JP2935135B2 - 使い捨ておむつの製造法 - Google Patents

使い捨ておむつの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は使い捨ておむつの製造方法に関するもので、
特に簡易な処理によって使い捨ておむつを経済的にかつ
適切に製造する方法に関する。さらに詳しく述べると、
吸収性コアからの尿の逆戻り(ウエットバック)を防止
し、おむつと接触する肌のしめり感、不快感を減少させ
る共にヒトより排泄された便を覆い隠すことができるポ
ケット構造を有する使い捨ておむつを、簡便な方法で効
率よく製造する方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 近年、使い捨ての紙おむつが布おむつに代わり急速に
普及するに至っている。その理由の一つは、吸収性コア
の排泄物の収容能力が大幅に改良され、その便利性が知
れ渡ったことにある。しかし従来の製品は、排泄物の漏
れを防止する点並びにおむつに接触する肌のしめり感、
不快感を無くすという点では、いまだに不十分なもので
あった。
ところで使い捨ておむつの漏れ防止については、これ
までも多くの提案がなされており、その一例が特開昭62
−250201号公報等に開示されている。上記の使い捨てお
むつは、液体透過性のトップシートと液体不透過性のバ
ックシートとの間に吸収性コアが配置され、トップシー
トの側縁に弾性収縮性のガスケットカフスとバリヤカフ
スと称する部材を有した使い捨ておむつである。このお
むつでは、ギャザ押せされた左右の弾性収縮性ガスケッ
トカフスの内側に、別体のもう一組の弾性収縮性のバリ
ヤカフスを貼り付けることにより2重の立体ギャザ(障
壁)を形成させたものであって、ヒトの排泄物は前記内
側に立ち上げたバリアカフスにより拘束保持しその外側
には越えないように工夫したものであり、前記の2重の
立体ギャザにより排泄物のおむつからの漏出を減少また
は遅らせることを意図したものであった。
しかしながら上記のおむつは、吸収性コアに吸収され
た尿がトップシートに逆戻りしてトップシートの端から
腹または背中側に滲み漏れ出るという欠点があり、その
上、排尿後、親水性のトップシートが肌にベッタリと広
く接触するために、着用者にしめり感、不快感を感ずる
という不具合を免れなかった。
また上記のおむつは、製造加工の際に、ガスケットカ
フスとバリアカフスをその各端縁部に取り付けた弾性エ
ラスチック部材により立ち上げて二重の立体ギャザを形
成するものである。したがって、上記のカフス内に弾性
エラスチック部材を取り付けるために、各カフス端縁を
折り返してトンネル状になし、そのトンネル内部に前記
の弾性エラスチック部材を伸長状態に封じ込んで接着固
定する必要があった。このカフス端縁の折り返し操作と
前記端縁に弾性エラスチック部材を伸長状態に封じ込ん
で接着固定する操作は、手間が掛かり機械的に複雑な操
作であるため、加工処理上の大きな障害となり円滑な操
業が成し得ない。そればかりか、上記一対のガスケット
カフスの内側に、もう一対のバリヤカフスを貼り付ける
手間がかかるので、この点でも製造効率が悪いという欠
点がある。
[発明の目的] ここに於いて本発明は、簡易な処理によって排尿後の
尿の逆戻り(ウエットバック)を防止し、おむつに接触
する表面シートの端から腹または背中側に尿が滲み漏れ
出ることを無くし、肌のしめり感、不快感を減少させる
と共に、ヒトより排泄された便を覆い隠すことができる
ポケット構造を有する使い捨ておむつを、経済液にかつ
適切に製造できる方法を確立しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、以下のようなお
むつの製造法を提案するものである。すなわち本発明
は、連続して供給されてくる液不透過性裏面シート
(2)の上に、吸収性コア(3)をシート長手方向に定
間隔に配置すると共に、該コアとほぼ同じ幅、同じ長さ
に形成した親水性の第1の表面シート(1A)の前後端部
を、予め該コアの前後端部と一致するようにその吸収性
コア(3)の上に取り付ける一方、 上下に重ね合わせて連続して供給されてくる第2の表
面シート(1B)と第3の表面シート(1C)の少なくとも
一方を疎水性シート材料で形成し、また前記第2の表面
シートと第3の表面シートの少なくとも一方を前記裏面
シートと同幅に形成すると共に、前記両表面シートの中
央部に、前記吸収性コアに対応させてシート長手方向に
定間隔にスリット又は長孔(4)を穿設し、かつそのス
リット又は長孔の両側のシート長手方向に沿って、前記
第2と第3の両表面シートの間に伸縮弾性体(5)を伸
張状態に配置して接着一体化した後、 前記第2の表面シートと第3の表面シートとを、前記
裏面シート上の第1の表面シートの上に重ね合わせるよ
うに供給し、次に 前記第2の表面シートまたは第3の表面シートの両側
縁部と、前記裏面シートの両側縁部とを接着した後、該
表面シートを裏面シートとを前後の吸収コアの間で切断
して個々の製品に得ることを特徴とする使い捨ておむつ
の製造方法である。
[発明の具体的説明] 第1図は本発明たる製造法の概要を示すフロー、第2
図は本発明方法による実施品の一例を示す平面図、第3
図はその実施品の断面図である。以下図面を参照して本
発明方法を具体的に説明する。
図面において符号1は表面シート、2は裏面シート、
3は表面シートと裏面シートの間に介置した吸収性コア
を示す。上記表面シート1は後記の通り、吸収性コア3
を覆うことができる部分的に3層に重ね合わせた3枚の
シートで形成する。この3枚のシートのうち最下層、す
なわち第1層表面シート1Aは吸収性コア3とほぼ同じ長
さ寸法に形成した親水性材料で作り、これで吸収性コア
3の上面を覆うように配設する。
上記第1層表面シート1Aで覆われた吸収性コア3は、
これを液体不透過性の長尺材料から形成する裏面シート
2の上にその長手方向に沿って定間隔に配設していく。
そして長尺な帯状シートからなる裏面シート2はその巻
取(図略)から引き出して、上記第1層表面シート1Aで
覆われた吸収体3の分配供給工程(図略)を経由しかつ
適宜な搬送装置(図略)を介して、後述する第2層(中
層)表面シート1Bおよび第3層(上層)1Cの接着工程に
移送する。
第2層表面シート1Bおよび第3層の表面シート1Cは、
上記裏面シート2と同様に長尺な帯状シートを用いて形
成する。この第2層または第3層表面シートの少なくと
も一方は疎水性材料を用いて作成する。また前記第2層
と第3層の表面シートの少なくとも一方は、製品たるお
むつと同等の巾をもつ帯状シートで形成し、他方はそれ
以下の巾のもので良い。そして前記両シートはこれらを
その巻取(図略)から引き出して、次段の孔開け工程に
供給し、ダイカッター、レーザー、超音波等の手段を用
いて、これら両シート1B、1Cの中央領域に所定形状のス
リットまた孔4を形成する。上記の孔を開ける場合、そ
の前工程または後の工程で、第2層表面シートと第3層
表面シートとの間に複数本の伸縮弾性体5を該シートの
長手方向に沿って伸長状態に配置した上で、これをそれ
ぞれ第2層と第3層の表面シートに対してホットメルト
接着剤を用いたり、またはヒートシール、超音波シール
等の手段で部分的に接着する。そして前記伸縮弾性体の
間または前記伸縮弾性体を避けたその側方位置を所定の
長さ、巾をもつ適宜形状に切り抜いてスリットまたは長
孔状の孔4を開けるのである。
この様に構成された第2層(中層)の表面シート1Bお
よび第3層(上層)の表面シート1Cは、適宜な搬送装置
(図略)を介して裏面シート2上の第1層表面シート1A
で覆われた吸収性コア3の上に重ね合わせた後、裏面シ
ートとの接着工程に供給される。すなわち、上記第2層
および第3層の表面シートを第1層表面シートの上に重
ね合わせてから、上記第2層または第3層表面シートの
何れか一方の両側縁部を、裏面シートの両側縁部に接着
固定する。その際、上記裏面シートと上記第2層または
第3層表面シートの両側縁部間に、必要に応じ伸縮弾性
体6を伸長状態に配置して固定する。固定後、上記の表
面シートと裏面シートを製品出来上り寸法に対応させて
長手方向の所定間隔ごとにカットして完成品を得る。前
述の通り各シートの巻取、吸収性コアの分配供給装置、
シート搬送ライン並びにシートの孔開け装置、接着装置
等は図示を省略した。なおこうしてカットされた製品
は、上記伸縮弾性体5および6が収縮して第4図に示す
状態となる。以下、第2図〜第4図に示したおむつの詳
細を説明すれば次の通りである。
液透過性の第1層表面シート1Aと液不透過性の裏面シ
ート2との間の中央領域に吸収性コア3が介置されてい
る。吸収性コアの形状は平面形状が全体としてほぼI字
型、すなわち砂時計状をしているが、中央が括れていな
い長方形状の吸収性コアを用いても良い。そしてこの吸
収性コアの巾方向両側縁より側方に突出するごとく、表
面シート1または裏面シート2の少なくとも一方を延長
して両側のサイドフラップ7を形成する。そしてこのサ
イドフラップ上に吸収性コアの長手方向に沿って伸長状
態に複数本の伸縮弾性体6が平行に配設され、前記表面
シート1と裏面シート2とに部分的に一体に接着するこ
とにより、このサイドフラップと伸縮弾性体によりギャ
ザ8を形成する。その際、前記サイドフラップはその中
央部を内側に向かって切り落とし、中央領域に吸収性コ
ア3とその表裏を被覆するシート1、2を含んだ股間部
9を形成する。そして前記表裏のシートの長手方向両端
部の巾員を前記股間部の巾員よりも広く形成して、着用
者の腹部および背中を包囲できる前後ウエスト部10と11
を構成する。股間部の巾方向対向側縁を形成する内側に
括れた部分には、レッグホール用の一対の凹欠部12を形
成し、その凹欠部の内側縁に沿って、サイドフラップと
伸縮弾性体とによりレッグギャザ8を形成している。さ
らに後部ウエストの両端縁には止着テープ13が、また前
部ウエストにはフロント補強テープ14が取付られてい
る。符号15で示すものはウエストギャザである。ところ
で本方法によって製造するおむつは、前述の通り表面シ
ート1を3層のシートで形成している。この3層のシー
トのうち、第2層と第3層のシートの中央領域に透水の
ためのスリットまたは孔4が形成され、このスリットま
たは孔が伸縮弾性体5の収縮によりヒトより排泄された
便を収納しかつ覆い隠すことができるポケットとして機
能する。すなわちスリットまたは孔の四方または少なく
とも側方位置には、ポケットの口を開孔させる方向に収
縮力を附与する伸縮弾性体5が伸長状態で第2層と第3
層のシートに接着一体化されているから、この伸縮弾性
体が収縮されると第4図に示すように、第1層の表面シ
ートから第2層と第3層の表面シートが浮き上がった状
態となり、前記第1層の表面シートと第2層の表面シー
トの間にポケット空間が形成されて、前記便を収納しか
つ覆い隠すことができる。
したがって、このおむつを装着したとき、排尿後の肌
に接し不快感を与える親水性の部分は前記ポケット口か
ら露出する限られた面積に止めることができ、それ以外
のポケットの四周外方は第2層または第3層の疎水性材
料によって肌から排泄物を離すことができるから、吸収
性コアからの尿の逆戻り(ウエットバック)を防ぐこと
ができる。しかも親水性の第1層表面シートの端から腹
または背中側に滲み漏れ出る虞れも防止することができ
るので、おむつに接触する肌のしめり感、不快感を減少
させることができるのである。
次に本発明の方法によって製造される使い捨ておむつ
の幾つかの例を示す。第5図および第6図は、レッグホ
ールの周りにはギャザを設けず、吸収性コアの巾方向両
側部より上方に突出するごとく、第2層と第3層の表面
シート1B、1Cの間に取り付けた伸縮弾性体5によりポケ
ットを形成させたおむつを示した事例である。それ以外
は前述のおむつと構成は同じであるので同一部材は同一
符号を付けてあらわし、重複した構成説明を省略する。
第7図および第8図は、上記ポケットの両側部の至近位
置において、第2層と第3層の表面シート1B、1Cの間に
補助吸収体16を挟み込むように取り付けた事例を示した
ものである。この事例の補助吸収体は、排泄物が誤って
ポケット開孔外に排泄された場合やポケットから溢れる
虞れのある排泄物を吸収する機能を発揮する。
上記のスリットまたは孔4の位置、形状は上記実施品
に示すものに限定されるものでない。例えば、第9図お
よび第10図に示したように、第2層と第3層の表面シー
ト1B、1Cの間に伸縮弾性体6を配設したうえで、前記伸
縮弾性体を避けた中央領域に複数列の切抜き孔4を開け
ることができ、切抜き孔間の第1層表面シートと第2層
表面シートを部分的に接着することもできる。またスリ
ットまたは孔の形状は、単なる長孔に限らずT型、Y
型、十字型でも良い。
乳幼児用のおむつの場合、一般に、製品の長さは470
〜490mmに形成され、吸収性コア3の巾は80〜180mmに形
成されることが多い。そして上記スリットまたは孔の開
口巾は、吸収性コア3の巾の1/6〜1/3範囲に形成され、
スリットの長さは製品長さの1/3〜2/3が適当である。具
体的には巾150mm、長さ430mmの吸収性コアを使用する場
合、上記孔の開口巾は25〜50mm、長さ200〜350mmとす
る。
その他本発明の趣旨を損なわない範囲で種々の設計変
更が可能である。
以上が本発明の方法が適用されるおむつの基本的構成
であるが、以下におむつを構成する各部品の材質を簡単
に説明しておく。
まず表裏両面シート1、2の間に配置する吸収性コア
3は、上下面にテイッシュペーパー、乾式パルプ不織布
等の吸収性シートの積層体が用いられるのが普通であ
り、上下の吸収性シートの間はフラップパルプ、レーヨ
ン等の吸収性繊維層の2層或いはそれ以上の多層からな
っている。また吸収性コアの各層間には高吸水性粒状物
を配設することもできる。ここでいう高吸収性粒状物
は、通常知られる高吸収性ポリマー粒子単独或いはこれ
に活性炭、カルボキシメチルセルロース、ゼオライト等
を混合した粒状物をいう。
本発明に用いる疎水性材料としては、ポリプロピレン
繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレンポリエチレン
複合繊維、ポリエステルポリエチレン複合繊維等を用い
た疎水性不織布が多用される。着用者の股間排尿位置に
接る部分に透水性を与えるため親水化処理が施されてい
る。なおこの疎水性不織布に代え、排尿位置に小孔を開
けた孔あきプラスチックシートを用いたり、親水性の乾
式不織布置を用いて着用者の排尿位置に接する部分以外
の区域に撥水処理を施したものを使用することができ
る。
液不透過性の裏面シートとしては、ポリエチレンフィ
ルム、疎水性不織布などが使用できる。
また、前記第2層と第3層の表面シートとの間および
表裏のシート間に配設される伸縮弾性体5または6は、
天然または合成のゴム、ウレタン等の糸、ひも、バンド
状のものが用いられ、これを前記表裏両シートの間に接
着剤、ヒートシール、超音波シール法等の手段で固着さ
れる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の方法によって製造され
る使い捨ておむつは、前記表面シートを前記吸収性コア
を覆うことができる部分的に3層のシートで形成させる
と共に、前記3層のシートのうち、第1層(下層)の表
面シートは吸収性コアとほぼ同じ長さの親水性材料で作
って吸収性コアの上面を覆うべく取り付け、第2層(中
層)および第3層(上層)の表面シートは少なくとも一
方を疎水性材料で作り、かつ前記第2層表面シートと第
3層表面シートとの間に複数本の伸縮弾性体を該表面シ
ートの長手方向に沿って伸長状態に配置してこれを第2
層と第3層の表面シートにそれぞれ接着一体化した後、
前記伸縮弾性体を避けたその側方位置で、かつ前記第2
層および第3層またはその何れか一方の表面シートの中
央領域に、所定形状のスリットまたは孔を設けるか、あ
るいはスリット又は長孔を穿設して、そのスリット又は
長孔の両側のシート長手方向に沿って、前記第2と第3
の両表面シートの間に伸縮弾性体を伸長状態に配置して
接着一体化した後、前記第2層および第3層の表面シー
ト1を第1層表面シートの上に重ね合わせて、前記第2
層または第3層の表面シートの何れか一方の両側縁部を
裏面シートの両側縁部上に接着してなるものであるか
ら、第2層と第3層のシートの中央領域に設けた透水の
ためのスリットまたは孔が伸縮弾性体の収縮によりヒト
