JPH09312193A - 面状ヒータ - Google Patents

面状ヒータ

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JPH09312193A
JPH09312193A JP12875096A JP12875096A JPH09312193A JP H09312193 A JPH09312193 A JP H09312193A JP 12875096 A JP12875096 A JP 12875096A JP 12875096 A JP12875096 A JP 12875096A JP H09312193 A JPH09312193 A JP H09312193A
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JP
Japan
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ptc
thermistor
ptc thermistor
power supply
power feeding
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Application number
JP12875096A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Ishimori
史高 石森
Naoyuki Ashida
直幸 芦田
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】電気絶縁性を有する材料でシート状に形成
された絶縁板5の表面には、導電性を有する金属材料で
櫛形に形成された一対の給電部材6aおよび6bが、互
いに噛み合った状態に設けられている。これら一対の給
電部材6aおよび6bに跨がった状態で、互いに所定の
間隔を置いて、複数個のPTCサーミスタ3が配設され
ている。PTCサーミスタ3は、導電性を有する留め具
7によって給電部材6aおよび6bに固定されている。 【効果】複数個のPTCサーミスタ3を縦横に散在した
状態に設けることができるので、縦横に広がった面を加
熱する場合に、一列に並べたときと比べて、使用するヒ
ータの数が少なくすみ、配線等が簡単である。また、P
TCヒータ本体2に外部から応力が加えられても、留め
具7が撓むことによって、PTCサーミスタ3が壊れた
り、外れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PTC(Positive
Temperature Coefficient)サーミスタを発熱体とした
面状ヒータに関し、例えば防曇鏡用鏡加熱ヒータ、床暖
房用ヒータ、便座保温用ヒータ等として使用できる面状
ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、浴室等の比較的湿度の高い所に
設置される防曇鏡には、PTCサーミスタを発熱体とし
たヒータが内装されたものがある。従来から知られてい
るヒータとしては、特公昭63−10873号、特開昭
60−250580号、特開昭60−250582号お
よび特開平7−153552号公報に開示されたものを
例示することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特公昭63−1087
3号公報に開示されているヒータでは、電源を供給する
ための給電部材(アルミニウム製の接触板)をPTCサ
ーミスタに押しつけることによって電気的な接触が保た
れている。したがって、このヒータを防湿構造にするた
めに、後に硬化する液状絶縁性樹脂を充填すると、PT
Cサーミスタと給電部材との間に樹脂が入り込み、電気
的接触が保てなくなるおそれがある。
【0004】また、特開昭60−250580号および
特開昭60−250582号に開示されているヒータで
は、電源を供給する給電部材とPTCサーミスタの電極
との接続が、導電性を有する接着剤によって行われてい
る。ゆえに、ヒータに機械的な応力(例えば、曲げ応力
等)が加わった場合に、PTCサーミスタが給電部材か
ら外れてしまったり、PTCサーミスタが応力により破
壊されて、ヒータとしての機能を損なうおそれがある。
【0005】さらに、特開平7−153552号公報に
開示されているヒータは、複数個のPTCサーミスタが
一列に配置された線状のヒータである。それゆえ、縦横
に広がった面を加熱する場合には、多数本のヒータを並
べて、それぞれが並列接続されるように配線するといっ
たような2次加工が必要となり、加工コストが高くなっ
てしまう。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、絶縁性樹
