JPH09507410A - 弾性的な使い捨て吸収材製品及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 着用者の下胴の周りに側方を向いて収縮力を提供する弾性シャシを有する幼児の下着、子供の訓練用パンツ大人用の失禁用下着のような使い捨て吸収材製品が示される。特に好ましい実施例において、吸収材製品は、スカートか、または一対のボクサーパンツに似ている。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性的な使い捨て吸収材製品及びその製造方法 発明の分野 本発明は、子供のおむつ、子供の訓練用パンツ、大人用失禁用下着等のような 使い捨て吸収材製品に関する。特に、本発明は着用者の足を足用開口部に挿入し 着用者の下胴の周りの位置に使い捨て吸収材製品をスライドさせることによって 着用者の所定の位置に配置される使い捨て訓練用パンツに関する。 発明の背景 幼児、子供及び他の失禁する者は、尿や他の身体からの排泄物を受け、それを 収容するように使い捨て吸収材を着用する。吸収材製品は、尿、便または他の身 体の液体が吸収材製品から漏れて着用者の衣服、ベッド、シート等を汚す危険性 を小さくするために吸収材製品が下胴の周りにきちんと適合することが好ましい 。吸収材製品の適合は、製品を弾性的に収縮可能に製造することによって非常に 改良することができる。 従来の訓練用パンツは、ウエストの開口部及び足の開口部の少なくとも一部を 包囲するように訓練用パンツに配置する弾性エレメントを使用して弾性的にされ る。弾性エレメントを使用する方法は、ラフェールに発行された米国特許第４， ６１０，６８０号、ストロベーン等に発行された米国特許第４，６１０，６８１ 号、ヘラン等に発行された米国特許第４，６４１，３８１号、ダグラス等に発行 された米国特許第４，９０９，８０４号及びメイヤ等に発行された米国特許第４ ，９６０，４１４号に示されている。 使い捨て可能なトレーニングパンツを弾性化する他の方法は、米国特許第４， ４９０，４６４号、米国特許第４，６３８，７５３号及び米国特許第 ４，９３８，７５７号に示されており、これらのすべての特許はゴンペル等に付 与されている。これらの特許は、別の伸長可能な部材を下着の主本体の側縁に取 り付けることによって規制されたパンツ状の下着を示している。 使い捨て訓練用パンツを弾性化する他の方法は、１９９３年９月２１日にマー ガレットＨ．ハッセ、ラッセルＰブリッジ及びスチーブンＷ．ミラーに発行され た米国特許第５，２４６，４３３号に示されている。この特許は、ラミネートイ ヤフラップを有する一体の使い捨て吸収材を示しており、この使い捨て吸収材は 、使い捨て可能な吸収材と一体の弾性イヤフラップ部分を形成するために機械的 に伸長される。 しかしながら、完全に弾性化されたシャシを有する訓練用パンツは、着用者の 下胴にさらにきれいに適合し、尿、便または他の身体の液体が下着から漏れる危 険性を防止することが分かっている。従って、本発明の目的はさらに下着のよう な外観を有し、着用者の下胴の周りにきちんと適合する完全に弾性化したシャシ を有する使い捨て訓練用パンツのような使い捨て下着を提供することである。 また本発明は、さらに下着のような外観を有し、着用者の下胴の周りにきちん と適合する完全に弾性化したシャシを有する使い捨て訓練用パンツのような使い 捨て下着を製造する方法を提供することである。 また本発明の目的は、外観が全く下着状であり、トイレの訓練をする子供がお むつと区別し、下着を着用するために容易に調整することができる完全に弾性化 したシャシと固定サイドとを有する吸収材製品を提供することである。 発明の要約 本発明によれば、弾性化した薄層を有する完全に弾性化したシャシを有する訓 練用パンツ、失禁用下着等のような使い捨て下着を製造する方法が提供される。 本方法は、エラストマー圧力感応接着フィルムを側方に伸長させる段階と、ギ ャザーを形成する薄層をフィルムの一方の側に固定する段階と、エラストマー薄 層から足部分の切断部を切断して前方部分を有するシャシ、後方部分及びクロッ チ部分を形成する段階と、クロッチ領域の周りにシャシを折り曲げる段階と、後 方部分の縁部に前方部分の縁部を結合してウエスト開口部と２つの足用開口部を 有する下着を形成する段階と、下着が着用者の下胴の周りに収縮力を有するよう に側方に向くようにシャシを緩める段階とを有する。 本発明の使い捨て下着は多くの形をとることができるが、クロッチ領域に配置 された吸収コアを有することが好ましい。また使い捨て下着は、下着状の外観を 提供するためにシャシに緩く結合される外側のカバーを有する。特に好ましい実 施例において、外側のカバーは外側のカバーがスカート上またはシャツ状の外観 を提供するようにシャシに結合される。 図面の簡単な説明 本明細書は本発明を形成する主題を指摘し特に権利請を請求する請求の範囲で 終結しているが、本発明は、ほぼ同一の部材を指定するために同じ参照符号を使 用する添付図面に関連して行われる次の説明からさらによく理解できる。 第１図は、着用者に使用される通常の使用形状の本発明の使い捨て訓練用パン ツの実施例の斜視図である。 第２図は、下着構造を明らかにするために一部が破断され、見るものから離れ る方に面する使い捨て下着の外面を形成する面を有する本発明のトレーニングパ ンツの実施例の平面図である。 第３図は、第２図の線３−３で切った第２図に示すシャシの断面図である。 第４図は、本発明の他の実施例のシャシの部分断面図である。 第５図及び第５Ａ図は、本発明の他の実施例の斜視図である。 第６図は本発明のエラストマー薄層を製造するために使用する１つの装置の概 略図である。 第７図は、第６図に示す装置の拡張ベルトの平面図である。 第８図は、本発明の使い捨て吸収材を製造するために使用する１つの装置の概 略図である。 第９図は、第８図に示す装置の一部の平面図である。 発明の詳細な説明 図面を参照すると、第１図は使い捨て下着の斜視図である。使い捨て下着は使 用した後に廃棄するようになっている（すなわち、洗濯されたり、復元されるか あるいは再使用されることが意図されない）。使い捨て下着は、身体から排泄さ れた種々の排泄物を吸収し収容するために着用者の身体に非常に接近して配置さ れる吸収材組立体を備えている。本発明の使い捨ておむつの好ましい実施例の使 い捨て訓練用パンツ２０が第１図に示されている。第１図の訓練用パンツ２０は 、エラストマーシャシ１４と、固定サイドシーム１０と、吸収材組立体２２とを 有する。 シャシ１４は、薄層９０から成り、薄層９０は、比較的に非伸長性の外側薄層 ４６，４８と対面する関係で結合されたエラストマー接着層４７を有し、外側薄 層４６，４８は、外側に面し薄層９０の２つの対向面を画定する。外側の薄層４ ６，４８は、エラストマー薄層４７に結合され、エラストマ薄層４７は側方、す なわち、機械横断方向に予備伸長される。特に好ましい実施例において、エラス トマー薄層４７は、圧力感応接着材のフィルムであり、エラストマー薄層４７の 圧力感応接着特性を使用することによって圧力感応接着材の両側にギャザー形成 可能な薄層が接着剤で結合される。ここに使用する用語の「側方」または「横方 向」は、個々の製品の長手方向の中心線１を横断する方向を言う。