複数本の前記帯状部材は、前記吸収性本体の長手方向に間隔を空けて配され、各帯状部材の両端部の内の少なくとも一端部が、前記吸収性本体の長手方向に沿う側部において、前記裏面シートの非肌対向面と接合している吸収性物品。
  2. 前記吸収性物品は、前記吸収性本体の長手方向に長いシート状のセンサーを、前記裏面シートと複数本の前記帯状部材との間に配して使用される請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収性物品は、前記吸収性本体の肌対向面側において、該吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに配設固定された撥水性のサイドシートを備え、該サイドシートの自由端部には、該吸収性本体の長手方向に伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材が配設固定されており、
    着用時には、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの自由端部が起立して立体ギャザーを形成する請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 各前記帯状部材の両端部の内の他端部が、前記吸収性本体の長手方向に沿う側部において、前記裏面シートの非肌対向面と再締結可能に接合している請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 各前記帯状部材の前記他端部と前記裏面シートとを再締結可能に接合する接合手段が、面ファスナーである請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記裏面シートは、液難透過性である請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 各前記帯状部材は、伸縮性を有している請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性物品は、前記吸収性本体の肌対向面側において、該吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに配設固定された撥水性のサイドシートを備え、該サイドシートの自由端部には、該吸収性本体の長手方向に伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材が配設固定されており、
    着用時には、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの自由端部が起立して立体ギャザーを形成しており、
    前記立体ギャザーは、その収縮率が、各前記帯状部材の収縮率よりも大きい請求項7に記載の吸収性物品。
  9. 各前記帯状部材は、2片の短部材から形成されており、該2片の短部材同士は再締結可能に接合している請求項1〜8の何れか1項に記載の吸収性物品。
  10. 各前記帯状部材の前記一端部と前記裏面シートとは、前記吸収性本体を横断面視して、前記吸収体と重なる位置で接合している請求項1〜9の何れか1項に記載の吸収性物品。
  11. 前記吸収性物品は、使い捨ておむつの内側に配されて使用される尿とりパッドであり、各前記帯状部材の非肌対向面に、該吸収性物品を前記使い捨ておむつの内側に固定する接着剤が塗工されている請求項1〜10の何れか1項に記載の吸収性物品。
JP2013157332A 2013-07-30 2013-07-30 吸収性物品 Active JP6155128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157332A JP6155128B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157332A JP6155128B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 吸収性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015027323A true JP2015027323A (ja) 2015-02-12
JP6155128B2 JP6155128B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52491535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013157332A Active JP6155128B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6155128B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106344276A (zh) * 2016-08-26 2017-01-25 芜湖悠派护理用品科技股份有限公司 应用于拉拉裤的自动提醒装置
CN116659763A (zh) * 2023-07-20 2023-08-29 江苏贝儿适卫生用品有限公司 一种纸尿裤防漏性能检测装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004275692A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Sachiko Tanaka おむつカバー
JP2006167004A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2009240552A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Daio Paper Corp インナー吸収性物品
JP2011078791A (ja) * 2010-10-27 2011-04-21 Kao Corp 排泄検知装置
JP3181152U (ja) * 2012-09-10 2013-01-31 宗之 齋藤 生理用品及び尿漏れパッド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004275692A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Sachiko Tanaka おむつカバー
JP2006167004A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2009240552A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Daio Paper Corp インナー吸収性物品
JP2011078791A (ja) * 2010-10-27 2011-04-21 Kao Corp 排泄検知装置
JP3181152U (ja) * 2012-09-10 2013-01-31 宗之 齋藤 生理用品及び尿漏れパッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106344276A (zh) * 2016-08-26 2017-01-25 芜湖悠派护理用品科技股份有限公司 应用于拉拉裤的自动提醒装置
CN116659763A (zh) * 2023-07-20 2023-08-29 江苏贝儿适卫生用品有限公司 一种纸尿裤防漏性能检测装置
CN116659763B (zh) * 2023-07-20 2023-11-07 江苏贝儿适卫生用品有限公司 一种纸尿裤防漏性能检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6155128B2 (ja) 2017-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5457822B2 (ja) 使い捨て着用物品
TW201117781A (en) Wearing article
JP2004201719A (ja) 使い捨て着用物品
JP2012101063A (ja) 使い捨てオムツ
JP2011078647A (ja) パンツ型吸収性物品
JP5789407B2 (ja) パンツ型吸収性物品
TWI605802B (zh) Disposable diapers
TW201404383A (zh) 用後即棄式紙尿布
TWM480995U (zh) 吸收性物品
JP2013094278A (ja) 使い捨て吸収性物品
JP2000288017A (ja) 吸収性物品
JP2008161207A (ja) 使い捨てのパンツ型着用物品
TWI667017B (zh) Absorbent article
JP2007075277A (ja) 使い捨ておむつ
JP5734640B2 (ja) 吸収性物品
JP6155128B2 (ja) 吸収性物品
JP2007029612A (ja) 使い捨ておむつ
EP3110382B1 (en) Fastener for an absorbent article
JP2023080295A (ja) 展開型着用物品
TW201713290A (zh) 用後即棄式穿著用物品
JP6255203B2 (ja) 吸収性物品
JP5841734B2 (ja) 吸収性物品
JP4792182B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP6291180B2 (ja) 吸収性物品
JP6686255B2 (ja) 使い捨ておむつ

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170605

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6155128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250