JP4938986B2 - トランクス型おむつ - Google Patents

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本発明は、トランクス型おむつに関する。
従来、装着者の脚周りを覆う脚周り部と、装着者の腰周りを覆う腰周り部とを備えるパンツタイプのおむつとして、例えば、トランクス型の紙おむつが知られている(例えば、特許文献1参照)。当該トランクス型の紙おむつの場合、装着者の脚周りに位置する脚周り部に設けられた弾性部材によって、装着者の脚周りに紙おむつを固定することにより尿などの体液の漏れを防止するものであった。
特開2000−93461号公報
ところで、人間の脚は、寛骨と大腿骨によって構成される股関節を軸にして前後、左右、上下等に動かされる。即ち、正面視略逆三角形状からなる股関節の二斜辺を軸に動かされるものである。
しかしながら、上述のトランクス型の紙おむつの場合、当該紙おむつの脚周り部には、脚周り開口部と略平行に弾性部材が設けられているため、装着者が脚を動かす際に軸となる方向と、弾性部材が配されている方向とが一致せず、これにより、装着者の脚周りにおいて紙おむつの脚周り部が上方にずり上がり、装着感を低下させてしまうという問題があった。また、脚周り部が上がってしまうと紙おむつが装着者に適切にフィットしないこととなり、脚周りに形成された隙間から尿などの体液が漏れてしまうという問題があった。
そこで、本発明の課題は、漏れを防止するとともに、快適な装着感のトランクス型おむつを提供することである。
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、装着者の腹側に位置する腹側部と、装着者の背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部の間であって装着者の股下に位置する股下部と、前記腹側部と前記背側部の間であって前記股下部の幅方向両側方に装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部とを形成するおむつ本体部と、吸収体を有し、前記おむつ本体部に取り付けられた吸収性本体部と、を備えるトランクス型おむつにおいて、前記おむつ本体部は、前記腹側部側の一方の脚周り部から、前記腹側部側の他方の脚周り部に亘って、前記股下部において前記背側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなる前側弾性部材と、前記背側部側の一方の脚周り部から、前記背側部側の他方の脚周り部に亘って、前記股下部において前記腹側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなる後側弾性部材と、を備え、前記後側弾性部材の配設範囲は、前記前側弾性部材の配設範囲よりも広くなるように設けられ、前記二箇所の脚周り部は、それぞれ、装着者の鼠蹊部に位置する上側脚周り部と、装着者の大腿部に位置する下側脚周り部と、を備え、前記下側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材及び前記後側弾性部材の配置間隔は、前記上側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材及び前記後側弾性部材の配置間隔よりも狭くなるように設けられ、前記下側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材と前記後側弾性部材とは、前記股下部で交差することを特徴とする。
ここで、「幅方向」とは、腹側部から股下部を挟んで背側部に亘る方向に略直交する方向である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトランクス型おむつにおいて、前記上側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材と前記後側弾性部材とは、前記股下部で交差しないことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のトランクス型おむつにおいて、前記おむつ本体部は、前記腹側部の前記吸収性本体部と重なる位置に、腰周り方向に沿って配された腹側弾性部材を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のトランクス型おむつにおいて、前記腹側弾性部材が前記背側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなる弾性部材であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のトランクス型おむつにおいて、前記腹側弾性部材が帯状の弾性部材であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のトランクス型おむつにおいて、前記おむつ本体部は、前記腹側部と前記背側部とからなり、装着者の腰周りに位置する腰周り部を備え、当該腰周り方向の端部どうしが、当該端部どうしを互いに係止離脱可能な係止部によって装着者の腹側部側で接続されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、トランクス型おむつが、装着者の脚周りにおいて曲線状に湾曲した弾性部材で固定されることにより、当該トランクス型おむつが、装着者の縦及び横方向の脚の動きに容易に追従することとなって、装着者に好適にフィットし、漏れを好適に防止するとともに、快適な装着感をもたらすことができる。
また、上側脚周り部に設けられた前側弾性部材及び後側弾性部材の伸縮力によって、装着者の鼠蹊部においてトランクス型おむつを適度にフィットさせると同時に、大腿部においてはさらに強い力で下側脚周り部を密着させることができることとなって、脚周りからの漏れをさらに確実に防止することができるのみならず、大腿部においてトランクス型おむつがずり上がることがなくなり、より快適な装着感をもたらすことができる。
加えて、装着者の股下部で下側脚周り部に設けられた前側弾性部材と後側弾性部材とが交差することによって、下側脚周り部に設けられた前側弾性部材による力が背側部から腹側部方向に加わり、さらに、下側脚周り部に設けられた後側弾性部材による力が腹側部から背側部方向に加わって、前後方向から略対向する方向に力が加わることとなる。これにより、トランクス型おむつの股下部でのフィット感を更に向上させることができる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、上側脚周り部に設けられた前側弾性部材と後側弾性部材とを股下部で交差させず、下側脚周り部に設けられた前側弾性部材と後側弾性部材とを股下部で交差させることにより、トランクス型おむつの股下部でのフィット感を更に向上させることができる。
請求項に記載の発明によると、請求項1又は2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、トランクス型おむつの腹側部に腹側弾性部材が配されているので、トランクス型おむつの腹側部が装着者の腹部により密着することとなって、フィット感を向上させることができるのみならず、尿などの体液の漏れをより確実に防止することができる。
請求項に記載の発明によると、請求項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、腹側弾性部材が背側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなることによって、より確実にトランクス型おむつが装着者の腹部に密着することとなって、フィット感を向上させることができ、体液の漏れを更に確実に防止することができる。
請求項に記載の発明によると、請求項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、腹側弾性部材が帯状の形状からなることによって、より広範囲に亘り腹側部を装着者の腹部に密着させることができることとなって、体液の漏れを更に確実に防止することができる。
請求項6に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、おむつ本体部の端部どうしが、係止部によって装着者の腹側部側で接続されることにより、当該係止部によりおむつ本体部の装着者の身体に対するフィット性の調節、即ち、おむつ本体部による身体の締め付け力の調節を適正に行うことができる。
また、おむつ本体部の接続箇所が一箇所であるため、トランクス型おむつの外観をよりすっきりとしたものとすることができる。
[実施形態1]
以下に本発明を適用した第1の実施形態のトランクス型おむつ(以下、「おむつ」という)100について、図1、2を用いて説明する。ここで、図1は、本発明を適用した実施形態1のおむつ100の展開図であって、図2は、おむつ100を組み立てた斜視図である。
図1に示すように、おむつ100は、吸収性本体部1と、当該吸収性本体部1が取り付けられるとともに、装着時に装着者の腹側に位置する腹側部11と、装着者の背側に位置する背側部12と、腹側部11と背側部12の間に位置し、装着者の股下に位置する股下部13と、腹側部11と背側部12の間に位置するとともに股下部13の幅方向両側方に設けられ、装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部14、14と、腹側部11と背側部12とからなり、装着者の腰周りに位置する腰周り部15と、を形成するおむつ本体部2と、を備えている。
吸収性本体部1は、吸収体1aと、当該吸収体1aを包装してなる透液性のトップシート1bと、等を備えて構成され、腹側部11から両脚の間の股下部13を通り背側部12に亘る位置に装着されている。
吸収体1aは、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア(図示略)が、透液性のクレープ紙(図示略)等により覆われて構成されている。吸収体1aは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。
トップシート1bは、おむつ100を装着した際に人体に接する面に設けられ、体液を受けて、吸収体1aまで輸送する役割を果たす、透液性のシートである。
透液性シートとしては、例えば、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されるものが挙げられる。不織布を構成する素材繊維としては、天然繊維、化学繊維のいずれを用いてもよい。
天然繊維の例としては、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹、麻等が挙げられる。
また、化学繊維の例としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィン系、ポリエステル(PET)を含むポリエステル系、ナイロンやアラミド等のポリアミド系、ポリアクリロニトリル(PAN)等のアクリル系といった合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、酢酸セルロースやプロミックス等の半合成繊維等を挙げることができる。また、PE/PP混合不織布、PE/PET混合不織布の他、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)等も用いることができる。