ここに使用す る用語「長手方向」は、シャシ１４の長手方向の中心線を言う。ここに使用する 用語の「横断機械方向」は、移動ウエブの機械方向を横断する方向を言う。 第２図は、シャシ１４の前方部分５６と後方部分５８が側方のシーム１０で一 緒に結合される前の第１図の使い捨て下着２０の一部を破断した図面である。第 ２図は、広がって収縮していない状態のエラストマーシャシ１４を示す。本発明 のシャシ１４は対称的で変形した砂時計形状である。このシャシ１４は、少なく とも前方部分５６と、後方部分５８と、クロッチ部分５７とを有する。シャシは 、少なくとも２つの薄層と、ギャザーを形成可能な薄層に結合されたエラストマ ー薄層とを有する。好ましくは、第２図に示すように、シャシ１４は外側の薄層 ４８と、内側の薄層４６と、内側及び外側の薄層４６及び４８の間の結合された エラストマー薄層４７とを有する。以下に説明するように、内側及び外側の薄層 ４６，４８は、エラストマー薄層４７に結合されることが好ましく、エラストマ ー薄層４７は、シャシの収縮力が機械横断方向にまたはシャシの長手方向の中心 線１に直角に向くように側方に伸長するように側方に伸長している状態の間にエ ラストマー薄層４７に結合される。このような薄層及びこのような薄層を形成す る方法を以下に説明する。特に好ましい実施例において、シャシ１４は、弾性ウ エストバンド部材７６と、エラストマー薄層４７と内側薄層または外側薄層４8 、好ましくは、外側薄層４８との間に固定された弾性レグバンド部材１０５とを 有する。 エラストマー薄層４７は、少なくとも機械横断方向に弾性を有し、好ましくは 、機械方法及び機械横断方向に弾性を有し、さらに好ましくは、すべての方向に 弾性を有することが好ましい。また弾性薄層４７は柔軟性があり、着用者の皮膚 に刺激がなく、エラストマー薄層４７の少なくとも一方の表面は圧力感応接着材 を有する。弾性薄層４７は、圧力感応エラストマー接着材を有することが好まし い。ここに使用するように、用語の「エラストマー」は、伸長しすなわち細長く なった後に寸法及び形状をほぼ回復することができる材料を言う。ここに使用す るような用語の「接着材」は、他の材料の表面に張り付くかまたは接着すること によって他の材料に結合することができる材料を言う。ここに使用する用語の「 圧力感応接着材」は、圧力に応答する、すなわち、圧力を加えるだけで接着する こと ができる接着材を言う。ここに使用する用語の「弾性的に伸長可能な」は、約１ ５秒間に保持され、少なくとも約５０パーセントの自由長さ、好ましくは約１０ ０パーセント、さらに好ましくは、少なくとも約３５０パーセントにわたって破 れることなく引き伸ばされ、その後５秒間以内にこのような伸長を起こす力を解 放したとき約１０パーセントの自由長さに戻ることができることを意味する。 好ましくは、エラストマー薄層４７は、それが内層４６及び外層４７に容易に 結合して一体の薄層９０を形成するようにエラストマー、圧力感応接着材の薄い フィルムから形成される。またエラストマー薄層４７用に選択された接着材は、 伸長されたときに過剰なネッキングを生じるか、または薄くならないで、すなわ ち、サイクリング時に過剰なヒステリシスまたは剥離を生じず、破れることなく 約５０乃至約８００パーセントだけ１つまたはそれ以上の基本的な方向に伸長す ることができなければならない。商品名１９８−３３８の元にウイスコンシン州 のワウワトサのフィンドリ接着材によって市販されている圧力感応エラストマー 接着材がこの目的のためには特によく適している。他の適当なエラストマーフィ ルムは、Ｈ２２０６，Ｈ２２０６，またはＨ２３３０を有し、その各々はフィン ドレー社から市販されている。 外層４８はシャシ１４の外面、すなわち、着用者から離れている面を形成する シャシ１４の部分である。外層４８は、柔軟で柔らかい感触を有し、着用者の皮 膚に刺激を与えない。外層は適当なプラスティックフィルム、天然繊維（例えば 、木または木綿繊維）の織物または不織布、合成繊維（例えば、ポリエステルま たはポリプロピレン繊維）または天然及び合成繊維の組み合わせのような広範な 材料から製造される。もし外層４８がフィルムである場合には、ウイスコンシン 州のフィンドレー接着剤会社によってＨ２９０１として市販されている高温溶融 材料から形成されることが好ましい。もし外層４８が不織布である場合には、サ ウスカロライナ州のシンプソンビルのファイバーウエブノースアメリカ社によっ て 製造された“０．６ｏｚユニコーン”が不織布として好ましい。 内側の薄層４６は、シャシ１４の内側を形成するシャシ１４の部分であり、着 用者の少なくともウエスト及び脚部と接触する。また内層４６は、柔軟で柔らか い感触を有し着用者の皮膚を刺激しないものである。外層４８は、適当なプラス ティックフィルム、天然繊維（例えば、木または木綿繊維）の織物または不織布 、合成繊維（例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維）または天然及び 合成繊維の組み合わせのような広範な材料から製造される。適当な内層は、サウ スカロライナ州のシンプソンビルの繊維ウエブ北アメリカによって製造される“ ０．６ｏｚユンコーン”である。 ここに説明するような用語の“結合”は１つの部材を他の部材に直接固定する ことによって他の部材に直接固定する構成と、他の部材に固定されている中間の 部材に部材を固定することによって他の部材に間接的に固定される構成とを含む 。本発明の好ましい実施例において、内層４６及び外層４８は、それらをエラス トマー層４７に直接結合することによって一緒に間接的に結合される。シャシ１ ４のエラストマー層４７は、内層と外層４６，４８を結合する前に予め伸長され ている。エラストマー層を予め伸長した後に、エラストマー層４７の圧力感応接 着材特性は、エラストマー層４７と内層と外層４６，４８との連続的な対面結合 を行う。エラストマー層４７が予め伸長する力が解放されるとき、その結果生じ る薄層９０は、予め伸長する方向にギャザーが形成されすなわち収縮する。その 結果生じる薄層９０は、エラストマー層を予め拡張する制限まで弾性的に伸長可 能である。もし薄層９０がエラストマー薄層４７を予備伸長する量を越えて細長 くされる場合には比較的に伸長されない内層及び外層４６，４８の自由長は超過 する。従って、エラストマー薄層４７は、シャシ１４の伸びの少なくとも所望の 制限まで予備伸長されなければならない。 もしエラストマー薄層４７が２つの方向に予め伸長される場合には、その結果 、 薄層９０は各方向に予め伸長された大きさに比例してこのような双方向に収縮す る。しかしながら、横方向、すなわち機械横断方向にのみ伸長可能な薄層は、本 発明のシャシ１４でよく作用することが分かった。 使い捨て訓練用パンツ２０のシャシ１４は、液体または他の身体の排泄物の閉 塞を改良する弾性レグカフ３２を有する。各弾性レグカフ３２は、足領域で身体 の排泄物が漏れることを低減するいくつかの異なる実施例を有する。（レグカフ はレグバンド、サイドフラップ、障壁カフまたは弾性カフと称される。） １９７５年１月１４日にブエルに発行された“使い捨ておむつの収縮可能なサイ ド部分”と題された米国特許第３，８６０，００３号は、弾性レグカフ（ガスケ ットカフ）を形成するためにサイドフラップ及び１つまたはそれ以上の弾性部材 を有する収縮可能なレグ開口部を形成する使い捨ておむつを示している。 １９９０年３月２０日にアジズ及びブラニーに発行された“弾性フラップを有す る使い捨て吸収材製品”と題された米国特許第４，９０９，８０３号は、足領域 の封じ込めを改良するために“直立型”弾性フラップを有する使い捨ておむつを 示す。１９８７年９月２２日にローソンに発行された“２重カフを有する吸収材 ”と題された米国特許第４，６９５，２７８号は、カフと障壁カフとを有するガ スケットカフを備えた２重カフを有する使い捨ておむつを示している。１９８７ 年１１月３日にブエルに発行された“使い捨てウエスト収容下着”と題された米 国特許第４，７０４，１１５号は、下着に自由液体を収容するために構成された サイドエッジもれガードガターを備えた使い捨ておむつまたは失禁用下着を示し ている。これらの特許は参照によりここに組み込まれている。 各弾性レグカフ３２は、レグバンド、サイドフラップ、障壁カフまたは上述し たような弾性カフのいずれかと同様になるように形成されるが、各弾性レグカフ ３２は１つまたはそれ以上の弾性ストランド１０５を有するサイドフラップ１０ ４と、１つまたはそれ以上の弾性ストランド１０７を有するスタンドアップフラ ップ１０６とを有することが好ましい。好ましい実施例において、スタンドアッ プフラップ１０６は、シャシ１４の長手方向の中心線１に対して斜めを向いてい る。漏れ制御を改良し、着心地をよくするためにレグカフ３２は“内側に曲げら れる”ことが好ましく、すなわちスタンドアップフラップ１０６の遠位端１０８ は、前方部分５６におけるよりも後方部分５８においてさらに密着する。すなわ ち、スタンドアップフラップ１０６は、少なくともクロッチ部分５７及び前方部 分５６で長手方向中心線１から離れる方向に広がっている。内側に曲がったレグ カフ３２は、１９９２年２月１１日にブレットＡ．シムに発行された“曲がった 障壁カフを有する吸収材製品”と題された米国特許第５，０８７，２５５号にさ らに詳細に説明されている。 好ましい実施例において、第２図に示すような足の開口部４は、完成した下着 が通常の使用状態で“フレンチカフ”を有するようにシャシ１４の横断方向の中 心線ｔの周りで非対称である。この“フレンチカフ”は、後方で着用者のしりを 完全にカバーしながら下着の前方の着用者の動きの小さい領域で着用者の身体に 接触する足の開口部を言う。ここに使用するような、用語の“動きの小さい領域 ”は足が着用者の前方の胴と出合い着用者が足を上げたときに着用者の前方に形 成されるしわによって画定される領域を言う。 使い捨て訓練用パンツ２０のシャシは、少なくとも後方部分５８に使い捨て訓 練用パンツ２０の端縁部６４に隣接して配置された弾性ウエストバンド３４を有 することが好ましく、また前方部分５６に配置された弾性ウエストバンド３４を 有することが好ましい。使い捨て訓練用パンツ２０のウエストバンド３４は、着 用者のウエストバンドに隣接して配置されるようになっている部分である。弾性 ウエストバンド３４は、画定領域のカバーを維持し、着用者のウエストに接触し 、着用者の腰に動的に適合し、着用者の腰に動的に適応して適合を改良するよう に少なくとも側方に弾性を有する部材を提供する。従って、ウエストバンドは使 い 捨て訓練用パンツ２０の端縁６４から吸収コア２８のウエスト縁部８３に伸びて いる使い捨て訓練用パンツ２０の一部である。弾性ウエストバンド３４は、使い 捨て訓練用パンツ２０のシャシ１４に固定された分離したエレメントを有し、ウ エストバンドは、薄層４６，４８と、エレメントとこれに結合されたエラストマ ー材料の組み合わせのような使い捨て訓練用パンツ２０の他の延長部である。別 の例として、吸収材組立体２２のトップシート２４とバックシート２６は吸収コ ア２８の縁部を越えて伸び弾性ウエストバンドを形成するためにそれに接続され たエラストマー材料を有する。使い捨て訓練用パンツは、一方がフロント部分５ ６に一方が後方部分５８に配置された2つの弾性ウエストバンドを有するように 構成される。使い捨て訓練用パンツ２０は少なくとも後方部分５８の少なくとも 中央部分に配置された弾性ウエストバンド３４を有する。好ましくは、第２図に 示すように他の弾性ウエストバンドは前方部分５６に配置されている。 弾性ウエストバンド３４は多数の異なる構成で形成される。第２図に示す本発 明の好ましい実施例において、弾性ウエストバンド３４は、ギャザーを形成する ことができる薄層４６または４８の一方とエラストマー薄層４７との間に配置さ れると共にそれらと作動的に関連することができる弾性ウエストバンド部材７６ を有し、使い捨て訓練用パンツ２０の前方部分５６と後方部分５８にギャザーを 形成する。ここに使用する弾性ウエストバンドの一例は、１９８５年５月７日に キービト及びオステハージに発行された“弾性的に収縮可能なウエストバンドを 有する使い捨ておむつ”と題された米国特許第４，５１５，５９５号に示されて いる弾性ウエストバンドがある。 この技術分野で知られている適当な材料は本発明の弾性ウエストバンド部材７ ６として使用される。適当なエラストマー材料の例は、エラストマーフィルム、 ポリウレタンフォームまたはクロスリンク天然ゴムフォーム、成形弾性スクライ ム、熱収縮性エレストマー材料のようなエラストマーフィルム、熱収縮性エレス トマーフィルム及び弾性部材の薄層のようなエラストマーフィルム薄層、以下に 説明する“ゼロストレイン”拡張薄層のようなエラストマー伸長薄層または機械 的に伸長可能な予備伸長された拡張薄層、及びゴム，ＬＹＣＲＡまたは他の材料 から製造された弾性ストランドを有する。 特に好ましくは、実施例において、弾性ウエストバンド部材７６は、エラスト マー部材が側方に拡張されている状態のときに側方に伸長されエラストマー薄層 ４７に固定されるエラストマーフィルムのストリップを有する。弾性ウエストバ ンド部材７６として使用されるのに適当なエラストマーフィルムは、ウイスコン シン州のワウワトサのフィンドレー接着剤会社から商品名１９８−３３８で市販 されている。他の適当なエラストマーフィルムは、Ｈ２２０６、ＨＳ２２０６、 またはＨ２３３０であり、フィンドレィ接着剤会社から市販されている。 好ましくは、また訓練用パンツ２０は、シャシ１４に部分的に結合された外側 のカバーを有する。用語の“部分的に結合”は２つの材料の相互に面する表面の 一部分のみが相互に結合する、すなわち、２つの材料が相互に面する面の１００ ％にわたっては結合していないことを意味する。同様にここに使用する「全体結 合」は、２つの材料の相互に面する面が完全に結合する、すなわち、材料が相互 に面する面の１００％にわたって結合されることを意味することは理解できよう 。好ましくは、外側のカバー１８は、シャシ１４の周囲領域に結合される。ここ に使用する用語の“周囲”または“周囲領域”は、境界縁に隣接した材料の部分 を言う。例えば、シャシ１４の周囲は、端縁６４に隣接したシャシの部分及び長 手方向の側縁６２を言う。特に好ましい実施例において、外側カバー１８の中央 領域１７は、シャシ１４の中央領域１７から垂れ下がるであろう。中央領域１７ は周縁すなわち周囲領域の内側である外側またはシャシの部分である。ここに使 用するような、用語の“垂れ下がる”は、材料の第１の層の部分が材料の第２の 層にゆるく固定され、材料の第１の層は、垂れる、すなわち、結合される材料の 第 ２の層からゆるく垂れ下がることを意味する。 