JPH0236816Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236816Y2
JPH0236816Y2 JP19869885U JP19869885U JPH0236816Y2 JP H0236816 Y2 JPH0236816 Y2 JP H0236816Y2 JP 19869885 U JP19869885 U JP 19869885U JP 19869885 U JP19869885 U JP 19869885U JP H0236816 Y2 JPH0236816 Y2 JP H0236816Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wooden
heat
plate
generating
heating element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19869885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62105224U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19869885U priority Critical patent/JPH0236816Y2/ja
Publication of JPS62105224U publication Critical patent/JPS62105224U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236816Y2 publication Critical patent/JPH0236816Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は発熱床構造に関する。
従来技術とその問題点 従来、発熱床構造としては、例えば、実公昭53
−2418号公報に記載の発熱床材を床下地上に複数
枚並列に敷設してなるものがある。
しかしながら、前記発熱床材は面発熱体を側端
部まで配することができないので、床材同士の継
手部で低温度になり、床表面の温度分布が不均一
になり、使用上好ましくなかつた。
又、前記発熱床材の木質材は加熱、冷却により
生じる吸放湿によつて反り、変形を生じやすく、
発熱床材の長辺両端部を床下地に釘打ち等で固定
しても、発熱床材の中央部に膨出やへこみを生じ
やすい。このため、この発熱床材を敷設してなる
床表面が波打ち、歩行しにくくなるとともに、面
発熱体と表面材との間に隙間を生じて熱効率が低
下し、美観も損なわれていた。
しかも、床面を構成する前記発熱床材は、上下
に位置する木質板の間に面発熱体を接着剤を介し
て貼着一体化したものであるので、発熱床構造の
内部を点検、補修することが困難であるという問
題点があつた。
問題点を解決するための手段 本考案にかかる発熱床構造は、前記問題点を解
決するため、長尺な木質基材の上面長手方向の両
縁部に設けた木質枠体間に、この木質枠体の上面
より突出するようにクツシヨン材と面発熱体とを
順次積み重ねてなる発熱板を、床下地上に複数枚
並列に敷設するとともに、敷設した複数枚の前記
発熱板にわたるように配した木質板状体を、前記
クツシヨン材を圧縮、変形させて前記発熱板上に
固定した構成としてある。
作 用 したがつて、本考案にかかる発熱床構造は、床
下地上に並列に敷設した発熱板が、床下地と複数
枚の前記発熱板にわたるように配した木質板状体
とで挟持固定されており、木質板状体裏面に発熱
板の面発熱体が密接保持されることになる。
実施例 以下、本考案にかかる一実施例を第1図および
第2図の添付図面に従つて説明する。
本実施例は、根太11aを並設してなる床下地
11上に、発熱板1を複数枚並列に敷設するとと
もに、敷設した複数枚の発熱板1にわたるように
配した木質板状体10を前記発熱板1に固定した
構成としてある。
すなわち、発熱板1は、長尺な木質基材2の上
面長手方向の両縁部に配した木質枠体3,3の間
にクツシヨン材4と面発熱体6とを順次積み重ね
てなるものである。
木質基材2は厚さが5mmないし15mmの長尺な合
板、パーテイクルボード等からなり、その上面長
手方向の両縁部には、高さが5mmないし15mmの木
材、合板等からなる木質枠体3,3が、長手方向
に沿つて釘12にて固定されている。なお、固定
方法は釘のみに限らず、接着剤、ビスまたはこれ
らを併用して固定してもよい。
そして、木質基材2と木質枠体3,3とで囲ま
れた空間部に、その一端部を残してクツシヨン材
4、面発熱体6が積み重ねられている一方、断熱
材4、面発熱体6を積み重ねないで残る空間部が
配線収納部9となつている。この配線収納部9は
木質枠体3,3に設けた切り欠きからなる挿通部
3aを有し、この挿通部3aは後述するリード線
5a,7aが挿通可能となつている。
なお、木質枠体3,3の高さ寸法は、クツシヨ
ン材4および面発熱体6を積み重ねてなる高さ寸
法よりも1mmないし10mm程度低くしてあり、木質
板状体10を木質枠体3,3の上面に固着一体化
した場合に、面発熱体6が木質板状体10の裏面
にクツシヨン材4の復元力を利用して圧接するよ
うになつている。
クツシヨン材4は、木質基材2と木質板状体9
との圧接によつて容易に変形するとともに、若干
の復元力を有するものであればよく、例えば、イ
ンシユレーシヨンボード、グラスウール板等の繊
維板状体、ウレタンフオーム、フエノールフオー
ム等の発泡プラスチツク体等が使用される。そし
て、クツシヨン材4は、その上面中央部に約500
mm間隔で温度センサー(図示せず)を埋設し、そ
の短辺の一側端部からリード線5aを配線収納部
9内に引き出してある。
面発熱体6は、表面を樹脂シートで被覆して耐
水絶縁化し、その短辺の一側端部からリード線7
aを配線収納部9内に引き出してある面発熱シー
ト7と、この面発熱シート7の上面を覆う平面形
状を有し、必要に応じて設ける金属シート7bと
からなるもので、前記クツシヨン材4上に載置さ
れている。
更に、発熱板1の木質枠体3を覆うとともに、
前記金属シート7bの側端部に重なり合うように
熱伝導シート8が配されている。
熱伝導シート8は、面発熱シート7の熱を金属
シート7bを介して木質板状体10に伝達し、温
度分布を均一にするもので、熱伝導率の高いもの
が好ましく、例えば、アルミ板、アルミ箔、金
網、フエノール樹脂板等が使用される。本実施例
では、熱伝導シート8を木質枠体3上に部分的に
配してあるが、熱伝導シート8で発熱板1を全面
的に覆う様にしてもよく、また、金属シート7b
を側方に延在させてなる熱伝導シート8を重ね合
わせるようにしてもよい。さらに、面発熱シート
7の上面あるいは木質板状体10の裏面に熱伝導
シート8を予じめ貼着一体化しておいてもよい。
また、熱伝導シート8に多数の孔を設けておく
と、木質板状体10の湿気等が抜けやすくなり、
反りを効果的に防止できるという利点がある。
木質板状体10は、木質枠体3,3の上面に熱
伝導シート8を介して釘、ビスまたはこれらに接
着剤を併用して複数枚の発熱板1に直交するよう
に固着一体化されるものである。ただし、木質板
状体10の裏面と面発熱体6の表面とは固着一体
化されておらず、各部材の当接面がそれぞれ摺動
するように配されている。そして、面発熱体6が
故障した場合には配線収納部9の上方に位置する
木質板状体10を取り外し、面発熱体6のみ、又
は面発熱体6をクツシヨン材4とともに引き出
し、改修、取り換えた後、再び挿入できる様にし
てある。そして、木質板状体10はクツシヨン材
4および面発熱体6を圧接する際の機械的強度お
よび熱伝達性の見地より、厚さが5mmないし15mm
程度の合板等が好ましい。
なお、複合フローリング板やえんこう板からな
る木質板状体10がそのまま床仕上げ材になる場
合は、その側端面に本実加工を施し、敷設した場
合に釘頭が見えないようにする。また、化粧性を
高めるために木質板状体10の表面に木質単板、
WPC、合成樹脂化粧シート等を貼着一体化して
おいてもよい。
一方、合板、パーテイクルボード等の素板から
なる木質板状体10の表面にカーペツト等の仕上
げ材を敷設する場合は、木質板状体10の上面か
ら直接に任意のピツチで釘止め、ネジ止めできる
ので、施工が簡単になるとともに、補修時の取り
はずしが容易になる。また、木質板状体10の取
り付けピツチを小さくすると、波打ちや反りが発
生しにくく、強固に固定できるという利点があ
る。
床下地11は図示しない大引やコンクリートス
ラブに並設した根太11aからなるものであり、
断熱性を高めるために根太11a,11a間にグ
ラスウール等の断熱材11bが設けられている。
なお、発熱板1は根太11aのみからなる床下地
11に直接敷設してもよいが、根太11a上に厚
さ9〜15mmの合板(図示せず)を設けてなる床下
地11に敷設してもよい。
施工方法としては、発熱板1を床下地11の根
太11aに釘12にて固定した後、この発熱板1
の挿通部である切り欠き3aと他の発熱板1の切
り欠き3aとが連通するように並列に位置決めし
て釘止めする。以後、同様な作業を繰り返して敷
設してゆく。
そして、配線収納部9に引き出された各リード
線5a,7aを、切り欠きからなる挿通部3aを
介し、配線収納部9内で適宜結線し、外方へ引き
出す。
更に、熱伝導シート8の両側端部を面発熱体6
の側端部に重ね合わせるとともに、木質枠体3,
3上に載置した後、木質板状体10を発熱板1,
1に直交する方向に配して釘13にて固定した
後、前記木質板状体10の雄実部に他の木質板状
体10の雌実部を嵌合し、木質板状体10を釘1
3にて順次敷設する。そして、点検や補修などの
メインテナンスを容易にするため、配線収納部9
の上方に位置する木質板状体10を表面から化粧
ビス等で着脱可能に固定し、施工を完了する。
なお、本実施例において、熱伝導シート8は必
ずしも必要でなく、必要に応じて設ければよい。
前述の実施例によれば、クツシヨン材4、面発
熱体6を積み重ねないで形成した配線収納部9を
一端側に設けてあるので、現場施工の際に配線収
納部9を適宜カツトすれば、寸法調整ができ、施
工性がより一層良好になる。
なお、前述の実施例では、配線収納部9を発熱
板1の端部に設ける場合を示したが、必ずしもこ
れに限らず、その中央部に設けてもよく、又、発
熱板1に設けないで床下や壁内に設けてもよい。
また、配線収納部9は木質基材2に敷設したク
ツシヨン材4と枠体3,3とで囲まれた空間部か
らなるものであつてもよいことは勿論である。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、一枚の木質板状体が複数の発熱板にわたつて
連続しているので、発熱板の面発熱体が当接して
いない部分にも熱が容易に伝達し、床表面の温度
分布が均一になる。
又、加熱、冷却により発熱板および木質板状体
が吸放湿しても、発熱板と複数枚の発熱板にわた
るように配した木質板状体とが相互に変形を規制
するので、床表面の波打ちが生じにくくなり、歩
行性、美観性を損うことが少ない。
しかも、クツシヨン材の圧縮、変形にて生じる
復元力に抗して木質板状体を発熱板上に固定する
ので、発熱板および木質板状体に反り、変形が生
じても、木質板状体の下面に面発熱体が常時圧接
することとなり、伝熱効率が低下しない。
さらに、木質板状体は発熱体の木質枠体に釘等
で固着されているが、面発熱体には貼着されてい
ないので、前記木質板状体を取り外すことによ
り、点検、補修を容易に行なうことができ、従来
例よりもメインテナンスを簡単に行なうことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案にかかる発熱床構
造にかかる一実施例を示す斜視図および断面図で
ある。 1……発熱板、2……木質基材、3……木質枠
体、4……クツシヨン材、6……面発熱体、7a
……リード線、9……配線収納部、10……木質
板状体、11……床下地。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長尺な木質基材の上面長手方向の両縁部に設
    けた木質枠体間に、この木質枠体の上面より突
    出するようにクツシヨン材と面発熱体とを順次
    積み重ねてなる発熱板を、床下地上に複数枚並
    列に敷設するとともに、敷設した複数枚の前記
    発熱板にわたるように配した木質板状体を、前
    記クツシヨン材を圧縮、変形させて前記発熱板
    上に固定したことを特徴とする発熱床構造。 (2) 前記発熱板が、前記木質枠体間に前記面発熱
    体のリード線を収納可能な配線収納部を設けた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の発熱床構造。 (3) 前記木質板状体のうち、少なくとも前記配線
    収納部の上方に位置する木質板状体が、前記木
    質枠体上に着脱可能に固定されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第2項に記載
    の発熱床構造。
JP19869885U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH0236816Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19869885U JPH0236816Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19869885U JPH0236816Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62105224U JPS62105224U (ja) 1987-07-04
JPH0236816Y2 true JPH0236816Y2 (ja) 1990-10-05

Family

ID=31159627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19869885U Expired JPH0236816Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0236816Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743990Y2 (ja) * 1988-04-11 1995-10-09 古河電気工業株式会社 発熱シート
JP4760470B2 (ja) * 2006-03-24 2011-08-31 パナソニック株式会社 面状発熱体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62105224U (ja) 1987-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2865058A (en) Composite floors
US4865120A (en) Floor structure for heating
JPH0236816Y2 (ja)
JPH0612178B2 (ja) 暖房用床構造体
JPH0548003Y2 (ja)
JPH0616463Y2 (ja) 発熱床構造
JP2886410B2 (ja) 発熱床板およびその床構造
JP3115837U (ja) 床暖房用パネル
JPH11264556A (ja) 暖房床用パネル
JPH0530313Y2 (ja)
JPH062233Y2 (ja) 発熱床材
JPS6346567Y2 (ja)
JPH0622759Y2 (ja) 床暖房用下地材
JPH0213617Y2 (ja)
JPH0116308Y2 (ja)
JP3412864B2 (ja) 暖房マットおよび暖房マットの設置構造
JP3025728U (ja) 建築用下地板
JPH08218608A (ja) 木質暖房床材とその施工方法
JP2001355330A (ja) 床暖房用木質系仕上材
JP2507266B2 (ja) 部分発熱床材および部分発熱床材の製造方法
JPS6349446Y2 (ja)
JP2003287235A (ja) 床暖房用断熱パネル及びそれを利用した床暖房構造
JP3145645U (ja) 床暖房用無垢床材支持パネル及び床暖房システム
JPS6354526A (ja) 暖房床
JP2511767Y2 (ja) 木質床暖房パネル