JPH10339463A - 壁暖房方法及び壁暖房用ヒータ - Google Patents
壁暖房方法及び壁暖房用ヒータInfo
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- JPH10339463A JPH10339463A JP9184262A JP18426297A JPH10339463A JP H10339463 A JPH10339463 A JP H10339463A JP 9184262 A JP9184262 A JP 9184262A JP 18426297 A JP18426297 A JP 18426297A JP H10339463 A JPH10339463 A JP H10339463A
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- heat
- heater
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部屋の壁から輻射熱で暖房を行なう。
【解決手段】 複数の壁暖房用ヒータ１を部屋の壁に並
設し、これら壁暖房用ヒータ１に通電してこれら壁暖房
用ヒータ１からの輻射熱により部屋を暖房する。
設し、これら壁暖房用ヒータ１に通電してこれら壁暖房
用ヒータ１からの輻射熱により部屋を暖房する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、部屋の暖房を壁側
から行なう壁暖房方法及び壁暖房用ヒータに関するもの
である。
から行なう壁暖房方法及び壁暖房用ヒータに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来の部屋の暖房を壁側から行なう暖房
方法は、壁取付け型の暖房機を壁に配置し、この暖房機
から吹き出させた温風を部屋内に対流させることにより
暖房を行なっていた。
方法は、壁取付け型の暖房機を壁に配置し、この暖房機
から吹き出させた温風を部屋内に対流させることにより
暖房を行なっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、壁取付
け型の暖房機を用いた暖房方法では、空気を対流させる
ために部屋の中に埃や細菌を浮遊させ、喘息患者やアト
ピー患者には不適当な暖房方法であった。また、この暖
房方法では、空気を対流させるためにモータを回してい
るので、騒音や体に悪いといわれる電磁波を発生する問
題点もあった。
け型の暖房機を用いた暖房方法では、空気を対流させる
ために部屋の中に埃や細菌を浮遊させ、喘息患者やアト
ピー患者には不適当な暖房方法であった。また、この暖
房方法では、空気を対流させるためにモータを回してい
るので、騒音や体に悪いといわれる電磁波を発生する問
題点もあった。
【０００４】本発明の目的は、部屋の壁から輻射熱で暖
房を行なえる壁暖房方法及び壁暖房用ヒータを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、部屋の壁から遠赤外
線で暖房を行なえる壁暖房方法及び壁暖房用ヒータを提
供することにある。本発明の他の目的は、部屋の壁から
遠赤外線で、しかも火災の心配もなく安全に暖房を行な
える壁暖房方法及び壁暖房用ヒータを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、通電時の電気抵抗を増大させ
ずに給電できる壁暖房方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、部屋の壁に容易に取り付けることがで
きる壁暖房用ヒータを提供することにある。本発明の他
の目的は、各壁暖房用ヒータの表面を保護できるととも
に美観も向上させることができる壁暖房用ヒータを提供
することにある。本発明の他の目的は、各壁暖房用ヒー
タの電気的接続を美観を低下させずに行なえる壁暖房用
ヒータを提供することにある。
房を行なえる壁暖房方法及び壁暖房用ヒータを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、部屋の壁から遠赤外
線で暖房を行なえる壁暖房方法及び壁暖房用ヒータを提
供することにある。本発明の他の目的は、部屋の壁から
遠赤外線で、しかも火災の心配もなく安全に暖房を行な
える壁暖房方法及び壁暖房用ヒータを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、通電時の電気抵抗を増大させ
ずに給電できる壁暖房方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、部屋の壁に容易に取り付けることがで
きる壁暖房用ヒータを提供することにある。本発明の他
の目的は、各壁暖房用ヒータの表面を保護できるととも
に美観も向上させることができる壁暖房用ヒータを提供
することにある。本発明の他の目的は、各壁暖房用ヒー
タの電気的接続を美観を低下させずに行なえる壁暖房用
ヒータを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る壁暖房方法
では、複数の壁暖房用ヒータを部屋の壁に並設し、これ
ら壁暖房用ヒータに通電してこれら壁暖房用ヒータから
の輻射熱により部屋を暖房する。
では、複数の壁暖房用ヒータを部屋の壁に並設し、これ
ら壁暖房用ヒータに通電してこれら壁暖房用ヒータから
の輻射熱により部屋を暖房する。
【０００６】このようにすると、壁からの輻射熱で部屋
の暖房を行なうことができる。このような輻射熱による
暖房によれば、冬の太陽光線の日だまり箇所にいるよう
な自然な暖かさの暖房を行なうことができる。また、こ
の暖房方法によれば、空気を対流させないため、部屋の
中に埃や細菌を浮遊させることがなく、喘息患者やアト
ピー患者にも適した暖房を行なうことができる。更に、
この暖房方法では、モータが不要になり、騒音の問題も
ない。
の暖房を行なうことができる。このような輻射熱による
暖房によれば、冬の太陽光線の日だまり箇所にいるよう
な自然な暖かさの暖房を行なうことができる。また、こ
の暖房方法によれば、空気を対流させないため、部屋の
中に埃や細菌を浮遊させることがなく、喘息患者やアト
ピー患者にも適した暖房を行なうことができる。更に、
この暖房方法では、モータが不要になり、騒音の問題も
ない。
【０００７】この場合、壁暖房用ヒータの熱源としては
遠赤外線発熱体が好ましい。遠赤外線によれば、暖かさ
を体に浸透させることができる。
遠赤外線発熱体が好ましい。遠赤外線によれば、暖かさ
を体に浸透させることができる。
【０００８】遠赤外線発熱体としては、特に正温度係数
インク層よりなる通電発熱体が好ましい。正温度係数イ
ンク層はＰ型半導体の一種で構成されており、温度が高
くなるにつれて電気抵抗が急増する性質（正温度係数Ｐ
ｏｓｉｔｉｖｅ Ｔｅｍｐｅｒｔｕｒｅ Ｃｏｅｆｆｉ
ｃｉｅｎｔの頭文字をとったＰＴＣ特性）を有するの
で、設定温度に達すると、この電気抵抗の急増により通
電が自動的に止まり、発熱体の温度は設定温度以上に上
昇しない。このような自己温度制御機能により、過熱の
危険性がなく、サーモスタット等の安全対策が原則とし
て不要になる。また、サーモスタットが不要になるから
可動接触部がなくなり、このため故障の恐れがなくな
り、信頼性を向上させることができる。更に、サーモス
タットの可動接触部で耐用年数が左右されることがな
く、耐用年数の向上が図れる。かつまた正温度係数イン
ク層によれば、電磁波の発生が皆無に近いため、電磁波
による健康への悪影響を心配せずに暖房を行なうことが
できる。
インク層よりなる通電発熱体が好ましい。正温度係数イ
ンク層はＰ型半導体の一種で構成されており、温度が高
くなるにつれて電気抵抗が急増する性質（正温度係数Ｐ
ｏｓｉｔｉｖｅ Ｔｅｍｐｅｒｔｕｒｅ Ｃｏｅｆｆｉ
ｃｉｅｎｔの頭文字をとったＰＴＣ特性）を有するの
で、設定温度に達すると、この電気抵抗の急増により通
電が自動的に止まり、発熱体の温度は設定温度以上に上
昇しない。このような自己温度制御機能により、過熱の
危険性がなく、サーモスタット等の安全対策が原則とし
て不要になる。また、サーモスタットが不要になるから
可動接触部がなくなり、このため故障の恐れがなくな
り、信頼性を向上させることができる。更に、サーモス
タットの可動接触部で耐用年数が左右されることがな
く、耐用年数の向上が図れる。かつまた正温度係数イン
ク層によれば、電磁波の発生が皆無に近いため、電磁波
による健康への悪影響を心配せずに暖房を行なうことが
できる。
【０００９】各壁暖房用ヒータは並列接続して通電する
ことが好ましい。このようにすると通電時の電気抵抗を
増大させずに給電することができる。
ことが好ましい。このようにすると通電時の電気抵抗を
増大させずに給電することができる。
【００１０】このような壁暖房方法実施に用いる壁暖房
用ヒータは、断熱板の片面（表面）に通電発熱体が支持
され、また断熱板には通電発熱体が存在しない箇所に壁
固定代部が設けられた構造となっている。
用ヒータは、断熱板の片面（表面）に通電発熱体が支持
され、また断熱板には通電発熱体が存在しない箇所に壁
固定代部が設けられた構造となっている。
【００１１】このような構造にすると、断熱板に設けた
壁固定代部を利用して、例えば「間柱」といわれる壁形
成梁材に釘等で固定することにより、容易に施工するこ
とができる。また、壁に存在する通電発熱体からの輻射
熱で部屋の暖房を行なうことができる。
壁固定代部を利用して、例えば「間柱」といわれる壁形
成梁材に釘等で固定することにより、容易に施工するこ
とができる。また、壁に存在する通電発熱体からの輻射
熱で部屋の暖房を行なうことができる。
【００１２】この場合、断熱板の片面（表面）に、通電
発熱体も含めて覆う耐熱性表面層を支持させることが好
ましい。このようにすると、壁暖房用ヒータの美観を向
上させることができる。耐熱性表面層としては、石膏ボ
ードでも、耐熱性合板でも、耐熱性クロスでもいずれで
もよい。耐熱性クロスは印刷を施すことが容易となり部
屋の雰囲気をより一層向上させることができる。
発熱体も含めて覆う耐熱性表面層を支持させることが好
ましい。このようにすると、壁暖房用ヒータの美観を向
上させることができる。耐熱性表面層としては、石膏ボ
ードでも、耐熱性合板でも、耐熱性クロスでもいずれで
もよい。耐熱性クロスは印刷を施すことが容易となり部
屋の雰囲気をより一層向上させることができる。
【００１３】また、通電発熱体に対する通電端子は断熱
板の裏面に設けることが好ましい。このようにすると、
電機の配線が表側に表れず、美観の低下を防止すること
ができる。
板の裏面に設けることが好ましい。このようにすると、
電機の配線が表側に表れず、美観の低下を防止すること
ができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１及び図２は、本発明に係る壁
暖房用ヒータにおける実施の形態の第１例を示したもの
である。
暖房用ヒータにおける実施の形態の第１例を示したもの
である。
【００１５】この壁暖房用ヒータ１は、断熱ウレタンの
如き断熱板２の片面（部屋に面する表面）に２枚の遠赤
外線発熱体よりなる通電発熱体３が並設されて接着等に
より支持され、また断熱板２の片面（表面）には各通電
発熱体３も含めて覆う耐熱性表面層４として石膏ボード
４ａが接着剤により支持され、更に断熱板２と石膏ボー
ド４ａには通電発熱体３が存在しない箇所に壁固定代部
５が設けられた構造になっている。通電発熱体に対する
通電端子６ａ、６ｂは、断熱板２の通電発熱体３が存在
する側と反対側の面（裏面）に設けられ、ジョイントボ
ックス７に接続されている。
如き断熱板２の片面（部屋に面する表面）に２枚の遠赤
外線発熱体よりなる通電発熱体３が並設されて接着等に
より支持され、また断熱板２の片面（表面）には各通電
発熱体３も含めて覆う耐熱性表面層４として石膏ボード
４ａが接着剤により支持され、更に断熱板２と石膏ボー
ド４ａには通電発熱体３が存在しない箇所に壁固定代部
５が設けられた構造になっている。通電発熱体に対する
通電端子６ａ、６ｂは、断熱板２の通電発熱体３が存在
する側と反対側の面（裏面）に設けられ、ジョイントボ
ックス７に接続されている。
【００１６】なお、耐熱性表面層４としては、石膏ボー
ド４ａに限らず、耐熱性合板、耐熱性クロス等を用いる
ことができる。耐熱性クロスは、印刷を施すことが容易
となり、部屋の雰囲気をより一層向上させることができ
る。
ド４ａに限らず、耐熱性合板、耐熱性クロス等を用いる
ことができる。耐熱性クロスは、印刷を施すことが容易
となり、部屋の雰囲気をより一層向上させることができ
る。
【００１７】図３は、前述した遠赤外線発熱体よりなる
通電発熱体３の好ましい例を示したものである。
通電発熱体３の好ましい例を示したものである。
【００１８】この遠赤外線発熱体よりなる通電発熱体３
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の耐熱性のある
樹脂フィルム９の片面に、櫛歯状の正電極１０ａと負電
極１０ｂとが相互の隙間に嵌め合わせるようにスクリー
ン印刷で設けられ、その上にＰＴＣ（Ｐｏｓｉｔｉｖｅ
Ｔｅｍｐｅｒｔｕｒｅ Ｃｏｅｆｆｉｃｉｅｎｔ）イ
ンクと呼ばれる正温度係数インクをスクリーン印刷して
正温度係数インク層１１が設けられ、更にその上にポリ
エチレンテレフタレート樹脂等の耐熱性のある樹脂保護
層（図示さず）が設けられた構造になっている。正温度
係数インク層１１は、カーボンマイクロビーズと、バイ
ンダーとしてのシリコーン系樹脂と、希釈材としてのパ
ラフィン系溶剤との混合体により形成されている。通電
発熱体３の正電極１０ａと負電極１０ｂとの端部には通
電端子６ａ、６ｂが接続されている。
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の耐熱性のある
樹脂フィルム９の片面に、櫛歯状の正電極１０ａと負電
極１０ｂとが相互の隙間に嵌め合わせるようにスクリー
ン印刷で設けられ、その上にＰＴＣ（Ｐｏｓｉｔｉｖｅ
Ｔｅｍｐｅｒｔｕｒｅ Ｃｏｅｆｆｉｃｉｅｎｔ）イ
ンクと呼ばれる正温度係数インクをスクリーン印刷して
正温度係数インク層１１が設けられ、更にその上にポリ
エチレンテレフタレート樹脂等の耐熱性のある樹脂保護
層（図示さず）が設けられた構造になっている。正温度
係数インク層１１は、カーボンマイクロビーズと、バイ
ンダーとしてのシリコーン系樹脂と、希釈材としてのパ
ラフィン系溶剤との混合体により形成されている。通電
発熱体３の正電極１０ａと負電極１０ｂとの端部には通
電端子６ａ、６ｂが接続されている。
【００１９】図４乃至図７は、前述した壁暖房用ヒータ
１を用いて壁暖房を行なう際の施工例を示したものであ
る。
１を用いて壁暖房を行なう際の施工例を示したものであ
る。
【００２０】通常、部屋の壁を形成する際には、図４及
び図５に示すように間柱といわれる壁形成梁材１２が用
いられており、本発明ではこれら壁形成梁材１２の表面
に沿って壁暖房用ヒータ１を図４及び図６に示すように
順次並べながら、これら壁暖房用ヒータ１をその壁固定
代部５で釘１３等で該壁形成梁材１２に固定する。この
ように壁暖房用ヒータ１を壁形成梁材１２に固定する作
業を行いつつ、図７に示すように各壁暖房用ヒータ１の
通電発熱体３は、ジョイントボックス７で給電ケーブル
１４に並列接続する。この場合給電ケーブル１４は、壁
形成梁材１２を通過するところで給電ケーブル埋設溝８
に埋めこまれる。このようにして部屋の壁に壁暖房用ヒ
ータ１を並設する。
び図５に示すように間柱といわれる壁形成梁材１２が用
いられており、本発明ではこれら壁形成梁材１２の表面
に沿って壁暖房用ヒータ１を図４及び図６に示すように
順次並べながら、これら壁暖房用ヒータ１をその壁固定
代部５で釘１３等で該壁形成梁材１２に固定する。この
ように壁暖房用ヒータ１を壁形成梁材１２に固定する作
業を行いつつ、図７に示すように各壁暖房用ヒータ１の
通電発熱体３は、ジョイントボックス７で給電ケーブル
１４に並列接続する。この場合給電ケーブル１４は、壁
形成梁材１２を通過するところで給電ケーブル埋設溝８
に埋めこまれる。このようにして部屋の壁に壁暖房用ヒ
ータ１を並設する。
【００２１】図８及び図９は部屋の壁を形成する際、間
柱といわれる壁形成梁材１２が壁暖房用ヒータ１の中間
にある場合の通電端子６ａ、６ｂ及び給電ケーブル１４
の接続方法を示したものである。即ち、壁形成梁材１２
を通過するところでは通電端子６ａ、６ｂ及び給電ケー
ブル１４はすべて給電ケーブル埋設溝８に埋めこまれ
る。
柱といわれる壁形成梁材１２が壁暖房用ヒータ１の中間
にある場合の通電端子６ａ、６ｂ及び給電ケーブル１４
の接続方法を示したものである。即ち、壁形成梁材１２
を通過するところでは通電端子６ａ、６ｂ及び給電ケー
ブル１４はすべて給電ケーブル埋設溝８に埋めこまれ
る。
【００２２】かかる状態で、壁暖房用ヒータ１に通電す
ると、各通電発熱体３の正温度係数インク層１１に通電
がなされて遠赤外線を発生し、輻射熱により部屋を暖房
する。各壁暖房用ヒータ１の設定温度は、例えば４０
℃、６０℃、８０℃等と適宜温度に設定することができ
る。また、正温度係数インク層１１は前述したようにＰ
ＴＣ特性を有するので、設定温度に達すると、この電気
抵抗の急増により通電が自動的に止まり、発熱体の温度
は設定温度以上に上昇しない。このような自己温度制御
機能により、過熱の危険性がなく、サーモスタット等の
安全対策が原則として不要となる。また、このような輻
射熱による暖房によれば、冬の太陽光線の日だまり箇所
にいるような自然な暖かさの暖房を行なうことができ
る。また、この暖房方法によれば、空気を対流させない
ため、空気の中に埃や細菌を浮遊させることがなく、喘
息患者やアトピー患者にも適した暖房を行なうことがで
きる。
ると、各通電発熱体３の正温度係数インク層１１に通電
がなされて遠赤外線を発生し、輻射熱により部屋を暖房
する。各壁暖房用ヒータ１の設定温度は、例えば４０
℃、６０℃、８０℃等と適宜温度に設定することができ
る。また、正温度係数インク層１１は前述したようにＰ
ＴＣ特性を有するので、設定温度に達すると、この電気
抵抗の急増により通電が自動的に止まり、発熱体の温度
は設定温度以上に上昇しない。このような自己温度制御
機能により、過熱の危険性がなく、サーモスタット等の
安全対策が原則として不要となる。また、このような輻
射熱による暖房によれば、冬の太陽光線の日だまり箇所
にいるような自然な暖かさの暖房を行なうことができ
る。また、この暖房方法によれば、空気を対流させない
ため、空気の中に埃や細菌を浮遊させることがなく、喘
息患者やアトピー患者にも適した暖房を行なうことがで
きる。
【００２３】図１０は本発明に係る壁暖房用ヒータにお
ける実施の形態の第２例を示したものである。
ける実施の形態の第２例を示したものである。
【００２４】この壁暖房用ヒータ１は、断熱板２の片面
（部屋に面する表面）に酸化鉄の被覆等で遠赤外線発生
処理を施したニクロム線１５よりなる通電発熱体３が碍
子等の適宜な手段で支持され、ニクロム線１５には過熱
を避けるためにサーモスタット１６が接続され、また断
熱板２の片面（表面）には各通電発熱体３も含めて覆う
耐熱性表面層４としてアルミ板等４ｂの均熱ボードが固
定手段で支持され、更に断熱板２と均熱ボード４ｂには
通電発熱体３が存在しない箇所に壁固定代部５が設けら
れた構造になっている。図示しないが、通電発熱体３に
対する通電端子６ａ、６ｂは、第１例の場合と同様に、
断熱板２の通電発熱体３が存在する側と反対側の面（裏
面）に設けられ、ジョイントボックス７に接続されてい
る。このような壁暖房用ヒータ１も、第１例の場合と同
様に、部屋の壁に並設して壁からの暖房を行なう。
（部屋に面する表面）に酸化鉄の被覆等で遠赤外線発生
処理を施したニクロム線１５よりなる通電発熱体３が碍
子等の適宜な手段で支持され、ニクロム線１５には過熱
を避けるためにサーモスタット１６が接続され、また断
熱板２の片面（表面）には各通電発熱体３も含めて覆う
耐熱性表面層４としてアルミ板等４ｂの均熱ボードが固
定手段で支持され、更に断熱板２と均熱ボード４ｂには
通電発熱体３が存在しない箇所に壁固定代部５が設けら
れた構造になっている。図示しないが、通電発熱体３に
対する通電端子６ａ、６ｂは、第１例の場合と同様に、
断熱板２の通電発熱体３が存在する側と反対側の面（裏
面）に設けられ、ジョイントボックス７に接続されてい
る。このような壁暖房用ヒータ１も、第１例の場合と同
様に、部屋の壁に並設して壁からの暖房を行なう。
【００２５】図１１は本発明に係る壁暖房用ヒータにお
ける応用の１例を示したものであａる。即ちすでに説明
した様に本発明の壁暖房用ヒータはパーティション即ち
簡易間仕切りとして活用する事も出来る。また１板の壁
暖房用ヒータに使用する通電発熱体は１枚でも２枚でも
それ以上の枚数でもケース・バイ・ケースで価値的に判
断すれば良い。又すでに説明した事は壁暖房用ヒータの
片側即ち室内側を発熱し、その裏側は断熱する方法であ
るが、両面発熱とする事も容易に出来るので、特に簡易
間仕切りに応用する場合、状況に応じた対応が可能であ
る。
ける応用の１例を示したものであａる。即ちすでに説明
した様に本発明の壁暖房用ヒータはパーティション即ち
簡易間仕切りとして活用する事も出来る。また１板の壁
暖房用ヒータに使用する通電発熱体は１枚でも２枚でも
それ以上の枚数でもケース・バイ・ケースで価値的に判
断すれば良い。又すでに説明した事は壁暖房用ヒータの
片側即ち室内側を発熱し、その裏側は断熱する方法であ
るが、両面発熱とする事も容易に出来るので、特に簡易
間仕切りに応用する場合、状況に応じた対応が可能であ
る。
【００２６】
【発明の効果】本発明に係る壁暖房方法では、複数の壁
暖房用ヒータを部屋の壁に並設して、これら壁暖房用ヒ
ータに通電して、これら壁暖房用ヒータからの輻射熱に
より部屋を暖房するので、冬の太陽光線の日だまり箇所
にいるような自然な暖かさの暖房を行うことができる。
また、この暖房方法によれば、空気を対流させないた
め、部屋の中に埃や細菌を浮遊させることがなく、喘息
患者やアトピー患者にも適した暖房を行うことができ
る。更に、この暖房方法では、モータが不要になり、騒
音の問題もない利点がある。
暖房用ヒータを部屋の壁に並設して、これら壁暖房用ヒ
ータに通電して、これら壁暖房用ヒータからの輻射熱に
より部屋を暖房するので、冬の太陽光線の日だまり箇所
にいるような自然な暖かさの暖房を行うことができる。
また、この暖房方法によれば、空気を対流させないた
め、部屋の中に埃や細菌を浮遊させることがなく、喘息
患者やアトピー患者にも適した暖房を行うことができ
る。更に、この暖房方法では、モータが不要になり、騒
音の問題もない利点がある。
【図１】本発明に係る壁暖房用ヒータにおける実施の形
態の第１例を示す斜視図である
態の第１例を示す斜視図である
【図２】図１に示す壁暖房用ヒータの要部拡大縦断面図
である。
である。
【図３】図１に示す壁暖房用ヒータの内部構成を示す平
面図である。
面図である。
【図４】図１に示す壁暖房要ヒータを用いて壁暖房を行
なう際の施工例を示した斜視図である。
なう際の施工例を示した斜視図である。
【図５】図４で壁暖房用ヒータを壁形成梁材に固定した
状態を示す拡大縦断面図である
状態を示す拡大縦断面図である
【図６】壁暖房用ヒータを壁に並設した状態の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図７】壁に並設した各壁暖房用ヒータの電気的接続状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図８】壁形成梁材をさけて壁暖房用ヒータの電気的接
続をする状態を示す斜視図である。
続をする状態を示す斜視図である。
【図９】壁形成梁材をさけて壁暖房用ヒータの電気的接
続状態を示す説明図である。
続状態を示す説明図である。
【図１０】本発明に係る壁暖房用ヒータにおける実施の
形態の第２例を示す一部切欠斜視図である。
形態の第２例を示す一部切欠斜視図である。
【図１１】壁暖房用ヒータを簡易間仕切りにしてトイレ
ブースに使用した状態を示す斜視図である。
ブースに使用した状態を示す斜視図である。
１ 壁暖房用ヒータ ２ 断熱板 ３ 遠赤外線発熱体よりなる通電発熱体 ４ 耐熱性表面層 ５ 壁固定代部 ６ａ、６ｂ 通電端子 ７ ジョイントボックス ８ 給電ケーブル埋設溝 ９ 樹脂フィルム １０ａ 正電極 １０ｂ 負電極 １１ 正温度係数インク層 １２ 壁形成梁材 １３ 釘 １４ 給電ケーブル １５ ニクロム線 １６ サーモスタット
Claims (13)
- 【請求項１】 複数の壁暖房用ヒータを部屋の壁に併設
し、これら壁暖房用ヒータに通電してこれら壁暖房用ヒ
ータからの輻射熱により部屋を暖房することを特徴とす
る壁暖房方法。 - 【請求項２】 前記壁暖房用ヒータの熱源が遠赤外線発
熱体である請求項１に記載の壁暖房方法。 - 【請求項３】 前記遠赤外線発熱体が正温度係数インク
層よりなる通電発熱体である請求項２に記載の壁暖房方
法。 - 【請求項４】 前記各壁暖房用ヒータは並列接続して通
電することを特徴とする請求項１、２または３に記載の
壁暖房方法。 - 【請求項５】 断熱板の片面に通電発熱体が支持され、
前記断熱板には前記通電発熱体が存在しない箇所に壁固
定代部が設けられていることを特徴とする壁暖房用ヒー
タ。 - 【請求項６】 前記断熱板の通電発熱体が支持されてい
ない片面には給電ケーブル埋設用の溝が設けられている
ことを特徴とする壁暖房用ヒータ。 - 【請求項７】 前記通電発熱体が遠赤外線発熱体である
請求項５に記載の壁暖房用ヒータ。 - 【請求項８】 前記遠赤外線発熱体が正温度係数インク
層よりなる通電発熱体である請求項７に記載の壁暖房用
ヒータ。 - 【請求項９】 前記断熱板の前記片面には前記通電発熱
体も含めて覆う耐熱性表面層が支持されていることを特
徴とする請求項５、６、７または８に記載の壁暖房用ヒ
ータ。 - 【請求項１０】 耐熱性表面層が石膏ボードである請求
項９に記載の壁暖房用ヒータ。 - 【請求項１１】 耐熱性表面層が耐熱性クロスである請
求項９に記載の壁暖房用ヒータ。 - 【請求項１２】 耐熱性表面層が耐熱性合版である請求
項９に記載の壁暖房用ヒータ。 - 【請求項１３】 前記通電発熱体に対する通電端子が前
記断熱板の裏面に設けられている請求項５、６、７、
８、９、１０、１１または１２に記載の壁暖房用ヒー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9184262A JPH10339463A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 壁暖房方法及び壁暖房用ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9184262A JPH10339463A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 壁暖房方法及び壁暖房用ヒータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10339463A true JPH10339463A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=16150247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9184262A Pending JPH10339463A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 壁暖房方法及び壁暖房用ヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10339463A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2493013A (en) * | 2011-07-21 | 2013-01-23 | Chandru Ray | Electric heating system assembly comprising a thermally conductive panel and a heating wire |
| CN103557552A (zh) * | 2013-09-29 | 2014-02-05 | 王波兰 | 电暖器控制系统 |
| JP2016113137A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-23 | 現代自動車株式会社Ｈｙｕｎｄａｉ Ｍｏｔｏｒ Ｃｏｍｐａｎｙ | 車両のヒーティングパネル |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP9184262A patent/JPH10339463A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2493013A (en) * | 2011-07-21 | 2013-01-23 | Chandru Ray | Electric heating system assembly comprising a thermally conductive panel and a heating wire |
| CN103557552A (zh) * | 2013-09-29 | 2014-02-05 | 王波兰 | 电暖器控制系统 |
| JP2016113137A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-23 | 現代自動車株式会社Ｈｙｕｎｄａｉ Ｍｏｔｏｒ Ｃｏｍｐａｎｙ | 車両のヒーティングパネル |
| CN106183716A (zh) * | 2014-12-10 | 2016-12-07 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的加热板 |
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