JP4009463B2 - 樹脂成形装置のクリーニング装置およびそのクリーニング方法 - Google Patents

樹脂成形装置のクリーニング装置およびそのクリーニング方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるピンポイントゲート方式の樹脂成形装置に使用されるクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、ピンポイントゲート方式の樹脂成形装置は、成形後に金型を開くと、ピンポイントゲートに引張り応力が集中することにより、ピンポイントゲート周辺で固化した成形樹脂が破断し、金型を開くと同時に成形品を成形樹脂材から分離でき、生産性が高い。
【0003】
しかしながら、成形品が小さくなるにつれてピンポイントゲートの直径が小さくなり、例えば、0.3mm程度となる。このため、ピンポイントゲート内に成形樹脂が残留しやすくなり、成形不良等を生じる可能性があった。また、金型を開いた際にランナー,ゲート等に残留している硬質の成形樹脂に割れ,欠け等が発生しやすく、その破断屑が金型内に残留したままとなる。このため、破断屑が次回の成形時に溶融した樹脂によってキャビテイ内に押し流されることがある。この結果、前記破断屑が基板の表面に位置するワイヤーに接触することにより、ワイヤー流れやワイヤー切れ等を生じる原因となっていた。
【0004】
このため、従来の成形工程では、樹脂成形装置のオペレータがブラシを用いて手作業で清掃していた。しかし、成形金型は高温であり、非常に危険である。さらに、開いた金型間の狭い空間にブラシを入れて清掃しても、完全に樹脂屑を除去することは容易でない。特に、直径が非常に小さいピンポイントゲート内の成形樹脂を、ブラシ等で完全に除去することは困難であり、成形不良が生じ易いという問題点があった。
【0005】
本発明は、前記問題点に鑑み、成形金型の清掃、特に、成形金型のピンポイントゲートにおける目詰まりを迅速、かつ、確実に解消できる樹脂成形装置のクリーニング装置およびそのクリーニング方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる樹脂成形装置は、前記目的を達成するため、キャビティに連通するピンポイントゲートを備えた金型を有する樹脂成形装置のクリーニング装置において、所定間隔で対向するように配置して一体化した突き出し用ユニットおよび吸引用ユニットのうち、前記突き出し用ユニットの対向面に突き出しピンを設ける一方、前記吸引用ユニットの対向面に、前記突き出しピンの軸心と同一軸心上に位置するように吸引手段を設けるとともに、前記突き出し用ユニットおよび前記吸引用ユニットを往復移動させ、かつ、前記ピンポイントゲートを備えた金型の上下面に前記突き出し用ユニットおよび前記吸引用ユニットをそれぞれ配置する往復移動機構を設け、前記ピンポイントゲートから前記突き出しピンを挿入して前記ピンポイントゲートに連通するスプルーの細径側から前記突き出しピンを挿入し、前記スプルーの太径側から突き出された樹脂カス等を前記吸引手段で吸引する構成としてある。
【0007】
したがって、本発明によれば、ピンポイントゲート内に詰まった樹脂カスをクリーニング装置の突き出しピンで個々に突き出す。このため、清掃作業が安全であるだけでなく、目詰まりを迅速、かつ、確実に解消でき、作業性および歩留まりを改善できる。
【0008】
発明によれば、吸引手段がピンポイントゲート内の樹脂カスのみならず、前記ピンポイントゲートに連通するスプルー内の樹脂カスをも除去する。このため、成形不良が生じにくくなり、歩留まりをより一層改善できる。
【0009】
発明によれば、ピンポイントゲートおよび吸引手段を同時に使用できるので、作業性がより一層改善できる。
【0010】
発明によれば、開いた金型の上下面に突き出し用ユニットおよび吸引用ユニットを同時に配置でき、清掃作業を迅速に処理できるだけでなく、設計における選択の自由度が広がる。
【0011】
そして、本発明にかかる樹脂成形装置のクリーニング方法は、前記目的を達成すべく、所定の間隔で対向し、かつ、同時に往復移動可能に一体化した突き出し用ユニットおよび吸引用ユニットのうち、前記突き出し用ユニットに設けた突き出しピンをピンポイントゲートに挿入し、前記ピンポイントゲートに連通するスプルーの細径側から樹脂カスを突き出すと同時に、前記吸引用ユニットに前記突き出しピンの軸心と同一軸心上に位置するように設けた吸引手段で、前記スプルーの太径側から突き出された前記樹脂カスを、吸引,除去する工程からなるものである。
本発明にかかるクリーニング方法によれば、ピンポイントゲート内の樹脂カスを突き出しピンで突き出すと同時に、吸引手段で吸引,除去するので、清掃作業を迅速、かつ、確実に処理でき、作業性に優れたクリーニング方法が得られるという効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるクリーニング装置の実施形態を図1ないし図12の添付図面に従って説明する。
第1実施形態は、図1ないし図7に示すように、メインフレーム10に組み付けられた樹脂成形装置20であり、この樹脂成形装置20はクリーニング装置70を備えている。
【0013】
前記樹脂成形装置20は、図1に示すように、4本の支柱21で相互に連結された固定プラテン22および可動プラテン23の間に、下金型30、中金型40および上金型50を相互に積み重ねできるように配置してある。
【0014】
前記下金型30は可動プラテン23に載置,固定されており、上面中央から突出する台部31内に固形樹脂60を挿入できるポット32を形成してある(図4)。前記ポット32内にはプランジャーチップ33を介して前記固形樹脂60を加熱,加圧して押し出すプランジャー34がスライド可能に配置されている。さらに、前記台部31の両側基部に位置する上面には樹脂封止される基板61を載置するための基準面35がそれぞれ形成されている。前記基準面35の両側縁部には切り欠き部36が形成されている。また、前記下金型30の上面隅部にはパーティングロック37が突設されている(図1)。
【0015】
前記中金型40は、図4に示すように、その下面に前記下金型30の台部31に嵌合可能な凹所41を備えている。さらに、前記中金型40は、前記凹所41の両側にスプルー42、ピンポイントゲート43およびキャビテイ44をそれぞれ形成し、上下に連通させている。さらに、前記中金型40の下面のうち、前記下金型30のパーティングロック37と対応する位置に、パーティングロック45をそれぞれ突設してある(図1)。また、後述するクリーニング装置70の突き出しピン86を位置決めするために凹形状のセットブロック46,47を埋設してある。そして、前記中金型40は一対の引張りリンク48,48を介して前記下金型30に連結されている。
【0016】
前記上金型50は、その下面に、前記下金型30のポット32と前記中金型40のスプルー42とを連通させるランナー51を形成してある。前記ランナー51の天井面には、樹脂成形後にランナー51内に残留する成形樹脂を突き落とす突き出しピン52を設けてある。そして、前記上金型50は4本のサポートピン53を介して前記中金型40を吊り下げている。
【0017】
したがって、支柱21に沿って可動プラテン23を上方に移動させると、下金型30が引張りリンク48に沿って上方に移動し、パーティングロック37および45が相互に嵌合し、下金型30が中金型40の下面に接合一体化する。さらに、可動プラテン23を上方に移動させると、下金型30および中金型40がサポートピン53に沿って同時に上方に移動し、前記中金型40が前記上金型50の下面に当接する。
【0018】
逆に、前記可動プラテン23を元の位置まで引き下げると、パーティングロック37および45を介して下金型30に接合一体化した中金型40が上金型50から分離する。そして、中金型40がサポートピン53の最下端まで下降した後、中金型40から下金型30が分離し、下金型30は引張りリンク48の最下端まで下降する。
【0019】
前記クリーニング装置70は、補助フレーム11に組み付けたボールネジ12を介して吊り下げられている。前記ボールネジ12は駆動モータ13で回動し、ナット14を介して前記クリーニング装置70を側方に往復移動させる。
【0020】
前記クリーニング装置70は、上下一対の突き出し用ユニット80および吸引用ユニット90を側方に突出させて正面略コ字形状に形成したものである。前記ユニット80,90の自由端部には回転ブラシ102を備えた金型面クリーニングユニット100,101がそれぞれ取り付けられている。前記金型面クリーニングユニット100,101の先端面には透過型の目詰まり検知センサー103,104がそれぞれ配置されている。
【0021】
前記クリーニング装置70の突き出し用ユニット80は、その上面の一部に突き出し用プレート81を上下方向に往復移動可能に組み付けてある。この突き出し用プレート81は、図2Bに示すように、引張りばね82を介して前記突き出し用ユニット80に組み付けられており、下方側に付勢されている。そして、エアーシリンダ83で押し出されたカム84がカムフォロア85を押圧することにより、前記引張りバネ82のバネ力に抗し、前記突き出し用プレート81が押し上げられる。
【0022】
前記突き出し用プレート81の上面には、図4に示すように、前記中金型40のピンポイントゲート43に対応する位置に突き出しピン86を突設してある。さらに、プレート81の上面には、前記中金型40のセットブロック46,47にそれぞれ嵌合する凸形状のセットブロック87,88を突設してある。一方、前記突き出し用ユニット80の下面縁部には、基板61を搬入,搬出する係止用爪部89を突設してある(図4A)。
【0023】
一方、前記突き出し用ユニット80の上方側に位置する吸引用ユニット90は、その下面の一部に吸引用プレート91を組み付けてある。前記吸引用プレート91は前記吸引用ユニット90の下面に引張りばね92を介して組み付けられ、上方側に付勢されている。そして、図2Bに示すように、エアーシリンダ93で押し出されたカム94がカムフォロア95を押圧すると、前記引張りバネ92のバネ力に抗し、前記吸引用プレート91が押し下げられる。さらに、前記吸引用プレート91の下面には、前記突き出しピン86と対応するように吸引カップ96を配置してある。
【0024】
次に、前述の構成からなる樹脂成形装置の動作について説明する。
まず、図4に示すように、前記クリーニング装置70の駆動前に、ポット32に固形樹脂60を図示しない搬入装置で挿入しておく。そして、図1に示す駆動モータ13を駆動してボールネジ12を回転させることにより、クリーニング装置70を前進させる。さらに、前記クリーニング装置70の突き出し用ユニット80および吸引用ユニット90を、図2Aに示すように、開いた下金型30と中金型40との間、および、開いた中金型40と上金型50との間にそれぞれ挿入する。ついで、突き出し用ユニット80の係止用爪部89に係止した基板61を下金型30の基準面35に位置決めして載置する。
【0025】
そして、前記クリーニング装置70を後退させた後、可動プラテン23を上方にスライドさせることにより、下金型30の台部31を中金型40の凹所41に嵌合させる。ついで、下金型30の上面および中金型40の下面それぞれに設けた図示しないセットブロックを介して下金型30を中金型40に位置決めし、両者を接合させて基板61を挟持する(図4B)。さらに、前記可動プラテン23を上昇させることにより、中金型40の上面を上金型50の下面に接合し、ポット32、ランナー51、スプルー42、ピンポイントゲート43およびキャビテイ44を連通させる。そして、前記ポット32内のプランジャ34を押し上げることにより、プランジャチップ33で固形樹脂60を加熱,加圧し、固形樹脂60を流動化させてポット32から打ち出す。流動化した樹脂は、前記ランナ51、スプルー42およびピンポイントゲート43を介し、キャビテイ44内に流入することにより、基板61に表面実装された半導体素子を樹脂封入する(図5A)。
【0026】
本実施形態によれば、下金型30の台部31が中金型40の凹所41に嵌合している。そして、前記台部31のポット32内をプランジャチップ33がスライド移動する。このため、下金型30と中金型40とを接合しても、ポット32内に継ぎ目のズレが生ぜず、プランジャチップ33のスライド移動がスムーズである。また、継ぎ目から溶融した樹脂材がはみ出すおそれがないので、下金型30と中金型40との間に高い組立精度を必要とせず、製造が容易になるという利点がある。
【0027】
ついで、可動プラテン23を引き下げると、中金型40および下金型30が同時に下降し、上金型50から中金型40が分離する(図5B)。このとき、同時に、プランジャ34が下方に引き下げられる。さらに、可動プラテン23を引き下げると、中金型40がサポートピン53の下端まで下がった後、中金型40から下金型30が分離し、下金型30は引張りリンク48の下端まで引き下げられる(図6A)。
【0028】
ついで、前記駆動モータ13を駆動してボールネジ12を回転させることにより、クリーニング装置70を再び前進させる。そして、前記クリーニング装置70の突き出し用ユニット80および吸引用ユニット90を、開いた下金型30と中金型40との間、および、開いた中金型40と上金型50との間にそれぞれ挿入する。ついで、上金型50の突き出し用ピン52でランナー51内の成形樹脂材を吸引用ユニット90の上面に突き落とす。一方、下金型30の基準面35上にある樹脂封入された基板61を突き出し用ユニット80の係止用爪部89で係止する(図6B)。
【0029】
そして、突き出し用プレート81を上方に押し上げることにより、突き出し用ユニット80のセットブロック87,88が、中金型40のセットブロック46,47に嵌合する。このため、突き出しピン86がピンポイントゲート43に対して正確に位置決めされる。この結果、突き出しピン86がピンポイントゲート43に挿入され、ピンポイントゲート43内に残留する成形樹脂を突き出す。これと同時に、吸引用プレート91が下方に押し下げられ、吸引カップ96がスプルー42の上方開口部を覆い、スプルー42内に残留する成形樹脂を吸引,除去する(図7A)。
【0030】
さらに、突き出し用プレート81および吸引用プレート92をバネ力で元の位置に引き戻した後、前記駆動モータ13を逆転させてボールネジ12を逆転させることにより、クリーニング装置70を後退させる。このとき、ブラシ102を回転させることにより、下金型30、中金型40および上金型50の接合面を清掃しながらクリーニング装置70を後退させる。そして、目詰まり検知センサー103,104でスプルー42内に成形樹脂が残留しているか否かを検知する。センサー103,104がスプルー42内に成形樹脂が残留していることを検知した場合には、再度、クリーニング装置70を前進させることにより、清掃作業を繰り返す。以後、同様な操作を行うことにより連続成形作業が可能になる。
【0031】
第2実施形態は、図8ないし図12に示すように、クリーニング装置70を樹脂成形装置20から独立させて据え置き型とした場合である(図8A)。なお、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
【0032】
前記樹脂成形装置20は第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点はサポートピン53に吊り下げた一対のガイドバー40aに沿って中金型40をスライド可能に装着した点である。
【0033】
クリーニング装置70は支持フレーム70aに突き出し用ユニット71および吸引用ユニット73を上下に対向するように組み付けたものである。前記突き出し用ユニット71の上面には突き出し用プレート72が上下に出し入れ可能に配置されている。前記突き出し用プレート72の上面には、第1実施形態と同様、突き出しピン86を突設するとともに、凸形状のセットブロック87,88を配置してある。
【0034】
一方、吸引用ユニット73は、その下面に吸引用プレート74を上下に出し入れ可能に配置してある。前記吸引用プレート74の下面には第1実施形態と同様に、前記突き出しピン86に対応するように吸引カップ96が配置されている。
【0035】
次に、前述の構成からなる樹脂成形装置の動作について説明する。
まず、図9Aに示すように、開いた下金型30、中金型40および上金型50のうち、下金型30のポット32内に固形樹脂60を図示しない搬送装置で投入するとともに、基準面35に樹脂封止する基板61を位置決めする。
【0036】
ついで、可動プラテン23を上方にスライドさせることにより、下金型30の上面を中金型40の下面に接合させる(図9B)。さらに、前記可動プラテン23を上昇させることにより、中金型40の上面を上金型50の下面に接合し、ポット32、ランナー51、スプルー42、ピンポイントゲート43およびキャビテイ44を連通させる。そして、前記ポット32内のプランジャ34を押し上げることにより、プランジャチップ33で固形樹脂60を加熱,加圧することにより、固形樹脂60を流動化させてポット32から打ち出す。流動化した樹脂は、前記ランナ51、スプルー42およびピンポイントゲート43を介し、キャビテイ44内に流入することにより、基板61に表面実装された半導体素子を樹脂封入する(図10A)。
【0037】
ついで、可動プラテン23を引き下げると、中金型40および下金型30が同時に下降し、上金型50から中金型40が分離する(図10B)。このとき、同時に、プランジャ34が下方に引き下げられる。さらに、可動プラテン23を引き下げると、中金型40がサポートピン53の下端まで下がった後、中金型40から下金型30が分離し、下金型30は引張りリンク48の下端まで引き下げられる(図11A)。
【0038】
そして、図示しない搬出装置が樹脂封止した基板61を搬出するとともに、ランナー51内の成形樹脂を突き出しピンが突き出して落下させ、図示しない搬出装置がこれを搬出する(図11B)。
【0039】
ついで、図示しない搬送装置を介して中金型をクリーニング装置70に搬送し、突き出し用ユニット71および吸引用ユニット73の間に位置決めする(図12A)。そして、突き出し用プレート42を上方に押し上げることにより、突き出し用ユニット71のセットブロック87,88が、中金型40のセットブロック46,47に嵌合する。このため、突き出しピン86がピンポイントゲート43に対して正確に位置決めされる。この結果、突き出しピン86がピンポイントゲート43に挿入され、スプルー42に残留する成形樹脂を突き出す。これと同時に、吸引用プレート74が下方に押し下げられ、吸引カップ96がスプルー42の上方開口部を覆い、スプルー42内に残留した成形樹脂を吸引,除去する(図12B)。
【0040】
クリーニング作業が終了した後は、前記プレート72,74を元の位置に復帰させ、ついで、中金型40を樹脂成形装置20の所定に位置に復帰させる。以後、同様な作業を繰り返すことにより、連続成形が可能になる。
【0041】
なお、本実施形態においては、前記中金型40を所定の位置に復帰させる清掃工程において第1実施形態のように回転ブラシ(図示せず)でクリーニング作業を行ってもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、ピンポイントゲート内に詰まった樹脂カスをクリーニング装置の突き出しピンで個々に突き出す。このため、清掃作業が安全になるだけでなく、目詰まりを迅速、かつ、確実に解消でき、作業性および歩留まりを改善できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる樹脂成形装置のクリーニング装置の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】 図Aは図1で示した樹脂成形装置の動作状態を示す拡大正面図であり、図Bは図Aの要部拡大正面図である。
【図3】 図1で示した樹脂成形装置の動作状態を示す右側面図である。
【図4】 第1実施形態の動作を説明するための工程説明図である。
【図5】 図4に連続する工程説明図である。
【図6】 図5に連続する工程説明図である。
【図7】 図6に連続する工程説明図である。
【図8】 本発明にかかる樹脂成形装置の第2実施形態を示し、図Aは正面図であり、図Bは右側面図である。
【図9】 図8で示した樹脂成形装置の動作状態を説明するための工程説明図である。
【図10】 図9に連続する工程説明図である。
【図11】 図10に連続する工程説明図である。
【図12】 図11に連続する工程説明図である。
【符号の説明】
10…メインフレーム、11…補助フレーム、12…ボールネジ、13…駆動モータ、20…樹脂成形装置、21…支柱、22…固定プラテン、23…可動プラテン、30…下金型、31…台部、32…ポット、33…プランジャーチップ、34…プランジャー、35…基準面、36…切り欠き部、40…中金型、41…凹所、42…スプルー、43…ピンポイントゲート、44…キャビテイ、48…引張りリンク、50…上金型、51…ランナー、52…突き出しピン、53…サポートピン、60…固形樹脂、61…基板、70…クリーニング装置、80…突き出し用ユニット、81…突き出し用プレート、82…引張りばね、83…エアーシリンダー、84…カム、85…カムフォロア、86…突き出しピン、87,88…セットブロック、90…吸引用ユニット、91…吸引用プレート、92…引張りばね、93…エアーシリンダー、94…カム、95…カムフォロア、96…吸引カップ、100,101…金型面クリーニングユニット、102…回転ブラシ、103,104…目詰まり検知センサ。

Claims (2)

  1. キャビティに連通するピンポイントゲートを備えた金型を有する樹脂成形装置のクリーニング装置において、
    所定間隔で対向するように配置して一体化した突き出し用ユニットおよび吸引用ユニットのうち、前記突き出し用ユニットの対向面に突き出しピンを設ける一方、前記吸引用ユニットの対向面に、前記突き出しピンの軸心と同一軸心上に位置するように吸引手段を設けるとともに、
    前記突き出し用ユニットおよび前記吸引用ユニットを往復移動させ、かつ、前記ピンポイントゲートを備えた金型の上下面に前記突き出し用ユニットおよび前記吸引用ユニットをそれぞれ配置する往復移動機構を設け、
    前記ピンポイントゲートから前記突き出しピンを挿入して前記ピンポイントゲートに連通するスプルーの細径側から前記突き出しピンを挿入し、前記スプルーの太径側から突き出された樹脂カス等を前記吸引手段で吸引することを特徴とする樹脂成形装置のクリーニング装置。
  2. 所定の間隔で対向し、かつ、同時に往復移動可能に一体化した突き出し用ユニットおよび吸引用ユニットのうち、前記突き出し用ユニットに設けた突き出しピンをピンポイントゲートに挿入し、前記ピンポイントゲートに連通するスプルーの細径側から樹脂カスを突き出すと同時に、前記吸引用ユニットに前記突き出しピンの軸心と同一軸心上に位置するように設けた吸引手段で、前記スプルーの太径側から突き出された前記樹脂カスを、吸引,除去することを特徴とする樹脂成形装置のクリーニング方法。
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