JPH11182875A - 床暖房用過昇温防止装置 - Google Patents

床暖房用過昇温防止装置

Info

Publication number
JPH11182875A
JPH11182875A JP35301797A JP35301797A JPH11182875A JP H11182875 A JPH11182875 A JP H11182875A JP 35301797 A JP35301797 A JP 35301797A JP 35301797 A JP35301797 A JP 35301797A JP H11182875 A JPH11182875 A JP H11182875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor heating
temperature rise
prevention device
overheating prevention
over temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35301797A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Kawada
宗一郎 川田
Futoshi Maeda
太 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP35301797A priority Critical patent/JPH11182875A/ja
Publication of JPH11182875A publication Critical patent/JPH11182875A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廉価に過昇温を防止できてコストダウンを図
ることができる床暖房用過昇温防止装置を提供する。 【解決手段】 パネル内にコードヒータ2を内蔵させて
床暖房パネルAを形成すると共に過昇温したときコード
ヒータ2への通電を制御する過昇温防止装置5をコード
ヒータ2に設けた床暖房用過昇温防止装置である。これ
において、PTC素子を利用した過昇温防止装置5を用
いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房パネルにお
いて、床暖房パネルが過昇温するのを防止する床暖房用
過昇温防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の床暖房用過昇温防止装置の一例と
しては図11(a)(b)に示すものがある。これはパ
ネルの基板1に発熱体としてのコードヒータ2をジグザ
グ状に配置すると共に基板1の表面側に表面化粧材3を
貼ることで床暖房パネルAが形成されている。コードヒ
ータ2の端部はコネクター4に接続されており、コネク
ター4を電源に接続してコードヒータ2に給電できるよ
うになっている。コードヒータ2の途中には複数個の過
昇温防止装置5′が床暖房パネルAの長手方向に並ぶよ
うに配置されており、複数個の過昇温防止装置5′が直
列に接続されている。この過昇温防止装置は5′はバイ
メタルでオンオフするものであり、過昇温したときバイ
メタルの変形でコードヒータ2への通電をオフするよう
になっている。
【0003】図12(a)の他例では、パネルの基板1
に発熱体としての線状のPTCヒータ2′をジグザグ状
に配置してあり、図12(b)の他例では、基板1に発
熱体として面状のPTCヒータ2″を配置してある。こ
の場合、過昇温したとき抵抗が大きくなって通電量が少
なくなるように制御して過昇温を防止するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の前者にあ
っては、バイメタルでオンオフする過昇温防止装置5′
を用いているために構造が複雑になってコストが高くな
るという問題がある。また長手方向に並ぶ複数個の過昇
温防止装置5′のうちいずれか一部の過昇温防止装置
5′に対応する部分に物が載ったりしてこの部分が局部
的に断熱されたときこの部分の温度だけ異常に上昇する
ことがあるが、このような場合、他の部分の温度が高く
ないのに通電が遮断されて床暖房がされないことが生じ
るという問題がある。
【0005】また上記従来例の後者にあっては、床暖房
パネルの全面に亙るようにPTCヒータ2′,2″を用
いるためにコストが高く付くという問題がある。本発明
は叙述の点に鑑みてなされたものであって、廉価に過昇
温を防止できてコストダウンを図ることができる床暖房
用過昇温防止装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の床暖房用過昇温防止装置は、パネル内にコー
ドヒータを内蔵させて床暖房パネルを形成すると共に過
昇温したときコードヒータへの通電を制御する過昇温防
止装置をコードヒータに設けた床暖房用過昇温防止装置
において、PTC素子(正特性サーミスタ素子)を利用
した過昇温防止装置を用いたことを特徴とする。PTC
素子を利用した過昇温防止装置を用いることにより、バ
イメタルでオンオフする過昇温防止装置を用いるのに比
べて廉価にできると共に全体にPTCヒータを用いるの
に比べて廉価にでき、コストダウンを図ることができ
る。
【0007】また短尺のPTC素子を夫々有する複数個
の過昇温防止装置を床暖房パネルの長手方向に並べて配
置すると共に複数個の過昇温防止装置を直列に接続した
ことを特徴とすることも好ましく、また床暖房パネルの
長手方向に長いPTC素子よりなる1つの過昇温防止装
置を床暖房パネルに配設したことを特徴とすることも好
ましく、また床暖房パネルの長手方向に長いPTC素子
の幅方向の両側に長手方向に亙るように電極を配置して
成ることを特徴とすることも好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は床暖房パネルAを示すもの
であり、パネルの基板1にコードヒータ2をジグザグ状
に配置してあり、コードヒータ2の両端をコネクター4
に接続してある。コネクター4は電源に接続されて給電
されるものである。基板1の表面には表面化粧材3が貼
られる。コネクター4に接続する一対のコードヒータ2
のうち一方の端部側には床暖房パネルAの長手方向に亙
るように過昇温防止装置5を配置してある。この過昇温
防止装置5はPTC素子(正特性サーミスタ素子)6を
利用したものである。しかしてこの床暖房パネルAはコ
ネクター4を電源に接続してコードヒータ2に通電する
と、コードヒータ2が発熱して床暖房がされるが、コー
ドヒータ2の発熱量が多くなって床暖房パネルAの温度
が上がると、PTC素子6の抵抗が図2に示すように大
きくなり、コードヒータ2ヘの通電量が少なくされて過
昇温が防止される。
【0009】図3、図4は床暖房パネルAの長手方向と
平行な方向の長さが短い短尺で小型の過昇温防止装置5
aを床暖房パネルAの長手方向に複数個並べたものであ
り、複数個の過昇温防止装置5aを直列に接続してあ
る。この過昇温防止装置5aは短尺のPTC素子6aの
両面に電極7aを一体に積層すると共に外周をケーシン
グ10にて被覆し、電極7aにリード線8を接続してあ
る。図4(a)でa側が電源供給側であり、b側がヒー
タ側である。このような過昇温防止装置5aを用いた場
合、従来のバイメタルを利用した過昇温防止装置5′の
ものに比べて廉価にできてコストダウンを図ることがで
きる。
【0010】上記の床暖房パネルAのコードヒータ2と
5個のPTC素子6aとは図5に示すように直列に接続
されるが、このとき、PTC素子の常温抵抗値をRp、
コードヒータ2の抵抗値をRs、電流値をI、印加電圧
をEとすると次のような関係になる。 E=I(5Rp+Rs) コードヒータの発熱量をWとすると、 W=I2 ×Rs ここで例えば9尺の床暖房パネルA(現状のこのサイズ
のものは約200w/100vである)で例えばRs=
50Ω、Rp=1Ωであると、I=1.8Aとなる。
【0011】このときのコードヒータ2の発熱量はW=
162w(つまり、発熱量が81%)になる。このとき
PTC素子1個の発熱量はW=3.2wとなる。通常は
この状態で発熱して暖房される。このとき、PTC素子
の温度が高くなると、PTC素子の抵抗が大きくなり、
コードヒータへの通電量が少なくなって過昇温するのが
防止される。
【0012】ここで例えば、5個のPTC素子のうちあ
る1つのPTC素子に対応する部分が断熱されてこのP
TC素子の温度が高くなり、このPTC素子の抵抗が例
えば1000Ωになると(他のPTC素子はRp=1
Ω,Rs=50Ω)、I=0.1Aとなり、抵抗が10
00ΩになったPTC素子の発熱量はW=10wとな
る。このような状態になった場合、PTC素子が自己発
熱して復帰しない可能性があり、このときは電源を切る
ようにしてある。このようになる前の状態ではPTC素
子のみで制御する図6、図7は床暖房パネルAの長手方
向と平行な方向の長さが長い長尺の(線状または帯状)
過昇温防止装置5bを床暖房パネルAの長手方向に1つ
設けたものである。この過昇温防止装置5bは長尺のP
TC素子6bの両端に電極7bを一体に設けてある。図
7でa側が電源供給側であり、b側がヒータ側である。
このような過昇温防止装置5bを用いた場合も、従来例
の場合に比べて廉価にできてコストダウンを図ることが
できる。
【0013】図8、図9は床暖房パネルAの長手方向と
平行な方向の長さが長い長尺の(線状または帯状)過昇
温防止装置5cを床暖房パネルAの長手方向に1つ設け
たものである。この過昇温防止装置5cは長尺のPTC
素子6cの幅方向の両側に長手方向に亙る電極7cを設
けてあり、これらの外面を絶縁体10′にて被覆してあ
る。電極7cは例えば電線である。図9(a)でa側が
電源供給側であり、b側がヒータ側である。このような
過昇温防止装置5cを用いた場合も、従来例の場合に比
べて廉価にできてコストダウンを図ることができる。ま
た長尺のPTC素子6cの長手方向の一部に対応する位
置に物が置かれたりして局部断熱されて高温になり、こ
の部分の抵抗が大きくなっても、その他の部分が高温に
なっていない場合には他の部分の抵抗が小さく、コード
ヒータ2に十分に通電されて発熱させられる。
【0014】図10は上記床暖房パネルAを複数枚並べ
て敷設した状態を示すものである。そして各コネクター
4には夫々電源が接続されて給電され、コントローラ9
で制御が行われる。
【0015】
【発明の効果】本発明は叙述のようにパネル内にコード
ヒータを内蔵させて床暖房パネルを形成すると共に過昇
温したときコードヒータへの通電を制御する過昇温防止
装置をコードヒータに設けた床暖房用過昇温防止装置に
おいて、PTC素子を利用した過昇温防止装置を用いた
ので、過昇温防止装置の構造を簡単にしてバイメタルで
オンオフする過昇温防止装置を用いるのに比べて廉価に
できると共に全体にPTCヒータを用いるのに比べて廉
価にでき、コストダウンを図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の構造を示す斜視図、(b)は
内部の構造を示す斜視図である。
【図2】同上の発熱量と抵抗値の関係を示すグラフであ
る。
【図3】同上の具体的な一例の示す斜視図である。
【図4】(a)は同上の過昇温防止装置の部分を示す斜
視図、(b)は過昇温防止装置の断面図である。
【図5】同上のコードヒータと過昇温防止装置との接続
状態を説明する回路図である。
【図6】同上の他例を示す斜視図である。
【図7】同上の過昇温防止装置の部分を示す斜視図であ
る。
【図8】同上の他例を示す斜視図である。
【図9】(a)は同上の過昇温防止装置の部分を示す斜
視図、(b)は(a)の要部拡大斜視図である。
【図10】同上の複数枚の床暖房パネルを敷設した状態
の斜視図である。
【図11】一従来例を示し、(a)は斜視図、(b)は
内部の構造を示す斜視図である。
【図12】(a)は他の従来例を示す斜視図、(b)は
さらに他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 床暖房パネル 1 基板 2 コードヒータ 3 表面化粧材 4 コネクター 5 過昇温防止装置 6 PTC素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル内にコードヒータを内蔵させて床
    暖房パネルを形成すると共に過昇温したときコードヒー
    タへの通電を制御する過昇温防止装置をコードヒータに
    設けた床暖房用過昇温防止装置において、PTC素子
    (正特性サーミスタ素子)を利用した過昇温防止装置を
    用いたことを特徴とする床暖房用過昇温防止装置。
  2. 【請求項2】 短尺のPTC素子を夫々有する複数個の
    過昇温防止装置を床暖房パネルの長手方向に並べて配置
    すると共に複数個の過昇温防止装置を直列に接続したこ
    とを特徴とする請求項1記載の床暖房用過昇温防止装
    置。
  3. 【請求項3】 床暖房パネルの長手方向に長いPTC素
    子よりなる1つの過昇温防止装置を床暖房パネルに配設
    したことを特徴とする請求項1記載の床暖房用過昇温防
    止装置。
  4. 【請求項4】 床暖房パネルの長手方向に長いPTC素
    子の幅方向の両側に長手方向に亙るように電極を配置し
    て成ることを特徴とする請求項3記載の床暖房用過昇温
    防止装置。
JP35301797A 1997-12-22 1997-12-22 床暖房用過昇温防止装置 Withdrawn JPH11182875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35301797A JPH11182875A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 床暖房用過昇温防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35301797A JPH11182875A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 床暖房用過昇温防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11182875A true JPH11182875A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18428008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35301797A Withdrawn JPH11182875A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 床暖房用過昇温防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11182875A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101129251B1 (ko) 2009-10-13 2012-03-26 (주) 유니플라텍 피티씨 소자의 제조방법 및 이를 이용한 면상발열체 과열방지 시스템
JP2014164983A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Panasonic Corp バッテリー加熱装置
DE102019131875A1 (de) * 2019-11-25 2021-05-27 Ke Kelit Kunststoffwerk Gmbh Elektrische Flächenheizung mit selbstbegrenzendem Heizkabel

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101129251B1 (ko) 2009-10-13 2012-03-26 (주) 유니플라텍 피티씨 소자의 제조방법 및 이를 이용한 면상발열체 과열방지 시스템
JP2014164983A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Panasonic Corp バッテリー加熱装置
DE102019131875A1 (de) * 2019-11-25 2021-05-27 Ke Kelit Kunststoffwerk Gmbh Elektrische Flächenheizung mit selbstbegrenzendem Heizkabel
DE102019131875B4 (de) 2019-11-25 2023-02-09 Ke Kelit Kunststoffwerk Gmbh Elektrische Flächenheizung, Verfahren zum Herstellen einer elektrischen Flächenheizung, selbstbegrenzendes Heizkabel, und Verfahren zum Herstellen eines selbstbegrenzenden Heizkabels

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100361895B1 (ko) 피티시 요소와 버스 시스템을 구비하는 히터
US5592647A (en) PTC panel heater with small rush current characteristic and highly heat insulating region corresponding to heater location to prevent local overheating
JPH0529067A (ja) 加熱体の構造及びoa機器の加熱装置
JPH11182875A (ja) 床暖房用過昇温防止装置
JPH03159089A (ja) 温度自己調節ヒータ
JPS6091583A (ja) 発熱体
JPS61138485A (ja) 正の温度係数の発熱回路を含む電気発熱装置
JP3128996U (ja) 温風暖房機発熱体の電気連結構造体
JPH05141675A (ja) 床暖房パネル
JP2008023080A (ja) 電位治療機能付きヒーター
JP2652430B2 (ja) 多分割感熱面状発熱体
JP3640193B2 (ja) ミラー用面状発熱体
JP2702612B2 (ja) 出力可変の正特性サーミスタヒータ
KR100214596B1 (ko) 전자레인지의 미라크론 히터 연결장치
WO2009056794A1 (en) Self-regulating electrical heating cable
JPH09306645A (ja) 面状発熱装置
JPH0528712Y2 (ja)
JPH10339078A (ja) 扉による暖房方法及び暖房用ヒータ付扉
JPH10339463A (ja) 壁暖房方法及び壁暖房用ヒータ
JP2002172047A (ja) 電気座布団
JPH0349183A (ja) 加熱装置
JP3257746B2 (ja) 突入電流抑制型ptc発熱装置
JPH10267307A (ja) 天井暖房方法及び天井暖房用ヒータ
KR0133654Y1 (ko) 가열장치
JPS6328875Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301