JP2020044206A - 尿失禁用パット及びこれを用いたショーツ - Google Patents
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Abstract
【課題】吸収保水シートの上層をスリット部で分割し、失禁尿をスリット部から上下層の吸収保水シートにスムーズに拡散して吸収する。このため、尻部等に拡散した失禁尿は、違和感を感じる。【解決手段】浸透シート10に、上下層の吸収保水シート11を所定形状Sに縫着する。失禁尿は、所定形状の内部Sの吸収保水シート11に集中して吸水、保持される。時間と共に、縫着部21から尿が徐々に外部Tに浸出する。【選択図】図2
Description
本発明は、失禁時の尿を吸水して外部に漏れることを抑える尿失禁用パット及びこれを用いた尿失禁用ショーツに係り、特に軽尿失禁用として好適なパット及びショーツに関する。
従来、尿失禁用パット及びこれを用いたショーツとして特許文献1に記載されたものがある。該尿失禁用パットは、尿を表側から裏側に一方向に浸透する浸透布に、上下複数層、例えば2層の吸収保水体をその周縁部にて縫着し、上記浸透布の周縁部を防水性があるパット本体布に脇布を介して縫着し、更に上記吸収保水体の中央部に略楕円形状のスリット部を形成して構成される。該スリット部は、上記吸収保水体の上側の層を分割し、その略中央部にて上記浸透布に吸収保水体の下側の層を縫着して形成される。
上記尿失禁用パットは、着用者の股座の前後方向にスリット部が位置し、失禁尿は、スリット部の凹部内を前後方向に拡がり、該スリット部から、吸収保水体の分割された上側の層に吸収されると共に下側の層に吸収され、吸収保水体全体にスムーズに拡散される。また、吸収保水体が浸透布の裏側に吊下げた状態に縫着され、吸収保水体に吸収された尿が防水性の脇布及びパット本体布から伝え漏れすることが防止される。
前記尿失禁用パットは、失禁した尿がスリット部から吸収保水体の分割された上側の層及び下側の層に拡散されて吸収保水体の全体にスムーズに吸収され、失禁尿は、周縁部を浸透布に縫着された吸収保水体の全面に拡がる。特に、上層の吸収保水層には、スリット部により分割された凹部から失禁尿が素早く吸水拡散され、例え浸透布を介在しているとしても、失禁尿が拡がった吸収保水体、特に上層の吸収保水体に身体の一部が触れ続けると、着用者は不快感を覚える。例えば、吸水保水体の尻方向に広がった失禁尿は、着用者が座る等により吸収保水体と臀部との間に圧力が作用すると、着用者は、臀部に失禁尿を感じ不快感を覚える。
そこで、本発明は、失禁尿を吸収保水体の一部になるべく多く保持して、もって上述した課題を解決した尿失禁用パット及びこれを用いたショーツを提供することを目的とする。
本発明は、防水性を有する防水シート(9)と、
表側から裏側への水分の浸透を許容し、裏側から表側への水分の浸出を抑制する浸透シート(10)と、
上下に複数層重ねられ、尿を吸収して保水する吸収保水シート(11)と、を備え、
前記浸透シート(10)に、前記複数層の吸収保水シート(11)を所定形状(S)を囲むようにして縫着(21)し、該吸収保水シート(11)を前記防水シート(9)の周縁部(9a)を折込んだ袋状の内部(P)に収納して、前記吸収保水シート(11)を縫着した前記浸透シート(10)の周縁部を前記防水シート(9)の折込まれた周縁部(9d)に縫着してなり、
着用者の失禁尿は、前記浸透シート(10)を介して前記所定形状の内部(S)の前記吸収保水シート(11)に集中して吸収、保水され、時間と共に前記所定形状を囲む縫着部(21)を介して該所定形状の外部(T)の前記吸収保水シート(11)に徐々に浸出することを特徴とする尿失禁用パット(3)にある。
表側から裏側への水分の浸透を許容し、裏側から表側への水分の浸出を抑制する浸透シート(10)と、
上下に複数層重ねられ、尿を吸収して保水する吸収保水シート(11)と、を備え、
前記浸透シート(10)に、前記複数層の吸収保水シート(11)を所定形状(S)を囲むようにして縫着(21)し、該吸収保水シート(11)を前記防水シート(9)の周縁部(9a)を折込んだ袋状の内部(P)に収納して、前記吸収保水シート(11)を縫着した前記浸透シート(10)の周縁部を前記防水シート(9)の折込まれた周縁部(9d)に縫着してなり、
着用者の失禁尿は、前記浸透シート(10)を介して前記所定形状の内部(S)の前記吸収保水シート(11)に集中して吸収、保水され、時間と共に前記所定形状を囲む縫着部(21)を介して該所定形状の外部(T)の前記吸収保水シート(11)に徐々に浸出することを特徴とする尿失禁用パット(3)にある。
望ましくは、前記所定形状(S)は、着用者の女性器に対応してなる、
前記吸収保水シート(11)は、上層保水シート(17)と下層保水シート(19)とからなり、
前記上層保水シート(17)は、前記下層保水シート(19)に対して所定量小さく、かつ前記上層保水シート(17)及び前記下層保水シート(19)は、略相似形からなる。
前記吸収保水シート(11)は、上層保水シート(17)と下層保水シート(19)とからなり、
前記上層保水シート(17)は、前記下層保水シート(19)に対して所定量小さく、かつ前記上層保水シート(17)及び前記下層保水シート(19)は、略相似形からなる。
本発明は、前記尿失禁用パット(3)と、ショーツ本体(2)と、を有し、
前記ショーツ本体(2)の股部(2b)に前記尿失禁用パット(3)を縫着してなる、尿失禁用ショーツ(1)にある。
前記ショーツ本体(2)の股部(2b)に前記尿失禁用パット(3)を縫着してなる、尿失禁用ショーツ(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1又は4に係る本発明によると、失禁尿、特によくある25cc程度の軽失禁尿は、浸透シートを通して所定形状内部の吸収保水シートに集中して保持され、失禁尿は、尿排出部分の所定形状内部に集中し、着用者に違和感を感じさせることは少ない。また、時間経過と共に、所定形状内の吸収保水シートに保持された尿は、縫着部を通って徐々に外部の吸収保水シートに浸出して、再度の尿失禁に備えて内部の吸収保水シートの水分量を減少する。これにより、着用者は、尿失禁を気にすることなく、長期に亘って快適に過すことができる。また、吸収保水シートは、折込まれた防水シートの袋状の内部に収納され、かつ浸透シートに吊下げられるように保持されるので、失禁尿が外部に漏れることは少なく、かつ臭気の漏れも抑えて、安心して過すことができる。
請求項2に係る本発明によると、縫着された前記所定形状は、着用者の女性器に対応しているので、一般に女性器は、水分に対する官能感受性が低く、失禁尿が前記所定形状の内部の吸収保水シートに集中して拡がっても、違和感を覚えることは少なく、時間と共に縫着部から外部の吸収保水シートに浸出しても、その量は徐々にであって、かつ吸収保水シート全体に拡散されて僅かであり、違和感を覚えることは少ない。
請求項3に係る本発明によると、吸収保水シートは、下層保水シートと、該下層保水シートより一回り小さい相似形からなる上層保水シートとからなるので、浸透シートを介して吸収保水シートの肌への密着性は高く、スポーツ等の動きがあっても、特に所定形状内部分は、正確に肌に密着して、失禁尿を確実に吸収することができる。
以下、図面に沿って本発明の実施の形態を説明する。尿失禁用ショーツ1は、図1に示すように、ショーツ本体2と尿失禁用パット3とからなる。ショーツ本体2は、ナイロン等の布地を適宜裁断して所定形状に形成し、それらを縫い合せて形成されており、伸び縮みすると共に、ウエスト部分2a等適宜ゴムテープが張設されて弾性が付与され、着用時にフィット感が得られると共に、尿失禁用パット3に尿を吸水した状態でもショーツを正常な着用状態に維持し得る。また、適宜レース4で飾付けられ、意匠性を高めている。左右の足ぐり部5,5にはテープ状の布6が環状に縫着され、その端部分が交差するようにかつ先端が縫い付けられて重ねられ、足の動きを自由にする遊び部7が形成されている。
上記ショーツ本体2の股部2bの裏側には、図1(c)に示すように、尿失禁用パット3が設けられている。該尿失禁用パット3は、図2に示すように、防水性を有する防水シート9,浸透シート10及び吸収保水シート11を有する。防水シート9は、ポリエステルの布地からなり、上面にポリウレタンフィルム等の防水フィルムがラミネートされて、防水性を有すると共に通気性が確保され、着用時のムレ防止が図られている。該防水シート9は、周縁部9aが内側に折込まれ、袋状になっており、前側の縁部9bが凸状の湾曲からなり、臀部側である後側の縁部9cが上記前側縁部9bより大きな凸状の略湾曲からなり、左右側面が前側から後側に向けて幅方向に拡がる斜めの直線9f,9fからなる。
防水シートは、上記防水シート9の外に、ショーツ本体2に縫着された下敷防水シート13があり、該下敷防水シート13は、上記防水シート9と同様な材料からなり、ショーツ本体2の股部2bの裏面に全周面が縫着されて一体に取付けられている。従って、該下敷防水シート13は、その左右側面が足ぐり部5に合せて凹状の曲面13d,13dになっているが、上下縁部13b,13cは、上記防水シート9の上下縁部9b,9cと幅広ではあるが略同形状になっている。上記防水シート9は、その上下縁部9b,9cが上記下敷防水シート13の上面に重ねられ撥水性の糸15で縫着されており(図1(c)参照)、該防水シート9は、上下縁部9b,9cのみがショーツ本体2に一体に連結され、その中間部分はショーツ本体2との間が分離されている。従って、上記防水シート9及び下敷防水シート13は、着用者の股座に対応する長さ寸法及び幅寸法を有し、上下方向長さで略一致しており、左右幅にて下敷防水シート13が防水シート9よりも僅かに広い。
上記浸透シート10は、ポリエステルを主体として、抗菌性及び防水性を有する繊維を混織ったメッシュ状の布地により形成され、上記防水シートの内側に折られた縁部と縫代分大きな略同形状からなり、失禁時の尿を表側から裏側に一方向に浸透させ、裏側から表側への水分の浸出は抑制される。
吸収保水シート11は、上層保水シート17及び下層保水シート19の2層からなり、共に同じ吸水アクリルを主体とする水分を吸水して保水する能力の高いシートからなる。上層保水シート17は、図2(a)に交差ハッチングで示され、前縁部17aが凸状の湾曲面からなり、後縁部17bが上記前縁部17aより大きな凸状の湾曲面からなり、左右側部17c,17cが凹状の湾曲面からなる。下層保水シート19は、斜線ハッチングで示され、上記上層保水シート17と同じ厚さからなり、かつ一回り大きな略相似形状からなる。該下層保水シート19の前縁部19aは、上層前縁部17aより大きな凸状の湾曲面からなり、後縁部19bは、上層後縁部17bより大きな凸状の湾曲面からなり、左右側部19c,19cは、上層側部17c,17cより大きな凹状の湾曲面からなる。
吸収保水シート11は、下層保水シート19上に上層保水シート17を重ねられ、重ね位置は、幅方向中心を一致して、上層保水シート17を下層保水シート19の若干前側に位置する。その結果、下層保水シート19の上層保水シート17が重なっていない露出部分は、前側に比し後側が多くなる。そして、このように重ねられた上層保水シート17及び下層保水シート19からなる吸収保水シート11に、上記浸透シート10が更に所定位置に重ねられ、該重ねられた浸透シート10,上層保水シート17及び下層保水シート19は、所定形状Sを囲むように糸21で縫着される。上記所定形状Sは、2個の大きな円弧(例えば半径15cm)の一部が両端で重なるような、中間部で所定幅があり両端が突尖する、いわば紡錘形形状からなる。上層保水シート17及び下層保水シート19は、上記糸による縫着部21によりその内部Sと外部Tが区画され、縫着部21の内部Sは、所定体積があり、所定量の失禁尿を集中して保持し得(スポット吸収)、時間と共に縫着部21から外部Tの吸収保水シート11に徐々に浸出して拡散される。上記縫着部21の糸は、撥水性の糸を用いると、縫着部を通っての尿の浸出は少なく、内部Sの尿の保持時間は長くなり、吸水性の糸を用いると、糸を通して尿の浸出があり、内部Sの尿の保持時間は短く、拡散性が速くなる。
上記吸収保水シート(上層保水シート17,下層保水シート19)11を縫着した浸透シート10の外周縁の縫代部分が、上記防水シート9の折り込まれた外周縁部9aが更に内側に折り込まれて、該折り込み部9dに撥水性の糸23により縫着される。これにより、吸収保水シート11は、防水シート9の袋状の内部Pに収納され、更に浸透シート10の中央部分に前記所定形状(紡錘形形状)の縫着部21で吊下げられ、吸収保水シート11に吸収された失禁尿が外部に漏れ出すことは抑制され、かつ臭気が放出されることも抑制される。
以上説明した尿失禁用ショーツ1を着用すると、該ショーツ1の股部2bに配置された尿失禁用パット3が着用者の鼠径部に位置し、更に該パット3の糸21で縫着された所定形状(紡錘形形状)の内部Sが着用者の女性器に対応する。上記パット3の吸収保水シート11は、上下2層からなり、上層保水シート17が下層保水シート19より小さく、かつ両保水シート17,19は、浸透シート10に上記所定形状Sの縫着部21により一体になっているので、着用者がスポーツ等により動きがあっても、所定形状内部Sが着用者の女性器へ密着することが常に維持される。また、浸透シートが着用者の肌に接し、かつ上層保水シート17が下層保水シート19より一回り小さいので、ショーツ1に遊び部7があることが相俟って、着用者が動き回ったり、また長時間使用してもずれ等の違和感を感じることは少ない。
着用者が咳やくしゃみ等により25cc程度の軽失禁をした際、尿の出口部分は、縫着部21で囲まれた所定形状の内部Sにあり、浸透シート10を介して内部Sの吸収保水シート11に吸収されて保水される。尿は、内部Sの吸収保水シート11に拡散するが、縫着部21により外部に直ちに浸出することはなく、内部Sの吸収保水シート11に保持される。従って、比較的狭い所定形状の内部Sの吸収保水シート11に失禁尿は集中して保持され(スポット吸収)、これにより着用者の尿失禁による違和感は少ない。特に、女性器は、水分に接することによる官能感受性が低く、女性器に対応する形状からなる所定形状の内部Sが上記軽失禁により漏れても、着用者は、それによる違和感を覚えることは少ない。
上記所定形状内部Sの吸収保水シート11に保持される失禁尿は、時間の経過に伴って縫着部21のステッチの間から徐々に外部に浸出する。外部に浸出した吸収保水シート11の濡れは、徐々に浸出し、かつ吸収保水シート11の全体に広く拡散するため、僅かであり、特に重力により下層保水シート19に浸出する水分が上層保水シート17より多いことも関連して、浸透シートを介して女性器以外の肌に接しても、着用者は、それによる違和感を覚えることは少ない。
所定形状の内部Sにおける吸収保水シート11の失禁尿は、上述したように徐々に外部Tに排出され、内部Sに保持される量は少なくなり、衛生上の問題も少ない。また、着用者が再度軽失禁しても、上述と同様に、所定形状の内部Sの吸収保水シート11にスポット吸収されて、着用者は、違和感を覚えることは少ない。
吸収保水シート11は、防水シート9の袋状内部Pに納められ、尿が外部に漏れてショーツ等を汚すことは少なく、また吸収保水シートは、アンモニア等の臭いも吸収して外部に漏れることを防ぎ、上述したように軽尿失禁による違和感を感じることは少なく、これにより、本尿失禁用ショーツを着用することにより、尿失禁を気にすることなく長時間快適に過ごすことができる。
本尿失禁用ショーツは、パット3の防水シート9の下にショーツ股部2bに縫着されて下敷防水シート13があるので、漏れに対する安全性が更に向上している。また、パット3は、前縁部9bと後縁部9cでショーツに連結されているだけで、中間部はショーツの間が分離しているので、該分離している間部分に、市販の羽根付きの尿失禁用パットの羽根を挟み込んで用い、もっと量の多い尿失禁に備えてもよい。また、パット3が、ショーツ本体2と分離しているので、洗濯による乾きも速くなる。
ついで、一部変更した実施の形態からなる尿失禁用ショーツ12について、図3及び図4に沿って説明する。尿失禁用ショーツ12は、ショーツ本体22と尿失禁用パット3とからなる。なお、尿失禁用パット3は、前述したパットと略々同一なので、相違部分のみ説明して、同一部分は、同一符号を付して説明を省略する。
上記ショーツ本体22は、図3に示すように、ナイロン等の布地を適宜裁断して縫合して形成され、ウエスト部分2a等適宜ゴムテープが張設され、着用時にフィット感が得られると共に、尿失禁用パット3に尿を吸水して保持した状態でも正常な着用状態が維持される。左右の足ぐり部5,5にはレース30で縁取られており、かつレース30の先端部分は、交差するように重ねられて、先端が縫い付けられ、足の動きを自由にする遊び部7が形成されている。
尿失禁用パット3は、その防水シート9がショーツ本体2の股部2bの裏面にその全周縁、即ち前縁部9b,後縁部9c及び左右の側縁部9e,9eで縫着されている。従って、前述した下敷防水シート13は存在せず、ショーツ本体の股部2bの生地に一体にパット3が取付けられている。このため、防水シートの左右の側縁部9e,9eは、ショーツ本体2の足ぐり部5,5に合せて湾曲面からなる。
本尿失禁用パット3も同様に、防水性を有する防水シート9と、表側から裏側への水分の浸透を許容し、裏側から表側への水分の浸出を抑制する浸透シート10と、上下に複数層重ねられ、尿を吸収して保水する吸収保水シート11と、を備える。前記浸透シート10には、前記上層保水シート17及び下層保水シート19からなる吸収保水シート11が所定形状Sを囲むようにして縫着21され、該吸収保水シート11は前記防水シート9の周縁部を折込んだ袋状の内部に収納される。前記吸収保水シート11を縫着した前記浸透シート10の周縁部は、前記防水シート9の折込まれた周縁部に縫着される。
着用者の失禁尿は、前記浸透シート10を介して前記所定形状の内部Sの前記吸収保水シート11に集中して吸収、保水され、時間と共に前記所定形状を囲む縫着部21を介して該所定形状の外部Tの前記吸収保水シート11に徐々に浸出する。
本失禁用ショーツ11を着用することにより、前述と同様に、尿失禁、特に軽尿失禁は、違和感を覚えることが少なく、かつ尿漏れ及び臭い漏れも抑えられ、長期に亘って快適にかつ安全に過すことができる。
なお、吸収保水シート11は、上層保水シート17と下層保水シート19の2層で説明したが、これに限らず、3層等の複数層でもよい。また、3層以上の吸収保水シートでも、上層と下層で大きさを変えることは好ましいが、同一形状でもよい。
1,12 尿失禁用ショーツ
2,22 ショーツ本体
3,32 尿失禁用パット
9 防水シート
10 浸透シート
11 吸収保水シート
17 上層保水シート
19 下層保水シート
21 縫着部(糸)
S 所定形状内部
T 外部
2,22 ショーツ本体
3,32 尿失禁用パット
9 防水シート
10 浸透シート
11 吸収保水シート
17 上層保水シート
19 下層保水シート
21 縫着部(糸)
S 所定形状内部
T 外部
Claims (4)
- 防水性を有する防水シートと、表側から裏側への水分の浸透を許容し、裏側から表側への水分の浸出を抑制する浸透シートと、上下に複数層重ねられ、尿を吸収して保水する吸収保水シートと、を備え、
前記浸透シートに、前記複数層の吸収保水シートを所定形状を囲むようにして縫着し、該吸収保水シートを前記防水シートの周縁部を折込んだ袋状の内部に収納して、前記吸収保水シートを縫着した前記浸透シートの周縁部を前記防水シートの折込まれた周縁部に縫着してなり、
着用者の失禁尿は、前記浸透シートを介して前記所定形状の内部の前記吸収保水シートに集中して吸収、保水され、時間と共に前記所定形状を囲む縫着部を介して該所定形状の外部の前記吸収保水シートに徐々に浸出することを特徴とする尿失禁用パット。 - 前記所定形状は、着用者の女性器に対応してなる、
請求項1記載の尿失禁用パット。 - 前記吸収保水シートは、上層保水シートと下層保水シートとからなり、
前記上層保水シートは、前記下層保水シートに対して所定量小さく、かつ前記上層保水シート及び前記下層保水シートは、略相似形からなる、
請求項1又は2記載の尿失禁用パット。 - 請求項1ないし3のいずれか1項記載の尿失禁用パットと、ショーツ本体と、を有し、
前記ショーツ本体の股部に前記尿失禁用パットを縫着してなる、
尿失禁用ショーツ。
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---|---|---|---|
JP2018176602A JP2020044206A (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | 尿失禁用パット及びこれを用いたショーツ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102683382B1 (ko) * | 2021-12-31 | 2024-07-09 | 조영은 | 여성용 위생 팬티 |
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2018
- 2018-09-20 JP JP2018176602A patent/JP2020044206A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102683382B1 (ko) * | 2021-12-31 | 2024-07-09 | 조영은 | 여성용 위생 팬티 |
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