JPH0948414A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JPH0948414A
JPH0948414A JP22468195A JP22468195A JPH0948414A JP H0948414 A JPH0948414 A JP H0948414A JP 22468195 A JP22468195 A JP 22468195A JP 22468195 A JP22468195 A JP 22468195A JP H0948414 A JPH0948414 A JP H0948414A
Authority
JP
Japan
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label
roller
roll
print
print roller
Prior art date
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Application number
JP22468195A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
弘 西村
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台紙レスラベルを用いてラベルプリンタの小
形化を図ると共に、ロスを抑えながら、印字ローラへの
台紙レスラベルの巻き込みを防止することを課題とす
る。 【解決手段】 表面に剥離剤が上塗りされ、裏面に粘着
剤が塗布された台紙レスラベル5を印字ヘッド11と印
字ローラ13との間を通過させ、ラベル5の表面に印字
を行うラベルプリンタにおいて、印字ローラ12の前方
に、ラベル5の巻き込みを阻止する印字ローラ12より
も小径とした巻込防止ローラ14を配設し、これら両ロ
ーラ12,14間に、非粘着処理が施されたラベル送り
出し用の平ベルト15を掛設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルプリンタ、
詳しくは商品への貼付用ラベルの発行機として使用され
るラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラベルプリンタは、例え
ば実公平2−9983号公報に開示されているように、
表面に剥離剤がコーティングされた帯状の台紙にラベル
を貼着してなるロール巻きのラベルシートを用い、該ラ
ベルシートをロール受け部から引き出して、このラベル
シートを印字ヘッドと印字ローラとの間を通過させ、そ
の通過時に上記ラベルの表面にキーボードによって入力
されたデータやプリンタに接続して使用する電子秤から
の計量値信号に基づく各種の文字や数値を印字すると共
に、上記印字ローラの前方位置に設けられた剥離部材に
おいて印字が施されたラベルシートにおける台紙を、そ
の裏面側へ鋭角的に屈曲させて巻取ローラに巻き取るこ
とにより上記ラベルをその張り力を利用して台紙から剥
離させて外部に送り出すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した帯
状の台紙にラベルを貼着してなるロール巻きのラベルシ
ートを用いた場合、そのロール径がラベルシートのみを
ロール状に巻いた場合のロール径に較べて約2倍大きく
なり、そのため、大きな収容スペースが必要であるし、
また、剥離された台紙を巻き取って回収するための巻取
ローラや剥離部材が特別に必要であるばかりか、その設
置スペースも必要となる。その結果、ラベルプリンタ全
体が大型となる問題があり、その上、巻取ローラに巻き
取られた使用済の台紙についてはそのまま廃棄処分され
ることから、ロスも多くなる問題を有していた。
【0004】なお、上記の問題に対し、表面に剥離剤が
上塗りされ、裏面に粘着剤が塗布された台紙レスラベル
を用いれば、そのロール径を小径化できると共に、台紙
や台紙巻き取り用ローラ及び剥離部材を不要にできて、
ラベルプリンタの小形化を図り、ロスも少なくすること
が考えられる。
【0005】しかしながら、台紙レスラベルを用いる場
合、該ラベルの裏面に粘着剤が塗布されており、また、
印字ヘッドを印字ローラ側に押し付けて該印字ヘッドに
よりラベル表面に印字を行うためには、印字ヘッドと印
字ローラとの間において所定の接触面積を確保しなけれ
ばならない構造上、印字ローラの小径化を図ってラベル
巻き込みを防止することができず、そのため、例えばシ
リコン等の非粘着剤を含浸させた印字ローラを用いても
曲率半径の大きな印字ローラにラベルが巻き付くといっ
た問題があり、したがって、台紙レスラベルについては
採用されていないのが現状である。
【0006】そこで本発明は、従来における上記のよう
な実情に対処するもので、台紙レスラベルを用いて、台
紙や台紙巻取用ローラ及び剥離部材を不要にし、ラベル
プリンタの小形化を図ることができると共に、ロスを抑
えることができ、しかも、印字ローラへの台紙レスラベ
ルの巻き込みを確実に防止することができるラベルプリ
ンタの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明(以下「第1発明とい
う。」)は、表面に剥離剤が上塗りされ、裏面に粘着剤
が塗布された台紙レスラベルを印字ヘッドと印字ローラ
との間を通過させ、該ラベルの表面に印字を行うラベル
プリンタであって、上記印字ローラの前方に、上記ラベ
ルの巻き込みを阻止する印字ローラよりも小径とした巻
込防止ローラが備えられており、これら両ローラ間に、
非粘着処理が施された平ベルトが掛設されていることを
特徴とする。
【0008】これにより、印字されたラベルは、印字ロ
ーラと巻込防止ローラとの間に掛設され、かつ非粘着処
理が施された平ベルトにより印字ローラに巻き込まれる
ことなく送り出されるのであり、その際、上記巻込防止
ローラは上記ラベルの巻き込みを阻止するように印字ロ
ーラよりも小径とされているので、上記ラベルは巻込防
止ローラの前面側においてラベル自体が有する張り力に
より曲率半径の小さなカーブを描く平ベルトから容易に
離脱してラベル発行窓へとスムーズに送り出されること
になる。これにより、上記ラベルの印字ローラへの巻き
付きは勿論、平ベルトへの巻き付きも確実に防止するこ
とが可能となる。
【0009】また、本願の請求項2に係る発明(以下
「第2発明という。」)は、表面に剥離剤が上塗りさ
れ、裏面に粘着剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘ
ッドと印字ローラとの間を通過させ、該ラベルの表面に
印字を行うラベルプリンタであって、上記印字ローラの
前方に、上記ラベルの巻き込みを阻止する印字ローラよ
りも小径とした巻込防止ローラが備えられており、これ
ら巻込防止ローラと印字ローラとの外周には、それぞれ
軸方向の位置を対応させて周溝が複数形成されていると
共に、これらの各周溝間に非粘着処理が施されたベルト
がそれぞれ掛設されていることを特徴とする。
【0010】この第2発明によれば、印字された台紙レ
スラベルは、印字ローラと巻込防止ローラの周溝間に掛
設され、かつ非粘着処理が施された複数本のベルトによ
り印字ローラに巻き込まれることなく巻込防止杆の前端
側へと案内され、さらに、上記ラベルは巻込防止ローラ
の前面側においてラベル自体が有する張り力により曲率
半径の小さなカーブを描く各ベルトから容易に離脱して
ラベル発行窓へとスムーズに送り出されることになる。
【0011】また、本願の請求項3に係る発明(以下
「第3発明という。」)は、上記第3発明の構成に加え
て、印字ヘッドと対向する箇所における印字ローラの外
周面とベルトの外周面とが面一になるように印字ローラ
の周溝深さと、ベルトの厚みとがほゞ同一に形成されて
いることを特徴とする。
【0012】この第3発明によれば、上記第2の実施の
形態における作用に加えて、印字ヘッド11による印字
に際して、上記周溝33aによる悪影響をなくして小さ
な文字や数字等であっても台紙レスラベル5の表面に確
実に印字することができ、その印字の鮮明さを確保する
ことが可能となる。
【0013】また、本願の請求項4に係る発明(以下
「第4発明という。」)は、表面に剥離剤が上塗りさ
れ、裏面に粘着剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘ
ッドと印字ローラとの間を通過させ、該ラベルの表面に
印字を行うラベルプリンタであって、上記印字ローラの
前方側上部に、上記ラベルの送り出し方向に延びる非粘
着処理が施された巻込防止板が備えられており、該巻込
防止板の後端部が、上記ラベルの印字ローラへの巻き込
みを阻止するように該印字ローラの周面に近接して配置
されていることを特徴とする。
【0014】この第4発明によれば、印字された台紙レ
スラベルは、非粘着処理が施された巻込防止板の後端部
により印字ローラに巻き込まれることなく巻込防止板の
上面前方側へと案内され、さらに、該ラベルはラベル自
体が有する張り力により巻込防止板の前端部から容易に
離脱してラベル発行窓へとスムーズに送り出されること
になる。
【0015】また、本願の請求項5に係る発明(以下
「第5発明という。」)は、上記第4発明の構成に加え
て、印字ローラには、その外周に複数の周溝が設けられ
ており、巻込防止板の後端部には、上記各周溝内に突入
する複数の突出部が設けられていることを特徴とする。
【0016】この第5発明によれば、上記した第4発明
の巻き込み防止作用に加えて、上記印字ローラの各周溝
内に突入する巻込防止板の突出部により、台紙レスラベ
ルの印字ローラへの巻き込みをより確実に阻止すること
が可能となる。
【0017】また、本願の請求項6に係る発明(以下
「第6発明という。」)は、表面に剥離剤が上塗りさ
れ、裏面に粘着剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘ
ッドと印字ローラとの間を通過させ、該ラベルの表面に
印字を行うラベルプリンタであって、印字ローラの前方
側上部に、上記ラベルの送り出し方向に延び、かつ非粘
着処理が施されたピアノ線からなる巻込防止杆が備えら
れていると共に、上記印字ローラの外周に複数の周溝が
設けられており、これら周溝内には上記巻込防止杆の先
端部が上記ラベルの印字ローラへの巻き込みを阻止する
ように突入されていることを特徴とする。
【0018】この第6発明によれば、印字された台紙レ
スラベルは、非粘着処理が施されたピアノ線からなる巻
込防止杆により印字ローラに巻き込まれることなく巻込
防止杆の前端側へと案内され、さらに、該ラベルはラベ
ル自体が有する張り力により巻込防止杆の前端部から容
易に離脱してラベル発行窓へとスムーズに送り出される
ことになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態
を示すもので、図1及び図2に示すように、ラベルプリ
ンタ1の本体ケース2には、一側部に各種データの入力
キーボード3aと、表示装置3bとを配設してなる操作
部3が設けられていると共に、該ケース2の他側部に前
面が開口する収容部2aが設けられている。この収容部
2aには、底壁4aと前壁4bと側壁4cとからなる引
出体4が出し入れ自在に設けられ、該引出体4の側壁4
cには、表面にシリコン等の剥離剤が上塗りされ、裏面
に粘着剤が塗布されたロール状の台紙レスラベル5が取
付けられるロール受け部6と、該ロール受け部6から引
き出された上記ラベル5を案内する案内ローラ7と、該
ラベル5の表面に所要の文字や数字等を印字し、印字さ
れたラベル5を上記引出体4の前壁4aに設けられたラ
ベル発行窓4dから取出し可能な状態となるように送り
出す印字装置10とが備えられている。
【0021】上記印字装置10は印字ヘッド11と、該
印字ヘッド11の前部が押し付けられる印字ローラ13
とを備えると共に、この印字ローラ13の前方で上記ラ
ベル発行窓4dの近くには、上記ラベル5の巻き込みを
阻止する上記印字ローラ13よりも小径とした巻込防止
ローラ14が平行状に配設されており、これら巻込防止
ローラ14と印字ローラ13との間には、表面にシリコ
ン等がコーティングされて非粘着処理が施された平ベル
ト15が掛設されている。上記印字ローラ13及び巻込
防止ローラ14は、上記引出体4の側壁4cに対しそれ
ぞれ回転自在に支持されていると共に、上記印字ローラ
13は上記側壁4cに支持されるモータ16によってベ
ルト17を介して回転駆動されるようになっており、こ
の印字ローラ13の回転駆動により巻込防止ローラ14
が平ベルト15を介して従動回転されるようになってい
る。また、上記印字ヘッド11には、その前部を印字ロ
ーラ13にバネ力を介して押し付ける既知の操作機構
(図示しない)が設けられている。さらに、上記台紙レ
スラベル5には予め切取用のミシン目5aが一定間隔で
形成されている。
【0022】上記の構成によれば、モータ16で印字ロ
ーラ13を回転駆動させることにより、台紙レスラベル
5をロール受け部6から引き出して、該ラベル5を印字
ヘッド11と印字ローラ13との間を通過させ、その通
過時、上記ラベル5の表面に、キーボード3aによって
入力されたデータやプリンタに接続して使用する電子秤
(図示せず)からの計量値信号に基づく各種の文字や数
値が印字ヘッド11により印字され、その後、印字され
たラベル5は平ベルト15を介してラベル発行窓4dか
ら外方に突き出され、上記モータ16の停止によりラベ
ル送りが停止されることになる。その後、突き出された
ラベル5は、切取用のミシン目5aから切り取られて適
宜商品等に貼り付けられる。
【0023】そして、上記印字ヘッド11により印字さ
れたラベル5を引出体4の前壁4aに設けられたラベル
発行窓4dへ送り出す場合、印字されたラベル5は、印
字ローラ13とラベル発行窓4d近くに配設された巻込
防止ローラ14との間に掛設され、かつ非粘着処理が施
された平ベルト15により印字ローラ13側からラベル
発行窓4dへと送られることになる。その際、上記巻込
防止ローラ14は上記ラベル5の巻き込みを阻止するよ
うに印字ローラ13よりも小径とされているので、上記
ラベル5は巻込防止ローラ14の前面側においてラベル
自体が有する張り力により曲率半径の小さなカーブを描
く平ベルト15から容易に離脱してラベル発行窓4dへ
とスムーズに送り出されることになる。これにより、上
記ラベル5の平ベルト15への巻き付きを防止できるこ
とになる。
【0024】従って、台紙レスラベル1を用いることが
可能となり、従来使用していたラベル剥離用の台紙や台
紙巻取用ローラ及び剥離部材などを不要にできて、ラベ
ルプリンタ1の小形化を図ることができると共に、ロス
も抑えることができ、しかも、印字ローラ13への台紙
レスラベル5の巻き込みを確実に防止することができ
る。その上、巻込防止ローラ14は印字ローラ13の回
転駆動により平ベルト15を介して従動回転されるた
め、巻込防止ローラ14を駆動するための特別な駆動源
を必要としない。
【0025】尚、以上の実施の形態では、台紙レスラベ
ル5に切取用のミシン目5aを形成したものについて説
明したけれども、この他、例えばミシン目5aを形成す
ることなく、ラベル発行窓4dの近傍にカッタ装置を設
けて、該カッタ装置によりラベル発行窓4dから突き出
されたラベル5を切り取るように構成してもよい。
【0026】次に、ラベルプリンタの第2の実施の形態
について説明する。
【0027】このラベルプリンタは、図5及び図6に示
したように、第1の実施の形態で用いた平ベルト15に
代えて複数本のベルトを用いたものである。
【0028】具体的には、印字ローラ23と巻込防止ロ
ーラ24との外周にそれぞれ軸方向の位置を対応させて
周溝23a…23a,24a…24aが複数形成されて
おり、これらの各周溝23a,24a間に表面にシリコ
ン等がコーティングされて非粘着処理が施されたベルト
25…25がそれぞれ掛設されているものである。上記
印字ローラ33としては、これ自体に非粘着性を与える
ためにシリコン等の潤滑剤を含浸させたゴム製のものを
用いており、また、上記ベルト25としてはVベルト状
のものを用いたり、細幅の平ベルトを用いてもよい。さ
らに、上記巻込防止ローラ24の外周面には、シリコン
等がコーティングされていて非粘着処理が施されてい
る。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0029】これによっても、上記印字ヘッド11によ
り印字されたラベル5は、印字ローラ23と巻込防止ロ
ーラ24の周溝23a,24a間に掛設され、非粘着処
理が施された複数本のベルト25…25により印字ロー
ラ23側からラベル発行窓4dへと送られることにな
る。そして、上記巻込防止ローラ24は上記ラベル5の
巻き込みを阻止するように印字ローラ23に対し比較的
小径とされているので、上記ラベル5は巻込防止ローラ
24の前面側においてラベル自体が有する張り力により
曲率半径の小さなカーブを描く各ベルト25から容易に
離脱してラベル発行窓4dへとスムーズに送り出される
ことになる。その場合、各ベルト25…25のみならず
巻込防止ローラ24及び印字ローラ33にも非粘着処理
を施しているので、上記ラベル5の印字ローラ23及び
ベルト25への巻き付きがより確実に防止できることに
なる。
【0030】従って、台紙レスラベルを用いることが可
能で、ラベルプリンタ1の小形化を図ることができると
共に、ロスも抑えることができ、しかも、印字ローラ2
3への台紙レスラベル5の巻き込みを確実に防止するこ
とができる。その上、印字ローラ23の回転駆動を利用
して巻込防止ローラ24を従動回転させるため、該巻込
防止ローラ24を駆動するための特別な駆動源を必要と
しない。
【0031】次に、ラベルプリンタの第3の実施の形態
について説明する。
【0032】このラベルプリンタは、第2の実施の形態
のように複数本のベルトを用いる場合に、図7に示した
ように、印字ヘッド31と対向する箇所における印字ロ
ーラ33の外周面と各ベルト35の外周面とが面一にな
るように印字ローラ33の周溝33aの深さと、ベルト
35の厚みとをほゞ同一に形成したものである。その他
の構成は第2の実施の形態と同様であるので、その説明
を省略する。
【0033】従って、上記第2の実施の形態における作
用に加えて、印字ローラ33の印字ヘッド11と対向す
る箇所における印字ローラ33の各周溝33aを、複数
のベルト35で埋めて印字ローラ33とベルト35との
両外周面が面一になるようにしたことにより、印字ヘッ
ド11により上記周溝33aの幅よりも小さな文字や数
字等を印字する場合であっても確実に印字することがで
きてその印字の鮮明さを確保することが可能となる。そ
の上、上記ベルト35によるラベル5の送り速度と、印
字ローラ33によるラベル5の送り速度とを一致させる
ことになるので、ラベル5の送りが良好に行える。
【0034】次に、ラベルプリンタの第4の実施の形態
について説明する。
【0035】このラベルプリンタは、図8及び図9に示
したように、巻込防止手段として印字ローラ44の前方
側上部に、台紙レスラベル5の送り出し方向に延びる非
粘着処理が施された巻込防止板44が備えられていると
共に、該巻込防止板44の後端部44aが、上記ラベル
5の印字ローラ43への巻き込みを阻止するように該印
字ローラの44の周面に近接して配置されているもので
ある。上記印字ローラ43としては非粘着性を与えるた
めにシリコンを含浸させたゴム製のものを用いている。
また、上記巻込防止板44は、その表面にシリコン等が
コーティングされて非粘着処理が施され、かつ、その側
端部に突設された取付片44cを介してが引出体4の側
壁4cに固定されている。尚、該巻込防止板44の後端
部44aは、図9に示すように多少折り曲げるようにし
てもよいし、又真っ直ぐであってもよい。その他の構成
は第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略
する。
【0036】これによれば、上記印字ヘッド11により
印字されたラベル5は、非粘着処理が施された巻込防止
板44の後端部44aにより印字ローラ43への巻き込
みが阻止されながら巻込防止板44の上面前方側へと案
内され、さらに、該ラベル5はラベル自体が有する張り
力により巻込防止板44の前端部44bから容易に離脱
してラベル発行窓4dへとスムーズに送り出されること
になる。これにより、上記ラベル5の印字ローラ43へ
の巻き付きが確実に防止されることになる。
【0037】従って、台紙レスラベル5を用いることが
可能で、ラベルプリンタ1の小形化を図ることができる
と共に、ロスも抑えることができ、しかも、巻込防止板
44を設けるだけの簡単な構成で、印字ローラ43への
台紙レスラベル5の巻き込みを確実に防止することがで
きる。
【0038】次に、ラベルプリンタの第5の実施の形態
について説明する。
【0039】このラベルプリンタは、第4の実施の形態
のように巻込防止板を用いる場合に、図10に示したよ
うに、印字ローラ53の外周に、複数の周溝53a…5
3aが設けられていると共に、巻込防止板54の後端部
54aに、上記各周溝53a…53a内に突入する複数
の突出片54d…54dが一体に設けられているもので
ある。その他の構成は第4の実施の形態と同様である。
【0040】これによれば、上記した第4の実施の形態
の作用に加えて、上記印字ローラ53の各周溝53a…
53a内に突入する巻込防止板54の後端側突出片54
c…54cにより印字されたラベル5の印字ローラ53
への巻き込みがより確実に阻止されることになる。
【0041】次に、ラベルプリンタの第6の実施の形態
について説明する。
【0042】このラベルプリンタ1は、図11に示した
ように、巻込防止手段として、印字ローラ63の前方側
上部に、台紙レスラベル5の送り出し方向に延びるピア
ノ線からなる平面視コ字状の巻込防止杆64が備えられ
ており、上記印字ローラ63における両端部の外周に周
溝63a,63aが形成されていると共に、これら周溝
63,63内に上記巻込防止杆64の先端部64a,6
4aが上記ラベル5の印字ローラ63への巻き込みを阻
止するように突入されているものである。上記巻込防止
杆64の表面にはシリコン等がコーティングされて非粘
着処理が施されていると共に、該巻込防止杆64の基端
部64bには取付板65が固着され、該取付板65を介
して巻込防止杆64は引出体4における前壁4bの裏面
にねじ等の固定手段で固定されている。その他の構成は
第1の実施の形態と同様である。
【0043】これによれば、上記印字ローラ63の各周
溝63a,63a内に突入する巻込防止杆64の先端部
64a,64aにより、上記ラベル5は印字ローラ63
に巻き付くのを阻止されながら巻込防止杆64の基部側
へと案内され、さらに、該ラベル5はラベル自体が有す
る張り力により巻込防止杆64の基部64bから容易に
離脱してラベル発行窓4dへとスムーズに送り出される
ことになる。
【0044】従って、台紙レスラベル5を用いることが
可能で、ラベルプリンタ1の小形化を図ることができる
と共に、ロスも抑えることができ、しかも、ピアノ線か
らなる巻込防止杆64を設けるだけの簡単な構成で、上
記印字ローラ63への台紙レスラベル5の巻き込みを確
実に防止することができる。
【0045】さらに、ラベルプリンタの第7の実施の形
態について説明する。
【0046】このラベルプリンタ1は、第6の実施の形
態のように、ピアノ線からなる巻込防止杆を用いる際、
図12に示したように、印字ローラ73の両端部におけ
る台紙レスラベル5の両側縁が通る位置よりも内側で、
かつ印字ヘッド11で印字する印字範囲aよりも外側に
周溝73a,73aを設け、これら周溝73a,73a
内に平面視ホームベース状に形成されたピアノ線からな
る巻込防止杆74の先端部74a,74aを上記ラベル
5の印字ローラ63への巻き込みを阻止するように突入
させた構成としたものであり、その他の構成は第6の実
施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0047】これによれば、上記した第6の実施の形態
の作用と同様に、上記印字ローラ73の各周溝73a,
73a内に突入する巻込防止板74の後端側突出部74
c,74cにより印字ローラ73への巻き込みを確実に
阻止して、ラベル発行窓4dへと案内できながら、印字
ローラ73に設ける周溝73a,73aを、印字ヘッド
11による印字範囲aよりも外側に位置させたことによ
り、印字ヘッド11による印字に際して、上記周溝73
a,73aによる悪影響を回避することができ、これに
より極端に小さな文字や数字であっても確実に印字する
ことができてその印字の鮮明さを充分に確保することが
可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラベルプ
リンタでは、台紙レスラベルを用いて、台紙や台紙巻取
用ローラ及び剥離部材を不要にし、ラベルプリンタの小
形化を図ることができると共に、ロスを抑えることがで
き、しかも、印字ローラへの台紙レスラベルの巻き込み
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るラベルプリ
ンタの正面図である。
【図2】 同ラベルプリンタの一部を省略した縦断側面
図である。
【図3】 同ラベルプリンタにおける要部の斜視図であ
る。
【図4】 同要部の縦断側面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係るラベルプリ
ンタの印字装置における要部の斜視図である。
【図6】 同要部の縦断側面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係るラベルプリ
ンタの印字装置における要部の縦断側面図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態に係るラベルプリ
ンタの印字装置における要部の斜視図である。
【図9】 同要部の縦断側面図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態に係るラベルプ
リンタの印字装置における要部の斜視図である。
【図11】 本発明の第6の実施の形態に係るラベルプ
リンタの印字装置における要部の斜視図である。
【図12】 本発明の第7の実施の形態に係るラベルプ
リンタの印字装置における要部の平面図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 5 台紙レスラベル 11 印字ヘッド 13 印字ローラ 14 巻込防止ローラ 15 平ベルト 23 印字ローラ 23a…23a 周溝 24 巻込防止ローラ 24a…24a 周溝 25…25 ベルト 33 印字ローラ 33a…33a 周溝 34 巻込防止ローラ 34a…34a 周溝 35 ベルト 43 印字ローラ 44 巻込防止板 44a 後端部 53 印字ローラ 53a…53a 周溝 54 巻込防止板 54a 後端部 54d 突出片 63 印字ローラ 63a,63a 周溝 64 巻込防止杆 64a,64a 先端部 73 印字ローラ 73a,73a 周溝 74 巻込防止杆 74a,74a 先端部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に剥離剤が上塗りされ、裏面に粘着
    剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘッドと印字ロー
    ラとの間を通過させ、該ラベルの表面に印字を行うラベ
    ルプリンタであって、上記印字ローラの前方に、上記ラ
    ベルの巻き込みを阻止する印字ローラよりも小径とした
    巻込防止ローラが備えられており、これら両ローラ間
    に、非粘着処理が施された平ベルトが掛設されているこ
    とを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 表面に剥離剤が上塗りされ、裏面に粘着
    剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘッドと印字ロー
    ラとの間を通過させ、該ラベルの表面に印字を行うラベ
    ルプリンタであって、上記印字ローラの前方に、上記ラ
    ベルの巻き込みを阻止する印字ローラよりも小径とした
    巻込防止ローラが備えられており、これら巻込防止ロー
    ラと印字ローラとの外周には、それぞれ軸方向の位置を
    対応させて周溝が複数形成されていると共に、これらの
    各周溝間に非粘着処理が施されたベルトがそれぞれ掛設
    されていることを特徴とするラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドと対向する箇所における印字
    ローラの外周面とベルトの外周面とが面一になるように
    印字ローラの周溝深さと、ベルトの厚みとがほゞ同一に
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載のラベ
    ルプリンタ。
  4. 【請求項4】 表面に剥離剤が上塗りされ、裏面に粘着
    剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘッドと印字ロー
    ラとの間を通過させ、該ラベルの表面に印字を行うラベ
    ルプリンタであって、上記印字ローラの前方側上部に、
    上記ラベルの送り出し方向に延びる非粘着処理が施され
    た巻込防止板が備えられており、該巻込防止板の後端部
    が、上記ラベルの印字ローラへの巻き込みを阻止するよ
    うに該印字ローラの周面に近接して配置されていること
    を特徴とするラベルプリンタ。
  5. 【請求項5】 印字ローラには、その外周に複数の周溝
    が設けられており、巻込防止板の後端部には、上記各周
    溝内に突入する複数の突出部が設けられていることを特
    徴とする請求項4に記載のラベルプリンタ。
  6. 【請求項6】 表面に剥離剤が上塗りされ、裏面に粘着
    剤が塗布された台紙レスラベルを印字ヘッドと印字ロー
    ラとの間を通過させ、該ラベルの表面に印字を行うラベ
    ルプリンタであって、印字ローラの前方側上部に、上記
    ラベルの送り出し方向に延び、かつ非粘着処理が施され
    たピアノ線からなる巻込防止杆が備えられていると共
    に、上記印字ローラの外周に複数の周溝が設けられてお
    り、これら周溝内には上記巻込防止杆の先端部が上記ラ
    ベルの印字ローラへの巻き込みを阻止するように突入さ
    れていることを特徴とするラベルプリンタ。
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