JP5924921B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、下着への固定に際し、下着のクロッチ部分に巻き付けるようにして使用されるウイング状フラップを備えた吸収性物品に関する。
従来より、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッドなどの吸収性物品Nとしては、例えば図16に示されるように、ポリエチレンシートまたはポリエチレンラミネート不織布などからなる不透液性裏面シート50と、不織布または透液性プラスチックシートなどからなる透液性表面シート51との間に綿状パルプなどからなる吸収体52を介在させたものが知られている。
この種の吸収性物品Nとしては、装着状態でのズレ止めを図るために、例えば非肌当接面側(外面)に1または複数条の粘着剤層53,53を形成し、かつナプキン本体の長手方向両側部に、外方に延在するウイング状フラップW、Wを一体的に形成するとともに、このウイング状フラップW、Wの不透液性裏面シート50側の面(外面)に粘着剤層54,54を設けるようにしたものが存在する。
前記吸収性物品Nを下着60に固定するには、図17に示されるように、吸収性物品Nを下着60の局所対応部位にあてがい、側方に突出する前記ウイング状フラップW、Wを下着より外方に突出させ、両ウイング状フラップW、Wを折返し線RL、RLで折返し、下着のクロッチ部分を巻き込むようにしながら下着60の股間部外面に接着した後、下着を身体に装着するようにしている。
この種の吸収性物品では、ウイング状フラップの下着(以下、ショーツともいう)に対するフィット性に優れ、肌触りを良好にするための手段が種々提案されている。例えば、下記特許文献1では、各ウイング部が少なくともその基端部寄りの部位に、伸張性の不織布と該不織布の非肌当接面側に積層された非伸張性のシートとからなる積層構造を有しており、ウイング部の基端部寄りの部位における非伸張性シートに、前記不織布を貫通しない複数のスリットが形成された吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2では、装着者の排出する液体等を外部に漏らすことなく、完全に内側にシールできるようにするため、吸収性製品の互いに対向する縁部にそれぞれ設けられた第1のフラップ部と、この第1のフラップ部より内側に配置される第2のフラップ部とを備えており、前記第2のフラップ部は、基端側が製品上面のシート材と一体化もしくはこのシートに対して固定されており、先端側が前記第1のフラップ部に対して固定されることにより、この第1のフラップ部の自由端側を上方に向かわせるように支持した吸収性物品が開示されている。
特開2005−40235号公報 特開平11−192258号公報
上記特許文献1記載の吸収性物品においては、ウイング部の基端部寄りの部位における非伸張性のシートに対してこれに積層される伸張性の不織布を貫通しない複数のスリットが形成されているため、ウイング部の基端部寄りの部位が、スリットの存在により良好に伸張し、ウイング部の股下部側縁に対するフィット性に優れるというものであるが、ウイング部(ウイング状フラップ)の裏面側に配設される非伸張性のシート(裏面シート)は一般に表面側の不織布より曲げ剛性が高いため、ウイング状フラップの基端部を折り返した状態では、折り返しによって鋭角状に変形した裏面シートの端縁が肌に当たるため、脚の付け根の違和感に繋がることがあった。
また、上記特許文献2記載の吸収性物品においては、本体部分の両側部にウイング状フラップが形成される場合、第1のフラップ部(立体ギャザー)の自由端部より外側にウイング状フラップの折り返し位置が形成されるため、装着中にウイング状フラップの折り返し部やショーツの側縁がずれることによって立体ギャザーがずれて、経血がウイング状フラップに付着し、その結果経血が脚の付け根やショーツに付着して汚すおそれがあった。
そこで本発明の主たる課題は、肌当たりが良く、経血によって汚れるのを防止した吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された本体部分の両側部にそれぞれ、装着時に基端部の折返し線に沿って折り返すことにより下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップが形成されるとともに、表面側両側部にそれぞれ、肌側に起立する立体ギャザーを備えた吸収性物品において、
前記ウイング状フラップの折返し線は、前記立体ギャザーの幅方向外側縁より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成されるとともに、前記ウイング状フラップの基端部の折返し線に沿ってエンボス線による折返し容易化手段が設けられ、
前記ウイング状フラップは裏面側の前記不透液性裏面シートと表面側の表面層との積層構造からなり、前記折返し線の両端縁及びその近傍において、前記表面層を前記不透液性裏面シートより外側に延在させた表面層延在部が設けられているとともに、前記表面層延在部は前記吸収性物品の全周縁に設けられていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、ウイング状フラップの折返し線が、立体ギャザーの幅方向外側縁より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成されているため、装着状態では立体ギャザーの外側縁部がショーツの両側からはみ出た状態となるため、ショーツの圧力によって立体ギャザーが押さえ付けられるので、立体ギャザーのずれが抑制され、経血が立体ギャザーの外側に漏れるのが抑えられる結果、ウイング状フラップに経血が付着するのが防止でき、脚の付け根やショーツを汚すことがなくなる。
