JPH0743990Y2 - 発熱シート - Google Patents
発熱シートInfo
- Publication number
- JPH0743990Y2 JPH0743990Y2 JP1988048502U JP4850288U JPH0743990Y2 JP H0743990 Y2 JPH0743990 Y2 JP H0743990Y2 JP 1988048502 U JP1988048502 U JP 1988048502U JP 4850288 U JP4850288 U JP 4850288U JP H0743990 Y2 JPH0743990 Y2 JP H0743990Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- heat
- heating
- insulating material
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床面より室内を暖房する電気床暖房用発熱シ
ートの改良に関する。
ートの改良に関する。
電気床暖房は、スペースをとらない、ボイラーなどに比
較して保守が不要である、室内空気の上下の温度差が小
さい、換気が不要であるなどの利点により、急速に普及
している。従来の電気床暖房は、例えば第２図（ａ）、
（ｂ）に示すように、面状発熱体（１）の両面を外被絶
縁材（２）により被覆して形成した発熱シート（３）を
用いている。施工方法は、根太（６）間に布設された断
熱材（４）上にこの発熱シート（３）を配置し、その上
に全面にわたり表面床材（５）が張られている。根太
（６）上には発熱シート（３）は布設されていない。こ
のように布設された発熱シート（３）に通電すると、根
太（６）間中央部分がもっとも温度が高く、根太（６）
に近づくにつれて温度が下る床面温度分布を示す。
較して保守が不要である、室内空気の上下の温度差が小
さい、換気が不要であるなどの利点により、急速に普及
している。従来の電気床暖房は、例えば第２図（ａ）、
（ｂ）に示すように、面状発熱体（１）の両面を外被絶
縁材（２）により被覆して形成した発熱シート（３）を
用いている。施工方法は、根太（６）間に布設された断
熱材（４）上にこの発熱シート（３）を配置し、その上
に全面にわたり表面床材（５）が張られている。根太
（６）上には発熱シート（３）は布設されていない。こ
のように布設された発熱シート（３）に通電すると、根
太（６）間中央部分がもっとも温度が高く、根太（６）
に近づくにつれて温度が下る床面温度分布を示す。
従って、上記のような構造の発熱シートを用いた電気床
暖房には次のような問題点が生じる。すなわち、 イ）床暖房しているにもかかわらず、根太上の温度はほ
とんど上昇しないため、不快感を生じる。
暖房には次のような問題点が生じる。すなわち、 イ）床暖房しているにもかかわらず、根太上の温度はほ
とんど上昇しないため、不快感を生じる。
ロ）また、部屋暖房のためには、根太部分に発熱シート
が布設されない分を補うため、発熱シートを余計に発熱
させるが、その結果、表面床材（５）に反り、縮みが生
じる。
が布設されない分を補うため、発熱シートを余計に発熱
させるが、その結果、表面床材（５）に反り、縮みが生
じる。
本考案は以上のような点にかんがみてなされたもので、
その目的とするところは、均一な床面温度が得られる電
気床暖房用発熱シートを提供することにある。
その目的とするところは、均一な床面温度が得られる電
気床暖房用発熱シートを提供することにある。
上記目的を達成するために本考案によれば、面状発熱体
の両面を外被絶縁材により被覆した電気床暖房用発熱シ
ートにおいて、面状発熱体は、２本の帯状発熱体を外被
絶縁材の両側端寄りに平行に配置することにより形成さ
れ、外被絶縁材の片側はシート面均熱シートで被われ、
かつ、該外被絶縁材の側端部には根太上均熱シートが取
付けられていることを特徴とする発熱シートが提供され
る。
の両面を外被絶縁材により被覆した電気床暖房用発熱シ
ートにおいて、面状発熱体は、２本の帯状発熱体を外被
絶縁材の両側端寄りに平行に配置することにより形成さ
れ、外被絶縁材の片側はシート面均熱シートで被われ、
かつ、該外被絶縁材の側端部には根太上均熱シートが取
付けられていることを特徴とする発熱シートが提供され
る。
その作用を第１図（ａ）、（ｂ）により説明する。帯状
発熱体である２本のカーボンヒータ（11）は外被絶縁材
（12）の両側端寄に配置されているため、発熱シート
（13）の両側端寄りだけが発熱する。しかしながら、発
熱シート（13）の床面側は熱伝導性のよいシート面均熱
シートにより被われているため、発熱しない中央部分お
よび両側端にも熱が分散される。また、発熱シート（1
3）は発熱部分が根太の近くに位置するように布設さ
れ、かつ、発熱シート（13）の側端部に取付けられた熱
伝導性の良い根太上均熱シートが根太表面を被うため、
根太上にも熱が分散される。その結果、床面温度は全体
にわたり均一化されることになる。本考案において、発
熱シート中央部で発熱させない理由は、中央部での温度
がもっとも高くなり、両側端との温度差が大きくなるの
を避けるためである。
発熱体である２本のカーボンヒータ（11）は外被絶縁材
（12）の両側端寄に配置されているため、発熱シート
（13）の両側端寄りだけが発熱する。しかしながら、発
熱シート（13）の床面側は熱伝導性のよいシート面均熱
シートにより被われているため、発熱しない中央部分お
よび両側端にも熱が分散される。また、発熱シート（1
3）は発熱部分が根太の近くに位置するように布設さ
れ、かつ、発熱シート（13）の側端部に取付けられた熱
伝導性の良い根太上均熱シートが根太表面を被うため、
根太上にも熱が分散される。その結果、床面温度は全体
にわたり均一化されることになる。本考案において、発
熱シート中央部で発熱させない理由は、中央部での温度
がもっとも高くなり、両側端との温度差が大きくなるの
を避けるためである。
以下図面に示した実施例に基づいて本考案を説明する。
第１図（ａ）は本考案にかかる発熱シート（13）の断面
図であり、２本の帯状カーボンヒータ（11）は、発熱シ
ート（13）の両側端寄りに平行に配置され、塩化ビニー
ルの外被絶縁材（12）により被覆されている。外被絶縁
材（12）の片面には50〜100μｍ厚のアルミ箔よりなる
シート面均熱シート（14）が貼られており、その両側端
には50μｍ厚のアルミ箔よりなる根太上均熱シート（1
5）が取付けられている。第１図（ｂ）はこの発熱シー
ト（13）の施工方法を示しており、発熱シート（13）
