JP5313718B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ Download PDF

Info

Publication number
JP5313718B2
JP5313718B2 JP2009033078A JP2009033078A JP5313718B2 JP 5313718 B2 JP5313718 B2 JP 5313718B2 JP 2009033078 A JP2009033078 A JP 2009033078A JP 2009033078 A JP2009033078 A JP 2009033078A JP 5313718 B2 JP5313718 B2 JP 5313718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
fastening
disposable diaper
diaper
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009033078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010187777A (ja
Inventor
欣哉 朝井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Oji Nepia Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Nepia Co Ltd
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Nepia Co Ltd, Oji Holdings Corp, Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Nepia Co Ltd
Priority to JP2009033078A priority Critical patent/JP5313718B2/ja
Publication of JP2010187777A publication Critical patent/JP2010187777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5313718B2 publication Critical patent/JP5313718B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。更に詳しくは、立体ギャザーが有効に機能するように立体ギャザーの位置を調整することができ、おむつからの尿漏れを有効に防止することが可能な使い捨ておむつに関する。
近年、乳幼児用、又は高齢者・障害者用のおむつとして、例えば、図7に示すような、前身頃2、股下部4、後身頃6の各部から構成され、吸収体22と、この吸収体22の表面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22の裏面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシート20と、後身頃6側に配置された、前身頃2と後身頃6とを固定するために止着テープ11と、備えた使い捨ておむつ100が汎用されている。
この使い捨ておむつ100によれば、着用者の排泄物はトップシート18の液透過性の部分を透過して吸収体22に吸収されるとともに、通常、液不透過性の材料で構成されるバックシート20によって外部への漏洩が防止され、排泄物をおむつ内部に保持することができる。また、止着テープ11によっておむつの前身頃2と後身頃6とを相互に固定することで、着用者に容易に装着させることができるという利点をも有するものである。このような使い捨ておむつにおいては、例えば、おむつの内側面を構成するサイドシート19を折り返すことによって、立体ギャザー26(26a,26b)が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
上述した立体ギャザー26は、着用者の排泄した尿の漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。図7においては、おむつのサイドフラップの表面に配置されたサイドシート19を折り返すことにより形成されている。このような立体ギャザー26を配置することにより、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)防止することができるとされている。
特開昭63−182401号公報
しかしながら、このような従来の使い捨ておむつにおいては、おむつの内側面を着用者に宛がって着用する際に、吸収体の両側に配置された立体ギャザーが、吸収体の左右に広がらない状態で、臀部にて押し潰されてしまうことがあり、立体ギャザーが正常に機能しないことがあるという問題があった。
更に、上記したように吸収体の表面の一部を覆うように立体ギャザーが押し潰されてしまうと、吸収体の尿を吸収する間口、即ち、尿等の排泄物を受け止めるための吸収体の実質的な表面積が減少してしまい、着用者の排泄した尿を良好に吸収することができないという問題があった。特に、着用時に身体の下側で立体ギャザーが潰れてしまうことが多く、また、尿が回り込むため吸収能力が必要である後身頃においては、立体ギャザーが吸収体上に倒れないようにする必要があるが、例えば、寝たきりの着用者に対しては、着用時に立体ギャザーが身体の下側になり潰れてしまい易く、また、介護者にとっても立体ギャザーの位置が特定し難いため、上記問題が一層顕在化することになる。
また、この立体ギャザーは撥水性の材料から構成されているため、吸収体の表面を覆うように押し潰された立体ギャザー上に尿が排泄された場合には、この立体ギャザーの表面を伝っておむつの脚周り開口部から簡単に漏れ出してしまうという問題もあった。
更に、例えば、大人用おむつの場合には、使い捨ておむつと尿パッドとを併用する場合があり、近年、比較的大型で幅の広い尿パッドが多く用いられている。このような尿パッドは、使い捨ておむつの吸収体上に、即ち、一対の立体ギャザーの間に収めるように装着しなければならず、介護によるおむつ交換の中では、極めて手間が掛かるものであり、介護者の介護負担を増大させるという問題もあった。
本発明は、吸収体の両側に配置された一対の立体ギャザーが有効に機能するように、即ち、立体ギャザーの適正な配置位置となるように、立体ギャザーの位置を調整することができ、おむつからの尿漏れを有効に防止することが可能な使い捨ておむつを提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、一方の端部が後身頃の左右の各側縁に接続され、且つ他方の端部が一対の立体ギャザーのうちの同一側縁側に配置された立体ギャザーに固定された連結部材をおむつに設け、この連結部材に、おむつの前身頃に形成された止着領域に止着可能なファスニング部材を配設し、おむつの着用時に、ファスニング部材とともに連結部材を、おむつの側縁外側に向けて引張ることによって、この連結部材を介して立体ギャザーが吸収体の左右に広げられるように構成することによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の使い捨ておむつが提供される。
[1] 前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置された、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置された、液不透過性材料からなるバックシートと、撥水性シートからなり、前記吸収体の両側に配置された、少なくとも左右一対の立体ギャザーと、一方の端部が前記後身頃の左右の各側縁に接続され、且つ他方の端部が前記一対の立体ギャザーのうちの同一側縁側に配置された立体ギャザーに固定された連結部材と、を備え、前記連結部材は、その一部に、前記前身頃に形成された止着領域に止着可能なファスニング部材を有し、前記ファスニング部材が配置された止着部位を、前記後身頃の側縁よりも外方に引き出して、前記ファスニング部材を前記前身頃の前記止着領域に止着することによりおむつを着用可能に構成された使い捨ておむつ。