これらの繊維素材から不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、高圧水流で繊維同士を絡ませて接合させるウォーターパンチ法や、繊維を製紙と同様の方法で製造する抄紙法等の湿式法、接着剤で接合させるケミカルボンド法や、低融点ポリマー及び自己溶融繊維で接合させるサーマルボンド法等の乾式法、特殊針でニードリングして接合させるニードルパンチ法、ポリマー溶液を口金より噴出させ、網状フィブリルを形成させるフラッシュ紡糸法などの直接式法等の方法が挙げられる。また、これらの方法を組み合わせた方法等によっても不織布を製造することができる。
おむつ本体部2は、おむつ100装着時に外側に接する面側に位置し、不透液性のバックシート3を構成する第一の外面シート3aと、同じくバックシート3を構成し、おむつ100装着時に人体に接する面側に位置する第二の外面シート3bと、を備えて構成され、第一の外面シート3aと第二の外面シート3bの間に、例えば糸ゴム等の弾性部材が所定の位置に配設される。
第一の外面シート3a及び第二の外面シート3bを構成する不透液性シートとしては、例えば、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材であって、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましい。この遮水性と透湿性とを具備するシート材としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
またその他にも、不透液性を有するフィルム層と、通気性を有する不織布層からなるラミ不織布を用いても良い。ラミ不織布とは、例えばポリエチレンシート等に不織布を積層した、ラミネート不織布と呼ばれる不織布のことであり、不透液性と通気性を併せ持つ不織布である。
おむつ本体部2の二箇所の脚周り部14、14には弾性部材が配される。具体的には、腹側部11側の一方の脚周り部14から、腹側部11側の他方の脚周り部14に亘って、股下部13において背側部12側に凸となるように曲線状に湾曲してなる前側弾性部材141と、背側部12側の一方の脚周り部14から、腹側部11側の他方の脚周り部14に亘って、股下部13において腹側部11側に凸となるように曲線状に湾曲してなる後側弾性部材142が配される。
更に、前側弾性部材141の凸型形状の曲線の頂点は、後側弾性部材142の凸型形状の曲線の頂点よりも背側部12側に位置する。即ち、前側弾性部材141と、後側弾性部材142とは、股下部13で交差する。
二箇所の脚周り部14、14は、それぞれさらに、装着者の鼠蹊部に位置する上側脚周り部16と、装着者の大腿部に位置する下側脚周り部17と、を備えて構成される。
ここで、「鼠蹊部」とは、装着者の下腹部のうち、脚に接する部分であって、具体的には大腿部の付け根部分(脚ぐり)を意味する。
そして、下側脚周り部17に設けられた前側弾性部材141及び後側弾性部材142の配置間隔は、上側脚周り部16に設けられた前側弾性部材141及び後側弾性部材142の配置間隔よりも狭くなるように設けられている。即ち、鼠蹊部(脚ぐり)よりもより強い力で大腿部を固定することができるように、前側弾性部材141及び後側弾性部材142が設けられている。
さらに、腹側部11のおむつ本体部2に取り付けられた吸収体本部1と重なる位置に、腹周り方向に沿って腹側弾性部材151が配設される。
腹側弾性部材151は、例えば、背側部12側に凸となるように曲線状に湾曲してなる弾性部材からなり、腹側部11の幅方向に亘って設けられてなる。
また、腰周り開口部15aを形成する腰周り部15には、腰周り弾性部材152が配設されている。腰周り部15に腰周り弾性部材152が配設されていることにより、腰周り部15でおむつ100を好適に装着者の腰周りに密着させることができる。
以上に説明したおむつ100によると、装着者の鼠蹊部から大腿部に延びたおむつ本体部2の脚周り部14、14に設けられ、曲線状に湾曲した前側弾性部材141、後側弾性部材142で装着者の脚周りが固定されることにより、当該おむつ100が、装着者の縦及び横方向の脚の動きに容易に追従することとなって、装着者に好適にフィットし、漏れを好適に防止するとともに、快適な装着感をもたらすことができる。
また、上側脚周り部16に設けられた前側弾性部材141及び後側弾性部材142の伸縮力によって、装着者の脚ぐりにおいておむつ100を適度にフィットさせると同時に、大腿部においてはさらに強い力で下側脚周り部17を密着させることができることとなって、脚周りからの漏れをさらに確実に防止することができるのみならず、大腿部においておむつ100がずり上がることがなくなり、より快適な装着感をもたらすことができる。
そして、装着者の股下部13で前側弾性部材141と後側弾性部材142とが交差することによって、背側部12から腹側部11方向に前側弾性部材141による力が加わり、さらに、腹側部11から背側部12方向に後側弾性部材142による力が加わって、前後方向から略対向する方向に力が加わることとなる。これにより、おむつ100の股下部14でのフィット感を更に向上させることができる。
その上、おむつ100の腹側に腹側弾性部材151が配されることにより、おむつ100の腹側部11が装着者の腹部により密着してなることとなり、フィット感を向上させることができるのみならず、腰周り部15の腰周り開口部15aからの尿などの体液の漏れをより確実に防止することができる。
更に、腹側弾性部材151が背側部11側に凸となるように曲線状に湾曲してなることにより、より確実に腹側部11を装着者の腹部に密着させることができることとなって、より高いフィット感をもたらし、体液の漏れを更に防止することができる。
[実施形態2]
次に、第2の実施形態のトランクス型おむつ(以下、「おむつ」という)200について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、本発明を適用した実施形態2のおむつ200の斜視図である。
また、実施形態2のおむつ200は、腹側弾性部材251の形状が上記実施形態1のおむつ100と異なるものであって、それ以外の点ではおむつ100と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図3に示すように、おむつ200は、吸収性本体部1と、当該吸収性本体部1が取り付けられるとともに、装着時に装着者の腹側に位置する腹側部11と、装着者の背側に位置する背側部12と、腹側部11と背側部12の間に位置し、装着者の股下に位置する股下部13と、腹側部11と背側部12の間に位置するとともに股下部13の幅方向両側方に設けられ、装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部14、14と、腹側部11と背側部12とからなり、装着者の腰周りに位置する腰周り部15と、を形成するおむつ本体部2と、を備えている。
おむつ本体部2の二箇所の脚周り部14、14には前側弾性部材141と後側弾性部材142が配される。
二箇所の脚周り部14、14は、それぞれさらに、装着者の鼠蹊部に位置する上側脚周り部16と、装着者の大腿部に位置する下側脚周り部17と、を備えて構成される。
さらに、腹側部11のおむつ本体部2に取り付けられた吸収体本部1と重なる位置に、腰周り方向に沿って腹側弾性部材251が配設される。
腹側弾性部材251は、例えば、帯状の弾性部材からなり、その長手方向がおむつ本体部2の幅方向と平行になるように設けられてなる。
また、腰周り開口部15aを形成する腰周り部15には、腰周り弾性部材152が配設されている。腰周り部15に腰周り弾性部材152が配設されていることにより、腰周り部15でおむつ200を好適に装着者の腰周りに密着させることができる。
以上に説明したおむつ200によると、おむつ200の腹側に腹側弾性部材251が配されることにより、おむつ200の腹側部11が装着者の腹部により密着してなることとなり、フィット感を向上させることができるのみならず、腰周り部15の腰周り開口部15aからの尿などの体液の漏れをより確実に防止することができる。
更に、腹側弾性部材251が帯状の形状からなることによって、広範囲に亘り腹側部11を装着者の腹部に密着させることができることとなって、より高いフィット感をもたらし、体液の漏れを更に確実に防止することができる。
[実施形態3]
次に、第3の実施形態のトランクス型おむつ(以下、「おむつ」という)300について、図4を用いて説明する。ここで、図4は、本発明を適用した実施形態3のおむつ300の斜視図である。
また、実施形態3のおむつ300は、おむつ本体部302が装着者の腹側で接合してなる点以外の点では上記実施形態1と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、おむつ300は、吸収性本体部1と、当該吸収性本体部1が取り付けられるとともに、装着時に装着者の腹側に位置する腹側部11と、装着者の背側に位置する背側部12と、腹側部11と背側部12の間に位置し、装着者の股下に位置する股下部13と、腹側部11と背側部12の間に位置するとともに股下部13の幅方向両側方に設けられ、装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部14、14と、腹側部11と背側部12とからなり、装着者の腰周りに位置する腰周り部15と、を形成するおむつ本体部302と、を備えている。
おむつ本体部302は、おむつ300装着時に外側に接する面側に位置し、不透液性のバックシート303を構成する第一の外面シート303aと、同じくバックシート303を構成し、第一の外面シート303aと反対側の面であって、おむつ300装着時に人体に接する面側に位置する第二の外面シート303bと、を備えて構成され、第一の外面シート303aと第二の外面シート303bの間に、例えば糸ゴム等の弾性部材が所定の位置に配設される。
第一の外面シート303aと第二の外面シート303bとしては、例えば第一の外面シート3a及び第二の外面シート3bに用いたシート材を適用することができる。
おむつ本体部302の二箇所の脚周り部14、14には前側弾性部材141と後側弾性部材142が配される。
二箇所の脚周り部14、14は、それぞれさらに、装着者の鼠蹊部に位置する上側脚周り部16と、装着者の大腿部に位置する下側脚周り部17と、を備えて構成される。
おむつ本体部302の腰周り部15の腰周り方向の端部15bには、当該おむつ本体部302の表面、即ち、第一の外面シート303aに係止離脱自在なファスニングテープ304が設けられている。従って、ファスニングテープ304と第二の外面シート303aによって、おむつ本体部302の端部15b、15bどうしを互いに係止離脱自在な係止部が形成される。そして、当該端部15b、15bどうしは、この係止部によって、装着者の腹側部11側で接続される。
そして、腰周り開口部15aを形成する腰周り部15には、腰周り弾性部材153が配設されている。腰周り部15に腰周り弾性部材153が配設されていることにより、腰周り部15でおむつ300を好適に装着者の腰周りに密着させることができる。
以上に説明したおむつ300によれば、おむつ本体部302の腰周り方向の端部15b、15bどうしが、ファスニングテープ304によって装着者の腹側部11側にて接続されることにより、このファスニングテープ304によりおむつ本体部302の装着者の身体に対するフィット性の調節、即ち、おむつ本体部302による身体の締め付け力の調節を適正に行うことができる。
