JP2781026B2 - 暖房床の構造 - Google Patents

暖房床の構造

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JP2781026B2 JP25978289A JP25978289A JP2781026B2 JP 2781026 B2 JP2781026 B2 JP 2781026B2 JP 25978289 A JP25978289 A JP 25978289A JP 25978289 A JP25978289 A JP 25978289A JP 2781026 B2 JP2781026 B2 JP 2781026B2
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純一 荒川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、暖房床の構造に関する発明である。
[従来の技術] 従来にあっては、第4図に示すようにコンクリートス
ラブ8に根太20を載置し、この根太20間に暖房間パネル
9′を配置し、根太20の上に合板の上に突板を積層して
構成した木質床材3′を載置して固着するようにしてい
た。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記した従来例にあっては、根太20が必要
であって、施工が煩雑で、また、床高さが高くなるとい
う問題があった。
そこで、床暖房パネルをコンクリートスラブの上に直
接載置してその上に床材を載設する直貼り方式が考えら
れるが、これだと、コンクリートスラブの不陸により床
暖房パネルに段差が生じたり、傾いたりし、この結果、
床材の施工に段差が生じたり、傾いたりするという恐れ
がある。また、コンクリートスラブ内に温水パイプ等を
埋設してコンクリートスラブそのものが暖房下地となっ
ているものにおいて、直接床材を貼ることも考えられる
が、このものにおいてもコンクリートスラブの不陸によ
り床材の施工に段差が生じたり、傾いたりするという問
題があった。また、いずれの場合にも、床材が床暖房パ
ネルからの熱により反りやクラックが発生しやすいとい
う問題があった。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したも
のであって、その目的とするところは、熱による変形を
防止し、不陸等を吸収できて直貼り施工ができる暖房床
の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の暖房床の構造は、断熱材10の上面に積層した
金属板よりなる均熱板11に設けた凹部12に熱媒を通すた
めの循環パイプ13をはめ込んで床暖房パネル9を構成
し、この暖房床パネル9の上面に、反りや表面のクラッ
クや膨潤や収縮等の変形がしにくい木質の表層材1の下
面側に耐熱性と熱伝導性を備えたクッション層2を積層
してなる床材3を敷設したことを特徴とするものであっ
て、このような構成を採用することで上記した従来例の
問題点を解決したものである。
[作用] しかして、反りや表面のクラックや膨潤や収縮等の変
形がしにくい木質の表層材1と、耐熱性と熱伝導性を備
えたクッション層2より成る床材3を、断熱材10の上面
に積層した金属板よりなる均熱板11に設けた凹部12に熱
媒を通すための循環パイプ13をはめ込んで構成した床暖
房パネル9の上面に載設して暖房床を構成しても、クッ
ション層2により不陸を吸収することができるようにな
り、また、クッション層2を介して表面側に効率良く熱
を伝えることができ、表層材1が熱で変形することがな
くなったものである。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
本発明に用いる床材3は表層材1の下面側にクッショ
ン層2を積層したものである。表層材1は暖房床下地か
らの熱による反り、表面突板や塗装等のクラックや膨潤
や収縮等の変形が発生しにくい木質系のものであり、例
えば、WPC処理を施した合板または木のむく材が用いら
れたり、あるいは、第1図に示すように、基材となる合
板5の表層材5aの木目方向と基材5の表面に貼る表面突
板6の木目方向とが直交するようにした突板貼り合板に
より構成した表層材1を用いたりするものである。もち
ろん、第1図に示すものにおいて更にWPC処理をしても
よいものである。第1図において、矢印イは基材となる
合板5の表層材5aの膨潤収縮方向を示し、矢印ロは表面
突板6の膨潤収縮方向を示している。このように、合板
5の表層材5aの膨潤収縮方向と表面突板6の膨潤収縮方
向とを直交するようにすることで、加熱による収縮や、
床暖房を使用しない場合における湿気による膨潤が緩和
されるので寸法安定性が向上し、反りやねじれ等が発生
せず、また表面突板6の表面や塗膜に発生するクラック
を防止することができることになる。なお、第1図の実
施例では基材である合板5の下面に裏貼り材7を積層す
る構成となっている。クッション層2は耐熱性(50℃以
上)と熱伝導性を備えたものであって、また、加熱時に
異臭を発生しないことが必要である。これらの条件を満
たすものとして例えばウレタンゴム、EPDMゴム等が用い
られる。ところで、第2図の実施例では複数の表層材1
を横に並べ、これらの複数の表層材1の下面に共通のク
ッション層2を積層した実施例が示してある。この場
合、横に並んだ表層材1の対向する側端面同士を接着し
ない場合、接着する場合の両方が考えられる。
上記のような構成の耐熱直貼り床材3は暖房床下地4
を構成する床暖房パネル9の上面に直接載置して接着や
固着具による固着等により取り付けられ、これにより暖
房床を構成するようになっている。暖房床下地4を構成
する床暖房パネル9は断熱材10の上面に金属板よりなる
均熱板11を積層し、この均熱板11に設けた凹部12に熱媒
を通すための循環パイプ13をはめ込んだものであって、
循環パイプ13を流れる熱媒により循環パイプ13を介して
均熱板11に熱が伝わり、均熱板11からの熱が本発明の床
材3のクッション層2に伝わり、更に表層材1に熱が伝
わって床暖房がなされるのである。この場合、クッショ
ン層2が耐熱性と熱伝導性を備えているので、暖房床下
地4を構成する床暖房パネル9からの熱を表層材1側に
効率良く伝えることができる。そして、表層材1は反り
や表面のクラックや膨潤や収縮等の変形がしにくい木質
材であるため、木質材であるにもかかわらず、熱による
変形を防止することができるようになっている。またク
ッション層2の存在により、コンクリートスラブ8の上
に床暖房パネル9を直接載設し、この上に直接床材3を
載設する場合における不陸を吸収することができること
になる。つまり、コンクリートスラブ8の上に直接床暖
房パネル9を載設するとコンクリートスラブ8の不陸に
より床暖房パネル9に段差や傾きが生じるため、この床
暖房パネル9に直接床材3を載設すると床材3の施工に
当たって段差が生じたり傾いたりするが、本発明の床材
3はクッション層2の存在により不陸を吸収することが
できることになる。また、床材3と床暖房パネル9とを
接着した場合、加熱すると収縮する木質の表層材1と床
暖房材パネル9の加熱すると膨張する金属製の均熱板11
との寸法変化をこのクッション層2により吸収すること
ができる。ここで、必要に応じて第3図のように断熱材
10の上面側に根太用桟14を埋設しておき、上面に床材3
を載設して取り付ける際に根太用桟14を利用して固着具
などで施工することも可能である。もちろん、床暖房パ
ネル9としては第3図の実施例のものにのみ限定されず
他の種々の構成のものが使用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明にあっては、叙述のように断熱材の上面に積層
した金属板よりなる均熱板に設けた凹部に熱媒を通すた
めの循環パイプをはめ込んで床暖房パネルを構成し、こ
の暖房床パネルの上面に、反りや表面のクラックや膨潤
や収縮等の変形がしにくい木質の表層材の下面側に耐熱
性と熱伝導性を備えたクッション層を積層してなる床材
を敷設したので、床暖房パネルからの熱を均熱板から、
均熱板に載設した床材の下層の耐熱性と熱伝導性とを備
えたクッション層を介して表層材側に効率良く伝えるこ
とができ、また、表層材が熱で変形することがないもの
であり、また、コンクリートスラブの上に床暖房パネル
を直接載設し、この上に直接床材を載設して暖房床を構
成するのであるが、この場合、コンクリートスラブの不
陸により床暖房パネルに段差や傾斜が生じて、この床暖
房パネルに直接床材を載設することで床材が傾いたり、
段差が生じたりするが、本発明においては、クッション
層の存在により不陸を吸収することができるものであ
る。また、床材と床暖房パネルとを接着した場合、加熱
すると収縮する木質の表層材と加熱すると膨張する金属
製の均熱板との寸法変化をクッション層により吸収する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる床材の一実施例の分解斜視図で
あり、第2図は本発明の暖房床の構造を示す断面図であ
り、第3図は同上の暖房床の具体例の断面図であり、第
4図は従来例の断面図であって、1は表層材、2はクッ
ション層である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−27143(JP,A) 実開 昭61−83736(JP,U) 実開 昭62−28524(JP,U) 実開 昭62−173439(JP,U) 特公 昭61−19426(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/18 E04F 15/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱材の上面に積層した金属板よりなる均
    熱板に設けた凹部に熱媒を通すための循環パイプをはめ
    込んで床暖房パネルを構成し、この暖房床パネルの上面
    に、反りや表面のクラックや膨潤や収縮等の変形がしに
    くい木質の表層材の下面側に耐熱性と熱伝導性を備えた
    クッション層を積層してなる床材を敷設したことを特徴
    とする暖房床の構造。
JP25978289A 1989-10-04 1989-10-04 暖房床の構造 Expired - Lifetime JP2781026B2 (ja)

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