JPH11348396A - インクリボンの使用制限装置 - Google Patents
インクリボンの使用制限装置Info
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- JPH11348396A JPH11348396A JP10157772A JP15777298A JPH11348396A JP H11348396 A JPH11348396 A JP H11348396A JP 10157772 A JP10157772 A JP 10157772A JP 15777298 A JP15777298 A JP 15777298A JP H11348396 A JPH11348396 A JP H11348396A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J35/00—Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
- B41J35/16—Multicolour arrangements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J35/00—Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
- B41J35/38—Feeding the ink ribbon to waste after use
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J33/00—Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
- B41J33/14—Ribbon-feed devices or mechanisms
- B41J33/52—Braking devices therefor
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラービデオプリンタのインクリボンの再使
用をできなくして、印画品質及びプリンタの適正な印画
紙の送り動作等を確保する。 【解決手段】 印画に使用されたインクリボン1が巻き
取られるスプール3のスプール軸3aに対してリングカ
ッター220を設けることで、巻き取りが行われるイン
クリボン1が切断されるようにする。
用をできなくして、印画品質及びプリンタの適正な印画
紙の送り動作等を確保する。 【解決手段】 印画に使用されたインクリボン1が巻き
取られるスプール3のスプール軸3aに対してリングカ
ッター220を設けることで、巻き取りが行われるイン
クリボン1が切断されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオプリ
ンタなどに備えられるインクリボンの不適正な使用を防
止するために設けられる、インクリボンの使用制限装置
に関するものである。
ンタなどに備えられるインクリボンの不適正な使用を防
止するために設けられる、インクリボンの使用制限装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、例えばアミューズメントの分
野などで、その場で撮像した画像をシール状の印画紙に
対して印刷するカラービデオプリンタが普及している。
野などで、その場で撮像した画像をシール状の印画紙に
対して印刷するカラービデオプリンタが普及している。
【0003】このようなカラービデオプリンタとしては
例えば昇華型熱転写方式が広く採用され、例えばイエロ
ー、シアン、マゼンタの3色が用意されたインクリボン
を使用し、サーマルヘッドにより印画紙に対して上記各
色のインクを熱転写することでプリントを行うようにし
ている。
例えば昇華型熱転写方式が広く採用され、例えばイエロ
ー、シアン、マゼンタの3色が用意されたインクリボン
を使用し、サーマルヘッドにより印画紙に対して上記各
色のインクを熱転写することでプリントを行うようにし
ている。
【0004】また、例えば上記インクリボンは、規定の
印画紙の縦又は横サイズに対応した幅を有するリボン状
に長いビニールシートとされ、このビニールシートのイ
ンクリボンが巻き付けられる供給用スプールと、印刷に
使用されたインクリボンが巻き取られていく巻き取り用
スプールとを備え、それ自体がプリンタに対して着脱可
能なインクリボンカートリッジの形態を採る。このよう
なインクリボンカートリッジとしては、例えば200枚
程度の印画紙に対して印刷することができるようになっ
ている。
印画紙の縦又は横サイズに対応した幅を有するリボン状
に長いビニールシートとされ、このビニールシートのイ
ンクリボンが巻き付けられる供給用スプールと、印刷に
使用されたインクリボンが巻き取られていく巻き取り用
スプールとを備え、それ自体がプリンタに対して着脱可
能なインクリボンカートリッジの形態を採る。このよう
なインクリボンカートリッジとしては、例えば200枚
程度の印画紙に対して印刷することができるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なカラービデオプリンタのユーザによっては、インクリ
ボンカートリッジが上記のような構造であることを逆手
に取り、一旦、インクリボンの印刷可能なシート部分が
全て巻き取り用スプールに巻き取られて最後まで使用さ
れたものについて、インクリボンカートリッジのインク
リボンを再度供給用スプールに巻き戻して再使用すると
いったことを行う場合がある。
なカラービデオプリンタのユーザによっては、インクリ
ボンカートリッジが上記のような構造であることを逆手
に取り、一旦、インクリボンの印刷可能なシート部分が
全て巻き取り用スプールに巻き取られて最後まで使用さ
れたものについて、インクリボンカートリッジのインク
リボンを再度供給用スプールに巻き戻して再使用すると
いったことを行う場合がある。
【0006】このような再使用が行われた場合、当然の
こととして、一度使用されてインクの抜けた部分のある
インクリボンを使用することになるため、印画紙に印刷
される画としては、本来得られるべき画質よりも劣化す
ることになる。
こととして、一度使用されてインクの抜けた部分のある
インクリボンを使用することになるため、印画紙に印刷
される画としては、本来得られるべき画質よりも劣化す
ることになる。
【0007】また、上記のようなカラービデオプリンタ
では、良好な印画品質と適正な紙送り動作を保証するた
めに専用の印画紙を推奨している場合がほとんどである
が、上記のようにしてインクリボンカートリッジの再使
用を行う場合、ユーザによっては、推奨された以外の印
画紙を利用することも多いというのが現状である。この
場合、上記した印画品質も更に保証できなくなるうえ、
推奨された以外の印画紙を使用することで、例えばサー
マルヘッドにより印画紙にインクを熱転写したときに、
印画紙とインクリボンのシートがうまく剥がれないな
ど、動作のトラブルが発生しやすくなる。
では、良好な印画品質と適正な紙送り動作を保証するた
めに専用の印画紙を推奨している場合がほとんどである
が、上記のようにしてインクリボンカートリッジの再使
用を行う場合、ユーザによっては、推奨された以外の印
画紙を利用することも多いというのが現状である。この
場合、上記した印画品質も更に保証できなくなるうえ、
推奨された以外の印画紙を使用することで、例えばサー
マルヘッドにより印画紙にインクを熱転写したときに、
印画紙とインクリボンのシートがうまく剥がれないな
ど、動作のトラブルが発生しやすくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、ユーザがインクリボンの再使用をで
きないようにして、例えば印画品質の維持やプリンタの
動作のトラブルを避けることを目的とするものである。
た課題を考慮して、ユーザがインクリボンの再使用をで
きないようにして、例えば印画品質の維持やプリンタの
動作のトラブルを避けることを目的とするものである。
【0009】このため、供給用スプールに巻き付けられ
たインクリボンを引き出して印刷に使用し、この使用さ
れたインクリボンが巻き取り用スプールに巻き取られて
いくようにされたインクリボン送り機構に対して備えら
れ、印刷に使用されたインクリボンを使用不可とするた
めのインクリボンの使用制限装置として、巻き取り用ス
プールに巻き取られていく印刷使用後のインクリボンの
所定部分を破損するようにして設けられるインクリボン
破損手段を備えて構成することとした。これにより、一
度印刷に使用されたインクリボンは、その所定部分が破
損されることになる。
たインクリボンを引き出して印刷に使用し、この使用さ
れたインクリボンが巻き取り用スプールに巻き取られて
いくようにされたインクリボン送り機構に対して備えら
れ、印刷に使用されたインクリボンを使用不可とするた
めのインクリボンの使用制限装置として、巻き取り用ス
プールに巻き取られていく印刷使用後のインクリボンの
所定部分を破損するようにして設けられるインクリボン
破損手段を備えて構成することとした。これにより、一
度印刷に使用されたインクリボンは、その所定部分が破
損されることになる。
【0010】また、供給用スプールに巻き付けられたイ
ンクリボンを引き出して印刷に使用し、この使用された
インクリボンが巻き取り用スプールを巻き取っていくよ
うにされたインクリボン送り機構に対して備えられ、印
刷に使用されたインクリボンを使用不可とするためのイ
ンクリボンの使用制限装置として、少なくとも、供給用
スプールと巻き取り用スプールの何れか一方について、
印刷使用時に対応する回転方向には回転可能とし、その
逆の回転方向には回転させないための回転方向制限手段
を備えて構成することとした。これにより、供給用スプ
ールと巻き取り用スプールの少なくとも何れか一方は、
印刷時にインクリボンを送るための回転方向とは逆の方
向には回転することができないようにされる。
ンクリボンを引き出して印刷に使用し、この使用された
インクリボンが巻き取り用スプールを巻き取っていくよ
うにされたインクリボン送り機構に対して備えられ、印
刷に使用されたインクリボンを使用不可とするためのイ
ンクリボンの使用制限装置として、少なくとも、供給用
スプールと巻き取り用スプールの何れか一方について、
印刷使用時に対応する回転方向には回転可能とし、その
逆の回転方向には回転させないための回転方向制限手段
