JP2010082133A - トランクス型紙おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】脚周りからの体液漏れが無く、装着感が良好で見栄えの良いトランクス型紙おむつを提供する。
【解決手段】トランクス型紙おむつ100において、紙おむつ本体部2に、腹側部21に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211と、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211よりも脚周り部側に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212と、腹側部21側の脚周り部24において、幅方向両端部が第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された腹側脚周り弾性伸縮部材213と、を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランクス型紙おむつに関する。
従来、パンツ型の紙おむつでは、体液の吸収を図る吸収体を、装着者の身体に良好に装着するため、その吸収体を保持する外装シートに対して弾性伸縮部材を配設し、身体へのフィット性を向上させている(例えば、特許文献1参照)。また、このような紙おむつとして、脚周りの被覆部分の多いトランクス型の紙おむつが知られている(例えば、特許文献2参照)。
図4は、従来型のトランクス型紙おむつの展開図である。図4に示すように、従来型のトランクス型紙おむつ300では、複数の胴周り弾性伸縮部材311が、腹側部31や背側部32の全面に亘って、紙おむつ幅方向に沿って略直線状に配設されている。さらに、このような全面に配された胴周り弾性伸縮部材311に加え、脚周り部34に沿って、脚周り弾性伸縮部材312が、股下部33中央側に凸となるように曲線状に湾曲するように配設されている。そして、脚周り部34の股間側において、紙おむつの全面に配された略直線状の胴周り弾性伸縮部材311と、脚周り部34に配された曲線状の脚周り弾性伸縮部材312とが、互いに交差している。
特開2007−082890号公報 特開2007−167166号公報
しかしながら、上述したようなトランクス型紙おむつでは、脚周り部34における胴周り弾性伸縮部材311による収縮力の方向(横方向)と脚周り弾性伸縮部材312による収縮力の方向(斜め方向)とが異なっており、胴周り弾性伸縮部材311による収縮力と脚周り弾性伸縮部材312による収縮力が作用する脚周り部34において、方向の異なるこれらの収縮力がぶつかり合い、脚周り部34の紙おむつ本体部の股間側端部Xが持ち上がってめくれてしまう。紙おむつ本体部の端部Xのめくれは、胴周り弾性伸縮部材311による収縮力の方向と脚周り弾性伸縮部材312による収縮力の方向とのなす角度が大きいほど大きなめくれとなる。このように、紙おむつ本体部の股間側端部Xが持ち上がってめくれてしまうと、装着者の脚周りに形成された隙間から、尿等の体液の漏れが生じてしまうという問題があった。特に、腹側部においては、装着時の見栄えが悪くなり、装着感も低下するという問題が、背側部に比べて顕著である。
本発明の課題は、脚周りからの体液漏れが無く、装着感が良好で見栄えの良いトランクス型紙おむつを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、装着者の腹側に位置する腹側部と、装着者の背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部の間であって装着者の股下に位置する股下部と、前記腹側部と前記背側部の間であって前記股下部の幅方向両側部に装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部とを形成するシート状の紙おむつ本体部と、吸収体を有し、前記紙おむつ本体部の前記股下部に取り付けられた吸収性本体部と、を備えるトランクス型紙おむつにおいて、
前記紙おむつ本体部は、
前記腹側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の腹側胴周り弾性伸縮部材と、
前記第一の腹側胴周り弾性伸縮部材よりも脚周り部側の前記腹側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第二の腹側胴周り弾性伸縮部材と、
前記腹側部側の脚周り部において、幅方向両端部が前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された腹側脚周り弾性伸縮部材と、
を備え、
前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材は、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトランクス型紙おむつにおいて、前記腹側脚周り弾性伸縮部材は、前記脚周り部において前記第二の胴周り弾性伸縮部材と交差しないことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のトランクス型紙おむつにおいて、前記腹側脚周り弾性伸縮部材における腰周り開口部寄りの頂点と股下部中央寄りの頂点との幅は、前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材における腰周り開口部寄りの頂点と股下部中央寄りの頂点との幅よりも大きいことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のトランクス型紙おむつにおいて、前記第一の腹側胴周り弾性伸縮部材は、幅方向に沿うように直線状に配置され、