脂を充填してもPTCサーミスタと給電部材との電気的
導通を確保できる面状ヒータを提供することである。ま
た、第2の目的は、機械的な応力が加えられた場合に、
PTCサーミスタの電極から給電部材が外れたり、PT
Cサーミスタが壊れたりしない面状ヒータを提供するこ
とである。さらに、第3の目的は、縦横に広がった面を
加熱する場合に、配線等の2次加工の工数が少なくすむ
面状ヒータを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の面状ヒータは、電気絶縁性を有する
材料を用いて形成された絶縁板と、絶縁板の一方表面上
に配設され、導電性を有する少なくとも一対の給電部材
と、一対の給電部材に跨がった状態に接続された複数個
のPTCサーミスタと、を含む面状ヒータであって、少
なくとも給電部材およびPTCサーミスタの表面が電気
絶縁性を有する材料で被覆されることによって、給電部
材およびPTCサーミスタが外部と電気的に絶縁されて
いることを特徴とするものである。
【0008】請求項1記載の構成によれば、発熱体とし
てのPTCサーミスタは、絶縁板上に配設された一対の
給電部材に跨がった状態に設けられている。これによ
り、複数個のPTCサーミスタを絶縁板上に散在した状
態に設けることができるので、縦横に広がった面を加熱
する場合に、効率的であり、PTCサーミスタが一列に
配設されたヒータと比べて、使用するヒータの数が少な
くすみ、配線等の2次加工が簡単である。
【0009】また、給電部材およびPTCサーミスタが
電気絶縁性を有する材料によって被覆されているので、
比較的湿度が高い場所でも、この面状ヒータを使用する
ことができる。また、請求項2記載の発明は、上記給電
部材は、櫛形形状に形成されていることを特徴とする請
求項1記載の面状ヒータである。
【0010】請求項2記載の構成によれば、一対の給電
部材が櫛形形状に形成されており、複数個のPTCサー
ミスタがこれら一対の給電部材に跨がった状態に設けら
れる。ここで、櫛形形状とは、1つの幹部と、幹部から
同一方向に互いにほぼ等しい間隔を置いて形成された複
数の枝部とを含むような形状のことである。一対の給電
部材は、例えば一方の給電部材の枝部と他方の給電部材
の枝部とが交互に並べられた状態に設けられており、P
TCサーミスタはこれらの枝部に跨がった状態に取り付
けられる。
【0011】これにより、複数個のPTCサーミスタを
絶縁板上に縦横に配列できるので、被加熱物に臨む面を
均一に加熱することができる。請求項3記載の発明は、
上記PTCサーミスタは、直方体形状であって、他面と
比べて面積の大きい表面のうちの少なくとも1つの表面
の両端部分にはオーム性電極を設けており、さらに、上
記オーム性電極に当接し、かつ、上記給電部材にPTC
サーミスタを固定すると共に給電部材とPTCサーミス
タとを電気的に接続する留め具を設けてあることを特徴
とする請求項1または請求項2記載の面状ヒータであ
る。
【0012】請求項3記載の構成によれば、両端部分に
オーム性電極が形成されたPTCサーミスタは、留め具
によって給電部材に固定されると共に電気的に接続され
る。これにより、外部から機械的な応力が加えられた場
合でも、PTCサーミスタと給電部材との間に作用する
応力が留め具の撓みによって緩和されるので、PTCサ
ーミスタが給電部材から剥離したり、PTCサーミスタ
が割れたりすることがない。
【0013】請求項4記載の発明は、上記給電部材は、
上記絶縁板の一方表面上に金属膜を形成し、この金属面
を化学エッチングで加工することによって、プリント基
板状に形成されることを特徴とする請求項1記載ないし
請求項3のいずれかに記載の面状ヒータである。請求項
4記載の構成によれば、給電部材を絶縁板の表面に形成
する工程が簡単である。
【0014】請求項5記載の発明は、給電部材およびP
TCサーミスタと外部とを電気的に絶縁するための絶縁
性材料は、電気絶縁性を有する樹脂の充填または電気絶
縁性を有する樹脂シートの熱圧着によって、給電部材お
よびPTCサーミスタの表面を被覆することを特徴とす
る請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の面状ヒー
タである。
【0015】請求項5記載の構成によれば、給電部材お
よびPTCサーミスタの表面を被覆する絶縁性材料は、
絶縁性樹脂の充填または絶縁性樹脂シートの熱圧着によ
って形成されるので、シート状絶縁性樹脂を接着剤や溶
剤を用いて形成する場合と比べて、工程が簡単である。
請求項6記載の発明は、複数個のPTCサーミスタは、
異なる電気抵抗値の範囲を有する少なくとも2種類以上
のPTCサーミスタにより構成されていることを特徴と
する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の面状ヒ
ータである。
【0016】請求項6記載の構成によれば、電気抵抗値
の範囲の異なる2種類以上のPTCサーミスタを配設す
ることによって、電気抵抗値が大きいPTCサーミスタ
が配設された部分の発熱温度は低く、電気抵抗値が小さ
いPTCサーミスタが配設された部分の発熱温度は高く
なる。すなわち、1つの面状ヒータの中で部分的な発熱
温度の変更が可能となる。
【0017】請求項7記載の発明は、複数個のPTCサ
ーミスタは、異なるキュリー温度を有する少なくとも2
種類以上のPTCサーミスタにより構成されることを特
徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の面
状ヒータである。請求項7記載の構成によれば、キュリ
ー温度の異なる2種類以上のPTCサーミスタを配設す
ることによって、キュリー温度の高いPTCサーミスタ
が配設された部分の発熱温度は高く、キュリー温度の低
いPTCサーミスタが配設された部分の発熱温度は低く
なる。すなわち、1つの面状ヒータの中で部分的な発熱
温度の変更が可能となる。
【0018】請求項8記載の発明は、複数個のPTCサ
ーミスタは、異なる電気抵抗値の範囲を有する少なくと
も2種類以上のPTCサーミスタと、異なるキュリー温
度を有する少なくとも2種類以上のPTCサーミスタと
の組み合わせにより構成されることを特徴とする請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載の面状ヒータであ
る。
【0019】請求項8記載の構成によれば、例えば、電
気抵抗値R1およびキュリー温度T1を有するPTCサ
ーミスタと、電気抵抗値R1よりも大きい電気抵抗値R
2およびキュリー温度T1よりも高いキュリー温度T2
を有するPTCサーミスタとを組み合わせることによっ
て、面状ヒータの温度がキュリー温度T1より低い時に
は、両方のPTCサーミスタに電流が流れて発熱し、面
状ヒータの温度がキュリー温度T1より高くなると、前
者のPTCサーミスタに流れる電流が減衰して消費電力
が抑えられる。このため、PTCサーミスタの特徴であ
る、環境温度が低いときは電力が大きく、環境温度の上
昇に伴って電力が減少するといった効果を奏する温度範
囲を広くすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態にかかるPTCヒータ本体の構成を説明する
ための概略的な平面図である。また、図2は、図1に示
すPTCヒータ本体が内装された面状ヒータの断面図で
ある。
【0021】面状ヒータ1は、浴室等に設置される防曇
鏡用の鏡加熱ヒータや、床暖房用ヒータまたは便座保温
用のヒータとして用いられるものであり、発熱体として
PTC特性を有するセラミック半導体からなる複数のP
TCサーミスタ3を含むPTCヒータ本体2を備えてい
る。PTCヒータ本体2は、PTCヒータ本体2を支持
すると共に外部と絶縁するための絶縁封止用樹脂4によ
って覆われている。絶縁封止用樹脂4としては、例えば
シリコン系樹脂やエポキシ系樹脂等を例示することがで
きる。PTCヒータ本体2は、絶縁封止用樹脂4内にポ
ッティングによって配設される。
【0022】PTCヒータ本体2には、電気絶縁性を有
する材料でシート状に形成された絶縁板5が含まれてお
り、この絶縁板5の一方表面上には、上記PTCサーミ
スタ3ならびにPTCサーミスタ3に電源を供給するた
めの一対の給電部材6aおよび6bが配設されている。
給電部材6aおよび6bは、導電性を有する金属材料に
よって櫛形に成形された薄板状のものであり、図1に示
すように互いに噛み合った状態に設けられている。具体
的に説明すると、給電部材6aには、幹部61と、幹部
61から幹部61と直交する方向に、互いに所定の間隔
を置いて設けられた複数の枝部62とが備えられてい
る。給電部材6bにも、給電部材6aと同様に、幹部6
3および複数の枝部64が備えられている。給電部材6
aおよび6bは、給電部材6aの幹部61と給電部材6
bの幹部63とが所定の間隔を置いて平行に設けられ、
かつ、隣接する一対の枝部62によって形成される間隔
に枝部64の1つが入り込んだ状態に設けられている。
【0023】給電部材6aおよび6bを絶縁板5の一方
表面上に形成する方法としては、例えば以下に説明する
2種類の方法がある。第1の方法は、フェノール樹脂、
ガラスエポキシまたはポリエステル等で成形された絶縁
板5の一方表面上に、銅、ニッケル、スズまたは亜鉛等
の導電性を有する金属をメッキによって膜状に形成する
か、フェノール樹脂、ガラスエポキシまたはポリエステ
ル等で成形された絶縁板5の一方表面上に、銅またはニ
ッケル等の金属板を熱圧着等により積層複合することに
よって金属面を形成し、この金属面を櫛形にマスキング
して、マスキングされていない部分の金属を化学エッチ
ングにより溶解する方法である。
【0024】第2の方法は、銅、ニッケルまたはリン青
銅等の金属板を打ち抜き等によって櫛形形状に加工した
後、加工した金属板をフェノール樹脂、ガラスエポキ
シ、ポリエステル、塩化ビニル、シリコン、イソプレ
ン、ポリイミドまたはガラス繊維クロス等で成形された
絶縁板5の一方表面に、例えば接着剤または熱圧着によ
って接着するか、THF(Tetrahydrofuran ;テトラヒ
ドロフラン)等の溶剤塗布による樹脂の溶解等によって
接着する方法である。
【0025】PTCサーミスタ3は、上述のようにして
形成された給電部材6aの枝部62と給電部材6bの枝
部64とにまたがった状態に、互いに所定の間隔を置い
て配設されている。この実施形態では、15個のPTC
サーミスタ3が、縦5列、横3列に配設されている。こ
のように、複数個のPTCサーミスタ3が、縦横に配列
されているので、縦横に広がった面を加熱する場合に、
効率的であり、PTCサーミスタ3が一列に配設された
ヒータ(特開平7−153552号公報参照)と比べ
て、使用する面状ヒータの数が少なくすみ、配線等の2
次加工が簡単である。
【0026】PTCサーミスタ3は、導電性を有する留
め具7によって給電部材6aおよび6bに接続されてお
り、給電部材6aおよび6bの所定位置に半田付けまた
はスポット溶接等によって固着された給電線8から供給
される交流電圧が印加される。なお、給電線8は、図1
に示すように給電部材6aの幹部61および給電部材6
b幹部63に固着されていてもよいし、給電部材6aお
よび6bの形状が図13に示すように変更されて、給電
部材6aの1つの枝部62の先端から延設された部分に
固着されていてもよい。また、図14に示すように、幹
部61の給電線8が接続されている側と反対側の端部、
および幹部63の給電線8が接続されている側と反対側
の端部に、新たな一対の給電線80が接続されていても
よい。このように構成されている場合には、1つの面状
ヒータの給電線80と、他の面状ヒータの給電線8とを
接続することによって、複数の面状ヒータを一列に接続
することができる。これにより、配線等の2次加工のた
めの作業が簡単になる。
【0027】PTCサーミスタ3は、電圧が印加された
ときに半田や導電性接着剤の融点や耐熱温度以下の温度
に発熱するチタン酸バリウムを主成分とするチップ状の
半導体である。PTCサーミスタ3は、室温からキュリ
ー温度(抵抗急変温度)Tcまでは低抵抗であるが、キ
ュリー温度Tcを越えると抵抗値が増大する特性を有す
る感熱素子である。したがって、PTCサーミスタ3
は、キュリー温度Tcを下回る低温下において電圧が印
加されると、抵抗値が小さいため大電流が流れ、この結
果、急激に温度が上昇する。一方、温度がキュリー温度
Tcを越えると、抵抗値が増加してPTCサーミスタ3
を流れる電流量が低下するので発熱量が減少する。これ
により、一定温度以上には温度が上がらず、温度を安定
に保つことができる。すなわち、PTCサーミスタ3
は、自己温度制御機能を有している。
【0028】図3は、PTCサーミスタ3と給電部材6
aおよび6bとを接続している留め具7の構成を説明す
るための図である。留め具7は、例えば銅またはリン青
銅等の金属材料によって一体に形成されている。留め具
7は、図3(a)に示すように、断面コ字形状である把
持部71および72を左右に備えており、把持部71の
側板部71aと把持部72の側板部72aは、連結板7
3によって連結されている。また、連結板73に関して
把持部71および72とは反対の方向に、連結板73の
下端縁から固定部74が延設されている。留め具7の製
作に際しては、図3(b)に示すように、1枚の金属板
に、例えばプレスによる打ち抜き加工によって、スリッ
ト75および76ならびに切欠77が形成される。この
金属板を、折り曲げ線BおよびCに沿って順次折り曲げ
ることによって、図3(a)に示す留め具7が形成され
る。
【0029】図4は、上記留め具7によって、PTCサ
ーミスタ3が給電部材6aおよび6bに接続された状態
を示す斜視図である。図4を参照して、PTCサーミス
タ3は直方体形状であり、その上面および下面の長手方
向の両端部には、オーム性電極9が設けられている。留
め具7の把持部71および72は、このオーム性電極9
に当接した状態で、半田または導電性を有する接着剤に
よってPTCサーミスタ3に固定されている。これによ
り、留め具7とPTCサーミスタ3とは、オーミックに
接続されている。オーム性電極9の形成に際しては、例
えば、PTCサーミスタ3の表面にオーミック銀ペース
トを塗布した後、この銀ペーストを約120℃程度で加
熱乾燥させる。そして、乾燥したオーミック銀ペースト
上にカバー銀ペーストを塗布し、約120℃程度で再び
乾燥させる。このようにして得られたものを、560℃
〜580℃の温度で焼成することによって、オーム性電
極9が完成する。
【0030】PTCサーミスタ3の一端部を把持した留
め具7の固定部74は、給電部材6a上の所定位置に半
田付けまたは導電性を有する接着剤によって固定されて
いる。一方、PTCサーミスタ3の他端部を把持した留
め具7の固定部74は、給電部材6b上の所定位置に固
定されている。すなわち、これら一対の留め具7によっ
て支持されたPTCサーミスタ3は、給電部材6aおよ
び6bにまたがった状態に配設されている。
【0031】上述のように、PTCサーミスタ3と給電
部材6aおよび6bとの接続が、留め具7によって行わ
れているので、PTCヒータ本体2に曲げ応力等の機械
的な力が加えられた場合でも、PTCサーミスタ3と給
電部材6aおよび6bとの間に作用する応力が留め具7
の撓みによって緩和され、PTCサーミスタ3が給電部
材6aおよび6bから外れにくい。また、PTCサーミ
スタ3と給電部材6aおよび6bとの間に留め具7の厚
み分寸法分の隙間ができるため、PTCヒータ本体2に
機械的な力が加えられても、PTCサーミスタ3が割れ
ない。
【0032】ゆえに、PTCヒータ本体2を曲げた状態
に加工することができるので、曲面を加熱することも可
能である。上述の実施形態の説明においては、PTCサ
ーミスタ3の個数を15個としたが、この個数に限定さ
れるものではなく、必要に応じて増減が可能である。ま
た、PTCサーミスタ3が規則的に配設されていたが、
PTCサーミスタ3は部分的に粗密に設けられてもよ
い。さらに、複数のPTCサーミスタ3は、すべて同じ
電気抵抗値の範囲およびキュリー温度を有する1種類の
もので構成されていてもよいが、電気抵抗値の範囲やキ
ュリー温度の異なる2種類以上のPTCサーミスタによ
って構成することによって、大きい電気抵抗値または低
いキュリー温度を有するPTCサーミスタが配設された
部分の発熱温度を低く、小さい電気抵抗値または高いキ
ュリー温度を有するPTCサーミスタが配設された部分
の発熱温度を高くすることができる。すなわち、1つの
面状ヒータの中で部分的な発熱温度の変更が可能とな
る。
【0033】さらにまた、PTCヒータ本体2の電気的
な絶縁は、絶縁封止用樹脂4を用いてポッティングによ
って行われるとしたが、例えば塩化ビニル等の熱可塑性
樹脂をシート状に成形したものを積層して、熱圧着、接
着剤による接着またはシートにTHF等の溶剤を塗布し
た後に加圧接着することによって行われてもよい。この
変形例について、図5および図6を参照して具体的に説
明する。
【0034】PTCヒータ本体2は、3枚の絶縁シート
20、21および22によって外部と電気的に絶縁され
る。PTCサーミスタ3と同一平面上に位置する中絶縁
シート21には、図6に示すように、PTCサーミスタ
3が位置する部分に、PTCサーミスタ3と同一形状で
ほぼ同じ大きさの打ち抜き孔23が形成されている。ま
た、中絶縁シート21は、給電部材6aおよび6bに対
するPTCサーミスタ3の高さよりも厚く成形されてい
る。PTCヒータ本体2の下方に設けられている下絶縁
シート20および中絶縁シート21の上方に設けられて
いる上絶縁シート22は、平面シートである。
【0035】絶縁シート20、21および22によって
PTCヒータ本体2を絶縁するに際しては、下絶縁シー
ト20上にPTCヒータ本体2を載置し、中絶縁シート
21を、打ち抜き孔23をPTCサーミスタ3に合わせ
て載置し、さらに上絶縁シート22を載置する。このよ
うにして積層された3枚の絶縁シート20、21および
22を、熱圧着、接着剤による接着またはシートにTH
F等の溶剤を塗布した後に加圧接着する。
【0036】上述のように、打ち抜き孔23が形成され
た中絶縁シート21が設けられていることによって、絶
縁シート20、21および22の圧着時に、PTCサー
ミスタ3の設置位置がずれたり、PTCサーミスタ3が
破壊されるのを防ぐことができる。また、絶縁板5の防
水性および電気絶縁性が十分な場合には、下絶縁シート
20を省略することが可能であり、このとき、中絶縁シ
ート21および上絶縁シート22によって、PTCサー
ミスタ3および給電部材6aおよび6bの表面が覆われ
て、外部と絶縁される。
【0037】図7は、本発明の第2の実施形態にかかる
面状ヒータの断面図である。図7において、図1および
図2に示す各部と同等の部分には、同一の参照符号を付
して、具体的な説明を省略する。第2の実施形態にかか
る面状ヒータ100の大きな特徴の1つは、図7に示す
ように、PTCヒータ本体200の絶縁板5の一方表面
に櫛形の給電部材6aおよび6bが配設され、他方表面
にPTCサーミスタ3が配設されていることにある。こ
れに伴って、PTCサーミスタ3を給電部材6aおよび
6bに接続するための留め具の形状が変更されている。
また、絶縁板5ならびに給電部材6aおよび6bには、
留め具10を取り付けるための取付孔11が貫通して形
成されている。
【0038】具体的に説明すると、図8に示すように、
留め具10は、PTCサーミスタ3を把持するための把
持部71および72を左右に備えており、左右の把持部
71および72は連結部73によって連結されている。
連結部73の下端縁から下方に向けて挿通部78が延設
されており、挿通部78の下端縁から水平方向に固定部
79が延設されている。留め具10は、上述の留め具7
(図3参照)と同様に、打ち抜き加工された1枚の金属
板を折り曲げることによって形成される。
【0039】一方、図9に示すように、絶縁板5および
給電部材6aおよび6bには、PTCサーミスタ3を配
設すべき位置に取付孔11が貫通形成されている。取付
孔11は、留め具10の挿通部78の挿通を許容する大
きさに形成されている。図10は、PTCサーミスタ3
と給電部材6aおよび6bとの接続状態を示す図であ
る。図10において、簡単のために絶縁板5の図示は省
略されている。図10を参照して、PTCサーミスタ3
の給電部材6aおよび6bへの取付けに際しては、PT
Cサーミスタ3の一端部を把持している留め具10の固
定部79および挿通部78を、給電部材6aに形成され
た取付孔11に挿通し、PTCサーミスタ3の他端部を
把持している留め具10の固定部79および挿通部78
を、給電部材6bに形成された取付孔11に挿通する。
そして、固定部79を給電部材6aおよび6bに接触す
るように折り曲げることにより、留め具10を図8に示
すような形状にする。さらに、固定部79を給電部材6
aおよび6bに半田または導電性を有する接着剤によっ
て接着固定する。
【0040】このように、絶縁板5ならびに給電部材6
aおよび6bに取付孔11が形成されているので、PT
Cサーミスタ3を取り付ける際の位置決めが容易であ
る。また、留め具10が給電部材6aおよび6bに引っ
掛けられて固定されているので、PTCヒータ本体20
0は、外部から加えられる応力に対して、第1の実施形
態にかかるPTCヒータ本体2よりも強い。この他、上
述の第1実施形態と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0041】この第2の実施形態においても、第1の実
施形態と同様に、PTCヒータ本体200の電気的な絶
縁は、図7に示すように、絶縁封止用樹脂4を用いてポ
ッティングによって行われてもよいし、図11に示すよ
うに、例えば塩化ビニル等の熱可塑性樹脂をシート状に
成形した3枚の絶縁シート20、21および22を積層
して、熱圧着、接着剤による接着またはシートにTHF
等の溶剤を塗布した後に加圧接着することによって行わ
れてもよい。
【0042】<強度比較>以下に、上述の第1実施形態
にかかる面状ヒータに内装されているPTCヒータ本体
と、第2実施形態にかかる面状ヒータに内装されている
PTCヒータ本体と、PTCサーミスタの電極と給電部
材とを直接半田で接合して得られるPTCヒータ本体
(以下、「比較例のPTCヒータ本体」という)との強
度比較試験を行った。
【0043】試験材料としては、 絶縁板 : 1)1.55mm厚 フェノール板 2)0.23mm厚 ガラスエポキシ板 給電部材 : 絶縁板上に銅をメッキ(0.05mm厚)した後、 櫛形に化学エッチング PTCサーミスタ: 8mm×6mm×1.6mm(厚み) 留め具 : 2種類(第1実施形態および第2実施形態) を用いて、第1実施形態、第2実施形態および比較例の
PTCヒータ本体を作成した後、40mm×9mmの長
方形状に切り出して強度比較試験を行った。強度比較試
験は、図12(a)に示すように、支え90および91
にPTCヒータ本体を載せ、絶縁板5の中央部に押具9
2を当てて荷重を加える、いわゆる3点曲げ試験により
行った。なお、0.23mm厚のガラスエポキシ板を使
用した試料は、3点曲げ試験による定量化は困難なた
め、図12(b)に示すように、軸93に絶縁板5の一
端を固定し、軸を中心として絶縁板5を180度まで曲
げた場合のPTCサーミスタ3の破壊またはPTCサー
ミスタ3の絶縁板5からの剥離の有無で定性的に判断し
た。
【0044】1.55mm厚のフェノール板を絶縁板
5として用いた場合 絶縁板5に加える荷重が増加するに従って、絶縁板5が
撓み、PTCサーミスタと絶縁板5との間に応力が発生
する。比較例のPTCヒータ本体では、PTCサーミス
タ3の破壊強度は67.6MPaであり、この時の絶縁
板5の撓みは0.38mmであった。
【0045】第1実施形態のPTCヒータ本体では、P
TCサーミスタ3の破壊強度は118.4MPaであ
り、この時の絶縁板5の撓みは0.75mmであった。
第2実施形態のPTCヒータ本体では、PTCサーミス
タ3の破壊強度は142.6MPaであり、この時の絶
縁板5の撓みは1.38mmであった。この試験結果か
ら、第1実施形態および第2実施形態のようにPTCサ
ーミスタと給電部材との接続を留め具を用いて行う構造
では、比較例のPTCヒータ本体と比べ、第1実施形態
のPTCヒータ本体で1.75倍、第2実施形態のPT
Cヒータ本体で2.1倍の破壊強度となり、外部から加
えられる応力に強いことが判る。
【0046】0.23mm厚のガラスエポキシ板を絶
縁板5として用いた場合 比較例のPTCヒータ本体では、図12(b)に示すよ
うに、曲げ角度が120度に達した時点でPTCサーミ
スタが絶縁板から剥離した。第1実施形態および第2実
施形態のPTCヒータ本体では、曲げ角度が180度を
越えてもPTCサーミスタが破壊されたり、PTCサー
ミスタ3が絶縁板5から剥離するようなことはなかっ
た。
【0047】この試験結果から、1.55mm厚のフェ
ノール板を絶縁板5として用いた場合と同様に、第1実
施形態および第2実施形態のPTCヒータ本体は、比較
例のPTCヒータ本体と比べて、外部から加えられる応
力に強い構造であることが判る。本発明の実施形態の説
明は以上の通りであるが、必要に応じて種々の設計変更
を施すことが可能である。例えば、上述の各実施形態で
は給電部材が櫛形形状に形成されているが、図15に示
すように、一対の給電部材102および103が互いに
平行にクランク状に形成されたPTCヒータ本体101
を、電気絶縁性を有する材料で被覆することによって、
面状ヒータが作成されてもよい。
【0048】また、図16に示すPTCヒータ本体10
4のように、一対の給電部材105および106が、互
いに平行に渦巻状に形成されていてもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数個の
PTCサーミスタを絶縁板上に散在した状態に設けるこ
とができるので、縦横に広がった面を加熱する場合に、
効率的であり、PTCサーミスタが一列に配設されたヒ
ータと比べて、使用するヒータの数が少なくすみ、配線
等の2次加工が簡単である。
【0050】請求項2記載の発明によれば、複数個のP
TCサーミスタを絶縁板上に縦横に配列した状態に設け
ることができるので、被加熱物に臨む面を均一に加熱す
ることができる。請求項3記載の発明によれば、外部か
ら機械的な応力が加えられた場合でも、PTCサーミス
タと給電部材との間に作用する応力が留め具の撓みによ
って緩和されるので、PTCサーミスタが給電部材から
剥離したり、PTCサーミスタが割れたりすることがな
い。よって、様々な形状の物体を加熱するためのヒータ
として用いることができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、給電部材を
絶縁板の表面に形成する工程が簡単である。請求項5記
載の発明によれば、PTCサーミスタの表面を被覆する
絶縁性材料は、絶縁性樹脂の充填または絶縁性樹脂シー
トの熱圧着によって形成されるので、シート状絶縁性樹
脂を接着剤や溶剤を用いて形成する場合と比べて、工程
が簡単である。
【0052】請求項6記載の発明によれば、電気抵抗値
の範囲の異なる2種類以上のPTCサーミスタを配設す
ることによって、電気抵抗値が大きいPTCサーミスタ
が配設された部分の発熱温度は低く、電気抵抗値が小さ
いPTCサーミスタが配設された部分の発熱温度は高く
なる。すなわち、1つの面状ヒータの中で部分的な発熱
温度の変更が可能となる。
【0053】請求項7記載の発明によれば、キュリー温
度の異なる2種類以上のPTCサーミスタを配設するこ
とによって、キュリー温度の高いPTCサーミスタが配
設された部分の発熱温度は高く、キュリー温度の低いP
TCサーミスタが配設された部分の発熱温度は低くな
る。すなわち、1つの面状ヒータの中で部分的な発熱温
度の変更が可能となる。
【0054】請求項8記載の発明によれば、PTCサー
ミスタの特徴である、環境温度が低いときは電力が大き
く、環境温度の上昇に伴って電力が減少するといった効
果を奏する温度範囲を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるPTCヒータ本
体の構成を説明するための概略的な平面図である。
【図2】図1に示すPTCヒータ本体が内装された面状
ヒータの断面図である。
【図3】留め具7の構成を説明するための図である。
【図4】留め具7を用いて、PTCサーミスタを給電部
材に接続した状態を示す斜視図である。
【図5】絶縁シートによってPTCヒータ本体が絶縁さ
れた面状ヒータの断面図である。
【図6】中絶縁シートの平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態である面状ヒータの断面
図である。
【図8】留め具10の構成を示す斜視図である。
【図9】絶縁板および給電部材の構成を示す平面図であ
る。
【図10】PTCサーミスタと給電部材との接続状態を
示す図である。
【図11】絶縁シートによってPTCヒータ本体が絶縁
された面状ヒータの断面図である。
【図12】強度比較試験の方法を説明するための図であ
る。
【図13】給電線の取付位置が変更されたPTCヒータ
本体を示す平面図である。
【図14】二対の給電線が取り付けられたPTCヒータ
本体を示す平面図である。
【図15】給電部材の形状が変更されたPTCヒータ本
体を示す平面図である。
【図16】給電部材の形状がさらに変更されたPTCヒ
ータ本体を示す平面図である。
【符号の説明】
1,100 面状ヒータ 2,101,104,200 PTCヒータ本体 3 PTCサーミスタ 4 絶縁封止用樹脂 5 絶縁板 6a,6b,102,103,105,106 給電部
材 7,10 留め具 20,21,22 絶縁シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性を有する材料を用いて形成され
    た絶縁板と、 絶縁板の一方表面上に配設され、導電性を有する少なく
    とも一対の給電部材と、 一対の給電部材に跨がった状態に接続された複数個のP
    TCサーミスタと、を含む面状ヒータであって、 少なくとも給電部材およびPTCサーミスタの表面が電
    気絶縁性を有する材料で被覆されることによって、給電
    部材およびPTCサーミスタが外部と電気的に絶縁され
    ていることを特徴とする面状ヒータ。
  2. 【請求項2】上記給電部材は、櫛形形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の面状ヒータ。
  3. 【請求項3】上記PTCサーミスタは、直方体形状であ
    って、他面と比べて面積の大きい表面のうちの少なくと
    も1つの表面の両端部分にはオーム性電極を設けてお
    り、 さらに、上記オーム性電極に当接し、かつ、上記給電部
    材にPTCサーミスタを固定すると共に給電部材とPT
    Cサーミスタとを電気的に接続する留め具を設けてある
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の面状ヒ
    ータ。
  4. 【請求項4】上記給電部材は、上記絶縁板の一方表面上
    に金属膜を形成し、この金属面を化学エッチングで加工
    することによって、プリント基板状に形成されることを
    特徴とする請求項1記載ないし請求項3のいずれかに記
    載の面状ヒータ。
  5. 【請求項5】給電部材およびPTCサーミスタと外部と
    を電気的に絶縁するための絶縁性材料は、電気絶縁性を
    有する樹脂の充填または電気絶縁性を有する樹脂シート
    の熱圧着によって、給電部材およびPTCサーミスタの
    表面を被覆することを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載の面状ヒータ。
  6. 【請求項6】複数個のPTCサーミスタは、異なる電気
    抵抗値の範囲を有する少なくとも2種類以上のPTCサ
    ーミスタにより構成されていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項5のいずれかに記載の面状ヒータ。
  7. 【請求項7】複数個のPTCサーミスタは、異なるキュ
    リー温度を有する少なくとも2種類以上のPTCサーミ
    スタにより構成されることを特徴とする請求項1ないし
    請求項5のいずれかに記載の面状ヒータ。
  8. 【請求項8】複数個のPTCサーミスタは、異なる電気
    抵抗値の範囲を有する少なくとも2種類以上のPTCサ
    ーミスタと、異なるキュリー温度を有する少なくとも2
    種類以上のPTCサーミスタとの組み合わせにより構成
    されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載の面状ヒータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013179836A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 株式会社デンソー 発熱装置
KR20180076375A (ko) * 2016-12-27 2018-07-06 현대자동차주식회사 차량용 복사열 히터

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