JPS5937998Y2 - 面発熱体 - Google Patents
面発熱体Info
- Publication number
- JPS5937998Y2 JPS5937998Y2 JP1976113690U JP11369076U JPS5937998Y2 JP S5937998 Y2 JPS5937998 Y2 JP S5937998Y2 JP 1976113690 U JP1976113690 U JP 1976113690U JP 11369076 U JP11369076 U JP 11369076U JP S5937998 Y2 JPS5937998 Y2 JP S5937998Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- surface heating
- metal foil
- insulating sheet
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Surface Heating Bodies (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、発火、延焼等の事故の発生を最少限度に防止
することができ、防湿性にも優れた面発熱体に関するも
のである。
することができ、防湿性にも優れた面発熱体に関するも
のである。
従来、面発熱体素子の絶縁被覆用シートとしてゴム、塩
化ビニル、ポリエステル等の高分子材料からなるシート
を単体で、あるいは、それらを複合して使用していた。
化ビニル、ポリエステル等の高分子材料からなるシート
を単体で、あるいは、それらを複合して使用していた。
しかしこれらは、有機物であるため、面発熱体が万−何
らかの理由により異常に高温に発熱した場合、面発熱体
やこれらの高分子材料が発火、延焼する等の虞れがあり
、このためこの面発熱体を設置した、例えば建造物等の
火災の原因となる危険があった。
らかの理由により異常に高温に発熱した場合、面発熱体
やこれらの高分子材料が発火、延焼する等の虞れがあり
、このためこの面発熱体を設置した、例えば建造物等の
火災の原因となる危険があった。
本考案は、このような危険の解消を目的として完成され
たものである。
たものである。
本考案を図面に基づいて詳細に説明すると、面発熱体素
子１には、銅テープ等の金属箔帯やリボンワイヤー等の
電極２が設けられてお・す、この電極２には電流供給回
路としてのリード線３が接続されている。
子１には、銅テープ等の金属箔帯やリボンワイヤー等の
電極２が設けられてお・す、この電極２には電流供給回
路としてのリード線３が接続されている。
この面発熱体素子１の両面は、自己消火性の強い絶縁シ
ー！−４で破覆されている。
ー！−４で破覆されている。
この絶縁シート４としては、塩化ビニル樹脂からなるも
のが例示され得る。
のが例示され得る。
また、この両側の自己消火性の強い絶縁シート４の各々
の外面に、更に熱伝導性の良好な金属箔５が積層されて
いる。
の外面に、更に熱伝導性の良好な金属箔５が積層されて
いる。
この金属箔５の厚みは１０μ以上が好ましい。
この金属箔５としては、例えば、アルミニウム、スズ、
銅等が挙げられる。
銅等が挙げられる。
また、金属箔５としては、耐腐蝕性の良好なものが好ま
しい。
しい。
本考案に使用する面発熱体素子１としては、ゴム、合成
樹脂等の可塑物中にカーボンブラック、金属粉末等の導
電性粉末を練り込んで薄いシート状に形成したものや、
可塑物の溶液中にそのような導電性粉末を混入分散し、
これをナイロン、テトロン、ビニロン、ガラス織布等の
強靭な布地上に塗布若しくは含浸し、乾燥固化して薄層
のシート状にしたものや、カーボンブラックにビニルモ
ノマーをグラフト重合したものを溶液中で架橋剤と一緒
に混合し、上述したような耐熱性基布に塗布若しくは含
浸し加熱硬化してシート状に形成したもの等を使用する
。
樹脂等の可塑物中にカーボンブラック、金属粉末等の導
電性粉末を練り込んで薄いシート状に形成したものや、
可塑物の溶液中にそのような導電性粉末を混入分散し、
これをナイロン、テトロン、ビニロン、ガラス織布等の
強靭な布地上に塗布若しくは含浸し、乾燥固化して薄層
のシート状にしたものや、カーボンブラックにビニルモ
ノマーをグラフト重合したものを溶液中で架橋剤と一緒
に混合し、上述したような耐熱性基布に塗布若しくは含
浸し加熱硬化してシート状に形成したもの等を使用する
。
これらの面発熱体素子１、絶縁シート４、金属箔５、シ
ート状物６の互いの積層は、接着剤によってもよいし、
熱融着によってもよい。
ート状物６の互いの積層は、接着剤によってもよいし、
熱融着によってもよい。
こうしてなる面発熱体の両金属箔５は外面にそれぞれ更
にポリエステル樹脂等から成るシート状物６を積層され
た補強複合体とすることもできるこのシート状物６の厚
みは１０μ以上が良い。
にポリエステル樹脂等から成るシート状物６を積層され
た補強複合体とすることもできるこのシート状物６の厚
みは１０μ以上が良い。
この場合、面発熱体を屈曲したとき生ずる金属箔５の亀
裂ないし破損を防止することができ、また、金属箔５の
もつ熱伝導性を更に助長させ、また同じく、金属箔５の
防湿性及び酸素遮１新性を更に向上させることができる
。
裂ないし破損を防止することができ、また、金属箔５の
もつ熱伝導性を更に助長させ、また同じく、金属箔５の
防湿性及び酸素遮１新性を更に向上させることができる
。
第３図に示したようにシート状物６を金属箔５の外面の
みでなく、その端面及び絶縁シート４の端面をも完全に
包み込むように積層被覆すれば、防湿性、酸素遮断性を
更に良好とすることができる。
みでなく、その端面及び絶縁シート４の端面をも完全に
包み込むように積層被覆すれば、防湿性、酸素遮断性を
更に良好とすることができる。
金属箔５にはアース７を取り付けることが好ましい。
この場合、面発熱体素子１と金属箔３とではからずも構
成された一種のコンデンサー構造によって面発熱体素子
１に電流を通じたとき、その電流が交流電流の場合は金
属箔５に漏洩電流が生じるが、アース７によって安全に
大地へ流すことができ、人体の感電事故を未然に防止し
得る。
成された一種のコンデンサー構造によって面発熱体素子
１に電流を通じたとき、その電流が交流電流の場合は金
属箔５に漏洩電流が生じるが、アース７によって安全に
大地へ流すことができ、人体の感電事故を未然に防止し
得る。
このように金属箔５にアース７を取り付けた場合には、
更に、面発熱体素子１の電極２に接続したリード線３等
の電流供給回路中に漏電遮断器８を配置してお・くと、
万一絶縁シート４が外力（例えば釘９が突きささったり
した場合）や熱等により破壊した場合でも、その金属箔
５を通じて電流が流れ、漏電遮断器８を作動させ電源を
カットし得るので漏電防止に役立つ。
更に、面発熱体素子１の電極２に接続したリード線３等
の電流供給回路中に漏電遮断器８を配置してお・くと、
万一絶縁シート４が外力（例えば釘９が突きささったり
した場合）や熱等により破壊した場合でも、その金属箔
５を通じて電流が流れ、漏電遮断器８を作動させ電源を
カットし得るので漏電防止に役立つ。
本考案にお゛いては、前述のように自己消火性の強い絶
縁シート４として、塩化ビニル樹脂を例示したが、この
場合面発熱体素子１が異常に高温に発熱した結果、絶縁
シート４が発火しても、塩化ビニル樹脂が燃えることに
よって発生する塩化水素ガスにより自動的にその火を消
す作用をするものである。
縁シート４として、塩化ビニル樹脂を例示したが、この
場合面発熱体素子１が異常に高温に発熱した結果、絶縁
シート４が発火しても、塩化ビニル樹脂が燃えることに
よって発生する塩化水素ガスにより自動的にその火を消
す作用をするものである。
したがって、この絶縁シート４としては塩化ビニル樹脂
の他、このように発火時消火作用のあるガス等を発生す
ることのできる材料等自己消火性を有し、電気絶縁性を
有するものであれば適用し得る。
の他、このように発火時消火作用のあるガス等を発生す
ることのできる材料等自己消火性を有し、電気絶縁性を
有するものであれば適用し得る。
本考案にお・いて、面発熱体素子１の両面は自己消火性
の強い絶縁シー１−４で被覆されているので面発熱体素
子１が電気絶縁されることは勿論、その自己消火性によ
り、万一面発熱体素子１が異常に高温に発熱した場合で
も、その絶縁シート４の発火延焼は即時に阻止され、し
かもその絶縁シート４の外面は酸素遮断性の良好な金属
箔５が積層されているから、絶縁シート４が面発熱体素
子１の異常高熱により万一溶融、炭化してもその金属箔
５の酸素遮断性により酸素が遮断されているので発火が
防止され得る。
の強い絶縁シー１−４で被覆されているので面発熱体素
子１が電気絶縁されることは勿論、その自己消火性によ
り、万一面発熱体素子１が異常に高温に発熱した場合で
も、その絶縁シート４の発火延焼は即時に阻止され、し
かもその絶縁シート４の外面は酸素遮断性の良好な金属
箔５が積層されているから、絶縁シート４が面発熱体素
子１の異常高熱により万一溶融、炭化してもその金属箔
５の酸素遮断性により酸素が遮断されているので発火が
防止され得る。
また金属箔５は、その良好な熱伝導性により、面発熱体
素子１の異常高温に発熱したその局部の高温を他の部分
へ平均的に分散させることができるから、更に絶縁シー
ト４の発火を防止することに役立つ。
素子１の異常高温に発熱したその局部の高温を他の部分
へ平均的に分散させることができるから、更に絶縁シー
ト４の発火を防止することに役立つ。
更に金属箔５は防湿性が良好なので、面発熱体素子１へ
の水分の透過を防ぐので、その面発熱体素子１の吸湿に
よる抵抗値の変化を防止し面発熱体素子１の耐久性をを
向上させることができ、常に好適な面発熱体素子を維持
することができる。
の水分の透過を防ぐので、その面発熱体素子１の吸湿に
よる抵抗値の変化を防止し面発熱体素子１の耐久性をを
向上させることができ、常に好適な面発熱体素子を維持
することができる。
第１図は本考案品１例の斜視図、第２図は特に厚みを誇
張して表現した第１図Ａ−Ａ’線−Ｌ拡犬断面図、第３
図は本考案品の別の例を示ず１新面図、第４図は本考案
品の更に別の例にお・いて釘が突きささった異常時の断
面を表わした斜視図である。 １・・・・・・面発熱体素子、２・・・・・・電極、３
・・・・・・リード線、４・・・・・・自己消火性の強
い絶縁シート、５・・・・・・金属箔、６・・・・・・
シート状物、７・・・・・・アース、８・・・・・・漏
電遮断器。
張して表現した第１図Ａ−Ａ’線−Ｌ拡犬断面図、第３
図は本考案品の別の例を示ず１新面図、第４図は本考案
品の更に別の例にお・いて釘が突きささった異常時の断
面を表わした斜視図である。 １・・・・・・面発熱体素子、２・・・・・・電極、３
・・・・・・リード線、４・・・・・・自己消火性の強
い絶縁シート、５・・・・・・金属箔、６・・・・・・
シート状物、７・・・・・・アース、８・・・・・・漏
電遮断器。
Claims (4)
- （１）電極を有する面発熱体素子の両面を塩化ビニル樹
脂等から戊る自己消火性の強い絶縁シートで被覆し、更
にその両面に熱伝導性の良好な金属箔を積層し、該電極
に電流供給回路を接続してなる面発熱体。 - （２）金属箔が接地体であることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第１項記載の面発熱体。 - （３）電流供給回路が漏電遮断器を配置していることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第２項記載の面発熱
体。 - （４）金属箔が補強複合体であることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第１項記載の面発熱体３
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976113690U JPS5937998Y2 (ja) | 1976-08-25 | 1976-08-25 | 面発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976113690U JPS5937998Y2 (ja) | 1976-08-25 | 1976-08-25 | 面発熱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5331342U JPS5331342U (ja) | 1978-03-17 |
| JPS5937998Y2 true JPS5937998Y2 (ja) | 1984-10-22 |
Family
ID=28723374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976113690U Expired JPS5937998Y2 (ja) | 1976-08-25 | 1976-08-25 | 面発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5937998Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS505083U (ja) * | 1973-05-21 | 1975-01-20 |
-
1976
- 1976-08-25 JP JP1976113690U patent/JPS5937998Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS505083U (ja) * | 1973-05-21 | 1975-01-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5331342U (ja) | 1978-03-17 |
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