ゆるく適合される外側カバー１８は、見るものから下のエラストマーシャシを 隠すかほぼ覆い吸収材製品に下着状の外観を呈する。好ましい実施例において、 ゆるく適合した外側カバーは、さらに見る者から下のシャシを隠すためにプリン トパターンを備えている。このような垂れた外側カバーを有する使い捨て吸収材 製品は、マーガレットＨハッセ及びパトリックＪアレンの名称で同時に出願され た“ブラウズ外側カバーを有する使い捨て吸収材製品が詳細に説明されている。 外側カバー１８を垂れ下げることは、外側カバー１８の寸法を大きくとり、大 きな寸法の外側カバー１８の周縁をシャシ１４の周縁に結合することによって達 成される。ここに使用する用語の「大きな外側カバー」は、緩んでいる張力がか かっていない状態のシャシ１４より（長手方向に）長く、及び／または（横方向 に）広い外側カバーを言う。 サイドシーム 訓練用パンツ２０のサイドシーム１０は、この業界でよく知られている装置に よって形成される。例えば、シームは縫合されるか、接着剤結合、超音波結合、 熱結合等によって形成される。訓練用パンツのような使い捨て吸収材製品のサイ ドシームを形成する方法は、レプケ等に発行された米国特許第４，２０５，６７ ９号、ジョーンズ等に発行された米国特許第４，３３５，４２５号、ラフール等 に発行された米国特許第４，６１０，６８０号、ロバートに発行された米国特許 第４，６１９，６４９号、ボランド等に発行された米国特許第４，７４７，８６ ４号、ヘラン等に発行された米国特許第４，６４１，３８１号、ストロービーン 等に発行された米国特許第４，６１０，６８１号、ダグラスに発行された米国特 許第４，９０９，８０４号、デービスに発行された米国特許第５，０７４，８５ ４号及びラッセルＰに発行された米国特許第５，２３６，４３０号に記載されて いる。 好ましい実施例において、サイドシーム１０は、第１図に示すように重複した 形状で前方部分を後方部分に結合することによって形成される。前方部分及び後 方部分は、この技術分野で知られている結合方法を使用して重複形状に結合され ている。例えば、前方部分及び後方部分は接着剤結合、超音波結合、熱密封、圧 力及び／または熱等を使用した結合で結合される。好ましくは、前方及び後方部 分は重複した形状で接着剤によって結合される。特に好ましい実施例において、 シャシ１４のエラストマー薄層４７は露出されたままの（すなわち、内側薄層４ ６及び／または外側薄層４８によってカバーされないかまたはそれに結合されな い）部分を有し、エラストマー薄層の露出接着面は重複した形状で前方部分５６ 及び後方部分を固定するために使用される。 本発明の使い捨て可能な製品のシームは、固定シーム、すなわち、非再使用シ ームとして示され説明されているが、本発明の使い捨て吸収材製品は、製品を広 げ再び閉鎖することができるシームが提供される。使い捨て吸収材製品を広げ再 び閉鎖することができるシームは使い捨て可能なおむつの技術分野で公知である 。“使い捨ておむつ”は、着用者の足の周りで引かれ腰の周りで固定される幼児 または失禁する大人によって着用される特別な使い捨て吸収材製品である。これ らのタイプのシームは、製品の前方部分と後方部分に結合されたテープタブを有 する。テープタブは、着用者の下胴の周りで重複した形状で後方部分及び前方部 分を固定し製品を開放及び再閉鎖することができる接着材または機械的な固定装 置を備えている。このような固定装置は、１９７４年１１月１９日にブエルに発 行された米国特許第３，８４８，５９４号、１９８７年１０月１３日に発行され た米国特許第４，６９９，６２２号及び１９８９年７月１１日にスクリップスに 発行された米国特許第４，８４６，８１５号に詳細に説明されており、これらの すべてはここに参照として説明されている。 吸収材組立 訓練用パンツ２０は吸収材組立体２２を有する。吸収材組立体２２は圧縮可能 で快適で着用者の皮膚を刺激せず、尿及び他の身体の排泄物のような液体を吸収 し保持することができる吸収手段である。使い捨て可能な訓練用パンツ２０の吸 収材組立体２２は、シャシとは別に形成され、その中に挿入されたインサート、 すなわちエレメントである。別の例としては、好ましくは、吸収材組立体２２は エラストマー薄層４７と内層４６との間に配置された吸収材エレメントである。 使い捨て訓練用パンツ２０の吸収材組立体２２は、少なくとも吸収材コア２８ を有する。吸収材コア２８は、圧縮可能で快適で着用者の皮膚を刺激せず、尿及 び他の身体の排泄物のような液体を吸収し保持することができる吸収手段である 。 吸収材コア２８は広範な寸法と形状（例えば、矩形、砂時計、Ｔ形状、非対称 形）で、エアフェルトと称される細かくされた木のパルプのような使い捨ておむ つ及び他の吸収材製品に使用する広範な液体吸収材料から製造することができる 。他の適当な吸収材料の例は、クリープセルロースワディング、コフォームを含 むメルトブローポリマー、クロスリンクセルロース繊維、テッシュラップを有す るティッシュ、吸収材フォーム、吸収材スポンジ、超吸収材ポリマー、吸収材ゲ ル材料または材料の等価材料を含む。吸収コアの構成及び形状は変更できる（例 えば、吸収材コアは変化毛管領域、親水性勾配、超吸収材勾配または下方の平均 密度及び下方の平均基礎重量獲得領域を有し、１つまたはそれ以上の層または構 造を有する）。しかしながら、吸収材コア２８の全体の吸収材容量は、使い捨て 下着の設計負荷及び意図する使用目的と矛盾しないものでなければならない。さ らに吸収材コア２８の寸法及び吸収材容量は、幼児から大人までの着用者の範囲 で適応するために変化する。 吸収材組立体２２の好ましい実施例は、長手方向の中心線１の周りで対称的で ある変形した砂時計形状の吸収材コア２８を有する。吸収材組立体２２の好まし い実施例は、変形された砂時計形状の吸収材コア２８を有するが、吸収材コア２ ８の寸法、形状、構成及び全体の吸収性能は幼児から大人までの着用者の範囲に 適合するために変化することを理解しなければならない。従って、吸収コアの寸 法形状及び構成は変化する（例えば、吸収コアは、変化する厚み、親水性勾配を 有し、吸収材ゲル材料を収容していないか、収容している）。広く受け入れられ 商業的に成功した本発明の吸収コア２８として使用するための例示としての吸収 材構造は、１９８６年９月９日にワイズマン及びゴルドマンに発行される“高密 度吸収構造”と題された米国特許第４，６１０，６７８号、１９８７年６月１６ 日にワイズマン、ホートン及びゲレットに発行された“２重層のコア”と題され た米国特許第４，６７３，４０２号、１９８９年１２月１９日にアングスタット に発行された“ダスティング層を有する吸収コア”と題された米国特許第４，８ ８８，２３１号、１９８９年５月３０日にアレマニーに発行された“低密度及び 低基礎重量獲得領域を有する高密度吸収部材”と題された米国特許第４，８３４ ，７３５号にに説明されており、本発明に有効である吸収材構造を説明している 。これらの参考例は参照によりここに組み込まれている。 吸収コア２８は、吸収材ゲル材料のエアフェルト及び粒子のバットであり、約 ３４センチメートル（１３．５インチ）の（長手方向の）長さと、クロッチ部分 ５７の最も狭い部分にわたってほぼ５センチメートル（２インチ）の寸法を有す る。好ましくは、前方部分５６とクロッチ部分５７に配置された吸収コアの部分 は、後方部分５８に配置された吸収コアの部分より大きい基礎重量を有する。さ らに好ましくは、前方部分５６及びクロッチ部分５７に配置された吸収コアの部 分は、後方部分５８に配置された吸収コアの部分の基礎重量の３倍の基礎重量を 有する。吸収コア２８の好ましい実施例において、長さが約２５．４センチメー トルの吸収コアが前方部分５６とクロッチ部分５７に配置され、１平方インチ（ ２．５４ｃｍ）当たり約０．６９グラムの基礎重量を有し、１１．４センチメー トルの長さの吸収コアは、後方部分５８に配置され、１平方インチ当たり約０． ２３グラムの基礎重量を有する。 特に好ましい実施例において、吸収コア２８は６グラムの吸収材ゲル材料と、 ３グラムのポリエステル繊維と、１２グラムの吸収材セルロースとを有し、ほぼ 一様な基礎重量を有する。 第２図に示すように、吸収材組立体２２は、エラストマー薄層とシャシ１４の 内側薄層４６との間に配置された吸収材コア２８を有する。内側薄層４６は“ト ップシート”として作用し、エラストマー薄層４７は、“バックシート”として 作用する。内側薄層４６は、ここに説明したように内側薄層をトップシートとし て使用するときに、内側薄層４６は、トイレを訓練する子供に濡れたことを感じ させ尿の排出を知らせるように約２０％乃至３０％のレーヨンを有する親水性材 料から製造される。吸収コア２８は、エラストマー薄層４７に隣接するように配 置され、またエラストマー薄層４７の接着材層を接触させることによってそれに 結合される。別の案として、吸収材組立体はこの技術分野で公知の取付手段によ ってそれに結合される。適当な取付装置は、吸収材インサート４１のバックシー ト２６を吸収コア２８に接続することに関してここに説明している。 第３図を参照すると、吸収コア２８は、下着面１００と、身体面１０１と、側 縁８２と、端縁８３とを有する。エラストマー薄層４７は吸収材コア２８の下着 面１００に隣接して配置され、圧力感応エラストマー接着材フィルム４７の接着 性によってそれに結合される。エラストマー接着性薄層４７は、液体（例えば尿 ）に対して不透過性であり、好ましくは、圧力感応接着材の薄いエラストマーフ ィルムから製造される。エラストマー薄層４７は、吸収コア２８に吸収され収容 された排泄物がベッドシーツ及び下着のような使い捨て訓練用パンツ２０に接触 する製品が濡れることを防止する。 ａ．インサートとしての吸収材組立体 第４図に示すように、使い捨て訓練用パンツ２０の吸収材組立体２２は、吸収 材インサート４１を有し、吸収材インサート４１は、シャシ１４とは別に製造さ れ、内側の薄層に固定される。吸収材インサート４１は、少なくとも吸収材コア ２８及びトップシート２４及びバックシート２６を有する外側カバー層とを有す る。吸収材インサート４１はシャシ１４の内面に隣接して、すなわち内層４６に 隣接してこの業界でよく知られた取付装置によってそれに接続されることが好ま しい。適当な取付装置は、バックシート２６を吸収材コア２８に結合することに 関して以下に説明する。 第３図及び第４図に示すように吸収材インサート４１のバックシート２６は吸 収材コア２８の下着面に隣接して配置され、この技術分野でよく知られているよ うに取付装置（図示せず）によってそれに結合されることが好ましい。例えば、 バックシート２６は、接着剤の一様な連続層、接着剤のパターン層、分離した線 の配列、接着材の螺旋またはスポットによって吸収材コア２８に固定される。オ ハイオ州コロンバスのセンチュリー接着材会社によってセンチュリー５２２７と して市販されており、またミネソタ州セントポールのＨ．Ｂフューラ社によって ＨＬ１２５８として市販されている接着材が十分に満足のゆくものであると分か っている。取付装置は、１９８６年３月４日にミネトラ及びタッカーに発行され た“使い捨て下着”と題され参照によりここに組み込まれている米国特許第４， ５７３，９８６号に示されているものと同じ接着剤のフィラメントのオープンパ ターン網を有する。フィラメントのオープンパターンネットワークの例示的な取 付装置は、１９７５年１０月７日にスプラーゲＪｒに発行された米国特許第３， ９１１，１７３号、１９７８年１１月２２日にツェッカーに発行された米国特許 第４，７８５，９９６号、１９８９年７月２７日にウエレニックに発行された米 国特許第４，８４２，６６６号に示されている装置及び方法によって示されてい るような螺旋パターンに巻かれた接着材フィラメントのいくつかのラインを有す る。これらの特許の各々は参照によりここに示されている。別の案として取付装 置は、熱結合、圧力結合、超音波結合、動的機械結合または他の適当な取付装置 またはこの技術分野で知られているこれらの取付装置の組み合わせを有する。 吸収材インサート４１のバックシート２６は、液体（例えば、尿）に対して不 透過性であり、薄いプラスティックシートから製造することが好ましいが、他の 可撓性の液体不透過性材料を使用することもできる。ここに使用する用語の“可 撓性”は柔軟であり、人間の身体の全体形状及び輪郭に容易に適応する。バック シート２６は、吸収コア２８に吸収され収容された排泄物がベッドシーツ及び下 着のような使い捨て訓練用パンツ２０に接触する製品から濡れることを防止する 。バックシート２６は、織物または不織布材料、ポリエチレンまたはポリプロピ レンの熱可塑性フィルムのようなポリマーフィルム、フィルムコート不織布のよ うな複合材料を有する。好ましくは、バックシートは、約０，０１２ｍｍ（０． ５ミル）乃至約０．０５１ｍｍ（２．０ミル）の厚さを有するフィルムである。 バックシート２６の寸法は吸収コア２８及び選択された正確な使い捨て下着の 寸法に依存する。好ましい実施例において、バックシート２６は、少なくとも吸 収コアの周り、好ましくは少なくともクロッチ部分５７のトップシート２４の縁 部部分上を包囲し、その結果、弾性レグカフ３２は、バックシート材料から自由 になり、バックシート材料によって禁止されない。別の案として、トップシート ２４は、コアの周りを包囲し、少なくともクロッチ部分５７のバックシート２６ の縁部部分の下を包囲し、トップシート２４及びバックシート２６は、弾性レグ カフ３２がバックシート材料によって禁止されることがないようにクロッチ部分 ５７で“サイドノッチ”が形成される。 吸収材インサート４１のトップシート２４は吸収コア２８の身体面１０１に隣 接して配置され、この技術分野でよく知られているような取付装置（図示せず） によってバックシート２６に取り付けられる。適当な取付装置は、バックシート ２６を吸収コア２８に結合するように説明されている。本発明の好ましい実施例 において、トップシート２４及びバックシート２６は、吸収コア２８を越えて伸 びる領域に互いに直接結合されており、取付装置（図示せず）によって吸収コア ２８にそれらを直接結合することによって間接的に結合する。 吸収インサート４１のトップシート２４は、柔軟で柔らかい感じで着用者の皮 膚に刺激を与えない。その厚みを通って液体（例えば尿）が容易に通過すること ができるように液体透過性である。適当なトップシートは、多孔性フォーム、レ チキュレートフォーム、開口プラスティックフィルムまたは天然繊維（例えば木 または木綿繊維）の織物または不織布、または合成繊維（例えば、ポリエステル またはポリプロピレン繊維）または天然及び合成繊維の組み合わせのような広範 な材料から製造することができる。トップシート２４はトイレを訓練している子 供に尿が排出され濡れた感じと信号を与えるように約２０％乃至３０％のレーヨ ンを有する親水性材料から製造される。 トップシート２４を製造するために使用する多数の製造技術がある。例えば、 トップシート２４は、繊維の不織布ウエブである。トップシートは不織布ウエブ を有し、このウエブは、スパンボンド、カード、ウエットレード、メルトブロー 、ヒドロエンタングルまたは上述したものの組み合わせを有する。好ましいトッ プシートはカード処理され、繊維業界の当業者に公知の手段によって熱的に結合 される。 本発明の好ましい実施例において、使い捨て製品は、吸収材組立体（シャシ１ ４またはシャシ１４に結合されたインサートのいずれか）を有し、使い捨て吸収 材製品は、吸収材組立体２２なしに製造することができる。このような実施例は 、身体の排泄物を吸収しないように使い捨て下着として作用する。 弾性薄層を製造する方法 第６図及び第７図を参照すると、本発明のエラストマー薄層９０は、図示した 装置１１０で製造される。装置１１０は、３つの分離したライン、エラストマー 薄層４７のライン１１１及び外側の薄層４６，４８の補完的なライン１１２ａ及 び１１２ｂを有する。 弾性薄層４７に使用される第１のライン１１１はエラストマー薄層４７のウエ ブを形成するために延長ヘッド１１６と、形成ベルトと、チルロール１１８とを 有する。アプリケーションロール１３１はエラストマー薄層４７の長手方向縁部 を前方に移動したときにエラストマー薄層４７を側方に拡張する拡張ベルト１４ ０に適用する。外側の薄層４６，４８は巻き戻しローラ１２６ａ，１２６ｂから とられ、引っ張りロール１２８ａ及び１２８ｂを通過しガイドロール１３０ａ及 び１３０ｂを通過する。エラストマー薄層４７が拡張ベルト１４０の端部に到達 するときに、エラストマー薄層４７は、組み合わせロールの一方によって拡張ベ ルトから上昇され、エラストマー薄層の反対側に結合されて一体の薄層９０を形 成する外側の薄層４７と共に組み合わせロール１４２の間に形成されたニップを 通過する。薄層９０が組み合わせロール１２４のニップを出た後に使い捨て吸収 材製品２０を製造する追加的なエレメント、すなわち、トップシート、バックシ ート、ウエストバンド弾性体、レグバンドがウエブに適用される。追加的なエレ メントを有する薄層ウエブ９０は、クロッチ部分５７に折り込まれ長手方向の縁 部に沿ってシームされた個々の製品に切断されて使い捨て吸収材製品を形成する 。 第６図及び第７図をさらに詳細に検証すると、延長ヘッド１１６は、スロット を有し、このスロットを通ってエラストマー薄層４７の溶融接着材が押し出され て厚さが約０．０３乃至約１．０ミリメートル（０，００１乃至０．０４インチ ）で所望の幅の薄いフィルムをチルロール１８８上に形成する。１平方センチメ ートル当たり約８．４グラムのエラストマー薄層４７が適当である。約０．１３ 乃至約０．３８ミリメートル（０．００５乃至０．０１５インチ）の厚さを有す るエラストマー薄層が特に好ましい。外側の薄層４６，４８の厚さ及び堅さが増 大するとき、より厚いエラストマー薄層４７が好ましい。もしエラストマー薄層 ４ ７がシャシ１４の薄層９０の最大限の接触力に比例して増加する場合には厚さを 増大することは当業者には明らかである。 延伸ヘッド１１６は、チルロール１１８に延伸ロール１１８に搬送する成形ベ ルト１１７に溶融接着材を押し出す。チルロール１１８は、エラストマー薄層４ ７の延伸接着材をさらに処理に適するようにウエブになるように冷却する。所望 ならば、第２のロール１１８（図示せず）は、追加的に冷却を行い、エラストマ ー薄層４７のウエブの圧縮用のニップを形成するためにチルロールと関連して使 用される。もし所望ならば、形成ベルト１１７は、延伸接着材を冷却する。エラ ストマー薄層４７のウエブは、延伸接着材を冷却する。エラストマー薄層４７は 、ドクタブレード１２０によってチルロールで形成ベルト１１７とは分離され、 拡張ベルト１４０に送られる。 所望ならば、エラストマー薄層４７は、一対のテンションロール（図示せず） の間に形成されたニップを通って引かれる。テンションロールは、駆動ベルトに 適用される前にエラストマー薄層４７を長手方向に拡張する。テンションロール は２つの方向、すなわち、機械方向及び機械横断方向に弾性的に伸長可能である 。機械方向（または長手方向）に弾性的に伸長可能な薄層及びこのような薄層を 形成する方法は、参照によりここに組み込まれている１９９１年７月１６日にマ リーＥ．フリーランド及びパトリックＪ．アレンに発行された改良されたレグカ フを有する使い捨て吸収材製品と題された米国特許第５，０３２，１２０号に詳 細に説明されている。 エラストマー薄層４７は成形ベルトから除去された後、前方に搬送されながら エラストマー薄層を側方に拡張する拡張ベルト１４０に送られる。拡張ベルト１ ４０は当業者に公知の駆動手段によって駆動され、接着材フィルム４７によって は駆動されない。各ベルト１４０は、一対のターミナルローラ１４１ａ，１４１ ｂの周りを連続的に走行する。各ベルト１４０は、ほぼ平坦な“外面”または “作用面”を有する。“外面”または“作用面”はターミナルローラから離れる 方向を向き、接着材フィルムの縁部が着脱可能に接着されるベルトの側を言う。 エラストマー薄層４７の接着材の性質によってエラストマー薄層４７の縁部の約 １／４インチ乃至３／４インチ（０．６４ｃｍ乃至１．９ｃｍ）の縁部が各ベル ト１４０の作用面に固定されることが必要である。ベルト１４０は、端子ローラ １４１ａ、１４１ｂの周りを走行することができ、接着材フィルム４７が接着材 フィルム４７を横方向に広げるためにせん断変形時に十分に接着し、接着時フィ ルム４７を除去することができる材料から成る。好ましくは、少なくともベルト １４０の作用面は、ＴＥＦＲＯＮから製造される。本発明の拡張ベルトとして使 用するのに適したベルトは、ケンタッキー州のアーランガのＦ．Ｍ．シェパード 社から市販されており、Ｎｏ．３Ｗ１１−２Ａとして販売されている。 アプリケーションロール１３１は、ベルト１４０の作用面に接着材フィルムの 長手方向の縁部を案内する。第７図を参照すると、（矢印ＭＤによって表された ）機械方向に接着材フィルム４７を搬送する。エラストマー薄層４７は側方に細 長くなる。これはエラストマー薄層４７を機械横断方向に予め伸長する。接着材 フィルム４７は拡張ベルト１４０が走行方向前方に接着材フィルム４７を移動さ せるとき機械横断方向に伸長する。第７図はターミナルロール１４１ａ及び１４ １ｂの周りを走行する拡張ベルト１４０を示す第６図の装置の一部の平面図であ る。アプリケーションロール１３１、ライン１１２ａ及び組み合わせロール１２ ４は図面を理解しやすくするために第７図から省略されている。 外側薄層４６，４８は巻き戻しロール１２６ａ及び１２６ｂから巻き戻され、 Ｓラップテンションロール１２８ａ及び１２６ｂを通過し適当なテンションによ って外側の薄層４６，４８のしわやひだの形成が防止される。ガイドロール１３ ０ａ及び１３０ｂは外側の薄層４６，４８のウエブを組み合わせロール１２４に 案内する。もし必要なら外側の薄層４６，４８のウエブを組み合わせロール１２ ４に最適に追跡して調整するために通常よく使用されている公知の図示しない追 跡装置が、ライン１１２ａ及び１１２ｂのいずれかかまたは双方に使用されてい る。オクラホマ州のオクラホマ市のＦｉｆｅ社によって製造されモデルＮｏ．０ ｐ６ＬＲＡとして販売されている追跡装置が適当である。 薄層４６，４７及び４８は、組み合わせロール１２４に入り、その間に形成さ れたニップを通過する。組み合わせロール１２４は、エラストマー薄層４７の対 向面に重複して接触する関係になるように薄層４６，４８を圧縮してエラストマ ー薄層４７の圧力感応接着材を外側の薄層４６，４８に結合し、３つの薄層４６ ，４７，４８を結合してエラストマー薄層９０を形成する。ここに使用するよう な用語の“重複”または“重複している”は材料の２つの層の同じ部品がほぼ同 じになるようにほぼ同じ形状の他の層に配置される特定の外形を有する１つの層 の材料を言う。エラストマー薄層９０が緩んでエラストマー薄層４７が収縮する とき、外側の薄層４６，４８は、少なくとも横断方向または側方にギャザーが形 成され、これは長手方向に伸びるしわを形成し、エラストマー薄層９０は側方に 弾性的に伸長可能である（すなわち、機械横断方向に弾性的に伸長可能である） 。エラストマー薄層９０は外側の薄層４６，４８の自由長さまで側方に弾性的に 伸長可能である。ここに使用するように、用語の“しわ”は薄層９０の表面にで きた小さい隆起部、ひだ、すじ、すなわち狭い突起部を言う。 所望ならば、薄層９０は、２つの外層を組み合わせる必要はない。所望ならば 、外層のいずれかまたは双方は、薄層９０から省略される。このような構造は外 側の薄層のライン１１２ａ及び１１２ｂを選択的に作動しないことによって製造 される。その結果生じる薄層９０は１つの外層、内層４６またはエラストマー薄 層４７に結合された外側の薄層４８を有する。 ２つの薄層が組み合わせロール１２４のニップを出た後、エラストマー薄層４ ７の露出面は、この技術分野でよく知られたようなブロッキングによって不活性 とされ、その結果、エラストマー薄層４７の接着材は、エラストマー薄層４７の 接着材の圧力感応特性によって他の材料には結合されない。ブロッキングはエラ ストマー薄層の露出面に樹脂の粉末を適用する接着材不活性装置（図示せず）に よって達成される。適当な樹脂粉末は、タルカム粉末、ポリオレフィン粉末及び 好ましくは外側の薄層、内側の薄層４６または外側の薄層４８に使用するものと 同様に樹脂を有することが好ましい。所望ならば、もし組み合わせロール１２４ である場合エラストマー薄層４７がニップに入る前にエラストマー薄層の露出面 に接着材不活性装置を適用することができる。 別の例としてエラストマー薄層４７の露出面は非接着性エラストマーフィルム を適用することによって不活性となる。適当な非接着性エラストマーフィルムは ウイスコンシン州ワウワトサのフィンドレー接着材フィンドレー接着材会社によ って製造されているＨ２９０１である。所望ならば、内層４６及び／または外層 ４８は弾性的に伸長可能である。内層及び外層４８は所望ならば、異なる材料で 同様に形成されている。もし２つの外層４６，４８を有する薄層９０が第６図及 び第７図の装置１１１を使用して製造される場合には、組み合わせロール１２４ の前に接着材不活性装置を使用すべきでないことはこの技術分野の当業者には明 らかであろう。 エラストマー薄層９０は多数の異なる目的で使用される。例えば、薄層９０は エラストマーウエストバンド、低圧バンド、すなわち、医薬ドレスまたはラップ 、手首及び額に着ける使い捨てエラストマースイートバンド及び機械的な固定具 等の受容面またはランディング領域を形成するために使用する。 エラストマー使い捨て下着を製造する方法 またエラストマー薄層９０は本発明後使い捨て吸収材製品のシャシ１４を形成 するために使用される。本発明の使い捨て吸収材製品を形成するために薄層９０ は組み合わせロール１２４のニップを出た後にさらに処理される。 第８図は、本発明の使い捨て吸収材製品を形成するために使用される装置の概 略側面図である。第９図は、ライン１１２ａと、アプリケーションロール１３１ と明らかにするために組み合わせロール１２４とを有する第８図の装置の一部の 平面図である。 第８図及び第９図を参照すると、吸収材コア２８は、エラストマー薄層４７が 拡張ベルト１４０によって拡散されるときマットフォーマ１４３によってエラス トマー薄層４７に配置される。その上に配置された吸収コア２８を有するエラス トマーウエブ４７は、外側薄層４６，４７がエラストマー薄層４７に結合される 組み合わせロール１２４を通過する。吸収材コア２８は内層４６とエラストマー 層４７との間に配置され、内層４６はトップシートとして作用し、従って、吸収 材コア２８によって液体が吸収されるように液体透過性でなければならない。 好ましい実施例において、吸収材組立体は、内層４６とエラストマー薄層４７ との間に配置された吸収材コア２８を有するが、吸収材組立体２２は、薄層９０ が組み立てロール１２４によって形成された後、すなわち、薄層９０が組み合わ せロールを出た後、シャシ／薄層９０に適用される。吸収材組立体２２が前述し たように吸収材インサートである場合には、ウエブ９０が組み合わせロール１２ ４を出た後に吸収材組立体２２を薄層ウエブ９０に適用することが好ましい。 第８図及び第９図を参照すると、薄層９０は、組み合わせロール１２４からス テーションＡに前進して、そこで吸収材製品の種々のエレメントが薄層ウエブ９ ０、すなわちシャシに適用、固定または取り付けられる。ステーションＡで薄層 ウエブ９０に適用されるエレメントの例は、（もしそれがエレメント薄層には適 用されない場合には）吸収材組立体２２と、内側に傾斜した障壁レグカフ１０６ と、ガスケッティングレグカフ１０５と、弾性ウエストバンド部材７６と、垂下 した外側カバー１８等とを有する。通常、各エレメントは製造ラインの別の場所 またはステーションで適用される。しかしながら、明らかにするために、種々の ステーションが第８図に示されるように１つのステーション（ステーションＡ） として示される。ステーションＡは製造ラインでいくつかの異なるステーション を表す。 それに取り付けられた所望のエレメントを有する薄層９０は、ステーションＡ から切断ステーション、ステーションＢに搬送され、そこで薄層ウエブ９０から レグノッチ５が切断される。薄層９０は切断ステーション、ステーションＣに搬 送され、そこでウエブ９０は前方部分５６と、後方部分５８と、クロッチ部分５ ７とを有する個々のユニット１５０またはシャシ１４に切断される。個々のシャ シ１４は折り曲げステーション、ステーションＤに搬送され、そこで各々は前方 部分５６が後方部分５８にほぼ重複するようにクロッチ部分５７の周りで折り曲 げられる。 折り曲げられたシャシ１４は前述した方法または装置のいずれかによって縫合 される。別の例としてもし幼児のおむつに似た吸収材製品が好ましい場合には、 前述したような固定テープはシャシ１４の前方部分５６または後方部分５８に適 用することができる。 第５図及び第５Ａ図に示す他の実施例において、使い捨て下着２０の外側カバ ー１８は、第１の部分１８ａ及び第２の部分１８ｂを有し、各々は、シャシ１４ に固定されている上縁５３と、シャシ１４には固定されていない底縁５４とを有 する。好ましくは、外側カバー１８はスカートに似ており、別の例として一対の ボクサーパンツに似ており、それによって下のシャシを隠し、下着の外観を提供 する。 第５Ａ図を参照すると、第１の部分１８ａの上縁５３は、前方部分５６のウエ ストバンド領域３５に結合されており、第２の部分１８ｂの上縁は後方部分５８ のウエストバンド領域３５に結合されている。ウエストバンド領域３５は、シャ シ１４の端縁６４に隣接したシャシ１４の部分である。第１及び第２の部分１８ ａ，１８ｂの上縁５３は、この業界でよく知られた方法によってシャシ１４のウ エストバンド領域に結合される。シャシ１４のウエスト領域３５に外側カバー１ ８の情報縁部５３を結合する適当な方法は、接着材結合、超音波結合、熱密封等 を含む。好ましくは、外側カバー１８の第１及び第２の部分１８ａ，１８ｂは、 吸収材製品の他の部分の延長部、すなわち、トップシート、バックシート、内側 薄層、外側薄層等の延長部である。好ましい実施例において、外側カバー１８の 第１と第２部分１８ａ，１８ｂはシャシ１４の内層４６の延長部である。第１の 部分１８ａの側縁はシーム１１に沿って第２の部分１８ｂの側縁に結合される。 第１及び第２の部分１８ａ，１８ｂの側縁を結合する方法は、吸収材製品２０の サイドシーム１０を形成することに関してここに説明する。また第１の部分１８ ａを第２の部分１８ｂに結合するシーム１１は吸収材製品２０のサイドシーム１ ０と同時に形成される。第１と第２の部分１８ａ，１８ｂの底縁５４は、外側の カバー１８がエラストマーシャシ１４を包むような少女のスカートに似たような 使用中の形状でシャシ１４のクロッチ部分５７の下に伸びている。 第５図に示すような他の別の実施例において、吸収材製品２０は外側カバー１ ８を有し、第５Ａ図に示し上述したような吸収材製品と同じである。しかしなが ら、第５図の吸収材製品は、それが一対のボクサパンツと似るようにノッチを備 えた外側カバー１８を有する。第５図を参照すると、前方部分の底縁５４は、中 央のノッチ５８で第２の部分１８ｂの底縁５４に結合されている。中央ノッチ５ ８はこの技術分野でよく知られた方法で形成される。例えば、第１の部分１８ａ の一部分を（接着材結合、超音波結合、熱密封等で）第２の部分１８ｂの一部分 に結合し、結合領域にノッチを形成することによって形成される。好ましくは、 ノッチ５８は、第１の部分１８ａ及び第２の部分１８ｂを切断すると同時に結合 し、例えば、超音波切断及び結合熱切断及び結合等によって形成される。ノッチ は上下を反対にしたＶ形状で示されているが、ノッチは種々の形状をとることを 理解しなければならない。例えば、ノッチは上下を逆にしたＵ形状であってもよ く、スリット等であってもよい。 本発明の特定伸びて実施例を図示して説明したが、本発明の観点及び範囲を逸 脱することなく種々の他の変更及び変形が行われることを理解すべきである。従 って、本発明の観点ないにあるこのような変形及び変更のすべてを請求の範囲に よってカバーする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，Ｅ Ｅ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，Ｕ Ｚ，ＶＮ (72)発明者 ブレビンス，ジョン マイケル アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ロープス、ドライブ、5926 (72)発明者 ビルトロ，ルイス ジョン アメリカ合衆国オハイオ州、ハミルトン、 トルディー、レイン、4744 (72)発明者 ビナージ，ウイリアム ロバート アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ケンウッド、ロード、5611

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 側方に弾性的に伸長可能であり、ウエストバンドを有する前方部分と、 ウエストバンドを有する後方部分と、クロッチ部分と、端縁と、長手方向の側縁 と、前記端縁及び前記長手方向の側縁に隣接した周縁と、前記周縁の内側の中央 領域とを有するシャシと、 前記シャシに結合した少なくとも吸収コアを有する吸収材組立体とを有する弾 性的な使い捨て吸収材製品において、前記シャシは第１の側縁及び第２の側縁を 有するエラストマー圧力感応接着材フィルムを有するエラストマー薄層と、前記 エラストマー圧力感応接着フィルムの第１の側に結合された第１の薄層と、前記 エラストマー圧力感応接着フィルムの第２の側に結合された第２の薄層とを有す ることを特徴とする弾性的な使い捨て吸収材製品。 ２． （ａ）２つの足の開口部及び前記端縁によって包囲されるウエスト開口 部を形成するために前記前方部分を前記後方部分に結合するサイドシームか、 （ｂ）前記吸収材製品の前記後方部分に結合されたテープタブのいずれかを有し 、前記テープタブは前記後方部分及び前方部分を重複した関係で着用者の下胴の 周りに固定する固定装置を有する請求項１に記載の吸収材製品。 ３． 前記吸収コアは、前記エラストマー薄層と前記第１の薄層との間に配置 され、前記吸収材組立体は、前記吸収コアが前記トップシートと前記薄層との間 に配置されるように前記第１の薄層に結合された液体透過性トップシートを有し 、前記吸収材組立体は、前記第１の薄層に結合された液体不透過性バックシート を有し、前記液体透過性トップシートは前記バックシートに結合され、前記吸収 コアは前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されている請求項１ま たは２に記載の吸収材製品。 ４． 端縁と、長手方向の側縁と、前記端縁及び前記長手方向の側縁と、前記 周縁の内側の中央領域とを有する不織布外側カバーを有し、前記外側カバーの前 記周囲の少なくとも一部は、前記外側カバーが前記シャシから垂下するように前 記外側カバーの中央領域の一部が前記シャシの中央領域から取り外せるように前 記シャシの少なくとも一部に結合されており、前記外側カバーは前記シャシの少 なくとも一部の延長部であり、前記外側カバーは前記シャシの前記第１の薄層の 延長部である請求項１乃至３のいずれか１項に記載の吸収材製品。 ５． 第１の接着面及び前記第１の接着面と反対の第２の接着面を有するエラ ストマー圧力感応接着材フィルムを有する第１の薄層を準備する工程と、 前記第１の薄層を側方に拡張する工程と、 ギャザーを形成することができるシート材料を有する第２の薄層を前記側方に 拡張可能な第１の薄層の前記第１の面に固定する工程と、 ギャザーを形成することができるシート材料を有する第３の薄層を前記側方に 拡張可能な第１の薄層の前記第２の面に固定して薄層を形成する工程と、 前記第２の薄層と第３の薄層を機械横断方向に弾性的に伸長可能な層状に形成 するように前記第１の薄層を緩める工程とを有する少なくとも機械横断方向に弾 性的に伸長可能な薄層ウエブを製造する製造方法。 ６． 前記第２の薄層、好ましくは、前記第３の薄層を前記第１の薄層に固定 する工程の前に前記薄層が機械横断方向及び機械方向に弾性的に伸長可能なよう に前記第１の薄層を長手方向に伸長する工程を有する請求項５に記載の製造方法 。