また、ウイング状フラップとして裏面側の不透液性裏面シートと表面側の表面層との積層構造によって構成し、少なくともウイング状フラップの折返し線の両端縁及びその近傍において、表面層を不透液性裏面シートより外側に延在させた表面層延在部を設けているため、ウイング状フラップを折返し線から折り返して下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定した状態でも、プラスチックなどからなる不透液性裏面シートに比べて不織布などからなる表面層の方が曲げ剛性が低いため、鋭角状に変形した不透液性裏面シートが表面層によって覆われ、不透液性裏面シートが直接肌に当たることがなくなる結果、脚の付け根の違和感が大幅に軽減できる。さらに、上記の通りウイング状フラップの折返し線より立体ギャザーの幅方向外側縁が吸収性物品の幅方向外側に位置しているので、前述の鋭角状に変形した不透液性裏面シートは、表面層に加えて更にその内側が立体ギャザーによって覆われるため、より肌当たりの良いものとなる。
さらに、本発明では、前記表面層延在部は前記吸収性物品の全周縁に設けられている。従って、前記折返し線の両端縁及びその近傍からそれぞれ吸収性物品の前後端部に亘る吸収性物品の幅方向両側では、脚の付け根に接触する本体部分の両側部において不透液性裏面シートの端縁が直接肌に接触するのが防止できるし、吸収性物品の前後の各周縁部では、吸収性物品の前後端縁が腹部や臀部に直接接触するのも防止でき、さらにウイング状フラップを折り返す作業中にも指先に不透液性裏面シートの端縁が接触するのが防止でき、硬さを感じさせない仕様になる。
請求項2に係る本発明として、前記立体ギャザーは、吸収性物品の横断面視で、吸収性物品の幅方向中心側の固定部から、吸収性物品の幅方向外側の自由端部に向けてほぼ直線状に起立する形状とされ、前記ウイング状フラップの折返し線が、前記立体ギャザーの自由端部より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成されている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明は、立体ギャザーの具体的形態例について規定したものであり、立体ギャザーとして、吸収性物品の横断面視で、吸収性物品の幅方向中心側の固定部から、吸収性物品の幅方向外側の自由端部に向けてほぼ直線状に起立する形状によって形成されたものとし、且つウイング状フラップの折返し線を、立体ギャザーの自由端部より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成したものである。ウイング状フラップの折返し線を立体ギャザーの自由端部より中心側に位置するように形成することにより立体ギャザーがフラップより肌側に配置されることから、肌とフラップが接触し、経血がフラップに付着することがなくなり、横からの漏れの原因になり易いフラップの経血汚れを防止することができる。
請求項に係る本発明として、前記立体ギャザーは、吸収性物品の前後端部の幅方向外側が吸収性物品の表面側に接合されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項記載の発明では、立体ギャザーについて、吸収性物品の前後端縁の幅方向外側を吸収性物品の表面側に接合することによって、立体ギャザーの幅方向外側縁をきっちりと吸収性物品の外側に起立させようとしたものである。
以上詳説のとおり本発明によれば、肌当たりが良く、経血によって汚れるのを防止した吸収性物品が提供できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 そのII−II線矢視図である。 ウイング状フラップW、Wを折り返した状態を示す裏面図である。 図3のIV−IV線矢視図である。 (A)、(B)は表面層延在部10の形態例を示す生理用ナプキン1の展開図である。 ウイング状フラップ付け根の構造を示す平面図である。 生理用ナプキン1の製造方法を示す概略図(その1)である。 裁断後の積層体を示す平面図である。 生理用ナプキン1の製造方法を示す概略図(その2)である。 生理用ナプキン1の製造方法を示す概略図(その3)である。 図10のライン横断面図である。 熱圧着後の積層体を示す平面図である。 生理用ナプキン1の製造方法を示す概略図(その4)である。 生理用ナプキン1の製造方法を示す概略図(その5)である。 生理用ナプキン1の製造方法を示す概略図(その6)である。 従来の生理用ナプキンNの展開図である。 その装着状態図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本的構造〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、前記透液性表面シート3とクレープ紙5との間に介在された親水性不織布からなるセカンドシート6と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って形成されたサイド不織布7,7とから構成されている。