JP2007244506A - パンツ型おむつ及び尿取りパッド - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便に尿取りパッドの廃棄作業を行うことができ、貴重な資源を浪費することなく、使用の際のランニングコストを低く抑えることが可能なパンツ型おむつを提供する。
【解決手段】吸収体22と、吸収体22の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシート18と、吸収体22の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシート20とを備えるとともに、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成され、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部2a,6a(2b,6b)同士が接合されて、一つのウエスト周り開口部及び一対の脚周り開口部が形成され、おむつのトップシート18側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのフック材24(24a,24b)を更に備えたパンツ型おむつ1。
【選択図】図2

Description

本発明は、一つのウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部が形成され、パンツ型に構成されたパンツ型おむつ及びおむつの内部に配置して用いる尿取りパッドに関するものである。
パンツ型おむつとは、例えば、図1に示すパンツ型おむつ100のように、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成され、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部同士が接合されて、一つのウエスト周り開口部10と一対の脚周り開口部12(12a,12b)が形成された使い捨てのおむつである。このようなパンツ型おむつにおいては、ウエスト周り開口部10と脚周り開口部12(12a,12b)に沿って、糸ゴム等の伸縮材(ウエスト周り伸縮材42、脚周り伸縮材40)を配置する構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
パンツ型おむつは、布製のパンツを履かせるのと同様の操作で着用者に装着させることができるため、短時間でおむつの交換を行うことができることに加え、着用者を立たせたままでおむつの交換を行うこともできる。また、テープ型おむつのように、固定テープによってウエスト周り寸法を調節する必要がなく、おむつの交換が容易であるという利点をも有するものである。
ところで、成人用の使い捨ておむつにおいては、おむつを交換する際の労力を軽減するため、使い捨ておむつと、尿取りパッド(インナーパッド、補助パッドとも称される)とを併用することが行われている。尿取りパッドは、使い捨ておむつと同様の吸収体を備えているが、専ら尿吸収を目的とする小型の吸収パッドであり、通常は、使い捨ておむつのトップシートの上面に載置した状態で用いられる。そして、着用者が排尿した際には使い捨ておむつ全体ではなく、この尿取りパッドのみを交換する方法で使用する。従って、排尿の度に使い捨ておむつ全体を交換する方法と比較して、交換が簡便であり、介護者の介護労力が軽減される。また、使い捨ておむつよりも低廉であるため、排尿の度に使い捨ておむつを交換する方法と比較してコスト的にも有利である。
このような用途に用いられる尿取りパッドとしては、例えば、吸収体と、液透過性材料からなるトップシートと、液不透過性材料からなるバックシートとを備え、そのバックシート側の前後の末端領域に、尿取りパッドを使い捨ておむつに対して掛止するための掛止手段(例えば、メカニカルファスナー等)を設けた尿取りパッドが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
登録実用新案第3024357号公報 特開2000−139982号公報
特許文献2に記載されるような尿取りパッドは、バックシート側の前後の末端領域に設けられた掛止手段によって、使い捨ておむつに対して尿取りパッドを確実に固定することができる。従って、尿取りパッドの位置ずれに起因する尿漏れを有効に防止することができる。また、着用者がおむつを装着する際に尿取りパッドがおむつの内側に向かって捲れてしまうことが少なく、尿取りパッドを確実に着用者の身体に宛がうことができるという利点をも有している。
しかしながら、近年、循環型経済社会の構築に向けた動きが加速度的に進行しつつあり、一般消費者にも廃棄物の分別廃棄が義務付けられている。このような点で、前記のような尿取りパッドは、その交換の度に、尿取りパッドからメカニカルファスナーを分別して廃棄しなければならず、廃棄作業が煩雑であるという課題があった。また、比較的高価なメカニカルファスナー(特に、メカニカルファスナーのフック材)を頻繁に廃棄するため、省資源という観点から、また、ランニングコストの面でも十分に満足できるものではなく、未だ解決すべき課題を残すものであった。
このように、現在においては、簡便に尿取りパッドの廃棄作業を行うことができ、貴重な資源を浪費することなく、使用の際のランニングコストを低く抑える方策は未だ開示されておらず、そのような方策が切望されている。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、簡便に尿取りパッドの廃棄作業を行うことができ、貴重な資源を浪費することなく、使用の際のランニングコストを低く抑えることが可能なパンツ型おむつ及び尿取りパッドを提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、尿取りパッドではなくおむつの方にメカニカルファスナーのフック材を付設することによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下のパンツ型おむつ及び尿取りパッドが提供される。
[1] 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えるとともに、前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、前記前身頃と前記後身頃の対応する側縁部同士が接合されて、一つのウエスト周り開口部及び一対の脚周り開口部が形成されたパンツ型おむつであって、おむつの前記トップシート側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのフック材を更に備えたパンツ型おむつ。
[2] 前記フック材として帯状のフック材を2つ備え、一のフック材はその長手方向が前記ウエスト周り開口部の前身頃側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃に配置されるとともに、他のフック材はその長手方向が前記ウエスト周り開口部の後身頃側の端縁と平行となるように、おむつの後身頃に配置されている前記[1]に記載のパンツ型おむつ。
[3] 前記フック材が帯状のものであり、その長手方向が前記ウエスト周り開口部の前身頃側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃のみに配置され、後身頃には配置されていない前記[1]に記載のパンツ型おむつ。
[4] 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えるとともに、前記トップシートと前記バックシートによって前記吸収体が被包された構造を有し、パンツ型おむつのトップシートの上面に載置して用いられる尿取りパッドであって、パッドの下側の面に、パンツ型おむつに尿取りパッドを固定するためのループ材を更に備えた尿取りパッド。
[5] 前記ループ材として帯状のループ材を2つ備え、一のループ材はその長手方向がパッドの前端と平行となるように、パッドの前側領域に配置されるとともに、他のループ材はその長手方向がパッドの後端と平行となるように、パッドの後側領域に配置されている前記[4]に記載の尿取りパッド。
[6] 前記ループ材が帯状のものであり、そのループ材は長手方向がパッドの前端と平行となるように、パッドの前側領域のみに配置され、パッドの後側領域には配置されていない前記[4]に記載の尿取りパッド。
[7] 前記ループ材には、パッドの前後を示すマーキングが付されている前記[4]〜[6]のいずれかに記載の尿取りパッド。
[8] 前記[1]〜[3]のいずれかに記載のパンツ型おむつと、前記[4]〜[7]のいずれかに記載の尿取りパッドとを備えた尿取りパッド付きパンツ型おむつ。
本発明のパンツ型おむつ及び尿取りパッドは、尿取りパッドではなくおむつの方にメカニカルファスナーのフック材を付設したので、簡便に尿取りパッドの廃棄作業を行うことができ、貴重な資源を浪費することなく、使用の際のランニングコストを低く抑えることが可能である。
以下、本発明のパンツ型おむつを実施するための最良の形態について、2ピースタイプのパンツ型おむつを例として具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備えるパンツ型おむつを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において「パンツ型おむつ」というときは、図1及び図2に示すパンツ型おむつ1のように、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部同士(側縁部2a,6a、側縁部2b,6b)を接合することによって、接合部8、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12a,12bが形成され、予めパンツ型に構成されたおむつを意味するものとする。
そして、「2ピースタイプ」とは、着用者の排泄物を吸収し、保持する機能(吸収・保持機能)を担う吸収性本体14と、着用者の身体を被包する機能(装着機能)を担う外装部材16とから構成され、外装部材16の内側に吸収性本体14が配置されたタイプのおむつを意味するものとする。図3に示すように、吸収性本体14は吸収体22、トップシート18及びバックシート20を構成要素として備えた部材である。
また、本明細書において、「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものとする。
[1]本発明のパンツ型おむつの構成:
本発明のパンツ型おむつは、図1〜図3に示すパンツ型おむつ1のように、吸収体22と、トップシート18と、バックシート20とを備えるとともに、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成され、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部2a,6a(2b,6b)同士が接合されて(接合部8)、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12(12a,12b)が形成されたパンツ型おむつであり、おむつのトップシート18側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのフック材24を更に備えたものである。
このように、頻繁に交換される尿取りパッドではなく、多数回の繰り返し使用をするおむつの方にメカニカルファスナーのフック材を付設することによって、尿取りパッドの交換の度に尿取りパッドからフック材を分別して廃棄する作業は不要となり、その廃棄作業を簡便に行うことが可能となる。また、比較的高価なメカニカルファスナーのフック材を頻繁に廃棄する必要もないので、貴重な資源を浪費することなく、使用の際のランニングコストを低く抑えることが可能となる。
[1−1]メカニカルファスナー:
本発明のパンツ型おむつは、おむつのトップシート側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのフック材を備えている。この「メカニカルファスナー(面状ファスナーとも称される)」とは、機械的結合を用いた面状ファスナーであり、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成された凸部材(フック材)と、表面にループ状の繊維が配置された凹部材(ループ材)とを組み合わせたもの等が用いられることが多い。このファスナーは、ループ材の表面にフック材を重ね合わせ、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させることにより、両部材を剥離可能な状態に、かつ、強固に固着させることができるものである。
本発明のパンツ型おむつにおいては、メカニカルファスナーのフック材は、おむつのトップシート側の面に配置される。こうすることにより、おむつの内面側に尿取りパッドを固定することが可能となる。例えば、図2及び図3に示すパンツ型おむつ1は、吸収性本体14を構成するトップシート18の表面にフック材24を配置した例である。
なお、フック材はおむつの「トップシート側の面」、即ち、おむつの内面に配置されていればよく、必ずしもトップシート上に配置されていることを要しない。例えば、図2及び図3に示すパンツ型おむつ1のように、トップシート18側の面に外装部材16が折り返された状態で固定されているおむつであれば、その外装部材16の上面にフック材を配置してもよい。
本発明のパンツ型おむつにおいては、メカニカルファスナーのフック材の形状について特に制限はなく、帯状、矩形状、短冊状等の各種形状のものを用いることができる。例えば、矩形状のフック材4つを尿取りパッドの四隅を固定すべき位置に配置する等の構成を挙げることができる。但し、本発明のパンツ型おむつにおいては、フック材を帯状とすることが好ましい。フック材を帯状とすると、少ない面積で確実な固着が行えるという利点がある。
また、本発明のパンツ型おむつは、尿取りパッドと併用せず、単独で使用することも可能であるが、おむつのみを単独使用した場合、着用者の肌にフック材が直接接触することになる。この場合、フック材を幅広な短冊状等として、フック材の面積を大きくしてしまうと、固着力は大きくなるものの、着用者の肌とフック材との接触面積も大きくなってしまい、おむつの着用感を阻害するという不具合を生ずる場合がある。フック材を帯状とすると、帯長を長くすることにより固着力の低下を防止しつつ、帯幅を狭くすることにより、着用者の肌とフック材との接触面積を小さくすることができるため、おむつの着用感を阻害するという不具合を有効に防止することが可能である。
フック材の数についても特に制限はない。即ち、フック材はおむつのトップシート側の面に少なくとも1つ付設されていればよく、2つ以上付設されていてもよい。例えば、図2に示すパンツ型おむつ1は、フック材24として、2つのフック材24a,24bを付設した例であり、図4に示すパンツ型おむつ100や図6に示すパンツ型おむつ110は、1つのフック材24のみを付設した例である。
フック材の配置部位についても特に制限はなく、おむつの前身頃、股下部、後身頃のいずれの部分に配置してもよい。但し、前身頃ないし後身頃に配置することが好ましい。このような位置に配置することにより、尿取りパッドの前後の端縁に近い部分を固定することができる。従って、おむつに尿取りパッドをセットした後、着用者がおむつを着用する際に、尿取りパッドの端縁側がおむつの内側に向かって捲れたり、折れ曲がったりして、吸収機能を果たさなくなるといった不具合を防止することができる。
例えば、図2に示すパンツ型おむつ1は、前身頃2にフック材24aを、後身頃6にフック材24bを配置した例であり、図4に示すパンツ型おむつ100は、前身頃2にフック材24を配置した例であり、図6に示すパンツ型おむつ110は、後身頃6にフック材24を配置した例である。
フック材の配置方法についても特に制限はないが、帯状のフック材の場合であれば、その長手方向がウエスト周り開口部の前身頃側ないし後身頃側の端縁と平行となるように配置することが好ましい。このように配置することによって、おむつに対して尿取りパッドの端縁側を広い範囲で確実に固定することが可能となる。図2に示すパンツ型おむつ1、図4に示すパンツ型おむつ100、図6に示すパンツ型おむつ110はいずれも、帯状のフック材24を、その長手方向がウエスト周り開口部の前身頃2側ないし後身頃6側の端縁と平行となるように配置した例である。
また、パンツ型おむつに内倒しの立体ギャザーが形成されている場合には、フック材の両端部が内倒し立体ギャザーの下側に入り込むように配置することが好ましい。この様な構成は、フック材の両端部がおむつのトップシート側の面に完全に固着されていないような場合でも、フック材の両端部が内倒しの立体ギャザーによって押さえ込まれるため、おむつのトップシート側の面からフック材が剥離してしまう事態を有効に防止することができるという利点がある。例えば、図2に示すパンツ型おむつ1は、内倒しの立体ギャザー26a,26bが1対形成されており、フック材24a,24bの両端部が内倒しの立体ギャザー26a,26bの下側に入り込むように配置された例である。
上記の条件を総合的に勘案すると、本発明のパンツ型おむつは、例えば、図2及び図3に示すパンツ型おむつ1のように、フック材24として帯状のフック材を2つ備え、一のフック材24aはその長手方向がウエスト周り開口部10の前身頃2側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃2に配置されるとともに、他のフック材24bはその長手方向がウエスト周り開口部10の後身頃6側の端縁と平行となるように、おむつの後身頃6に配置されているものが好ましい。
このようなおむつは、例えば、図7に示す尿取りパッド120のような、おむつの2つのフック材に対応する位置に2つのループ材28を配置した尿取りパッドを固定して用いることができる。なお、フック材は、これと対応するメカニカルファスナーのループ材以外にも、織布、不織布、フェルト、パイル等の繊維状の表面を有する素材にも係合させることが可能であるので、メカニカルファスナーのループ材に代えて、これらの素材からなるシート材を配置しても同様の効果を得ることができる。即ち、本明細書にいう「ループ材」には、メカニカルファスナーのループ材の他、織布、不織布、フェルト、パイル等の繊維状の表面を有する素材からなるシート材も含まれる。例えば、尿取りパッドのバックシート表面を、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために、不織布からなるカバーシートによって被覆する場合があるが、このような尿取りパッドであれば、ループ材を付設することなく、直接、おむつに固定することも可能である。メカニカルファスナーのループ材以外の「ループ材」としては、フック材との係合力が高いという理由から、嵩高く、目付けが15g/m以上、より好ましくは20g/m以上の不織布(エアスルー不織布等)からなるシート材を特に好適に用いることができる。
また、本発明のパンツ型おむつとしては、例えば、図4に示すパンツ型おむつ100のように、フック材24が帯状のものであり、その長手方向がウエスト周り開口部10の前身頃2側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃2のみに配置され、後身頃6には配置されていない形態も好ましい形態の一つである。
このようなおむつは、後身頃側にフック材が配置されていないため、例えば、図9に示す尿取りパッド140のような、おむつのフック材に対応する位置にループ材が配置された尿取りパッドを固定して用いることが好ましい。この場合であっても、尿取りパッドに付設されるフック材は1つだけであるので、フック材が2つ付設された尿取りパッドを使用する場合と比較して、廃棄の手間やランニングコストを半減させることができる。
また、フック材が前身頃に配置されているために、図6に示すパンツ型おむつ110のように、フック材24を後身頃6に配置されたものと比較して、尿取りパッドを使用せず、おむつのみを使用した場合の不快感が少ないという利点がある。既に述べたように、おむつにフック材を付設すると、着用者の肌に直接フック材が当たってしまい、おむつの着用感を阻害するという不具合を生ずる場合がある。フック材を前身頃に配置すると、着用者が立った状態、座った状態、仰向けの状態、横向きの状態のいずれの場合でもフック材に体圧がかかり難く、おむつの着用感を阻害することが少ないので好ましい。一方、うつ伏せの状態ではフック材に体圧がかかることも考えられなくはないが、おむつを着用する成人(老人や障害者等)は自ら寝返りをうてない場合が多く、うつ伏せの状態を取ることが極めて少ないため、おむつの着用感を阻害することは殆どない。
また、通常、尿取りパッドの装着は、パンツ型おむつを着用者の太ももから膝辺りまで引き下ろした状態で行われるが、おむつ前身頃にフック材があると、後身頃にある場合と比較して、着用者がフック材を視認し易いことに加え、パンツ型おむつの前身頃を前側に引き伸ばした状態で、尿取りパッドを装着できるので、フック材とループ材の係合が容易かつ確実に行うことができるという利点がある。
更に、後身頃にフック材が配置されていなくても、図9に示す尿取りパッド140のような、その長手方向がパッドの後端56と平行となるように、パッドの後側領域52にフック24(24c)が配置された尿取りパッドと組み合わせて用いることによって、おむつの後身頃側でも尿取りパッドの固定を行うことができる。このような場合、おむつのトップシートは、通常、不織布等の繊維状の表面を有する素材で構成されるので、おむつの側に別途ループ材を配置する必要もないという点においても好ましい。
[1−2]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
吸収体は、トップシートとバックシートの間の少なくとも一部に介装されることが好ましい。通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。従って、吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって包み込まれていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
[1−3]トップシート:
トップシートは、吸収体の上面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その下面側に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。
[1−4]バックシート:
バックシートは、吸収体の下面(おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
なお、バックシートには、その外表面側にシート材(カバーシート)を貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
[1−5]吸収性本体:
2ピースタイプのパンツ型おむつにおいては、トップシート、バックシート及び吸収体を、吸収・保持機能を担う「吸収性本体」という一つの部材として構成し、これとは別個に製造された外装部材と接合することによりパンツ型おむつを構成する。この吸収性本体は、吸収体の上面側にトップシート、下面側にバックシートが配置されたものであり、トップシートとバックシートとの間に吸収体が介装された構造となっている。例えば、図2及び図3に示すパンツ型おむつ1は、トップシート18とバックシート20の間に吸収体22を挟みこみ、吸収体22の周縁部を封着することによって、トップシート18とバックシート20との間に吸収体22が介装された構造の吸収性本体14を構成した例である。
吸収性本体は、少なくともおむつの股下部をカバーするサイズに構成される。但し、漏れ防止の効果を確実なものとするため、股下部のみならず前身頃や後身頃の一部をもカバーする大きさに構成することが好ましい。吸収性本体は、例えばホットメルト接着剤等を用いて、外装部材に対して固定することができる。
[1−6]外装部材:
外装部材は、着用者の身体を被包するための装着機能を担う部材であり、具体的には、前身頃、股下部及び後身頃の各部を形成するシート状の部材である。
2ピースタイプのパンツ型おむつでは、着用者の排泄物を吸収し、保持する吸収・保持機能については、専ら吸収性本体が果たすことになるので、外装部材を構成する材料として液不透過性材料を用いる必要はない。外装部材を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維によって構成された不織布等を挙げることができる。
そして、外装部材は、脚周り伸縮材等を挟み込んだ状態で固定するために、2枚以上の不織布を貼り合わせて構成されることが多い。例えば、図1〜図3に示すパンツ型おむつ1は、外装部材16を3枚の不織布を貼り合わせて構成し、それらの不織布の間に脚周り伸縮材40、ウエスト周り伸縮材42及び腹周り伸縮材44を挟み込み固定した例である。この例では、外装部材16の一部が折り返され、吸収性本体14の前端及び後端を被覆する構成となっている。このような構成は、万が一、吸収性本体14の前端ないし後端から尿や軟便が染み出した場合であっても、おむつ外部への漏れを防止することができるため好ましい。
[1−7]立体ギャザー:
着用者の排泄した尿の横漏れを防止するため、立体ギャザーを有してもよい。立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、トップシートの上に尿が排泄され、トップシートを伝って尿が拡散してしまった場合でも、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、撥水性のシート材の一部に伸縮材(立体ギャザー伸縮材)を配置し、その立体ギャザー伸縮材によってシート材にギャザー(襞)を形成したもの等を好適に用いることができる。
図2に示すパンツ型おむつ1は、トップシート18やバックシート20とは全く別個のシート材(立体ギャザー形成シート32a,32b)を、吸収性本体14の両側縁部に貼り合わせ、立体的に起立可能な構造とすることにより、1対の立体ギャザー26a,26bを形成した例である。この例では、立体ギャザー形成シート32a,32bの端部(立体ギャザー26a,26bの上端縁に相当する側の端部)を折り返し、その折り返し部分に各1本の立体ギャザー伸縮材36a,36bを挟み込むように配置している。
[1−8]各種伸縮材:
パンツ型の使い捨ておむつにおいては、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが一般的であり、更に腹周り伸縮材を配置することが好ましい。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
腹周り伸縮材は、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むギャザー(タミーギャザー)を形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
なお、図1〜図3に示すパンツ型おむつ1は、脚周り開口部12a,12bの周縁には複数本の脚周り伸縮材40を配置し、ウエスト周り開口部10の周縁にはウエスト周り開口部10を取り囲むように複数本のウエスト周り伸縮材42を配置し、更に、ウエスト周り開口部10と脚周り開口部12a,12bとの間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)には、着用者の腹周りを取り囲むように複数本の腹周り伸縮材44を配置した例である。
これらの伸縮材については、既に述べた開口部伸縮材と同様の構成を採用することができる。そして、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
[2]本発明のパンツ型おむつの製造方法:
以下、本発明のパンツ型おむつを製造する方法の一例を、図1〜図3に示すパンツ型おむつ1(2ピースタイプのパンツ型おむつ)を製造する場合の例により説明する。
[2−1]吸収性本体の製造:
バックシート20の上面に、親水性シートに包まれた吸収体22を配置し、更にその上面にトップシート18を配置する。次いで、吸収体22の周縁部をトップシート18とバックシート20とで挟み込むように封着することによって吸収性本体14を得る。
[2−2]メカニカルファスナーのフック材の付設:
上記のようにして得られた吸収性本体14のトップシート18上に帯状のフック材24a,24bを付設する。この際、一のフック材24aはその長手方向がウエスト周り開口部10の前身頃2側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃2に配置し、他のフック材24bはその長手方向がウエスト周り開口部10の後身頃6側の端縁と平行となるように、おむつの後身頃6に配置する。
[2−3]立体ギャザーの製造:
シート材32a(32b)の一方の端部を折り返し、その折り返し部分に、2本の立体ギャザー伸縮材36a(36b)を挟み込んだ状態で貼り合わせることによって、立体ギャザー26a(26b)を得る。
[2−4]吸収性本体への立体ギャザーの付設:
吸収性本体14の側縁、即ち、トップシート18とバックシート20との貼り合わせ部分を外側から包み込むように、立体ギャザー26a,26bを貼り合わせる。
[2−5]外装部材の製造:
まず、外装部材16となる不織布を2枚用意し、このうちの1枚の不織布の上面に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40を配置し接着固定する。そして、この上面に、更にもう1枚の不織布を積層し固定することにより、2枚の不織布の間に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40が介装された外装部材16を得る。
[2−6]パンツ型おむつの製造:
外装部材16の股下部近傍に、吸収性本体14を配置し固定する。この際、外装部材16の一部を折り返し、吸収性本体14の前端及び後端を被覆した状態で固定する。次いで、吸収性本体14を内側にして、前身頃2と後身頃6とを合わせるように二つ折りにし、前身頃2と後身頃6とをヒートシール等の手段により接合し、接合部8を形成することによって、図1〜図3に示すパンツ型おむつ1を製造することができる。
[3]本発明の適用対象:
本発明のパンツ型おむつの適用対象は、前記2ピースタイプのパンツ型おむつに限られるものではなく、例えば、1ピースタイプのパンツ型おむつにも適用することができる。即ち、1ピースタイプのパンツ型おむつにおいても、メカニカルファスナーのフック材を付設することにより、本発明のパンツ型おむつの効果を享受することができる。
なお、「1ピースタイプ」とは、2ピースタイプと同様に、トップシート、バックシート、吸収体を備えているが、吸収・保持機能を担う吸収体がトップシートとバックシートの間に介装(内蔵)され、装着機能を担うトップシート及び/又はバックシートと一体的に構成されたタイプのおむつを意味するものとする。
[4]本発明の尿取りパッドの構成:
本発明の尿取りパッドは、吸収体と、吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えるとともに、トップシートとバックシートによって吸収体が被包された構造を有し、トップシートの上面に載置して用いられる尿取りパッドであり、パッドの下側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのループ材を更に備えたものである。
このような尿取りパッドは、本発明のパンツ型おむつ、即ち、おむつのトップシート側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのフック材を更に備えたパンツ型おむつと組み合わせて使用することにより、その効果を発揮する。具体的には、おむつに付設されたフック材に対して、尿取りパッドに付設されたループ材を係合させることにより、おむつに尿取りパッドを固定することができる。そして、おむつの側にフック材が付設されているので、尿取りパッドの交換の度に尿取りパッドからフック材を分別して廃棄する作業は不要となり、その廃棄作業を簡便に行うことが可能となる。また、比較的高価なメカニカルファスナーのフック材を頻繁に廃棄する必要もないので、貴重な資源を浪費することなく、使用の際のランニングコストを低く抑えることが可能となる。
[4−1]メカニカルファスナー:
本発明の尿取りパッドは、パッドの下側の面(即ち、バックシート側の面)に、おむつに尿取りパッドを固定するためのループ材を備えている。こうすることにより、おむつの内面側に尿取りパッドのトップシートが上向きとなるように固定することが可能となる。例えば、図7〜図9に示す尿取りパッド120,130,140は、尿取りパッド120,130,140を構成するバックシート48の表面にメカニカルファスナーのループ材28を配置した例である。なお、ループ材はパッドの「下側の面」に配置されていればよく、必ずしもバックシート上に配置されていることを要しない。
本発明の尿取りパッドにおいては、ループ材の形状について特に制限はなく、例えば、帯状、矩形状、短冊状等の各種形状のものを用いることができる。中でも、フック材よりも幅広な帯状(短冊状)とするか、尿取りパッドの下側の面全てを被覆するようにループ材を配置することが好ましい。こうすることにより、帯状のフック材を確実に係合させることができ、フック材の固定位置を前後に調整することも可能となる。例えば、図7〜図9に示す尿取りパッド120,130,140は、やや幅広の帯状(短冊状)のループ材28を配置した例である。なお、ループ材はフック材と比較して安価であるので、多少面積を広く構成しても、コスト面での問題は生じ難い。
ループ材の数についても特に制限はなく、フック材の数と対応するように付設するか、尿取りパッドの下側の面全てを被覆するようにループ材を配置すればよい。例えば、図7及び図8に示す尿取りパッド120,130は、その前側領域50と後側領域52に各1つずつループ材28(28a,28b)を配置した例であり、図9に示す尿取りパッド140は、その前側領域50にループ材28を1つだけ配置した例である。
なお、本明細書において「前側領域」というときは、例えば、図7に示すように、パッドの前後方向の中心線Lから前側の領域を意味し、「後側領域」というときは、中心線Lから後側の領域を意味するものとする。
ループ材の配置部位についても特に制限はなく、おむつのフック材の位置と対応している限り、パッドのいずれの部分に配置してもよい。但し、パッドの前端ないし後端近傍に配置することが好ましい。このような位置に配置することにより、尿取りパッドの前後の端縁に近い部分を固定することができる。従って、おむつに尿取りパッドをセットした後、着用者がおむつを着用する際に、尿取りパッドの端縁側がおむつの内側に落ち込んだり、折り返されたりして、吸収機能を果たさなくなるといった不具合を防止することができる。
例えば、図7及び図8に示す尿取りパッド120,130は、パッドの前端54近傍及び後端56近傍の双方にループ材28(28a,28b)を配置した例であり、図9に示す尿取りパッド140は、パッドの前端54近傍のみにループ材28を配置した例である。
ループ材の配置方法についても特に制限はないが、帯状(短冊状も含む)のループ材の場合であれば、その長手方向がパッドの前端ないし後端と平行となるように配置することが好ましい。このように配置することによって、おむつに対して尿取りパッドの端縁側を確実に固定することが可能となる。図7に示す尿取りパッド120、図8に示す尿取りパッド130、図9に示す尿取りパッド140はいずれも、帯状(短冊状)のループ材28(28a,28b)を、その長手方向がパッドの前端54ないし後端56と平行となるように配置した例である。
上記の条件を総合的に勘案すると、本発明の尿取りパッドは、例えば、図7及び図8に示す尿取りパッド120,130のように、ループ材28として帯状のループ材を2つ備え、一のループ材28aはその長手方向がパッドの前端54と平行となるように、パッドの前側領域50に配置されるとともに、他のループ材28bはその長手方向がパッドの後端56と平行となるように、パッドの後側領域52に配置されているものが好ましい。
このような尿取りパッドは、例えば、図2に示すパンツ型おむつ1のような、フック材24として帯状のフック材を2つ備え、一のフック材24aはその長手方向がウエスト周り開口部の前身頃2側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃2に配置されるとともに、他のフック材24bはその長手方向がウエスト周り開口部の後身頃6側の端縁と平行となるように、おむつの後身頃6に配置されているおむつに対して固定して用いることができる。
図10は、本発明のパンツ型おむつと尿取りパッドの使用状態を示す概略断面図であり、図1に示すパンツ型おむつ1に図7に示す尿取りパッド120を固定した状態を示す図である(尿取りパッド付きパンツ型おむつ)。このように、本発明のパンツ型おむつと尿取りパッドとを組み合わせて用いることにより、パンツ型おむつの内部に尿取りパッドを確実に固定することが可能となる。
また、本発明の尿取りパッドとしては、例えば、図9に示す尿取りパッド140のように、ループ材28が帯状のものであり、そのループ材28は長手方向がパッドの前端54と平行となるように、パッドの前側領域50のみに配置され、パッドの後側領域52には配置されていない形態も好ましい形態の一つである。この例では、フック材24として帯状のフック材を備え、そのフック材24(24c)はその長手方向がパッドの後端56と平行となるように、パッドの後側領域52に配置されている。
このような尿取りパッドは、例えば、図4に示すパンツ型おむつ100のような、フック材24が帯状のものであり、その長手方向がウエスト周り開口部の前身頃2側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃2のみに配置され、後身頃6には配置されていないおむつに対して固定して用いることができる。
図11は、本発明のパンツ型おむつと尿取りパッドの使用状態を示す概略断面図であり、図4に示すパンツ型おむつ100に図9に示す尿取りパッド140を固定した状態を示す図である(尿取りパッド付きパンツ型おむつ)。このように、本発明のパンツ型おむつと尿取りパッドとを組み合わせて用いることにより、パンツ型おむつの内部に尿取りパッドを確実に固定することが可能となる。
なお、本発明の尿取りパッドにおいては、ループ材に、パッドの前後を示すマーキングが付されていることが好ましい。例えば、図9に示すようなパッドの前端54側にループ材28が配置され、後端56側にはフック材24が配置されている場合には、パッドの前後を間違えてしまうと、メカニカルファスナーが機能しなくなるおそれがあるが、パッドの前後を示すマーキングを付すことにより、このような不具合を有効に防止することができる。また、尿取りパッドの中には、着用者の臀部側、或いは腹側の吸収力を特異的に向上させるため、後側領域又は前側領域の吸収体の面積を大きくしたり、吸収体を構成するパルプやSAPを偏在させたりしたもの等も存在する。パッドの前後を示すマーキングは、このようなパッドの前後の取り違えを防止するという意味においても有効である。
「マーキング」とは、パッドの前後を示すための文字、図形、記号、模様、着色等の目印である。パッドの前後を視認できる限り、その態様は特に制限されるものではないが、例えば、パッドの前後を示す矢印等の記号や文字を表示したり、或いはパッドの前後を示す着色や模様を付する等の態様を挙げることができる。
例えば、図7に示す尿取りパッド120は、パッドの前端54側に配置されたループ材28aに「まえ」という文字からなるマーキング58(58a)を表示し、パッドの後端56側に配置されたループ材28bに「うしろ」という文字からなるマーキング58(58b)を表示した例である。また、図8に示す尿取りパッド130は、パッドの前端54側に配置されたループ材28a及びパッドの後端56側に配置されたループ材28bに、「まえ」という文字と前向きの矢印からなるマーキング58(58c)と、「うしろ」という文字と後向きの矢印からなるマーキング58(58d)を表示した例である。更に、図9に示す尿取りパッド140は、パッドの前端54側に配置されたループ材28aに「まえ」という文字からなるマーキング58(58a)を表示した例である。
なお、「マーキング」はパッドの前後が認識できる限りにおいて、図7に示す尿取りパッド120や図8に示す尿取りパッド130のように、パッドの前端54側と後端56側の双方にマーキング58を付することを要しない。例えば、図7に示す尿取りパッド120と同様の構成において、パッドの前端54側に配置されたループ材28aに「まえ」という文字からなるマーキング58(58a)を表示し、パッドの後端56側に配置されたループ材28bには何らマーキングを表示しない態様であってもよいし、図8に示す尿取りパッド130と同様の構成において、パッドの前端54側に配置されたループ材28aに、「まえ」という文字と前向きの矢印からなるマーキング58(58c)と、「うしろ」という文字と後向きの矢印からなるマーキング58(58d)を表示し、パッドの後端56側に配置されたループ材28bには何らマーキングを表示しない態様であってもよい。
[4−2]その他の構成:
本発明の尿取りパッドのメカニカルファスナー以外の構成(構成部材、構造、材料等)については、既に説明したパンツ型おむつの吸収性本体と同様の構成を採用することができる。例えば、図7〜図9に示す尿取りパッド120,130,140はいずれも、トップシート47とバックシート48の間に吸収体46を挟みこみ、吸収体46の周縁部を封着することによって、トップシート47とバックシート48との間に吸収体46が介装され、トップシート47とバックシート48によって吸収体46が被包された構造を有するものである。
これらの例では、尿取りパッド120,130,140は、縦長の矩形状を呈し、その4つの角が円弧状に切り取られたような形状に構成されている。そして、吸収体46としていわゆる砂時計型の吸収体が用いられている。
本発明のパンツ型おむつ及び尿取りパッドは、乳幼児用、或いは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の吸収性物品として利用することができる。特に、排泄物の量が多く、おむつと尿取りパッドを併用することが多い成人用の吸収性物品として好適に用いることができる。
本発明のパンツ型おむつの一の実施形態を示す概略斜視図であり、本発明のパンツ型おむつをその前方から見た状態を示す図である。 本発明のパンツ型おむつの一の実施形態を示す平面図であり、図1に示すパンツ型おむつを展開し、おむつの吸収性本体側から見た状態を示す図である。 本発明のパンツ型おむつの一の実施形態を示す概略断面図であり、図1に示すパンツ型おむつを縦方向に切断した断面を示す図である。 本発明のパンツ型おむつの別の実施形態を示す平面図であり、パンツ型おむつを展開し、おむつの吸収性本体側から見た状態を示す図である。 本発明のパンツ型おむつの別の実施形態を示す概略断面図であり、図4に示すパンツ型おむつを縦方向に切断した断面を示す図である。 本発明のパンツ型おむつの更に別の実施形態を示す平面図であり、本発明のパンツ型おむつを展開し、おむつの吸収性本体側から見た状態を示す図である。 本発明の尿取りパッドの一の実施形態を示す底面図であり、本発明の尿取りパッドをそのバックシート側から見た状態を示す図である。 本発明の尿取りパッドの別の実施形態を示す底面図であり、本発明の尿取りパッドをそのバックシート側から見た状態を示す図である。 本発明の尿取りパッドの更に別の実施形態を示す底面図であり、本発明の尿取りパッドをそのバックシート側から見た状態を示す図である。 本発明のパンツ型おむつと尿取りパッドの使用状態を示す概略断面図であり、図1に示すパンツ型おむつに図7に示す尿取りパッドを固定した状態を示す図である。 本発明のパンツ型おむつと尿取りパッドの使用状態を示す概略断面図であり、図4に示すパンツ型おむつに図9に示す尿取りパッドを固定した状態を示す図である。
符号の説明
1,100,110:パンツ型おむつ、2:前身頃、2a,2b:側縁部、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁部、8:接合部、10:ウエスト周り開口部、12,12a,12b:脚周り開口部、14:吸収性本体、16:外装部材、18,47:トップシート、20,48:バックシート、22,46:吸収体、24,24a,24b,24c:フック材、26,26a,26b:立体ギャザー、28,28a,28b:ループ材、30:、32,32a,32b:シート材、34:上端縁、36,36a,36b:立体ギャザー伸縮材、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:腹周り伸縮材、50:前側領域、52:後側領域、54:前端、56:後端、58,58a,58b,58c,58d:マーキング、120,130,140:尿取りパッド。

Claims (8)

  1. 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えるとともに、前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、前記前身頃と前記後身頃の対応する側縁部同士が接合されて、一つのウエスト周り開口部及び一対の脚周り開口部が形成されたパンツ型おむつであって、
    おむつの前記トップシート側の面に、おむつに尿取りパッドを固定するためのメカニカルファスナーのフック材を更に備えたパンツ型おむつ。
  2. 前記フック材として帯状のフック材を2つ備え、一のフック材はその長手方向が前記ウエスト周り開口部の前身頃側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃に配置されるとともに、他のフック材はその長手方向が前記ウエスト周り開口部の後身頃側の端縁と平行となるように、おむつの後身頃に配置されている請求項1に記載のパンツ型おむつ。
  3. 前記フック材が帯状のものであり、その長手方向が前記ウエスト周り開口部の前身頃側の端縁と平行となるように、おむつの前身頃のみに配置され、後身頃には配置されていない請求項1に記載のパンツ型おむつ。
  4. 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えるとともに、前記トップシートと前記バックシートによって前記吸収体が被包された構造を有し、パンツ型おむつのトップシートの上面に載置して用いられる尿取りパッドであって、
    パッドの下側の面に、パンツ型おむつに尿取りパッドを固定するためのループ材を更に備えた尿取りパッド。
  5. 前記ループ材として帯状のループ材を2つ備え、一のループ材はその長手方向がパッドの前端と平行となるように、パッドの前側領域に配置されるとともに、他のループ材はその長手方向がパッドの後端と平行となるように、パッドの後側領域に配置されている請求項4に記載の尿取りパッド。
  6. 前記ループ材が帯状のものであり、そのループ材は長手方向がパッドの前端と平行となるように、パッドの前側領域のみに配置され、パッドの後側領域には配置されていない請求項4に記載の尿取りパッド。
  7. 前記ループ材には、パッドの前後を示すマーキングが付されている請求項4〜6のいずれか一項に記載の尿取りパッド。
  8. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のパンツ型おむつと、請求項4〜7のいずれか一項に記載の尿取りパッドとを備えた尿取りパッド付きパンツ型おむつ。
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