JP2887147B2 - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JP2887147B2 JP6337340A JP33734094A JP2887147B2 JP 2887147 B2 JP2887147 B2 JP 2887147B2 JP 6337340 A JP6337340 A JP 6337340A JP 33734094 A JP33734094 A JP 33734094A JP 2887147 B2 JP2887147 B2 JP 2887147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源供給用電極に対応す
る基材の表裏面を保護材で覆った面状発熱体に関する。
【0002】
【発明の背景】最近、土木、建築、電気などの工業分野
から、水産業、農業、健康産業まであらゆる分野で面状
発熱体が利用されるようになった。この面状発熱体はガ
ラス繊維を用いた織布又は合成樹脂性フィルム等の基材
に半導電性塗料を含浸又はコーティング加工して導電性
を与え、この面状発熱体の両側部に添って銅箔のテープ
を導電性接着剤で貼着したり、銅糸を帯状に織ったテー
プをミシン等で縫いつけて電極を形成し、この面状発熱
体全面を電気絶縁するためにラミネート加工を施し、上
記電極の任意の位置に端子を取着し電源供給用のリード
線を接続したものであるが、この面状発熱体は柔軟性を
有することが利用価値を高めているため、健康産業特に
医療の面で座布団や布団の内部に配置し、身体を暖める
目的で使用される場合がある。面状発熱体は固定した状
態で使用する場合は電極に機械的負荷がかかることはな
いが、座布団や布団等に使用した場合は常に不規則な状
態で面状発熱体に荷重がかかり撓みが生じる。面状発熱
体と電極とに繰り返し機械的負荷がかかり、長い時間の
末には面状発熱体と電極との間に剥離が発生する恐れが
ある。剥離した電極が面状発熱体に接触する時に発生す
るスパーク(電気火花)で、カーボンが燃焼して布団に
引火し、火災を発生する可能性がある。電気を使用して
いるため取扱によっては危険性もあるため安全性が望ま
れている。
【0003】
【発明の目的】本発明は前記背景の下に成立したもので
あって、電源供給用電極の剥離による事故を未然に防止
することのできる面状発熱体を提供することを目的とす
る。
【0004】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の面状発熱体は、平面状の柔軟性のある基材に
半導電性塗料をコーティング又は含浸させて導電性を持
たせるとともに、両側部に沿って電源供給用電極を配
し、該電極が配設された基材全体を絶縁フィルムで覆
うとともに、絶縁フィルムで覆われた基材の、上記電極
に対応する表裏面を、絶縁性と難燃性とを備えた保護材
で覆ったことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用、効果】前記構成によれば、導電性を有す
る平面状の柔軟性のある基材の両側部に沿って電源供給
用の電極を配設したので、この電極に電気を供給すると
面状発熱体は熱を発生する。この電極の配設された基材
は絶縁フィルムで覆われるとともに、絶縁フィルムで覆
われた基材の、上記電極に対応する表裏面は保護材で覆
われているので、基材と電極の接合部に直接機械的負荷
がかかることがなく、基材と電極との剥離の発生を抑止
できるとともに、万一剥離が発生してスパークにより基
材と電極の接合部に焼損が生じ、基板を覆う絶縁フィル
ムが焼損しても保護材がさらに覆っているので他に引火
する事故を未然に防止することができる。
【0006】また、万一剥離が発生してスパークが生
、絶縁フィルムが溶解して電極が露出しても、保護材
がさらに覆っているので漏電するようなことがなく、二
次災害の発生を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下図面によって本発明の実施態様について
説明する。図1において符号1は面状発熱体を示し、こ
の面状発熱体1は基材2の両側部に沿って電源供給用電
極3を配設するとともに、この電極3を保護する保護材
5が電極3に対応する上記基材2の表裏面を覆ってい
る。
【0008】面状発熱体1はガラス繊維を織った織布、
合成樹脂性フィルム等の柔軟性のある平面状の基材2に
導電性カーボンの粉末を接着剤に混入させた半導電性塗
料を含浸又はコーティング加工して導電性を与え電気抵
抗体とし、この基材2の一方の面の両側部に沿って電源
供給用電極3を配設し、基材2全体をポリエステルをベ
ースにした合成樹脂フィルムからなる2枚の絶縁フィル
ム4間にラミネート装置(図示せず)で封着し、絶縁処
理したものである。この面状発熱体1の上記電極3に対
応する位置の表裏面には保護材5が貼着されている(図
2(a)参照)。
【0009】この面状発熱体1は混入させる導電性カー
ボンの量を変えることにより抵抗値を変えることができ
るので、予め設定した温度を発生する面状発熱体1を作
ることができる。
【0010】電源供給用電極3は銅箔又は銅糸を帯状に
織った導電性のテープで構成され、上記基材2に導電性
接着剤やミシン縫い等で取着することにより電気的に接
続されている。
【0011】上記電極3の一部には端子6が設けられ、
この端子6に接続されたリード線7を電源に接続し、通
電することによって面状発熱体1が熱を発するように設
けられている。
【0012】保護材5は帯状に形成されたアルミの薄板
8と絶縁材9とで構成されている。このアルミの薄板8
は2枚の難燃性の合成樹脂フィルムからなる絶縁材9の
間にラミネート装置で封着され、電気的に絶縁処理がな
されている(図3参照)。
【0013】上記保護材5は上記面状発熱体1の電極3
に対応する表裏面に耐熱性両面テープ10で貼着される
とともに、保護材5の表面は絶縁テープ11で覆われ更
に絶縁、補強されている(図2(a)参照)。
【0014】なお、上記保護材5の幅は電極3の幅の2
倍程度が好ましく、厚みは使用目的により異なるが、使
用上の違和感を感じさせないためには0.3ミリ程度が
好ましい。
【0015】上述のように構成された面状発熱体1を図
4(a)に示すように座布団12のなかにクッション材
13で包むように内設し、リード線7の先端に電源プラ
グ14を取着して電源コンセント(図示せず)に接続す
ることで暖房用の座布団12として使用することができ
る。この座布団12は、図4(b)に示すように座る度
に撓んで、繰り返して荷重をかけることにより、長期に
渡って使用した場合は基材2と電極3とに機械的負荷が
かかることになるが、保護材5が電極3と基材2とを両
面から覆っているので、図2(b)に示すように面状発
熱体1に撓みが発生しても基材2と電極3とは一体で撓
み、基材2と電極3との接合部aにかかる機械的負荷を
減少し、基材2からの電極3の剥離を抑止することがで
きる。
【0016】また、万一剥離が発生し、スパークが生じ
ても保護材5が面状発熱体1の表裏面に貼着されている
のでスパークによってカーボンが燃焼し、基材2を覆っ
ている絶縁フィルム4が溶解してもクッション材13や
カバー15に引火して火災などの二次災害の発生を防止
できる。
【0017】なお、保護材5は可撓性のあるアルミの薄
板8を使用するとともに、このアルミの薄板8を絶縁材
9で被覆したので、使用上の違和感を感じさせることが
なく、万一スパークが発生して絶縁フィルム4が溶解し
ても漏電することがない。
【0018】また、保護材5はアルミの薄板に限定され
ることはなく、銅やステンレスの糸で織った織布や、ス
テンレスの薄板を絶縁材でラミネートしてもよいし、難
燃性の合成樹脂フィルムを使用してもよいし、断面コ字
状に形成し面状発熱体を挟むように取着してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面状発熱体の構成を示す平面図
【図2】(a)(b)は面状発熱体の内部構成を示す縦
断面図
【図3】保護材の構成を示す縦断面図
【図4】(a)(b)は面状発熱体を使用した座布団の
要部断面図
【符号の説明】
1 面状発熱体 2 基材 3 電源供給用電極 4 絶縁フィルム 5 保護材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 3/20 389 H05B 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の柔軟性のある基材に半導電性塗
    料をコーティング又は含浸させて導電性を持たせるとと
    もに、両側部に沿って電源供給用電極を配設し、該電極
    が配設された基材全体を絶縁フィルムで覆うとともに、
    絶縁フィルムで覆われた基材の、上記電極に対応する表
    裏面を、絶縁性と難燃性とを備えた保護材で覆ったこと
    を特徴とする面状発熱体。
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