は、シート面均熱シート（14）を上側にし、カーボンヒ
ータ（11）を根太（６）に平行になるように、断熱材
（４）上に布設される。発熱シート（13）の両側に取付
けられた根太上均熱シート（15）は根太（６）の表面を
覆い、その上に表面床材（５）が張られる。このように
して布設された発熱シート（13）の発熱時の床面温度分
布を第１図（ｂ）に示す。均熱シートを貼らない場合
（実線）、カーボンヒータ（11）の位置する発熱部上が
もっとも温度が高く、根太（６）上の温度はほとんど上
昇せず、温度変化が大きい。一方、均熱シート（14、1
5）を貼った場合（点線）には、均熱シートを伝わって
熱が分散するため、温度分布はなだらかになり、特に、
根太上の温度は、根太上均熱シート（15）を伝わる熱の
ために格段に上昇し、快適な床暖房になる。
図であり、２本の帯状カーボンヒータ（11）は、発熱シ
ート（13）の両側端寄りに平行に配置され、塩化ビニー
ルの外被絶縁材（12）により被覆されている。外被絶縁
材（12）の片面には50〜100μｍ厚のアルミ箔よりなる
シート面均熱シート（14）が貼られており、その両側端
には50μｍ厚のアルミ箔よりなる根太上均熱シート（1
5）が取付けられている。第１図（ｂ）はこの発熱シー
ト（13）の施工方法を示しており、発熱シート（13）
は、シート面均熱シート（14）を上側にし、カーボンヒ
ータ（11）を根太（６）に平行になるように、断熱材
（４）上に布設される。発熱シート（13）の両側に取付
けられた根太上均熱シート（15）は根太（６）の表面を
覆い、その上に表面床材（５）が張られる。このように
して布設された発熱シート（13）の発熱時の床面温度分
布を第１図（ｂ）に示す。均熱シートを貼らない場合
（実線）、カーボンヒータ（11）の位置する発熱部上が
もっとも温度が高く、根太（６）上の温度はほとんど上
昇せず、温度変化が大きい。一方、均熱シート（14、1
5）を貼った場合（点線）には、均熱シートを伝わって
熱が分散するため、温度分布はなだらかになり、特に、
根太上の温度は、根太上均熱シート（15）を伝わる熱の
ために格段に上昇し、快適な床暖房になる。
以上説明したように本考案によれば、２本の帯状発熱体
が外被絶縁材の両側端寄りに平行に配置され、外被絶縁
材の片側にはシート面および根太上均熱シートが取付け
られていいるため、床面温度が均一になり表面床材の反
り、縮みが避けられるという優れた効果がある。
が外被絶縁材の両側端寄りに平行に配置され、外被絶縁
材の片側にはシート面および根太上均熱シートが取付け
られていいるため、床面温度が均一になり表面床材の反
り、縮みが避けられるという優れた効果がある。
第１図（ａ）、（ｂ）は本考案にかかる発熱シートの断
面図および施工状態と温度分布の説明図、第２図
（ａ）、（ｂ）は従来の発熱シートの断面図および施工
状態と温度分布の説明図である。 １……面状発熱体、2,12……外被絶縁材、3,13……発熱
シート、４……断熱材、５……表面床材、６……根太、
11……カーボンヒータ、14……シート面均熱シート、15
……根太上均熱シート。
面図および施工状態と温度分布の説明図、第２図
（ａ）、（ｂ）は従来の発熱シートの断面図および施工
状態と温度分布の説明図である。 １……面状発熱体、2,12……外被絶縁材、3,13……発熱
シート、４……断熱材、５……表面床材、６……根太、
11……カーボンヒータ、14……シート面均熱シート、15
……根太上均熱シート。
Claims (1)
- 【請求項１】面状発熱体の両面を外被絶縁材により被覆
した電気床暖房用発熱シートにおいて、面状発熱体は、
２本の帯状発熱体を外被絶縁材の両側端寄りに平行に配
置することにより形成され、外被絶縁材の片側はシート
面均熱シートで被われ、かつ該外被絶縁材の側端部には
根太上均熱シートが取付けられていることを特徴とする
発熱シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988048502U JPH0743990Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 発熱シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988048502U JPH0743990Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 発熱シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01152495U JPH01152495U (ja) | 1989-10-20 |
| JPH0743990Y2 true JPH0743990Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31274648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988048502U Expired - Lifetime JPH0743990Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 発熱シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743990Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007010182A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Hitachi Cable Ltd | 暖房床材 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6247189U (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-23 | ||
| JPH0236816Y2 (ja) * | 1985-12-23 | 1990-10-05 |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP1988048502U patent/JPH0743990Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01152495U (ja) | 1989-10-20 |
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