その上、おむつ本体部302の接続箇所が一つであるので、おむつ300の外観をよりすっきりとしたものとすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態1、2及び3に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、前側弾性部材141、後側弾性部材142、腰周り弾性部材152、153、腹側弾性部材151の本数は、図示された本数に限られるものではなく、例えば、当該トランクス型おむつ100、200、300のサイズや、腰周りや脚周りの締め付け力等に応じて適宜変更しても良い。
また、前側弾性部材141及び後側弾性部材142、腰周り弾性部材152、153、腹側弾性部材151として糸ゴムを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、平板状のゴムであっても良いし、ゴム以外の弾性部材であっても良い。
さらに、上記実施の形態では、おむつ本体部2、302の構成を、2枚のバックシート、即ち、第一の外面シート3a及び第二の外面シート3b若しくは第一の外面シート303a及び第二の外面シート303bで形成されるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば1枚、若しくは3枚、それ以上の枚数のシートで形成することとしても構わない。
本発明を適用した実施形態1のおむつ100の展開図である。 おむつ100を組み立てた斜視図である。 本発明を適用した実施形態2のおむつ200の斜視図である。 本発明を適用した実施形態3のおむつ300の斜視図である。
符号の説明
1 吸収性本体部
1a 吸収体
1b トップシート
2、302 おむつ本体部
3、303 バックシート
3a、303a 第一の外面シート
3b、303b 第二の外面シート
11 腹側部
12 背側部
13 股下部
14 脚周り部
141 前側弾性部材
142 後側弾性部材
15 腰周り部
15a 腰周り開口部
15b 端部
151、251 腹側弾性部材
152、153 腰周り弾性部材
16 上側脚周り部
17 下側脚周り部
304 ファスニングテープ(係止部)
100、200、300 おむつ(トランクス型おむつ)

Claims (6)

  1. 装着者の腹側に位置する腹側部と、装着者の背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部の間であって装着者の股下に位置する股下部と、前記腹側部と前記背側部の間であって前記股下部の幅方向両側方に装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部とを形成するおむつ本体部と、吸収体を有し、前記おむつ本体部に取り付けられた吸収性本体部と、を備えるトランクス型おむつにおいて、
    前記おむつ本体部は、
    前記腹側部側の一方の脚周り部から、前記腹側部側の他方の脚周り部に亘って、前記股下部において前記背側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなる前側弾性部材と、
    前記背側部側の一方の脚周り部から、前記背側部側の他方の脚周り部に亘って、前記股下部において前記腹側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなる後側弾性部材と、を備え、
    前記後側弾性部材の配設範囲は、前記前側弾性部材の配設範囲よりも広くなるように設けられ、
    前記二箇所の脚周り部は、それぞれ、装着者の鼠蹊部に位置する上側脚周り部と、装着者の大腿部に位置する下側脚周り部と、を備え、
    前記下側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材及び前記後側弾性部材の配置間隔は、前記上側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材及び前記後側弾性部材の配置間隔よりも狭くなるように設けられ、
    前記下側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材と前記後側弾性部材とは、前記股下部で交差することを特徴とするトランクス型おむつ。
  2. 請求項1に記載のトランクス型おむつにおいて、
    前記上側脚周り部に設けられた前記前側弾性部材と前記後側弾性部材とは、前記股下部で交差しないことを特徴とするトランクス型おむつ。
  3. 請求項1又は2に記載のトランクス型おむつにおいて、
    前記おむつ本体部は、
    前記腹側部の前記吸収性本体部と重なる位置に、腰周り方向に沿って配された腹側弾性部材を備えることを特徴とするトランクス型おむつ。
  4. 請求項3に記載のトランクス型おむつにおいて、
    前記腹側弾性部材が前記背側部側に凸となるように曲線状に湾曲してなる弾性部材であることを特徴とするトランクス型おむつ。
  5. 請求項3に記載のトランクス型おむつにおいて、
    前記腹側弾性部材が帯状の弾性部材であることを特徴とするトランクス型おむつ。
  6. 請求項1に記載のトランクス型おむつにおいて、
    前記おむつ本体部は、
    前記腹側部と前記背側部とからなり、装着者の腰周りに位置する腰周り部を備え、
    当該腰周り方向の端部どうしが、当該端部どうしを互いに係止離脱可能な係止部によって装着者の腹側部側で接続されることを特徴とするトランクス型おむつ。
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