JP2006288681A - 布製生理用ナプキン - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的簡単に製造することができ、しかも快適に装着することのできる布製生理用ナプキンを提供する。
【解決手段】 吸収層を内包するように縁が折り返された内布11に、縁かがり縫い15が施された外布12を、外布12がはみ出さないように重ね、内布11の折り返し部分において外布12と内布11を縫合する。該ナプキン10をショーツのクロッチに取り付けて固定するための羽根を、内布と外布の間に縫合してもよい。本発明に係るナプキン10では、その端縁が内布11の折り返し部分となっているため柔らかく、装着時に違和感が無い。また、長時間歩行しても肌が擦れて痛くなることがない。そして、テープ縫いや袋縫いのような複雑な縫製作業が不要であり、比較的簡単に且つ低コストで製造することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、布製生理用ナプキンに関する。
従来、生理用ナプキンとしては、吸水性樹脂を使用した使い捨てタイプのナプキンが多く使われてきた。しかし、使用者によっては使い捨てタイプのナプキンを使用するとその素材により身体との接触部に かぶれ や かゆみ が生じること、また、使用済みナプキンが環境に負荷を与える点などが考慮され、近年、布製生理用ナプキンが見直され、その使用が徐々に広まりつつある(特許文献1、特許文献2等)。布製生理用ナプキンは、携帯時にかさばる、使用毎に洗濯を必要とする等の欠点がある一方、逆に、洗濯すれば再利用が可能であり、布特有の暖かみがある、局部が蒸れたりかぶれたりすることが少ない、必要時の買い置き忘れがない等の利点がある。
このような布製生理用ナプキンは、一般的には次のような方法で作製されている。すなわち、図6(a)の断面図に示すように、肌に当たる側の表面となる内布61とその反対側の表面となる外布62の間に経血吸収用の厚手の布や防水布等63を介挿し、それらの周囲を縫合64して仕上げる。これにより、内部の吸収布等63が内布61や外布62に固定され、内部で動いたり偏ったりすることが防止される。また、この周囲の縫合64を図6(b)に示すようにロックミシンによる縁かがり縫いとすることにより、内布61、外布62及び内部の吸収布等63を裁ち切りのまま使用することができ、1回の縁縫製のみで全縫製作業を完了することができる。すなわち、それらの各々に予め縁処理を施しておかなくとも、ロックミシンによる縁かがり縫いにより裁ち切りの縁の解れを防止することができる。
また、他の作製方法として、周辺の縁をテープで包み、縫い綴じるという方法もある。
更に、内布と外布の表面同士を合わせた状態で、一部を残して周囲を縫合し、その後、縫い残した部分から両布を裏返し、中に吸収布等を入れて最後に縫い残した箇所を縫合するという袋縫いの方法もある。
特開2001-353182号 特開2004-337204号
上記のうち、ロックミシンにより縁かがり縫いをする方法で作製した図6(b)に示すような布製ナプキン60は、縁かがり縫いをした端64において糸が密集して固くなっているため、装着者に違和感を与えるという問題がある。また、長時間歩行した時にはその端縁が脚の皮膚に擦れて痛くなる。
縁をテープで包んだり袋縫いをする方法で作製した布製ナプキンではそのような問題は生じないが、工程が複雑であり、コストが高くなるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、比較的簡単に製造することができ、しかも装着者にとって快適な布製生理用ナプキンを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る布製生理用ナプキンは、吸収層を内包するように縁が折り返された内布に、縁かがり縫いが施された外布を、外布がはみ出さないように重ね、内布の折り返し部分において外布と内布を縫合したことを特徴とする。
なお、該ナプキンをショーツのクロッチに取り付けて固定するための羽根を、内布と外布の間に縫合してもよい。
また、その羽根を本体と一体化したものとしてもよい。この場合、内布及び外布は、羽根の部分が本体から左右に張り出したような形状としておき、それらを上記のように縫合する。