前記第一の腹側胴周り弾性伸縮部材と前記腹側脚周り弾性伸縮部材とが交差していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のトランクス型紙おむつにおいて、前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材と、
前記第一の背側胴周り弾性伸縮部材よりも脚周り部側の前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第二の背側胴周り弾性伸縮部材と、
前記背側部側の脚周り部において、幅方向両端部が前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された背側脚周り弾性伸縮部材と、
を備え、
前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材は、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のトランクス型紙おむつにおいて、前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材と、
前記第一の背側胴周り弾性伸縮部材よりも脚周り部側の前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第二の背側胴周り弾性伸縮部材と、
前記背側部側の脚周り部において、幅方向両端部が前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された背側脚周り弾性伸縮部材と、
を備え、
前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材は、脚周り部において、幅方向に沿うように直線状に配置されるとともに、股下部中央領域において、股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のトランクス型紙おむつにおいて、前記腹側脚周り弾性伸縮部材及び前記背側脚周り弾性伸縮部材の応力は、前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材及び前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材の応力よりも小さいことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、腹側部の脚周り部において、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材が、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されることで、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材の収縮方向と腹側脚周り弾性伸縮部材の収縮方向とのなす角度がより小さくなり、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材による収縮力と腹側脚周り弾性伸縮部材による収縮力とが、より同じ向きに作用することとなる。これにより、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材による収縮力と腹側脚周り弾性伸縮部材による収縮力とが作用する腹側部の脚周り部において、これらの収縮力がぶつかり合いによる紙おむつ本体部の股間側端部のめくれを緩和することができる。したがって、トランクス型紙おむつにおいて、体液漏れを防止して、装着感と見栄えを向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、腹側部の脚周り部において、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材が、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置され、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材と腹側脚周り弾性伸縮部材とが交差していないため、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材による収縮力と腹側脚周り弾性伸縮部材による収縮力とが作用する腹側部の脚周り部において、これらの収縮力がぶつかり合うことが無くなる。そして、腹側部の脚周り部において、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材と腹側脚周り弾性伸縮部材とによる収縮力が、共に、股下部中央側に向けて作用することとなり、腹側部における紙おむつ本体部の股間側端部のめくれを防止することができる。したがって、トランクス型紙おむつにおいて、体液漏れをより確実に防止し、装着感と見栄えを更に向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、装着時に、胴周りを掴んでトランクス型紙おむつを引き上げる際に、腹側脚周り弾性伸縮部材の伸縮力が、トランクス型紙おむつを引き上げる方向に作用することとなる。したがって、脚周りにおけるフィット性のみならず、引き上げ易さを向上させることができ、より軽い力でもトランクス型紙おむつを引き上げることができる。よって、高齢者のように腕力が弱い着用者であっても、より容易にトランクス型紙おむつを装着することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材と、腹側脚周り弾性伸縮部材とが交差することにより、装着時に、胴周りを掴んでトランクス型紙おむつを引き上げる際に、引き上げる際の作用力が第一の腹側胴周り弾性伸縮部材から腹側脚周り弾性伸縮部材に伝わり、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材と連動して、腹側脚周り弾性伸縮部材も引っ張り上げられることとなる。したがって、より軽い力でもトランクス型紙おむつを引き上げることができ、トランクス型紙おむつの装着の更なる容易化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、背側部の脚周り部において、第二の背側胴周り弾性伸縮部材が、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されることで、第二の背側胴周り弾性伸縮部材の収縮方向と背側脚周り弾性伸縮部材の収縮方向とのなす角度がより小さくなり、第二の背側胴周り弾性伸縮部材による収縮力と背側脚周り弾性伸縮部材による収縮力とが、より同じ向きに作用することとなる。これにより、第二の背側胴周り弾性伸縮部材による収縮力と背側脚周り弾性伸縮部材による収縮力とが作用する背側部の脚周り部において、これらの収縮力がぶつかり合いによる紙おむつ本体部の股間側端部のめくれを緩和することができる。したがって、トランクス型紙おむつにおいて、腹側部のみならず、背側部における体液漏れを防止し、装着感と見栄えを更に向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、着用時に、背側部の脚周り側を装着者の臀部の形状に沿って装着者の臀部により密着させることができ、背側部における体液漏れをより確実に防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、着用者が脚周りに腹側脚周り弾性伸縮部材及び背側脚周り弾性伸縮部材の締め付けによる痛みを感じることなく着用することができ、装着感とフィット性とに優れたトランクス型紙おむつとすることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
以下に本発明を適用した実施形態1のトランクス型紙おむつについて、図1、図2を用いて説明する。なお、発明の範囲は図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した実施形態1のトランクス型紙おむつの展開図であって、図2は、図1のトランクス型紙おむつを組み立てた斜視図である。
図1に示すように、トランクス型紙おむつ100は、吸収性本体部1と、当該吸収性本体部1が取り付けられる紙おむつ本体部2と、を備えて構成される。紙おむつ本体部2は、装着時に装着者の腹側に位置する腹側部21と、装着者の背側に位置する背側部22と、腹側部21と背側部22の間に位置し、装着者の股下に位置する股下部23と、腹側部21と背側部22の間に位置するとともに股下部23の幅方向両側部に設けられ、装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部24と、腹側部21と背側部22とからなり、装着者の腰周りに位置する腰周り部25とを形成する。
吸収性本体部1は、吸収体1aと、当該吸収体1aを包装してなる透液性のトップシート1bと、等を備えて構成され、紙おむつ本体部2の腹側部21から両脚の間の股下部23を通り背側部22に亘る位置に装着されている。
吸収体1aは、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア(図示略)が、透液性のクレープ紙(図示略)等により覆われて構成されている。吸収体1aは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。
トップシート1bは、トランクス型紙おむつ100を装着した際に人体に接する面に設けられ、体液を受けて、吸収体1aまで輸送する役割を果たす、透液性のシートである。
透液性シートとしては、例えば、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されるものが挙げられる。不織布を構成する素材繊維としては、天然繊維、化学繊維のいずれを用いてもよい。
天然繊維の例としては、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹、麻等が挙げられる。
また、化学繊維の例としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィン系、ポリエステル(PET)を含むポリエステル系、ナイロンやアラミド等のポリアミド系、ポリアクリロニトリル(PAN)等のアクリル系といった合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、酢酸セルロースやプロミックス等の半合成繊維等を挙げることができる。また、PE/PP混合不織布、PE/PET混合不織布の他、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)等も用いることができる。
これらの繊維素材から不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、高圧水流で繊維同士を絡ませて接合させるウォーターパンチ法や、繊維を製紙と同様の方法で製造する抄紙法等の湿式法、接着剤で接合させるケミカルボンド法や、低融点ポリマー及び自己溶融繊維で接合させるサーマルボンド法等の乾式法、特殊針でニードリングして接合させるニードルパンチ法、ポリマー溶液を口金より噴出させ、網状フィブリルを形成させるフラッシュ紡糸法などの直接式法等の方法が挙げられる。また、これらの方法を組み合わせた方法等によっても不織布を製造することができる。
紙おむつ本体部2は、紙おむつ装着時に外側に接する面側に位置し、不透液性のバックシート3を構成する第一の外面シート3aと、同じくバックシート3を構成し、紙おむつ装着時に人体に接する面側に位置する第二の外面シート3bと、を備えて構成され、第一の外面シート3aと第二の外面シート3bの間に、例えば糸ゴム等の弾性伸縮部材が所定の位置に配設される。
第一の外面シート3a及び第二の外面シート3bを構成する不透液性シートとしては、例えば、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材であって、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましい。この遮水性と透湿性とを具備するシート材としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
またその他にも、不透液性を有するフィルム層と、通気性を有する不織布層からなるラミ不織布を用いても良い。ラミ不織布とは、例えばポリエチレンシート等に不織布を積層した、ラミネート不織布と呼ばれる不織布のことであり、不透液性と通気性を併せ持つ不織布である。
紙おむつ本体部2の腹側部21には、糸ゴム等の弾性伸縮部材が配される。
具体的には、腹側部21の腰周り開口部25a側に、幅方向の一端部21aから他端部21bに亘って、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211が、幅方向に沿うように直線状に配される。また、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211よりも脚周り部24側に、幅方向の一端部21aから他端部21bに亘って、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212が配される。
これら第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211と第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212とは、紙おむつ本体部2の腹側部21においてこのように配設されることで、トランクス型紙おむつ100の腹側部21を装着者の腹側に密着させるようになっている。
更に、腹側部21における二箇所の脚周り部24に、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、腹側脚周り弾性伸縮部材213が、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配される。この腹側脚周り弾性伸縮部材213は、その幅方向両端部が、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212よりも腰周り開口部25a側に位置している。具体的には、トランクス型紙おむつ100の着用時に、腹側脚周り弾性伸縮部材213は装着者の鼠蹊部に位置し、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212は装着者の大腿部に位置することとなる。なお、「鼠蹊部」とは、装着者の下腹部のうち、脚に接する部分であって、具体的には大腿部の付け根部分(脚ぐり)を意味する。
上述の第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212は、脚周り部24において、腹側脚周り弾性伸縮部材213と交差しないように、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されている。
そして、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212による収縮力と腹側脚周り弾性伸縮部材213による収縮力とが作用する腹側部21の脚周り部24において、これらの収縮力がぶつかり合わず、共に、股下部23中央側に向けて作用することとなる。これにより、腹側部21における紙おむつ本体部2の股間側端部Xのめくれを防止することができる。
また、腹側脚周り弾性伸縮部材213における腰周り開口部25a寄りの頂点(図1のA点)と股下部23中央寄りの頂点(図1のB点)との幅は、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212における腰周り開口部25a寄りの頂点(図1のC点)と股下部23中央寄りの頂点(図1のB点)との幅よりも大きい。すなわち、腹側脚周り弾性伸縮部材213の軌跡の幅の方が、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212の軌跡の幅よりも大きくなっている。これにより、装着時に、胴周り部25を掴んでトランクス型紙おむつ100を引き上げる際に、腹側脚周り弾性伸縮部材213の伸縮力が、トランクス型紙おむつ100を引き上げる方向に作用することとなる。したがって、脚周りにおけるフィット性のみならず、引き上げ易さを向上させることができ、より軽い力でもトランクス型紙おむつ100を引き上げることができる。よって、高齢者のように腕力が弱い着用者であっても、より容易にトランクス型紙おむつ100を装着することができる。
また、腹側部21の腰周り開口部25a側の位置に直線状に配置された第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211と、腹側脚周り弾性伸縮部材213とは、腹側部21の腰周り開口部25a側の幅方向両端部において交差している。したがって、装着時に胴周り部25を掴んでトランクス型紙おむつ100を引き上げる際に、引き上げる際の作用力が第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211から腹側脚周り弾性伸縮部材213に伝わり、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211と連動して、腹側脚周り弾性伸縮部材213も引っ張り上げられることとなる。したがって、引き上げ易さが更に向上することとなり、装着が容易となる。
また、腹側部21と同様に、紙おむつ本体部2の背側部22にも糸ゴム等の弾性伸縮部材が配される。
具体的には、背側部22の腰周り開口部25a側に、幅方向の一端部22aから他端部22bに亘って、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221が、幅方向に沿うように直線状に配される。また、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221よりも脚周り部24側に、幅方向の一端部22aから他端部22bに亘って、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222が配される。
これら第一の背側胴周り弾性伸縮部材221と第二の背側胴周り弾性伸縮部材222とは、紙おむつ本体部2の背側部22においてこのように配設されることで、トランクス型紙おむつ100の背側部22を装着者の背側に密着させるようになっている。
なお、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221及び第二の背側胴周り弾性伸縮部材222の上下方向の配置間隔や、数、配置範囲は、適宜設定することができる。
更に、背側部22における二箇所の脚周り部24に、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、背側脚周り弾性伸縮部材223が、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配される。この背側脚周り弾性伸縮部材223は、その幅方向両端部が、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222よりも腰周り開口部25a側に位置している。具体的には、背側脚周り弾性伸縮部材223は、トランクス型紙おむつ100の着用時に装着者の鼠蹊部に位置し、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222は、装着者の大腿部に位置することとなる。
上述の第二の背側胴周り弾性伸縮部材222は、脚周り部24において、背側脚周り弾性伸縮部材223と交差しないように、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されている。
そして、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222による収縮力と背側脚周り弾性伸縮部材223による収縮力とが作用する背側部22の脚周り部24において、これらの収縮力がぶつかり合わず、共に、股下部23中央側に向けて作用することとなる。これにより、背側部22における紙おむつ本体部2の股間側端部Xのめくれを防止することができる。
また、背側脚周り弾性伸縮部材223における腰周り開口部25a寄りの頂点(図1のD点)と股下部23中央寄りの頂点(図1のB点)との幅は、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222における腰周り開口部25a寄りの頂点(図1のE点)と股下部23中央寄りの頂点(図1のB点)との幅よりも大きい。すなわち、背側脚周り弾性伸縮部材223の軌跡の幅の方が、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222の軌跡の幅よりも大きくなっている。これにより、装着時に、胴周り部25を掴んでトランクス型紙おむつ100を引き上げる際に、背側脚周り弾性伸縮部材223の伸縮力が、トランクス型紙おむつ100を引き上げる方向に作用することとなる。したがって、脚周りにおけるフィット性のみならず、引き上げ易さを向上させることができ、より軽い力でもトランクス型紙おむつ100を引き上げることができる。よって、高齢者のように腕力が弱い着用者であっても、より容易にトランクス型紙おむつ100を装着することができる。
また、背側部22の腰周り開口部25a側の位置に直線状に配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材221と、背側脚周り弾性伸縮部材223とは、腹側部21の腰周り開口部25a側の幅方向両端部において交差している。したがって、装着時に、胴周り部25を掴んでトランクス型紙おむつ100を引き上げる際に、引き上げる際の作用力が第一の背側胴周り弾性伸縮部材221から背側脚周り弾性伸縮部材223に伝わり、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221と連動して、背側脚周り弾性伸縮部材223も引っ張り上げられることとなる。したがって、引き上げ易さが更に向上することとなり、装着が容易となる。
また、腹側脚周り弾性伸縮部材213及び背側脚周り弾性伸縮部材223の応力は、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212及び第二の背側胴周り弾性伸縮部材222の応力よりも小さくなっている。ここで、弾性伸縮部材の締め付けによる痛みは、脚周りの方が、胴周りよりも強く感じる傾向がある。そのため、腹側脚周り弾性伸縮部材213及び背側脚周り弾性伸縮部材223の応力を、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212及び第二の背側胴周り弾性伸縮部材222の応力よりも小さくすることで、トランクス型紙おむつ100の着用者が、脚周りに、腹側脚周り弾性伸縮部材213及び背側脚周り弾性伸縮部材223の締め付けによる痛みを感じずに着用することができることとなる。その一方で、弾性伸縮部材の締め付けによる痛みを感じにくい位置に配された第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212及び第二の背側胴周り弾性伸縮部材222の応力は、腹側脚周り弾性伸縮部材213及び背側脚周り弾性伸縮部材223の応力よりも大きいままであるため、脚周りの締め付けを緩和して装着感を向上させても、フィット性を損なうことがなくなる。
また、第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212、腹側脚周り弾性伸縮部材213、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222、背側脚周り弾性伸縮部材223は、吸収性本体部1の範囲において不連続となるよう切断されている。これにより、吸収性本体部1の縮こまりを防止することができる。
なお、弾性伸縮部材の不連続化は、例えば、各種弾性伸縮部材をバックシート3に配置した後、エンボスカッターロールとアンビルカッターロールとの間にそのバックシート3を通過させることにより、エンボスカッターロールによる加圧または加熱によって、所定範囲内に存在する弾性伸縮部材を細かく切断することにより行うことができる。
また、紙おむつ本体部2の腰周り開口部25aを形成する腰周り部25には、腰周り弾性伸縮部材251が配設されている。腰周り部25に腰周り弾性伸縮部材251が配設されていることにより、腰周り部25でトランクス型紙おむつ100を好適に装着者の腰周りに密着させることができる。
さらに、腹側脚周り弾性伸縮部材213と背側脚周り弾性伸縮部材223とは、股下部23において交差しないように配されている。ここで、股下部23において、腹側脚周り弾性伸縮部材213と背側脚周り弾性伸縮部材223とが交差している場合、股下部23の吸収性本体部1が収縮してしまい、見栄えが悪くなるだけでなく、場合によっては、縒れや割れが発生し易くなってしまう。また、腹側脚周り弾性伸縮部材213と背側脚周り弾性伸縮部材223との交差部分が硬くなってしまい、歩行などの動きを妨げてしまう。これに対し、トランクス型紙おむつ100では、腹側脚周り弾性伸縮部材213と背側脚周り弾性伸縮部材223とが股下部23において交差しないように配されているため、股下部23の吸収性本体部1が収縮することが無くなり、見栄えの良いものとすることができる。また、縒れや割れ、歩行の妨げを防止することができる。
なお、腹側部21に配設された第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212、腹側脚周り弾性伸縮部材213と、背側部22に配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材221、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222、背側脚周り弾性伸縮部材223としては、300〜1500dtexの3〜50本の合成色ゴムが好適である。
以上に説明したトランクス型紙おむつ100によれば、腹側部21の脚周り部24において、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212が、腹側脚周り弾性伸縮部材213と交差しないように、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されており、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212による収縮力と腹側脚周り弾性伸縮部材213による収縮力とが作用する腹側部21の脚周り部24において、これらの収縮力がぶつかり合うことが無くなり、共に、股下部23中央側に向けて作用することとなる。これにより、腹側部21における紙おむつ本体部2の股間側端部Xのめくれを防止することができ、体液漏れをより確実に防止し、装着感と見栄えを向上させることができる。
また、背側部22の脚周り部24において、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222が、背側脚周り弾性伸縮部材223と交差しないように、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されており、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222による収縮力と背側脚周り弾性伸縮部材223による収縮力とが作用する背側部22の脚周り部24において、これらの収縮力がぶつかり合うことが無くなり、共に、股下部23中央側に向けて作用することとなる。これにより、背側部22における紙おむつ本体部2の股間側端部Xのめくれを防止することができ、腹側部21のみならず、背側部22における体液漏れをより確実に防止し、装着感と見栄えを更に向上させることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2のトランクス型紙おむつについて、図3を参照しながら説明する。
ここで、図3は、本発明を適用した実施形態2のトランクス型紙おむつの展開図である。
実施形態2のトランクス型紙おむつ200は、実施形態1のトランクス型紙おむつ100と、背側部22における第二の背側胴周り弾性伸縮部材224の配置が異なり、その他の構成は実施形態1のトランクス型紙おむつ100と略同様である。そのため、以下の説明では、実施形態1のトランクス型紙おむつ100と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図3に示すように、トランクス型紙おむつ200を構成する紙おむつ本体部2の背側部22には、背側部22の腰周り開口部25a側に、幅方向の一端部22aから他端部22bに亘って、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221が、幅方向に沿うように直線状に配される。また、第一の背側胴周り弾性伸縮部材221よりも脚周り部24側には、幅方向の一端部22aから他端部22bに亘って、第二の背側胴周り弾性伸縮部材224が、配置されている。この第二の背側胴周り弾性伸縮部材224は、脚周り部24において、幅方向に沿うように直線状に配置される。
これら第一の背側胴周り弾性伸縮部材221と第二の背側胴周り弾性伸縮部材224とは、紙おむつ本体部2の背側部22においてこのように配設されることで、トランクス型紙おむつ200の背側部22を装着者の背側に密着させるようになっている。
更に、背側部22における二箇所の脚周り部24には、一方の脚周り部24から他方の脚周り部24に亘って、背側脚周り弾性伸縮部材224が、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配される。この背側脚周り弾性伸縮部材223の幅方向両端部は、第二の背側胴周り弾性伸縮部材224よりも腰周り開口部25a側に位置している。具体的には、背側脚周り弾性伸縮部材223は、トランクス型紙おむつ200の着用時に装着者の鼠蹊部に位置し、第二の背側胴周り弾性伸縮部材224は、装着者の大腿部に位置することとなる。
そして、幅方向に沿うように直線状に配された第二の背側胴周り弾性伸縮部材224と、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配された背側脚周り弾性伸縮部材223とは、脚周り部24において交差している。
また、第二の背側胴周り弾性伸縮部材224は、上述したように、脚周り部24において幅方向に沿うように直線状に配置される一方で、股下部23中央領域において、股下部23中央側に凸となるように湾曲している。そして、着用時に、第二の背側胴周り弾性伸縮部材224の湾曲頂点を中心に、股下部23中央領域が内側に収縮し、装着者の臀部の形状に沿って、背側部22の脚周り側を装着者の臀部に密着させるようになっている。
なお、第二の背側胴周り弾性伸縮部材224は、股下部23中央領域において、図3のように曲線状に湾曲したものでなくとも良く、尖形状に屈曲していても良い。
以上説明したトランクス型紙おむつ200によれば、着用時に、装着者の臀部の形状に沿って、背側部22の脚周り側を装着者の臀部に密着させることができ、背側部22における体液漏れをより確実に防止することができる。
なお、腹側部21に配設された第一の腹側胴周り弾性伸縮部材211、第二の腹側胴周り弾性伸縮部材212、腹側脚周り弾性伸縮部材213と、背側部22に配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材221、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222、224、背側脚周り弾性伸縮部材223の数や、上下方向の配置間隔、配置範囲は、図示例に限られず、適宜設定することができる。また、これらの弾性伸縮部材の素材は、合成糸ゴムに限られず、その一部又は全部に天然糸ゴムを採用しても良い。
また、腹側部21に配される弾性伸縮部材の色と、背側部22に配される弾性伸縮部材の色とを異ならせることにより、トランクス型紙おむつ200の前後を識別可能としても良い。例えば、背側部22には白色の弾性伸縮部材を使用し、腹側部21には白以外に着色された弾性伸縮部材や透明な弾性伸縮部材を使用しても良い。白以外に着色された弾性伸縮部材としては、例えば、青、緑、ピンク、オレンジ等の弾性伸縮部材を使用することができる。
また、弾性伸縮部材が目立たないように、透明な弾性伸縮部材を使用しても良い。逆に、脚周りに配設される腹側部21や背側部22における脚周り弾性伸縮部材のみ、白以外に着色された弾性伸縮部材を使用して、脚周り弾性伸縮部材の形状や機能を着用者に認識し易くすることで、体液漏れの起こりにくい印象を着用者に与え、着用者の安心感を高めるようにしても良い。
また、上記実施形態では、第二の腹側脚周り弾性伸縮部材212と腹側脚周り弾性伸縮部材213とが腹側部21の脚周り部24において交差しておらず、第二の背側胴周り弾性伸縮部材222と背側脚周り弾性伸縮部材223とが、背側部22の脚周り部24において交差していない場合について説明したが、第二の腹側脚周り弾性伸縮部材212と第二の背側胴周り弾性伸縮部材222は、股下部23中央側に凸となるように曲線状に湾曲していればよく、腹側脚周り弾性伸縮部材213又は背側脚周り弾性伸縮部材223と交差してもよい。この場合でも、脚周り部24におけるこれらの弾性伸縮部材による収縮力がより同じ方向に作用することとなり、紙おむつ本体部2の端部Xのめくれを緩和することができる。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜変更可能である。
本発明を適用した実施形態1のトランクス型紙おむつの展開図である。 図1のトランクス型紙おむつを組み立てた斜視図である。 本発明を適用した実施形態2のトランクス型紙おむつの展開図である。 従来のトランクス型紙おむつの展開図である。
符号の説明
100 トランクス型紙おむつ
1 吸収性本体部
1a 吸収体
2 紙おむつ本体部
21 腹側部
21a 一端部
21b 他端部
22 背側部
22a 一端部
22b 他端部
23 股下部
24 脚周り部
25a 腰周り開口部
211 第一の腹側胴周り弾性伸縮部材
212 第二の腹側胴周り弾性伸縮部材
213 腹側脚周り弾性伸縮部材
221 第一の背側胴周り弾性伸縮部材
222 第二の背側胴周り弾性伸縮部材
223 背側脚周り弾性伸縮部材
200 トランクス型紙おむつ
224 第二の背側胴周り弾性伸縮部材

Claims (7)

  1. 装着者の腹側に位置する腹側部と、装着者の背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部の間であって装着者の股下に位置する股下部と、前記腹側部と前記背側部の間であって前記股下部の幅方向両側部に装着者の脚周りに位置する二箇所の脚周り部とを形成するシート状の紙おむつ本体部と、吸収体を有し、前記紙おむつ本体部の前記股下部に取り付けられた吸収性本体部と、を備えるトランクス型紙おむつにおいて、
    前記紙おむつ本体部は、
    前記腹側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の腹側胴周り弾性伸縮部材と、
    前記第一の腹側胴周り弾性伸縮部材よりも脚周り部側の前記腹側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第二の腹側胴周り弾性伸縮部材と、
    前記腹側部側の脚周り部において、幅方向両端部が前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された腹側脚周り弾性伸縮部材と、
    を備え、
    前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材は、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されていることを特徴とするトランクス型紙おむつ。
  2. 前記腹側脚周り弾性伸縮部材は、前記脚周り部において前記第二の胴周り弾性伸縮部材と交差しないことを特徴とする請求項1に記載のトランクス型紙おむつ。
  3. 前記腹側脚周り弾性伸縮部材における腰周り開口部寄りの頂点と股下部中央寄りの頂点との幅は、前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材における腰周り開口部寄りの頂点と股下部中央寄りの頂点との幅よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のトランクス型紙おむつ。
  4. 前記第一の腹側胴周り弾性伸縮部材は、幅方向に沿うように直線状に配置され、
    前記第一の腹側胴周り弾性伸縮部材と前記腹側脚周り弾性伸縮部材とが交差していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のトランクス型紙おむつ。
  5. 前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材と、
    前記第一の背側胴周り弾性伸縮部材よりも脚周り部側の前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第二の背側胴周り弾性伸縮部材と、
    前記背側部側の脚周り部において、幅方向両端部が前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された背側脚周り弾性伸縮部材と、
    を備え、
    前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材は、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のトランクス型紙おむつ。
  6. 前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第一の背側胴周り弾性伸縮部材と、
    前記第一の背側胴周り弾性伸縮部材よりも脚周り部側の前記背側部に位置し、幅方向の一端部から他端部に亘って配置された第二の背側胴周り弾性伸縮部材と、
    前記背側部側の脚周り部において、幅方向両端部が前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材よりも腰周り開口部側に位置し、一方の脚周り部から他方の脚周り部に亘って、前記股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置された背側脚周り弾性伸縮部材と、
    を備え、
    前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材は、脚周り部において、幅方向に沿うように直線状に配置されるとともに、股下部中央領域において、股下部中央側に凸となるように曲線状に湾曲して配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のトランクス型紙おむつ。
  7. 前記腹側脚周り弾性伸縮部材及び前記背側脚周り弾性伸縮部材の応力は、前記第二の腹側胴周り弾性伸縮部材及び前記第二の背側胴周り弾性伸縮部材の応力よりも小さいことを特徴とする請求項5又は6に記載のトランクス型紙おむつ。
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