前記吸収体4の周囲において、その上下端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤や熱圧着等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤や熱圧着等の接合手段によって接合されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。なお、前記透液性表面シート3の上面側から各種のエンボスを付与し、体液の滞留を促進し吸収効率を高めることにより横漏れを防止するのが望ましい。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記透液性表面シート3とクレープ紙5との間に介在された親水性不織布からなるセカンドシート6は、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。親水性を付与するには、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えることができる。
前記透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に吸収体4が介在された本体部分の非肌当接面には、下着に対する固定のために適宜の塗布パターンによって複数条の本体ズレ止め粘着剤層(図示せず)が形成されるとともに、これら本体ズレ止め粘着剤層が図示されない本体用剥離材によって覆われている。また、前記ウイング状フラップW、Wの不透液性裏面シート2側の外面には、ウイングズレ止め粘着剤層(図示せず)が形成されるとともに、これらウイングズレ止め粘着剤層が図示されないウイング用剥離材によって覆われている。
〔立体ギャザーBSの構造〕
一方、本生理用ナプキン1の表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによりウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにする。
前記サイド不織布7は、不透液性裏面シート2より相対的に曲げ剛性が低い、柔らかい素材を使用する。これにより、相対的に硬い不透液性裏面シート2の端縁が直接肌に当たることが防止できる。
前記サイド不織布7は、図2に示されるように、生理用ナプキン1の幅方向外側から幅方向中心側に向けて配設され、ナプキン1の幅方向中心側で外側に折り返されるとともに、その折り返し端部で更に折り返されることにより少なくとも透液性表面シート3と接着する部分までが二重シートとされ、この二重シート内部の折り返し端部側の適宜の位置に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1本又は複数本の、図示例では2本の弾性伸縮部材8、8がナプキン長手方向に沿って配設されている。このサイド不織布7の外側への折返し部分によって、肌側に起立する立体ギャザーBS、BSが形成されている。
前記立体ギャザーBSの自由端部は、図2及び図3に示されるように、ウイング状フラップWの折返し線RLより幅方向外側に位置するように、立体ギャザーBS基端の固定部の位置及び立体ギャザーBSの幅が規定されている。立体ギャザーBSの幅としては、肌との十分な密着性を確保するため、立体ギャザーBSの起立方向に沿って10〜15mmの幅で形成することが好ましい。
また、図示例では、立体ギャザーBSは、図2に示されるナプキン1の横断面視で、ナプキン1の幅方向中心側の固定部(基端部)から、ナプキン1の幅方向外側の自由端部(先端部)に向けてほぼ直線状に起立する形状とされているが、起立形状がくの字形やΣ状など、1又は複数の屈折部を有するものでもよい。この場合、ウイング状フラップWの折返し線RLよりナプキン1の幅方向外側に位置させる立体ギャザーBSの幅方向外側縁は、立体ギャザーBSのうち最もナプキン1の幅方向外側となる部分であればよく、前述の屈折部であってもよい。
〔ウイング状フラップWの構造〕
ウイング状フラップWは、前述の通り、裏面側の不透液性裏面シート2と表面側のサイド不織布7との積層構造からなり、ウイング状フラップWの折返し線RLの両端縁(ナプキン1の前後方向端縁)及びその近傍において、サイド不織布7を不透液性裏面シート2より外側に延在させた表面層延在部10が設けられている。この表面層延在部10を設けることによって、図3に示されるように、ウイング状フラップWを折返し線RLから折り返して下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定した状態でも、プラスチックなどからなる不透液性裏面シート2に比べて不織布などからなるサイド不織布7の方が曲げ剛性が低いため、鋭角状に変形した不透液性裏面シート2の端部2aがサイド不織布7によって覆われ、直接肌に当たることがなくなる結果、脚の付け根の違和感が大幅に軽減できるようになる。
