JPH09319073A - リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル - Google Patents

リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル

Info

Publication number
JPH09319073A
JPH09319073A JP15484896A JP15484896A JPH09319073A JP H09319073 A JPH09319073 A JP H09319073A JP 15484896 A JP15484896 A JP 15484896A JP 15484896 A JP15484896 A JP 15484896A JP H09319073 A JPH09319073 A JP H09319073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellicle
frame
film
adhesive
pellicle film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15484896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Hamada
裕一 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP15484896A priority Critical patent/JPH09319073A/ja
Publication of JPH09319073A publication Critical patent/JPH09319073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、リソグラフィーにおいて波長が5
00nm以下の短波長の露光光源を用いても、劣化し難
く耐久性に優れたリソグラフィー用ペリクルを、フッ素
系ポリマーからなるペリクル膜をフッ素系ポリマーから
なる接着剤を用いてペリクル枠に接着する際にペリクル
膜にシワが発生することなく、製造できる方法を開発す
る。 【解決手段】 フッ素系ポリマーからなるペリクル膜
を、フッ素系ポリマーからなる接着剤を用いて、ペリク
ル枠に接着することによるリソグラフィー用ペリクルの
製造方法において、YAGレーザーを照射することによ
りペリクル膜をペリクル枠に接着させる、ことを特徴と
するリソグラフィー用ペリクルの製造方法、およびこの
方法で製造されたリソグラフィー用ペリクル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSI、超LSIな
どの半導体用デバイスまたは液晶表示用デバイスの製造
においてリソグラフィーを行う際に、パターンが描かれ
た露光原版のゴミよけとして使用されるリソグラフィー
用ペリクルの製造方法およびその方法により製造された
リソグラフィー用ペリクルに関する。
【0002】
【従来の技術】LSI、超LSIなどの半導体用デバイ
スまたは液晶表示用デバイスの製造において、シリコン
ウエーハなどの半導体ウエーハまたは液晶用原版上に、
露光原版(本明細書中ではフォトマスク、レチクル等を
総称した意味で用いる)に通した光を照射してパターン
を転写すること、すなわちリソグラフィーが行われるの
であるが、その際、露光原版にゴミが付着していると、
ゴミが光を吸収したり光を曲げてしまうため、半導体ウ
エーハや液晶用原版上に転写されるパターンが変形した
り、エッジががさついたものとなる他、白地が黒く汚れ
たりして、寸法、品質、外観などが損なわれ、その結
果、半導体用デバイスや液晶表示用デバイスの性能や製
造歩留りの低下をもたらす。
【0003】そのため、通常、リソグラフィーは、クリ
ーンルーム内で行われるが、クリーンルーム内でも露光
原版を完全に清浄に保つことは困難である。そこで、図
1に示したように、露光原版3に、ペリクル膜1および
ペリクル枠2からなるペリクルを装着することが行われ
ている。このように、ペリクルを露光原版に装着する
と、ゴミは露光原版3上に直接付着せず、ペリクル膜1
上に付着するため、リソグラフィー時に焦点を露光原版
3の結像面4にあるパターンに合わせておけば、ペリク
ル膜1上のゴミは転写に無関係となる。
【0004】ペリクルは、光をよく通過させる材料、例
えばニトロセルロース、酢酸セルロース、変性ポリビニ
ルアルコール、フッ素系ポリマーなどからなる透明なペ
リクル膜と、アルミニウム合金、ステンレス、ポリエチ
レンなどからなるペリクル枠からなる。そして、図2に
示されているように、ペリクル枠2のフレームの部分に
ペリクル膜1が接着されている。ペリクル膜1とペリク
ル枠2との接着は、例えば、ペリクル枠の上部にペリク
ル膜の良溶媒を塗布し風乾する(特開昭58−2190
23号公報参照)か、または、アクリル樹脂やエポキシ
樹脂などの接着剤5を用いて(米国特許第486140
2号明細書、特公昭63−27707号公報参照)行わ
れる。ペリクル枠2の下部に露光原版を装着するので、
ペリクル枠2の下部は、ポリブテン樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、アクリル樹脂などからなる粘着層6、および、
粘着層6を保護するための離型層7で構成されている。
さらに、ペリクル枠2の内側には、塵埃の固定のため
に、内面粘着剤層8を設ける場合もある。
【0005】ところで、このようなペリクルにおいて
は、リソグラフィー時に、ペリクル膜や、ペリクル膜を
ペリクル枠に接着するために使用される接着剤が直接露
光光源に曝される。近年の露光光源の短波長化に伴っ
て、ペリクル膜および接着剤の耐光性が特に重要となっ
た。フッ素系ポリマーからなるペリクル膜は耐光性に優
れていて500nm以下の短波長領域で使用しても黄変
したりシワが発生することがない反面、接着性に乏しい
という欠点を持っているが、接着剤として、同系列のフ
ッ素系ポリマーからなる接着剤を用いると、フッ素系ポ
リマーからなるペリクル膜をペリクル枠に強く接着で
き、しかもフッ素系ポリマーからなる接着剤は耐光性に
優れていて、露光光源が500nm以下の短波長のもの
であっても、実質的に劣化せず、耐久性に優れていて長
時間安定して使用することができるペリクルが得られる
(特開平4−245827号、特開平5−75671
号、特開平7−168345号公報参照)。
【0006】しかし、フッ素系ポリマーからなるペリク
ル膜を、フッ素系ポリマーからなる接着剤を用いてペリ
クル枠に接着するに際し、従来、接着剤をペリクル枠に
塗布した後、これにペリクル膜を貼り合わせ、フレーム
に高周波誘導電流を流すことによって加熱し、この熱に
よってペリクル膜とペリクル枠とを接着していたが、こ
のような高周波誘導電流による加熱によってペリクル膜
とペリクル枠とを接着すると、ペリクル膜は、ペリクル
枠との接着部分のみが加熱されるのではなく、接着部分
の周りの部分も加熱されてその部分がダメージを受け、
ペリクル膜がのびてシワが発生しやすいという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、リ
ソグラフィーにおいて波長が500nm以下の短波長の
露光光源を用いても、劣化し難く耐久性に優れたリソグ
ラフィー用ペリクルを、フッ素系ポリマーからなるペリ
クル膜をフッ素系ポリマーからなる接着剤を用いてペリ
クル枠に接着する際にペリクル膜にシワが発生すること
なく、製造できる方法を開発することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この課題
に鑑みて種々検討を重ねた結果、フッ素系ポリマーから
なるペリクル膜を、フッ素系ポリマーからなる接着剤を
用いて、ペリクル枠に接着する際に、ペリクル膜の側か
ら、すなわち、ペリクル枠に接触している面の反対側の
面の外方から、YAGレーザーを照射すると、ペリクル
膜を、ペリクル枠との接着部分のみで加熱でき、その周
りの部分に熱のダメージを与えることを避けることがで
き、その結果ペリクル膜がのびてシワが発生することを
防止でき、しかも充分な接着強度が得られることを見い
だした。
【0009】すなわち、本発明のうち、請求項1に記載
の発明は、フッ素系ポリマーからなるペリクル膜を、フ
ッ素系ポリマーからなる接着剤を用いて、ペリクル枠に
接着することによるリソグラフィー用ペリクルの製造方
法において、YAGレーザーを照射することによりペリ
クル膜をペリクル枠に接着させる、ことを特徴とするリ
ソグラフィー用ペリクルの製造方法であり、請求項2に
記載の発明は、 1)ペリクル膜を接着するペリクル枠の面に、フッ素系
ポリマーからなる接着剤を塗布し、2)接着剤を塗布し
たペリクル枠の面に、フッ素系ポリマーからなるペリク
ル膜を貼り合わせ、3)接着剤が塗布されている部分
に、ペリクル膜の側から、YAGレーザーを照射して、
ペリクル枠にペリクル膜を接着させる、ことを特徴とす
るリソグラフィー用ペリクルの製造方法である。
【0010】このようにYAGレーザーを用いると、ペ
リクル膜とペリクル枠との接着部分のみを正確に加熱す
ることができ、その周りの部分を加熱することを避ける
ことができるので、周りの部分が加熱されることにより
ダメージを受けることがなく、その結果ペリクル膜とペ
リクル枠とを接着させる際にペリクル膜にシワが発生す
ることを防止できる。
【0011】上記本発明において使用されるペリクル膜
および/または接着剤は、1064nm付近に吸収があ
るものであることが好ましい(請求項3)。1064n
m付近に吸収があるペリクル膜および接着剤は、YAG
レーザーの照射により、より素早く加熱され、その結
果、ペリクル膜とペリクル枠との接着部分のみをより正
確に加熱できるからである。特に、接着剤のみが106
4nm付近に吸収があるものであることが好ましい。
【0012】また、上記本発明において使用されるペリ
クル膜または接着剤の材料となるフッ素系ポリマーとし
ては、非晶質なフッ素系重合体、例えば、テトラフルオ
ロエチレンとフッ化ビニリデンとの共重合体、テトラフ
ルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとフッ化ビ
ニリデンとの三元共重合体、テトラフルオロエチレンと
環状パーフルオロエーテル基を有する含フッ素モノマー
との共重合体が好ましい(請求項4)。これは、非晶質
なフッ素系重合体からなるペリクル膜および接着剤を用
いて製造されたペリクルは、リソグラフィーにおける露
光光源が長波長のものの場合でも短波長のものの場合で
も、良好に使用できるからであるし、特に、非晶質なフ
ッ素系重合体からなるペリクル膜および接着剤は、50
0nm以下の波長の露光光源に対して耐光性が優れてい
て、このようなペリクル膜および接着剤から製造された
ペリクルは、500nm以下の波長を用いるリソグラフ
ィーにおいて、実質的に劣化せず、耐久性に優れている
からである。従って、本発明においては、特に、ペリク
ル膜および接着剤のいずれもが、非晶質なフッ素系重合
体からなるものであることが好ましい。特に、相溶性の
観点から、ペリクル膜および接着剤が同一または類似の
非晶質なフッ素系重合体からなることが好ましい。
【0013】さらに、上記本発明においては、接着剤の
ガラス転移温度が、ペリクル膜のガラス転移温度よりも
低いことが好ましい(請求項5)。この場合、ペリクル
膜をペリクル枠に接着するためにYAGレーザーの照射
により加熱するに際し、接着剤をそのガラス転移温度以
上に加熱し、ペリクル膜をそのガラス転移温度以上に加
熱しないことができ、こうすることによって、ペリクル
膜にガラス転移を起こさずにペリクル膜をペリクル枠に
接着できるからである。ペリクル膜がガラス転移を起こ
すと、ペリクル膜のテンションが失われたり、膜厚が変
化したりして、ペリクル膜の光の透過率が低下する。接
着剤のガラス転移温度と、ペリクル膜のガラス転移温度
との差は、好ましくは5℃以上、特に20℃以上であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、フッ素系ポリマーからなるペリクル膜を、
上述したようなペリクル膜の材料を溶剤に溶解して3〜
10%の濃度の溶液とした後、この溶液をスピンコータ
ーやナイフコーターを用いる溶液キャスター法でシリコ
ン基板やガラス基板の上に広げて膜厚が0.1〜10μ
m、好ましくは0.5〜5μmの透明膜を形成し、乾燥
することによって作製する。ペリクル膜の光の透過率は
95%以上、特に98%以上であることが好ましく、ペ
リクル膜の面上に、MgF2 やCaF2のような反射防
止膜を設けて透過率を向上させることもできる。
【0015】次いで、ペリクル枠のフレームの上部に、
フッ素系ポリマーからなる接着剤を塗布する。非晶質な
フッ素系重合体を接着剤として用いる場合、非晶質なフ
ッ素系重合体をフッ素系溶剤に溶解したものを塗布する
のが好ましい。接着剤の塗布後、これを乾燥し、この上
に、ペリクル膜を貼り合わせる。次いで、ペリクル膜の
側からYAGレーザーを接着剤を塗布した部分に照射し
て加熱してペリクル膜をペリクル枠のフレームの上部に
接着させる。その後、フレームの下部に、粘着層、離型
層、および場合により内面粘着剤層を取り付けて、ペリ
クルとする。なお、フレームに粘着層、離型層などを取
り付けた後に、ペリクル膜を接着してもよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を例を用いてより詳細に説明す
る。実施例1 ペリクル膜材料として、非晶質なフッ素系ポリマーであ
る、テトラフルオロエチレンと環状パーフルオロエーテ
ル基を有する含フッ素モノマーとの重合体,サイトップ
CTXSタイプ,ガラス転移温度108℃[商品名、旭
硝子(株)製]を、溶媒CTsolv180[商品名、
旭硝子(株)製]に溶解し、濃度5%の溶液を調製し
た。次いでこの溶液を、スピンコーターを用いて、直径
200mm、厚さ3mmの表面研磨した石英基板面上に
広げて膜厚が0.84μmの透明膜を形成させ、180
℃で15分間乾燥してペリクル膜を得た。このペリクル
膜は1064nm付近に吸収があった。
【0017】他方、ペリクル枠の、アルマイト処理した
120mm角のアルミニウムフレームの上面に、テトラ
フルオロエチレンと環状パーフルオロエーテル基を有す
る含フッ素モノマーとの重合体,CT69Aタイプ,ガ
ラス転移温度69℃[商品名、旭硝子(株)製]を、溶
媒CTsolv180[商品名、旭硝子(株)製]に溶
解して調製した10%濃度の非晶質なフッ素系ポリマー
接着剤を塗布し、150℃で1時間乾燥し、厚みが0.
2mmの接着剤層を形成した。この接着剤層は、ペリク
ル膜と同様に、1064nm付近に吸収があった。
【0018】次いで、接着剤層を介して、フレームにペ
リクル膜を貼り合わせ、図3に示すように、ペリクル膜
1の上にフレーム9をセットした状態で、フレーム9上
の接着剤層の部分に、ペリクル膜1の側から、すなわち
下側からYAGレーザーを照射して、フレームにペリク
ル膜を接着した。YAGレーザーの照射は、XYステー
ジ10に備えつけられたYAGレーザー鏡頭11を操作
して、温度計12で照射部分の温度を測定して95℃に
制御しながら行った。照射エネルギーは、ビームスポッ
ト0.4mmのものを2.0mmまでアウトフォーカス
し、レーザー出力は30〜40W、加工スピードは20
mm/sであった。
【0019】最後に、フレームの外にはみ出した余分な
ペリクル膜を除去した。その結果、ペリクル膜とフレー
ムとは、ペリクル膜にシワが発生することなく、接着さ
れていた。また、ペリクル膜に変色もなかった。さら
に、ペリクル膜とフレームの間の接着強度の目安とし
て、ペリクル膜の中央部を指でゆっくり押した。その結
果、ペリクル膜が破壊するまで押しても、ペリクル膜と
フレームの間で剥離が起こらず、ペリクル膜とフレーム
とは強固に接着していることが判明した。
【0020】比較例1 ペリクル膜材料として、テトラフルオロエチレンと環状
パーフルオロエーテル基を有する含フッ素モノマーとの
重合体,サイトップCTXSタイプ,ガラス転移温度1
08℃[商品名、旭硝子(株)製]を、溶媒CTsol
v180[商品名、旭硝子(株)製]に溶解し、濃度5
%の溶液を調製した。次いでこの溶液を、スピンコータ
ーを用いて、直径200mm、厚さ3mmの表面研磨し
た石英基板面上に広げて、膜厚が0.84μmの透明膜
を形成させ、180℃で15分間乾燥してペリクル膜を
得た。
【0021】他方、ペリクル枠の、アルマイト処理した
120mm角のアルミニウムフレームの上面に、テトラ
フルオロエチレンと環状パーフルオロエーテル基を有す
る含フッ素モノマーとの重合体,CT69Aタイプ,ガ
ラス転移温度69℃[商品名、旭硝子(株)製]を、溶
媒CTsolv180[商品名、旭硝子(株)製]に溶
解して調製した10%濃度の非晶質なフッ素系ポリマー
接着剤を塗布し、150℃で1時間乾燥し、厚みが0.
2mmの接着剤層を形成した。
【0022】次いで、接着剤層を介して、フレームにペ
リクル膜を貼り合わせ、フレームをホットプレートで9
5℃に加熱してフレームにペリクル膜を接着した。最後
に、フレームの外にはみ出した余分なペリクル膜を除去
した。その結果、ペリクル膜にはシワが発生していた。
なお、ペリクル膜に変色はなかったが、ペリクル膜の中
央部を指でゆっくり押していったところ、ペリクル膜が
破壊する前にシワが発生した箇所で、ペリクル膜とフレ
ームの間で剥離が起こった。
【0023】なお、本発明は、上記実施の態様および実
施例に限定されるものではない。上記実施の態様および
実施例は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載さ
れた技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作
用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明
の技術的範囲に包含される。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、リソグラフィーにおい
て波長が500nm以下の短波長の露光光源を用いて
も、劣化し難く耐久性に優れたリソグラフィー用ペリク
ルを、ペリクル膜にシワが発生することなくまた変色も
なく、ペリクル枠とペリクル膜とが充分な接着強度で接
着された状態で、製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ペリクルを露光原版に装着した状態を示す断
面図である。
【図2】 露光原版に装着する前の状態のペリクルを示
す断面図である。
【図3】 YAGレーザーを用いてペリクル枠にペリク
ル膜を接着するための装置の概略図である。
【符号の説明】
1…ペリクル膜、 2…ペリクル枠、3
…露光原版、 4…結像面、5…接着
剤、 6…粘着層、7…離型層、
8…内面粘着剤層、9…フレーム、
10…XYステージ、11…YAGレ
ーザー、 12…温度計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 H01L 21/30 502P

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素系ポリマーからなるペリクル膜
    を、フッ素系ポリマーからなる接着剤を用いて、ペリク
    ル枠に接着することによるリソグラフィー用ペリクルの
    製造方法において、YAGレーザーを照射することによ
    りペリクル膜をペリクル枠に接着させる、ことを特徴と
    するリソグラフィー用ペリクルの製造方法。
  2. 【請求項2】 1)ペリクル膜を接着するペリクル枠の
    面に、フッ素系ポリマーからなる接着剤を塗布し、 2)接着剤を塗布したペリクル枠の面に、フッ素系ポリ
    マーからなるペリクル膜を貼り合わせ、 3)接着剤が塗布されている部分に、ペリクル膜の側か
    ら、YAGレーザーを照射して、ペリクル枠にペリクル
    膜を接着させる、ことを特徴とするリソグラフィー用ペ
    リクルの製造方法。
  3. 【請求項3】 ペリクル膜および/または接着剤が、1
    064nm付近に吸収があるものである、ことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のリソグラフィー用
    ペリクルの製造方法。
  4. 【請求項4】 ペリクル膜および/または接着剤が、非
    晶質なフッ素系ポリマーからなる、ことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のリソグラ
    フィー用ペリクルの製造方法。
  5. 【請求項5】 接着剤のガラス転移温度が、ペリクル膜
    のガラス転移温度よりも低い、ことを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれか1項に記載のリソグラフィ
    ー用ペリクルの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のリソグラフィー用ペリクルの製造方法により製
    造された、ことを特徴とするリソグラフィー用ペリク
    ル。
JP15484896A 1996-05-27 1996-05-27 リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル Pending JPH09319073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15484896A JPH09319073A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15484896A JPH09319073A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09319073A true JPH09319073A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15593229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15484896A Pending JPH09319073A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09319073A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0858003A3 (en) * 1997-02-10 1999-06-16 Micro Lithography, Inc. Optical pellicle mounting system
KR100730039B1 (ko) * 2006-03-17 2007-06-20 김학성 펠리클 프레임의 제조방법
WO2008044349A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-17 Okayama Prefectural Government Intermediate member for laser bonding and method of bonding using the same
KR100841515B1 (ko) * 2000-12-27 2008-06-25 미쯔이가가꾸가부시끼가이샤 펠리클, 펠리클의 제조 방법 및 펠리클용 접착제
WO2012004950A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 三井化学株式会社 ペリクル膜

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0858003A3 (en) * 1997-02-10 1999-06-16 Micro Lithography, Inc. Optical pellicle mounting system
KR100841515B1 (ko) * 2000-12-27 2008-06-25 미쯔이가가꾸가부시끼가이샤 펠리클, 펠리클의 제조 방법 및 펠리클용 접착제
KR100730039B1 (ko) * 2006-03-17 2007-06-20 김학성 펠리클 프레임의 제조방법
WO2008044349A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-17 Okayama Prefectural Government Intermediate member for laser bonding and method of bonding using the same
JP4714948B2 (ja) * 2006-10-05 2011-07-06 岡山県 レーザー接合用中間部材及びそれを用いた接合方法
WO2012004950A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 三井化学株式会社 ペリクル膜
CN102959468A (zh) * 2010-07-08 2013-03-06 三井化学株式会社 防护膜
JPWO2012004950A1 (ja) * 2010-07-08 2013-09-02 三井化学株式会社 ペリクル膜
US8815476B2 (en) 2010-07-08 2014-08-26 Mitsui Chemicals, Inc. Pellicle membrane
JP5608234B2 (ja) * 2010-07-08 2014-10-15 三井化学株式会社 ペリクル膜
CN102959468B (zh) * 2010-07-08 2014-11-19 三井化学株式会社 防护膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3089153B2 (ja) リソグラフィー用ペリクル
US5772817A (en) Optical pellicle mounting system
JP6025178B2 (ja) ペリクルの貼り付け方法及びこの方法に用いる貼り付け装置
JPH0667409A (ja) リソグラフィー用ペリクル
US5769984A (en) Optical pellicle adhesion system
JP2005070120A (ja) リソグラフィ用ペリクル
JPH09319073A (ja) リソグラフィー用ペリクルの製造方法およびリソグラフィー用ペリクル
JP3279933B2 (ja) リソグラフィー用ペリクルの製造方法
EP0119310B1 (en) Method of fabricating a pellicle cover for projection printing system
JP3467191B2 (ja) ペリクル製造用治具およびこれを用いたペリクルの製造方法
JPH1165092A (ja) ペリクルおよびペリクルの製造方法
JPH0968793A (ja) ペリクル
JP4380910B2 (ja) ペリクル
JP3429898B2 (ja) ペリクルの製造方法
JP4185232B2 (ja) リソグラフィー用ペリクル
JPH08123013A (ja) ペリクルおよびその接着方法
JP3429897B2 (ja) ペリクルの製造方法
JP2001022052A (ja) リソグラフィ用ペリクル
JPH08114912A (ja) ペリクル及びその製造方法
JP2007293036A (ja) リソグラフィー用ペリクル
JP2000305252A (ja) ペリクルの剥離方法
US20080248406A1 (en) Pellicle and method for preparing the same
JP3562790B2 (ja) ペリクル
JP3206417B2 (ja) ペリクル
JP4319757B2 (ja) ペリクルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040609