本発明に係るナプキンでは、その端縁が内布の折り返し部分となっているため柔らかく、装着時に違和感が無い。また、長時間歩行しても肌が擦れて痛くなることがない。そして、テープ縫いや袋縫いのような複雑な縫製作業が不要であり、比較的簡単に且つ低コストで製造することができる。
本発明の第1の実施形態を図1により説明する。図1(a)の断面図に示すように、本実施形態による布製生理用ナプキンは、内布11と外布12の間に吸収層13を介挿した構造を有する。なお、吸収層13は、後述の実施例でも用いられているような、複数の布等を積層したものでもよい。内布11は吸収層13よりもやや大きく、吸収層13の端縁を包むように吸収層13の周囲で折り返される。その状態を図1(b)に示す。なお、図1(b)において両端の略半円状の部分に描かれた放射状の線14は、内布11を折り返した部分の折りヒダを表している。
外布12は、図1(c)に示すように、その周囲が縁かがり縫い15されている。その外形は、吸収層13を包むように折り返された内布11の外形よりもやや小さくしておく。図1(a)に示すように、こうして折り返された側に外布12を置き、これら4つの層を貫通して縫製16を行う。これにより、本実施形態の布製生理用ナプキン10が完成する。
この布製生理用ナプキン10は、周囲が内布11の折り返し部分となっているため柔らかく、装着者に違和感を与えることが少ない。また、長時間歩くことにより、その周囲の端縁が脚の皮膚に擦れ続けたとしても、装着者に痛みを感じさせることが少ない。
本発明の第2の実施形態を図2及び図3により説明する。図3(a)に示すように、本実施形態の布製生理用ナプキン20は、第1の実施形態のものに羽根24を取り付けたものである。本実施形態の布製生理用ナプキンでは、羽根24は、図3(b)に示すように、外布22と[内布21+吸収層23]の間に介挿され、内布21、外布22等と同時に縫製26される。羽根24の両端にはホック27が取り付けられており、このナプキン20を装着した後、羽根24を反対側に折り返してショーツのクロッチを包み、ホック27で留めることにより、ナプキン20が動かないようにすることができる。
本実施形態の布製生理用ナプキン20は、上記のようにショーツに固定するための羽根24が内布21・外布22と同時に縫製されるため製造工程が単純化され、低コストで製造することができる。また、羽根24は肌に当たる面とは反対の側に折り返されるため、肌に当たるのは上記実施形態のものと同様、内布だけである。また、その端縁も内布の折返し部だけとなっているため、上記の長所がそのまま生かされている。
本発明の第3の実施形態を図4により説明する。上記実施形態では羽根24は別体であったが、本実施形態の布製生理用ナプキン30では羽根34は本体と一体に形成されている。本体部分の内部構造は図4(c)に示すように前記2つの実施形態とほぼ同様であるが、吸収層33を固定するための布37が全面に設けられている。また、図4(b)に示すように羽根34の部分には吸収層33は設けられていない。
本実施形態の布製生理用ナプキン30は、上記の実施形態のものと同様の効果を得ることができる他、製造工程が更に単純化され、更に低コストで製造することができる。
本発明の実施例を図5により説明する。
図5(a)は上記第1の実施形態の布製生理用ナプキンの実施例の断面図である。その基本的構造は図1に示したものと同様である。本実施例の布製生理用ナプキンでは、図1の吸収層13が複数の部材により構成されている。その構成は次の通りである。まず、主たる吸収材としての2枚のタオル生地43bと、そのズレを防止するためのワッフル生地43cを重ね、それらを簡単に縫製46して固定する。次に、その内側(肌に当たる側)に厚手のパイル起毛布43aと、内布41としての薄手のパイル起毛布を重ね、外側に防水布43dを重ねる。内布41はそれら吸収材等43a〜43dよりも大きくしておき、周囲を折り返して吸収材等43a〜43dの端縁を包むようにする。これらを再び簡単に縫製47して、仮押さえしておく。
一方、周囲をロックミシンで縁かがり縫い45した外布42を防水布43dの上(図5では下)に置き、縁かがり縫い45の部分でそれら全体を縫製49する。これにより、本実施例の布製生理用ナプキン50が完成する。外布42は防水布43dにより内側から遮断されているため経血により汚れることがなく、好みの柄布等を用いることができる。
上記実施例において、タオル生地43bとワッフル生地43cを縫製46で、それらと内布41及び防水布43dを更に別の縫製47で予め固定していたが、これらは省略することも可能である。この場合、全ての部材を重ねて、最後に全部を縫製49することになる。
図5(c)は第2の実施形態の布製生理用ナプキン50bの実施例の断面図である。その基本的構造は図3に示したものと同様であり、吸収材43a〜43d等の内部構造は上記実施例(図5(a)、(b))と同じである。本実施例の布製生理用ナプキン50bは、外布42と内布等41〜43dの間に羽根44が介挿されている点でのみ上記実施例と異なる。羽根44の効用については前記の通りである。
図5(d)は第3の実施形態の布製生理用ナプキン50cの実施例の羽根44の部分の断面図である。その基本的構造は図4に示したものと同様であり、外布42と内布41に羽根44bが一体に形成されている。吸収材43a〜43d等の積層構造は上記実施例(図5(a)、(b))とほぼ同じであるが、これらのうち吸収材43bは羽根44bの内部には設けられず、本体の内部にのみ設けられている。また、それらはズレ防止用ワッフル生地43c及び防水布43dにより外布44bに縫合され、ナプキン50c全体に固定されている。
本発明の第1の実施形態である布製生理用ナプキンの断面図(a)、内布等の平面図(b)、外布の平面図(c)、及び全体の外側から見た平面図(d)。 本発明の第2の実施形態である羽根付布製生理用ナプキンの内布等の平面図(a)、羽根の平面図(b)、及び外布の平面図(c)。 第2の実施形態の羽根付布製生理用ナプキンの全体の外側から見た平面図(a)、及び羽根の部分の断面図(b)。 第3の実施形態の羽根一体型布製生理用ナプキンの全体の外側から見た平面図(a)、羽根の部分b-bの断面図(b)、及び本体の端の部分c-cの断面図(c)。 本発明の実施例である羽根無し布製生理用ナプキンの内布側部材の断面図(a)、全体の断面図(b)、羽根付布製生理用ナプキンの全体の断面図(c)、及び羽根一体型布製生理用ナプキンの羽根の部分の断面図(d)。 従来の布製生理用ナプキンの概略構造を示す断面図(a)、及び平面図(b)。
符号の説明
10、20、30、40、50、50b、50c…布製生理用ナプキン
11、21、31、41…内布
12、22、32、42…外布
13…吸収層
14…内布の折りヒダ
15、25、35、45…縁かがり縫い
24、34、44…羽根
27、37…ホック
43a…パイル起毛布
43b…タオル生地
43c…ワッフル生地
43d…防水布
16、26、46、47、49…縫合箇所

Claims (3)

  1. 吸収層を内包するように縁が折り返された内布に、縁かがり縫いが施された外布を、外布がはみ出さないように重ね、内布の折り返し部分において外布と内布を縫合したことを特徴とする布製生理用ナプキン。
  2. 該ナプキンをショーツのクロッチに取り付けて固定するための羽根が、内布と外布の間に縫合されていることを特徴とする請求項1に記載の布製生理用ナプキン。
  3. 該ナプキンをショーツのクロッチに取り付けて固定するための羽根が本体と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の布製生理用ナプキン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013121462A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Daio Paper Corp 吸収性物品
JP6067163B1 (ja) * 2016-04-21 2017-01-25 崇子 羽入 吸収防汚製品
JP2021023764A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 匠ソリューションズ株式会社 生理用ナプキン

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