JPH0948041A - 樹脂モールド装置 - Google Patents

樹脂モールド装置

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JPH0948041A
JPH0948041A JP20303795A JP20303795A JPH0948041A JP H0948041 A JPH0948041 A JP H0948041A JP 20303795 A JP20303795 A JP 20303795A JP 20303795 A JP20303795 A JP 20303795A JP H0948041 A JPH0948041 A JP H0948041A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/02Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂封止部の金型からの離型性を向上させ、
金型の小型化,簡略化に寄与できる樹脂モールド装置を
提供する。 【解決手段】 相対的に接離動可能な上型10および下
型1と、前記下型1へ着脱可能に搭載され、樹脂封止さ
れる成形品成形用のキャビティ17及び該キャビティ1
7へ溶融樹脂を充填するための樹脂路18を形成した中
間型16と、前記中間型16に形成された樹脂封止部の
該中間型16からの離型を行うためのエジェクタピン2
6aと、前記樹脂路18の一部が形成され、前記中間型
16に対して着脱可能に一体的に取り付けた樹脂路プレ
ート23と、前記樹脂路プレート23を前記中間型16
より離間する方向に押し下げるための押し下げピン24
と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に接離動可能な
上型および下型と、前記下型へ着脱可能に搭載され、樹
脂封止される成形品成形用のキャビティ及び該キャビテ
ィへ溶融樹脂を充填するための樹脂路を形成した中間型
と、を備えた樹脂モールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば半導体装置の樹脂モールド
装置には、相対的に接離動可能な上型および下型と、成
形品成形用のキャビティおよびキャビティへ溶融樹脂を
充填するための樹脂路とを具備する多くの種類のモール
ド金型が使用されている。通常、上型と下型のパーティ
ング面上に樹脂封止(成形)用のキャビティが凹設さ
れ、上型および/または下型に形成された樹脂路を通っ
て溶融樹脂がキャビティ内へ充填され、樹脂封止が行わ
れる。また上記樹脂モールド装置に装備される離型装置
としては、樹脂封止後、エジェクタピン等の離型手段に
より樹脂封止部の金型からの離型が行われる。このと
き、成形品にはゲート,ランナー,カル等の不要樹脂が
付着したまま離型が行われる。そして、次の工程で上記
成形品ゲート,ランナー,カル等の不要樹脂を除去して
仕上げ工程が行われる。
【0003】また片面モールドを行う樹脂モールド装
置、例えばBGA(ball・grid・array)
用の樹脂モールド装置においては、相対的に接離動可能
な上型および下型と、前記下型へ着脱可能に取り付けら
れた中間型を装備している。上記上型と中間型の間に半
導体装置を搭載して型開および型閉可能であり、下型及
び中間型に形成した前記半導体装置を収容するキャビテ
ィ内へ垂直に連通する樹脂路に溶融樹脂を流し込んで樹
脂封止を行う。また上記樹脂モールド装置に装備される
離型装置としては、樹脂封止後、上記上型と中間型を型
開して該中間型を下型より取り外し、成形品とゲートを
エジェクタピン等により切り離し、次に成形品にエジェ
クタピン等を突き当てることによって金型より離型させ
ていた。そして、上記樹脂モールド装置を再使用する際
には、中間型内の樹脂路に成形された不要樹脂を離型除
去して再度下型に搭載して使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の樹脂モールド装置には次のような課題がある。
即ち、中間型の有無にかかわらず、樹脂路の金型ブロッ
クに彫り込み加工して該樹脂路にピン穴を形成してエジ
ェクタピンを突き出し可能に嵌入し、樹脂封止部の離型
を行っていた。このエジェクタピンは、ある程度の数を
配備しなければ効果がなく、またエジェクタピンとエジ
ェクタピン穴の隙間に樹脂が入り込むため、エジェクタ
ピンの駆動不良を招いていた。特に中間型のある樹脂モ
ールド装置においては、成形品とゲートの切断も十分で
きなくなるおそれがある。そこで、エジェクタピンの駆
動出力を上げようとすると、駆動源(スプリング等)を
数多く必要となり、金型の大型化,複雑化を招来する。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、樹脂封止部の金型からの離型性を向上させ、金型
の小型化,簡略化に寄与できる樹脂モールド装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、相対的に接
離動可能な上型および下型と、前記下型へ着脱可能に搭
載され、樹脂封止される成形品成形用のキャビティ及び
該キャビティへ溶融樹脂を充填するための樹脂路を形成
した中間型と、前記中間型に形成された樹脂封止部の該
中間型からの離型を行うための離型手段と、前記樹脂路
の一部が形成され、前記中間型に対して着脱可能に一体
的に取り付けた樹脂路プレートと、前記樹脂路プレート
を前記中間型より離間する方向に押し下げるための押し
下げ手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、例えば、樹脂封止後に下型
プレートより中間型を取り外して、樹脂路プレートを前
記中間型より離間する方向に押し下げピンにより押し下
げてゲートブレイクさせると共に隙間を形成し、該隙間
にエアーを吹き込むことにより、樹脂路に対応して成形
される不要樹脂を、樹脂路プレートより容易に離型させ
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて添付図面と共に詳述する。本実施例は、一例として
ボールグリッドアレイ型の半導体装置を樹脂封止するた
めの樹脂モールド装置を例に挙げて説明する。図1は樹
脂モールド装置の全体構成を示す断面説明図、図2は樹
脂モールド装置の主要部の上視図及び正面図、図3は樹
脂モールド装置の主要部の側面図である。
【0009】図1及び図2において、1は下型であり、
トランスファモールド装置の下プレス基台部2へ固定さ
れている。上記下型1は下ベース3及び下型チェイス4
を装備している。上記下ベース3は加熱手段3aを装備
しており、該下ベース3の上に下型チェイス4が装備さ
れている。この下型チェイス4は、下型チェイスプレー
ト5及び下型プレート6を備えている。なお、下型プレ
ート6の上面には後述するポット、後述するエジェクタ
ピンとの干渉を防止するための逃げ孔6a、及び後述す
る樹脂路プレートの位置決めピンとの干渉を防止するた
めの逃げ孔6bがそれぞれ穿設されている(図3参
照)。
【0010】7は樹脂供給機構を構成するポットであ
り、下型プレート6内に設けられている。ポット7は、
下型1の長さ方向へ所定間隔をおいて複数個列設されて
いる。各ポット7内にはプランジャ8が上下方向へ摺動
可能に配されている。複数のプランジャ8は、下プレス
基台部2内に設けられているプランジャ駆動装置9によ
り、同時に同一動作が可能になっている。樹脂成形を行
う場合、ポット7内には熱硬化性樹脂のタブレットが投
入され、ポット7内で溶融され、プランジャ8が上動し
て後述する樹脂路内へ溶融樹脂を供給する。
【0011】10は上型であり、図1に示すように上プ
レス基台部11に保持され、かつトランスファモールド
装置のプレス装置(例えばモータプレス装置)へ連結さ
れて上下動可能になっている。この上下動により、上型
10は下型1に対して接離動可能になっている。上記上
型10は、上ベース12及び上型チェイス13を装備し
ている。上記上ベース12は加熱手段12aを装備して
おり、該上ベース12の下に上型チェイス13が装備さ
れている。この上型チェイス13は、上型チェイスプレ
ート14及び上型プレート15を備えている。
【0012】16は中間型であり、下型1上へ着脱可能
に設けられている。本実施例では、中間型16はその底
面に形成した位置決めピン(段付きピン)16aを下型
プレート6上に穿設した位置決め穴6bに凹凸嵌合させ
ることで位置決めされる(図2,図3参照)。上記位置
決めピン16aを段付きとすることにより、位置決め穴
6bとの位置決めと、後述する樹脂路プレートの動きを
ガイドしている。また、上記中間型16は下型プレート
6へクランプ機構により容易に着脱できるように取り付
けられ、上記中間型16の上面は上型10のパーティン
グ面と対向するパーティング面となる。また、上記中間
型16は、下型プレート6とのクランプを解除すること
により、図の矢印方向に移動させて取り出し可能に構成
されている。
【0013】また、図2において、17は樹脂成形用の
キャビティであり、中間型16の上面(パーティング
面)上に凹設されている。上記キャビティ17は、中間
型16上に2列に並設されている。また、図3におい
て、18は樹脂路であり、各ポット7に対応して中間型
16の下面および内部に設けられている。各樹脂路18
は、ポット7に対向する金型カル19と、該金型カル1
9から両側キャビティ17方向へ延びる金型ランナ20
と、該金型ランナ20から略垂直上方へ延び、各キャビ
ティ17の底面と略直角に連絡する金型ゲート21とか
ら成る。各樹脂路18は、ポット7と両側キャビティ1
7とを連絡し、ポット7から供給される溶融樹脂をキャ
ビティ17内へ充填可能にしている。上記金型ゲート2
1には、キャビティ17に近い程断面積が小さくなるよ
うなテーパー面が形成されている。
【0014】本実施例では樹脂路18が基板22上を全
く走らないので、基板22上に樹脂路18に対応するス
クラップが形成されることがない。従って、スクラップ
除去に際して基板22を傷めるおそれが全くないし、残
留樹脂による型閉時の金型損傷も防止できる。また、パ
ーティング面上にフラッシュの発生がないので、金型ク
リーニングも簡単で済むし、金型が分割構造であっても
分割部分へ樹脂が回り込むことがなく、樹脂除去作業が
不要になる等のメリットがある。
【0015】また、図3において、23は樹脂路プレー
トであり、前記中間型16の底部に対して着脱可能に一
体的に取り付けられている。この樹脂路プレート23に
は、前記樹脂路18の一部が形成されており、具体的に
は金型カル19と金型ランナ20に相当する部分が形成
されている。上記樹脂路プレート23に形成される樹脂
路は、例えばワイヤー放電加工等でくり抜いて形成され
る。
【0016】また、上記樹脂路プレート23は、その長
手方向両側に設けた押し下げ手段としての押し下げピン
24を押し下げて成形品と成形品ゲートとを切り離すと
共に、樹脂プレート23と中間型16との間に隙間Aを
形成し、該隙間Aにエアーを吹き込むことにより不要樹
脂(成形品カル,ランナ,及びゲート)を樹脂路プレー
ト23より離型できるように構成されている(図4参
照)。上記押し下げピン24は、そのヘッド部に設けた
鍔状のストッパ24aと中間型16との間に介在させた
コイルスプリング24bにより上下方向に所定量押し下
げることができるように構成されている。
【0017】即ち、図4に示すように、上記押し下げピ
ン24を突き下げピン25等により押し下げることによ
り、樹脂路プレート23の端部が下方にたわむ力で成形
品ゲートと成形品との切り離し(ゲートブレイク)が行
われ、中間型16との間に隙間Aが形成される。この隙
間Aに圧縮空気等を吹き込むことにより、不要樹脂と中
間型16間に圧力を加えて樹脂プレート23の樹脂路の
側面部分で密着している不要樹脂を樹脂路プレート23
より離型させることができる。本実施例においてはエア
ーが横方向へ逃げることなく効率的に隙間Aに流入する
ように、樹脂プレート23と中間型16との間に段差B
が形成されている。尚、上記押し下げピン24を所定量
押し下げると、ストッパ24aが中間型16の段差に突
き当たって樹脂路プレート23の端部が所定量たわみ、
押し下げるのを止めるとコイルスプリング24bの付勢
力により樹脂路プレート23は、再び中間型16と一体
に保持される。また、上記樹脂路プレート23を中間型
16より取り外すと、不要樹脂としての成形品カル,成
形品ランナ20,及び成形品ゲート21は除去できるよ
うに構成しても良い。
【0018】また、図3において、26aは成形品離型
手段のとしてのエジェクタピンであり、中間型16内に
設けられ、その上端をキャビティ17内に突き出して成
形品を離型させる。このエジェクタピン26aは、若干
距離上下動可能になっており、上端はキャビティ17内
へ進入可能になっている。エジェクタピン26aは、コ
イルスプリング26bによって常時下方へ付勢されてお
り、通常は上端面がキャビティ17の内底面とほぼ面一
に位置している。なお、上記中間型16が下型プレート
6上へセットされたときは、図3に示すようにエジェク
タピン26aの下端部が下型プレート6に穿設されてい
る逃げ孔6a内に進入して互いの干渉が防止されてい
る。
【0019】27は把手であり、上記中間型16の側面
部であって各コーナー付近に突設されている。この把手
27は、上記中間型16を下型1より取り外すときに把
持してこれを取り出し、再びモールドする時に該把手2
7を把持して下型1にセットする。
【0020】次に、上述のように構成された樹脂モール
ド装置を用いてボールグリッドアレイ型の半導体装置を
樹脂封止する方法について図1及び図2を参照して説明
する。型開状態において、ポット7へ樹脂タブレットが
投入され、パーティング面上へ基板22がセットされた
中間型16が下型プレート6上へクランプされる。上記
中間型16がセットされたら、上型10が下動し、型閉
状態となる。型閉状態では、中間型16のパーティング
面上にある基板22を、上型プレート15により押圧し
ている。この状態でポット7内の樹脂タブレットが溶解
され、プランジャ駆動装置9を起動させてプランジャ8
が上動すると、溶融樹脂はポット7から樹脂路18を通
ってキャビティ17内へ充填される。
【0021】樹脂成形が終了し、樹脂が固化したら上型
10は上動され、型開が行われる。上型10が十分上方
へ移動したら、中間型16の下型プレート6とのクラン
プを外し、上下金型間より外へ取り出す(図3の状
態)。
【0022】次に、図4に示すように、押し下げピン2
4を押し下げて不要樹脂と中間型16間に形成された隙
間Aにエアーを吹き込ませて樹脂路18に形成された不
要樹脂を中間型16より離型させる。このとき、不要樹
脂である成形品カル,成形品ランナ,及び成形品ゲート
は上記樹脂路プレート23より離型する。上記中間型1
6の内部に上下方向に形成される成形品ゲートは、上記
樹脂路プレート23全体が下方に押圧されてゲートブレ
イクが行われ、樹脂路18のテーパー面に沿ったスムー
ズな離型を行うことができる。
【0023】なお、中間型16の下型プレート6へのセ
ッティング、取り出しは、作業員が把手27を把持して
マニュアルで行ってもよいし、専用のローディング機構
を設けて自動的に行ってもよい。また上記押し下げピン
24の押し下げは、突き下げピン25等を用いてマニュ
アルで行うか、或いは自動で行うことも可能である。ま
た、本実施例では、押し下げピン24の押し下げ動作で
は、樹脂路プレート23は中間型16より分離すること
なく一体的に取り付けられているように構成したが、押
し下げにより完全に分離するように構成してもよい。但
し、押し下げピン24の押し下げより、樹脂路プレート
23が中間型16より逐一分離するとすれば、再度プレ
ートを組み込む作業に手間取り、操作が複雑となる。
【0024】上述のように、下型プレート6より取り出
した中間型16には成形品(ボール端子が形成されてい
ない半導体装置)がキャビティ17に付着しているの
で、例えばエアシリンダ等によりエジェクタピン26a
へ上方向の離型力を作用させる。このとき成形品はキャ
ビティ17から離型し、不要樹脂が付着することなく取
り出すことが可能となる。再度モールド工程を行う場合
には、上記中間型16の底部に樹脂路プレート23を取
り付けた後、下型プレート6上へセットすればよい。
【0025】また、本実施例では、上下金型間より中間
型16を外に移動させて、樹脂路プレート23の押し下
げ、基板22のセット、成形品の取り出し等を行ってい
たが、上下金型を広く型開きすれば、中間型16を外部
へ移動させなくても上記作業が可能となる。
【0026】上記構成によれば、モールド後に下型プレ
ート6より中間型8を取り外して、前記樹脂路プレート
23を前記中間型16より離間する方向に押し下げピン
24により押し下げてゲートブレイクさせると共に隙間
を形成し、該隙間にエアーを吹き込むことにより、前記
樹脂路18に対応して成形される不要樹脂を、樹脂路プ
レート23より容易に離型させることができる。
【0027】また、複数のエジェクタピンを使用して不
要樹脂を離型させる場合に比べて、エジェクタピンの駆
動不良やゲート切断が不十分となる事態は回避でき、金
型を小型化,簡略化することができる。また、樹脂路プ
レートに不要樹脂を一体化させたまま中間型から離型さ
せることができるので作業効率が良く、しかも上記樹脂
路プレートを交換すれば、樹脂路レイアウトの変更が可
能となり、従来の金型への彫り込みに比べて装置の設計
変更が低コストで容易にできる。
【0028】上記実施例では、樹脂路プレート23の押
し下げによりゲートブレイクを行うと共に中間型16と
の間に形成された隙間を利用してエアーを吹き込んで不
要樹脂を樹脂路プレート23より一体的に離型させてい
た。これに対し、図5に示すように、中間型16に不要
樹脂離型手段を設けて、不要樹脂の樹脂路プレート23
からの離型を積極的に行うように構成することも可能で
ある。
【0029】図5において、28aは不要樹脂離型手段
としてのエジェクタピンであり、樹脂路18で一体形成
される成形品カル,成形品ランナ,及び成形品ゲート
と、樹脂路プレート23の離型を行う。上記エジェクタ
ピン28aは中間型16内に設けられており、若干距離
上下動可能になっており、その下端は樹脂路プレート2
3に当接している。上記エジェクタピン28aは、コイ
ルスプリング28bによって常時上方へ付勢されてお
り、通常は下端面が樹脂路プレート23の上面とほぼ面
一に位置している。なお、型閉状態では図5に示すよう
にエジェクタピン28aの上端部が上型プレート15に
穿設されている逃げ孔15a内に進入して互いの干渉が
防止されている。
【0030】樹脂成形が終了し、樹脂が固化したら上型
10は上動され、型開が行われる。上型10が十分上方
へ移動したら、中間型16と下型プレート6とのクラン
プを外して金型より外方に取り出す。次に、押し下げピ
ン24を押し下げてゲートブレイクを行い、樹脂路18
に形成された不要樹脂を樹脂路プレート23と共に中間
型16より離型させる。そして、図示しないエアーシリ
ンダー等により上記エジェクタピン28aに下方向の離
型力を作用させ、不要樹脂の樹脂路プレート23からの
離型を行う。また、エアシリンダ等によりエジェクタピ
ン26aへ上方向の離型力を作用させることにより、成
形品をキャビティ17から離型させて、不要樹脂が付着
することなく取り出すことが可能となる。
【0031】上記構成によれば、不要樹脂の樹脂路プレ
ート23からの離型まで自動化できるので、より操作性
の良い自動化に適した樹脂モールド装置を提供できる。
【0032】また上記各実施例では樹脂封止と成形品の
取り出しを別の場所で行う例を挙げたが、例えば中間型
16へ基板22をセットするステージと、樹脂封止を行
うステージと、中間型16から成形品等を離型させるス
テージと、中間型16より不要樹脂を離型除去するステ
ージとを樹脂モールド装置内に設け、順次各ステージへ
複数の中間型16を移動させるように構成すると連続モ
ールドが可能となる。また上記各実施例は、樹脂供給機
構が下型1側に設けられている樹脂モールド装置につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、上型1
0側に設けられていても良い。
【0033】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、例えばボールグリッドアレイ型ではなく、ピン
グリッドアレイ型の半導体装置の樹脂モールド装置に用
いてもよい、その場合には上型プレートのパーティング
面にピン端子との干渉を防止するための凹部であって、
複数種類のピングリッドアレイ型の半導体装置に対応で
きるサイズの凹部を形成しておけばよい等、発明の精神
を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る樹脂モールド装置を用いる
と、樹脂封止後に樹脂路プレートを中間型より離間する
方向に押し下げ手段により押し下げてゲートブレイクさ
せると共に隙間を形成し、該隙間にエアーを吹き込んで
樹脂路に対応して成形される不要樹脂を、樹脂路プレー
トより容易に離型させることができる。
【0035】また、複数のエジェクタピンを使用して不
要樹脂を離型させる場合に比べて、エジェクタピンの駆
動不良やゲート切断が不十分となる事態は回避でき、金
型を小型化,簡略化することができる。また、樹脂路プ
レートに不要樹脂を一体化させたまま中間型から離型さ
せることができることから作業効率が良く、しかも上記
樹脂路プレートを交換すれば、樹脂路レイアウトの変更
が可能となり、従来の金型への彫り込みに比べて装置の
設計変更が低コストで容易にできる。また、前記樹脂路
プレートと一体になって金型より離型する不要樹脂を該
樹脂路プレートより離型させるための不要樹脂離型手段
を備えた場合には、不要樹脂の樹脂路プレートからの離
型まで自動化できるので、より操作性の良い、自動化に
適した樹脂モールド装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂モールド装置の全体構成を示す断面説明図
である。
【図2】樹脂モールド装置の主要部の上視図及び正面図
である。
【図3】樹脂モールド装置の主要部の側面図である。
【図4】樹脂モールド装置の主要部の動作説明図であ
る。
【図5】他例に係る樹脂モールド装置の主要部の側面図
である。
【符号の説明】 1 下型 2 下プレス基台部 3 下ベース 3a,12a 加熱手段 4 下型チェイス 5 下型チェイスプレート 6 下型プレート 6a,6b 逃げ孔 7 ポット 8 プランジャ 9 プランジャ駆動装置 10 上型 11 上プレス基台部 12 上ベース 13 上型チェイス 14 上型チェイスプレート 15 上型プレート 16 中間型 16a 位置決めピン 17 キャビティ 18 樹脂路 19 金型カル 20 金型ランナ 21 金型ゲート 22 基板 23 樹脂路プレート 24 押し下げピン 25 突き下げピン 26a,28a エジェクタピン 27 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に接離動可能な上型および下型
    と、 前記下型へ着脱可能に搭載され、樹脂封止される成形品
    成形用のキャビティ及び該キャビティへ溶融樹脂を充填
    するための樹脂路を形成した中間型と、 前記中間型に形成された樹脂封止部の該中間型からの離
    型を行うための離型手段と、 前記樹脂路の一部が形成され、前記中間型に対して着脱
    可能に一体的に取り付けた樹脂路プレートと、 前記樹脂路プレートを前記中間型より離間する方向に押
    し下げるための押し下げ手段と、 を備えたことを特徴とする樹脂モールド装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂モールド装置は、樹脂路へ溶融
    樹脂を供給するための樹脂供給機構が前記下型内に設け
    られており、 前記中間型内に形成された樹脂路は、前記キャビティに
    対して垂直に連絡していることを特徴とする請求項1記
    載の樹脂モールド装置。
  3. 【請求項3】 前記押し下げ手段を押し下げてゲートブ
    レイクし、隙間にエアーを吹き込むことで不要樹脂を樹
    脂路プレートより離型させることを特徴とする請求項1
    記載の樹脂モールド装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂路プレートと一体になって金型
    より離型する不要樹脂を該樹脂路プレートより離型させ
    るための不要樹脂離型手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の樹脂モールド装置。
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