JPH0528712Y2 - - Google Patents

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JPH0528712Y2
JPH0528712Y2 JP12975588U JP12975588U JPH0528712Y2 JP H0528712 Y2 JPH0528712 Y2 JP H0528712Y2 JP 12975588 U JP12975588 U JP 12975588U JP 12975588 U JP12975588 U JP 12975588U JP H0528712 Y2 JPH0528712 Y2 JP H0528712Y2
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flexible
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、腰痛、肩凝り等の患部に接
触させ、患部を暖めて治療するのに使用する可撓
性の面状ヒータに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上述の面状ヒータ等における発熱体とし
て、第5図に示すように、一定の温度(キユリー
点)Tcで抵抗値が急激に増加する温度−抵抗特
性を有する正特性サーミスタを使用することが知
られている。この正特性サーミスタは温度がキユ
リー点Tcに達すると、抵抗値が急増することに
より当該正特性サーミスタへの通電が極めて行わ
れにくくなつて、それ以上の温度上昇が停止さ
れ、一方、正特性サーミスタの温度がキユリー点
Tcより低い値まで低下すると、正特性サーミス
タの抵抗値の低下に伴つて正特性サーミスタへの
通常の通電が開始されて再びキユリー点Tcまで
温度が上昇される。その結果、正特性サーミスタ
の温度が自己制御によりほぼキユリー点Tc付近
に保持され、かつ、正特性サーミスタがキユリー
点Tc以上の高温に過熱されることも防止される。
従つて、正特性サーミスタをヒータの発熱体とし
て使用すると、ヒータに過熱防止回路や温度調整
回路を設ける必要がなくなるという利点がある。
ところで、複数の正特性サーミスタを発熱体と
して有する面状ヒータを構成する場合、各正特性
サーミスタに対する給電に際して、()各正特
性サーミスタにリード線を半田又は電極ペースト
により接続する、()各正特性サーミスタの両
端部を1対の電極板に半田又は電極ペーストによ
り接着し、電極板にリード線を接続する、()
上記()において、各正特性サーミスタを電極
板に接着する際に半田又は電極ペーストに加えて
接着剤を使用する等の方法が考えられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記()の方法では、個々の正特
性サーミスタにリード線を接続しなければならな
いので、組立が煩雑になるばかりでなく、使用時
にヒータの折曲に伴つてリード線の断線が生じる
恐れがある。
又、上記()の方法では、第4図に示すよう
に、ヒータを曲げた際に、1対の電極板2,2か
ら正特性サーミスタ1,1……に互いに逆方向の
力が作用するので、一部の正特性サーミスタ1a
が電極板2から剥離する恐れがある。そして、万
一剥離した場合、周囲の正特性サーミスタ1,1
……が電極板2,2との接着状態を維持している
ので、剥離した正特性サーミスタ1aは電極板2
と非接触状態となつて正特性サーミスタ1aに給
電が行われなくなる不具合が生じる。
更に、上記()の方法でも、ヒータの折曲に
伴つて正特性サーミスタが電極板から剥離する危
険は伴い、かつ、正特性サーミスタと電極板とが
結合されているので、電極板を所望の形状に折り
曲げることが困難になる問題を有していた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る面状ヒータは、上記の課題を解決
するために、発熱体としての複数の正特性サーミ
スタと、各正特性サーミスタを両端部が相対する
表面側に露出するように支持する可撓性支持板
と、各正特性サーミスタの両端部に接触するよう
に可撓性支持板の両側に沿つて配置され、少なく
とも一方は各正特性サーミスタと非結合状態とさ
れた1対の可撓性電極板と、絶縁性を有し、上記
1対の可撓性電極板を被覆する可撓性外装とが備
えられていることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、少なくとも一方の可撓性
電極板と各正特性サーミスタとは接触はしている
ものの非結合状態とされているので、面状ヒータ
の折曲により可撓性電極板が折り曲げられると、
上記少なくとも一方の可撓性電極板が各正特性サ
ーミスタに沿つて滑動し、上記少なくとも一方の
可撓性電極板と各正特性サーミスタとの接触状態
が確実に維持される。又、他方の可撓性電極板と
各正特性サーミスタとが結合されている場合で
も、一方の可撓性電極板は正特性サーミスタから
分離されており、一方の可撓性電極板から正特性
サーミスタに力が作用することはないので、上記
他方の可撓性電極板から各正特性サーミスタが剥
離する危険性も極めて僅かなものとなる。従つ
て、正特性サーミスタに対する給電不良は従来よ
り遥かに少なくなる。
更に、少なくとも一方の可撓性電極板と各正特
性サーミスタとが分離状態で接触を維持している
ので、面状ヒータの折曲に際して正特性サーミス
タから可撓性電極板に作用する力はなくなるか僅
かなものとなり、従つて、面状ヒータの折曲が容
易に行えるようになる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
第1図及び第2図に示すように、面状ヒータ1
0は縦横に配列された発熱体としての複数の正特
性サーミスタ11,11……を備えている。各正
特性サーミスタ11はシリコンゴム等からなる可
撓性支持板12に設けた穴12aに、両端部が可
撓性支持板12の相対する表面側に露出するよう
に嵌合されて、図示しない接着剤等により可撓性
支持板12に取り付けられている。各正特性サー
ミスタ11の厚み方向の両端部には、例えば、電
極ペースト等により電極部が形成されている。
可撓性支持板12の両側に沿つて、リン青銅板
等からなる1対の可撓性電極板13,14が配置
され、両可撓性電極板13,14は各正特性サー
ミスタ11の両端部に非結合状態で接触させられ
ている。そして、各可撓性電極板13,14から
リード線15,16が引き出され、リード線1
5,16は図示しない電源に接続されている。
一方の可撓性電極板13の外側の表面に沿つて
絶縁布17が配置され、絶縁布17の周縁部に設
けた折返し部17a,17a……が可撓性支持板
12における可撓性電極板13と反対側の表面に
折り返されて、該表面に図示しない接着剤等によ
り接着されている。これにより、可撓性電極板1
3が絶縁されるとともに、可撓性支持板12によ
り支持された各正特性サーミスタ11と、可撓性
電極板13とが、相対的な移動を許容されなが
ら、互いの接触を維持されるようになされてい
る。
絶縁布17により抱き合わせられた可撓性支持
板12及び可撓性電極板13と、可撓性電極板1
4とは、ポリ塩化ビニル等からなる可撓性外装1
8内に挿入され、可撓性外装18は、更に、不織
布等からなる布製袋19内に収容されている。な
お、各部品の寸法の一例を示すと、各正特性サー
ミスタ11の直径は、例えば15mm程度、厚みは例
えば2mm程度、可撓性支持板12の厚みは0.5mm
程度、各可撓性電極板13,14の厚みはそれぞ
れ0.08mm程度とすることができる。
上記の構成において、面状ヒータ10を肩凝り
等の生じている患部に当て、リード線15,16
に接続した電源をオンとすると、リード線15,
16、可撓性電極板13,14を介して各正特性
サーミスタ11に電流が流れ、各正特性サーミス
タ11が発熱を開始する。正特性サーミスタ1
1,11……の熱は可撓性電極板13,14、可
撓性外装18及び布製袋19を介して患部に伝わ
り、患部が暖められる。
その場合、患部に沿つて面状ヒータ10を折り
曲げても、第3図に示すように、可撓性電極板1
3,14が各正特性サーミスタ11に沿つて滑動
し、面状ヒータ10が折曲される度合に応じて可
撓性電極板13,14と各正特性サーミスタ11
との接触位置がずれるため、可撓性電極板13,
14と各正特性サーミスタ11とは確実に接触状
態を維持する。従つて、各正特性サーミスタ11
に対する給電は確実に行われ、面状ヒータ10は
常に正常な発熱状態を維持する。
なお、上記の実施例では、両可撓性電極板1
3,14と各正特性サーミスタ11とを非結合状
態としたが、いずれか一方の可撓性電極板13又
は14と各正特性サーミスタ11のみを非結合状
態とし、他方の可撓性電極板と各正特性サーミス
タ11とを結合するようにしても良い。
〔考案の効果〕
本考案に係る面状ヒータは、以上のように、発
熱体としての複数の正特性サーミスタと、各正特
性サーミスタを両端部が相対する表面側に露出す
るように支持する可撓性支持板と、各正特性サー
ミスタの両端部に接触するように可撓性支持板の
両側に沿つて配置され、少なくとも一方は各正特
性サーミスタと非結合状態とされた1対の可撓性
電極板と、絶縁性を有し、上記1対の可撓性電極
板を被覆する可撓性外装とが備えられている構成
である。
これにより、少なくとも一方の可撓性電極板と
各正特性サーミスタとは接触はしているものの非
結合状態とされているので、面状ヒータの折曲に
より可撓性電極板が折り曲げられると、上記少な
くとも一方の可撓性電極板が各正特性サーミスタ
に沿つて滑動し、上記少なくとも一方の可撓性電
極板と各正特性サーミスタとの接触状態が確実に
維持される。又、他方の可撓性電極板と各正特性
サーミスタとが結合されている場合でも、一方の
可撓性電極板と正特性サーミスタとは分離状態と
なつており、一方の可撓性電極板から正特性サー
ミスタに力が作用することはないので、上記他方
の可撓性電極板から各正特性サーミスタが剥離す
る危険性も極めて僅かなものとなる。従つて、正
特性サーミスタに対する給電不良は従来より遥か
に少なくなるので、面状ヒータが常に良好な発熱
状態を維持するという効果を奏する。
更に、少なくとも一方の可撓性電極板と各正特
性サーミスタとが分離状態で接触を維持している
ので、面状ヒータの折曲に際し正特性サーミスタ
から可撓性電極板に作用する力はなくなるか僅か
なものとなり、従つて、面状ヒータの折曲が容易
に行えるようになるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもの
であつて、第1図は面状ヒータの縦断面図、第2
図は面状ヒータの平面図、第3図は面状ヒータを
折り曲げた状態を示す概略縦断面図、第4図は従
来の面状ヒータを折り曲げた状態を示す概略縦断
面図、第5図は正特性サーミスタの温度と抵抗率
との関係を示すグラフである。 11は正特性サーミスタ、12は可撓性支持
板、13,14は可撓性電極板、18は可撓性外
装である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発熱体としての複数の正特性サーミスタと、各
    正特性サーミスタを両端部が相対する表面側に露
    出するように支持する可撓性支持板と、各正特性
    サーミスタの両端部に接触するように可撓性支持
    板の両側に沿つて配置され、少なくとも一方は各
    正特性サーミスタと非結合状態とされた1対の可
    撓性電極板と、絶縁性を有し、上記1対の可撓性
    電極板を被覆する可撓性外装とが備えられている
    ことを特徴とする面状ヒータ。
JP12975588U 1988-10-03 1988-10-03 Expired - Lifetime JPH0528712Y2 (ja)

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JP12975588U JPH0528712Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

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JPH0250996U JPH0250996U (ja) 1990-04-10
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JP6421000B2 (ja) * 2014-09-04 2018-11-07 Nissha株式会社 ヒータモジュール及びヒータユニット

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