より排泄された便を収納しかつ覆い隠すことができるポ
ケットとして機能する。排尿後の肌に接する部分は前記
ポケットとして開孔する限られた面積に止めることがで
き、それ以外のポケットの四周外方は第2層または第3
層の疎水性材料によって肌から排泄物を離すことができ
るから、吸収性コアからの尿の逆戻り(ウエットバッ
ク)を防ぐことができる。しかも親水性の第1層表面シ
ートの端から腹または背中側に滲み漏れ出る虞れも防止
することができるので、おむつに接触する肌のしめり
感、不快感を減少させることができるのである。
しかも本発明は、従来のガスケットカフスとバリヤカ
フスをその各端縁部に取り付けた弾性エラスチック部材
により立ち上げて二重の立体ギャザを形成するおむつの
ように、カフス端縁を折り返してトンネル状になし、そ
のトンネル内部に前記の弾性エラスチック部材を伸長状
態に封じ込んで接着固定したり、ギャザ寄せされた左右
の弾性収縮性ガスケットカフスの内側に、別体のもう一
組の弾性伸縮性のバリヤカフスを貼り付ける必要性が無
い。本発明の方法は吸収性コアの上面を覆うことができ
る部分的に3層に重ね合わせた3枚の表面シートを用
い、その第2層と第3層の表面シートの中央領域にスリ
ットまたは孔を開けたうえで該第2層と第3層の表面シ
ートの間に伸縮弾性体を配設しこれらを貼りあわせるの
みで、おむつ中央領域にポケット構造を有する使い捨て
おむつを製造することができる。したがって、従来法よ
り簡便な処理で経済的かつ効率よくおむつを製造するこ
とができるという工業的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明たる製造法の概要を示すフロー、第2図
は本発明方法による実施品の一例を示す平面図、第3図
はその実施品の断面図、第4図は第2図に示した実施品
の着用前の弾性的に収縮された状態を示した斜視図、第
5図から第10図は本発明の方法によって製造される使い
捨ておむつの他の例を示す平面図および断面図である。 1:表面シート、1A:第1層表面シート、1B:第2層表面シ
ート、1c:第3層表面シート、2:裏面シート、3:吸収性
コア、4:スリット(孔)、5、6:伸縮弾性体、7:サイド
フラップ、8:レッグギャザ、9:股間部、10:前部ウエス
ト、11:後部ウエスト、12:レッグホール用凹欠部、13:
止着テープ、14:フロント補強テープ、15:ウエストギャ
ザ、16:補助吸収体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して供給されてくる液不透過性裏面シ
    ート(2)の上に、吸収性コア(3)をシート長手方向
    に定間隔に配置すると共に、該コアとほぼ同じ幅、同じ
    長さに形成した親水性の第1の表面シート(1A)の前後
    端部を、予め該コアの前後端部と一致するようにその吸
    収性コア(3)の上に取り付ける一方、 上下に重ね合わせて連続して供給されてくる第2の表面
    シート(1B)と第3の表面シート(1C)の少なくとも一
    方を疎水性シート材料で形成し、また前記第2の表面シ
    ートと第3の表面シートの少なくとも一方を前記裏面シ
    ートと同幅に形成すると共に、前記両表面シートの中央
    部に、前記吸収性コアに対応させてシート長手方向に定
    間隔にスリット又は長孔(4)を穿設し、かつそのスリ
    ット又は長孔の両側のシート長手方向に沿って、前記第
    2と第3の両表面シートの間に伸縮弾性体(5)を伸張
    状態に配置して接着一体化した後、 前記第2の表面シートと第3の表面シートとを、前記裏
    面シート上の第1の表面シートの上に重ね合わせるよう
    に供給し、次に 前記第2の表面シートまたは第3の表面シートの両側縁
    部と、前記裏面シートの両側縁部とを接着した後、該表
    面シートと裏面シートとを前後の吸収コアの間で切断し
    て個々の製品に得ることを特徴とする使い捨ておむつの
    製造法。
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