を備えて構成することとした。これにより、供給用スプ
ールと巻き取り用スプールの少なくとも何れか一方は、
印刷時にインクリボンを送るための回転方向とは逆の方
向には回転することができないようにされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態としてのインクリボンの使用
制限装置は、例えば熱昇型華転写方式を採用したアミュ
ーズメント用のカラービデオプリンタに着脱可能にセッ
トされて、印刷のためのインクリボンがその送り機構と
共に一体化されたインクリボンカートリッジに備えられ
るものされる。
て説明する。本実施の形態としてのインクリボンの使用
制限装置は、例えば熱昇型華転写方式を採用したアミュ
ーズメント用のカラービデオプリンタに着脱可能にセッ
トされて、印刷のためのインクリボンがその送り機構と
共に一体化されたインクリボンカートリッジに備えられ
るものされる。
【0012】以降の説明は、次の順序で行う。 1.カラービデオプリンタ 1−1.インクリボンカートリッジの基本的な構成 1−2.カラービデオプリンタの動作概要 2.インクリボン破損機構 2−1.(第1の実施の形態) 2−2.(第2の実施の形態) 2−3.(第3の実施の形態) 2−4.(第4の実施の形態) 2−5.カバー 3.スプール回転方向制限機構(第5の実施の形態)
【0013】1.カラービデオプリンタ 1−1.インクリボンカートリッジの基本的な構成 本実施の形態のインクリボンカートリッジにおけるイン
クリボン使用制限装置としての機構(インクリボン使用
制限機構)を説明するのに先立って、本実施の形態のイ
ンクリボンカートリッジの基本的構成について、図1を
参照して説明する。なお、この図においては説明の便宜
上、インクリボン使用制限機構の図示は省略し、インク
リボンカートリッジの基本的な構成を示すのにとどめる
とする。インクリボン使用制限機構の構成については後
述する。
クリボン使用制限装置としての機構(インクリボン使用
制限機構)を説明するのに先立って、本実施の形態のイ
ンクリボンカートリッジの基本的構成について、図1を
参照して説明する。なお、この図においては説明の便宜
上、インクリボン使用制限機構の図示は省略し、インク
リボンカートリッジの基本的な構成を示すのにとどめる
とする。インクリボン使用制限機構の構成については後
述する。
【0014】図1に示すインクリボンカートリッジ5
は、後述するようにしてビデオプリンタに対して着脱可
能に装填されることで、印画紙に対するプリントに使用
されるものである。
は、後述するようにしてビデオプリンタに対して着脱可
能に装填されることで、印画紙に対するプリントに使用
されるものである。
【0015】インクリボンカートリッジ5は、その筐体
を形成するインクリボンホルダ4に対して、供給用スプ
ール2と巻き取り用スプール3が回転可能に取り付けら
れ、更に供給用スプール2と巻き取り用スプール3に対
してインクリボン1が巻き付けられることで構成され
る。
を形成するインクリボンホルダ4に対して、供給用スプ
ール2と巻き取り用スプール3が回転可能に取り付けら
れ、更に供給用スプール2と巻き取り用スプール3に対
してインクリボン1が巻き付けられることで構成され
る。
【0016】この供給用スプール2は、インクリボン1
が巻き付けられるスプール軸2aを有している。このス
プール軸2aの両端には、インクリボン1をガイドしな
がら巻き付けを行うためのフランジ2b,2bが設けら
れている。フランジ2b,2bの外側には、それぞれス
プール軸2aの回転中心軸と一致する回転中心軸を有す
る回転軸2c,2dが設けられる。回転軸2cは、イン
クリボンホルダ4の軸受け部4a−1に形成された軸受
け穴4b−1に対して回転可能に挿入される、回転軸2
dは軸受ブロック4c−1に形成された軸受け穴4d−
1に対して回転可能に挿入される。また、回転軸2cに
は、後述するカラービデオプリンタ23側で供給用スプ
ール2をスプール駆動軸により回転駆動するために、こ
のスプール駆動軸が係合するスプール駆動軸係合穴2c
−1が形成されている。
が巻き付けられるスプール軸2aを有している。このス
プール軸2aの両端には、インクリボン1をガイドしな
がら巻き付けを行うためのフランジ2b,2bが設けら
れている。フランジ2b,2bの外側には、それぞれス
プール軸2aの回転中心軸と一致する回転中心軸を有す
る回転軸2c,2dが設けられる。回転軸2cは、イン
クリボンホルダ4の軸受け部4a−1に形成された軸受
け穴4b−1に対して回転可能に挿入される、回転軸2
dは軸受ブロック4c−1に形成された軸受け穴4d−
1に対して回転可能に挿入される。また、回転軸2cに
は、後述するカラービデオプリンタ23側で供給用スプ
ール2をスプール駆動軸により回転駆動するために、こ
のスプール駆動軸が係合するスプール駆動軸係合穴2c
−1が形成されている。
【0017】巻き取り用スプール3も同様にして、イン
クリボン1が巻き付けられるスプール軸3aを有し、ス
プール軸2aの両端には巻き付けを行うためのフランジ
3b,3bが設けられる。そして、フランジ3b,3b
の外側の回転軸3c,3dが、それぞれインクリボンホ
ルダ4の軸受け部4a−2の軸受け穴4b−2、軸受け
ブロック4c−2の軸受け穴4d−2に対して回転可能
に挿入される。また、回転軸3cに対しても、巻き取り
用スプール3を回転駆動するスプール駆動軸が係合する
ためのスプール駆動軸係合穴3c−1が形成されてい
る。更に、この巻き取り用スプール3においては、図の
右側のフランジ3bの外側において、回転軸3dに対し
て回転可能にバーコード付ギアリング6が取り付けられ
る。このバーコード付ギアリング6は、例えば当該イン
クリボンカートリッジが特定のプリンタの規格に従った
純正品であることを示すバーコードが形成されたバーコ
ードリング6aと、例えばプリンタ側でこのバーコード
を読み込むときに、バーコードリング付ギアリング6を
回転させるためのギアが形成されたギア部6bとが一体
化して形成されている。上記した構造によって取り付け
られることで、供給用スプール2及び巻き取り用スプー
ル3は、インクリボンホルダ4において回転可能な状態
で保持されることになる。
クリボン1が巻き付けられるスプール軸3aを有し、ス
プール軸2aの両端には巻き付けを行うためのフランジ
3b,3bが設けられる。そして、フランジ3b,3b
の外側の回転軸3c,3dが、それぞれインクリボンホ
ルダ4の軸受け部4a−2の軸受け穴4b−2、軸受け
ブロック4c−2の軸受け穴4d−2に対して回転可能
に挿入される。また、回転軸3cに対しても、巻き取り
用スプール3を回転駆動するスプール駆動軸が係合する
ためのスプール駆動軸係合穴3c−1が形成されてい
る。更に、この巻き取り用スプール3においては、図の
右側のフランジ3bの外側において、回転軸3dに対し
て回転可能にバーコード付ギアリング6が取り付けられ
る。このバーコード付ギアリング6は、例えば当該イン
クリボンカートリッジが特定のプリンタの規格に従った
純正品であることを示すバーコードが形成されたバーコ
ードリング6aと、例えばプリンタ側でこのバーコード
を読み込むときに、バーコードリング付ギアリング6を
回転させるためのギアが形成されたギア部6bとが一体
化して形成されている。上記した構造によって取り付け
られることで、供給用スプール2及び巻き取り用スプー
ル3は、インクリボンホルダ4において回転可能な状態
で保持されることになる。
【0018】供給用スプール2のスプール軸2aには、
インクリボン1の一方の端部が接着等に依って固定され
たうえでインクリボン1が巻き付けられる。同様に、巻
き取り用スプール3のスプール軸3aには、インクリボ
ン1の他方の端部が接着等に依って固定されたうえでイ
ンクリボン1を巻き付け可能とされる。インクリボン1
が全く使用されていない新品の状態では、例えばこの図
に示すように、インクリボン1は、他方の端部が巻き取
り用スプール3のスプール軸3aに固定された状態で、
その印刷に使用される全ての部分がほぼスプール軸2a
に巻き取られている状態となっている。
インクリボン1の一方の端部が接着等に依って固定され
たうえでインクリボン1が巻き付けられる。同様に、巻
き取り用スプール3のスプール軸3aには、インクリボ
ン1の他方の端部が接着等に依って固定されたうえでイ
ンクリボン1を巻き付け可能とされる。インクリボン1
が全く使用されていない新品の状態では、例えばこの図
に示すように、インクリボン1は、他方の端部が巻き取
り用スプール3のスプール軸3aに固定された状態で、
その印刷に使用される全ての部分がほぼスプール軸2a
に巻き取られている状態となっている。
【0019】このインクリボン1は、例えば合成樹脂等
による薄膜の透明のシートに対し、フルカラーを表現す
るためのイエロー、シアン、マゼンタのインクがそれぞ
れ所定順に塗布された領域が、順次配列されるようにし
て形成される。
による薄膜の透明のシートに対し、フルカラーを表現す
るためのイエロー、シアン、マゼンタのインクがそれぞ
れ所定順に塗布された領域が、順次配列されるようにし
て形成される。
【0020】また、インクリボンホルダ4においては、
図のように供給用スプール2と巻き取り用スプール3間
のインクリボン1が引き出されている位置に対応してサ
ーマルヘッド挿入窓部4gが形成される。このサーマル
ヘッド挿入窓部4gには、当該インクリボンカートリッ
ジを使用してプリンタによる印刷を行うとき、サーマル
ヘッドが図の下面側から挿入されて、インクリボン1を
挟んで印画紙に圧着されるようにするための窓部であ
る。
図のように供給用スプール2と巻き取り用スプール3間
のインクリボン1が引き出されている位置に対応してサ
ーマルヘッド挿入窓部4gが形成される。このサーマル
ヘッド挿入窓部4gには、当該インクリボンカートリッ
ジを使用してプリンタによる印刷を行うとき、サーマル
ヘッドが図の下面側から挿入されて、インクリボン1を
挟んで印画紙に圧着されるようにするための窓部であ
る。
【0021】そして、実際にプリントが行われるときに
は、例えば1枚の印画紙に対してプリントを行うごと
に、インクリボン1に塗布されているイエロー、シア
ン、マゼンタの色ごとのインクを印画紙に対して転写し
ていくようにされるが、このとき、各色の領域が使用さ
れるごとに、供給用スプール2を矢印bに示す方向に、
巻き取り用スプール3を矢印aに示す方向に回転させる
ことで、インクリボン1を矢印cに示す方向に進ませ、
順次新たな印刷使用部分をサーマルヘッド挿入窓部4g
に対応させて引き出すようにされる。
は、例えば1枚の印画紙に対してプリントを行うごと
に、インクリボン1に塗布されているイエロー、シア
ン、マゼンタの色ごとのインクを印画紙に対して転写し
ていくようにされるが、このとき、各色の領域が使用さ
れるごとに、供給用スプール2を矢印bに示す方向に、
巻き取り用スプール3を矢印aに示す方向に回転させる
ことで、インクリボン1を矢印cに示す方向に進ませ、
順次新たな印刷使用部分をサーマルヘッド挿入窓部4g
に対応させて引き出すようにされる。
【0022】1−2.カラービデオプリンタの動作概要 続いて、上記図1に示したインクリボンカートリッジ5
を使用してプリントを行うプリンタの構成及び動作につ
いて、図2〜図8を参照して概略的に説明する。これら
の図に示すカラービデオプリンタ21は、印画紙を所定
の寸法にカットしたプリント紙22にカラー画像を印画
するようにしたものである。そして、プリンタ本体23
のフロントパネル23aの一側部寄りの位置(図2で右
寄りの位置)に下から順に給紙トレー24の挿入口2
5、プリント紙22の排紙口26、操作パネル27等が
設けられている。また、プリンタ本体23内で給紙トレ
ー24の装着位置の一側部(図2で左側)に印画装置2
8が収納されていて、その印画装置28のプラテン80
が後述する排紙装置の排紙方向である矢印f方向と平行
に配置されている。また、印画装置28の開閉式の前面
パネル23bを開いて、前述したインクリボンカートリ
ッジ5が印画装置28内に矢印e方向から挿入されて脱
着可能にセットされている。そして、このインクリボン
カートリッジ5のセットによって、図5〜図8に示すよ
うに、両スプール2、3がプラテン80の上下に平行に
セットされ、インクリボン1がプラテン80とサーマル
ヘッド83との間にこれらと平行にかけ渡された状態に
セットされる。そして、両スプール2、3のスプール駆
動軸係合穴2c−1、3c−1が印画装置28内の一対
のスプール駆動軸の外側に同一軸心状に係合されると共
に、サーマルヘッド83にインクリボンカートリッジ5
のサーマルヘッド挿入用窓穴49が対向された状態とな
る。
を使用してプリントを行うプリンタの構成及び動作につ
いて、図2〜図8を参照して概略的に説明する。これら
の図に示すカラービデオプリンタ21は、印画紙を所定
の寸法にカットしたプリント紙22にカラー画像を印画
するようにしたものである。そして、プリンタ本体23
のフロントパネル23aの一側部寄りの位置(図2で右
寄りの位置)に下から順に給紙トレー24の挿入口2
5、プリント紙22の排紙口26、操作パネル27等が
設けられている。また、プリンタ本体23内で給紙トレ
ー24の装着位置の一側部(図2で左側)に印画装置2
8が収納されていて、その印画装置28のプラテン80
が後述する排紙装置の排紙方向である矢印f方向と平行
に配置されている。また、印画装置28の開閉式の前面
パネル23bを開いて、前述したインクリボンカートリ
ッジ5が印画装置28内に矢印e方向から挿入されて脱
着可能にセットされている。そして、このインクリボン
カートリッジ5のセットによって、図5〜図8に示すよ
うに、両スプール2、3がプラテン80の上下に平行に
セットされ、インクリボン1がプラテン80とサーマル
ヘッド83との間にこれらと平行にかけ渡された状態に
セットされる。そして、両スプール2、3のスプール駆
動軸係合穴2c−1、3c−1が印画装置28内の一対
のスプール駆動軸の外側に同一軸心状に係合されると共
に、サーマルヘッド83にインクリボンカートリッジ5
のサーマルヘッド挿入用窓穴49が対向された状態とな
る。
【0023】そして、多数のプリント紙22を給紙トレ
ー24内に上下に積み重ねて一度に収容して、この給紙
トレー24をフロントパネル23aの挿入口25からプ
リンタ本体23内へ矢印e方向から水平に挿入してロッ
クする。そして、印画開始時には、後述する給紙装置に
よって、給紙トレー24内の最上位のプリント紙22が
印画装置28のプラテン80に下側から給紙トレー24
の装着方向である矢印e方向に対して直角な方向である
矢印g方向から給紙される。そして、印画終了後には、
プリント紙22が印画装置28のプラテン80の上側か
ら給紙トレー24の上部位置へ矢印g方向の逆方向であ
る矢印h方向に排出される。そして、この後、後述する
排紙装置によって、プリント紙22が印画時のプリント
紙22の移送方向である矢印h方向に対して直交する方
向で、かつ給紙トレー24の装着方向の逆方向である矢
印f方向に排紙されて、排紙口26に水平に送り出され
るように構成されている。
ー24内に上下に積み重ねて一度に収容して、この給紙
トレー24をフロントパネル23aの挿入口25からプ
リンタ本体23内へ矢印e方向から水平に挿入してロッ
クする。そして、印画開始時には、後述する給紙装置に
よって、給紙トレー24内の最上位のプリント紙22が
印画装置28のプラテン80に下側から給紙トレー24
の装着方向である矢印e方向に対して直角な方向である
矢印g方向から給紙される。そして、印画終了後には、
プリント紙22が印画装置28のプラテン80の上側か
ら給紙トレー24の上部位置へ矢印g方向の逆方向であ
る矢印h方向に排出される。そして、この後、後述する
排紙装置によって、プリント紙22が印画時のプリント
紙22の移送方向である矢印h方向に対して直交する方
向で、かつ給紙トレー24の装着方向の逆方向である矢
印f方向に排紙されて、排紙口26に水平に送り出され
るように構成されている。
【0024】続いて、図5〜図8によって、カラービデ
オプリンタの各モードを順に説明する。まず、図5は給
紙トレー24の装着状態を示したものであり、給紙トレ
ー24の底部24a上に紙受板24bが載置され、多数
のプリント紙22がその紙受板24bの上部に積み重ね
られて給紙トレー24内に収容されている。そして、給
紙トレー24はプリンタ本体23内の底部に配置された
給紙装置39を構成する給紙レバー90と、給紙ベルト
91との間に水平に挿入され、給紙トレー24の底部2
4aに形成された開口24cが給紙レバー90の真上位
置にセットされる。
オプリンタの各モードを順に説明する。まず、図5は給
紙トレー24の装着状態を示したものであり、給紙トレ
ー24の底部24a上に紙受板24bが載置され、多数
のプリント紙22がその紙受板24bの上部に積み重ね
られて給紙トレー24内に収容されている。そして、給
紙トレー24はプリンタ本体23内の底部に配置された
給紙装置39を構成する給紙レバー90と、給紙ベルト
91との間に水平に挿入され、給紙トレー24の底部2
4aに形成された開口24cが給紙レバー90の真上位
置にセットされる。
【0025】次に、図6は給紙モードを示したものであ
り、給紙装置39の給紙レバー90を回転軸92によっ
て給紙位置まで上方である矢印i方向に回転駆動し、こ
の給紙レバー90を給紙トレー24内に開口24cを通
して下方から挿入して紙受板24bを上方に押し上げ
て、最上位のプリント紙22を給紙ベルト91に下から
押圧する。そして、給紙ベルト91及び印画装置28の
プラテン80を矢印i、k方向に回転駆動すると、最上
位のプリント紙22が矢印g方向に送り出されて、この
プリント紙22が給紙ガイド93によって案内されて、
プラテン80の外周に下側から巻き付けられる。
り、給紙装置39の給紙レバー90を回転軸92によっ
て給紙位置まで上方である矢印i方向に回転駆動し、こ
の給紙レバー90を給紙トレー24内に開口24cを通
して下方から挿入して紙受板24bを上方に押し上げ
て、最上位のプリント紙22を給紙ベルト91に下から
押圧する。そして、給紙ベルト91及び印画装置28の
プラテン80を矢印i、k方向に回転駆動すると、最上
位のプリント紙22が矢印g方向に送り出されて、この
プリント紙22が給紙ガイド93によって案内されて、
プラテン80の外周に下側から巻き付けられる。
【0026】この際、矢印k方向に回転駆動されている
プラテン80の外周に圧着されて同期して回転される一
対のピンチローラ81及び給紙スタートの直後だけ一時
的に1点鎖線で示すように支点軸82を中心に矢印m方
向に回転され、この後、矢印m′方向に離間復帰される
サーマルヘッド83によってプリント紙22が案内され
てプラテン80の外周に矢印g方向から巻き付けられ
る。
プラテン80の外周に圧着されて同期して回転される一
対のピンチローラ81及び給紙スタートの直後だけ一時
的に1点鎖線で示すように支点軸82を中心に矢印m方
向に回転され、この後、矢印m′方向に離間復帰される
サーマルヘッド83によってプリント紙22が案内され
てプラテン80の外周に矢印g方向から巻き付けられ
る。
【0027】そして、一度、プリント紙22を図7に1
点鎖線で示す位置まで矢印h方向に送り出した後、図7
に示すように、給紙レバー90を印画位置まで矢印i′
方向に戻すと共に、プラテン80を矢印k′方向に逆回
転駆動して、図7に実線で示すように、プリント紙22
を矢印h′方向に戻して、給紙ベルト91の上部の両側
に配置されている給紙台94上の印画スタート位置にセ
ットする。なおこの間、サーマルヘッド83は図7に1
点鎖線で示すようにプラテン80から矢印m′方向に離
間されている。
点鎖線で示す位置まで矢印h方向に送り出した後、図7
に示すように、給紙レバー90を印画位置まで矢印i′
方向に戻すと共に、プラテン80を矢印k′方向に逆回
転駆動して、図7に実線で示すように、プリント紙22
を矢印h′方向に戻して、給紙ベルト91の上部の両側
に配置されている給紙台94上の印画スタート位置にセ
ットする。なおこの間、サーマルヘッド83は図7に1
点鎖線で示すようにプラテン80から矢印m′方向に離
間されている。
【0028】次に、図7は印画モードを示したものであ
り、印画装置28には、前述したようにインクリボン1
がプラテン80の上下に配置された供給用スプール2と
巻取用スプール3との間に巻き掛けられて、プラテン8
0とサーマルヘッド83との間に上下方向に架け渡され
た状態にセットされている。そして、インクリボン1の
プラテン80側の面に沿ってシアン、マゼンタ、イエロ
ー(3原色)の昇華性色材である染料等が一定ピッチで
繰り返されるパターンで塗布されている。
り、印画装置28には、前述したようにインクリボン1
がプラテン80の上下に配置された供給用スプール2と
巻取用スプール3との間に巻き掛けられて、プラテン8
0とサーマルヘッド83との間に上下方向に架け渡され
た状態にセットされている。そして、インクリボン1の
プラテン80側の面に沿ってシアン、マゼンタ、イエロ
ー(3原色)の昇華性色材である染料等が一定ピッチで
繰り返されるパターンで塗布されている。
【0029】そして、図7に実線で示すように、サーマ
ルヘッド82が支点軸82を中心に矢印m方向に回転さ
れて、インクリボンカートリッジ5のサーマルヘッド挿
入用窓穴49内に挿入され、このサーマルヘッド82に
よってインクリボン84の染料がプラテン80の外周上
でプリント紙22に矢印m方向から圧着されると共に、
プラテン80が矢印k方向に回転駆動される。すると、
プリント紙22が矢印k方向に移送されると共に、プリ
ント紙22とインクリボン1との摩擦トルクによってイ
ンクリボン1がプリント紙22と一体に矢印q方向に送
り出されて、1回目の印画工程が行われる。なおこの
時、矢印q方向に繰り出されたインクリボン1は巻取リ
ール85に矢印p方向に巻き取られる。
ルヘッド82が支点軸82を中心に矢印m方向に回転さ
れて、インクリボンカートリッジ5のサーマルヘッド挿
入用窓穴49内に挿入され、このサーマルヘッド82に
よってインクリボン84の染料がプラテン80の外周上
でプリント紙22に矢印m方向から圧着されると共に、
プラテン80が矢印k方向に回転駆動される。すると、
プリント紙22が矢印k方向に移送されると共に、プリ
ント紙22とインクリボン1との摩擦トルクによってイ
ンクリボン1がプリント紙22と一体に矢印q方向に送
り出されて、1回目の印画工程が行われる。なおこの
時、矢印q方向に繰り出されたインクリボン1は巻取リ
ール85に矢印p方向に巻き取られる。
【0030】そして、この1回目の印画工程では、サー
マルヘッド83の加熱によりインクリボン84のシアン
の染料を昇華すると同時に、熱転写して、プリント紙2
2にシアンの画像を印画する。
マルヘッド83の加熱によりインクリボン84のシアン
の染料を昇華すると同時に、熱転写して、プリント紙2
2にシアンの画像を印画する。
【0031】次に、図7に1点鎖線で示すように、サー
マルヘッド83を矢印m′方向にプラテン80から離間
させると共に、プラテン80を矢印k′方向に逆回転駆
動して、プリント紙22を給紙台94上まで矢印h′方
向に戻した後、上述と同様の2回目の印画工程を行い、
インクリボン1のマゼンタの染料を昇華すると同時に熱
転写して、プリント紙22のシアンの画像の上にマゼン
タの画像を重ねて印画する。そして、同様にして、3回
目の印画工程を行って、インクリボン1のイエローの染
料を昇華すると同時に熱転写して、プリント紙22のシ
アン、マゼンタの画像の上にイエローの画像を重ねて印
画して、最終的に、シアン、マゼンタ、イエローの染料
によって合成されたカラー画像を印画する。
マルヘッド83を矢印m′方向にプラテン80から離間
させると共に、プラテン80を矢印k′方向に逆回転駆
動して、プリント紙22を給紙台94上まで矢印h′方
向に戻した後、上述と同様の2回目の印画工程を行い、
インクリボン1のマゼンタの染料を昇華すると同時に熱
転写して、プリント紙22のシアンの画像の上にマゼン
タの画像を重ねて印画する。そして、同様にして、3回
目の印画工程を行って、インクリボン1のイエローの染
料を昇華すると同時に熱転写して、プリント紙22のシ
アン、マゼンタの画像の上にイエローの画像を重ねて印
画して、最終的に、シアン、マゼンタ、イエローの染料
によって合成されたカラー画像を印画する。
【0032】次に、図8は排紙モードを示したものであ
り、印画工程の終了後に、プラテン80の斜め上方に配
置された排出ローラ100が矢印k方向に回転駆動さ
れ、その排出ローラ100にピンチローラ101によっ
て圧着されたプリント紙22が矢印h方向に排出され
て、後述する排紙装置41の排紙台102上に載置され
る。そして、この後、排紙装置41によって、プリント
紙22が図2に示す矢印f方向に排紙されて、排紙口2
6へ送り出される。
り、印画工程の終了後に、プラテン80の斜め上方に配
置された排出ローラ100が矢印k方向に回転駆動さ
れ、その排出ローラ100にピンチローラ101によっ
て圧着されたプリント紙22が矢印h方向に排出され
て、後述する排紙装置41の排紙台102上に載置され
る。そして、この後、排紙装置41によって、プリント
紙22が図2に示す矢印f方向に排紙されて、排紙口2
6へ送り出される。
【0033】次に、図3及び図4によって、排紙装置4
1の概要を説明する。まず、プリンタ本体23内の給紙
トレー24の装着位置の上方位置で、印画装置28のプ
ラテン80の横側部に排紙装置41の排紙台102が設
けられていて、この排紙台102は排紙口26に接続さ
れた水平な低所部102aと排出ローラ100とほぼ同
じ高さの高所部102bとによって階段状に形成されて
いる。そして、高所部102bに排紙方向である矢印f
方向と平行に一対のスリット103が形成されていて、
これらのスリット103を挿通して高所部102bの上
方に突出された垂直で平行な一対の排紙アーム104a
を有する排紙レバー104が支点軸105を中心に矢印
n、n′方向に回転自在に設けられている。
1の概要を説明する。まず、プリンタ本体23内の給紙
トレー24の装着位置の上方位置で、印画装置28のプ
ラテン80の横側部に排紙装置41の排紙台102が設
けられていて、この排紙台102は排紙口26に接続さ
れた水平な低所部102aと排出ローラ100とほぼ同
じ高さの高所部102bとによって階段状に形成されて
いる。そして、高所部102bに排紙方向である矢印f
方向と平行に一対のスリット103が形成されていて、
これらのスリット103を挿通して高所部102bの上
方に突出された垂直で平行な一対の排紙アーム104a
を有する排紙レバー104が支点軸105を中心に矢印
n、n′方向に回転自在に設けられている。
【0034】そして、図3及び図4に実線で示すよう
に、印画終了後のプリント紙22がプラテン80から矢
印h方向に排出されて、このプリント紙22が排紙台1
02の低所部102aと高所部102bの上部に跨って
載置される。次に、排紙装置41の排紙レバー104が
図3及び図4に実線で示す復動位置から1点鎖線で示す
往動位置まで矢印n方向に回転駆動されて、一対の排紙
アーム104aがプリント紙22の後端22aの2点を
矢印f方向に平行に押す。
に、印画終了後のプリント紙22がプラテン80から矢
印h方向に排出されて、このプリント紙22が排紙台1
02の低所部102aと高所部102bの上部に跨って
載置される。次に、排紙装置41の排紙レバー104が
図3及び図4に実線で示す復動位置から1点鎖線で示す
往動位置まで矢印n方向に回転駆動されて、一対の排紙
アーム104aがプリント紙22の後端22aの2点を
矢印f方向に平行に押す。
【0035】すると、プリント紙22が矢印f方向に平
行に押し出されて、図3及び図4に1点鎖線で示すよう
に、プリント紙22が排紙台102の高所部102bか
ら低所部102aに矢印d方向にすべり落とされて、そ
のプリント紙22の先端22bがプリンタ本体23の操
作パネル27の下に形成されている排紙口26に送り出
される。そして、オペレータは排紙口26の中央下部に
形成されている凹み26aに指先を挿入して、プリント
紙22を排紙台26外に抜き取ることができる。なお、
図5〜図8に示されたセンサー42はインクリボン1の
シアン、マゼンタ、イエローの染料の各位置を検出する
ために設けられている。
行に押し出されて、図3及び図4に1点鎖線で示すよう
に、プリント紙22が排紙台102の高所部102bか
ら低所部102aに矢印d方向にすべり落とされて、そ
のプリント紙22の先端22bがプリンタ本体23の操
作パネル27の下に形成されている排紙口26に送り出
される。そして、オペレータは排紙口26の中央下部に
形成されている凹み26aに指先を挿入して、プリント
紙22を排紙台26外に抜き取ることができる。なお、
図5〜図8に示されたセンサー42はインクリボン1の
シアン、マゼンタ、イエローの染料の各位置を検出する
ために設けられている。
【0036】2.インクリボン破損機構 2−1.(第1の実施の形態) つづいて、本実施の形態の特徴となるインクリボンの破
損機構の例について順次説明していく。本実施の形態の
インクリボンの破損機構は、上述する動作により一度プ
リントのために使用され、巻き取り用スプール3に巻き
取られるべきインクリボンについて、例えば切断等の処
置を行うことで、例えその後、インクリボンを巻き戻し
ても、その巻き戻されたインクリボンが破損されている
ことで、2度目以降の使用ができないようにするための
ものである。また、以降説明するインクリボン破損機構
は、先に図1に示したインクリボンカートリッジ5に対
して設けられるものであり、これより説明のために参照
する各図において、図1と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略する。
損機構の例について順次説明していく。本実施の形態の
インクリボンの破損機構は、上述する動作により一度プ
リントのために使用され、巻き取り用スプール3に巻き
取られるべきインクリボンについて、例えば切断等の処
置を行うことで、例えその後、インクリボンを巻き戻し
ても、その巻き戻されたインクリボンが破損されている
ことで、2度目以降の使用ができないようにするための
ものである。また、以降説明するインクリボン破損機構
は、先に図1に示したインクリボンカートリッジ5に対
して設けられるものであり、これより説明のために参照
する各図において、図1と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略する。
【0037】先ず、第1の実施の形態としてのインクリ
ボン破損機構について、図9及び図10を参照して説明
する。図9は、第1の実施の形態としてのインクリボン
破損機構を備えたインクリボンカートリッジ5として、
巻き取り用スプール3の周囲部分を抜き出して示す斜視
図であり、図10は、図9のB−B矢視による断面を示
している。
ボン破損機構について、図9及び図10を参照して説明
する。図9は、第1の実施の形態としてのインクリボン
破損機構を備えたインクリボンカートリッジ5として、
巻き取り用スプール3の周囲部分を抜き出して示す斜視
図であり、図10は、図9のB−B矢視による断面を示
している。
【0038】これらの図に示すように、第1の実施の形
態としては、例えば図のような形状の爪付板バネ200
を設けるようにするものである。この爪付板バネ200
は、例えば金属等の弾性を有する板状の部材を図のよう
な形状に形成したものであり、その先端部は例えば1枚
分の厚みのインクリボン1を切断、或いは破くことがで
きる程度に鋭利な刃を有する一対の刃部200a,20
0aとして形成されている。この刃部200aは、例え
ば板バネの先端をとがらせるなどの簡単な加工で形成す
ればよい。
態としては、例えば図のような形状の爪付板バネ200
を設けるようにするものである。この爪付板バネ200
は、例えば金属等の弾性を有する板状の部材を図のよう
な形状に形成したものであり、その先端部は例えば1枚
分の厚みのインクリボン1を切断、或いは破くことがで
きる程度に鋭利な刃を有する一対の刃部200a,20
0aとして形成されている。この刃部200aは、例え
ば板バネの先端をとがらせるなどの簡単な加工で形成す
ればよい。
【0039】この場合、爪付板バネ200は、その下側
端部がインクリボンホルダ4の側面内壁部4eに対して
固定されるようにして取り付けられている、そして、そ
の先端部である刃部200aがスプール軸3aに対して
板バネの付勢力を以て当接するようにされている。
端部がインクリボンホルダ4の側面内壁部4eに対して
固定されるようにして取り付けられている、そして、そ
の先端部である刃部200aがスプール軸3aに対して
板バネの付勢力を以て当接するようにされている。
【0040】このようにして爪付板バネ200が設けら
れることで、例えばプリント時において、図10(a)
に示すようにして、スプール軸3aが矢印aに示す巻き
取り方向に回転されたときには、スプール軸3aに巻き
取られていくインクリボン1が刃部200aにより引っ
かかられるようにして切断されていく。これにより、ス
プール軸3aに巻き取られていくインクリボン1は、図
9に示すように切断部分1aが得られることになる。図
9のインクリボン1上に示す一点鎖線は、スプール軸3
aに巻き取られていくことで、切断部分1aとなりうる
部分を示しているものである。また、例えばプリント回
数に従って、スプール軸3aに対して巻き取られたイン
クリボン1の量が図10(b)に示すようにして増加し
た場合にも、爪付板バネ200はその弾性力で以て常に
スプール軸3aに巻き取られたインクリボン1に付勢力
を有して当接するようにされるため、この場合の切断部
分1aは、図9に示すように必ず連続して得られていく
ことになる。
れることで、例えばプリント時において、図10(a)
に示すようにして、スプール軸3aが矢印aに示す巻き
取り方向に回転されたときには、スプール軸3aに巻き
取られていくインクリボン1が刃部200aにより引っ
かかられるようにして切断されていく。これにより、ス
プール軸3aに巻き取られていくインクリボン1は、図
9に示すように切断部分1aが得られることになる。図
9のインクリボン1上に示す一点鎖線は、スプール軸3
aに巻き取られていくことで、切断部分1aとなりうる
部分を示しているものである。また、例えばプリント回
数に従って、スプール軸3aに対して巻き取られたイン
クリボン1の量が図10(b)に示すようにして増加し
た場合にも、爪付板バネ200はその弾性力で以て常に
スプール軸3aに巻き取られたインクリボン1に付勢力
を有して当接するようにされるため、この場合の切断部
分1aは、図9に示すように必ず連続して得られていく
ことになる。
【0041】なお、上記爪付板バネ200には、2つで
一対の刃部200a,200aが形成されている構成を
示したが、刃部200aの数はこれに限定されるもので
はなく、1つであっても、又3つ以上とされていても構
わない。また、爪付板バネ200を複数設けることも考
えられる。また、爪付板バネ200の具体的形状及び取
り付け方なども上記各図に示したものに限定される必要
はない。
一対の刃部200a,200aが形成されている構成を
示したが、刃部200aの数はこれに限定されるもので
はなく、1つであっても、又3つ以上とされていても構
わない。また、爪付板バネ200を複数設けることも考
えられる。また、爪付板バネ200の具体的形状及び取
り付け方なども上記各図に示したものに限定される必要
はない。
【0042】2−2.(第2の実施の形態) 続いて、第2の実施の形態としてのインクリボン破損機
構について、図11及び図12を参照して説明する。図
11は、第2の実施の形態としてのインクリボン破損機
構を備えた、インクリボンカートリッジ5の巻き取り用
スプール3の周囲部分を抜き出して示す斜視図であり、
図12は、図11のB1−B1矢視による断面を示して
いる。なお、図11及び図12において、図9及び図1
0と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
構について、図11及び図12を参照して説明する。図
11は、第2の実施の形態としてのインクリボン破損機
構を備えた、インクリボンカートリッジ5の巻き取り用
スプール3の周囲部分を抜き出して示す斜視図であり、
図12は、図11のB1−B1矢視による断面を示して
いる。なお、図11及び図12において、図9及び図1
0と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0043】第2の実施の形態としては、図11に示す
ようにしてスプール軸3aに対して直接刃部としてのカ
ッター210が取り付けられる。この場合には、スプー
ル軸3aのほぼ中央の位置に2つのカッター210が取
り付けられている状態が示されている。
ようにしてスプール軸3aに対して直接刃部としてのカ
ッター210が取り付けられる。この場合には、スプー
ル軸3aのほぼ中央の位置に2つのカッター210が取
り付けられている状態が示されている。
【0044】図12は、スプール軸3aの回転に応じた
動作が示されている。例えば図12(a)に示す状態か
ら、スプール軸3aが矢印aで示す巻き取り方向に回転
したとすると、図12(b)→(c)に示すようにし
て、これよりスプール軸3aに巻き付けられようとする
インクリボン1に対してカッター210の刃が切り込ん
でいくようにして切断を行うことになる。この場合の切
断部分1aとしては、インクリボン1に対して連続的な
切断部分が得られるのではなく、矢印cの方向に沿って
ある程度の長さを有する切断部分が間欠的に現れること
になる。また、この場合のカッター210の高さは、例
えばスプール軸3aにインクリボン1が完全に巻き取ら
れた状態でも、そのカッター210の突端の刃先が突出
するようにしているものとされる。これにより、プリン
ト回数に従って、スプール軸3aに対して巻き取られた
インクリボン1の量が図12(d)に示すようにして増
加した場合にも、確実にインクリボン1に対して切断部
分1aが得られるように配慮している。
動作が示されている。例えば図12(a)に示す状態か
ら、スプール軸3aが矢印aで示す巻き取り方向に回転
したとすると、図12(b)→(c)に示すようにし
て、これよりスプール軸3aに巻き付けられようとする
インクリボン1に対してカッター210の刃が切り込ん
でいくようにして切断を行うことになる。この場合の切
断部分1aとしては、インクリボン1に対して連続的な
切断部分が得られるのではなく、矢印cの方向に沿って
ある程度の長さを有する切断部分が間欠的に現れること
になる。また、この場合のカッター210の高さは、例
えばスプール軸3aにインクリボン1が完全に巻き取ら
れた状態でも、そのカッター210の突端の刃先が突出
するようにしているものとされる。これにより、プリン
ト回数に従って、スプール軸3aに対して巻き取られた
インクリボン1の量が図12(d)に示すようにして増
加した場合にも、確実にインクリボン1に対して切断部
分1aが得られるように配慮している。
【0045】なお、上記のように、複数のカッター21
0が設けられる場合、その配置位置としては、図11の
ようにそろえる必要は必ずしも無く、例えば、各カッタ
ー210を、スプール軸3aの半径位置に対してそれぞ
れずらすようにして配置させることも考えられる。ま
た、この第2の実施の形態としても、実際に設けられる
べきカッター210の数、及びその具体的な形状等は適
宜変更されて構わないものである。
0が設けられる場合、その配置位置としては、図11の
ようにそろえる必要は必ずしも無く、例えば、各カッタ
ー210を、スプール軸3aの半径位置に対してそれぞ
れずらすようにして配置させることも考えられる。ま
た、この第2の実施の形態としても、実際に設けられる
べきカッター210の数、及びその具体的な形状等は適
宜変更されて構わないものである。
【0046】2−3.(第3の実施の形態) 図13は、第3の実施の形態としてのインクリボン破損
機構を備えたインクリボンカートリッジ5の一部を抜き
出して示す斜視図であり、図9及び図11と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
機構を備えたインクリボンカートリッジ5の一部を抜き
出して示す斜視図であり、図9及び図11と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0047】第3の実施の形態としては、スプール軸3
aの全周に対してカッターがあるように、図のように、
スプール軸3aに対してリングカッター220を固定的
に取り付けるようにするものである。このリングカッタ
ー220は例えばその外周の縁が全周にわたってカッタ
ーの刃として形成されている。このように構成した場合
には、スプール軸3aが矢印aの巻き取り方向に回転し
たときには、スプール軸3aに巻き取られるインクリボ
ン1がリングカッター220により、矢印cの方向に沿
って切断されていくことになる。この場合切断部1aと
しては連続的に形成される。なお、リングカッター22
0の径としては、スプール軸3aにインクリボン1が完
全に巻き取られたときのインクリボン1の巻径よりも大
きい径とされることが必要となる。例えば実際にはフラ
ンジ3bと同一の径サイズを有するようにすればよい。
また、第3の実施の形態においても、実際に設けられる
べきリングカッター220の数は任意で構わない。
aの全周に対してカッターがあるように、図のように、
スプール軸3aに対してリングカッター220を固定的
に取り付けるようにするものである。このリングカッタ
ー220は例えばその外周の縁が全周にわたってカッタ
ーの刃として形成されている。このように構成した場合
には、スプール軸3aが矢印aの巻き取り方向に回転し
たときには、スプール軸3aに巻き取られるインクリボ
ン1がリングカッター220により、矢印cの方向に沿
って切断されていくことになる。この場合切断部1aと
しては連続的に形成される。なお、リングカッター22
0の径としては、スプール軸3aにインクリボン1が完
全に巻き取られたときのインクリボン1の巻径よりも大
きい径とされることが必要となる。例えば実際にはフラ
ンジ3bと同一の径サイズを有するようにすればよい。
また、第3の実施の形態においても、実際に設けられる
べきリングカッター220の数は任意で構わない。
【0048】2−4.(第4の実施の形態) 続いて、図14及び図15により第4の実施の形態とし
てのインクリボン破損機構について説明する。図14
は、第4の実施の形態としてのインクリボン破損機構を
備えたインクリボンカートリッジ5の一部を抜き出して
示す斜視図であり、図15は、図14に示すカッターの
設けられた部分を側面より示す断面図である。なお、こ
れら図において図9〜図13と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
てのインクリボン破損機構について説明する。図14
は、第4の実施の形態としてのインクリボン破損機構を
備えたインクリボンカートリッジ5の一部を抜き出して
示す斜視図であり、図15は、図14に示すカッターの
設けられた部分を側面より示す断面図である。なお、こ
れら図において図9〜図13と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【0049】第4の実施の形態としては、図14及び図
15に示すようにして、巻き取り用スプール3に対して
インクリボン1が巻き取られるほぼ直前の状態にある位
置に対してカッター230が設けられる。この場合、カ
ッター230は、スプール軸3aの長手方向のほぼ中央
に対応して、インクリボンホルダ4の下面内壁部4e−
1におけるサーマルヘッド挿入窓部4gの縁部近傍に対
して、固定的に取り付けられている。この構成によって
も、スプール軸3aが矢印aの巻き取り方向に回転し
て、インクリボン1が矢印cの方向に沿って進むように
してスプール軸3aに巻き取られていく際、切断部1a
として示すようにして、カッター230によって連続的
にインクリボン1が切断されていくことになる。なお、
ここでも実際に設けられるカッター230の数やその形
状については図示したものに特に限定されるものではな
い。
15に示すようにして、巻き取り用スプール3に対して
インクリボン1が巻き取られるほぼ直前の状態にある位
置に対してカッター230が設けられる。この場合、カ
ッター230は、スプール軸3aの長手方向のほぼ中央
に対応して、インクリボンホルダ4の下面内壁部4e−
1におけるサーマルヘッド挿入窓部4gの縁部近傍に対
して、固定的に取り付けられている。この構成によって
も、スプール軸3aが矢印aの巻き取り方向に回転し
て、インクリボン1が矢印cの方向に沿って進むように
してスプール軸3aに巻き取られていく際、切断部1a
として示すようにして、カッター230によって連続的
にインクリボン1が切断されていくことになる。なお、
ここでも実際に設けられるカッター230の数やその形
状については図示したものに特に限定されるものではな
い。
【0050】2−5.カバー ところで、上記第1〜第4の実施の形態においては、イ
ンクリボン1を破損させるための刃先を有する部材が設
けられる。このため、ユーザが本実施の形態のインクリ
ボンカートリッジを実際に扱う際に危険が無いようにす
ることを考慮した場合には、図16に示すようにして、
少なくともインクリボン破損機構が備え付けられた巻き
取り用スプール3の部位をスプールカバー4eにより覆
ってやる構成とすることが好ましい。このスプールカバ
ー4eは、インクリボンホルダ4の一部として一体化さ
れた構造を採る。
ンクリボン1を破損させるための刃先を有する部材が設
けられる。このため、ユーザが本実施の形態のインクリ
ボンカートリッジを実際に扱う際に危険が無いようにす
ることを考慮した場合には、図16に示すようにして、
少なくともインクリボン破損機構が備え付けられた巻き
取り用スプール3の部位をスプールカバー4eにより覆
ってやる構成とすることが好ましい。このスプールカバ
ー4eは、インクリボンホルダ4の一部として一体化さ
れた構造を採る。
【0051】この図では、第3の実施の形態としての構
成に対してスプールカバー4eにより覆いをかけた構成
が示されているが、当然のこととして、これまで説明し
た他の実施の形態に対応してスプールカバー4eを備え
た構成としてもよいものである。つまり、本実施の形態
としてのインクリボン破損機構が、直接、ユーザの手に
触れず、又、見えないようにしてスプールカバー4eが
設けられればよいものである。
成に対してスプールカバー4eにより覆いをかけた構成
が示されているが、当然のこととして、これまで説明し
た他の実施の形態に対応してスプールカバー4eを備え
た構成としてもよいものである。つまり、本実施の形態
としてのインクリボン破損機構が、直接、ユーザの手に
触れず、又、見えないようにしてスプールカバー4eが
設けられればよいものである。
【0052】また、この場合には、例えばスプールカバ
ー4eは、図のように、軸受け部4a−2に形成された
軸受け穴4b−2の一部を共有する構造を採っている。
また、ここでは図示していないが、他方の軸受けブロッ
ク4c−2の軸受け穴4d−2もスプールカバー4eの
一部として共有されている構造を採っているものとされ
る。例えば、ここでは、軸受け穴4b−2側に関すれ
ば、スプールカバー4eをインクリボンホルダ4本体に
対して接合する接合部4fが軸受け穴4b−2をちょう
ど2分割するような位置に対して形成されている。
ー4eは、図のように、軸受け部4a−2に形成された
軸受け穴4b−2の一部を共有する構造を採っている。
また、ここでは図示していないが、他方の軸受けブロッ
ク4c−2の軸受け穴4d−2もスプールカバー4eの
一部として共有されている構造を採っているものとされ
る。例えば、ここでは、軸受け穴4b−2側に関すれ
ば、スプールカバー4eをインクリボンホルダ4本体に
対して接合する接合部4fが軸受け穴4b−2をちょう
ど2分割するような位置に対して形成されている。
【0053】例えばユーザによっては、これまで説明し
たインクリボン破損機構としての板バネやカッターを外
して再度利用が可能なように改造しようとする場合があ
るが、上記のように構成すれば、スプールカバー4eを
外した段階で、インクリボンカートリッジ自体が破損し
て、この後、例えスプールカバー4eをインクリボンホ
ルダ4に付け直したとしても、スプールを適正に回転さ
せることは難しくなる。このため、ユーザとしては、上
記のような改造を行うようなことはめったにしなくなる
ものであり、再使用の可能性が更に低められることにな
る。また、スプールカバー4eによりインクリボン破損
機構をユーザの目に触れさせないようにすることもでき
るため、例えば、インクリボン破損機構の存在をユーザ
に対して明らかにはさせないようにすることもできる。
たインクリボン破損機構としての板バネやカッターを外
して再度利用が可能なように改造しようとする場合があ
るが、上記のように構成すれば、スプールカバー4eを
外した段階で、インクリボンカートリッジ自体が破損し
て、この後、例えスプールカバー4eをインクリボンホ
ルダ4に付け直したとしても、スプールを適正に回転さ
せることは難しくなる。このため、ユーザとしては、上
記のような改造を行うようなことはめったにしなくなる
ものであり、再使用の可能性が更に低められることにな
る。また、スプールカバー4eによりインクリボン破損
機構をユーザの目に触れさせないようにすることもでき
るため、例えば、インクリボン破損機構の存在をユーザ
に対して明らかにはさせないようにすることもできる。
【0054】なお、スプールカバー4eとインクリボン
ホルダ4との一体化構造、及びスプールカバー4eの形
状等は、上記したように、インクリボン破損機構が覆わ
れて直接ユーザの手に触れないようにさせるようにする
と共に、インクリボンホルダ4が外された場合には、イ
ンクリボンカートリッジ5としての適正な動作が損なわ
れるような形態とされればよく、図16に示したものに
限定される必要はない。
ホルダ4との一体化構造、及びスプールカバー4eの形
状等は、上記したように、インクリボン破損機構が覆わ
れて直接ユーザの手に触れないようにさせるようにする
と共に、インクリボンホルダ4が外された場合には、イ
ンクリボンカートリッジ5としての適正な動作が損なわ
れるような形態とされればよく、図16に示したものに
限定される必要はない。
【0055】なお、上記各実施の形態としては、スプー
ルに巻き付けられたインクリボン1をカートリッジ化し
たインクリボンカートリッジ5に対して、インクリボン
破損機構を設けた例を示したが、例えば、このインクリ
ボン破損機構自体を、プリンタ側に設けるようにするこ
とも本発明としては可能である。つまり、インクリボン
がプリンタ側にセットされた状態で、一度使用されたイ
ンクリボンについては破損してしまうようにインクリボ
ン破損機構をプリンタ内部の所要位置に設けるようにす
るものである。
ルに巻き付けられたインクリボン1をカートリッジ化し
たインクリボンカートリッジ5に対して、インクリボン
破損機構を設けた例を示したが、例えば、このインクリ
ボン破損機構自体を、プリンタ側に設けるようにするこ
とも本発明としては可能である。つまり、インクリボン
がプリンタ側にセットされた状態で、一度使用されたイ
ンクリボンについては破損してしまうようにインクリボ
ン破損機構をプリンタ内部の所要位置に設けるようにす
るものである。
【0056】3.スプール回転方向制限機構(第5の実
施の形態) これまで説明した第1〜第4の実施の形態においては、
1回プリントに使用されたインクリボン1の再使用が行
われるのを防ぐのに、インクリボン1に対して何らかの
破損された状態を与えるように構成しているが、次に説
明する第5の実施の形態としては、スプール回転方向を
制限することで、インクリボン1の再使用を行わせない
ように構成するものである。
施の形態) これまで説明した第1〜第4の実施の形態においては、
1回プリントに使用されたインクリボン1の再使用が行
われるのを防ぐのに、インクリボン1に対して何らかの
破損された状態を与えるように構成しているが、次に説
明する第5の実施の形態としては、スプール回転方向を
制限することで、インクリボン1の再使用を行わせない
ように構成するものである。
【0057】図1にて説明したように、本実施の形態の
インクリボンカセットが適正に使用されている限りは、
両スプール2,3は、それぞれ矢印a,bに示す方向に
しか回転しない。逆に言えば、両スプール2,3が、そ
れぞれ矢印a,bに示す方向と反対方向に回転される場
合とは、例えばユーザが再度使用を目的として巻き戻し
を行うときである。
インクリボンカセットが適正に使用されている限りは、
両スプール2,3は、それぞれ矢印a,bに示す方向に
しか回転しない。逆に言えば、両スプール2,3が、そ
れぞれ矢印a,bに示す方向と反対方向に回転される場
合とは、例えばユーザが再度使用を目的として巻き戻し
を行うときである。
【0058】そこで、供給用スプール2、巻き取り用ス
プール3の少なくとも何れか一方に対して、矢印a,b
の方向には回転可能であるが、逆の方向には回転させな
いようにするための機構を設けるようにしても、インク
リボン1の再使用をさせないようにすることが可能とな
る。
プール3の少なくとも何れか一方に対して、矢印a,b
の方向には回転可能であるが、逆の方向には回転させな
いようにするための機構を設けるようにしても、インク
リボン1の再使用をさせないようにすることが可能とな
る。
【0059】図17の斜視図は、第5の実施の形態とし
てのスプール回転方向制限機構の一例を示す斜視図であ
り、図18は、その動作を示す説明図として、図17に
示す構成をスプール軸の回転軸方向に沿って見た図であ
る。なお、ここではスプール回転方向制限機構を巻き取
り用スプール3に対して設けた場合を例に挙げて説明す
る。また、このスプール回転方向制限機構は、例えば軸
受けブロック4c−2の内部に対して設けられているも
のとする。
てのスプール回転方向制限機構の一例を示す斜視図であ
り、図18は、その動作を示す説明図として、図17に
示す構成をスプール軸の回転軸方向に沿って見た図であ
る。なお、ここではスプール回転方向制限機構を巻き取
り用スプール3に対して設けた場合を例に挙げて説明す
る。また、このスプール回転方向制限機構は、例えば軸
受けブロック4c−2の内部に対して設けられているも
のとする。
【0060】スプール回転方向制限機構は、図17及び
図18に示すように、先ず、回転軸3dの先端に対して
図のような形状となるように加工を施すことで、係止爪
部3eを形成するようにされる。また、図18(a)又
は図18(d)に示すようにして、これに対応する軸受
けブロック4c−2内の所定の位置に対して、係止部材
240を回転軸240aを回転中心軸として回転可能に
設けるようにされる。但し、係止部材240は、矢印t
方向に付勢力が与えられた状態で、図18(a)(又は
図18(d))に示す位置で静止するように取り付けら
れており、例えば図の上側から係止部材240に対して
付勢力に抗するようにして力を与えれば、矢印u方向に
回転するようにして移動することが可能とされている。
図18に示すように、先ず、回転軸3dの先端に対して
図のような形状となるように加工を施すことで、係止爪
部3eを形成するようにされる。また、図18(a)又
は図18(d)に示すようにして、これに対応する軸受
けブロック4c−2内の所定の位置に対して、係止部材
240を回転軸240aを回転中心軸として回転可能に
設けるようにされる。但し、係止部材240は、矢印t
方向に付勢力が与えられた状態で、図18(a)(又は
図18(d))に示す位置で静止するように取り付けら
れており、例えば図の上側から係止部材240に対して
付勢力に抗するようにして力を与えれば、矢印u方向に
回転するようにして移動することが可能とされている。
【0061】例えば、図18(a)に示す状態から、矢
印a方向、つまり、適正な巻き取り方向に回転軸3d
(巻き取り用スプール3)が回転を開始したとすると、
図18(b)→(c)に示すようにして、係止爪部3e
の外周部分が係止部材240の爪受け部240cに当接
するようにされ、これにより、係止部材240を矢印u
方向に押し下げていくようにされる。このようにして、
回転軸3dが1回転するごとに、図18(a)→(b)
→(c)に示す状態が繰り返される。つまり、回転軸3
dは適正な巻き取り方向に対しては通常に回転すること
ができる。
印a方向、つまり、適正な巻き取り方向に回転軸3d
(巻き取り用スプール3)が回転を開始したとすると、
図18(b)→(c)に示すようにして、係止爪部3e
の外周部分が係止部材240の爪受け部240cに当接
するようにされ、これにより、係止部材240を矢印u
方向に押し下げていくようにされる。このようにして、
回転軸3dが1回転するごとに、図18(a)→(b)
→(c)に示す状態が繰り返される。つまり、回転軸3
dは適正な巻き取り方向に対しては通常に回転すること
ができる。
【0062】これに対して、図18(d)に示す状態
(図18(a)と同様の状態)から、矢印a−rvで示
す適正な巻き取り方向とは逆の方向、つまり巻き戻し方
向に回転軸3dを回転させようとした場合には、図18
(e)に示すようにして、係止部材240の当接面24
0b(図17に斜線で示す部分)と係止爪部3eの当接
面3e−1(図17に斜線で示す部分)とが互いに当接
し、回転軸3dはこれ以上巻き戻し方向には回転しない
ように制限される。これにより、インクリボンカートリ
ッジ5としては、一度使用したインクリボン1を巻き戻
して使用することはできないことになる。
(図18(a)と同様の状態)から、矢印a−rvで示
す適正な巻き取り方向とは逆の方向、つまり巻き戻し方
向に回転軸3dを回転させようとした場合には、図18
(e)に示すようにして、係止部材240の当接面24
0b(図17に斜線で示す部分)と係止爪部3eの当接
面3e−1(図17に斜線で示す部分)とが互いに当接
し、回転軸3dはこれ以上巻き戻し方向には回転しない
ように制限される。これにより、インクリボンカートリ
ッジ5としては、一度使用したインクリボン1を巻き戻
して使用することはできないことになる。
【0063】なお、上記説明は巻き取り用スプール3側
にスプール回転方向制限機構を設けた場合について説明
したが、巻き取り用スプール3の代わりに供給用スプー
ル2側にこれを設けても同様にしてインクリボン1の巻
き戻しが行われないようにされる。また、供給用スプー
ル2及び巻き取り用スプール3の両者に対してスプール
回転方向制限機を設けるようにしてもよい。また、図1
7及び図18に示したスプール回転方向制限機構の構造
はあくまでも一例であって、本発明としては少なくとも
一方のスプールの回転方向が制限されるための機構を備
えていればよいものである。
にスプール回転方向制限機構を設けた場合について説明
したが、巻き取り用スプール3の代わりに供給用スプー
ル2側にこれを設けても同様にしてインクリボン1の巻
き戻しが行われないようにされる。また、供給用スプー
ル2及び巻き取り用スプール3の両者に対してスプール
回転方向制限機を設けるようにしてもよい。また、図1
7及び図18に示したスプール回転方向制限機構の構造
はあくまでも一例であって、本発明としては少なくとも
一方のスプールの回転方向が制限されるための機構を備
えていればよいものである。
【0064】また、本発明としては、これまで説明した
第1〜第5の実施の形態のうちの1つを採用するのでは
なく、これらの実施の形態のうちから複数のものを併用
して採用することも可能である。更に、上記各実施の形
態は、例えば昇華型熱転写方式に依るカラービデオプリ
ンタに使用されるインクリボンの再使用を不可とする場
合に適用した例を挙げたが、これに限定されるものでは
なく、印刷にインクリボンを使用する方式を採るプリン
タであれば、本発明の適用が可能である。
第1〜第5の実施の形態のうちの1つを採用するのでは
なく、これらの実施の形態のうちから複数のものを併用
して採用することも可能である。更に、上記各実施の形
態は、例えば昇華型熱転写方式に依るカラービデオプリ
ンタに使用されるインクリボンの再使用を不可とする場
合に適用した例を挙げたが、これに限定されるものでは
なく、印刷にインクリボンを使用する方式を採るプリン
タであれば、本発明の適用が可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一度印刷
に使用したインクリボンは少なくともその一部が破損さ
れた状態で巻き取り用スプールに巻き取られていくよう
にされるため、例えば巻き取り用スプールに巻き取られ
たインクリボンを供給用スプールに巻き戻したとして
も、再使用はできないことになる。このようにしてイン
クリボンの再使用をできないようにすることで、プリン
タとして本来要求される印画品質を維持することができ
ることになる。また、インクリボンを再使用するような
ユーザによっては、例えば良好な印画品質や印画時の紙
送り(給紙/排紙)動作を考慮して推奨された特定の印
画紙を使用しないことがしばしばあるという現状を考慮
すると、インクリボンの再使用を不可とすることで良好
な印字品質及びプリンタの適正な動作を確保することも
可能となる。
に使用したインクリボンは少なくともその一部が破損さ
れた状態で巻き取り用スプールに巻き取られていくよう
にされるため、例えば巻き取り用スプールに巻き取られ
たインクリボンを供給用スプールに巻き戻したとして
も、再使用はできないことになる。このようにしてイン
クリボンの再使用をできないようにすることで、プリン
タとして本来要求される印画品質を維持することができ
ることになる。また、インクリボンを再使用するような
ユーザによっては、例えば良好な印画品質や印画時の紙
送り(給紙/排紙)動作を考慮して推奨された特定の印
画紙を使用しないことがしばしばあるという現状を考慮
すると、インクリボンの再使用を不可とすることで良好
な印字品質及びプリンタの適正な動作を確保することも
可能となる。
【0066】また、上記のようにしてインクリボンを破
損するための機構としては、先端が刃となっている板バ
ネを巻き取り用スプールの巻き取り軸に対して付勢力を
有して当接させる、或いは、巻き取り用スプールの巻き
取り軸自体に対して刃部を取り付ける、或いは、巻き取
り用スプールに対して巻き取られていくインクリボンの
或る部分を切断可能に巻き取り用スプール以外の所要の
位置に刃部を設ける構成を採るようにするといった、簡
略な構成で実現することができる。
損するための機構としては、先端が刃となっている板バ
ネを巻き取り用スプールの巻き取り軸に対して付勢力を
有して当接させる、或いは、巻き取り用スプールの巻き
取り軸自体に対して刃部を取り付ける、或いは、巻き取
り用スプールに対して巻き取られていくインクリボンの
或る部分を切断可能に巻き取り用スプール以外の所要の
位置に刃部を設ける構成を採るようにするといった、簡
略な構成で実現することができる。
【0067】また、少なくとも、インクリボン破損機構
が設けられた部位を覆うようにしてカバーを付けること
で、インクリボン破損機構を形成する刃の部分は直接ユ
ーザの手には触れないようにさせることができるため、
インクリボンを扱うときの安全性が確保されることにな
る。また、カバーが取り外された場合には、例えばイン
クリボン送り機構が破損して適正な動作ができないよう
にカバーの取り付けを行えば、ユーザがインクリボン破
損機構自体を外してインクリボンの巻き戻しを行うよう
なことはできなくなるものである。
が設けられた部位を覆うようにしてカバーを付けること
で、インクリボン破損機構を形成する刃の部分は直接ユ
ーザの手には触れないようにさせることができるため、
インクリボンを扱うときの安全性が確保されることにな
る。また、カバーが取り外された場合には、例えばイン
クリボン送り機構が破損して適正な動作ができないよう
にカバーの取り付けを行えば、ユーザがインクリボン破
損機構自体を外してインクリボンの巻き戻しを行うよう
なことはできなくなるものである。
【0068】また、上記したインクリボン破損機構の他
に、供給用スプールと巻き取り用スプールの少なくとも
何れか一方について、印刷使用時に対応する回転方向に
は回転可能とし、その逆の回転方向には回転させないた
めの回転方向制限機構を設けるようにしてもインクリボ
ンの再使用をさせないようにすることが可能となるもの
である。
に、供給用スプールと巻き取り用スプールの少なくとも
何れか一方について、印刷使用時に対応する回転方向に
は回転可能とし、その逆の回転方向には回転させないた
めの回転方向制限機構を設けるようにしてもインクリボ
ンの再使用をさせないようにすることが可能となるもの
である。
【図1】本発明の実施の形態としてのインクリボンカー
トリッジの基本的構造を示す斜視図である。
トリッジの基本的構造を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態のインクリボンカートリッジを使
用するプリンタの外観を示す斜視図である。
用するプリンタの外観を示す斜視図である。
【図3】図2の一部切欠き平面図である。
【図4】図3のA−A矢視での断面図である。
【図5】同上のカラービデオプリンターの給紙開始前を
示した断面正面図である。
示した断面正面図である。
【図6】同上のカラービデオプリンターの給紙モードを
示した断面正面図である。
示した断面正面図である。
【図7】同上のカラービデオプリンターの印画モードを
示した断面正面図である。
示した断面正面図である。
【図8】同上のカラービデオプリンターの排紙モードを
示した断面正面図である。である。
示した断面正面図である。である。
【図9】第1の実施の形態としてのインクリボン破損機
構を示す斜視図である。
構を示す斜視図である。
【図10】第1の実施の形態としてのインクリボン破損
機構の動作を図9のB−B矢視により示す断面図であ
る。
機構の動作を図9のB−B矢視により示す断面図であ
る。
【図11】第2の実施の形態としてのインクリボン破損
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【図12】第2の実施の形態としてのインクリボン破損
機構の動作を図11のB1−B1矢視により示す断面図
である。
機構の動作を図11のB1−B1矢視により示す断面図
である。
【図13】第3の実施の形態としてのインクリボン破損
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【図14】第4の実施の形態としてのインクリボン破損
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【図15】第4の実施の形態としてのインクリボン破損
機構を示す断面図である。
機構を示す断面図である。
【図16】本実施の形態のインクリボン破損機構に対し
て備えられるスプールカバーの一例を示す斜視図であ
る。
て備えられるスプールカバーの一例を示す斜視図であ
る。
【図17】本実施の形態としてのスプール回転方向制限
機構(第5の実施の形態)の構造を示す斜視図である。
機構(第5の実施の形態)の構造を示す斜視図である。
【図18】図18に示すスプール回転方向制限機構の動
作を示す説明図である。
作を示す説明図である。
1 インクリボン、2 供給用スプール、2a スプー
ル軸、2b フランジ、2c−1 スプール駆動軸係合
穴、2c,2d 回転軸、2 供給用スプール、3a
スプール軸、3b フランジ、3c,3d 回転軸、3
c−1 スプール駆動軸係合穴、3e−1 当接面、3
e 係止爪部、3 巻取用スプール、4 インクリボン
ホルダ、4e スプールカバー、4f 接合部、4g
サーマルヘッド挿入窓部、5 インクリボンカートリッ
ジ、200 爪付板バネ、210,230 カッター、
220 リングカッター、240 係止部材
ル軸、2b フランジ、2c−1 スプール駆動軸係合
穴、2c,2d 回転軸、2 供給用スプール、3a
スプール軸、3b フランジ、3c,3d 回転軸、3
c−1 スプール駆動軸係合穴、3e−1 当接面、3
e 係止爪部、3 巻取用スプール、4 インクリボン
ホルダ、4e スプールカバー、4f 接合部、4g
サーマルヘッド挿入窓部、5 インクリボンカートリッ
ジ、200 爪付板バネ、210,230 カッター、
220 リングカッター、240 係止部材
Claims (8)
- 【請求項1】 供給用スプールに巻き付けられたインク
リボンを引き出して印刷に使用し、この使用されたイン
クリボンが巻き取り用スプールに巻き取られていくよう
にされたインクリボン送り機構に対して備えられ、印刷
に使用されたインクリボンを使用不可とするためのイン
クリボンの使用制限装置として、 上記巻き取り用スプールに巻き取られていく印刷使用後
のインクリボンの所定部分を破損するようにして設けら
れるインクリボン破損手段を備えていることを特徴とす
るインクリボンの使用制限装置。 - 【請求項2】 上記インクリボン破損手段は、 その先端部が刃となっている板バネとされ、その刃が上
記巻き取り用スプールの巻き取り軸に対して付勢力を有
して当接するように設けられて構成されていることを特
徴とする請求項1に記載のインクリボンの使用制限装
置。 - 【請求項3】 上記インクリボン破損手段は、 上記巻き取り用スプールの巻き取り軸に対して刃部を取
り付けることにより構成されていることを特徴とする請
求項1に記載のインクリボンの使用制限装置。 - 【請求項4】 上記刃部は、上記巻き取り用スプールの
巻き取り軸がその回転中心となるようにして取り付けら
れる、所要の径を有するリング状とされていることを特
徴とする請求項3に記載のインクリボンの使用制限装
置。 - 【請求項5】 上記インクリボン破損手段は、 上記巻き取り用スプールに対して巻き取られていくイン
クリボンの或る部分を切断するようにして、上記巻き取
り用スプール以外の所要の位置に刃部を設けて構成され
ることを特徴とする請求項1に記載のインクリボンの使
用制限装置。 - 【請求項6】 少なくとも、上記インクリボン破損手段
が設けられた部位を覆うようにして設けられるカバー手
段を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクリ
ボンの使用制限装置。 - 【請求項7】 上記カバー手段は、これが取り外された
場合には、上記インクリボン送り機構が動作しないよう
にして設けられることを特徴とする請求項6に記載のイ
ンクリボンの使用制限装置。 - 【請求項8】 上記供給用スプールに巻き付けられたイ
ンクリボンを引き出して印刷に使用し、この使用された
インクリボンが上記巻き取り用スプールを巻き取ってい
くようにされたインクリボン送り機構に対して備えら
れ、印刷に使用されたインクリボンを使用不可とするた
めのインクリボンの使用制限装置として、 少なくとも、上記供給用スプールと上記巻き取り用スプ
ールの何れか一方について、印刷使用時に対応する回転
方向には回転可能とし、その逆の回転方向には回転させ
ないための回転方向制限手段を備えていることを特徴と
するインクリボンの使用制限装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP10157772A JPH11348396A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | インクリボンの使用制限装置 |
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EP99110575A EP0962328A3 (en) | 1998-06-05 | 1999-06-01 | Ink ribbon cartridge and printer |
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---|---|---|---|
JP10157772A JPH11348396A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | インクリボンの使用制限装置 |
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- 1999-06-01 EP EP99110575A patent/EP0962328A3/en not_active Withdrawn
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