[2] 前記連結部材は、前記ファスニング部材が配置された基材シートが前記連結部材の一部に接合されて構成されたものである前記[1]に記載の使い捨ておむつ。
[3] 前記基材シートの前記連結部材への固定端から前記基材シートの先端までの長さA1が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記基材シートの前記固定端までの長さB1より大である前記[2]に記載の使い捨ておむつ。
[4] 前記基材シートの前記連結部材への固定端から前記ファスニング部材が配置された部位までの長さC1が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記基材シートの前記固定端までの長さB1より大である前記[3]に記載の使い捨ておむつ。
[5] 前記連結部材は、前記後身頃の側縁側が非切断部となる舌片状の切り込み線が形成され、前記連結部材の裏面側の少なくとも前記舌片状の切り込み線によって囲われた領域に前記ファスニング部材が配置されて構成されたものであり、前記舌片状の切り込み線によって囲われた領域を、前記非切断部を支軸として前記連結部材の表面側に折り返し、前記ファスニング部材を前記連結部材の表面側に露出させることにより、前記前身頃の前記止着領域に対する前記止着部位が形成される前記[1]に記載の使い捨ておむつ。
[6] 前記連結部材の前記非切断部から前記舌片状の切り込み線の先端までの長さA2が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記非切断部までの長さB2より大である前記[5]に記載の使い捨ておむつ。
[7] 前記連結部材の前記非切断部から前記ファスニング部材が配置された部位までの長さC2が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記非切断部までの長さB2より大である前記[6]に記載の使い捨ておむつ。
[8] 前記連結部材は、前記方の端部が、前記立体ギャザーの下端部から上端部まで中央部よりも前記上端部側に固定されている前記[1]〜[7]のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
本発明の使い捨ておむつは、おむつを着用者に宛がった状態で、立体ギャザーが有効に機能するように立体ギャザーの位置を調整することができ、おむつからの尿漏れを有効に防止することができる。具体的には、後身頃の側縁と立体ギャザーとを連結するように配置された連結部材にファスニング部材が配置されており、このファスニング部材をおむつの前身頃の止着領域に止め付ける動作に連動させて、立体ギャザーを吸収体の左右に広げることができる。これにより、吸収体の表面の一部を覆うように立体ギャザーが押し潰されてしまったとしても、おむつを着用者に宛がった後に、立体ギャザーの位置を簡単に調節することができ、立体ギャザーの潰れによる尿漏れを有効に防止することができる。
また、本発明の使い捨ておむつは、吸収体上に、尿パッドを装着して使用する場合にも、上述したように連結部材に連動させて立体ギャザーを起立させる(広げる)ことができるため、吸収体上への尿パッドの装着が容易になり、介護者の介護負担等を軽減することができる。また、幅の広い大判パッドが立体ギャザーの内側に収まりやすくなるので漏れも防ぐことができる。
本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 図1Aに示す使い捨ておむつのA−A’断面を示す概略断面図である。 図1Aに示す使い捨ておむつの連結部材のファスニング部材が配置された部位をおむつの幅方向外側に向けて引張った状態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 図1Cに示す使い捨ておむつのB−B’断面を示す概略断面図である。 図1Aに示す使い捨ておむつの連結部材を拡大した拡大平面図である。 本発明の使い捨ておむつの他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 図3Aに示す使い捨ておむつのC−C’断面を示す概略断面図である。 図3Aに示す使い捨ておむつの連結部材のファスニング部材が配置された部位をおむつの幅方向外側に向けて引張った状態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 図3Cに示す使い捨ておむつのD−D’断面を示す概略断面図である。 図3Aに示す使い捨ておむつの連結部材を拡大した拡大平面図である。 本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す断面図である。 従来の使い捨ておむつの一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。
以下、本発明の使い捨ておむつを実施するための形態について具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える使い捨ておむつを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
〔1〕使い捨ておむつ:
本発明の使い捨ておむつは、図1A〜図1Eに示す使い捨ておむつ1Aのように、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成され、吸収体22と、吸収体22の上面を被覆するように配置された、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22の下面を被覆するように配置された、液不透過性材料からなるバックシート20と、撥水性シートからなり、吸収体22の両側に配置された、少なくとも左右一対の立体ギャザー26(26a,26b)と、一方の端部70xが後身頃6の左右の各側縁6a,6bに接続され、且つ他方の端部70yが一対の立体ギャザー26a,26bのうちの同一側縁側に配置された立体ギャザー26に固定された連結部材70と、を備えている。
そして、本発明の使い捨ておむつは、上記連結部材70が、その一部に、前身頃2の止着領域13(図1Aにおいては、フロントパッチ13a)に止着可能なファスニング部材72を有し、このファスニング部材72が配置された止着部位を、おむつの後身頃6の側縁6a,6bよりも外方に引き出して、ファスニング部材72を前身頃2の止着領域13に止着することによりおむつを着用可能に構成されている。また、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aは、前身頃2及び後身頃6に、股下部4よりおむつの幅方向外側に延出されたサイドフラップ8が形成されている。
このように構成することによって、本発明の使い捨ておむつ1Aは、おむつを着用者に宛がった状態で、立体ギャザー26が有効に機能するように立体ギャザー26の位置を調整することができ、おむつからの尿漏れを有効に防止することができる。具体的には、連結部材70のファスニング部材72をおむつの前身頃2の止着領域13に止め付ける動作に連動させて、立体ギャザー26を吸収体22の左右に広げることができる。これにより、吸収体22の表面の一部を覆うように立体ギャザー26が押し潰されてしまったとしても、おむつを着用者に宛がった後に、立体ギャザー26の位置を簡単に調節することができ、立体ギャザー26の潰れによる尿漏れを有効に防止することができる。
また、本発明の使い捨ておむつ1Aは、吸収体22上に、尿パッドを装着して使用する場合にも、上述したように連結部材70に連動させて立体ギャザー26を起立させる(広げる)ことができるため、吸収体22上への尿パッドの装着が容易になり、介護者の介護負担等を軽減することができる。さらに、幅の広い大判パッドについても立体ギャザーの内側にきちんと収めやすくなるので漏れにくくなる。
ここで、図1Aは、本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図であり、図1Bは、図1Aに示す使い捨ておむつのA−A’断面を示す概略断面図である。また、図1Cは、図1Aに示す使い捨ておむつの連結部材のファスニング部材が配置された部位をおむつの幅方向外側に向けて引張った状態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図であり、図1Dは、図1Cに示す使い捨ておむつのB−B’断面を示す概略断面図である。また、図1Eは、図1Aに示す使い捨ておむつの連結部材を拡大した拡大平面図である。
なお、「前身頃」とは、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aのように、着用者に使い捨ておむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分(図中、符号2)、「股下部」とは、着用者に使い捨ておむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分(図中、符号4)、「後身頃」とは、着用者に使い捨ておむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものとする(図中、符号6)。
また、「ファスニング部材」とは、おむつを着用者に対して装着させるためのテープである。本発明の使い捨ておむつにおいては、おむつの前身頃の止着領域に対して固定することによっておむつをパンツ型とし、着用者に装着可能なものであれば特にその形状や構造について制限はない。例えば、ファスニング部材としては、粘着テープ、メカニカルファスナー等の係合手段を挙げることができる。メカニカルファスナーは、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成された凸部材(フック材)と、表面にループ状の繊維が配置されたもの、もしくは短繊維で構成された不織布等の凹部材(ループ材)とを組み合わせたもの等が用いられることが多い。このファスナーは、ループ材の表面にフック材を重ね合わせ、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させることにより、両部材を剥離可能な状態に、且つ強固に固着させることができるものである。
図1A〜図1Eに示す使い捨ておむつ1Aにおいては、連結部材70の一部に、ファスニング部材72が配置された基材シート74が接合された場合の例を示している。上記基材シート74は、連結部材70の後身頃6の側縁6a,6b側に固定端が接続され、立体ギャザー26に固定された側に自由端が延出するように配置されている。ファスニング部材72は、この基材シート74の裏面側、即ち、基材シート74を連結部材70に重ね合わせた状態において、連結部材70の表面側に対向する側の面に配置されている。
なお、本明細書において、使い捨ておむつ1A、連結部材70及び基材シート74のそれぞれの表面というときは、図1A及び図1Bに示すような使い捨ておむつ1Aの使用前の状態において、着用者の肌側に位置する面(即ち、図1Bにおける紙面の上側を向く面)を意味し、その裏面というときは、その反対側の、着用者の肌から遠い側に位置する面(即ち、図1Bにおける紙面の下側を向く面)を意味する。
このような使い捨ておむつ1Aを着用する際には、連結部材70に接続された基材シート74を、おむつの後身頃6の側縁6a,6b側にそれぞれ折り返し、基材シート74に配置されたファスニング部材72を、使い捨ておむつ1Aの表面側に露出させる。そして、使い捨ておむつを着用者に宛がった状態で、基材シート74を、前身頃2の止着領域13まで引き伸ばし、ファスニング部材72を止着領域に対して固定することにより、おむつを装着する。この際、連結部材70も後身頃6の側縁6a,6b側に引張られるため、連結部材70に連動して各立体ギャザー26a,26bが吸収体22の左右に広げられる。これにより、吸収体の表面の一部を覆うように立体ギャザーが押し潰されてしまったとしても、おむつを着用者に宛がった後に、立体ギャザーの位置を簡単に調節することができ、立体ギャザーの潰れによる尿漏れを有効に防止することができる。
なお、このように構成された使い捨ておむつ1Aにおいては、基材シート74の連結部材70への固定端から基材シート74の先端までの長さA1が、連結部材70の後身頃6の側縁6a,6bから基材シート74の固定端までの長さB1より大であることが好ましい。このように構成することによって、基材シート74を、おむつの後身頃6の側縁6a,6b側にそれぞれ折り返した場合に、基材シート74の先端が後身頃6の側縁6a,6b側からはみ出すため、基材シート74がより摘まみ易くなる。なお、「基材シートの先端」とは、基材シートを連結部材と重なるように配置した場合において、最も立体ギャザー側(即ち、立体ギャザーの近く)に位置する端縁部分のことをいう。
なお、基材シート74の連結部材70への固定端からファスニング部材72が配置された部位までの長さC1が、連結部材70の後身頃6の側縁6a,6bから基材シート74の固定端までの長さB1より大であることが更に好ましい。このように構成することによって、基材シート74を、おむつの後身頃6の側縁6a,6b側にそれぞれ折り返した場合に、基材シート74に配置されたファスニング部材72も後身頃6の側縁6a,6b側からはみ出すため、ファスニング部材72を前身頃2の止着領域13により固定し易くなる。なお、上記した「基材シート74の連結部材70への固定端からファスニング部材72が配置された部位までの長さC1」には、ファスニング部材72が配置された部位の長さは含まれないものとする。
また、図1A〜図1Eに示す使い捨ておむつ1Aにおいては、それぞれの連結部材70に対して、一つずつ基材シート74が配置された場合の例を示しているが、例えば、図2に示す使い捨ておむつ1Bのように、それぞれの連結部材70に対して、二以上の基材シート74が配置されていてもよい。なお、それぞれの連結部材70に二以上の基材シート74が配置される場合には、連結部材70の連結方向(即ち、後身頃6の側縁6a,6bと立体ギャザー26とを結ぶ方向)に対して直交する方向に二以上の基材シート74を配列させることが好ましい。
ここで、図2は、本発明の使い捨ておむつの他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。また、図2において、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
また、本発明の使い捨ておむつにおいては、例えば、図3A〜図3Eに示すように、一方の端部80xが後身頃6の左右の各側縁6a,6bに接続され、且つ他方の端部80yが一対の立体ギャザー26a,26bのうちの同一側縁側に配置された立体ギャザー26に固定された連結部材80として、後身頃6の側縁6a,6b側が非切断部85となる舌片状の切り込み線84が形成され、連結部材80の裏面側の少なくとも舌片状の切り込み線84によって囲われた領域84aにファスニング部材72が配置されて構成されたものであり、舌片状の切り込み線84によって囲われた領域84aを、非切断部85を支軸として連結部材80の表面側に折り返し、ファスニング部材74を連結部材80の表面側に露出させることにより、前身頃2の止着領域13に対する止着部位が形成されるものであってもよい。
このような使い捨ておむつ1Cは、これまでに説明したような、連結部材に基材シートを配置するのではなく、結部材80に舌片状の切り込み線84を形成し、この切り込み線84によって囲われた領域84aによって、ファスニング部材74を後身頃6の側縁6a,6b側に延出させる基材を形成するものである。このように構成することによって、連結部材に基材シートを配置した場合と同様の効果を得ることができる。更に、連結部材の部品点数を少なくし、且つ基材シートを接着する等の工程を省略することができるため、おむつの製造工程を簡略化することができる。
ここで、図3Aは、本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図であり、図3Bは、図3Aに示す使い捨ておむつのC−C’断面を示す概略断面図である。また、図3Cは、図3Aに示す使い捨ておむつの連結部材のファスニング部材が配置された部位をおむつの幅方向外側に向けて引張った状態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図であり、図3Dは、図3Cに示す使い捨ておむつのD−D’断面を示す概略断面図である。また、図3Eは、図3Aに示す使い捨ておむつの連結部材を拡大した拡大平面図である。また、図3A〜図3Eにおいて、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、図3A〜図3Eにおいては、舌片状の切り込み線84として、U字状の切り込み線が形成された場合の例を示しているが、例えば、コの字状、V字状、半円状、半楕円状等の切り込み線も、上記舌片状の切り込み線に含まれる。即ち、切り込み線によって囲われた領域によって、後身頃6の側縁6a,6b側にファスニング部材74を延出(露出)させるための基材を構成することができるものであれば、切り込み線の形状については適宜決定することができる。
なお、「切り込み線」とは、いくつかの直線又は曲線状の切り込み(カット部)が連続的に形成された破線(ミシン目)、及び連続する直線又は曲線状の切り込み(カット部)によって構成された切断線のことをいう。切り込み線が破線(ミシン目)の場合には、破線の連結部分を破断して、切り込み線によって囲われた領域を遊離させる。
また、「非切断部」とは、舌片状の切り込み線によって囲われた領域を後身頃の側縁に折り返す際の支軸となる、切り込み線が形成されていない部分のことをいう。この非切断部が、上述した連結部材に基材シートを配置した場合における、基材シートの固定端に相当する。
なお、このように構成された使い捨ておむつ1Cにおいては、連結部材80の非切断部85から舌片状の切り込み線84の先端までの長さA2が、連結部材の前記後身頃の側縁から前記非切断部までの長さB2より大であることが好ましい。このように構成することによって、切り込み線84によって囲われた領域84aを、おむつの後身頃6の側縁6a,6b側にそれぞれ折り返した場合に、切り込み線84によって囲われた領域84aの先端が後身頃6の側縁6a,6b側からはみ出すため、切り込み線84によって囲われた領域84aがより摘まみ易くなる。なお、「舌片状の切り込み線の先端」とは、連結部材に形成された舌片状の切り込み線の、最も立体ギャザー側に位置する端縁部分のことをいう。
なお、連結部材80の非切断部85からファスニング部材72が配置された部位までの長さC2が、連結部材80の後身頃6の側縁6a,6bから非切断部85までの長さB2より大であることが更に好ましい。このように構成することによって、切り込み線84によって囲われた領域84aを、おむつの後身頃6の側縁6a,6b側にそれぞれ折り返した場合に、切り込み線84によって囲われた領域84aに配置されたファスニング部材72も後身頃6の側縁6a,6b側からはみ出すため、ファスニング部材72を前身頃2の止着領域13により固定し易くなる。なお、上記した「連結部材80の非切断部85からファスニング部材72が配置された部位までの長さC2」には、ファスニング部材72が配置された部位の長さは含まれないものとする。
また、図3A〜図3Eに示す使い捨ておむつ1Cにおいては、それぞれの連結部材80に対して、一つずつ舌片状の切り込み線84が形成された場合の例を示しているが、例えば、図4に示す使い捨ておむつ1Dのように、それぞれの連結部材80に対して、二以上の舌片状の切り込み線84が形成されていてもよい。なお、それぞれの連結部材80に二以上の舌片状の切り込み線84が形成される場合には、連結部材80の連結方向(即ち、後身頃6の側縁6a,6bと立体ギャザー26とを結ぶ方向)に対して直交する方向に二以上の舌片状の切り込み線84を配列させることが好ましい。
ここで、図4は、本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。また、図4において、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
また、上述したように、二以上の舌片状の切り込み線84を形成する場合には、それぞれの切り込み線84によって囲われた領域84aの裏面側にファスニング部材72を配置するものであるが、例えば、図5に示すように、連結部材80の連結方向に対して直交する方向に、長尺のファスニング部材72を配置してもよい。連結部材80に形成されたそれぞれの切り込み線84は、裏面側に配置されたファスニング部材72まで貫通しており、切り込み線84を破断することによって、連結部材80とともにファスニング部材72もそれぞれ切断される。このように構成することによって、おむつの生産性を向上させることができる。また、連結部材80の裏面にファスニング部材の一部が残存するため、例えば、立体ギャザー26を吸収体22の左右に広げた状態で、連結部材80をおむつの内側面等に止め付けることにより、立体ギャザー26を左右に引張った状態を維持することが可能となる。
ここで、図5は、本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。また、図5において、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
以下、本発明の使い捨ておむつを構成する各構成要素について、更に具体的に説明する。
〔1−1〕連結部材:
連結部材は、一方の端部が後身頃の左右の各側縁に接続され、且つ他方の端部が一対の立体ギャザーのうちの同一側縁側に配置された立体ギャザーに固定された、後身頃の側縁と立体ギャザーとを連結する部材である。そして、この連結部材には、前身頃に形成された止着領域に止着可能なファスニング部材が配置されており、このファスニング部材が配置された止着部位を、後身頃の側縁よりも外方に引き出して前身頃の止着領域に止着することによりおむつを着用可能に構成されている。この際、連結部材の一部が後身頃の側縁から外方に引張られ、この連結部材に連動して、立体ギャザーを吸収体の左右に向けて広げることができる。
このような連結部材を構成する素材については特に制限はないが、例えば、織布、不織布、ウレタン、フィルム等を挙げることができ、特に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる不織布を用いることが好ましい。また不織布の種類に関しても特に制限はなく、カードエンボス、スパンボンド、SMS等の各種製法によって製造された従来公知の不織布等を好適に用いることができる。
また、この連結部材は、おむつを使用する前の状態において、後身頃の側縁と立体ギャザーとをなるべく弛みのない状態で接続(連結)していることが好ましい。このように構成することによって、ファスニング部材が配置された部位(例えば、図1Aに示す基材シートや、図3Aに示す舌片状の切り込み線84によって囲われた領域84a)をおむつの幅方向の外側に向けて広げる操作に連動させて、立体ギャザーを吸収体の左右に広げる際に、引張り距離の無駄をなくすことができ、立体ギャザーを良好に且つ必要十分な距離だけ左右に引張ることができる。
本発明の使い捨ておむつにおいては、連結部材の他方の端部が、立体ギャザーの下端部から上端部までの中央部分よりも前記上端部側に固定されていることが好ましい。このように構成することによって、連結部材と連動して立体ギャザーを動かす際に、立体ギャザーの先端側を良好に左右に広げることができる。
また、連結部材の幅方向の長さについては、特に制限はなく、これまでに説明したように、後身頃の側縁と立体ギャザーと連結し、ファスニング部材が配置された部位の動きに連動させて立体ギャザーを引張ることができるものであればよい。なお、上記した「連結部材の幅方向の長さ」とは、連結部材の連結方向に直交する方向における、連結部材を構成するシートの長さ(幅)のことである。
また、例えば、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aにおいては、連結部材の幅方向の長さが、後身頃の側縁側と、立体ギャザーとで同程度の長さ(即ち、連結部材の連結方向において一定の幅)の場合の例を示しているが、連結部材の幅方向の長さは、連結方向において一定でなくともよい。
例えば、図示は省略するが、本発明の使い捨ておむつにおいては、連結部材の、立体ギャザーと接続される端部が幅広になるように構成されていてもよい。このように構成することによって、連結部材を、立体ギャザーの広い範囲に対して接続することができ、立体ギャザーをより広い範囲で左右に広げることが可能となる。
このように、本発明の使い捨ておむつにおいては、連結部材の立体ギャザーへの接続部分を広くしたり、また、図示は省略するが、連結部材の立体ギャザーに接続する側の端部を枝分させて、立体ギャザーの広い範囲又は複数の範囲と接続(固定)させることによって、立体ギャザーをより広い範囲にて左右に広げることが可能となる。
また、連結部材の裏面側(おむつの表面に向く側)には、連結部材が引張られた状態、即ち、立体ギャザーが左右に広げられた状態を維持するための止着部を更に有していてもよい。例えば、連結部材の裏面側に、粘着テープ、メカニカルファスナー等の係合手段からなる止着部を更に配置し、連結部材に連動させて立体ギャザーが左右に広げられた状態にて、連結部材をおむつに固定して、その状態を維持することができるように構成してもよい。
なお、本発明の使い捨ておむつにおいては、従来のテープ型おむつに用いられているような止着テープを別途備えていてもよい。止着テープは、後身頃の左右の各側縁から延出するように配置された、前身頃と後身頃とを固定するためのものであり、止着テープの先端部分には、前身頃の止着領域に係合可能なファスニング部材が配置されている。止着テープのファスニング部材としては、粘着剤により固定を行う粘着ファスナーや、上述したメカニカルファスナーを用いることができる。
〔1−2〕立体ギャザー:
本発明の使い捨ておむつは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するため、吸収体の両側に配置された、少なくとも左右一対の立体ギャザーを備えている。立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、図1A及び図1Bに示す使い捨ておむつ1Aのように、撥水性シート32(32a,32b)の層間に伸縮材(立体ギャザー伸縮材36(36a,36b)を挟み込んで固定し、その立体ギャザー伸縮材36の収縮力によってギャザー(襞)を形成したもの等を好適に用いることができる。立体ギャザー伸縮材36は、例えば、撥水性シート32の折り返し部分に挟み込んで固定することができる。
なお、立体ギャザーは、立体ギャザー用の撥水性シートを別途付設してもよいし、おむつを構成するシート材の一部によって形成してもよい。例えば、図1A及び図1Bに示す使い捨ておむつ1Aは、サイドシート19を構成する撥水性シート32の一部によって立体ギャザー26a,26bを形成した例である。このような撥水性シートは、カードエンボス、スパンボンド等の製法により製造された不織布であってもよいが、防水性の高いSMS、SMMS等の不織布シートが更に好ましい。
立体ギャザーはおむつの内側に向かって傾倒する内倒しギャザーであってもよいし、高さ方向の一部に、曲げ部や折り返し部を形成した立体ギャザー(C折りギャザーやZ折りギャザー等)とすることもできる。例えば、図1A及び図1Bに示す使い捨ておむつ1Aは、立体ギャザー26(26a,26b)を内倒しギャザーとした例である。
例えば、立体ギャザーがZ折りギャザーの場合には、図6に示すように、立体ギャザー26a,26bのZ折りの折れ曲がり部位の近傍(即ち、吸収体22の左右側縁に張り出した折れ曲がり部位の近傍)に連結部材70を固定することによって、立体ギャザー26a,26bを良好に左右に広げることができる。
ここで、図6は、本発明の使い捨ておむつの更に他の実施形態(使い捨ておむつ1F)を示す断面図である。なお、図6に示す断面は、図1Bに示す断面と同じ位置における断面を示すものである。なお、図6において、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
〔1−3〕止着領域:
止着領域は、連結部材に配設されたファスニング部材を止着させるための領域であり、おむつの前身頃に配置されている。例えば、図1Aに示す使い捨ておむつ1Aにおいては、ファスニング部材72として、メカニカルファスナーのフック材46aが用いられ、おむつの前身頃2には、上記止着領域13として、メカニカルファスナーのループ材46bからなるフロントパッチ13aが付設されている。このような止着領域13(フロントパッチ13a)に対して、ファスニング部材72を止め付けることによって、おむつのウエスト周り開口部と脚周り開口部が形成され、おむつを着用することができる。
なお、本発明の使い捨ておむつを構成する止着領域については、これまでに説明したファスニング部材を止め付けることが可能なものであれば特に制限はなく、従来公知のテープ型使い捨ておむつに使用されているフロントパッチ等の止着領域と同様に構成されたものを好適に用いることができる。
〔2〕使い捨ておむつのその他の構成部材:
本発明の使い捨ておむつは、図1A及び図1Bに示すように、これまでに説明した、ファスニング部材72が配置された連結部材70、立体ギャザー26、止着領域13の他に、トップシート18、吸収体22、及びバックシート20等を備えるものである。
〔2−1〕吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュペーパー、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。なかでも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
なお、吸収体には、その表面側に(例えば、吸収体とトップシートとの間に)、尿や体液等の液体を拡散させるためのシート(セカンドシート)を付帯的に配置してもよい。このセカンドシートを付設すると、着用者の姿勢等に起因して、トップシート裏面側の空間が十分に形成されないような場合でも、尿や体液等の吸収速度が低下し難く、吸収速度の低下による尿や体液等の漏れを防止することが可能となる。
セカンドシートを構成する材料としては、親水性で液透過性の材料、例えば、織布、不織布、多孔性プラスチック、フラッフパルプ等を挙げることができる。これらの構成素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、アセテート又はこれらの複合繊維の他、パルプ等を挙げることができる。パルプとしては、カーリーセルロースファイバー等のけん縮繊維を好適に用いることができる。
吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって被包されていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
〔2−2〕トップシート:
トップシートは、吸収体の上面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その下面側(裏面側)に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。通常、少なくとも吸収体の表面近傍については、着用者の尿や体液を透過させ得る液透過性の材料によって構成される。少なくとも一部が液透過性材料により構成されている限り、必ずしもトップシート全体が液透過性材料で構成されている必要はない。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。なかでも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。不織布の種類についても特に制限はなく、エアースルー(カード熱風)、カードエンボス、スパンボンド等の各種製法によって製造された従来公知の不織布を好適に用いることができる。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。
〔2−3〕バックシート:
バックシートは、吸収体の裏面(おむつの装着時において着用者の肌から遠い側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートの配置位置については特に制限はない。吸収体で吸収された尿の漏れを防止するという観点から、少なくとも吸収体の存在する部分にバックシートが配置されていることが好ましい。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、なかでも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
なお、バックシートの外表面側にカバーシートを貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。なかでも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
〔2−4〕各種伸縮材:
本発明の使い捨ておむつは、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが好ましい。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
この脚周り伸縮材は、立体ギャザーの起立線より外側の部分に配置されていることが好ましい。このような構成とすると、立体ギャザーの十分な防漏効果を確保しつつ、股下部の装用感・装着感を向上させることができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
図1Aに示す使い捨ておむつ1Aは、おむつの後身頃6の端縁に沿って帯状のウエスト周り伸縮材42を配置し、また、脚周り開口部に沿って脚周り伸縮材40を配置した例である。なお、帯状のウエスト周り伸縮材42は、ウレタンフォーム等の伸縮性フォームによって構成することができる。図示の例では、後身頃(背側)のみにウエスト周り伸縮材42を配置しているが、前身頃(腹側)にウエスト周り伸縮材を配置してもよい。
これらの伸縮材については、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムからなる平ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性糸からなる糸ゴムの他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
伸縮材は、十分な伸縮力を作用させるため、伸長状態で固定することが好ましい。例えば、伸縮材が天然ゴムからなる平ゴムや合成ゴムの弾性糸からなる糸ゴムである場合には、120〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、着用者に対して過度の締め付け力を作用させることなく、十分な伸縮力を作用させることが可能となる。
前記のような伸縮材は、おむつの他の構成部材に対して、接着剤その他の手段により固定される。固定方法としては、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着であってもよい。
〔2−5〕適用対象:
本発明の使い捨ておむつの適用対象は、これまでに説明した1ピースタイプの使い捨ておむつに限られるものではなく、例えば、2ピースタイプの使い捨ておむつにも適用することができる。なお、「1ピースタイプ」とは、トップシート、バックシート、吸収体を備えているが、吸収・保持機能を担う吸収体がトップシートとバックシートの間に介装(内蔵)され、装着機能を担うトップシート及び/又はバックシートと一体的に構成されたタイプのおむつを意味するものとする。
また、「2ピースタイプ」とは、着用者の排泄液を吸収し、保持する機能(吸収・保持機能)を担う吸収性本体と、着用者の身体を被包する機能(装着機能)を担う外装部材とから構成され、外装部材の内側に吸収性本体が配置されたタイプのおむつである。
上記吸収性本体は、吸収体、トップシート及びバックシートを構成要素として備えた部材であり、トップシートとバックシートの間に吸収体を挟み込み、吸収体の周縁部を封着することによって製造することができる。このような吸収性本体は、少なくともおむつの股下部をカバーするサイズに構成される。但し、漏れ防止の効果を確実なものとするため、股下部のみならず前身頃や後身頃の一部をもカバーする大きさに構成することが好ましい。吸収性本体は、例えば、ホットメルト接着剤等を用いて、外装部材に対して固定することができる。
一方、外装部材は、着用者の身体を被包するための装着機能を担う部材であり、具体的には、前身頃、股下部及び後身頃の各部を形成するシート状の部材である。2ピースタイプの使い捨ておむつは、着用者の排泄液を吸収し、保持する吸収・保持機能については、専ら吸収性本体が果たすことになるので、外装部材を構成する材料として液不透過性材料を用いる必要はない。外装部材を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維によって構成された不織布等を挙げることができる。
〔3〕使い捨ておむつの製造方法:
以下、本発明の使い捨ておむつの製造方法を、図1A〜図1Eに示す使い捨ておむつ1Aを製造する場合の例で説明する。
本発明の使い捨ておむつを製造する場合には、まず、バックシート20の材料となる長尺のシート材(バックシート材)の表面に、親水性シートに包まれた吸収体22及び脚周り弾性部材40を載置し、更にその表面にトップシート18の材料となるシート材(トップシート材)を載置する。
この際、トップシート材は、センターシートに相当するトップシート材と、サイドシートに相当するトップシート材の2種類が使用される。サイドシートに相当するシート材には折り返し部分を設けることによって、立体ギャザー26を形成することができる。
次に、本発明の使い捨ておむつに使用する連結部材70を作製し、作製した連結部材70を後身頃6の側縁6a,6bに相当する部位に固定する。その後、連結部材70を同一側縁側に配置された立体ギャザー26に固定する。
連結部材70は、まず、おむつの前身頃と後身頃とを固定するための止着部位として用いられる、ファスニング部材72を基材シート74の上に載置し、この基材シート74をシート状の連結部材70に接合することによって作製することができる。
連結部材70の立体ギャザー26への接続方法(固定方法)については、特に制限はないが、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着等によって固定することができる。
なお、例えば、連結部材70とは別に、従来のテープ型使い捨ておむつに用いられる止着テープを更に備えた使い捨ておむつを製造する場合には、従来のテープ型使い捨ておむつに用いられる止着テープと同様の方法によって止着テープを作製し、その止着テープを後身頃の側縁に相当する部位に固定してもよい。
