JPH0946194A - 波形整形装置 - Google Patents

波形整形装置

Info

Publication number
JPH0946194A
JPH0946194A JP7193262A JP19326295A JPH0946194A JP H0946194 A JPH0946194 A JP H0946194A JP 7193262 A JP7193262 A JP 7193262A JP 19326295 A JP19326295 A JP 19326295A JP H0946194 A JPH0946194 A JP H0946194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
signal
cycle
output
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7193262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3541509B2 (ja
Inventor
Masumi Horie
真清 堀江
Takuya Harada
卓哉 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP19326295A priority Critical patent/JP3541509B2/ja
Priority to US08/687,915 priority patent/US5742198A/en
Publication of JPH0946194A publication Critical patent/JPH0946194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3541509B2 publication Critical patent/JP3541509B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/244Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains
    • G01D5/24471Error correction
    • G01D5/24476Signal processing
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/02Shaping pulses by amplifying
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/08Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding
    • H03K5/082Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold
    • H03K5/086Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold generated by feedback
    • H03K5/088Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold generated by feedback modified by switching, e.g. by a periodic signal or by a signal in synchronism with the transitions of the output signal

Abstract

(57)【要約】 【目的】 波形整形装置において、ヒステリシス動作を
行わせる回路をディジタル的に構成してヒステリシス動
作の精度を高める。 【構成】 入力電圧Vaとスレッショルド電圧Vcとを
コンパレータ21にて比較してセンサ信号を波形整形す
る。ここで、コンパレータ21の出力信号の周期を周期
計測回路4にて計測し、この計測された周期に基づき階
段波形電圧発生回路5にて階段波形電圧を発生させ、そ
の階段波形電圧をV−I変換回路6にて電流に変換し、
コンパレータ21の動作に応じてON、OFFするアナ
ログスイッチ22a、22bを介して抵抗23dあるい
は23eにV−I変換回路6からの電流を供給する。こ
のことにより、階段状のオフセット電圧が入力電圧Va
あるいはスレッショルド電圧Vcに加わり、ヒステリシ
ス動作を行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁ピックアップコイ
ル等のセンサ信号を波形整形する波形整形装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ギヤのギヤ歯に対向して配置され
た電磁ピックアップコイル等を用いたセンサ(例えば、
車両のエンジン回転数センサ、クランク角センサなど)
からの信号を波形整形する装置では、入力センサ信号を
所定のスレッショルド電圧とコンパレータにて比較して
波形整形するようにしている。
【0003】この場合、センサ信号には点火ノイズ等の
ノイズが重畳されているため、センサ信号あるいはスレ
ッショルド電圧にヒステリシスを設けている。具体的に
は、コンパレータ動作に応答してセンサ信号あるいはス
レッショルド電圧に一定時間所定電圧を加える等の処理
を行っている。しかしながら、そのように一定時間所定
電圧を加えると、その印加電圧の立ち下がり時にノイズ
が発生してしまい、動作上好ましいものではなかった。
【0004】そこで、このようなノイズ対策を行い、し
かもコンパレータ動作を正確かつ応答性よく行うものと
して、特開昭62ー231516号公報に示されるもの
が提案されている。このものは、コンパレータ動作に応
答してセンサ信号あるいはスレッショルド電圧に所定電
圧を加えてヒステリシスを設けるとともに、その印加電
圧を時間とともにリニアに減少させて上記したようなノ
イズを発生させないようにしたものである。より具体的
に説明すれば、コンパレータ動作に応答してコンデンサ
を充放電させ、その充放電電圧を用いて鋸状波電圧を作
成し、それをセンサ信号あるいはスレッショルド電圧に
印加するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示されるものは、入力信号の周波数をアナログF−
V変換した後、その変換電圧に応じた定電流でコンデン
サを充放電することにより鋸歯状波を作成しているた
め、コンパレータの鋸歯状オフセット電圧値及びその傾
きは、回路定数のばらつきや温度特性等の影響を受け、
電圧、時間精度ともに劣ってしまうという問題がある。
【0006】さらに、上記回路をCMOSトランジスタ
で構成しようとすると、ダイオードが構成できない、カ
レントミラー回路の精度がバイポーラに比べて劣る等の
理由により、単なる置き換えは不可能である。本発明は
上記問題に鑑みてなされたものであり、その主要部分を
ディジタル構成とすることにより上記ヒステリシス動作
の電圧及び時間精度を高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、センサ信号をス
レッショルド電圧と比較して波形整形された信号を出力
する比較手段(21)と、この比較手段の出力信号に基
づき、その出力信号の周期に比例した周期のクロック信
号を発生するクロック信号発生手段(4、51〜54)
と、前記比較手段の出力信号の変化に同期して初期化さ
れるとともに、前記発生されたクロック信号のカウント
動作を行うカウント手段(55)と、このカウント手段
のカウント動作に従って、所定の電圧レベルから階段状
に低下するオフセット電圧を作成し、このオフセット電
圧により前記センサ信号と前記スレッショルド電圧の少
なくとも一方の電圧レベルを変化させるオフセット手段
(56、6、22a、22b、23d、23e)とを備
えた波形整形装置を特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明においては、センサ
信号をスレッショルド電圧と比較して波形整形された信
号を出力する比較手段(21)と、この比較手段の出力
信号に基づき、その出力信号の周期に比例した周期のク
ロック信号を発生するクロック信号発生手段(4、51
〜54)と、前記比較手段の出力信号の変化に同期して
初期化されるとともに、前記発生されたクロック信号の
カウント動作を行うカウント手段(55)と、このカウ
ント手段のカウント動作に従って所定の電圧レベルから
階段状に変化するオフセット電圧を作成し、前記センサ
信号が前記スレッショルド電圧を上回った時には前記セ
ンサ信号の電圧レベルを高くし、前記センサ信号が前記
スレッショルド電圧を下回った時には前記スレッショル
ド電圧の電圧レベルを高くするオフセット手段(56、
6、22a、22b、23d、23e)とを備えた波形
整形装置を特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の波形整形装置において、前記オフセット手段
は、前記カウント手段のカウント値を電圧に変換する電
圧変換手段(56)を備え、その変換電圧に基づいて前
記オフセット電圧を作成することを特徴としている。請
求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれか1
つに記載の波形整形装置において、前記クロック信号発
生手段は、前記比較手段の出力信号に基づきその出力信
号の周期を計測して周期計測値を出力する周期計測手段
(4)と、この周期計測値に基づいて基準クロックを分
周して前記クロック信号を発生する分周手段(51〜5
4)とを有することを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の発明においては、センサ
信号をスレッショルド電圧と比較して波形整形された信
号を出力する比較手段(21)と、この比較手段の出力
信号に基づき、その出力信号の周期を計測して周期計測
値を出力する周期計測手段(4)と、前記出力された周
期計測値に基づき、前記比較手段の出力信号の変化に同
期して設定される所定の電圧レベルから前記出力信号の
周期に比例した時間で階段状に低下するオフセット電圧
を作成し、このオフセット電圧により前記センサ信号と
前記スレッショルド電圧の少なくとも一方の電圧レベル
を変化させるオフセット手段(5、6、22a、22
b、23d、23e)とを備えた波形整形装置を特徴と
している。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
5に記載の波形整形装置において、前記周期計測手段
は、前記比較手段の出力信号のエッジを検出するエッジ
検出手段(41)と、このエッジ検出手段にてエッジ検
出を行う毎に前回のエッジ検出時点と今回のエッジ検出
時点の間の時間を計測する時間計測手段(42)を有す
ることを特徴としている。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の波形整形装置において、前記周期計測手段は、前記
時間計測手段にて計測した最新の複数の計測値の平均化
処理により前記周期計測値を出力する平均出力手段(4
3a、43b、44、45)を有することを特徴として
いる。請求項8に記載の発明では、4乃至7のいずれか
1つに記載の波形整形装置において、前記周期計測値に
基づき前記比較手段の出力信号の周波数に応じた電圧を
発生する周波数ー電圧変換手段(8)と、前記センサ信
号が前記スレッショルド電圧を下回った時に、前記周波
数に応じた電圧により前記スレッショルド電圧の電圧レ
ベルを高くするスレッショルド電圧変化手段(9、22
c)とを備えたことを特徴としている。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項4乃至
8のいずれか1つに記載の波形整形装置において、前記
センサ信号はギヤ歯の回転により出力されるものであっ
て、前記比較手段の出力信号に基づき前記ギヤ歯の欠歯
を検出する欠歯検出手段(100)と、この欠歯検出手
段にて欠歯が検出された時に、その時の前記比較手段の
出力信号による前記周期計測値の更新出力を禁止する禁
止手段(110〜112)とを備えたことを特徴として
いる。
【0014】なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0015】
【発明の作用効果】請求項各項に記載の発明によれば、
センサ信号をスレッショルド電圧と比較する比較手段の
出力信号に基づき、ディジタル的な構成にて階段状に変
化するオフセット電圧を作成し、そのオフセット電圧に
よりセンサ信号とスレッショルド電圧の少なくとも一方
の電圧レベルを変化させるようにしているから、ヒステ
リシス電圧の急変によるノイズ発生を抑制しつつ比較動
作を正確かつ安定に行うことができ、しかもその比較手
段におけるヒステリシス動作の精度を高めることができ
る。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)図1に本発明の第1実施例を示す波形整
形装置の構成を示す。この波形整形装置は、車両のエン
ジン回転数センサあるいはクランク角センサ等からのセ
ンサ信号(交流電圧)を波形整形するものである。これ
らのセンサは、電磁ピックアップコイルを用いたもので
あり、その電磁ピックアップコイルからノイズ除去フィ
ルタを介してセンサ信号が入力端子1に印加される。
【0017】入力端子1に入力されたセンサ信号すなわ
ち入力電圧Vaは、比較回路2により所定のスレッショ
ルド電圧と比較され、出力端子3より波形整形された信
号として出力される。その出力信号は図示しないECU
に入力され、出力信号の立ち上がりエッジが有効エッジ
としてECU内で点火タイミング等の基準に用いられ
る。
【0018】比較回路2は、コンパレータ21と、コン
パレータ21の出力信号に応じてON、OFFするアナ
ログスイッチ22a、22bと、抵抗23a〜23e
と、コンパレータ21の出力がハイレベルの時にONす
るトランジスタ24とから構成されている。なお、抵抗
23a〜23cは所定のスレッショルド電圧を作成する
ためのものである。
【0019】この比較回路2は、ヒステリシス動作を有
して比較動作を行う。すなわち、入力電圧Vaが増大し
コンパレータ21の出力がハイレベルになると、アナロ
グスイッチ22aがONして後述するオフセット電流I
aが抵抗23dに流れ、コンパレータ21の非反転入力
端子電圧Vbが上昇する。さらに、トランジスタ24が
ONし、抵抗23cが短絡して反転入力端子電圧Vcが
低下する。
【0020】一方、入力電圧Vaが低下しコンパレータ
21の出力がローレベルになると、アナログスイッチ2
2bがONして後述するオフセット電流Ibが抵抗23
eに流れ、コンパレータ21の反転入力端子電圧Vcが
上昇する。さらに、トランジスタ24がOFFし、抵抗
23cの短絡が解除されて反転入力端子電圧Vcが上昇
する。
【0021】次に、上記オフセット電流Ia、Ibを発
生するための回路構成について説明する。本実施例で
は、比較回路2の出力信号の周期を計測する周期計測回
路4と、計測された周期に基づき階段波形電圧を発生す
る階段波形電圧発生回路5と、発生された階段波形電圧
を電流に変換し上記オフセット電流Ia、Ibを発生す
るV−I変換回路6と、周期計測回路4および階段波形
電圧発生回路5の動作に必要なクロックを発生するクロ
ック発生回路7とを備えている。
【0022】周期計測回路4は、比較回路2の出力信号
の立ち上がり、立ち下がりエッジを検出するエッジ検出
回路41と、クロック発生回路7からのクロックCLK
1をカウントするカウンタ42と、そのカウント値を保
持するnビットのDタイプフリップフロップ(以下、D
−F/Fという)43を備えている。エッジ検出回路4
1は、比較回路2の出力信号の立ち上がりエッジを検出
する毎に、カウンタ42のカウント値をnビットのD−
F/F43に保持させ、その後カウンタ42のカウント
値をクリアする。従って、D−F/F43には比較回路
2の出力信号の立ち上がりエッジ間のカウント値、すな
わち比較回路2の出力信号の周期を示す周期計測値が保
持される。
【0023】階段波形電圧発生回路5は、D−F/F4
3に保持されたカウント値をクランプするクランプ回路
51と、クロック発生回路7からのクロックCLK2を
カウントするカウンタ52と、クランプ回路51の出力
値とカウンタ52のカウント値をディジタル比較するコ
ンパレータ53と、コンパレータ53からの信号あるい
はエッジ検出回路41からの立ち上がり、立ち下がりエ
ッジ検出信号によりカウンタ52をクリアするOR回路
54と、コンパレータ53から出力されるクロック信号
によりカウント動作を行うmビットのカウンタ55と、
そのカウント値に応じた電圧を出力するD/Aコンバー
タ56とから構成されている。
【0024】クランプ回路51は、センサ特性の信頼性
等との関係および後述するカウンタ55のカウント動作
との関係から、D−F/F43に保持されたカウント値
を所定の上限値、下限値でクランプする。その上限値、
下限値は、比較回路2の出力信号の周波数に対し2つの
異なる周波数でクランプする値となっている。カウンタ
52はクロック発生回路7からのクロックCLK2をカ
ウントする。コンパレータ53は、カウンタ52のカウ
ント値とクランプ回路51の出力値とを比較し、カウン
ト値がクランプ回路51の出力値に達する毎に、ハイレ
ベル信号を出力し、OR回路54を介してカウンタ52
をクリアする。従って、カウンタ52のカウント値がク
ランプ回路51の出力値に達する毎に、コンパレータ5
3からクロック信号が出力される。このクロック信号の
周期は、周期計測回路4にて計測された周期、すなわち
比較回路2の出力信号の周期に比例する。
【0025】なお、カウンタ52は、エッジ検出回路4
1からの立ち上がり、あるいは立ち下がりエッジ検出信
号によってもクリアされる。これは、比較回路2の出力
信号のレベル反転に同期してオフセット電流発生の作動
を開始させるためである。カウンタ55は、エッジ検出
回路41からの立ち上がり、あるいは立ち下がりエッジ
検出信号によってプリセット値がロード(LD)される
とともに、コンパレータ53からのクロック信号により
アップカウントを行う。
【0026】D/Aコンバータ56は、抵抗ラダーによ
り構成されており、カウンタ55のカウント値を電圧に
変換した出力電圧Vd、およびラダー抵抗の中の固定タ
ップより取り出した基準電圧を出力する。この基準電圧
から出力電圧Vdを引いた電圧(VDAC )はV−I変換
回路6にて電流に変換される。V−I変換回路6は、バ
ッファ61、62、オペアンプ63、トランジスタ6
4、および抵抗65〜67から構成されている。ここ
で、トランジスタ64を流れる電流は、抵抗65、6
6、67の抵抗値をそれぞれR1、R2、R3とする
と、VDAC ・R1/{R3・(R1+R2)}となる。
この電流が上記したオフセット電流Ia、Ibとなり、
抵抗23dあるいは抵抗23eに流れることによりオフ
セット電圧を発生させ、入力電圧あるいはスレッショル
ド電圧を変化させる。
【0027】なお、D/Aコンバータ56中の固定タッ
プより基準電圧を取り出しているのは、V−I変換回路
6のバッファ61、62、オペアンプ63は電源として
DDを用いており、通常のオペアンプ等ではその出力電
圧を電源電圧までとすることができないため、オペアン
プのダイナミックレンジより必要とされる電圧分だけV
DDより下がったタップ電圧を最高電圧とするためであ
る。
【0028】次に、上記構成における作動を、図2に示
すタイミングチャートとともに説明する。入力電圧Va
が上昇しスレッショルド電圧Vcを下方から横切ると、
コンパレータ21の出力(図2(h))がローレベル
(以下、”L”という)からハイレベル(以下、”H”
という)になり、エッジ検出回路41の出力Vf、V
g、Vhが一定時間”H”になる(図2(f)、(g)
参照)。
【0029】これにより、カウンタ55には一定値がロ
ードされD/Aコンバータ56の出力電圧Vd(図2
(c))が一定電圧まで低下する。また、カウンタ42
のカウント値がD−F/F43に保持され、カウンタ4
2はクリアされる。D−F/F43に保持されたカウン
ト値を図2(e)に示す。また、D−F/F43に保持
されたカウント値はクランプ回路51を介して出力され
る。
【0030】また、コンパレータ21の出力が”H”に
なったことにより、アナログスイッチ22aがONし、
オフセット電流Iaと抵抗23dの抵抗値による電圧分
だけコンパレータ21の非反転入力端子電圧Vbは持ち
上がる。この場合、D/Aコンバータ56の出力電圧V
dが低く基準電圧との差VDAC が大きいため、非反転入
力端子電圧Vbは大きく持ち上げられる。
【0031】この後、カウンタ52がクロックCLK2
によりカウントアップし、その値がクランプ回路51の
出力値に等しくなるとコンパレータ53の出力が”H”
になり、カウンタ55がインクリメントされ同時にカウ
ンタ52はクリアされる。この動作を繰り返すことによ
り、コンパレータ53からクロック信号Ve(図2
(d))が出力され、カウンタ55がカウントアップし
ていく。それに従ってD/Aコンバータ56の出力電圧
Vdが階段上に上昇していく。
【0032】この出力電圧Vdの上昇により基準電圧と
の差VDAC が徐々に小さくなっていくため、V−I変換
回路6にて変換された電流も徐々に小さくなっていく。
従って、非反転入力端子電圧Vbは、図2(a)に示す
ように、最初に大きく持ち上げられた電圧が階段状に徐
々に低下していく。なお、カウンタ55は、カウント値
が基準電圧と同じタップを選択する値となるとカウント
動作を中止し、その値を維持する。この時、D/Aコン
バータ56の出力電圧Vdと基準電圧とが等しくなるた
め、オフセット電流Iaが0になり、非反転入力端子電
圧Vbは入力電圧Vaと等しくなる。すなわち、非反転
入力端子電圧Vbの持ち上げが終了する。
【0033】一方、入力電圧Vaが低下してスレッショ
ルド電圧Vcを上方から横切るとコンパレータ21の出
力が”H”から”L”になる。この場合、アナログスイ
ッチ22b側がONし、V−I変換回路6からのオフセ
ット電流(=Ib)は抵抗23eに流れ、スレッショル
ド電圧Vcを持ち上げる。また、トランジスタ24がO
FFするため、抵抗23cの短絡が解除され、その分ス
レッショルド電圧Vcが高くなる。
【0034】その後、オフセット電流Ibは、上記した
のと同様に徐々に低下していくため、スレッショルド電
圧Vcは、図2(b)に示すように、最初は大きく持ち
上げた電圧が階段状に徐々に低下していく。上記した説
明から分かるように、コンパレータ21の出力電圧の変
化に応答して、入力電圧あるいはスレッショルド電圧を
変化させ、その電圧変化を階段状に順次低下させるよう
にしているから、電圧の急変によるノイズ発生を抑制し
つつコンパレータ動作を正確かつ安定に行うことができ
る。
【0035】なお、入力電圧又はスレッショルド電圧の
持ち上げ時間をマスク時間TMASKと定義すると、TMASK
=k×nT /fとなる。kはカウンタ55のインクリメ
ント回数、nT はクランプ回路51の出力値、fはクロ
ックCLK2の周期である。ここで、クランプ回路51
の出力値は比較回路2の出力信号の周期を示すものであ
るため、上記関係式より、マスク時間TMASKは比較回路
2の出力信号の周期に比例して変化する。従って、比較
回路2の出力信号の周期が変動しても、この比例係数を
適当な値に設定し、入力電圧Vaがスレッショルド電圧
Vcを横切る時までに、入力電圧又はスレッショルド電
圧の持ち上げを終了させることにより、上記持ち上げ動
作によるコンパレータ21の反転タイミングのずれを防
ぐことができる。
【0036】上記のように構成した実施例において、第
1の特徴は、CMOSトランジスタで構成しやすい点で
ある。すなわち、ヒステリシス電圧の時間変化は全てデ
ィジタル的に処理されており、D/Aコンバータ56と
ともにCMOSトランジスタで容易に構成することがで
きる。本装置の出力信号は、エンジンECUに搭載され
たCPUやバックアップ機能を行う回路ブロックへ送ら
れ、点火タイミングの制御等に使用されるため、エンジ
ンECUを構成するこれらの機能ブロックを1チップの
CMOS−IC化する際に、本装置も同時に取り込むこ
とができる。
【0037】また、第2の特徴は、マスク時間精度、ヒ
ステリシス電圧精度に優れている点である。マスク時間
は前述の関係式で表されるため、その精度はクロック精
度に等しい。クロックとして水晶発振器等を用いること
により、容易に十分なマスク時間精度を得ることができ
る。特に、本装置をCPU等と1チップ化する場合に
は、CPUのシステムクロックを分周して用いればよ
い。
【0038】一方、ヒステリシス電圧は、D/Aコンバ
ータ56の出力電圧、抵抗65、66の抵抗値比、抵抗
67、23d(又は抵抗23e)の抵抗値比、オペアン
プ61〜63のオフセットのみに依存するため、本装置
をモノリシックICとし抵抗ラダーを用いたD/Aコン
バータ56を使用することによって、抵抗の絶対値に依
存しない高精度のヒステリシス電圧を得ることができ
る。
【0039】なお、上記実施例においては、センサ信号
側とスレッショルド電圧側の両方に対してオフセット電
圧により電圧レベルを高くするようにしたが、そのいず
れか一方に対してのみ行うようにしてもよい。 (第2実施例)一般に、電磁ピックアップコイルを用い
たセンサの出力電圧振幅はギヤの回転速度に比例する。
従って、ノイズ耐量を上げるためには、低回転時にはス
レッショルド電圧を下げ、回転数が上昇するとともにス
レッショルド電圧を上げていくことが望ましい。この第
2実施例では、入力電圧が下方より上向きに横切る際の
スレッショルド電圧を入力電圧の周波数に比例して上昇
させるようにしている。
【0040】このため、この第2実施例においては、図
3に示すように、周期計測回路4からの周期計測値を基
に、比較回路2の出力信号の周波数を電圧に変換するF
−V変換電圧発生回路8と、その出力電圧を電流に変換
するV−I変換回路9と、上記したクロックCLK1、
CLK2を発生するとともに、F−V変換電圧発生回路
8の動作に必要なクロックCLK3、CLK4を発生す
るクロック発生回路10とを備えている。さらに、V−
I変換回路9からの電流を抵抗23eに供給してスレッ
ショルド電圧を上昇させるためのアナログスイッチ22
cが設けられている。
【0041】図4に、F−V変換電圧発生回路8とV−
I変換回路9の詳細構成を示す。周期計測回路4のD−
F/F43にて保持されたカウント値は、クランプ回路
81にて所定の上限値、下限値にクランプされる。この
クランプ回路81は、クランプ回路51と同様の目的で
用いられるものであるが、クランプする周波数が異なる
ため、クランプ回路51とは別に設けられている。クラ
ンプ周波数が同じであれば、クランプ回路51と81を
1つにしてもよい。
【0042】クランプ回路81の出力値は、デジタル比
較を行うコンパレータ83、カウンタ82、OR回路8
4にて、クロック信号に変換される。この動作は、階段
波形電圧発生回路5におけるコンパレータ53、カウン
タ52、OR回路54と同様なものである。なお、カウ
ンタ82は、クロック発生回路10からのクロックCL
K3によりカウント動作を行う。
【0043】ダウンカウンタ85は、クロック発生回路
10からのクロックCLK4によりセットされ、コンパ
レータ83からのクロック信号により、セットされた値
からダウンカウントを行う。そのダウンカウント値は、
mビットのD−F/F86に保持され、抵抗ラダーのD
/Aコンバータ87にて電圧に変換される。D/Aコン
バータ87は、ダウンカウント値を電圧に変換し変換電
圧を出力するとともに、ラダー抵抗の中の固定タップよ
り取り出した基準電圧も出力する。この動作は図1のD
/Aコンバータ56と同様のものである。
【0044】D/Aコンバータ87にて変換された電圧
は、V−I変換回路9にて電流に変換される。このV−
I変換回路9における構成要素91〜97は、図1中の
V−I変換回路6における構成要素61〜67と同一構
成のものである。上記構成において、その作動を、図5
に示すタイミングチャートとともに説明する。
【0045】周期計測回路4におけるD−F/F43
は、比較回路2からの出力信号の各周期毎のカウント値
を保持する。図5(a)に、それぞれの周期毎のカウン
ト値をn1 〜n5 として示す。D−F/F43に保持さ
れたカウント値は、クランプ回路81にて所定の範囲内
の値となるようにクランプされ、その出力がコンパレー
タ83に入力される。
【0046】カウンタ82は、クロック発生回路10か
らのクロックCLK3をカウントしており、そのカウン
ト値がクランプ回路81の出力値に達する毎に、コンパ
レータ83から図5(b)に示すクロック信号が出力さ
れる。ダウンカウンタ85は、クロック発生回路10か
らのクロックCLK4(図5(c))のタイミングで一
定周期ごとにセットされ、そのセット値から上記クロッ
ク信号によりダウンカウントを行う。
【0047】なお、クロック発生回路10からのクロッ
クCLK4により、ダウンカウンタ85のカウント値は
D−F/F86に保持され、その直後、カウンタ82が
クリアされるとともに、ダウンカウンタ85がセットさ
れる。従って、ダウンカウンタ85のカウント値は、図
5(d)に示すように変化する。また、D−F/F86
に保持されているカウント値は、図5(e)に示すよう
に、m1 、m2 、m3 へと変化する。
【0048】このD−F/F86に保持されたカウント
値は、D/Aコンバータ87にて電圧に変換される。こ
こで、基準電圧から変換電圧を引いた電圧(V’DAC
は比較回路2の出力信号の周期に対し疑似的な反比例の
関係、言い換えれば比較回路2の出力信号の周波数に疑
似的に比例した関係のものとなり、F−V変換が行われ
たことになる。
【0049】この電圧(V’DAC )は、V−I変換回路
9にて電流に変換される。そして、センサ信号がスレッ
ショルド電圧を下回ってアナログスイッチ22cがON
している時には、V−I変換回路9からの電流が抵抗2
3eを流れるため、スレッショルド電圧Vcが上昇す
る。この場合、比較回路2の出力信号の周波数が増大す
るにつれてスレッショルド電圧を上昇させることができ
るため、ノイズ耐量を上げることができる。
【0050】また、ダウンカウンタ85に入力されるク
ロック信号の周期は、その時点での比較回路2の出力信
号周期によって決定される。また、クロックCLK4の
周期(図5に示すTDAC )毎に、ダウンカウンタ85の
値がD−F/F86に取り込まれる。従って、D−F/
F86に取り込まれる値は、TDAC 期間内の比較回路2
の出力信号周期の平均値を反映している。
【0051】また、比較回路2の出力信号の周波数の変
化に伴うスレッショルド電圧の変化の遅れ時間は、最大
でもTDAC である。このTDAC を小さな値にしておくこ
とにより、その遅れ時間を短くすることができる。 (第3実施例)図6に、周期計測回路4の他の実施例を
示す。図1又は図3に示す周期計測回路4においては、
カウンタ42にてカウントした値をD−F/F43にて
保持して出力するようにしている。
【0052】しかしながら、エンジン回転数が低い場合
には、センサ信号の振幅が小さく、その時の周期にばら
つきが生じる。すなわち、エンジン回転数の上昇に伴っ
て、センサ信号の周期は、全体としては徐々に小さく変
化していくものの、個々においては大きくばらつきが生
じる。そして、図1又は図3に示すようなディジタル構
成の場合、その時の比較回路2の出力信号に対して応答
性よく入力電圧あるいはスレッショルド電圧が変化する
ため、そのような周期のばらつきにより入力電圧あるい
はスレッショルド電圧が必要以上に変動し、動作上好ま
しくないという問題が生じる。
【0053】そこで、この第3実施例においては、周期
計測回路4から出力するカウント値を、今回および前回
のカウント値の平均とし、エンジン回転数が低い時の検
出周期のばらつきを吸収するようにしている。このた
め、図6に示すように、D−F/F43a、43b、ア
ダー回路44、ビットシフト回路45が設けられてい
る。
【0054】エッジ検出回路41にてエッジ検出が行わ
れると、D−F/F43aに保持されている前回のカウ
ント値がD−F/F43bに保持され、カウンタ42の
今回のカウント値がD−F/F43aに保持される。そ
して、D−F/F43a、43bに保持されているカウ
ント値はアダー回路44にて加算され、その加算値はビ
ットシフト回路45にてLSB側に1ビットシフトされ
る。この1ビットシフトにより、加算値は2で割ったも
のとなり、平均化処理が行われる。その結果、ビットシ
フト回路45からは前回のカウント値と今回のカウント
値の平均のカウント値が出力される。
【0055】なお、そのカウント値の平均化処理は、2
つのカウント値に限らず、もっと多くのカウント値に対
して行うようにしてもよい。 (第4実施例)上記したようなセンサは、図7(a)に
示すようにギヤ歯に対向して配置したピックアップコイ
ル1aを有し、ギヤ歯の回転によりセンサ信号を出力す
る。この場合、ギヤ歯に欠歯があると、図7(b)に示
すように、センサ信号の周期が変化する。例えば、10
°単位で形成したギヤ歯に対し、30°分の欠歯がある
と、センサ信号の周期はその部分で3倍となる。
【0056】このような欠歯によりセンサ信号の周期に
変動があると、図1又は図3に示すディジタル構成のも
のでは、入力電圧あるいはスレッショルド電圧が本来あ
るべき値から大きく変化してしまうという問題がある。
そこで、本実施例では、図8に示す構成を採用し、欠歯
検出をした場合には、周期計測回路4におけるその時の
カウンタ42のカウント値を用いずに前回のカウント値
を出力するようにしている。
【0057】このため、比較回路2の出力信号により欠
歯検出を行う欠歯検出回路100が設けられている。こ
の欠歯検出回路100は、欠歯検出時に”H”の欠歯検
出信号を出力する。この欠歯検出信号は、遅延回路11
0にて遅延され、インバータ111にて反転されて、ア
ンド回路112に入力される。従って、欠歯検出回路1
00にて欠歯検出が行われると、その欠歯検出信号によ
り、エッジ検出回路41からD−F/F43へのクロッ
ク信号がマスクされ、D−F/F43はカウンタ42の
その時のカウント値の保持を行わず、前回のカウント値
を保持する。なお、そのマスク時においてもカウンタ4
2はエッジ検出回路41によりクリアされるため、次回
のカウント動作を開始する。
【0058】上記した構成のタイミングチャートを図9
に示す。(a)は比較回路2の出力信号、(b)は欠歯
検出回路100の出力信号、(c)はエッジ検出回路4
1の出力信号、(d)はD−F/F43に入力されるク
ロック信号、(e)はD−F/F43に保持されるデー
タを示している。このタイミングチャートに示すよう
に、欠歯検出回路100にて欠歯検出が行われると、そ
の後に比較回路2の出力信号が立ち上がるまで、”H”
の欠歯検出信号が出力される。一方、その比較回路2の
出力信号の立ち上がりによりエッジ検出回路41からク
ロック信号が出力される。従って、欠歯検出回路100
の欠歯検出信号を遅延回路110にて遅延させてクロッ
ク信号のマスクを確実に行えるようにしている。
【0059】上記欠歯検出回路100の具体的な構成を
図10に示す。また、各部のタイミングチャートを図1
1に示す。比較回路2の出力信号はD−F/F101に
入力される。このD−F/F101の出力は、比較回路
2の出力信号(図11(a)に示す)の立ち上がりエッ
ジにて変化する。
【0060】また、発振回路102は周波数f(例えば
80KHz)のクロック信号を出力しており、クロック
周波数変換回路103は、周波数f/k(kは2、2.
2、2.4等の任意の数値とすることができ、図11に
示すタイミングチャートにおいてはk=2としている)
のクロック信号を出力する。周波数fのクロック信号は
アップカウント用に用いられ、周波数f/kのクロック
信号はダウンカウント用に用いられる。
【0061】クロック切替回路104、105は、D−
F/F101の出力により、周波数fのクロック信号と
周波数f/kのクロック信号のいずれを出力するかを切
り替える。この場合、D−F/F101からそれぞれの
クロック切替回路104、105に出力される信号レベ
ルは相異なるものとなっているため、一方のクロック切
替回路が周波数fのクロック信号を出力している時に
は、他方のクロック切替回路は周波数f/kのクロック
信号を出力している。また、それぞれのクロック切替回
路は、出力するクロック信号が周波数f/kからfに切
り替わるタイミングでアップダウンカウンタをリセット
するリセット信号を出力するように構成されている。
【0062】アップダウンカウンタ106、107は、
クロック切替回路104、105からのクロック信号を
アップ/ダウンカウントする。アップカウント、ダウン
カウントのいずれにするかは、D−F/F101の出力
により決定される。但し、クロック切替回路から周波数
fのクロック信号が出力されている時はアップカウント
を行い、周波数f/kのクロック信号が出力されている
時はダウンカウントを行うように設定されている。
【0063】従って、アップダウンカウンタ106、1
07は、比較回路2の出力信号の立ち上がりエッジ毎
に、アップカウントとダウンカウントを異なるタイミン
グで行う。このように構成することにより、一方のアッ
プダウンカウンタが欠歯を検出できなくても他方のアッ
プダウンカウンタにより欠歯を検出することができ、確
実に欠歯検出を行うことができる。図11(b)に、一
方のアップダウンカウンタのカウント値の変化を示して
いる。
【0064】この場合、図11に示すように、欠歯によ
り周期が長くなると、ダウンカウントした値が0にな
り、アップダウンカウンタのBO端子よりハイレベル信
号が出力される。この出力によりOR回路108を介し
て図11(c)に示す欠歯検出信号が出力される。な
お、この第4実施例に示す欠歯検出回路等を用いた構成
は、図6に示す第3実施例にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示す構成の作動説明に供するタイミング
チャートである。
【図3】本発明の第2実施例を示す構成図である。
【図4】図3に示すF−V変換電圧発生回路8およびV
−I変換回路9の詳細構成を示す構成図である。
【図5】図4に示す構成の作動説明に供するタイミング
チャートである。
【図6】本発明の第3実施例を示す部分構成図である。
【図7】(a)はセンサの概略構成図、(b)はセンサ
信号の波形図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す部分構成図である。
【図9】図8に示す構成の作動説明に供するタイミング
チャートである。
【図10】図8に示す欠歯検出回路100の詳細構成を
示す構成図である。
【図11】図10に示す構成の作動説明に供するタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
2…比較回路、21…コンパレータ、4…周期計測回
路、5…階段波形電圧発生回路、6…V−I変換回路、
7、10…クロック発生回路、8…F−V変換電圧発生
回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ信号をスレッショルド電圧と比較
    して波形整形された信号を出力する比較手段と、 この比較手段の出力信号に基づき、その出力信号の周期
    に比例した周期のクロック信号を発生するクロック信号
    発生手段と、 前記比較手段の出力信号の変化に同期して初期化される
    とともに、前記発生されたクロック信号のカウント動作
    を行うカウント手段と、 このカウント手段のカウント動作に従って、所定の電圧
    レベルから階段状に低下するオフセット電圧を作成し、
    このオフセット電圧により前記センサ信号と前記スレッ
    ショルド電圧の少なくとも一方の電圧レベルを変化させ
    るオフセット手段とを備えたことを特徴とする波形整形
    装置。
  2. 【請求項2】 センサ信号をスレッショルド電圧と比較
    して波形整形された信号を出力する比較手段と、 この比較手段の出力信号に基づき、その出力信号の周期
    に比例した周期のクロック信号を発生するクロック信号
    発生手段と、 前記比較手段の出力信号の変化に同期して初期化される
    とともに、前記発生されたクロック信号のカウント動作
    を行うカウント手段と、 このカウント手段のカウント動作に従って所定の電圧レ
    ベルから階段状に変化するオフセット電圧を作成し、前
    記センサ信号が前記スレッショルド電圧を上回った時に
    は前記センサ信号の電圧レベルを高くし、前記センサ信
    号が前記スレッショルド電圧を下回った時には前記スレ
    ッショルド電圧の電圧レベルを高くするオフセット手段
    とを備えたことを特徴とする波形整形装置。
  3. 【請求項3】 前記オフセット手段は、前記カウント手
    段のカウント値を電圧に変換する電圧変換手段を備え、
    その変換電圧に基づいて前記オフセット電圧を作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の波形整形装
    置。
  4. 【請求項4】 前記クロック信号発生手段は、前記比較
    手段の出力信号に基づきその出力信号の周期を計測して
    周期計測値を出力する周期計測手段と、この周期計測値
    に基づいて基準クロックを分周して前記クロック信号を
    発生する分周手段とを有することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1つに記載の波形整形装置。
  5. 【請求項5】 センサ信号をスレッショルド電圧と比較
    して波形整形された信号を出力する比較手段と、 この比較手段の出力信号に基づき、その出力信号の周期
    を計測して周期計測値を出力する周期計測手段と、 前記出力された周期計測値に基づき、前記比較手段の出
    力信号の変化に同期して設定される所定の電圧レベルか
    ら前記出力信号の周期に比例した時間で階段状に低下す
    るオフセット電圧を作成し、このオフセット電圧により
    前記センサ信号と前記スレッショルド電圧の少なくとも
    一方の電圧レベルを変化させるオフセット手段とを備え
    たことを特徴とする波形整形装置。
  6. 【請求項6】 前記周期計測手段は、前記比較手段の出
    力信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、このエッ
    ジ検出手段にてエッジ検出を行う毎に前回のエッジ検出
    時点と今回のエッジ検出時点の間の時間を計測する時間
    計測手段を有することを特徴とする請求項4又は5に記
    載の波形整形装置。
  7. 【請求項7】 前記周期計測手段は、前記時間計測手段
    にて計測した最新の複数の計測値の平均化処理により前
    記周期計測値を出力する平均出力手段を有することを特
    徴とする請求項6に記載の波形整形装置。
  8. 【請求項8】 前記周期計測値に基づき前記比較手段の
    出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数ー電圧
    変換手段と、 前記センサ信号が前記スレッショルド電圧を下回った時
    に、前記周波数に応じた電圧により前記スレッショルド
    電圧の電圧レベルを高くするスレッショルド電圧変化手
    段とを備えたことを特徴とする4乃至7のいずれか1つ
    に記載の波形整形装置。
  9. 【請求項9】 前記センサ信号はギヤ歯の回転により出
    力されるものであって、前記比較手段の出力信号に基づ
    き前記ギヤ歯の欠歯を検出する欠歯検出手段と、この欠
    歯検出手段にて欠歯が検出された時に、その時の前記比
    較手段の出力信号による前記周期計測値の更新出力を禁
    止する禁止手段とを備えたことを特徴とする請求項4乃
    至8のいずれか1つに記載の波形整形装置。
JP19326295A 1995-07-28 1995-07-28 波形整形装置 Expired - Fee Related JP3541509B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19326295A JP3541509B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 波形整形装置
US08/687,915 US5742198A (en) 1995-07-28 1996-07-29 Waveform shaping apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19326295A JP3541509B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 波形整形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0946194A true JPH0946194A (ja) 1997-02-14
JP3541509B2 JP3541509B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=16305026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19326295A Expired - Fee Related JP3541509B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 波形整形装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5742198A (ja)
JP (1) JP3541509B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059851A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及び半導体集積回路の発振異常検出方法
JP2016079888A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 富士重工業株式会社 角度導出装置
CN116559520A (zh) * 2023-02-15 2023-08-08 海的电子科技(苏州)有限公司 电压信号检测方法、装置和存储介质

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990753A (en) * 1996-01-29 1999-11-23 Stmicroelectronics, Inc. Precision oscillator circuit having a controllable duty cycle and related methods
KR100272677B1 (ko) * 1998-02-02 2001-04-02 양 윤 종 중앙집중 관리가 가능한 윤활유 자동 공급 시스템
FR2808140B1 (fr) * 2000-04-20 2002-07-05 St Microelectronics Sa Circuit de detection de signaux electriques a une frequence determinee
JP4777444B2 (ja) * 2009-03-03 2011-09-21 シャープ株式会社 デコーダ装置および移動制御装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4155037A (en) * 1977-06-08 1979-05-15 The Continental Group, Inc. Data acquisition and display device
JPH0799806B2 (ja) * 1986-03-31 1995-10-25 日本電装株式会社 入力信号変換装置
JPH0510197A (ja) * 1991-07-03 1993-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd エンジン回転角センサの信号処理回路
JP3111619B2 (ja) * 1992-04-10 2000-11-27 株式会社デンソー 比較器の入力信号処理装置
JP3505197B2 (ja) * 1993-04-12 2004-03-08 三菱電機株式会社 波形整形回路
JP3164476B2 (ja) * 1994-06-06 2001-05-08 日本電子株式会社 矩形フィルタ及びこの矩形フィルタを用いたフィルタアンプ
JP2876996B2 (ja) * 1994-09-05 1999-03-31 株式会社デンソー 波形整形回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059851A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及び半導体集積回路の発振異常検出方法
JP2016079888A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 富士重工業株式会社 角度導出装置
CN116559520A (zh) * 2023-02-15 2023-08-08 海的电子科技(苏州)有限公司 电压信号检测方法、装置和存储介质
CN116559520B (zh) * 2023-02-15 2023-10-17 海的电子科技(苏州)有限公司 电压信号检测方法、装置和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3541509B2 (ja) 2004-07-14
US5742198A (en) 1998-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101390274B1 (ko) 집적된 시간 및/또는 캐패시턴스 측정 시스템, 방법 및 장치
US5650719A (en) Detection of passing magnetic articles while periodically adapting detection thresholds to changing amplitudes of the magnetic field
US6979995B2 (en) Frequency measuring circuit and resonant pressure sensor type differential pressure/pressure transmitter using the frequency measuring unit
US6307494B2 (en) Device and method for the rapid digital/analog conversion of pulse width modulated signals
JPH0946194A (ja) 波形整形装置
US7382118B2 (en) Device for detecting the wheel speed
JP3218911B2 (ja) 波形整形装置
JP2659594B2 (ja) 物理量検出装置
WO2002075331A1 (en) Capacitance measuring circuit
JP2003143011A (ja) アナログ−ディジタル変換回路
JP2009200681A (ja) 近接検出装置および近接検出方法
JP2006339013A (ja) 静電容量式近接センサ
JP2646527B2 (ja) 波形整形回路
JP3239338B2 (ja) リップルノイズ電圧測定装置
JP3223884B2 (ja) デューティ比判定回路及びデューティ比判定方法
JP2002318262A (ja) 事故点標定用パルス検出回路
JP3328462B2 (ja) 湿度検出回路
JPH0583135A (ja) 2重積分型a/dコンバータ
JP3132611B2 (ja) トリガ回路
JPH0715295A (ja) 波形整形回路
JPH07101223B2 (ja) ピ−ク値検出回路
JPH0989952A (ja) 抵抗検出回路
JP3829064B2 (ja) 静電容量型センサ
JPH039268A (ja) 位相特性測定装置
JP2009038433A (ja) Ad変換回路

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040126

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees