JPH09320441A - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JPH09320441A JPH09320441A JP13820696A JP13820696A JPH09320441A JP H09320441 A JPH09320441 A JP H09320441A JP 13820696 A JP13820696 A JP 13820696A JP 13820696 A JP13820696 A JP 13820696A JP H09320441 A JPH09320441 A JP H09320441A
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Abstract
電磁継電器を提供することにある。 【解決手段】 可動鉄片30と可動接触片51との間
に、カード40を側方から挿入し、ベース10に回動可
能に支持した。
Description
カードの組み付け構造に関する。
12ないし図14に示すように、ベース1の上面中央部
に突設した係合受け部2の一方側に、可動鉄片3を回動
可能に支持した電磁石ブロック4を立設し、その反対側
に可動接触片5および固定接触片6を立設したものがあ
る。そして、図12に示すように、前記係合受け部2に
設けた貫通孔2aの両側開口部に、カード7に設けた一
対の内向する爪部7a,7b(図14)を上方からそれ
ぞれ係合することにより、回動可能に支持していた。
電磁継電器では、前記係合受け部2にカード7を上方か
ら組み付けようとすると、電磁石ブロック4側に傾斜す
る可動接触片5を治具(図示せず)で固定接触片6側に
押圧し、両者間の距離を広げた後、カード7を可動接触
片5の上端部から基部に挿入して組み付けねばならな
い。このため、カード7の組み付けに手間がかかるだけ
でなく、可動接触片5が塑性変形しやすく、組立精度,
動作特性にバラツキが生じるという問題点があった。
で動作特性にバラツキが生じない電磁継電器を提供する
ことを目的とする。
器は、前記目的を達成するため、ベースに立設した電磁
石ブロックの励磁,消磁に基づいて回動する可動鉄片で
カードを回動し、このカードで可動接触片を回動して接
点を開閉する電磁継電器において、前記可動鉄片と前記
可動接触片との間に、前記カードを側方から挿入して回
動可能に支持した構成としたものである。
を、前記ベースの上面に突設した一対の係合受け部に側
方から順次挿入して回動可能に支持してもよい。さら
に、前記カードの回動軸の少なくとも片側先端部を、前
記ベースに嵌合したケースの内側面に当接させて抜け止
めしてもよい。そして、前記カードに、前記係合受け部
の側面に当接する突起を設けてもよい。
係合受け部の貫通孔に、カードの下端部から略L字形状
に延在し、かつ、先端に弾性爪部を形成した係合部を挿
入して抜け止めしてもよい。さらに、前記電磁石ブロッ
クを形成するスプールの上方鍔部に、前記カードを回動
可能に吊り下げてもよい。
図1ないし図11の添付図面に従って説明する。第1実
施形態にかかる電磁継電器は、図1ないし図7に示すよ
うに、ベース10に立設した電磁石ブロック20の励
磁,消磁に基づいて回動する可動鉄片30で絶縁機能を
有するカード40を回動し、このカード40で前記ベー
ス10に設けた接点機構50を駆動するものである。
1を突設したものである。そして、この絶縁壁11の上
端面の両側縁部から支持体12,12が上方に延在し、
この支持体12には係合孔13が設けられている。ま
た、前記絶縁壁11の基部には後述するカード40を回
動可能に支持する一対の係合受け部14,15が形成さ
れている。なお、係合受け部14は後述するカード40
を側方から挿入できるように切り欠かれている。
設けた圧入溝16,17に可動接触片51および固定接
触片52の端子部51a,52aを側方からそれぞれ圧
入することにより、接点機構50が形成され、可動接点
53が固定接点54に接離可能に対向している。なお、
55は、固定接触片52の引き出し端子である。
22を有するスプール23にコイル24を巻回し、その
引き出し線を鍔部21に圧入したコイル端子25のから
げ部25aにからげてハンダ付けしたものである。そし
て、前記スプール23の中心孔に断面略T字形状の鉄芯
26を挿通し(図2)、突出する上端部を磁極部26a
とする一方、突出する下端部26bを、略L字形状のヨ
ーク27の水平部にカシメ固定してある。
部に、前記スプール23の鍔部21に組み付けたヒンジ
ばね31を介し、可動鉄片30が回動可能に支持されて
いる。
ース10の上方から前記絶縁壁11の支持体12に沿っ
て押し下げることにより、前記ヨーク27の両側面の上
端部に設けた突起27aが支持体12の係合孔13に係
合することにより、ベース10に電磁石ブロック20が
抜け止めされる。なお、説明の便宜上、図2においてコ
イル24およびヒンジばね31は図示されていない。
に、その片面に第1,第2押圧突部41,42を側方に
突設する一方、その反対面に第3押圧突部43を形成し
てあるとともに、その下端部に前記ベース10の係合受
け部14,15に係合する回動軸44を設けてある。ま
た、同一の高さに位置する前記カード40の第1押圧突
部41および第3押圧突部43の先端面は、図4に示す
ように、円弧45の一部を形成している。さらに、前記
回動軸44の近傍には、回動の際に生じる摩擦力を小さ
くするため、突起46が設けられている。
6に示すように、絶縁壁11と図示されていない可動接
触片51との間に側方から挿入され、その回動軸44を
係合受け部14,15に順次挿入することにより、カー
ド40がベース10に回動自在に支持される。ただし、
前記カード40の突起46が係合受け部15の内向面に
当接するので、摩擦力は小さい。なお、説明の便宜上、
図5および図6において、電磁石部20,可動鉄片30
および接点機構50は省略されている。
ケース20を上方から嵌合することにより、回動軸44
の両端部がケース20の内側面に当接して抜け止めさ
れ、組立作業が完了する。本実施形態によれば、カード
40の回動軸44の全長がベース10の巾寸法とほぼ同
一である。このため、カード40は巾方向にガタツキを
生ずることなく、回動できるという利点がある。
作について説明する。すなわち、電磁石ブロック20が
無励磁である場合、可動接触片51のばね力でカード4
0が可動鉄片30の垂直下端部を押圧し、その可動鉄片
30の水平先端部が鉄芯26の磁極部26aから開離し
ているとともに、可動接点53が固定接点54から開離
している。
24に電圧を印加して励磁すると、鉄芯26の磁極部2
6aが可動鉄片30の水平先端部を吸引する。このた
め、可動接触片51のばね力に抗し、可動鉄片30がヨ
ーク27の上端面の片側縁部を支点に回動し、可動鉄片
30の垂直下端部がカード40の第3押圧突部43を押
圧する。この結果、カード40が回動軸44を中心に回
動し、第1押圧突部41が可動接触片51の背面の中間
部を押圧する。このため、可動接触片51が回動し、可
動接点53が固定接点54に接触した後、第2押圧突部
42が可動接触片51の背面を押圧してチャタリング現
象を防止し、ついで、可動鉄片30の水平先端部が鉄芯
26の磁極部26aに吸着する。
可動接触片51のばね力により、可動接点53が固定接
点54から開離するとともに、カード40が前述と逆方
向に回動し、可動鉄片30も逆方向に回動して元の状態
に復帰する。
面のうち、可動接点53の近傍に第2押圧突部42が当
接するので、動作時,復帰時のチャタリング現象を防止
できるという利点がある。
ないし図10に示すように、前述第1実施形態は一対の
係合受け部14,15にカード40を係合する場合であ
るのに対し、ベース10の中央部に設けた1個の係合受
け部18にカード40を回動可能に支持する場合であ
る。
カード本体40aの下端部に略L字形状の係合部47が
形成されている。この係合部47は、その先端部が弾性
爪部47aとなっている。
0に立設した電磁石ブロック20に回動可能に支持され
た可動鉄片30と、接点機構50の可動接触片51との
間に、カード40を側方から挿入し、係合受け部18の
貫通孔18aに係合部47の弾性爪部47aを弾性変形
させながら圧入することにより、抜け止めされる。他は
前述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略す
る。
係合受け部18を突設するだけでよく、成形,組立作業
が容易になるという利点がある。
1に示すように、前述の実施形態がベース10に設けた
係合受け部14,15あるいは18にカード40を回動
可能に支持する場合であるのに対し、ベース10に立設
した電磁石ブロック2を形成するスプール23の鍔部2
1に、カード40を回動可能に吊り下げたものである。
なお、同一部品には同一番号を付して説明を省略する。
ただし、コイル,ヒンジばねは、説明の便宜上、省略さ
れている。
の請求項1にかかる電磁継電器によれば、可動鉄片と可
動接触片との間にカードを側方から挿入するので、挿入
すべき距離が従来例よりも短くなり、組立作業が容易に
なる。特に、可動鉄片と可動接触片との対向距離が短く
とも、両者の間にカードを容易に挿入でき、装置の大型
化を防止できる。また、カードで可動接触片を押し広げ
ながら挿入するので、従来例のように治具で可動接触片
を必要以上に押し広げる必要がない。このため、生産工
数が減少するだけでなく、可動接触片が塑性変形するこ
とがなく、組立精度,動作特性にバラツキが生じない。
さらに、可動接触片,固定接触片の組立方向をカードの
組立方向と同一にすれば、部品の組立方向が揃い、作業
効率が向上する。請求項2によれば、ベースに突設した
一対の係合受け部にカードを回動可能に支持するので、
カードにガタツキが生じず、動作特性のバラツキを防止
できる。請求項3によれば、カードの回動軸の先端部
が、ベースに組み付けたケースの内側面に当接するの
で、特別な構造,操作を必要とせずにカードの抜け落ち
を防止でき、便利である。請求項4によれば、係合受け
部にカードの突起が当接するので、カードが係合部に点
接触することになる。このため、摩擦が小さく、円滑な
動作特性を有する電磁継電器が得られる。請求項5によ
れば、ベースに設けた1個の係合受け部の貫通孔に、カ
ードの弾性爪部を挿入することにより、抜け止めでき
る。このため、ワンタッチでカードの組立作業が完了
し、生産性の良い電磁継電器が得られる。請求項6によ
れば、ベースに立設した電磁石ブロックを形成するスプ
ールの上方鍔部に、カードを回動可能に吊り下げるの
で、設計の自由度が広がり、便利であるという効果があ
る。
示す斜視図である。
ら視た斜視図であり、図(b)は他方側から視た斜視図
である。
図(b)は正面図、図(c)は右側面図である。
る。
示す側面図である。
る。
を示す側面図である。
ある。
る。
合孔、14,15…係合受け部、16,17…圧入溝、
20…電磁石ブロック、21,22…鍔部、23…スプ
ール、26…鉄芯、27…ヨーク、30…可動鉄片、4
0…カード、44…回動軸、50…接点機構、51…可
動接触片、52…固定接触片。
Claims (6)
- 【請求項1】 ベースに立設した電磁石ブロックの励
磁,消磁に基づいて回動する可動鉄片でカードを回動
し、このカードで可動接触片を回動して接点を開閉する
電磁継電器において、 前記可動鉄片と前記可動接触片との間に、前記カードを
側方から挿入して回動可能に支持したことを特徴とする
電磁継電器。 - 【請求項2】 前記カードの下端部に設けた回動軸を、
前記ベースの上面に突設した一対の係合受け部に側方か
ら順次挿入して回動可能に支持したことを特徴とする請
求項1に記載の電磁継電器。 - 【請求項3】 前記カードの回動軸の少なくとも片側先
端部を、前記ベースに嵌合したケースの内側面に当接さ
せて抜け止めしたことを特徴とする請求項1または2に
記載の電磁継電器。 - 【請求項4】 前記カードに、前記係合受け部の側面に
当接する突起を設けたことを特徴とする請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の電磁継電器。 - 【請求項5】 前記ベースの上面に突設した1個の係合
受け部の貫通孔に、カードの下端部から略L字形状に延
在し、かつ、先端に弾性爪部を形成した係合部を挿入し
て抜け止めしたことを特徴とする請求項1または4に記
載の電磁継電器。 - 【請求項6】 前記電磁石ブロックを形成するスプール
の上方鍔部に、前記カードを回動可能に吊り下げたこと
を特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP13820696A JP3552406B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 電磁継電器 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13820696A Expired - Fee Related JP3552406B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 電磁継電器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN111801763A (zh) * | 2018-03-27 | 2020-10-20 | 欧姆龙株式会社 | 继电器 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13820696A patent/JP3552406B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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