JPH0944078A - 箸の持ち方練習具 - Google Patents

箸の持ち方練習具

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JPH0944078A
JPH0944078A JP19651295A JP19651295A JPH0944078A JP H0944078 A JPH0944078 A JP H0944078A JP 19651295 A JP19651295 A JP 19651295A JP 19651295 A JP19651295 A JP 19651295A JP H0944078 A JPH0944078 A JP H0944078A
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Aki Takashima
喩 高嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を簡単にして、正しい箸の持ち方の習得
を容易に行い得る箸の持ち方練習具1を提供する。 【解決手段】 指案内部材2・3は、弾性材料にて形成
されると共に、下箸H2を挿着すべく上下方向に貫通し
た孔と、孔を取り巻く外周部と、外周部から孔の径方向
の外方へ突出する突出部6とを有する。また、指案内部
材2・3には、突出部6における上面6a又は下面6b
のうち少なくともいずれか一方の面には孔に装着された
下箸H2が把持されたときに親指又は薬指を当接可能に
ほば平坦に当接面が形成されている。これら指案内部材
2・3は、下箸H2の先後方向に2個、手の大きさに応
じた所定間隔を有して、かつ互いの突出部6・6がほぼ
120度の回転角度を有して対向するように嵌着自在に
取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箸の持ち方を短期
間に矯正し、かつ正しい持ち方を習得するための箸の持
ち方練習具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】箸の正しい持ち方は、以下の(イ)ない
し(ト)に示した要件を満たした持ち方が適切であると
されている。すなわち、 (イ)下方の箸(以下、「下箸」と称する)は、その手
元側の一部が親指と人差指の付け根で挟持され、これよ
り、箸先側の一部は薬指の第1関節やや先方の側腹上部
で支持される。
【0003】(ロ)上方の箸(以下、「上箸」と称す
る)は、その手元側の一部が人差指の第2関節付近側腹
部から指先腹部ないし中指の第1関節付近側腹部に沿
い、かつ親指の第1関節から指先にかけて腹部で軽く挟
持されることにより支持される。
【0004】(ハ)下箸は殆ど不動状態に保たれる。
【0005】(ニ)箸の操作は主として人差指と上箸を
動かすことにより行われる。このとき、親指は軽くあて
がわれるだけである。
【0006】(ホ)箸先側からみた親指の下箸に対する
角度は60〜80度である。
【0007】(ヘ)箸先側からみた親指の上箸に対する
角度は約90度である。
【0008】(ト)人差指及び中指の自由度が大きく保
証されている。
【0009】これに対し、好ましくない箸の持ち方とし
て多く見られる例は、下箸において、親指よりも箸先寄
りに位置する薬指を正しい位置に置くことができないこ
とである。
【0010】このような問題点を考慮した従来の箸の持
ち方練習具として、例えば、実開昭61−176578
号公報に開示されたものがある。この箸の持ち方練習具
50には、図14に示すように、上箸51と下箸52と
の間に介装するスペーサ53を一対の壁体54・55に
て挟着して、壁体54・55の裏面上辺部とスペーサ5
3の上端53aとで囲まれる上箸支持溝56が形成され
ると共に、壁体54・55の裏面下辺部とスペーサ53
の下端とで囲まれる下箸支持溝57が形成されている。
また、一方の壁体55の箸手元寄り側に親指側腹当接片
58を突出して形成し、他方の壁体54の箸先寄り側縁
側に薬指止定部59を形成し、下箸支持溝57を形成し
ている壁体54・55間に下箸固定部材60を着脱自在
に嵌装している。
【0011】これによって、薬指を正しい位置に置くこ
とができ、その他の指についても正しい位置に定まるの
で、正しい箸の持ち方を習得することが可能となってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の箸の持ち方練習具では、上箸51を上箸支持溝56
に沿わすので、上箸51が上箸支持溝56に拘束され、
上箸51の自由度が小さくなるという問題点を有してい
る。
【0013】また、箸の持ち方練習具50が手の中に納
まるものとしては比較的大きなものとして形成されるの
で、箸を持つ感覚よりも、箸の持ち方練習具50を持つ
という感覚が強調され、練習具としてはあまり好ましく
ないという問題点を有している。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、構成を簡単にして、正し
い箸の持ち方の習得を容易に行い得る箸の持ち方練習具
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の箸
の持ち方練習具は、上記課題を解決するために、弾性材
料にて形成され、箸を挿着すべく上下方向に貫通した孔
と、この孔を取り巻く外周部と、この外周部から上記孔
の径方向の外方へ突出する突出部とを有し、この突出部
における上面又は下面のうち少なくともいずれか一方の
面には上記孔に装着された箸が把持されたときに親指又
は薬指を当接可能なほば平坦な当接面が形成された指案
内部材を、上下一対の箸のうちの下方の箸の先後方向に
2個、例えば幼児、学童又は大人等の手の大きさに応じ
た所定間隔を有して、かつ互いの突出部がほぼ120度
の回転角度を有して対向するように嵌着自在に取り付け
られていることを特徴としている。
【0016】上記の構成により、この箸の持ち方練習具
を使用するときには、下方の箸を親指の付け根で挟み、
親指の付け根付近の指腹部外側を指案内部材への当接面
である上面の上に配する。さらに、薬指の先端部付近の
指腹部を指案内部材の当接面である下面に当接させる。
このとき、2個の指案内部材は、下方の箸の先後方向に
手の大きさに応じた所定間隔を有して、かつ互いの突出
部がほぼ120度の回転角度を有して対向するように取
り付けられているので、各突出部の突出方向に対して親
指の付け根付近の指腹部外側、及び薬指の先端部付近の
指腹部をほぼ直交するように当接させることができる。
したがって、親指の付け根付近の指腹部外側、及び薬指
の先端部付近の指腹部が安定した状態で当接面に当接す
るので、下方の箸が安定して把持され、下方の箸を絶え
ず不動状態に保持することができる。
【0017】また、2個の指案内部材における取り付け
位置は、下方の箸の先後方向において、例えば幼児、学
童又は大人等に対する手の大きさに応じた所定間隔を有
するものとなっているので、それぞれの手の大きさに応
じて、親指の方向と薬指の第1関節までの指先の方向と
を平行になるようにすることができ、これによって、下
方の箸を正しく持つことができる。
【0018】そして、この状態にて、上方の箸を親指と
中指と人差指との3本の指先で把持する。その際、親指
が上方の箸と直交するように、親指の第1関節付近の腹
部を上方の箸に当接する。ここで、上記のようにして上
方の箸を持つに際して、本発明の箸の持ち方練習具にて
下方の箸を把持することによって、上方の箸における親
指と中指と人差指との3本の指先を容易に案内すること
ができる。
【0019】このようにして上方の箸を把持することに
より、親指、中指及び人差指の3指と上方の箸との位置
関係が設定され、安定した把持状態となり、この上方の
箸を人差指と中指とで自在に操作することができる。
【0020】これによって、正しい箸の持ち方の習得を
容易に行うことができる。
【0021】一方、この箸の持ち方練習具は、下方の箸
に突出部を有する指案内部材を2個取り付けただけであ
るので、構成が簡単である。したがって、練習具を箸に
付けているという感覚が余りないので馴染み易く、か
つ、コストの低減を図ることができる。
【0022】また、指案内部材は、嵌着自在となってい
るので、箸の洗浄を容易に行うことができると共に、正
しい箸の持ち方の習得段階に応じて、2個の指案内部材
のうちのいずれかを省いていくことが可能である。
【0023】さらに、指案内部材は、嵌着自在となって
いるので、突出部の方向を変えることによって、左利き
用としても対応することができる。
【0024】請求項2に係る発明の箸の持ち方練習具
は、上記課題を解決するために、請求項1記載の箸の持
ち方練習具において、上記の所定間隔は、親指の付け根
と人差指の付け根との間から中指の付け根と薬指の付け
根との間までの距離の半分よりも大きく、かつ、親指の
付け根と人差指の付け根との間から手の平における薬指
の付け根との間までの距離の半分よりも小さい距離であ
ることを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、幼児、学童又は大人
等の手の大きさは、千差万別であるが、下方の箸の先後
方向に取り付ける2個の指案内部材の所定間隔をこのよ
うに設定することによって、親指の方向と薬指の第1関
節までの指先の方向とを平行にすることができ、これに
よって、老若男女を問わず下方の箸を確実に正しく持つ
ことができるようになる。また、指案内部材は、嵌着自
在となっているので、各人の手の大きさに応じた上記所
定間隔になるように、微調整することが可能である。
【0026】請求項3に係る発明の箸の持ち方練習具
は、上記課題を解決するために、請求項1又は2記載の
箸の持ち方練習具において、上記の2個の指案内部材
は、上記の所定間隔を有して連結部材にて一体的に連結
されていることを特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、2個の指案内部材
は、所定間隔を有して連結部材にて一体的に連結されて
いるので、2個の指案内部材を一体物として取り扱うこ
とができ、2個の指案内部材における所定間隔や突出部
における120度の開きが固定状態に形成される。した
がって、2個の指案内部材における所定間隔や突出部に
おける120度の開き等を気にする必要がなくなり、こ
れによって、取扱の容易な箸の持ち方練習具を提供する
ことができる。
【0028】請求項4に係る発明の箸の持ち方練習具
は、上記課題を解決するために、請求項1、2又は3記
載の箸の持ち方練習具において、上記の箸は断面三角形
又は六角形にて形成されていることを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、2個の指案内部材に
おける互いの突出部がほぼ120度の回転角度を有して
対向するように嵌着するに際して、断面三角形の箸で
は、隣合う側面のそれぞれに突出部を設置すれば、必然
的に両者がほぼ120度の回転角度を有して対向する。
また、断面六角形の箸では、一つ置いた側面のそれぞれ
に突出部を設置すれば、必然的に両者がほぼ120度の
回転角度を有して対向するようになる。
【0030】したがって、2個の指案内部材の突出部を
容易にほぼ120度の回転角度を有するようにして対向
させることができる。
【0031】請求項5に係る発明の箸の持ち方練習具
は、上記課題を解決するために、請求項4記載の箸の持
ち方練習具において、上記の断面三角形又は六角形の下
方の箸には、手の大きさに応じた所定間隔を有して指案
内部材を嵌着すべく取り付け位置に間隔目印が設けられ
ていることを特徴としている。
【0032】上記の構成によれば、下方の箸に嵌着自在
の2個の指案内部材を嵌着する際に、この間隔目印に従
って嵌着することにより、必然的に2個の指案内部材に
おける間隔を手の大きさに応じた所定間隔にすることが
できる。
【0033】したがって、2個の指案内部材の間隔を容
易に手の大きさに応じた所定間隔にすることができる。
【0034】請求項6に係る発明の箸の持ち方練習具
は、上記課題を解決するために、請求項4記載の箸の持
ち方練習具において、上記の断面三角形又は六角形の下
方の箸には、2個の指案内部材における互いの突出部を
ほぼ120度の回転角度を有して対向配置させるべく突
出部の設置方向を示すための角度目印が設けられている
ことを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、下方の箸に嵌着自在
の2個の指案内部材を嵌着する際に、この角度目印に従
って嵌着することにより、必然的に2個の指案内部材に
おける互いの突出部がほぼ120度の回転角度を有する
ようになる。
【0036】したがって、容易に、互いの突出部をほぼ
120度の回転角度を有するようにして2個の指案内部
材を下方の箸に嵌着することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明における実施の一形態について
図1ないし図12に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。
【0038】本実施の形態における箸の持ち方練習具
(以後、「練習具」と略記する)1は、図1に示すよう
に、上方の箸としての上箸H1と下方の箸としての下箸
H2とからなる一対の箸Hと、上記下箸H2に所定間隔
を有して取り付けられる2個の同一の指案内部材2・3
とから構成されている。
【0039】上記の1個の指案内部材2は、例えばゴ
ム、軟質樹脂又はコルク等の弾性材料にて形成されてお
り、図2(a)に示すように、上記下箸H2に差し込ん
で装着すべく穿設された孔4の周りに正三角形状の外周
部5を有している。
【0040】上記孔4は、下箸H2の径よりもやや小さ
く形成されており、上記ゴム等の弾性材料にて形成され
ていることと相まって、異なる断面形状の箸H、例え
ば、後述する断面が三角形又は六角形の箸Hや太さの異
なる箸Hにも対応できるようになっている。さらに、指
案内部材2を、上記ゴム、軟質樹脂又はコルク等の弾性
材料にて形成したことによって、保持したときに違和感
が少ないものとなっている。
【0041】また、上記の指案内部材2は、この外周部
5から上記孔4の径方向の外方へ突出する突出部6を有
している。そして、図2(b)に示すように、突出部6
の上面6a及び下面6bのいずれもがほぼ平坦に形成さ
れており、これによって、親指又は薬指を容易に載置又
は当接し得るようになっている。
【0042】なお、本実施の形態では、上記突出部6の
上面6a及び下面6bのいずれもがほぼ平坦に形成され
ているが、必ずしもこれに限らず、例えば、少なくとも
上面6aか又は下面6bのいずれか一方のみが平坦に形
成されていれば良い。
【0043】また、上記の指案内部材2は、外周部5と
突出部6とが一体成形にて形成されているが、必ずしも
これに限らず、例えば、図3(a)(b)に示すよう
に、外周部5と突出部6とを別部材にて構成し、これら
を接着等にて接合したものであっても良い。
【0044】一方、上記の箸Hは、図4(a)(b)
(c)に示すように、幼児から学童及び大人にも対応し
得るように、長さの異なる例えば3種類のものが用意さ
れている。
【0045】上記の箸Hの長さは、例えば225mm、
195mm、又は165mmとなっており、それぞれ1
05mm、93mm又は81mmの同一太さの把持部を
有している。また、この把持部は、ほぼ正三角形の断面
形状を有していると共に、その把持部の先端側は円形と
なる断面形状を有している。なお、必ずしもこのように
箸Hの把持部とその先端側で断面形状を違わす必要はな
く、例えば、箸Hの長さ方向の全体を通して徐々に先細
りする三角形の断面形状であっても良い。
【0046】また、上記の把持部の断面形状について
は、必ずしも三角形に限らず、図5(a)(b)(c)
に示すように、正六角形の断面形状とすることも可能で
ある。
【0047】一方、上記の箸Hにおける下箸H2には、
同図4(a)(b)(c)及び図5(a)(b)(c)
に斜線にて示すように、上記指案内部材2・3を取り付
けるための位置を特定するための間隔目印11・11が
手の大きさに応じた所定間隔を有して設けられている。
この間隔目印11・11は、例えば色塗りにて下箸H2
の一周全部に帯状に塗布又は印刷して行われている。な
お、この色塗りは、必ずしも下箸H2の一周全部に限ら
ず、後述する角度目印を兼ねて断面正三角形や正六角形
の下箸H2の各側面にのみ行うことも可能である。な
お、下箸H2の後側に付される間隔目印11は、下箸H
2の長さのほぼ1/4の位置になるのが、下箸H2にお
ける親指の位置として本来的に好ましい。
【0048】ここで、上記間隔目印11・11の間隔
は、図1に示すように、親指の側腹付け根及び薬指の第
1関節の側腹の正しい位置における距離を示すようにな
っている。
【0049】すなわち、箸Hを正しく持つためには、上
記の間隔目印11・11における所定間隔Lが、図6に
示すように、親指の付け根と人差指の付け根との間の点
Aから中指の付け根と薬指の付け根との間の点Bまでの
距離の半分よりも大きく、かつ、親指の付け根と人差指
の付け根との間の点Aから手の平における薬指の付け根
との間の点Cまでの距離の半分よりも小さい距離となる
のが好ましい。
【0050】すなわち、 AB/2≦L≦AC/2 となるのが好ましい。
【0051】そこで、本実施の形態においては、上記の
間隔目印11・11における所定間隔Lを上記の距離と
なるように設定している。具体的には、箸Hの長さは、
幼児から学童及び大人にそれぞれ対応し得る3種類とな
っているので、幼児の代表寸法を例えば30mm、学童
の代表寸法を例えば35mm、大人の代表寸法を例えば
40mmとしている。
【0052】上記の下箸H2に取り付けられる指案内部
材2・3は、それぞれ同一形状のものであるが、これら
指案内部材2・3は上記所定間隔Lを有して、かつ、図
7(a)(b)に示すように、互いの突出部6・6がほ
ぼ120度の回転角度を有して対向するように嵌着自在
に取り付けられる。
【0053】そして、本実施の形態においては、これら
指案内部材2・3における互いの突出部6・6がほぼ1
20度の回転角度を有して対向させるための角度目印と
して、図8に示すように、例えば断面正三角形の下箸H
2には、上記突出部6・6の突出方向を示す例えばA・
Aが記載されている。なお、この角度目印は、必ずしも
A・Aに限らず、例えば、1・1等の数字であっても良
く、或いは、動物等の絵や単なる色塗りであっても良
い。なお、断面正六角形の下箸H2においても同様に、
1つおきの側面に上記の角度目印としてA・Aが記載さ
れる。
【0054】上記の構成を有する練習具1の使用方法に
ついて説明する。
【0055】まず、例えば、図4(a)に示すように、
下箸H2の色塗りされた間隔目印11・11に、図1に
示すように、指案内部材2・3を嵌着する。このとき、
図8に示すように、断面正三角形の下箸H2における角
度目印であるA・Aの側面に一致するように、指案内部
材2・3の突出部6・6を突出させて位置決めする。
【0056】これによって、上記各突出部6・6を12
0度の回転角を有して対向させることができる。
【0057】次いで、下箸H2を親指の付け根で挟み、
親指の付け根付近の指腹部外側を指案内部材2への当接
面である上面6aの上に配する。さらに、薬指の先端部
付近の指腹部を指案内部材3の当接面である下面6bに
当接させる。これによって、親指と薬指とで指案内部材
2・3を挟んだ状態となり、下箸H2が安定して把持さ
れ、下箸H2と親指・薬指との位置関係を正しく設定す
ることができる。
【0058】次いで、上箸H1を、親指と中指と人差指
との3本の指先で把持する。このとき、親指が上箸H1
と直交するように、親指の第1関節付近の腹部を上箸H
1に当接する。すなわち、下箸H2、上箸H1、及び親
指との関係は、一般的に、図9に示すような角度を有す
る三角形を維持するように設定される。
【0059】このようにして上箸H1を把持することに
より、親指、中指及び人差指の3指と上方箸C1との位
置関係が設定され、安定した把持状態となり、上箸H1
を人差指と中指とで自在に操作することができる。
【0060】なお、上記の練習具1の使用に際しては、
図10に示すように、上箸H1にも、別途に、指案内部
材2と同形状の指案内部材20を取り付けることが可能
である。これによって、上箸H1における親指の第1関
節付近側腹の位置をさらに安定させることができる。ま
た、このときの上箸H1における指案内部材2の取り付
け位置は、下箸H2の指案内部材2における後側の取り
付け位置に対して、約5mm程度上箸H1の先端側とす
るのが好ましい。これによって、正しい箸Hの持ち方を
したときに、上箸H1の先端と下箸H2の先端とが合致
するようになる。
【0061】このように、本実施の形態の練習具1で
は、2個の指案内部材2・3は、下箸H2の先後方向に
手の大きさに応じた所定間隔Lを有して、かつ互いの突
出部6・6がほぼ120度の回転角度を有して対向する
ように取り付けられているので、各突出部6・6の突出
方向に対して親指の付け根付近の指腹部外側、及び薬指
の先端部付近の指腹部をほぼ直交するように当接させる
ことができる。したがって、親指の付け根付近の指腹部
外側、及び薬指の先端部付近の指腹部が安定した状態で
上面6a又は下面6bに当接するので、下箸H2が安定
して把持され、下箸H2を絶えず不動状態に保持するこ
とができる。
【0062】また、2個の指案内部材2・3における取
り付け位置は、下箸H2の先後方向において、幼児、学
童又は大人等に対する手の大きさに応じた所定間隔Lを
有するものとなっているので、それぞれの手の大きさに
応じて、親指の方向と薬指の第1関節までの指先の方向
とを平行になるようにすることができ、これによって、
下箸H2を正しく持つことができる。
【0063】また、上箸H1を持つに際して、本実施の
形態の練習具1にて下箸H2を把持することによって、
上箸H1における親指と中指と人差指との3本の指先を
容易に案内することができる。
【0064】このようにして下箸H2及び上箸H1を把
持することにより、正しい箸の持ち方の習得を容易に行
うことができる。
【0065】また、この練習具1は、下箸H2に突出部
6を有する指案内部材2と同形状の指案内部材3とを2
個取り付けただけであるので、構成が簡単である。した
がって、練習具1を下箸H2に付けているという感覚が
余りないので馴染み易く、かつ、コストの低減を図るこ
とができる。
【0066】また、指案内部材2・3は、嵌着自在とな
っているので、箸Hの洗浄を容易に行うことができると
共に、正しい箸Hの持ち方の習得段階に応じて、2個の
指案内部材2・3のうちのいずれかを省いていくことが
可能である。
【0067】さらに、指案内部材2・3は嵌着自在とな
っているので、突出部6・6の方向を変えることによっ
て、左利き用としても対応することができる。
【0068】すなわち、本実施の形態では、指案内部材
2の指案内部材3に対する回転角度は、下箸H2の後側
から見て時計回りに120度となっているが、必ずしも
これに限らず、反時計回りに120度の回転角度とする
ことが可能であり、これによって、左手で箸Hを持つ人
にも対応することが可能となる。なお、このときには、
左利きの人のために、角度目印をこのような反時計回り
に120度の回転角度とした箸Hを設けておくか、又は
例えば正三角形の下箸H2に角度目印としてAを表示し
た側面とは異なる側面にはB、Cの角度目印をそれぞれ
付しておき、右利きの人はA・Aの角度目印の側面に突
出部6・6を合わせる一方、左利きの人はA・Bの角度
目印の側面に突出部6・6を合わせるようにしておくこ
とが望ましい。
【0069】また、練習具1における指案内部材2と指
案内部材2との所定間隔Lは、親指の付け根と人差指の
付け根との間の点Aから中指の付け根と薬指の付け根と
の間の点Bまでの距離の半分よりも大きく、かつ、親指
の付け根と人差指の付け根との間の点Aから手の平にお
ける薬指の付け根との間の点Cまでの距離の半分よりも
小さい距離となっている。
【0070】すなわち、幼児、学童又は大人等の手の大
きさは、千差万別であるが、下箸H2の先後方向に取り
付ける2個の指案内部材2・3の所定間隔Lをこのよう
に設定することによって、親指の方向と薬指の第1関節
までの指先の方向とを平行にすることができ、これによ
って、老若男女を問わず下方の箸Hを確実に正しく持つ
ことができるようになる。また、指案内部材2・3は、
嵌着自在となっているので、各人の手の大きさに応じた
上記所定間隔Lになるように、微調整することが可能で
ある。
【0071】また、練習具1における箸Hは、断面正三
角形又は正六角形にて形成されている。したがって、2
個の指案内部材2・3における互いの突出部6・6がほ
ぼ120度の回転角度を有して対向するように嵌着する
に際して、断面正三角形の箸Hでは、隣合う側面のそれ
ぞれに突出部6・6を設置すれば、必然的に両者が12
0度の回転角度を有して対向する。また、断面正六角形
の箸Hでは、一つ置いた側面のそれぞれに突出部6・6
を設置すれば、必然的に両者が120度の回転角度を有
して対向するようになる。
【0072】したがって、2個の指案内部材2・3の突
出部6・6を容易に120度の回転角度を有するように
して対向させることができる。
【0073】また、練習具1における断面正三角形又は
正六角形の下箸H2には、手の大きさに応じた所定間隔
Lを有して指案内部材2・3を嵌着すべく取り付け位置
に間隔目印11・11が設けられている。
【0074】したがって、下箸H2に嵌着自在の2個の
指案内部材2・3を嵌着する際に、この間隔目印11・
11に従って嵌着することにより、必然的に2個の指案
内部材2・3における間隔を手の大きさに応じた所定間
隔Lにすることができる。
【0075】この結果、2個の指案内部材2・3の間隔
を容易に手の大きさに応じた所定間隔Lにすることがで
きる。
【0076】また、練習具1における断面正三角形又は
正六角形の下箸H2には、2個の指案内部材2・3にお
ける互いの突出部6・6をほぼ120度の回転角度を有
して対向配置させるべく突出部6・6の設置方向を示す
ためのA・A等の角度目印が設けられている。
【0077】したがって、下箸H2に嵌着自在の2個の
指案内部材2・3を嵌着する際に、この角度目印に従っ
て嵌着することにより、必然的に2個の指案内部材2・
3における互いの突出部6・6がほぼ120度の回転角
度を有するようになる。
【0078】この結果、容易に、互いの突出部6・6を
ほぼ120度の回転角度を有するようにして2個の指案
内部材2・3を下箸H2に嵌着することができる。
【0079】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、上記実施の形態では、指案内部材2
は、ほぼ三角形状の外周部5を有しているが、特にこれ
に限定するものではなく、例えば、図11及び図12に
示すように、円形の外周部5とすることが可能であり、
さらに、突出部6についても角形に限らず、同図12に
示すように、曲線を有する形状とすることが可能であ
る。
【0080】また、本実施の形態では、幼児、学童、又
は大人用として3種類の長さの異なるものを用意してい
るが、必ずしもこれに限らず、1本の大人用の長さの箸
Hに、幼児用、学童用又は大人用の各種の上記間隔目印
11や角度目印を付しておくことによって、例えば家族
全員で正しい箸の持ち方を練習することが可能である。
【0081】〔実施の形態2〕本発明における他の実施
の形態について図13に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0082】本実施の形態の練習具30では、図13に
示すように、前記指案内部材2における正三角形状の前
記外周部5と前記指案内部材3における正三角形状の前
記外周部5とが連結して一体に形成され、連結部材とし
ての正三角形筒31として形成されている。この正三角
形筒31の長さは、上記の手の大きさに対応する所定間
隔Lとなっている。また、この正三角形筒31の両端に
それぞれ突出部6・6が形成されている。
【0083】このように、本実施の形態の練習具30
は、2個の前記指案内部材2・3では、所定間隔Lを有
して正三角形筒31にて一体的に連結されているので、
2個の指案内部材2・3を一体物として取り扱うことが
でき、2個の突出部6・6における所定間隔Lや突出部
6・6における120度の開きが固定状態に形成され
る。
【0084】したがって、前記2個の指案内部材2・3
における所定間隔Lや突出部6・6における120度の
開き等を気にする必要がなくなり、これによって、取扱
の容易な練習具30を提供することができる。
【0085】なお、本実施の形態では、外周部としての
正三角形筒31は、完全な筒として形成されているが、
必ずしもこれに限らず、例えば、上記正三角形筒31の
縦方向にスリットを形成したものであっても良い。これ
によって、太さの異なる下箸H2にも対応することが可
能となる。
【0086】さらに、この外周部としての正三角形筒3
1の代わりに、前記指案内部材2における外周部5と前
記指案内部材3における外周部5とを連結する例えば棒
状の連結部材にて連結して一体に形成することも可能で
あり、本発明の技術範囲内である。
【0087】
【発明の効果】請求項1に係る発明の箸の持ち方練習具
は、以上のように、弾性材料にて形成され、箸を挿着す
べく上下方向に貫通した孔と、この孔を取り巻く外周部
と、この外周部から上記孔の径方向の外方へ突出する突
出部とを有し、この突出部における上面又は下面のうち
少なくともいずれか一方の面には上記孔に装着された箸
が把持されたときに親指又は薬指を当接可能にほば平坦
に当接面が形成された指案内部材を、上下一対の箸のう
ちの下方の箸の先後方向に2個、手の大きさに応じた所
定間隔を有して、かつ互いの突出部がほぼ120度の回
転角度を有して対向するように嵌着自在に取り付けられ
ている構成である。
【0088】それゆえ、2個の指案内部材は、下方の箸
の先後方向に手の大きさに応じた所定間隔を有して、か
つ互いの突出部がほぼ120度の回転角度を有して対向
するように取り付けられているので、各突出部の突出方
向に対して親指の付け根付近の指腹部外側、及び薬指の
先端部付近の指腹部をほぼ直交するように当接させるこ
とができる。したがって、親指の付け根付近の指腹部外
側、及び薬指の先端部付近の指腹部が安定した状態で当
接面に当接するので、下方の箸が安定して把持され、下
方の箸を絶えず不動状態に保持することができる。
【0089】また、2個の指案内部材における取り付け
位置は、下方の箸の先後方向において、例えば幼児、学
童又は大人等に対する手の大きさに応じた所定間隔を有
するものとなっているので、それぞれの手の大きさに応
じて、親指の方向と薬指の第1関節までの指先の方向と
を平行になるようにすることができ、これによって、下
方の箸を正しく持つことができる。
【0090】さらに、上方の箸を持つに際して、本発明
の箸の持ち方練習具にて下方の箸を把持することによっ
て、上方の箸における親指と中指と人差指との3本の指
先を容易に案内することができる。
【0091】このようにして下方の箸及び上方の箸を把
持することにより、正しい箸の持ち方の習得を容易に行
うことができる。
【0092】また、この箸の持ち方練習具は、下方の箸
に突出部を有する指案内部材を2個取り付けただけであ
るので、構成が簡単である。したがって、練習具を箸に
付けているという感覚が余りないので馴染み易く、か
つ、コストの低減を図ることができる。
【0093】さらに、指案内部材は、嵌着自在となって
いるので、箸の洗浄を容易に行うことができると共に、
正しい箸の持ち方の習得段階に応じて、2個の指案内部
材のうちのいずれかを省いていくことが可能である。
【0094】また、指案内部材は、嵌着自在となってい
るので、突出部の方向を変えることによって、左利き用
としても対応することができるという効果を奏する。
【0095】請求項2に係る発明の箸の持ち方練習具
は、以上のように、請求項1記載の箸の持ち方練習具に
おいて、上記の所定間隔は、親指の付け根と人差指の付
け根との間から中指の付け根と薬指の付け根との間まで
の距離の半分よりも大きく、かつ、親指の付け根と人差
指の付け根との間から手の平における薬指の付け根との
間までの距離の半分よりも小さい距離である構成であ
る。
【0096】それゆえ、請求項1に係る発明の効果に加
えて、下方の箸の先後方向に取り付ける2個の指案内部
材の所定間隔をこのように設定することによって、親指
の方向と薬指の第1関節までの指先の方向とを平行にす
ることができ、これによって、老若男女を問わず下方の
箸を確実に正しく持つことができるようになる。また、
指案内部材は、嵌着自在となっているので、各人の手の
大きさに応じた上記所定間隔Lになるように、微調整す
ることが可能であるという効果を奏する。
【0097】請求項3に係る発明の箸の持ち方練習具
は、以上のように、請求項1又は2記載の箸の持ち方練
習具において、上記の2個の指案内部材は、上記の所定
間隔を有して連結部材にて一体的に連結されている構成
である。
【0098】それゆえ、請求項1又は2に係る発明の効
果に加えて、2個の指案内部材を一体物として取り扱う
ことができ、2個の指案内部材における所定間隔や突出
部における120度の開きが固定状態に形成される。し
たがって、2個の指案内部材における所定間隔や突出部
における120度の開き等を気にする必要がなくなり、
これによって、取扱の容易な箸の持ち方練習具を提供す
ることができるという効果を奏する。
【0099】請求項4に係る発明の箸の持ち方練習具
は、以上のように、請求項1、2又は3記載の箸の持ち
方練習具において、上記の箸は断面三角形又は六角形に
て形成されている構成である。
【0100】それゆえ、請求項1、2又は3に係る発明
の効果に加えて、2個の指案内部材における互いの突出
部がほぼ120度の回転角度を有して対向するように嵌
着するに際して、断面三角形の箸では隣合う側面のそれ
ぞれに突出部を設置し、断面六角形の箸では一つ置いた
側面のそれぞれに突出部を設置することによって、2個
の指案内部材の突出部を容易にほぼ120度の回転角度
を有するようにして対向させることができるという効果
を奏する。
【0101】請求項5に係る発明の箸の持ち方練習具
は、以上のように、請求項4記載の箸の持ち方練習具に
おいて、上記の断面三角形又は六角形の下方の箸には、
手の大きさに応じた所定間隔を有して指案内部材を嵌着
すべく取り付け位置に間隔目印が設けられている構成で
ある。
【0102】それゆえ、請求項4に係る発明の効果に加
えて、下方の箸に嵌着自在の2個の指案内部材を嵌着す
る際に、この間隔目印に従って嵌着することにより、2
個の指案内部材の間隔を容易に手の大きさに応じた所定
間隔にすることができるという効果を奏する。
【0103】請求項6に係る発明の箸の持ち方練習具
は、以上のように、請求項4記載の箸の持ち方練習具に
おいて、上記の断面三角形又は六角形の下方の箸には、
2個の指案内部材における互いの突出部をほぼ120度
の回転角度を有して対向配置させるべく突出部の設置方
向を示すための角度目印が設けられている構成である。
【0104】それゆえ、請求項4に係る発明の効果に加
えて、下方の箸に嵌着自在の2個の指案内部材を嵌着す
る際に、この角度目印に従って嵌着することにより、容
易に、互いの突出部をほぼ120度の回転角度を有する
ようにして2個の指案内部材を下方の箸に嵌着すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における箸の持ち方練習具の一構成例を
示す斜視図である。
【図2】上記箸の持ち方練習具における指案内部材の構
造を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図
である。
【図3】上記箸の持ち方練習具における指案内部材の変
形例の構造を示すものであり、(a)は平面図、(b)
は側面図である。
【図4】上記箸の持ち方練習具における断面正三角形の
下箸の構造を示す正面図であり、(a)は大人用のも
の、(b)は学童用のもの、(c)は幼児用のものであ
る。
【図5】上記箸の持ち方練習具における断面正六角形の
下箸の構造を示す正面図であり、(a)は大人用のも
の、(b)は学童用のもの、(c)は幼児用のものであ
る。
【図6】上記箸の持ち方練習具における所定間隔を算出
するための説明図である。
【図7】上記箸の持ち方練習具における下箸の後側から
見た各指案内部材における各突出部相互の回転角度を示
す説明図であり、(a)は正三角形の下箸に指案内部材
を嵌着した状態、(b)は正六角形の下箸に指案内部材
を嵌着した状態を示すものである。
【図8】上記箸の持ち方練習具における下箸の回転目印
を示す説明図である。
【図9】上記箸の持ち方練習具における下箸、上箸及び
親指の角度関係を示す模式図である。
【図10】上記箸の持ち方練習具における他の使用方法
を示す斜視図である。
【図11】上記箸の持ち方練習具における指案内部材の
変形例を示す平面図である。
【図12】上記箸の持ち方練習具における指案内部材の
他の変形例を示す平面図である。
【図13】本発明における箸の持ち方練習具の他の構成
例を示す斜視図である。
【図14】従来の箸の持ち方練習具の構成例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 練習具 2・3 指案内部材 4 孔 5 外周部 6 突出部 6a 上面 6b 下面 11 間隔目印 H1 上箸(上方の箸) H2 下箸(下方の箸) L 所定間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料にて形成され、箸を挿着すべく上
    下方向に貫通した孔と、この孔を取り巻く外周部と、こ
    の外周部から上記孔の径方向の外方へ突出する突出部と
    を有し、この突出部における上面又は下面のうち少なく
    ともいずれか一方の面には上記孔に装着された箸が把持
    されたときに親指又は薬指を当接可能にほば平坦に当接
    面が形成された指案内部材を、上下一対の箸のうちの下
    方の箸の先後方向に2個、手の大きさに応じた所定間隔
    を有して、かつ互いの突出部がほぼ120度の回転角度
    を有して対向するように嵌着自在に取り付けられている
    ことを特徴とする箸の持ち方練習具。
  2. 【請求項2】上記の所定間隔は、親指の付け根と人差指
    の付け根との間から中指の付け根と薬指の付け根との間
    までの距離の半分よりも大きく、かつ、親指の付け根と
    人差指の付け根との間から手の平における薬指の付け根
    との間までの距離の半分よりも小さい距離であることを
    特徴とする請求項1記載の箸の持ち方練習具。
  3. 【請求項3】上記の2個の指案内部材は、上記の所定間
    隔を有して連結部材にて一体的に連結されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の箸の持ち方練習具。
  4. 【請求項4】上記の箸は断面三角形又は六角形にて形成
    されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    箸の持ち方練習具。
  5. 【請求項5】上記の断面三角形又は六角形の下方の箸に
    は、手の大きさに応じた所定間隔を有して指案内部材を
    嵌着すべく取り付け位置に間隔目印が設けられているこ
    とを特徴とする請求項4記載の箸の持ち方練習具。
  6. 【請求項6】上記の断面三角形又は六角形の下方の箸に
    は、2個の指案内部材における互いの突出部をほぼ12
    0度の回転角度を有して対向配置させるべく突出部の設
    置方向を示すための角度目印が設けられていることを特
    徴とする請求項4記載の箸の持ち方練習具。
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