また、前述の通り、ウイング状フラップWの折返し線RLが立体ギャザーBSの幅方向外側縁より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成されているため、図3及び図4に示されるように、装着状態で、立体ギャザーBSの外側縁部がショーツの両側からはみ出た状態となるため、ショーツの圧力によって立体ギャザーBSが押さえ付けられるので、立体ギャザーBSのずれが抑制され、経血が立体ギャザーBSの外側に漏れるのを抑えることができる結果、ウイング状フラップWに経血が付着するのが防止でき、脚の付け根やショーツの汚れが防止できるようになる。
前記ウイング状フラップWの折返し線RLとは、装着時にウイング状フラップWを下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り返すため、ウイング状フラップWの基端部寄りのナプキン前後方向に亘って形成される折り線のことであり、図示例では、ウイング状フラップWの前後の付け根に形成される凹部の底部を結んだ線としてある。折返し線RLは、このような図示例の位置よりウイング状フラップWの外側に設けることもできる。また、折返し線RLに沿ってエンボス線などの折返し容易化手段を施しておいても良い。
前記表面層延在部10は、少なくとも折返し線RLの両端縁及びその近傍に設けてあれば良いが(図6参照)、これよりナプキン前後方向に延在して設けることもできる。図1に示されるように、折返し線RLの両端縁及びその近傍からそれぞれナプキン前後端部に亘るナプキン幅方向両側に設けた場合には、ナプキン本体部分の両側部においても不透液性裏面シート2の端部が脚の付け根に直接接触するのが防止できるし、図5(A)に示されるように、折返し線RLの両端縁及びその近傍からそれぞれナプキン1の前後の各周縁部に設けた場合には、生理用ナプキン1の前後端縁が腹部や臀部に直接接触することも防止できるし、図5(B)に示されるように、ウイング状フラップWの両側縁部を含めた生理用ナプキン1の全周縁に設けた場合には、ウイング状フラップWを折り返す作業中に指先に不透液性裏面シートの端縁が接触することも防止でき、硬さを感じさせない仕様になる。
また、図6に示されるように、ウイング状フラップWの付け根の不透液性裏面シート2の形状としては、同図(A)に示される曲線形や、(B)の角形などとすることができ、さらには(C)のようにウイング状フラップWの付け根の不透液性裏面シート2を裂け難くするためコーナーの頂部がフラスコ形にえぐられた形状にすることもできる。
表面層延在部10は、不透液性裏面シート2の端部と肌との直接の接触を防止するのに十分な範囲とすることが好ましく、具体的には不透液性裏面シート2の外縁より外側に2〜10mm延在する幅で形成するのが好ましい。なお、表面層延在部10は、全体に一定の幅で形成する必要はなく、例えばウイング状フラップWの付け根において他の部分より幅広に形成するなど、幅広の部分と幅狭の部分が混在していても良い。
不透液性裏面シート2を吸収体4の外縁より外側に延在させる長さは、ウイング状フラップWの折返し線RLがなるべく内側に位置できるようにするとともに、フラップ部において表面層との十分な接合領域を確保するため、図3に示されるように、ウイング状フラップWの付け根のナプキン幅方向幅が極小となる部分でS1=5〜10mm、生理用ナプキン1の前後端部でS2=10〜15mmとすることが好ましい。
〔生理用ナプキン1の製造方法〕
本生理用ナプキン1の製造方法について図7〜図15に基づいて説明する。
図7に示されるように、予め製造された吸収体4の下面に、裏面材供給ドラム20から送り出される連続状の不透液性裏面シート2が導入されるとともに、吸収体4の上面に、セカンドシート供給ドラム21から送り出される連続状のセカンドシート6と、表面材供給ドラム22から送り出される連続状の表面シート3とが導入され、第1製品カッター23により裏面シート2の外形線に沿って裏面シート2、吸収体4、セカンドシート6及び表面シート3の積層体(図8参照)に裁断された後、次の製造工程へ搬送される。
図9に示されるように、前記積層体の上面の両側部にそれぞれ、サイド不織布供給ドラム(図示せず)から送り出される連続状のサイド不織布7が導入される。
前記連続状のサイド不織布7は、図9に示されるように、積層体の幅方向外縁の外側から幅方向中心側に向けて配設されるとともに、予め、ライン幅方向中心側で外側に折り返されるとともに、その折り返し端部で更に折り返されることにより少なくとも透液性表面シート3と接着する部分までが二重シートとされ、この二重シート内部の折り返し端部側に2本の弾性伸縮部材8、8が配設されている。また、ライン幅方向中心側で折り返された内側には、生理用ナプキン1の前後方向端部に対応する位置であり、且つウイング状フラップWの付け根の外形線よりナプキン幅方向中心側に対応する位置でサイド不織布7、7同士をホットメルトなどの接着剤によって接着した接着部11、11が設けられている。
その後、図10及び図11に示されるように、立体ギャザー起立手段25によって強制的に立体ギャザーBS部分を起立させた状態で、この起立した立体ギャザーBS、BS部分が嵌り込むようにドラム周面の円周方向に沿って2条の溝26a、26aが形成されるとともに、この溝26aを除いたエンボスドラムの周面に不透液性裏面シート2の外形線に沿って凸状のエンボス凸部26bが形成されたエンボスドラム26によって、不透液性裏面シート2のほぼ全周を熱圧着する。熱圧着した後の積層体を図12に示す。
熱圧着部12は、図12に示されるように、立体ギャザーBSを除く生理用ナプキン1のほぼ全周に亘って形成することができる一方で、立体ギャザーBSには熱圧着部を形成していないため、立体ギャザーBSが熱圧着によって硬化するのが防止できる。
前記立体ギャザー起立手段25としては、例えば図10に示されるように、ライン流れ方向に沿って対向する間隔が漸次狭くなるように配置されたほぼ直立する2枚の板を対向させたものなどによって構成することができる。
次に、図13に示されるように、同様の立体ギャザー起立手段27によって強制的にサイド不織布7の立体ギャザーBS部分を起立させた状態で、この起立した立体ギャザーBS部分が嵌り込むようにドラム周面の幅方向中央部に円周方向に沿って凹部28aが形成されるとともに、この凹部28aを除いたカッタードラムの周面にナプキン幅方向の外形線に沿って凸状のカッター部28bが形成されたカッタードラム28(第2製品カッター)によって、サイド不織布7のうちの立体ギャザーBS部分を残してナプキン幅方向両側部をナプキン外形線に沿って裁断する。
その後、図14に示されるように、サイド不織布7の立体ギャザーBS部分を積層体の表面側に積層し、立体ギャザーBS部分のナプキン前後端部の幅方向外側に対応する接合部13でナプキン1の表面側に接合した状態で、第3製品カッター(図示せず)によってサイド不織布7の立体ギャザーBS部分をナプキン外形線に沿って裁断する。裁断後の生理用ナプキン1を図15に示す。
〔他の形態例〕
(1)生理用ナプキン1の製造において、上記形態例では、予め第1製品カッター23により裏面シート2の外形線に沿って裏面シート2、吸収体4、セカンドシート6及び表面シート3の積層体に裁断した後、連続状のサイド不織布7を導入していたが、裏面シート2のみを外形線に沿って裁断し、この裏面シート2と吸収体4との積層体に対し、連続状のセカンドシート6及び表面シート3を導入した上で連続状のサイド不織布7を導入し、前記第2製品カッター及び第3製品カッターで裁断する際に、サイド不織布7とともに連続状のセカンドシート6及び表面シート3を裁断するようにしてもよい。
(2)上記形態例では、立体ギャザーBSは、生理用ナプキン1の幅方向外縁から幅方向中心側に向けて配設されたサイド不織布7を幅方向中心側で外側へ折り返すことによって形成していたが、サイド不織布7をナプキン1の幅方向外縁から幅方向中心側に向けて配設するまでとし、このサイド不織布7とは別体の素材によって立体ギャザーBSを形成するようにしてもよい。この場合、立体ギャザー形成用不織布の基端側(固定部)は、サイド不織布7と透液性表面シート3との間に介在させ固定することが好ましい。また、この場合、立体ギャザー形成用不織布として、素材の曲げ剛性がサイド不織布7より相対的に小さいものを使用することが好ましい。これによって、ウイング状フラップWの付け根において、不透液性裏面シート2の折り曲げ端縁に加え、透液性表面シート3の折り曲げ端縁も肌に直接当たらなくなるため、更に肌当たりを良好にすることができる。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…クレープ紙、6…セカンドシート、7…サイド不織布、8…弾性伸縮部材、10…表面層延在部、11…接着部、12…熱圧着部、13…接合部、20…裏面材供給ドラム、21…セカンドシート供給ドラム、22…表面材供給ドラム、23…第1製品カッター、25・27…立体ギャザー起立手段、26…エンボスドラム、28…カッタードラム(第2製品カッター)

Claims (3)

  1. 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された本体部分の両側部にそれぞれ、装着時に基端部の折返し線に沿って折り返すことにより下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップが形成されるとともに、表面側両側部にそれぞれ、肌側に起立する立体ギャザーを備えた吸収性物品において、
    前記ウイング状フラップの折返し線は、前記立体ギャザーの幅方向外側縁より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成されるとともに、前記ウイング状フラップの基端部の折返し線に沿ってエンボス線による折返し容易化手段が設けられ、
    前記ウイング状フラップは裏面側の前記不透液性裏面シートと表面側の表面層との積層構造からなり、前記折返し線の両端縁及びその近傍において、前記表面層を前記不透液性裏面シートより外側に延在させた表面層延在部が設けられているとともに、前記表面層延在部は前記吸収性物品の全周縁に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記立体ギャザーは、吸収性物品の横断面視で、吸収性物品の幅方向中心側の固定部から、吸収性物品の幅方向外側の自由端部に向けてほぼ直線状に起立する形状とされ、前記ウイング状フラップの折返し線が、前記立体ギャザーの自由端部より吸収性物品の幅方向中心側に位置するように形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記立体ギャザーは、吸収性物品の前後端部が吸収性物品の表面側に接合されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
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