JP2850982B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

使い捨て着用物品

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JP2850982B2
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隆光 伊賀上
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パンツ型の使い捨て着用物品に関し、さら
に詳しくは、パンツまたはブリーフ型のオムツ(失禁用
を含む)、いわゆるトレニングパンツなどのパンツ型の
使い捨て着用物品に関する。
〔従来の技術とその課題〕
従来、この種の着用物品、たとえばパンツまたはブリ
ーフ型の物品、とくにトレニングパンツとして、レッグ
回りおよびウエスト回りに弾性部材を取り付け、透水性
トップおよびバックシートの間に吸水性コアを介在せし
めたものが知られている。
一方、こうした物品において、トップおよびバックシ
ートが伸縮性を有しておらず、また有しているとしても
それが優れたものとはいえず、身体への着脱およびフィ
ット性が良好ではない。
また、トップおよびバックシートとしては通気性を有
することが好ましいことから、これらに不織布を用いて
ある。このため、これら間に吸水性コアを介在させてあ
っても、コアに吸収された排泄液が漏れる。もっとも、
トレニングパンツである場合には、その使用目的から排
泄液の漏れが多少あっても差支えないともいえ、こうし
たことからその漏れ防止については意図的に放置されて
来ている。しかし、その漏れを完全に防止するようにし
なくてもよいとしても、着用者の排泄と同時に多量の排
泄液が漏れてしまうのは好ましくない。
ここで課題となるのは、使い捨て着用物品ということ
から、トップおよびバックシートとして従来のように通
気性が良好な不織布を用いるのが好ましいが、同時に、
排泄液の漏れを極力少なくするとを意図すると、少なく
ともバックシートとしては不織布を用いるのは好ましく
ないという二律背反の関係になるのをいかに理解するか
であり、また、単に繊維が交絡する伸縮性不織布の伸縮
性を利用する場合、こうした不織布は一般に弾性強力が
小さくて身体への圧接力が弱いうえ、伸縮の繰り返しで
急速に弾性強力が低下するが、これをいかに解決するか
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、伸縮性かつ透水性トップシートと伸縮性か
つ透水性バックシートとの間に吸水性コアを介在させ、
股下区域の両側を切欠したレッグ回りに弾性部材および
前後区域のウエスト回りに弾性部材を配置し、前後両側
縁を接合することでウエスト開口部および一対のレッグ
開口部を形成してあるパンツ型の使い捨て着用物品の改
良に係わる。
本発明は、前記構成において、前記バックシートの内
面に前記トップおよびバックシートの弾性強力よりも大
きい弾性強力を有する伸縮性バリヤーシートを間欠的に
接合して積層シートを構成してあることと、前記レッグ
回りにおける前記弾性部材を第1および第2弾性部材か
ら構成し、前記積層シートに前記第1および第2弾性部
材をほぼU字形に湾曲して配置するとともに、前記第1
弾性部材のほぼU字形の各側部分を前記各レッグ回りの
ほぼ前半分に、前記第2弾性部材のほぼU字形の各側部
分を前記各レッグ回りの残りのほぼ後半分にそれぞれ位
置させ、かつ、前記第1および第2弾性部材のほぼU字
形の各中央部分をして前記股下区域を横切らせてあるこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
図面を参照して、本発明着用物品の実施例を説明する
と、以下のとおりである。
第1図に示すように、着用物品1は、レッグ回り2
と、ウエスト回り3とを有し、それぞれに弾性部材4,5
を取り付けてある。
第2図に示すように、物品1は、不織布から作った伸
縮性かつ透水性トップシート6と、これと同じ不織布か
ら作った伸縮性かつ透水性バックシート7と、マットま
たはシート状の吸水性コア8と、前記レッグおよびウエ
スト弾性部材4,5と、トップおよびバックシート6,7より
も弾性強力が大きいプラスチックフィルムから作った伸
縮性バリヤーシート9とから構成してある。トップおよ
びバックシート6,7ならびにバリヤーシート9の前後区
域10,11の間に位置する股下区域12の両側縁には前記レ
ッグ回り用の切欠縁13,14,15を形成してある。バックシ
ート7の内面全域にはバリヤーシート9をホットメルト
型接着剤または融着で接合して積層シートを構成すると
ともに、バリヤーシート9の上面にはコア8をホットメ
ルト型接着剤または溶着で間欠的に接合してある。コア
8とバリヤーシート9との、およびトップシート6とバ
リヤーシート9との接合は、多数のドット状接合手段16
でなしてあり、これは適当な長さの多数の断続線であっ
てもよい。第4図に示すように、同様に、バックシート
7とバリヤーシート9との接合も、多数のドット状接合
手段17でなしてあり(第5図参照)、これも適当な長さ
の多数の断続線であってもよい。前後区域10,11におけ
るバリヤーシート9の両側部には微細な通気孔群18を設
けてある(第3図参照)。
トップシート6およびバリヤーシート9の凹欠縁13,1
5と、前後区域10,11の端19とにはレッグおよびウエスト
弾性部材4,5を配置してある。レッグ弾性部材4は、第
1部材4Aと、第2部材4Bとから構成してある。第1およ
び第2部材4A,4Bは、ほぼU字形に湾曲し、それらの両
端近傍部を交差せしめてこの交差部から外端へ延びるほ
ぼU字形の各側部分4A1,4B1をトップシート6および/
またはバリヤーシート9の内面に切欠縁13,15に沿って
ホットメルト型接着剤で接着するとともに、ほぼU字形
の各中央部分4A2,4B2をいずれの部材にも接着すること
なく該コアの中央区域下面に位置せしめてある。ただ
し、中央部分4A,4B2もいずれかの部材に接着してもよ
い。ウエスト弾性部材5はトップシートおよび/または
バリヤーシート9の内面に端19に沿ってホットメルト型
接着剤で接着してある。
トップシート6およびバリヤーシート9の外周縁は必
要に応じてヒートシールまたはホットメルト型接着剤で
接合してもよい。コア8の上面も必要に応じてトップシ
ート6に間欠的に接合してもよい。第4図に鎖線で示す
ように、弾性部材4はバックシート7とバリヤーシート
9との間に配置することもでき、この場合には、該弾性
部材はバックシート7に接着するのが好ましい。
こうして構成した積層体21は、その中央部で縦方向に
二つに折り重ねてその両側縁をヒートシール手段22で接
合することで、第1図に示す物品1に構成してある。
トップおよびバックシート6,7は縦横への伸縮性を有
する不織布を、コア8はフラッフパルプと吸水性ポリマ
ー粒子と熱溶着性繊維との混合成形物を、バリヤーシー
ト9は縦横への伸縮性を有する厚さ0.005〜0.080mmのポ
リオレフィン系の低密度プラスチックフィルムを、弾性
部材4,5は1本以上の糸状または帯状ゴムまたはプラス
チックフィルムをそれぞれ用いることができる。
さらにいえば、トップおよびバックシート6,7の材料
である前記不織布としては、目付25〜45g/m2であって、
繊度0.5〜3dの熱捲縮繊維をカーディングしてウエブを
形成し、これを熱処理してシート状形態を賦与し、しか
も、MD(縦方向)、CD(横方向)への30%引っ張り強度
がそれぞれ15〜60g/25mm、10〜20g/25mmであり、50%引
っ張り強度がそれぞれ40〜150g/25mm、15〜20g/25mmで
あるものを用いるのが好ましい。前記熱捲縮繊維として
は、たとえば、「チッソ(株)」から入手される商品名
「EP繊維」が好ましいものの一つである。
〔発明の効果〕
本発明物品によれば、伸縮性不織布であるトップおよ
びバックシートの間に介在するバリヤーシートで、排泄
液の漏れを防止することができるとともに、該バ1リヤ
ーシートも伸縮性を有しトップおよびバックシートの少
なくとも一方に間欠的に接合してあって、これらシート
とともに伸縮して物品が着用者の身体に適合密着する。
前記バリヤーシートは、不織布よりも弾性強力が大き
い材料からなるから、伸長時に不織布のように繊維交絡
が緩んだり繊維接合が解かれたりして弾性強力、換言す
ると収縮応力が急速に低下することが少なく、物品の生
地全体に所要の収縮応力を維持させるにきわめて有効で
あるうえ、着用中にトップおよびバックシートとともに
これらが破損する程度の引張力を受けても、容易に破損
することなく物品の形態を維持してその機能を果たすこ
とができる。
また、レッグ弾性部材は、ほぼU字形に湾曲して股下
区域を横切っているから、物品の股下区域を常に引き上
げるように作用し、そのため排泄物の荷重により、股下
区域、ひいては物品全体が妄りにずり下がることがな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明物品の実施例を示すもので、第1図は斜視
図、第2図は分解斜視図、第3図はバリヤーシートの斜
視図、第4図はバックシートとバリヤーシートとの間に
弾性部材を配置した例を示す斜視図、第5図はバックシ
ートとバリヤーシートとの接合断面図。 1……物品 4……レッグ弾性部材 5……ウエスト弾性部材 6……トップシート 7……バックシート 8……コア 9……バリヤーシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−77304(JP,A) 特開 昭57−117602(JP,A) 実開 昭63−56026(JP,U) 実開 平1−164708(JP,U) 実開 昭62−41006(JP,U) 実開 昭61−142805(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41B 13/00 - 13/08 A41B 9/02 - 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮性かつ透水性トップシートと伸縮性か
    つ透水性バックシートとの間に吸水性コアを介在させ、
    股下区域の両側を切欠したレッグ回りに弾性部材および
    前後区域のウエスト回りに弾性部材を配置し、前後両側
    縁を接合することでウエスト開口部および一対のレッグ
    開口部を形成してあるパンツ型の使い捨て着用物品にお
    いて、 前記バックシートの内面に前記トップおよびバックシー
    トの弾性強力よりも大きい弾性強力を有する伸縮性バリ
    ヤーシートを間欠的に接合して積層シートを構成してあ
    り、 前記レッグ回りにおける前記弾性部材を第1および第2
    弾性部材から構成し、前記積層シートに前記第1および
    第2弾性部材をほぼU字形に湾曲して配置するととも
    に、前記第1弾性部材のほぼU字形の各側部分を前記各
    レッグ回りのほぼ前半分に、前記第2弾性部材のほぼU
    字形の各側部分を前記各レッグ回りの残りのほぼ後半分
    にそれぞれ位置させ、かつ、前記第1および第2弾性部
    材のほぼU字形の各中央部分をして前記股下区域を横切
    らせてある ことを特徴とする前記物品。
  2. 【請求項2】請求項1記載の物品であって、前記トップ
    およびバックシートを不織布から、バリヤーシートをプ
    ラスチックフィルムから、それぞれ作ってある該物品。
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