JP2711166B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents
使い捨て着用物品Info
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- JP2711166B2 JP2711166B2 JP2020203A JP2020390A JP2711166B2 JP 2711166 B2 JP2711166 B2 JP 2711166B2 JP 2020203 A JP2020203 A JP 2020203A JP 2020390 A JP2020390 A JP 2020390A JP 2711166 B2 JP2711166 B2 JP 2711166B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- article
- elasticity
- sheet
- barrier sheet
- nonwoven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
開放型のオムツ、パンツ、またはブリーフ型のオムツ
(失禁用を含む)およびいわゆるトレーニングパンツな
どの使い捨て着用物品に関する。
はブリーフ型の物品、特にトレーニングパンツとして、
ウェスト囲り、およびレッグ囲りに弾性部材を取り付
け、トップおよびバックシートの間に吸収性コアを介在
せしめたものが知られている。
シートが伸縮性を有しておらず、また有しているとして
もそれが優れたものとは言えず、結果として弾性部材を
併用してウェスト囲り、レッグ囲りに多数のギャザーを
設け、身体への着脱の作業性および身体へのフィット性
を得ているか、これら多数のギャザーの存在は、フィッ
ト性・着用感を損なう一因であり、ギャザーの嵩張り
は、前記物品をコンパクトな型に収納保管しようとする
時の妨げにもなっていた。即ち、着脱の作業性を損ねる
ことなく、いかにギャザーを減らし、フィット性・着用
感の向上とコンパクトな収納保管を実現するかはかねて
からの問題であった。
トと弾性伸縮性を有する不織布製のバックシートと、股
下区域の両側および前後区域の両端にそれぞれ配置した
レッグおよびウェスト弾性部材からなる使い捨て着用物
品において、前記トップおよびバックシートは、それら
を構成している不織布各々の横方向伸縮応力が各々の縦
方向伸縮応力よりも小さくて、当該横方向に伸縮し易い
ものであり、前記不織布は、50g/m2の目付量で50%延伸
するときの前記横方向の伸縮応力が30g/25mm幅以下であ
ることを特徴とする。
向、即ちウェスト囲りにトップシートおよびバックシー
ト自体が良く伸縮するから、特にウェスト囲りのギャザ
ーを減らすことが可能となり、それによって着用感の向
上とコンパクトな型での収納保管の実現を図ることがで
きる。
よびレッグ囲りには、従来公知の方法によって取り付け
られる弾性部材を併用し、身体への着用状態を安定化さ
せる。
と、以下のとおりである。
と、ウェスト囲り3とを有し、それぞれに弾性部材4,5
を取り付けてある。
性伸縮性のトップシート6と、これと同じ不織布から作
った弾性伸縮性バックシート7と、マットまたはシート
状の吸水性コア8と、前記レッグおよびウェスト弾性部
材4,5と、トップおよびバックシート6,7と同じか、それ
以上の伸縮性を有するプラスチックフィルムから作った
伸縮性バリヤーシート9とから構成してある。トップお
よびバックシート6,7ならびにバリヤーシート9の前後
区域10,11の間に位置する股下区域12の両側縁にはレッ
グ囲り用の切欠縁13,14,15を形成してある。バックシー
ト7の全域にはバリヤーシート9をホットメルト型接着
剤または融着で接合するとともに、バリヤーシート9の
上面にはコア8をホットメルト型接着剤または融着で間
欠的に接合してある。コア8とバリヤーシート9との、
およびトップシート6とバリヤーシート9との接合は、
多数のドット状接合手段16でなしてあり、これは適当な
長さの多数の断続線であってもよい。第4図に示すよう
に、同様に、バックシート7とバリヤーシート9との接
合も、多数のドット状接合手段17でなしてあり(第6図
参照)、これも適当な長さの多数の断続線であってもよ
い。前後区域10,11におけるバリヤーシート9の両側部
には微細な通気孔群18を設けてある(第3図参照)。
5と、前後区域10,11の端19とにはレッグおよびウェスト
弾性部材4,5を配置してある。レッグ弾性部材4は、第
1部材4Aと第2部材4Bとから構成してある。第1および
第2部材は、それらの両端近傍部を交差せしめてこの交
差部から外端へ伸びる部分4A1,4B1をトップシート6お
よび/またはバリヤーシート9の内面に切欠縁13,15に
沿ってホットメルト型接着剤で接着するとともに、中央
部分4A2,4B2をいずれの部材にも接着することなく該コ
アの中央域下面に位置せしめてある。ただし、中央部分
4A2,4B2もいずれかの部材に接着してもよい。ウェスト
弾性部材5はトップシートおよび/またはバリヤーシー
ト9の内面に端19に沿ってホットメルト型接着剤で接着
してある。
要に応じてヒートシールまたはホットメルト型接着剤で
接合してもよい。コア8の上面も必要に応じてトップシ
ート6に間欠的に接合してもよい。第4図に鎖線で示す
ように、弾性部材4はバックシート7とバリヤーシート
9との間に配置することもでき、この場合には、該弾性
部材はバックシート7に接着するのが好ましい。
示すそれにおける鎖線20よりも外側にある部分を切除し
たものに相当する幅に形成してある。こうした場合に
は、バリヤーシート9が位置してないトップおよびバッ
クシートの両側部において通気がなされる。
二つに折り重ねてその両側縁をヒートシール手段22で接
合することで、第1図に示す部品1に構成してある。
すことなく、公知の開放型の物品としてもよく、この場
合には、後区域11(第2図参照)の両側部に公知のテー
プファスナーなどの締結手段を設ける。また、物品によ
っては、コア8を配置しないこともある。
じものを使用できるが、各々物品1の横方向と縦方向と
において弾性伸縮性が異なり、横方向の弾性伸縮応力
が、縦方向のそれよりも小さいものが使用される。かか
る不織布には、好ましくは、目付量が50g/m2であって、
幅25mmを有する不織布試験片を50%延伸するときの荷重
が30g以下であるものが使用される。ここに言う弾性伸
縮性とは、25mm幅にとった適宜の長さの不織布片に繰り
返し張力を作用させた時に、弾性的な伸び縮みを繰り返
すことができることを言い、かかる伸び縮みは数回の繰
り返しで、例えば5〜20%程度の永久変形としての伸び
を伴うこともある。又、伸縮応力とは、25mm幅試片を所
要延伸率にまで延伸するときに作用させる荷重を意味し
ている。かかる伸縮応力は、例えば、JIS L−1096「一
般織物試験方法」に記載の引張強さ及び伸び率の試験方
法に準拠して測定することができる。
である前記不織布としては、周知の方法により目付20〜
50g/m2で、織度0.5〜3dの熱捲縮繊維をカーディングし
てウエブとし、これをジェット噴水下に水流交絡不織布
となし、さらに熱処理してシート状態を賦与してなる不
織布を用いることができる。かかる工程による熱捲縮繊
維を含む不織布は、製造工程のウエブの進行方向(MD方
向)と、これに垂直な方向(CD方向)とで弾性伸縮性が
著しく異なり、CD方向に伸び易く、これによって、前述
した50%延伸時の伸縮応力がCD方向において30g/25mm幅
以下となる不織布が容易に得られる。尚この時のMD方向
伸縮応力は通常1000g/25mm幅以上にある。本物品1は、
例えばこのCD方向を横方向とするトップおよびバックシ
ートによって構成される。前記熱捲縮繊維としては、た
とえばチッソ(株)が市販する商品名「EP繊維」が好ま
しいものの一つである。かかるトップおよびバックシー
ト6,7を使うことによって、物品1は、特に横幅方向に
弾性伸縮し易いものとなるから、ウェスト囲り弾性部材
5の取り付けに当っては、ウェスト囲りに設けるギャザ
ーの数を従来の着用物品に比べてはるかに少なくするこ
とができる。
20g/m2に満たない場合には、水流交絡不織布としては強
度不足であり、50g/m2を越える目付量では過剰品質とな
り経済的に好ましくない。また、弾性伸縮応力が30g/25
mm幅を越える場合には、物品1を着用した時にウェスト
囲りの弾性が強すぎて、着用感を損ねる場合を生じ易
く、好ましくない。
溶着性繊維との混合成形物を、バリヤーシート9は、物
品1においてバックシート7の内面側を不透水性にし
て、漏れを防ぐために、適宜必要に応じ用いられるもの
で、厚さ0.005〜0.080mmの低密度ポリエチレンフィルム
が用いられている。その材料選定に当っては、完成した
物品1においてバリヤーシート9が横方向、縦方向のい
ずれの方向にも容易に伸びるものであって、トップおよ
びバックシート6,7の横方向、縦方向の伸縮性発現を抑
制することがないように配慮される。弾性部材4,5は、
1本の糸状または、帯状ゴムまたはプラスチックをそれ
ぞれ用いることができる。
トップおよびバックシートは、横方向の弾性伸縮応力の
小さいもの、即ち、物品の横方向に特に弾性伸縮し易い
ものを用いてあるので、従来の使い捨て着用物品に比し
ウェスト囲りのギャザーを減らした着用物品を提供する
ことが可能であり、かく提供された物品は、ウェスト囲
りのフィット性・着用感にすぐれ、コンパクトな型での
収納保管が容易である。
図、第2図は分解斜視図、第3図はバリヤーシートの斜
視図、第4図はバックシートとバリヤーシートの間に弾
性部材を配置した例を示す斜視図、第5図は幅狭く形成
したバリヤーシートの斜視図、第6図はバックシートと
バリヤーシートとの接合断面図。 1……物品、4……レッグ弾性部材 5……ウェスト弾性部材、6……トップシート 7……バックシート
Claims (1)
- 【請求項1】弾性伸縮性を有する不織布製のトップシー
トと弾性伸縮性を有する不織布製のバックシートと、股
下区域の両側および前後区域の両端にそれぞれ配置した
レッグおよびウェスト弾性部材からなる使い捨て着用物
品において、 前記トップおよびバックシートは、それらを構成してい
る不織布各々の横方向伸縮応力が各々の縦方向伸縮応力
よりも小さくて、当該横方向に伸縮し易いものであり、
前記不織布は、50g/m2の目付量で50%延伸するときの前
記横方向の伸縮応力が30g/25mm幅以下であることを特徴
とする着用物品。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020203A JP2711166B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 使い捨て着用物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020203A JP2711166B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 使い捨て着用物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224559A JPH03224559A (ja) | 1991-10-03 |
JP2711166B2 true JP2711166B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=12020609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020203A Expired - Lifetime JP2711166B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 使い捨て着用物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1990
- 1990-01-30 JP JP2020203A patent/JP2711166B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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