前記のようにして得られたおむつ連続体は、おむつの脚周り開口部に相当する部分を円弧状に切り抜いて切除し(Rカット)、脚周り開口部を形成する。最後に、おむつ連続体を個々のおむつに切断することにより、使い捨ておむつ1Aを製造する。
前記のような一連の工程は、機械的な手段によって連続的に行うことが可能である。例えば、長尺のシート材をローラーから連続的に送出する等の方法・装置を採用することにより、使い捨ておむつの連続製造が可能となり、生産性の向上に資する。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
実施例1の使い捨ておむつとして、図1A〜図1Eに示すような構成の使い捨ておむつ1Aを作製した。この使い捨ておむつは、成人用の使い捨ておむつであり、前後方向長さを840mm、後身頃6の幅(側縁6a,6b間の長さ)を630mmとした。
連結部材は、後身頃の左右の側縁に、それぞれ2つずつ配置されており、この連結部材には、後身頃の側縁から3cmの位置に、ファスニング部材が配置された基材シートを接合した。なお、立体ギャザーの高さは50mmであり、連結部材の固定端の接続位置は、立体ギャザーの起立線から35mmの位置とした。即ち、固定端の接続位置は、立体ギャザーの高さの70%の位置である。
連結部材は、幅が55mmで長さが195mmのポリプロピレンからなるスパンボンド不織布を用いた。
また、基材シートは、幅が35mmで長さが70mmのポリプロピレンからなるスパンボンド不織布を用いて、自由端側は角を丸くカットした。また、ファスニング部材としては、メカニカルファスナーのフック材を用い、前身頃の止着領域としては、メカニカルファスナーのループ材からなるフロントパッチを用いた。
〔実施例2〕
実施例2の使い捨ておむつとして、図3A〜図3Eに示すような構成の使い捨ておむつ1Cを作製した。この使い捨ておむつは、成人用の使い捨ておむつであり、前後方向長さを840mm、後身頃6の幅(側縁6a,6b間の長さ)を630mmとした。
連結部材は、後身頃の左右の側縁に、それぞれ2つずつ配置されており、この連結部材には、後身頃の側縁から3cmの位置に、ファスニング部材が配置された舌片状の切り込み線を形成した。なお、立体ギャザーの高さは50mmであり、連結部材の固定端の接続位置は、立体ギャザーの起立線から35mmの位置とした。即ち、固定端の接続位置は、立体ギャザーの高さの70%の位置である。
連結部材は、幅が55mmで長さが195mmのポリプロピレンからなるスパンボンド不織布を用いた。
また、ファスニング部材が配置された切り込み部分は、幅が35mmで長さが70mmの舌片状の切り込み線により形成した。また、ファスニング部材としては、メカニカルファスナーのフック材を用い、前身頃の止着領域としては、メカニカルファスナーのループ材からなるフロントパッチを用いた。
〔着用試験〕
このような実施例1及び2の使い捨ておむつを、着用者の後身頃側に宛がった後、おむつの前身頃を、着用者の股下を経由させて腹側に移動させた。この状態では、着用者の臀部によって、吸収体の表面を覆うように立体ギャザーが押し潰されており、吸収体の間口が狭められてしまっていた。
このような状態から、連結部材に配置された基材シート又は舌片状の切り込み線によって囲われた部分(以下、「基材シート等」という)をおむつの側縁側に引き出し、この基材シート等を引張って、基材シート等に配置されたファスニング部材を、前身頃に付設された止着領域に止め付けた。この際、基材シート等とともに、連結部材がおむつの側縁側に向けて引張られ、更に、この連結部材によって連結された立体ギャザーが連動して引張られ、吸収体の両側に配置された立体ギャザーを吸収体の左右に広げることができた。このように、本発明の使い捨ておむつは、おむつを着用者に宛がった後に、立体ギャザーの位置を簡単に調節することができ、立体ギャザーの潰れによる尿漏れを有効に防止することができるものであった。
本発明の使い捨ておむつは、乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつに利用することができる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F:使い捨ておむつ、2:前身頃、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁(後身頃の側縁)、8:サイドフラップ、13:止着領域、13a:フロントパッチ、18:トップシート、19:サイドシート、20:バックシート、22:吸収体、26,26a,26b:立体ギャザー、32,32a,32b:撥水性シート、36,36a,36b:立体ギャザー伸縮材、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、46a:フック材、46b:ループ材、70,80:連結部材、70x,80x:一方の端部(連結部材の一方の端部)、70y,80y:他方の端部(連結部材の他方の端部)、72:ファスニング部材、74:基材シート、84:切り込み線(舌片状の切り込み線)、84a:切り込み線によって囲われた領域、85:非切断部、100:使い捨ておむつ。

Claims (8)

  1. 前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、
    吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置された、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置された、液不透過性材料からなるバックシートと、撥水性シートからなり、前記吸収体の両側に配置された、少なくとも左右一対の立体ギャザーと、一方の端部が前記後身頃の左右の各側縁に接続され、且つ他方の端部が前記一対の立体ギャザーのうちの同一側縁側に配置された立体ギャザーに固定された連結部材と、を備え、
    前記連結部材は、その一部に、前記前身頃に形成された止着領域に止着可能なファスニング部材を有し、前記ファスニング部材が配置された止着部位を、前記後身頃の側縁よりも外方に引き出して、前記ファスニング部材を前記前身頃の前記止着領域に止着することによりおむつを着用可能に構成された使い捨ておむつ。
  2. 前記連結部材は、前記ファスニング部材が配置された基材シートが前記連結部材の一部に接合されて構成されたものである請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記基材シートの前記連結部材への固定端から前記基材シートの先端までの長さA1が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記基材シートの前記固定端までの長さB1より大である請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記基材シートの前記連結部材への固定端から前記ファスニング部材が配置された部位までの長さC1が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記基材シートの前記固定端までの長さB1より大である請求項3に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記連結部材は、前記後身頃の側縁側が非切断部となる舌片状の切り込み線が形成され、前記連結部材の裏面側の少なくとも前記舌片状の切り込み線によって囲われた領域に前記ファスニング部材が配置されて構成されたものであり、
    前記舌片状の切り込み線によって囲われた領域を、前記非切断部を支軸として前記連結部材の表面側に折り返し、前記ファスニング部材を前記連結部材の表面側に露出させることにより、前記前身頃の前記止着領域に対する前記止着部位が形成される請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記連結部材の前記非切断部から前記舌片状の切り込み線の先端までの長さA2が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記非切断部までの長さB2より大である請求項5に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記連結部材の前記非切断部から前記ファスニング部材が配置された部位までの長さC2が、前記連結部材の前記後身頃の側縁から前記非切断部までの長さB2より大である請求項6に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記連結部材は、前記方の端部が、前記立体ギャザーの下端部から上端部まで中央部よりも前記上端部側に固定されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
JP2009033078A 2009-02-16 2009-02-16 使い捨ておむつ Expired - Fee Related JP5313718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033078A JP5313718B2 (ja) 2009-02-16 2009-02-16 使い捨ておむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033078A JP5313718B2 (ja) 2009-02-16 2009-02-16 使い捨ておむつ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010187777A JP2010187777A (ja) 2010-09-02
JP5313718B2 true JP5313718B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42814502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009033078A Expired - Fee Related JP5313718B2 (ja) 2009-02-16 2009-02-16 使い捨ておむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5313718B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5773895B2 (ja) * 2012-01-16 2015-09-02 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てオムツ
JP6185265B2 (ja) * 2013-03-19 2017-08-23 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨ておむつ
JP6185266B2 (ja) * 2013-03-19 2017-08-23 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨ておむつ
JP6465764B2 (ja) * 2015-06-30 2019-02-06 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5397318A (en) * 1993-06-10 1995-03-14 The Procter & Gamble Company Absorbent article having a pocket cuff
JPH10179637A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Oji Paper Co Ltd 吸収性物品
SE9702158L (sv) * 1997-06-06 1998-12-07 Moelnlycke Ab Absorberande alster med förbättrad läckageskydd
FR2816204B1 (fr) * 2000-11-07 2003-08-15 Proteco Couche a usage unique
JP4173703B2 (ja) * 2001-08-21 2008-10-29 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JP2003079659A (ja) * 2001-09-10 2003-03-18 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010187777A (ja) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3987094B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4996507B2 (ja) 吸収性物品
JP3919019B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5091037B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2010035726A (ja) テープ型使い捨ておむつ
JP2007244506A (ja) パンツ型おむつ及び尿取りパッド
JP4934610B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2010042162A (ja) 使い捨ておむつ
JP5313718B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2007209522A (ja) 使い捨ておむつ
JP2010012002A (ja) 使い捨ておむつ
JP2009056001A (ja) テープ型使い捨ておむつ
JP5281882B2 (ja) テープ型使い捨ておむつ
JP5407341B2 (ja) 吸収性物品
JP4982195B2 (ja) テープ型おむつ
JP5175702B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4881910B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5238106B2 (ja) テープ型使い捨ておむつ
JP4315848B2 (ja) 吸収性物品
JP5237084B2 (ja) 吸収性物品
JP5189910B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4724628B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5021518B2 (ja) 吸収性物品
JP4608502B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5002536B2 (ja) テープ型使い捨ておむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111212

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20121017

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121206

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20121206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5313718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees