JPH094200A - 温水床暖房装置 - Google Patents
温水床暖房装置Info
- Publication number
- JPH094200A JPH094200A JP15728995A JP15728995A JPH094200A JP H094200 A JPH094200 A JP H094200A JP 15728995 A JP15728995 A JP 15728995A JP 15728995 A JP15728995 A JP 15728995A JP H094200 A JPH094200 A JP H094200A
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- hot water
- floor
- water pipe
- reinforcing plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 暖房パネルに内蔵される温水パイプの破損が
防止され、この温水パイプからの熱が木質床材に支障な
く伝えられて暖房効果が確実に発揮され、木質床材の床
表面高さが低く抑えられると共に防音機能も十分に発揮
される温水床暖房装置を提供する。 【構成】 床下地1上に並設される根太材2間に温水パ
イプ3を内蔵する暖房パネル4が収容設置され、この暖
房パネル4上に多数の通気孔5を有する補強板6が積層
され、この補強板6の上面と根太材2の上面とが略面一
状に連続され、同補強板6及び根太材2の上面に、裏面
にクッション材層7が形成された木質床材8が敷設され
ている。
防止され、この温水パイプからの熱が木質床材に支障な
く伝えられて暖房効果が確実に発揮され、木質床材の床
表面高さが低く抑えられると共に防音機能も十分に発揮
される温水床暖房装置を提供する。 【構成】 床下地1上に並設される根太材2間に温水パ
イプ3を内蔵する暖房パネル4が収容設置され、この暖
房パネル4上に多数の通気孔5を有する補強板6が積層
され、この補強板6の上面と根太材2の上面とが略面一
状に連続され、同補強板6及び根太材2の上面に、裏面
にクッション材層7が形成された木質床材8が敷設され
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温水を床下で循環させ
て床表面を温めると共にその放熱によって室内をも暖房
する温水床暖房装置に関するものである。
て床表面を温めると共にその放熱によって室内をも暖房
する温水床暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から図6に示す如く、床下地(イ)
上に並設される根太材(ロ)間に、温水を循環させる温
水パイプ(ハ)が内蔵された暖房パネル(ニ)を収容設
置し、該暖房パネル(ニ)及び根太材(ロ)の上に木質
床材(ホ)を敷設してなる温水床暖房装置は知られてい
る。この場合、複数枚の木質床材(ホ)が敷設されてお
り、各木質床材(ホ)は根太材(ロ)上で接合され、該
接合部分で凸実(ヘ)と凹実(ト)とが嵌合され、同接
合部分において釘等が打ち込まれることによって固定さ
れている。
上に並設される根太材(ロ)間に、温水を循環させる温
水パイプ(ハ)が内蔵された暖房パネル(ニ)を収容設
置し、該暖房パネル(ニ)及び根太材(ロ)の上に木質
床材(ホ)を敷設してなる温水床暖房装置は知られてい
る。この場合、複数枚の木質床材(ホ)が敷設されてお
り、各木質床材(ホ)は根太材(ロ)上で接合され、該
接合部分で凸実(ヘ)と凹実(ト)とが嵌合され、同接
合部分において釘等が打ち込まれることによって固定さ
れている。
【0003】該温水床暖房装置においては、温水パイプ
(ハ)内を流通循環される温水の熱が木質床材(ホ)に
伝わり該木質床材(ホ)の表面が温められると共に、そ
の放熱によって室内が暖房される。この場合、暖房パネ
ル(ニ)が断熱材にて形成され、該暖房パネル(ニ)の
表面側に偏在するように温水パイプ(ハ)が内蔵されて
いて、該温水パイプ(ハ)からの熱が床下地(イ)側へ
と逃げないようになっている。
(ハ)内を流通循環される温水の熱が木質床材(ホ)に
伝わり該木質床材(ホ)の表面が温められると共に、そ
の放熱によって室内が暖房される。この場合、暖房パネ
ル(ニ)が断熱材にて形成され、該暖房パネル(ニ)の
表面側に偏在するように温水パイプ(ハ)が内蔵されて
いて、該温水パイプ(ハ)からの熱が床下地(イ)側へ
と逃げないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、木質床材(ホ)上に異常な衝撃や
荷重が加わった場合に、該衝撃が伝わって或いは該荷重
により同木質床材(ホ)が撓み変形して、その下方の暖
房パネル(ニ)に内蔵される温水パイプ(ハ)が破損す
る恐れがあった。又、木質床材(ホ)上で衝撃音が発生
したり、温水パイプ(ハ)内を温水が流れる音が木質床
材(ホ)上に伝わったりして、防音機能にも問題があっ
た。
来の技術においては、木質床材(ホ)上に異常な衝撃や
荷重が加わった場合に、該衝撃が伝わって或いは該荷重
により同木質床材(ホ)が撓み変形して、その下方の暖
房パネル(ニ)に内蔵される温水パイプ(ハ)が破損す
る恐れがあった。又、木質床材(ホ)上で衝撃音が発生
したり、温水パイプ(ハ)内を温水が流れる音が木質床
材(ホ)上に伝わったりして、防音機能にも問題があっ
た。
【0005】それなれば、図7に示す如く、暖房パネル
(ニ)上に補強板(チ)を積層して該補強板(チ)上
に、裏面にクッション材層(リ)が形成された木質床材
(ホ)を敷設することが考えられる。この場合、補強板
(チ)により暖房パネル(ニ)に内蔵される温水パイプ
(ハ)が保護されてその破損が防止され、しかも、クッ
ション材層(リ)により木質床材(ホ)上の衝撃音が吸
収されると共に温水パイプ(ハ)内を温水が流れる音も
木質床材(ホ)上に伝わり難くなって防音機能が十分に
発揮される。又、補強板(チ)を合板にて形成し、木質
床材(ホ)をその接合部分において釘等を同補強板
(チ)に打ち込むことによって固定することができる。
(ニ)上に補強板(チ)を積層して該補強板(チ)上
に、裏面にクッション材層(リ)が形成された木質床材
(ホ)を敷設することが考えられる。この場合、補強板
(チ)により暖房パネル(ニ)に内蔵される温水パイプ
(ハ)が保護されてその破損が防止され、しかも、クッ
ション材層(リ)により木質床材(ホ)上の衝撃音が吸
収されると共に温水パイプ(ハ)内を温水が流れる音も
木質床材(ホ)上に伝わり難くなって防音機能が十分に
発揮される。又、補強板(チ)を合板にて形成し、木質
床材(ホ)をその接合部分において釘等を同補強板
(チ)に打ち込むことによって固定することができる。
【0006】しかしながら、この場合には、温水パイプ
(ハ)内を流通循環される温水の熱が合板でなる補強板
(チ)により遮断されて木質床材(ホ)に伝わり難くな
り、暖房効果が低下し、又、クッション材層(リ)だけ
でなく補強板(チ)の厚さ分までもが床下地(イ)上の
床厚に加わって、木質床材(ホ)の床表面高さが高くな
ってしまうという問題が発生する。
(ハ)内を流通循環される温水の熱が合板でなる補強板
(チ)により遮断されて木質床材(ホ)に伝わり難くな
り、暖房効果が低下し、又、クッション材層(リ)だけ
でなく補強板(チ)の厚さ分までもが床下地(イ)上の
床厚に加わって、木質床材(ホ)の床表面高さが高くな
ってしまうという問題が発生する。
【0007】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、暖房パネルに内蔵される温水パイプが保護されてそ
の破損が防止され、しかも、温水パイプ内を流通循環さ
れる温水の熱が木質床材に支障なく伝えられて暖房効果
が確実に発揮され、又、木質床材の床表面高さが低く抑
えられると共に防音機能も十分に発揮される温水床暖房
装置を提供することである。
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、暖房パネルに内蔵される温水パイプが保護されてそ
の破損が防止され、しかも、温水パイプ内を流通循環さ
れる温水の熱が木質床材に支障なく伝えられて暖房効果
が確実に発揮され、又、木質床材の床表面高さが低く抑
えられると共に防音機能も十分に発揮される温水床暖房
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
温水床暖房装置は、床下地上に並設される根太材間に、
温水を循環させる温水パイプが内蔵された暖房パネルを
収容設置し、該暖房パネル上に上下に貫通する多数の通
気孔が穿設された補強板を積層して、該補強板の上面と
根太材の上面とを略面一状に連続させ、同補強板及び根
太材の上面に、裏面にクッション材層が形成された木質
床材を敷設してなり、この構成によって上記課題が解決
された。
温水床暖房装置は、床下地上に並設される根太材間に、
温水を循環させる温水パイプが内蔵された暖房パネルを
収容設置し、該暖房パネル上に上下に貫通する多数の通
気孔が穿設された補強板を積層して、該補強板の上面と
根太材の上面とを略面一状に連続させ、同補強板及び根
太材の上面に、裏面にクッション材層が形成された木質
床材を敷設してなり、この構成によって上記課題が解決
された。
【0009】本発明の請求項2記載の温水床暖房装置
は、上記請求項1記載の温水床暖房装置において、木質
床材を根太材上で接合し、該接合部分で根太材に打ち込
まれる釘体にて同木質床材を固定したことを特徴とす
る。
は、上記請求項1記載の温水床暖房装置において、木質
床材を根太材上で接合し、該接合部分で根太材に打ち込
まれる釘体にて同木質床材を固定したことを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項3記載の温水床暖房装置
は、上記請求項1又は2記載の温水床暖房装置におい
て、温水パイプと接合する均熱板を暖房パネルの上面に
設けたことを特徴とする。
は、上記請求項1又は2記載の温水床暖房装置におい
て、温水パイプと接合する均熱板を暖房パネルの上面に
設けたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4記載の温水床暖房装置
は、上記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の温
水床暖房装置において、温水パイプ直上に位置するよう
に通気孔を配列形成したことを特徴とする。
は、上記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の温
水床暖房装置において、温水パイプ直上に位置するよう
に通気孔を配列形成したことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5記載の温水床暖房装置
は、上記請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の温
水床暖房装置において、補強板の上面に均熱シートを貼
着し、該均熱シートの端縁を根太材上に延設したことを
特徴とする。
は、上記請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の温
水床暖房装置において、補強板の上面に均熱シートを貼
着し、該均熱シートの端縁を根太材上に延設したことを
特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載の温水床暖房装置におい
ては、床下地上に並設される根太材間に、温水を循環さ
せる温水パイプが内蔵された暖房パネルが収容設置され
るものであり、該暖房パネル上に補強板が積層されるた
め、該補強板により暖房パネルに内蔵される温水パイプ
が保護されてその破損が防止される。この場合、同補強
板には上下に貫通する多数の通気孔が穿設されているた
め、温水パイプ内を流通循環される温水の熱が同通気孔
を介し木質床材に支障なく伝えられて暖房効果が確実に
発揮される。しかも、補強板の上面と根太材の上面とが
略面一状に連続され、該補強板及び根太材の上面に、裏
面にクッション材層が形成された木質床材が敷設される
ため、同補強板は根太材の厚み高さ内に納められて木質
床材の床表面高さが低く抑えられると共に、同クッショ
ン材層によって防音機能も十分に発揮される。
ては、床下地上に並設される根太材間に、温水を循環さ
せる温水パイプが内蔵された暖房パネルが収容設置され
るものであり、該暖房パネル上に補強板が積層されるた
め、該補強板により暖房パネルに内蔵される温水パイプ
が保護されてその破損が防止される。この場合、同補強
板には上下に貫通する多数の通気孔が穿設されているた
め、温水パイプ内を流通循環される温水の熱が同通気孔
を介し木質床材に支障なく伝えられて暖房効果が確実に
発揮される。しかも、補強板の上面と根太材の上面とが
略面一状に連続され、該補強板及び根太材の上面に、裏
面にクッション材層が形成された木質床材が敷設される
ため、同補強板は根太材の厚み高さ内に納められて木質
床材の床表面高さが低く抑えられると共に、同クッショ
ン材層によって防音機能も十分に発揮される。
【0014】本発明の請求項2記載の温水床暖房装置に
おいては、特に、木質床材が根太材上で接合され、該接
合部分で根太材に打ち込まれる釘体にて同木質床材は固
定されるため、補強板に多数穿設された通気孔に釘体が
打ち込まれることがなく、木質床材が確実に固定され
る。
おいては、特に、木質床材が根太材上で接合され、該接
合部分で根太材に打ち込まれる釘体にて同木質床材は固
定されるため、補強板に多数穿設された通気孔に釘体が
打ち込まれることがなく、木質床材が確実に固定され
る。
【0015】本発明の請求項3記載の温水床暖房装置に
おいては、特に、温水パイプと接合する均熱板が暖房パ
ネルの上面に設けられるため、温水パイプ内を流通循環
される温水の熱が同均熱板によって暖房パネル上に均一
に広げられ、木質床材に広く均一に伝えられて暖房効果
が向上される。
おいては、特に、温水パイプと接合する均熱板が暖房パ
ネルの上面に設けられるため、温水パイプ内を流通循環
される温水の熱が同均熱板によって暖房パネル上に均一
に広げられ、木質床材に広く均一に伝えられて暖房効果
が向上される。
【0016】本発明の請求項4記載の温水床暖房装置に
おいては、特に、温水パイプ直上に位置するように通気
孔が配列形成されるため、温水パイプ内を流通循環され
る温水の熱が同通気孔を介し木質床材にスムーズに伝え
られて、効率良く暖房効果が発揮される。
おいては、特に、温水パイプ直上に位置するように通気
孔が配列形成されるため、温水パイプ内を流通循環され
る温水の熱が同通気孔を介し木質床材にスムーズに伝え
られて、効率良く暖房効果が発揮される。
【0017】本発明の請求項5記載の温水床暖房装置に
おいては、特に、補強板の上面に均熱シートが貼着さ
れ、該均熱シートの端縁が根太材上に延設されるため、
温水パイプ内を流通循環される温水の熱が同補強板上の
均熱シートへと伝わり、該均熱シートにより均一に広げ
られて根太材上にまで伝えられ、該根太材上をも含めた
木質床材の床表面全体が均一に温められる。
おいては、特に、補強板の上面に均熱シートが貼着さ
れ、該均熱シートの端縁が根太材上に延設されるため、
温水パイプ内を流通循環される温水の熱が同補強板上の
均熱シートへと伝わり、該均熱シートにより均一に広げ
られて根太材上にまで伝えられ、該根太材上をも含めた
木質床材の床表面全体が均一に温められる。
【0018】
【実施例】図1、図2、図3に示す温水床暖房装置は、
本発明の一実施例で、床下地1上に並設される根太材2
間に、温水を循環させる温水パイプ3が内蔵された暖房
パネル4を収容設置し、該暖房パネル4上に上下に貫通
する多数の通気孔5が穿設された補強板6を積層して、
該補強板6の上面と根太材2の上面とを略面一状に連続
させ、同補強板6及び根太材2の上面に、裏面にクッシ
ョン材層7が形成された木質床材8を敷設してなるもの
である。
本発明の一実施例で、床下地1上に並設される根太材2
間に、温水を循環させる温水パイプ3が内蔵された暖房
パネル4を収容設置し、該暖房パネル4上に上下に貫通
する多数の通気孔5が穿設された補強板6を積層して、
該補強板6の上面と根太材2の上面とを略面一状に連続
させ、同補強板6及び根太材2の上面に、裏面にクッシ
ョン材層7が形成された木質床材8を敷設してなるもの
である。
【0019】該実施例の温水床暖房装置においては、複
数枚の木質床材8が敷設されて各木質床材8は根太材2
上で接合され、該接合部分で根太材2に打ち込まれる釘
体9にて同木質床材8が固定されている。又、温水パイ
プ3と接合する均熱板10が暖房パネル4の上面に設けら
れており、補強板6には同温水パイプ3直上に位置する
ように通気孔5が配列形成されている。
数枚の木質床材8が敷設されて各木質床材8は根太材2
上で接合され、該接合部分で根太材2に打ち込まれる釘
体9にて同木質床材8が固定されている。又、温水パイ
プ3と接合する均熱板10が暖房パネル4の上面に設けら
れており、補強板6には同温水パイプ3直上に位置する
ように通気孔5が配列形成されている。
【0020】床下地1はコンクリートでなり、この場合
は、一階の床となっているが、階上の床となる場合もあ
る。該床下地1には一定の間隔をあけて木製角材でなる
根太材2が並設されており、各根太材2間に暖房パネル
4及び補強板6が収容設置されている。暖房パネル4
は、ウレタン樹脂発泡体等でなる断熱材の上面に銅、ア
ルミニウム等の熱伝導性に優れた金属でなる均熱板10が
貼着され、該均熱板10に下方へ略円弧状に屈曲した複数
本の凹溝11が形成され、各凹溝11に同じく熱伝導性に優
れた金属でなる温水パイプ3が収容嵌合されて形成され
ている。補強板6は合板でなり、該補強板6には前記暖
房パネル4の温水パイプ3直上に位置するように多数の
通気孔5が配列形成されている。この場合、同暖房パネ
ル4と補強板6とは根太材2間に個々別々に収容設置さ
れているが、両者を予めパネル状に貼着一体化しておい
て同根太材2間に簡単に収容設置することもできる。
は、一階の床となっているが、階上の床となる場合もあ
る。該床下地1には一定の間隔をあけて木製角材でなる
根太材2が並設されており、各根太材2間に暖房パネル
4及び補強板6が収容設置されている。暖房パネル4
は、ウレタン樹脂発泡体等でなる断熱材の上面に銅、ア
ルミニウム等の熱伝導性に優れた金属でなる均熱板10が
貼着され、該均熱板10に下方へ略円弧状に屈曲した複数
本の凹溝11が形成され、各凹溝11に同じく熱伝導性に優
れた金属でなる温水パイプ3が収容嵌合されて形成され
ている。補強板6は合板でなり、該補強板6には前記暖
房パネル4の温水パイプ3直上に位置するように多数の
通気孔5が配列形成されている。この場合、同暖房パネ
ル4と補強板6とは根太材2間に個々別々に収容設置さ
れているが、両者を予めパネル状に貼着一体化しておい
て同根太材2間に簡単に収容設置することもできる。
【0021】木質床材8は矩形状で合板上に化粧単板が
貼着されてなり、その端縁部分には相互に嵌合し得る形
状の凸実12と凹実13とが形成されている。該木質床材8
の裏面には、合成樹脂、ゴム等の発泡体或いは柔軟な繊
維板等でなるクッションシートが貼着されてクッション
材層7が形成されている。同木質床材8の凸実12が形成
された端縁部分が根太材2上に載置され、該凸実12の部
分から根太材2へと釘体9が打ち込まれ、同凸実12に隣
接する木質床材8の凹実13が嵌合されて、各木質床材8
は順次並設固定されながら相互に接続される。
貼着されてなり、その端縁部分には相互に嵌合し得る形
状の凸実12と凹実13とが形成されている。該木質床材8
の裏面には、合成樹脂、ゴム等の発泡体或いは柔軟な繊
維板等でなるクッションシートが貼着されてクッション
材層7が形成されている。同木質床材8の凸実12が形成
された端縁部分が根太材2上に載置され、該凸実12の部
分から根太材2へと釘体9が打ち込まれ、同凸実12に隣
接する木質床材8の凹実13が嵌合されて、各木質床材8
は順次並設固定されながら相互に接続される。
【0022】したがって、該実施例の温水床暖房装置に
おいては、暖房パネル4の温水パイプ3内を流通循環さ
れる温水の熱が木質床材8に伝わり該木質床材8の表面
が温められると共に、その放熱によって室内が暖房され
る。この場合、暖房パネル4が断熱材にて形成され、該
暖房パネル4の表面側に偏在するように温水パイプ3が
内蔵されていて、該温水パイプ3からの熱が床下地1側
へと逃げないようになっている。
おいては、暖房パネル4の温水パイプ3内を流通循環さ
れる温水の熱が木質床材8に伝わり該木質床材8の表面
が温められると共に、その放熱によって室内が暖房され
る。この場合、暖房パネル4が断熱材にて形成され、該
暖房パネル4の表面側に偏在するように温水パイプ3が
内蔵されていて、該温水パイプ3からの熱が床下地1側
へと逃げないようになっている。
【0023】又、該実施例の温水床暖房装置において
は、暖房パネル4上に補強板6が積層されるため、該補
強板6により暖房パネル4に内蔵される温水パイプ3が
保護されてその破損が防止される。この場合、同補強板
6には上下に貫通する多数の通気孔5が穿設されている
ため、温水パイプ3内を流通循環される温水の熱が同通
気孔5を介し木質床材8に支障なく伝えられて暖房効果
が確実に発揮される。しかも、補強板6の上面と根太材
2の上面とが略面一状に連続され、該補強板6及び根太
材2の上面に、裏面にクッション材層7が形成された木
質床材8が敷設されるため、同補強板6は根太材2の厚
み高さ内に納められて木質床材8の床表面高さが低く抑
えられると共に、同クッション材層7によって木質床材
8上の衝撃音が吸収されると共に温水パイプ3内を温水
が流れる音も木質床材8上に伝わり難くなって、防音機
能が十分に発揮される。特に、同温水床暖房装置が階上
の床に設置される場合には、階下への音の伝わりも防止
されて前記防音機能が有効となる。
は、暖房パネル4上に補強板6が積層されるため、該補
強板6により暖房パネル4に内蔵される温水パイプ3が
保護されてその破損が防止される。この場合、同補強板
6には上下に貫通する多数の通気孔5が穿設されている
ため、温水パイプ3内を流通循環される温水の熱が同通
気孔5を介し木質床材8に支障なく伝えられて暖房効果
が確実に発揮される。しかも、補強板6の上面と根太材
2の上面とが略面一状に連続され、該補強板6及び根太
材2の上面に、裏面にクッション材層7が形成された木
質床材8が敷設されるため、同補強板6は根太材2の厚
み高さ内に納められて木質床材8の床表面高さが低く抑
えられると共に、同クッション材層7によって木質床材
8上の衝撃音が吸収されると共に温水パイプ3内を温水
が流れる音も木質床材8上に伝わり難くなって、防音機
能が十分に発揮される。特に、同温水床暖房装置が階上
の床に設置される場合には、階下への音の伝わりも防止
されて前記防音機能が有効となる。
【0024】又、該実施例の温水床暖房装置において
は、木質床材8が根太材2上で接合され、該接合部分で
根太材2に打ち込まれる釘体9にて同木質床材8は固定
されるため、補強板6に多数穿設された通気孔5に釘体
9が打ち込まれることがなく、木質床材8が確実に固定
される。又、温水パイプ3と接合する均熱板10が暖房パ
ネル4の上面に設けられるため、温水パイプ3内を流通
循環される温水の熱が同均熱板10によって暖房パネル4
上に均一に広げられ、木質床材8に広く均一に伝えられ
て暖房効果が向上される。又、補強板6には温水パイプ
3直上に位置するように通気孔5が配列形成されるた
め、温水パイプ3内を流通循環される温水の熱が同通気
孔5を介し木質床材8にスムーズに伝えられて、効率良
く暖房効果が発揮される。
は、木質床材8が根太材2上で接合され、該接合部分で
根太材2に打ち込まれる釘体9にて同木質床材8は固定
されるため、補強板6に多数穿設された通気孔5に釘体
9が打ち込まれることがなく、木質床材8が確実に固定
される。又、温水パイプ3と接合する均熱板10が暖房パ
ネル4の上面に設けられるため、温水パイプ3内を流通
循環される温水の熱が同均熱板10によって暖房パネル4
上に均一に広げられ、木質床材8に広く均一に伝えられ
て暖房効果が向上される。又、補強板6には温水パイプ
3直上に位置するように通気孔5が配列形成されるた
め、温水パイプ3内を流通循環される温水の熱が同通気
孔5を介し木質床材8にスムーズに伝えられて、効率良
く暖房効果が発揮される。
【0025】図4に示す温水床暖房装置は、本発明の別
の実施例で、該実施例の温水床暖房装置においては、根
太材2の上面両側縁に凹段部14が形成され、該凹段部14
上に補強板6の端縁部が係合保持されており、該補強板
6上に加わる衝撃や荷重がその下方の暖房パネル4へと
伝わり難く、該暖房パネル4の圧縮変形やそれによる破
損が確実に防止される。それ以外は、上記実施例と同様
に構成されていて、上記実施例と同様の作用効果が奏さ
れる。
の実施例で、該実施例の温水床暖房装置においては、根
太材2の上面両側縁に凹段部14が形成され、該凹段部14
上に補強板6の端縁部が係合保持されており、該補強板
6上に加わる衝撃や荷重がその下方の暖房パネル4へと
伝わり難く、該暖房パネル4の圧縮変形やそれによる破
損が確実に防止される。それ以外は、上記実施例と同様
に構成されていて、上記実施例と同様の作用効果が奏さ
れる。
【0026】図5に示す温水床暖房装置は、本発明の更
に別の実施例で、該実施例の温水床暖房装置において
は、補強板6の上面に均熱シート15が貼着され、該均熱
シート15の端縁が根太材2上に延設されており、温水パ
イプ3内を流通循環される温水の熱が同補強板6上の均
熱シート15へと伝わり、該均熱シート15により均一に広
げられて根太材2上にまで伝えられ、該根太材2上をも
含めた木質床材8の床表面全体が均一に温められる。こ
の場合、根太材2上で両側の均熱シート15の端縁同士が
重合されるものであり、又、暖房パネル4の上面に貼着
される均熱板10が平板状で、該均熱板10の下面に温水パ
イプ3が接合されている。それ以外は、上記実施例と同
様に構成されていて、上記実施例と同様の作用効果が奏
される。
に別の実施例で、該実施例の温水床暖房装置において
は、補強板6の上面に均熱シート15が貼着され、該均熱
シート15の端縁が根太材2上に延設されており、温水パ
イプ3内を流通循環される温水の熱が同補強板6上の均
熱シート15へと伝わり、該均熱シート15により均一に広
げられて根太材2上にまで伝えられ、該根太材2上をも
含めた木質床材8の床表面全体が均一に温められる。こ
の場合、根太材2上で両側の均熱シート15の端縁同士が
重合されるものであり、又、暖房パネル4の上面に貼着
される均熱板10が平板状で、該均熱板10の下面に温水パ
イプ3が接合されている。それ以外は、上記実施例と同
様に構成されていて、上記実施例と同様の作用効果が奏
される。
【0027】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の温
水床暖房装置においては、補強板によって暖房パネルに
内蔵される温水パイプの破損が防止され、この場合、同
補強板に穿設された上下に貫通する多数の通気孔を介し
温水パイプからの熱が木質床材に支障なく伝えられて暖
房効果が確実に発揮され、しかも、補強板の上面と根太
材の上面とが略面一状に連続され同補強板は根太材の厚
み高さ内に納められて木質床材の床表面高さが低く抑え
られ、又、木質床材の裏面に形成されるクッション材層
によって防音機能も十分に発揮される。
水床暖房装置においては、補強板によって暖房パネルに
内蔵される温水パイプの破損が防止され、この場合、同
補強板に穿設された上下に貫通する多数の通気孔を介し
温水パイプからの熱が木質床材に支障なく伝えられて暖
房効果が確実に発揮され、しかも、補強板の上面と根太
材の上面とが略面一状に連続され同補強板は根太材の厚
み高さ内に納められて木質床材の床表面高さが低く抑え
られ、又、木質床材の裏面に形成されるクッション材層
によって防音機能も十分に発揮される。
【0028】又、本発明の請求項2記載の温水床暖房装
置においては、特に、補強板に多数穿設された通気孔に
釘体が打ち込まれることがなく、木質床材が根太材上で
接合され、該接合部分で根太材に打ち込まれる釘体にて
同木質床材が確実に固定される。
置においては、特に、補強板に多数穿設された通気孔に
釘体が打ち込まれることがなく、木質床材が根太材上で
接合され、該接合部分で根太材に打ち込まれる釘体にて
同木質床材が確実に固定される。
【0029】又、本発明の請求項3記載の温水床暖房装
置においては、特に、温水パイプからの熱が該温水パイ
プと接合するように設けられる均熱板によって暖房パネ
ル上に均一に広げられ、木質床材に広く均一に伝えられ
て暖房効果が向上される。
置においては、特に、温水パイプからの熱が該温水パイ
プと接合するように設けられる均熱板によって暖房パネ
ル上に均一に広げられ、木質床材に広く均一に伝えられ
て暖房効果が向上される。
【0030】又、本発明の請求項4記載の温水床暖房装
置においては、特に、温水パイプからの熱が該温水パイ
プ直上に位置するように配列形成される通気孔を介し木
質床材にスムーズに伝えられて、効率良く暖房効果が発
揮される。
置においては、特に、温水パイプからの熱が該温水パイ
プ直上に位置するように配列形成される通気孔を介し木
質床材にスムーズに伝えられて、効率良く暖房効果が発
揮される。
【0031】又、本発明の請求項5記載の温水床暖房装
置においては、特に、補強板の上面に貼着される均熱シ
ートの端縁が根太材上に延設されており、温水パイプか
らの熱が同補強板上の均熱シートへと伝わり、該均熱シ
ートにより均一に広げられて根太材上にまで伝えられ、
該根太材上をも含めた木質床材の床表面全体が均一に温
められる。
置においては、特に、補強板の上面に貼着される均熱シ
ートの端縁が根太材上に延設されており、温水パイプか
らの熱が同補強板上の均熱シートへと伝わり、該均熱シ
ートにより均一に広げられて根太材上にまで伝えられ、
該根太材上をも含めた木質床材の床表面全体が均一に温
められる。
【図1】本発明の一実施例である温水床暖房装置を示す
一部断面斜視図。
一部断面斜視図。
【図2】同温水床暖房装置の断面図。
【図3】同温水床暖房装置の要部詳細断面図。
【図4】別の実施例である温水床暖房装置を示す断面
図。
図。
【図5】更に別の実施例である温水床暖房装置を示す要
部詳細分解断面図。
部詳細分解断面図。
【図6】従来例である温水床暖房装置を示す断面図。
【図7】従来の改良案である温水床暖房装置を示す断面
図。
図。
1 床下地 2 根太材 3 温水パイプ 4 暖房パネル 5 通気孔 6 補強板 7 クッション材層 8 木質床材 9 釘体 10 均熱板 15 均熱シート
Claims (5)
- 【請求項1】 床下地上に並設される根太材間に、温水
を循環させる温水パイプが内蔵された暖房パネルを収容
設置し、該暖房パネル上に上下に貫通する多数の通気孔
が穿設された補強板を積層して、該補強板の上面と根太
材の上面とを略面一状に連続させ、同補強板及び根太材
の上面に、裏面にクッション材層が形成された木質床材
を敷設してなる温水床暖房装置。 - 【請求項2】 木質床材を根太材上で接合し、該接合部
分で根太材に打ち込まれる釘体にて同木質床材を固定し
たことを特徴とする請求項1記載の温水床暖房装置。 - 【請求項3】 温水パイプと接合する均熱板を暖房パネ
ルの上面に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
の温水床暖房装置。 - 【請求項4】 温水パイプ直上に位置するように通気孔
を配列形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か一つの請求項記載の温水床暖房装置。 - 【請求項5】 補強板の上面に均熱シートを貼着し、該
均熱シートの端縁を根太材上に延設したことを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の温水床暖
房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15728995A JPH094200A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 温水床暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15728995A JPH094200A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 温水床暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094200A true JPH094200A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15646407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15728995A Withdrawn JPH094200A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 温水床暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH094200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100329714B1 (ko) * | 1999-02-03 | 2002-03-21 | 유인균 | 조립식 주택용 박스형 유닛 |
JP2011153753A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Inoac Housing & Construction Materials Co Ltd | 床暖房パネル |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP15728995A patent/JPH094200A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100329714B1 (ko) * | 1999-02-03 | 2002-03-21 | 유인균 | 조립식 주택용 박스형 유닛 |
JP2011153753A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Inoac Housing & Construction Materials Co Ltd | 床暖房パネル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |